常識について思うこと

考えていることを書き連ねたブログ

人間の体が持つ力の重要性

2010年02月17日 | 人生

冬場は乾燥するので、体の機能が低下する寝ている間に、鼻の粘膜がやられて風邪をひくというのが、私の定例行事でした。これを予防するため、数年前までは寝るときには加湿器をガンガンかけるようにしていましたが、最近では、これを一切やりません。

ポイントは自分の体です。つまり、自分の体そのものを「人間加湿器」にしてしまうのです。即ち、水をたくさん飲むことによって、体の内なるところから水分がにじみ出てきてくれるようになり、鼻の粘膜がやられることもなくなるのです。その代わり、水はものすごい勢いで飲みます。私の場合、昼間にもガンガン飲みますが、夜寝るときから起きるまでの間、ちょくちょく目を覚ましながら、1.5リットルは飲み干します。

健康対策には、いくつかの方法を組み合わせていますが、少なくとも、これらを実践するようになってから、私の定例行事であった冬の風邪はなくなりました。

それにもかかわらず、昨日、ちょっと体調を崩しました。理由は、やはり水不足です。一昨日の晩、お酒を飲んだので、アルコールの分解に必要な水(アルコールの量にもよりますが、私の場合の安全圏として、飲み会に行ったら、無条件1.5リットルの水をがぶ飲み)と、普段の冬対策用の水の量から考えたら、最低でも3リットルは必要としていたところ、通常よりちょっと多めの2リットル程度にしてしまったのが失敗でした。朝起きたら、鼻の粘膜がやられていて、夕刻まで悪寒が続くという状況に陥ってしまったのです。一応、昨日から今日にかけて、水を浴びるように飲み、体調はほぼ回復しました(「「聖水」である理由」参照)。

少々、前置きが長くなりましたが、私が伝えておきたいポイントは、人間の体が持つ力のすごさです。乾燥を防ぐために加湿器を使ったり、風邪気味の体調を整えるために薬を服用したりということも、立派な健康保持のための方策であるとは思います。しかし、人間自身が持つ体の力を軽視してはいけないし、これを有効に活用することが、とても大切なのではないかと思うのです。もちろん、病気の治療に必要な薬を否定するわけではありません。体が持つ力、免疫力を越えた病気や疾患に対しては、大いに薬を利用していかなければならないでしょう。けれども、そうした外的な力ばかりに頼りすぎて、体が持つ本来の力、内なる力を育てておくことも忘れてはいけないだろうと考えるのです。

少し先の話になってきますが、今後、インフルエンザの脅威というのは、一層増してくるであろうと考えられます。今のところ、新型インフルエンザの脅威というのは、まだ社会全体を脅かすようなレベルには達していないかもしれません。しかし今後、(それが人為的か、非人為的かを問わず)インフルエンザウィルスがさらなる進化を遂げていく可能性は、誰にも否定することができないのであり、いずれ社会全体がひっくり返るような、とんでもない脅威に発展するかもしれません。

そしてもし、それが現実となった場合、人々は先を争うようにインフルエンザのワクチンを求めるようになるでしょう。人間の体が持つ力、免疫力を高めていられなかった人々にとって、ワクチン入手の成否は、文字通り生死を分けることになるかもしれません。そういう意味で、社会は大混乱をきたす可能性もあります。

そういう状況を考えてみても、常日頃から人間が持つ力、免疫力を高めておくことは、とても大切ではないかと思います。もちろん、自分の体を大切にするためには、自分自身の存在意義、生きている価値を高めておく必要もあります。それらは言うに及ばず、それと併せて、普段から自分の体と向き合い、きちんと免疫力を高めておくことも、非常に重要なのではないかと思うのでした。

《おまけ》
「みずみずしい肌」等という表現がありますが、それを欲する前に、そもそも体がきちんと水を求めているかという点も重要だと思います。体がきちんと水を求めていれば、自ずと水分補給をするようになるし、それが自然に「みずみずしい肌」として現れてくるのではないかと考えます。化粧品の類を否定するわけではないですが、体が水を求めてもいないのに、外から一所懸命、水やそれに準ずるものを与えてやったところで、その効果は知れているようにも思うのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする