まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

黄金の時代

2018年04月16日 | 日記

昨日は競馬の皐月賞でした。
ご存じクラシック三冠レースの第一弾です。
大本命だった2歳チャンピオンのダノンプレミアムが回避し
俄然、混沌とした団子レースとなる中・・・

直線、力強く抜け出してきたのは
なんとゼッケン7番の伏兵エポカドーロでした。
伏兵と言っても父親はあの三冠馬オルフェーヴルですから
もともと潜在能力は高かった訳で
大レースで一気に才能が開花したといった印象でしょうか。
アポカドーロはイタリア語で「黄金の時代」という意味だそうです。
この勢いでダービー、菊花賞を勝って三冠馬となれば
まさに黄金の時代の到来かも知れません。
ただ、そうは問屋が卸さないのが競馬の世界です。
どの馬も重馬場で瞬発力を封じられる中
後方から目覚ましい脚色で追い込んで後方から五着に入ったのが
ディープ産駒のキタノコマンドールでした。
タービーでは十分に逆転があるのではないでしょうか。



レースを見ながらちょっとした感慨がありました。
ここ数年、クラシックレースの勝ち馬は
社台ファーム、ノーザンファームの生産馬の独壇場でした。
いずれも競馬界では一、二を争う大企業で
先日の大阪杯も桜花賞も上位三頭を社台グループが独占しました。
対するアポカドーロは日高地方の牧場の生産場です。
競馬と言えば昔から日高が代名詞で
数多くの中小零細牧場がコツコツと愛情を注いで馬を育て
その惜しみない愛情と努力の頂点に
クラシック制覇という一生に一度の栄光があったのですが
最近は資金力にモノを言わせた大牧場にクラシックまで独占されて
日高の生産牧場は長らく不遇をかこっていました。
それだけにアポカドーロの勝利は格別の喜びだったのでは。
生産牧場にも久々に「黄金の時代」がやって来るのかも知れませんねえ。