鈴木すみよしブログ

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富士川かりがね橋が開通して3か月 その効果は

2024年07月07日 | 議会活動
令和6年7月7日(日)

 富士市西部、富士川に市内としては3本目の「富士川かりがね橋」が開通してから3か月が経過しました。
 約30年前から設置に向けた期成同盟会が結成され、慢性的な交通渋滞の解消や物流・人流効果が高まり両岸のまちづくりにも期待され、何よりも南海トラフ大地震などの大災害時における災害支援や復旧・復興に欠かせない橋として待ち望んでいたものです。期成同盟会には地元富士市や富士宮市、富士川流域にある山梨県峡南地域の南部町や身延町も参加していました。


(3月の開通式にて)

 開通から3か月が経過し、その効果がどのように表れているか、県による調査結果が発表されました。一方で、開通後の課題が生じていないか、それを確認することも大切です。

 県の発表によると、令和6年3月9日の「富士川かりがね橋」の開通により、下流部にある慢性的な渋滞が発生していた「富士川橋」の交通量が減り、渋滞長が短くなるなど整備効果が表れている。
 開通後の5月21日に調査した「富士川橋」の交通状況の結果は、交通量に関して開通前の1月時点で22,437台、開通後は17,378台と23%減少している。同日、開通後の「富士川かりがね橋」の通過台数は8,121台で、二つの橋を通過した車両数は25,499台で14%増加している。
 「富士川橋」の渋滞長は、一番渋滞していた西行きでは、開通前の1,460mが開通後は80mに激減している。
 発表を参考に、かなりの効果があったと考えられます。

 添付されていた利用者の声では、「勤務地への所要時間が短縮され、利便性が向上した。」、「新たな橋の開通により経路の選択肢が増えた。」、「きれいな橋ができて、散歩をしていて気持ちがいい。」など、利用者や周辺住民の感想も概ね良好と感じました。

 私の個人的な感想も付け加えると、利用者の声に共感する反面、「富士川かりがね橋」から先につながる道路の狭隘部分や交通量が増えたことによる交差点での右折車両による混雑などが気になっています。道路の拡幅や右折レーンの設置、交通信号機の信号切り替え時間の対応など、課題も見えています。
 引き続き、課題の抽出と解消に向け、県・市や地元住民の声を聴きながら、対応を進めていきたいと思います。
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