まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ディープインパクト死す

2019年07月31日 | 日記

広々とした北の大地でのんびりと牧草を食みながら
せっせと子作りに励む余生だった。
数々の栄光に彩られた現役時代そのままに
引退後も訪れる人が絶えない人気者だったと言う。
あの熱狂と怒涛のような歓声がまだ昨日のことのようである。



ディープインパクトが亡くなったと言う。
競馬ファンならずとも「え?」と驚く人が多かったに違いない。
種牡馬として17歳はまだ若すぎる年齢だった。
いかにアクシデントが発端とは言え「安楽死」は痛ましい。
訃報を聞いてからずっと考え続けているが
彼を一言で表現するような言葉がうまく見つからない。
名馬、豪脚、最強馬、怪物・・・
どんな形容詞もちょっとニュアンスが違うと思えてならない。
忘れられないレースと言えばやはり皐月賞だろうか。
スタートで大きく出遅れほとんど致命的なハンディを背負いながら
直線だけで他馬をゴボウ抜きにして見せたあの鬼脚。
そのカミソリのようなナタのような瞬発力に全身が総毛立つ思いだった。
どこかに一抹の「危うさ」を残しながらも
走ってみれば圧倒的な能力の互いで他馬を力づくでねじ伏せる。
無敗の三冠馬にシンボリルドルフという先輩がいるが
あの完璧なレースぶりとは明らかに違った強さがディープにはあった。
人々の心に「深い」「衝撃」を刻み込んだのが
ディープインパクトだった。
合掌!

 


ひまわりの献身

2019年07月30日 | 日記

この夏、初めて向日葵を見ました。
もちろんずいぶん前から咲いていたのでしょうが
気づかぬまま今日まで来てしまいました。
夏と言えば向日葵なのに・・・
今年の夏はダラダラと雨や曇り空ばかりで
向日葵がよく似合う太陽がなかったせいかもしれません。

カッと照りつけるような陽射しの下で
向日葵はいつだって陰日向なく真っ直ぐに咲いています。
私はこの花を見ると決まって思うのです。
今や死語となってしまった「献身」という言葉が
これほど似合う花はないのではないかと。
雨の日も、風の日も、ときには暑さにバテてしまう日があっても
向日葵は夏の強烈な太陽にたじろぐことなく
ひらすら献身の笑顔を振りまき続けます。
向日葵の気持ちはわかりませんが
つくづく「偉いやつだなあ!」と感心してしまいます。

  向日葵の 花高々と 廃墟かな (杉作)

その昔、北海道美唄の炭鉱を訪れたことがあります。
炭鉱はもう閉鎖となって十年以上。
住まいだった炭住もほとんど廃墟同然でしたが
たまたまその中の一軒を覗いてみると
小さな中庭は向日葵の花が満開で驚いたことがあります。
世話をする人もいなくなった北の大地で
向日葵だけは毎年のように咲き続けているんですねえ。
その丈の高さと鮮やかな黄色が目に焼き付いて
今でも忘れられない光景ですねえ。

 


セミの季節

2019年07月29日 | 日記

今年の夏はいきなりカブトムシと出会って
幸先のいいスタートを切りました。
でも、夏と言えばやっぱりセミの季節ですねえ。
うーん、セミは嫌いです。
この世にセミさえいなければ快適な夏なのになあ。
なんて思ってしまいます。
これってある種の差別というか動物虐待でしょうか。

別に何がイヤという訳ではありません。
木に止まってジージーと鳴いているぶんにはいいのですが
思いもかけぬ場所に潜んでいて
いきなりバタバタと飛びかかって来たり
死んだとばかり思って安心していたら実は死んだフリで
突然、パニックのように暴れ出したり
とにかく彼らの動きは予測不能だから嫌なんですねえ。
あれはたぶん目が見えないからなのでしょう。
物音がしたり人の気配がすると
すぐに驚いてパニックに陥ると闇雲に飛び回ります。
どこに行きたいのか何をしたいのか・・・
時には顔に向かって飛びかかって来ることもあって
こっちがパニックになってしまいます。
まさに恐怖です。
あれさえなければミンミンジージー鳴いているだけで
まことに平和なものなのですがねえ。

セミたちにとっては生涯を賭けた「恋の季節」だそうです。
短い命を燃やし尽くすようにカップルを求め
ひたすら子孫繁栄に励む恋の季節です。
人の恋路を邪魔するやつは馬に蹴られて死んじまえ
とは言いますが
出来れば静かに恋をして貰えるとありがたいです。


野性発見!

2019年07月28日 | 日記

まさかの遭遇でした。
偶然と呼ぶにはあまりに偶然すぎる
突然の出会いでした。
公園のクヌギ林を歩きながらタバコを吸っていると
足もとでモゾモゾと動くものが・・・



カ、カ、カブトムシです。
しかも、迫力たっぷりのオスのカブトムシ!
本来なら夜行性のはずなのに
こんな昼の日中にいったい何をしているのでしょうか。
今年初めてのカブトムシです。
今年どころろか二年、いや三年ぶりのカブトムシですよ。
久々の「野性との遭遇」とでもいうのでしょうか。
虫網も虫かごも持たないオジサンは
どうすることもできずに黙って見守るしかありませんでした。

そして、次の瞬間・・・
パチパタ飛び上がったカブトムシは
クムギの林の深い木立の中へと消えていきました。
はあ、飛ぶんだあ・・・


ぞろ目の誕生日

2019年07月27日 | 日記

夏雲がムクムクと湧きあがって来ます。
積乱雲の途方もないエネルギーを感じてしまいます。
いかにも夏本番の空ですが梅雨明けはまだです。
西のからは台風もやって来るようです。
週末はまた雨でしょうか。



昨日は誕生日でした。
妻らからささやかなプレゼントをもらって
はじめて気がつきました。
自分の誕生日を忘れるようでは先は長くありませんなあ。
何を隠そう六十六歳の誕生日です。
平たく言えば「66」のゾロ目の誕生日です。
長いこと競馬をやっていますがゾロ目といえば「万馬券」です。
万馬券といえばゾロ目しかとったことありません。
十年に一度のことですから
きっと大当たりの年になるに違いありませんねえ。
晩ご飯は豪勢にウナギをいただきました。
本体も美味しくいただきましたが
キュウリとミョウガを一緒に刻んだ「うざく」が
サッパリして美味しかったですねえ。
次のぞろ目の誕生日は77歳になりますかねえ。
それまではなんとか頑張って生きなければと思いつつ・・・