まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

師走

2022年11月30日 | 日記

12月になりました。
いよいよ本格的な冬の到来とあって
公園のメタセコイアの林も一気に色づいて来ました。
錆び色と言うのか、赤銅色と言うのか・・・
毎年、紅葉シーズンの最後を飾る公園の風物詩です。

今年も残すところひと月となりました。
師走という言葉が身に染みます。
年のせいか最近はどうも月日の経つのが遅く感じられて
やっと師走まで漕ぎつけたかという気分ですねえ。
若い頃は一年がアッという間だったのに・・・
時がゆっくり流れるのがいいことなのか悪いことなのか。
うーん、よくわかりません。(笑)

それにしてもこのメタセコイアの紅葉。
実に深くて味わい深い色ですねえ。
昨日までの暖かさとは一転、今日から急に冷え込むとか。
風邪など引かれませんよう
何とか師走を乗り切りたいものです。


崔洋一死す

2022年11月28日 | 日記

映画監督の崔洋一氏が亡くなった。
つい先日、大森一樹監督の訃報を聞いたばかりだが
映画界の才能の相次ぐ死に衝撃を禁じえない。
作風もタイプも異なる二人ではあったが
ともに一時代を疾走した映画人どうしだけに
不思議な縁(えにし)を感じてしまう。

一度もお会いしたことのない人ではあるが
普段の発言や活動を見る限り「反骨の人」だったと思う。
それでいて思考は常に柔軟で融通無碍。
何かのトーク番組でその知識や見識に幅広さに驚いた記憶がある。
彼自身は在日コリアンという出自だが
そうした偏狭さには捕われない自由闊達さがあった思う。
とにかく「器が広い」人だったという印象がある。
大島渚の助監督としてデビュー以来、現場で叩き上げながら
代表作は「月はどっちに出ている」とビートたけし主演の「血と骨」。
とりわけ前作はの梁 石日の自伝的小説「タクシー狂騒曲」を原作としていて
タクシー運転手をする在日コリアンの男性と
日本でたくましく生きるフィリピン女性の恋愛を描いた秀作で
数々の映画賞にも輝いただけに印象深い。
主演は岸谷五朗とフィリピン女性役はルビー・モレノ。
在日コリアンの日常を活写した映画では
井筒和幸監督の「パッチギ!」と双璧ではないだろうか。
日本映画監督協会の理事長として尽力されたことも忘れてはならないし
ご自身、俳優としてもなかなかの才能の持ち主だったと思う。
まさしく「鬼才」と呼ぶにふさわしい存在だった。








極みの紅葉

2022年11月28日 | 日記

サイクリングがてら今年最後の紅葉狩りへ。
埼玉県新座市の名刹・平林寺。
さすがにもう時期が遅いと諦めかけていたが
どうしてどうして今がピークを思わせる深紅の紅葉。
まさに極みを思わせる鮮やかさだった。

今年の紅葉は例年になく色づきがいいそうだが
うーん、見事なまでの真っ赤である。
聞くところによると臨済宗妙心寺派の禅寺とか。
京都の妙心寺と言えば大学時代に
通学の行き帰りによく立ち寄った世界遺産の名刹だ。
そう言えば京都の紅葉もすっかりご無沙汰だなあと懐かしく思い出す。
学生時代はゆっくり紅葉見物する間もなかったが
半世紀を過ぎたいま、遠く離れたこの地で
ゆかりの紅葉に再会できるのも感慨ひとしおである。
懐かしの紅葉、極みの紅葉。
ああ、京都行きたいなあ、などと
テレビのCMをのようなセリフを呟いてみる。(笑)

 


目黒川秋色

2022年11月26日 | 日記

いつもの五反田界隈。
桜の名所・目黒川もすっかり秋色染まった。
正面の陸橋は東急池上線のホーム。
どこかにローカル線の匂いを残した電車が
ガタンゴトンとひっきりなしに発着を繰り返す。

この土地で働くようになってもう何年か・・・
もう何度、秋を見送ったことだろう・・・
いつものことながらついメランコリーになってしまう。
桜の頃の華やかさもいいけれど
ちょっと憂いを帯びたこの季節の目黒川が好きである。

川面には色とりどりの落ち葉が流れて行く。
♪ 病葉を今日も浮かべて、街の中、川は流れる・・・
なんて古い歌謡曲もあくまで来て
あくまでもメランコリーのオジサンなのである。
ああ、秋だなあ・・・


歓喜

2022年11月24日 | 日記

 

これを歴史的勝利と呼ぶのだろうか。
よくて引き分けぐらいではと思い込んでいただけに恥ずかしい。
かくして「ドーハの悲劇」は一転「ドーハの歓喜」に。
視聴率40%越えにも驚いたが堂々の逆転勝ちも心底驚いた。
強豪相手に少しも臆せぬ選手たちに魅了された。

それなら素直に歓喜に酔えばいいのだが・・・
カタールという国の人権問題はいったいどうなっているのか?
ワールドカップの開催を巡って、以前から金にあかせての買収疑惑があったし
スタジアム建設のために動員された出稼ぎ労働者たちが
灼熱地獄の中で過剰な労働を強いられ数千人が亡くなったとも言われる。
それだけでも大変な出来事なのに国際サッカー連盟は
あくまでも知らぬ存ぜぬの一点張り。
今どきLGBTなど性的マイノリティーの存在を
堂々と法律で禁じてる国などあり得ない。
日本の歴史的勝利に難くせをつれる気などサラサラないが
カタールは果たしてワールドカップを開催するような国なのかどうか。
さらに言えばそんな批判を一顧だにせず
嬉々として中継番組を流してはしゃぐNHKの体質にも腹が立つ。
日本中挙げての歓喜の中で
天邪鬼のオジサンさんは素直に喜べないのである。