昨日の朝だったか
それとも一昨日の朝だったか
目が覚めて寝ぼけまなこでカーテンを開けると
東の空があざやかな朝焼けでした。
この時期にはめずらしく「秋深し」の空でした。
まだ蝉しぐれが聴こえて来ます。
まるでご来光を拝むように
思わず東の空に向かって合掌していました。
今日一日健康でありますように。
出来ることなら何かいいことがありますように。
しがない団地暮らしのささやかな願いです。
まるで団地のご来光やなあ・・・
ひとりごちながら何やらうれしくなって来ました。
考えてみれば古の昔より人類は
こうした日々の明け暮れに小さな喜びを見出しながら
生きて来たんやなあ・・・
などと柄にもなく神妙な心持ちになってくるのでした。
マンションの向こうに昇ってくる
変わり映えのしない太陽にさえ感謝しながら
日常に些事に苦しんで来たんやなあと
妙に厳粛な気持ちになるのは
この季節の大気と同様
わが心も「不安定」だからでしょうか。(笑)