鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

新知事の重要課題に対する取り組みは

2024年06月27日 | 議会活動
令和6年6月27日(木)

 昨日に引き続き、各会派の代表質問の中から、県政の重要課題として取り上げたもののいくつかを紹介します。

 リニア中央新幹線関連では、可能な限り関係者(JR東海、大井川沿線水利関係者等)との意見交換が必要であり、既に一部は知事就任後に実現している。
 特に大井川流域の皆さんの不安解消が最優先と考え、関係市町長との意見交換を早期に目指してきたい。JR東海との信頼関係の醸成が重要と考えており、定期的に社長等と会い意見を交わしていきたい。その内容については、大井川沿線関係者にも逐一伝えていく。
 リニア中央新幹線工事を進める上で重要な課題は、大井川流域の水の確保、自然の保全、工事に伴い排出される土砂の盛土の三点で、県としてこれらに関連する28項目の課題を提示し、その解消に努めていきたい。
 一方で、岐阜県内で発生したリニア中央新幹線工事に伴う地下水位低下等の問題について、岐阜県等に対しての説明が遅れた件は、信頼関係を揺るがすものであり、その懸念は相手側に伝えてある。
 また、リニア中央新幹線が開通した後の、東海道新幹線の県内駅停車数の増加や空港新駅設置など、本県にとってどのようなメリットがあるのか、それも確認していきたい。
 しかし、利害関係が一致しないことはあり得ることでありその時には「政治判断」が必要と考えている。

 遠州灘海浜公園野球場建設に関しては、これまで県が県議会に提示し議論してきた取組は尊重したい。この問題解決は、野球場単体だけの課題というよりは、公園全体、まちづくりの観点からもどうあるべきかを検討したいと考えている。その場合には、県だけでなく浜松市や民間などの意見を聞き、それぞれの役割や費用負担などを明確にするため、新たな協議会の設置を考えている。またこのことに関しては、所管する県議会建設委員会に対してしっかり説明する場を設けたい。

 医師確保に関しては、知事選挙中に東部地区に新たな医科大学の誘致を公言したが、その後、実現が困難と判断し撤回した。県がこれまで取り組んできた、医学就学研修資金の活用と更なる拡充を進め、各医科大学の地域枠をさらに広げるなど、従来の取組を強化することで現実的に効果的な成果が得られるよう進めていく。
 令和8年以降は、これまでの県の取組により、本県への研修医が増える方向であり、その医師の卵がさらに成長し、本県に定着していただくための研修医制度を拡充していく予定だが、そのためには指導医の配置が重要であり、県内に唯一ある浜松医科大学にも協力を求めていく。

 その他にも、防災、産業振興、少子高齢化・人口減少対策等、様々な質疑がありました。今後、機会に触れ報告していきたいと思います。
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