まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

オオシマザクラ

2019年03月31日 | 日記

もう桜が満開です。
どこもかしこも桜色に染まってウキウキ気分です。
わがウサギ小屋は14階ですから
ベランタからも十分に花見が楽しめるのですが
玄関に降りると目の前も桜並木が広がってなかなかの眺めです。

これは確かオオシマザクラですねえ。
伊豆大島あたりに自生する昔ながらの日本固有の桜で
ソメイヨシノはこれから生まれたそうです。
今や桜と言えばソメイヨシノが全国的に幅を利かせていますが
私はこのオオシマザクラの方が好きですねえ。
花びらが咲くのと一緒に葉っぱも芽吹いて来る風情がとてもいいです。
清楚という言葉はこちらがピッタリかも知れません。
そうそう、ギザギザの葉っぱは「桜もち」をくるむのに使うそうです。
いつもの年はソメイヨシにちょっと遅れて咲きますが
今年はどちらも一緒に満開の風情です。

今日はせっかくの日曜日ですから
どこかへお弁当でもつくって花見にでかけたいですねえ。
ちょっと薄曇りの空ですがこれもまたよし。
冷蔵庫には缶ビールも冷えていますし出かけてみますか。
別にこのオオシマザクラの下でもいいですけど・・・

 


ショーケン

2019年03月30日 | 日記

桜だよりにのって訃報が届いた。
歌手で俳優でもある萩原健一さんが亡くなった。
あのショーケンである。
いつだったか自分と同じ誕生日の芸能人を調べていて
ピッタリ一緒だったのがこの人だった。
つながりはそれだけである。

これはずいぶん若い頃の写真だが
いくつになっても「永遠のヤンチャ坊主」という印象だった。
と言えば可愛らしいが根っからの「不良」だった。
芸能界にデビュー後もその手のエピソードには事欠かない人だったらしい。
それでもあの人懐っこい笑顔で破顔一笑されると
不思議に許してしまうようなところがあった。
私より二つ、三つ上だと思うがほぼ同年代だと言っていい。
テンプターズの頃から映画やテレビドラマで活躍するまでずっと見て来た。
四度の逮捕に四度の離婚・・・などとマスコミが持て囃すように
私生活はまあムチャクチャで人騒がせなご仁だった。
それでも常に第一線で生きて来られたのは
やはり常人にはない存在感と迫真の演技力のおかげだろうか。

水谷豊と共演した「傷だらけの天使」は今でも名作だったと思うし
倉本聰さんが書いた「前略おふくろ様」は毎週見ていた。
計算された演技と言うより直感で役者になりきる「天才肌」の演技だった。
いつだったか彼と共演した三圀連太郎さんが
「彼の演技は予想が出来ないんですよ。太刀打ちできないです」
としみじみ言っておられた姿が忘れられない。
ショーケンの愛称は埼玉時代につるんでいた不良グループに
ダイケン、チューケンと呼ばれる仲間がいて、それに由来するとか。
生涯、少年の心持て生きた68歳のヤンチャ坊主だった。


京都の桜

2019年03月29日 | 日記

京都の桜です。
有名な祇園・白川の枝垂れ桜です。
昨日、テレビのニュース映像で流れていました。
桜の名所は全国に数あれど
古都・京都の桜はまた格別の風情がありますねえ。

高瀬川のせせらぎが聴こえて来そうです。
学生時代以来、もうずいぶん京都へは行っていませんが
茶屋街の街並みは昔とちっとも変っていません。
私だってこう見えても学生時代は
彼女を連れて鼻の穴をふくらませながら桜の下を歩いたものです。
あの時の彼女はいまごろどうしているのでしょうか。
懐かしくもはかない青春の思い出です。

  清水へ 祇園をよぎる桜月夜 今宵あふ人 みな美しきかな

与謝野晶子もこの桜の下を歩いたのでしょうか。
確かに夜桜の下では女性がことのほか美しく見えるものでして
昔から「夜目、遠目、傘のうち」なんて言いますね。

そうそう京都と言えば・・・
天皇陛下と皇后さまが京都御苑で花見をされたそうですね。
同じニュースでやっていました。
退位の日を目前にして、まさに最後の桜でしょうか。
二人より添いながら万朶の桜の下を歩かれる光景は実に美しく
それこそ「一幅の絵」を見るようでした。

ああ、京都へ行きたいなあ・・・
満開の桜の下を女性と一緒に歩きたいなあ・・・


一皮剥けたい

2019年03月28日 | 日記

桜もいいけど
私たちを忘れちゃいませんか?
とでも言いたげにモクレンの花も咲き始めました。
薄紫のぽってりとした花です。
ちょっとした「肉体派女優」といった印象でしょうか。
白いハクモクレンに対してシモクレンとも言います。

冬用の分厚いコートを脱ぎ捨てると
春の陽射しを浴び見る見る間に大輪の花を咲かせます。
昆虫で言うとまさに脱皮の瞬間です。
そう言えば「一皮剥ける」という言葉がありますねえ。
人がさまざまな経験や試練を経て
一段と人間的に成長することのたとえによく使います。
私も常々、もっと人間的に成長したいとは思っているのですが
この年になるともう無理なのでしょうか。
一皮剥けるのはやはり若者の特権なのでしょうか。
世の中、ちっとも皮が剥けない幼稚でノーテンキな若者ばかりなのに
どうも納得がいきません。
もう一皮剥ければ人生の景色も変わってくるはずなのに・・・
ぷくぷくと膨らむモクレンの蕾を見ながら
ああ、俺も一皮剥けたい、成長したいと思うこの頃です。

 


目黒川の桜

2019年03月27日 | 日記

朝な夕な目黒川を渡る。
この風景もしだいに馴染んで来た。
ビル街の真ん中を流れる川だから清流とは行かないが
不思議なうるおいを感じる川だ。

目黒川は都内でも屈指の桜の名所である。
川岸の桜がピンクに染まって来た。
ここ五反田周辺はちょっと桜の数も少なくなって来るが
もっと上流の中目黒あたりは大変な騒ぎだ。
川の両側にビッシリ植えられた桜並木の風情を楽しみに
大勢の人たちがつめかける。
猫も杓子も目黒川という有様でそのにぎわいはハンパではない。
まさしく阿鼻叫喚の騒ぎとなる。
なぜ目黒川の桜がそれほど人気なのかはよくわからないが
川の水面に枝垂れる桜は格別の美しさがある。

おお、咲いている、咲いている!
数日前に開花したと思ったら一気に咲き始めて来た。
ちょっと待ってくれよという勢いだ。
毎年のこととは言いながら
今年ほど桜の開花を待ちわびた年はなかったような気がする。
この先、何回この桜を見られるのか・・・
一期一会の桜だという思いが年々強くなってくる。



ボンヤリと川岸の桜を眺めていると
上流から花見仕立ての観覧船が勢いよくやって来た。
そうかこの手があったか!
どこに乗船場があるのか思わず探してしまったが
どうやら貸切船のようで乗っているのは外国人ばかりだった。
いいなあ、川面から眺める桜もいいよなあ。
ついつい花見陽気につられて手を振ってしまったが
うーん、恥ずかしかった。