まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

団地のご来光

2019年08月31日 | 日記

昨日の朝だったか
それとも一昨日の朝だったか
目が覚めて寝ぼけまなこでカーテンを開けると
東の空があざやかな朝焼けでした。
この時期にはめずらしく「秋深し」の空でした。
まだ蝉しぐれが聴こえて来ます。



まるでご来光を拝むように
思わず東の空に向かって合掌していました。
今日一日健康でありますように。
出来ることなら何かいいことがありますように。
しがない団地暮らしのささやかな願いです。
まるで団地のご来光やなあ・・・
ひとりごちながら何やらうれしくなって来ました。
考えてみれば古の昔より人類は
こうした日々の明け暮れに小さな喜びを見出しながら
生きて来たんやなあ・・・
などと柄にもなく神妙な心持ちになってくるのでした。
マンションの向こうに昇ってくる
変わり映えのしない太陽にさえ感謝しながら
日常に些事に苦しんで来たんやなあと
妙に厳粛な気持ちになるのは
この季節の大気と同様
わが心も「不安定」だからでしょうか。(笑)

 


宿題

2019年08月30日 | 日記

長かった夏休みももう終わりですねえ。
秋めいた風が吹き抜けると
何やら泣きたいような気持になって来ますねえ。
あれほどやかましかった蝉しぐれもいつしか遠くなって
草陰では秋の虫が鳴き始めました。
楽しかった夏休みもいよいよ終わってしまいますねえ。

まだ真新しい虫網を手に
少年が夏草の向うを行ったり来たり・・・
彼も去りゆく夏を惜しんでいるかのように見えました。
余計なお世話でしょうが・・・
放っておいて欲しい気持ちは痛いほど分かりますが
夏休み宿題はもう終わったのでしょうか。
オジサンにも覚えがあります。
毎夏、この時期が来ると気分は決まってユーウツの極みでした。
絵日記やら計算ドリルやら読書感想文やら
夏休みの宿題がまだ山のように残っていて泣きたい気分でした。
新学期なんて来なければいいのに。
ずっとこのまま夏休みだったらいいのに。
そんな情けない繰り言を言いながら親を恨んだ(?)ものです。
でも、宿題というものは一生ついて回るものなんだ。
オジサンだってこの年でまだ「人生の宿題」に苦しんでいるんだよ。
うん、そういうものなんだ。


 


秋雨前線

2019年08月29日 | 日記

ちょっと暑さが和らいだと思ったら
今度は凄まじい豪雨だった。
東京は大したことはなかったが九州は大変だった。
長崎や佐賀を中心に猛烈な雨が降り続き
川が決壊すると町や田畑は見る見る水没し犠牲者も出た。
気象庁の「命に危険のある大雨」というアナウンスが不気味に響く。
日本列島が「熱帯化」していることを痛感する。



秋雨前線のいたずらだと言う。
いたずらなどという生易しいものではなく
容赦なく牙を剥く自然の脅威の前には人間はなすすべもない。
九州が郷里という人も多いのではないか。
こうした大災害があるたびに痛ましい気持ちになってしまう。
まもなく実りの秋を迎えようとする田畑が
見渡す限り泥水に浸かってしまった光景は見るに堪えない。
詩人の大江満男の「四万十川」を思い出す。

   おもふほど おもふほどに ふるさとは雨と嵐
   山峡の水も くるふて流れあふれる 豪雨の日。
   天のはげしきを おもふほど おもふほどに  
   ふるさとの雨の降る日はかなし  
   四万十川の水にごる日はかなし       
                   (四万十詩集「日本海流」より)

記録的大雨は終息した訳ではない。
依然として停滞する秋雨前線の動きは活発で
再び大雨を降らせる恐れがあるらしい。
どうか早めに避難して欲しい。


ああ、残暑なり

2019年08月28日 | 日記

世はなべて「残暑」の候です。
高々と屹立する向日葵もさすがにくたびれたのか
首をうなだれて夏バテの風情です。
あれほど猛暑続きで夏バテ気味でしたが
ここ数日、暑さに勢いがなくなって来たと感じるのは
私だけでしょうか。
今年も何とか夏を乗り切れました。



言うまでもなく「残暑」は秋の季語です。
知りませんでした。(笑)
言われてみればとっくに立秋は過ぎていますから
秋めいて来るのも当然ですよねえ。
そう聞くとかぜん元気が出て来たような気がします。(笑)

もともとメタボ体型で人一倍汗っかきの私ですから
夏が終わるのはありがたい限りですが
反面、一抹のもの寂しさを感じるのはなぜでしょうか。
とくに楽しい思い出もなかったのに
夏が終わってしまうのはやはり寂しいものですねえ。
ふり返ってみれば・・・
暑い暑いと言いながら食欲は一向に衰えませんでしたし
汗をかく量も例年より少ない気がしました。
加齢のせいで体の「新陳代謝」も衰えて来たのでしょうか。
そのかわり体重は不動のままです。(笑)

   体重計 壊れたままの 残暑なり  (杉作)

 


酔っ払っちゃった~♫

2019年08月27日 | 日記

今年も酔芙蓉の花が咲きました。
毎年、晩夏の季節が来ると
同じ場所で同じように花を咲かせる大自然の摂理。
絶えることのない命のいとなみが
不思議であり羨ましくもあって感心してしまいます。



純白の気品あふれる花です。
芙蓉の花にちょっと遅れて咲く大輪の八重です。
何やらとりすました顔をしていますが
花の世界ではかなりの「酒豪」として知られています。
酒癖の方も相当なもので
昼間からベロベロになるまで飲んで酔い潰れる醜態は
笑ってしまうほどの変貌ぶりです。



朝はシラフなのに
顔が真っ赤になるまで昼酒をかっくらって
夕方には酔いつぶれて萎んでしまうのがこの花の常です。
ついた名前が「酔芙蓉」です。
まさしくわが身を見るような呆れるほどの飲みっぷりです。
私はめったに昼酒はやりませんが
朝から酒でも飲みたい心境はわからないでもありません。

  夕映えの 色のようなる 酔芙蓉 (杉作)

花を見ているだけでもう酔い心地です。
ああ、酔っぱらちゃった~♪