まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ガンバレ東京新聞!

2020年02月29日 | 日記

山手線の車内で
東京新聞の広告を見つけた。
一瞬、なんじゃコレ!と思ったが
漫画家で不条理ギャグの大家である吉田戦車氏が描く
キャラクター「かわうそ君」だそうだ。
最近の愛読紙だけについつい応援したくなったしまう。



広告のキャッチコピーがまたいい。
いかにも東京新聞らしい矜持を感じさせる。

 「空気は、読まない」

その場の空気を読まない独断専行の人間は
概して「秩序を乱す」として嫌われることが多い。
無視されるばかりか差別さえ受ける。
例えば東京新聞で言えば「望月衣塑子」記者などがそうで
あの菅官房長官に次々とホンネの質問をぶつけ
おまけにしつこいことから大いに嫌われていると聞く。
長官自身「顔も見たくない」と言うほどで
質問の挙手さえ無視されるそうだ。
聞かれたくないことを聞かれたり突っ込まれたり
おそらく政治家にとってはもっとも敬遠したい記者なのだろう。
ジャーナリストとしては何よりの勲章ではないか。
だいたい「記者クラブ」なんてものが諸悪の根源ではないか。
仲良しクラブからは横並び記事しか生まれ来ないし
そんな下らない広報記事はジャーナリズムでも何でもないのである。
望月記者は迫害に負けずに食らいついてほしいし
東京新聞は「空気は、読まない」の精神で
真実を追求し続けて欲しいと思う。


風冷えの日

2020年02月28日 | 日記

天気予報のお姉さんが・・・
すました顔で「今日は風冷えです」と言っていた。
そうか風冷えか、そんな言葉があったなあ。
いい言葉だよなあ・・・と
素晴らしい日の出を見ながら感慨深い朝だった。



かぜびえではなく「かざびえ」と読む。
文字通り風が強くて冷え込む日のことである。
春一番のような生ぬるい南風ではなく
身震いするような北風の日である。
実際、自転車を漕いで駅へ向かっていても
余りの風の寒さに顔がゆがんで泣きそうになった。
桜が咲く頃の冷ええ込みを「花冷え」と言うし
北海道ではライラックが咲く5月に
時ならぬ「リラ冷え」なんて言葉もあって
人間は寒さに震えながら寒さを愉しんできたのだなあと
朝っぱらから思いをいたしたのであった。

  風冷えや 風冷えという 季語はなし (杉作)

風冷えに続いて
今日は「底冷え」の日だそうだ。

 


甘やかな風

2020年02月27日 | 日記

毎日のようにコロナ、コロナで
いい加減ウンザリなんて言うと叱られるでしょうか。
息をひそめるように満員電車に揺られていると
思い切り深呼吸をしたくなりますねえ。
駅を降りてようやくマスクを外して息をすると・・・



どこからか風に乗っていい匂いがして来ました。
胸がすくような涼やかで甘い香りです。
これはひょっとして・・・
思いつつあたりを探してもなかなか見つかりません。
角を曲がってた生垣でようやく発見!
そう「沈丁花」です。
いい香りの割には地味な花なので
見つけるのにいつも手間取ってしまいますねえ。
そうか今年も沈丁花の咲く季節か・・・
思い切り深呼吸をすると
腹は減っているのに胸ふくるるような思いでした。
世の中、すべてが自粛ムードで
オーバーに「国難」なんて言う人もいますが
果たしてそれほど大袈裟なことなのでしょうか。
甘やかな風に吹かれて
ちょっと生き返ったような気分でした。


早春賦

2020年02月26日 | 日記

ボケの花がもう咲いています。
木瓜と書いてボケです。
確か3月か4月頃に咲き始めるはずですが
今年はずいぶんと早いですねえ。
私もそろそろホケ症状が出る年代ですので
例年になく親しみを覚えます。(笑)



昼休みにラジオをかけていたら
合唱曲の「早春賦」のメロディーが流れてきました。
確か長野県松本市の男性のリクエストで
合唱曲などめったに聴くことなどないので
つい聴き入ってしまいました。

  ♪ 春は名のみの風の寒さや
   谷の鶯 歌は思えど
   時にあらずと 声も立てず
   時にあらずと 声も立てず

確かこの曲は長野県の安曇野あたりの
早春の風景を歌ったもので私も小学校の音楽の時間に
歌ったような記憶がかすかにあります。
リクエストをされた男性も
そんな昔の思い出をハガキに綴っておられました。
実に格調の高い曲ですねえ。
雪の残るアルプスの峰々や谷川の瀬音なども
聴こえてきそうな素敵な合唱曲でした。
家族で安曇野のサイクリングを楽しんだのは
いつのことでしたか・
・・

 


クルーズ船

2020年02月25日 | 日記

連日のようにこの船影を眺めては
こんな豪華客船で船旅を愉しめるなんて
いったいどんな人だろうとピントはずれなことを思っていた。
結構なご身分ではないかなどとやっかみ半分で
いささか食傷気味でもあったのだが・・・

このクルーズ船の乗客への対応をめぐって
日本の防疫体制の不備が世界中から批判を受けていると言う。
コロナウイルスなどという得体のしれない細菌が
いきなり集団でやって来たものだから右往左往するばかり。
ついには3人の死者を出す事態となってしまった。
その後の凄まじい感染拡大のスピードはご存じの通りで
素人の私でさえ驚くほどで事態の深刻さ思った。
ただ、クルーズ船が新たな発生源になった・・・
などと言われると生来の天邪鬼だけについ反論したくなる。
確かに後手後手に回った不手際はあるが
てはどうすればよかったのか?
正体不明のウイルスに正しい対処法などあるのか?
いろんな人がいろんなことを言うけれど
3700人もの人間をほとんど密室状態に閉じ込めておいて
感染を防ぐなんて、どだい無理な話である。



とは言いながら・・・
日本の危機意識の希薄さは絶望的である。
春節の時期にすでにウイルスの発生は伝えられていたのに
中国人の入国を拒否する訳でもなく
ドンドン受け入れてそれは今も変わらず続いている。
中国人旅行客が急激に減って閑古鳥が鳴くと
インバウンド消費の激減を嘆くばかり。
道頓堀には「武漢ガンバレ!」などという垂れ幕まで掲げて
結局は金儲けしか頭にないのである。
専門家も含めた対策会議が開かれたのは数日前だし
本部長の安倍総理の出席はわずか数分で
あとはアベトモとの宴会で笑顔を振りまいておられた。
まったくやる気がなく危機意識ゼロである。
現場は自らの感染リスクも恐れず体を張って頑張っているのに
上がこれではどうしようもないのである。
新型肺炎の終息は不明だが
習近平の来日なんてとんでもないし
オリンピックの開催も当然ながら中止である。