平成30年8月11日(土)
8月は全国一斉に「道路ふれあい月間」運動が展開されています。この運動の目的は、安全で快適な道路環境を保持するため、交通安全設備の点検・整備、道路の正しい利用方法のPR、道路を常に美しく安全に使用する運動などを通じて、道路愛護思想の気運を高めることを目的としています。
県では、この運動の主旨を広く県民に理解していただくとともに、日頃から道路環境の美化に積極的に取り組んでいる団体等の功績をたたえ、表彰を行っています。この度行われた表彰伝達式に出席してきたのでその様子をお伝えします。
(主催者である富士市長から表彰状を授与)
(受賞団体の代表者達)
今回の表彰対象となったのは、富士・富士宮地区から3団体で、富士市南松野にある(株)ホテイフーズコーポレーション富士川工場(平成25年から地域貢献の一環として月1回、20名程度の社員による工場周辺の除草や道路のゴミ拾いなどを実施し、この活動によりタバコや空き缶等のゴミを捨てる人が減少した)、富士市蓼原にある遠藤建設(株)(平成22年から地域貢献を目的として毎日、10名程度の社員が会社周辺の除草やゴミ拾いを実施し、参加した社員は自主的なゴミ拾いなどの行動をとるようになった)、富士宮市貴船町の三日会(昭和60年に地域の子供会・青年会、町内・区の役員経験者が集まり、有志の会を結成して平成2年から地域内の清掃・環境美化活動を続けていることや、市道植樹帯の花の植え替えなどを行っている)でした。
選考対象は、地域の道路(国道、県道、市町道)の美化、保全、環境整備等の道路愛護活動を2~3年以上継続している団体及び個人となっています。その活動が地域の模範となることが条件となっています。
表彰式の後に、私は地元選出県議を代表して祝辞を述べさせていただきました。富士山世界遺産登録などを契機に、国内外から観光客が増え、特に外国人は日本のどこに行ってもきれいであり、中でも道路にはほとんどゴミが落ちていなことに驚かされるといいます。道路管理者は行政であることがほとんどですが、行政だけで清掃活動が行われているわけではなく、多くの市民の美化活動の賜だといえます。
しかし、私達市民の中には、まだまだ道路管理者による清掃にこだわる人も少なくありません。美化活動は単に道路がきれいになるばかりでなく、利用する道路への愛着が増し大切に道路を使うような効果と、異常があれば市民からの通報により、大事に至る前に対策を講じることができるなど、結果として利用者にとって大きなメリットがあることは確かです。
また、手本となる行動を示すことにより、より多くの市民への理解も拡がり、表彰制度の導入により、取り組んでいる人達がさらに活動を拡げ継続することにもつながります。
議員として、地域からは道路の整備要望が一番多いものの一つですが、地域が道路愛護に積極的に取り組んでいれば、行政は要望に対する受け止め方も違うかもしれません。大切な道路を管理者と利用者が一体となって、道路愛護に取り組むことが求められています。
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