まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

イルミネーション

2021年11月30日 | 日記
イルミネーションの季節です。
東京・丸の内の仲通りも満艦飾の装いです。
もともと人混みは大嫌いなクセして
最近は都内の感染者が小康状態なのをいいことに
怖いもの見たさで寄ってみました。



結構な人出なのに驚いてしまいました。
まるで誘蛾灯に吸い寄せられる昆虫たちのように
人は灯りに群がる習性があるのでしょうか。
コロナ禍のうっぷんを晴らすかのように
次々と人が集まって来ます。
夜陰にまぎれてマスクを外した人も結構いますねえ。
うーん、気持ちは痛いほどわかります。



シャンパンゴールドのイルミネーションだそうです。
シャンバンで乾杯したい気持ちでしたが
どこらへんがシャンパン色なのかよくわかりません。
それとも別の場所なのか・・・
歩き回っているうちに酔ったような気分になって来ました。
どこかで一杯やって帰ろうかと思ったものの
どの店も恐ろしいような人出なのですぐに断念しました。
気分だけはイルミネーションの夜でした。


有終の美

2021年11月28日 | 日記
雲一つない青空でした。
今年一番の冷え込みと言うだけあって
吹き抜ける風が冷たくて思わず身震いするようでした。
そんな凍てつく冬空に映えているのは
メタセコイアの林の紅葉です。


公園の紅葉もそろそろ終わりですが
そんな紅葉シーズンの最後を飾るのがメタセコイアです。
まさに「有終の美」と言ったところでしょうか。
鮮やかな広葉樹ではなく針葉樹ですが
細い針金のような葉(?)が一斉に黄色く色づく様子は
真冬の到来を思わせる晩秋の風物詩です。

昨日は競馬のジャパンカップでも
見事に「有終の美」を飾った人気馬がいましたねえ。
そう、三冠馬のコントレイルです。
圧倒的一番人気に応える堂々の横綱相撲でした。
大歓声とは無縁のコロナ禍の時代を生きた不遇の名馬ですが
さすがにディープインパクト産駒の実力ですねえ。
感極まって涙ぐんでいた福永騎手の姿が忘れられません。
このレースが引退のラストランだそうで
引退後も種牡馬として頑張って欲しいものです。


恒例ベランダ紅葉

2021年11月27日 | 日記
しがないウサギ小屋暮らしでも
年に一度はよかったと思えるのがこの季節です。
青や赤や黄色やオレンジやら
色とりどりの色彩のグラデーションが愉しめる
恒例ベランダ紅葉の壮観です。


14階のベランダは髙からず低からず。
鮮やかに色づいた葉の一枚一枚までくっきりと見渡せます。
超高層のタワマンではこうはいきませんからね。
青葉若葉の新緑の頃もいいですが
錦織りなす紅葉の季節はやはり格別の味わいがあります。
この団地に暮らすようになって
もうかれこれ20年以上にもなるでしょうか。


年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず・・・
そんな古い諺を思い出すまでもなく
有為転変で移ろいやすい人の世に比べると
花や紅葉は決まった季節に変わらぬ色どりを見せてくれて
つくづくありがたいいなあと思いますね。
さてさて、土曜の今日も仕事です。


前のめり

2021年11月26日 | 日記
落ち葉の中を駆ける少年を発見!
少年と言うよりまだ二、三歳の幼児だろうか。
足取りもまだおぼつかないようで
お母さんの手拍子に合わせて転びそうになりながら
ヨタヨタと走っている。


今にも転びそうになりながらも
そのたびに足を踏ん張って「前のめり」で走って来る。
見るからに微笑ましくたくましい。
ああ、いいなあ、俺もあんな風だたなあと思う。
幼児ではないけれど、いつも前のめりで
懸命に実生きて来たなあと思う。
少年の姿に訳もなく郷愁を覚えてしまった。


和顔施

2021年11月25日 | 日記
先日、99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴さん。
今でも生前の表情や言葉を折ふしに思い出すのだが
とにかく笑顔の素敵な人だったなと思う。
どの写真を見ても映像をふりかえっても常に破顔一笑。
いつも明るくにこやかに笑っておられる。


出家して以来、そんな寂聴さんが
心がけて来た言葉に「和顔布(わがんせ)」という一言がある。
もともとは仏教用語の布施から来たらしいが
会う人に笑顔を施して得を積むというほどの意味だと言う。
この言葉を知って彼女は目からウロコだった。
なるほど、これなら誰にでもできる。
笑顔を見て怒る人はまずいない。
笑顔をふりまくこと、それ自体が一つの施しになるのだ。
いつも和やかで穏やかな表情で人や物に接する。
写真の寂聴さんがいつも笑っておられた理由が初めて分かった。
感謝すること、いつも笑顔でいること。
うん、これなら誰にでもできる。
と思うのだが仏頂面に慣れ切ったのオジサンには
結構ハードルが高いのである。

寂聴さんが心がけた「和顔施(わがんせ)」。
いい言葉だなあと思いつつ
うーん、笑顔を忘れているなあとつくづく思う。