山手線の車内で
東京新聞の広告を見つけた。
一瞬、なんじゃコレ!と思ったが
漫画家で不条理ギャグの大家である吉田戦車氏が描く
キャラクター「かわうそ君」だそうだ。
最近の愛読紙だけについつい応援したくなったしまう。
広告のキャッチコピーがまたいい。
いかにも東京新聞らしい矜持を感じさせる。
「空気は、読まない」
その場の空気を読まない独断専行の人間は
概して「秩序を乱す」として嫌われることが多い。
無視されるばかりか差別さえ受ける。
例えば東京新聞で言えば「望月衣塑子」記者などがそうで
あの菅官房長官に次々とホンネの質問をぶつけ
おまけにしつこいことから大いに嫌われていると聞く。
長官自身「顔も見たくない」と言うほどで
質問の挙手さえ無視されるそうだ。
聞かれたくないことを聞かれたり突っ込まれたり
おそらく政治家にとってはもっとも敬遠したい記者なのだろう。
ジャーナリストとしては何よりの勲章ではないか。
だいたい「記者クラブ」なんてものが諸悪の根源ではないか。
仲良しクラブからは横並び記事しか生まれ来ないし
そんな下らない広報記事はジャーナリズムでも何でもないのである。
望月記者は迫害に負けずに食らいついてほしいし
東京新聞は「空気は、読まない」の精神で
真実を追求し続けて欲しいと思う。