まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

泉州・水茄子

2023年04月27日 | 日記

たまたま立ち寄った近所の漬物屋さんで
「水ナス入荷中」の貼り紙。
そうか、そうか、もうそんな季節なのか・・・
と言いつつ思わず購入しました。
東京で水ナスが食べられるなんてラッキーです。

大阪は泉州地方の名物・水茄子です。
その味と言い風味とと言い
私は「日本一のナス」だと思っています。
以前に一度だけ泉大津の水ナス農家を取材したことがあって
その水分の多さに驚いたことがありくした。
たわわに実ったナスビを一口かじると
果肉からボタボタと水分がしたたり落ちてフルーツのような味でした。
水も滴るいい男、という言葉がありますがアレです。
以来、すっかり水茄子のファンになりました。
さすがに東京では生で味わう訳にはいかないので漬物ですが
味と風味は限りなく生に近いものでした。
水茄子で軽く一杯、さらにお茶漬けで一杯と
大いに堪能した一日でした。


♪ 石楠花色に~

2023年04月25日 | 日記

今にも降り出しそうな曇り空の下で
目にもあざやかな深紅の花が
こぼれんばかりに咲いていました。
バラ園の造成工事で撤去されたとばかり思っていたのに
どっこい、ちゃんと生き残っていたようです。
石楠花(シャクナゲ)の花ですねえ。

この花を見ると条件反射のようにこの歌を口ずさんでしまいます。

 ♪ 夏がくれば 思い出す
   はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
   霧のなかに うかびくる
   やさしい影 野の小径(こみち)

   水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
   夢見て咲いている水のほとり
   石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
   はるかな尾瀬 遠い空

たしか小学生の頃に歌った合唱曲でした。
私は尾瀬というところに行ったことはありませんが
涼やかなせせらぎに水芭蕉の花が揺れる
まるでこの世の別天地のようなイメージを思い浮かべ
石楠花色とはどんな色だろう・・・
などと想像力を膨らませたものでした。
夏も近ずくこの季節
オジサンが独りで合唱曲を口ずさんでみるのも
なかなかオツなものです。(笑)

それにしても鮮やかな赤ですねえ。


人混み嫌い

2023年04月24日 | 日記

渋谷のスクランブル交差点である。
通勤途中、山手線の車内からチラリと覗く見慣れた風景だ。
朝はさほどではないが夕方は大混雑。
まさに群衆と言っていいほど大勢の人たちが行き交う。
それを見ながら「ああ、イやだイやだ~」と思わず呟いてしまう。

人混みが嫌いになったのはいつの頃だろうか。
昔(若い頃)はむしろ人混みが大好きな人間だったような気がする。
毎日のように盛り場に出かけては飲んだくれていたし
趣味の競馬でも場外ではなく必ず競馬場に出かけて現場で声援を送った。
大歓声に囲まれながら「群衆の中の孤独」を気取った。
そんな「人混み大好き人間」の私がどうして人混みが苦手になったのか?
単に「年を取った」だけのことだと思っていたが
どうもそれだけではないように思えて来た。
若い頃に比べると価値観やライフスタイルも大きく変化して来たし
手べ物の嗜好や好みもすっかり様変わりしてしまった。
昔はレタスやセロリは見るのも勘弁してくれ~という感じだったが
最近はセロリのないサラダは物足らないような気がする。
ことほど左様に人間の価値観や思想信条はうつろいやすいものだし
食べ物の好みや志向だってアテにはならないと思う。
人混みは大嫌いと言いながら
今日も満員電車に揺られて仕事に行くのも皮肉である。



躑躅も薔薇も花盛り

2023年04月23日 | 日記

夏日があって真夏日まであって
ここ数日のポガポカ陽気は体にこたえるほどで
着るものにも本当に困ってしまいますねえ。
とにかく季節の移ろいが早すぎて
次々と咲き競う花たちに追い立てられるようです。

この陽気で公園のプールも大盛況。
プールサイドの斜面ではツツジが今を盛りと咲き誇っています。
まるで燃え盛るような豪華なグラデーションは
思わず息を呑むような美しさです。
これだけキレイに刈りそろえるのは大変だろうなあ・・・
などと感心しながら職人さん労苦に思いをはせるばかりです。

すぐ横のバラ園でもいまが花盛り。
大勢の人たちでひっきりなしで賑わっています。
バラほど育てるのに手間がかかる花はないそうですが
スタッフの日頃の丹精に頭が下がる思いです。
難しくて「躑躅」も「薔薇」もいまだに満足に書けませんが
花を育てる人の思いに感動した日曜日です。

 


筍を煮る!

2023年04月18日 | 日記

この時期の味覚といえば筍である。
今がまさに旬だけに八百屋の店先にはデカイ筍が
ゴロゴロと所狭しと並んでいる。
あのシャキシャキとした食感と独特の風味が
私も大好物だけについ食べたくなる。

筍料理の定番中の定番「若竹煮」を作ってみた。
タケノコとワカメを煮込んだだけのシンプルな料理だが
素材のうまさを味わうにはこれが一番だ。
本当は丁寧にアク抜きまでしたかったのだが
最近はそんな手間のいらずの灰汁ぬき済みの筍があるので助かる。
カツオ出汁でコトコトと煮ること30分。
出来上がって初めて上にのせる「木の芽」を忘れたことに気づいた。
うーん、肝心の物を忘れてしまった・・・
ま、いいかとすぐに気持ちを切り替えたが残念である。
そのかわり志野焼の器に出来立ての筍とワカメを盛り付けて
なんとか格好はついたような気がする。(笑)
冷たいビールで味わう旬の味覚は言うことなしの味だった。