まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ノスタルジー

2018年08月10日 | 日記

公園の原っぱで
虫捕り網を手にした少年たちを見かけました。
友だちでしょうか、兄弟でしょうか。
見るからに仲良さそうにトンボを追いかけています。

どこにでもある夏休みの光景ですが
オジサンはつい郷愁を覚えてカメラを向けてしまいます。
郷愁という言葉を広辞苑でひくと・・・
他郷にあってふるさとを懐かしく思う気持ちとありました。
私の生まれ故郷は島根県出雲市です。
小学校に上がるか上がらないかの頃に田舎を離れましたから
他郷暮らしはもう半世紀以上になります。
名古屋、京都、大阪、東京・・・
それぞれに思い出深い土地ではありますが
この年になるとやっぱり故郷の少年時代が懐かしいですねえ。
それほど虫捕りをした記憶もないのですが・・・

ずいぶん昔に描いたスケッチです。
東京に引っ越して間もない頃に描いたような気がします。
この絵も偶然に兄弟の虫捕り風景です。
私にも弟がいますが、当時の遊びは草野球ばかりで
あまり虫捕りをした記憶はありません。
それなのになぜ郷愁を覚えるのかよくわかりません。
郷愁は英語で言えばノスタルジーでしょうか。
虫捕りに限らず、無邪気で無心で無垢だった少年時代へ。
何もなかったけれど全てがあった少年時代。
そんな豊かな少年時代への尽きせぬノスタルジーかも知れません。
久しぶりに虫とり網でも買って
蝶やトンボを日の暮れるまで追いかけてみたいなあ。
やっぱり年よりの冷や水でしょうか。