今日から四月です。
正確に言えば昨日からですが
日曜日の上にエイプリルフールなので省きました。
東京の桜はあらかた散ってしまい
もうすっかり葉桜の候となってしまいました。
気がつけばもう若葉が芽吹く頃です。
今年は例年になく季節のスピードが速すぎる気がします。
オジサンは時代の流れただけでなく
とうとう季節にもついて行けなくなったようです。
４月は一年のスタートです。
今日が入社式という新入社員も多いのではないでしょうか。
学校の入学式はもう少しあとかも知れませんが
誰もがスタートラインに立つ季節です。
大企業の新入社員のおよそ３割が
３年以内に会社を辞めていくというデータがあるそうです。
原因はよくわかりません。
単に我慢が足りない、こらえ性がないと言うより
今の世の中の閉塞状況と決して無縁ではないのか知れません。
せっかく希望に燃えていい会社に入ったのに
それをわずか３年で辞めてしまうのはいかにももったいないですし
そんな若者が３割もいるという現状は明らかに異常です。
私は「何事も１０年続けないとわからない」が持論ですが
隣の芝生はやはり青く見えるのでしょうか。
それとも入った会社そのものに希望がなかったのでしょうか。
若者の「内向き志向」がずっと気になっています。
別にオジサンだって常に「前向き」という訳ではありませんが
少なくとも３年で仕事を放り出したりはしません。
一つところで満足に仕事が出来ない人間は
どこへ行っても駄目です。
希望がないのは会社ではなくて君自身ではないでしょうか。
まあ、いろいろとイヤなことや、意に沿わないこともあると思いますが
石の上にも３年という言葉があるように・・・
いや、こんな時代ですから「石の上にも１０年」の忍耐で
ぜひ、頑張って欲しいものです。
詩人・明石海人にこんな詩があります。
「深海に生きる魚族のように自ら燃えなければどこにも光はない」
あの大島渚が座右の銘とした言葉です。
君も深海魚になることをすすめます。