令和6年7月6日(土)
7月に入り1年も後半に入りました。暦を見ながらあっという間の時間が過ぎたことに驚き、公務では副議長の経験や知事選挙など、多忙な日々が続き、いつもの年以上に時間の進行が早いようにも感じています。
多忙な時にこそ、安らぎの時間が欲しくなるのは誰もが同じことと考えます。6月の末日、市内にある冨知六所浅間神社において、伝統行事として執り行われた「夏越(水無月)の大祓」に参列してきました。
(茅の輪くぐりの様子)
この行事は、古式に則り、日々の穢れを「人形」に移し、身体を祓い清めて、悪事災難と疫病を払い退け、正しく明るい気持ちで生活を続けようという伝統的な神事です。
神社庁の説明によれば、この行事は、古事記や日本書紀に見られる伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらえ)を起源とし、宮中においても古くから行われてきました。
中世以降、各神社で年中行事の1つとして普及し、現在では多くの神社で毎年行われる恒例式となっています。また、年に2度行われ、6月の大祓は夏越(なごし)の祓、12月の大祓は年越の祓とも呼ばれます。
大祓では、大祓詞(おおはらえことば)を唱え、人形(ひとがた)と呼ばれる人の形に切った白紙などを用いて身についた半年間の穢れを祓います。
神社によっては、無病息災を祈るため茅や藁を束ねた茅の輪(ちのわ)を神前に立て、これを3回くぐって穢れや災い、罪を祓い清めます。
特に、夏越の大祓では、「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。と説明していました。
そして、「その年々の節目に行われる大祓は、罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会ともなります。」とも触れています。
当日、神社には100人ほどの市民が集まり、この儀式に参列していました。最初に祭司により大祓詞が読み上げられ、小さく切った紙片を身体にふりかけ、穢れを祓い、その後は、恒例の「茅の輪」くぐりを行いました。
「茅の輪」をくぐりおえた時には、何か少し身が軽くなったような思いが感じられ、その思いは周囲の人たちの表情からもうかがうことができました。
心のリセットができて、1年の後半にしっかり取り組んでいこうと思います。
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