栂池自然園の遊歩道沿いに大きい白い花で目立っていたのがキヌガサソウ:絹笠草(ユリ科キヌガサソウ属)です。
放射状に並ぶ葉の姿を奈良時代の高貴な人にさしかけた絹張りの長笠に見立ててこの名があるというキヌガサソウは、名に恥じず上品で堂々とした姿です。
本州中部地方以北の亜高山帯~高山帯下部に生える多年草で、肥厚した地下茎は横にのび、茎はここからでて単一で直立します。葉は8枚、ときに7~12枚、表面に光沢があります。
花は夏、この輪生葉の中心から1花梗をだします。外花被は萼片で7~10個、はじめ白色から紅紫色になり、果期には淡緑色になります。内花被片は線形で目立ちません。
キヌガサソウは日本特産で、学名もKinugasa japonica TATEWAKI et SUTOです。
熟すと暗紫色になる液果は香りがよく甘くて美味しいとは知りませんでした。
何故かよく見た。菜種菜と少し違う。その違いが解るのは、何故か。みねかんざし、京の舞妓さんに挿してやりたい。全体に花の下の部分が鮮明にでていて、気持ちが、いいですねぇ、僕も花より少し下の部分に焦点を当てて、撮ってみよう。植物の名を覚えるのは大変です。爺さんは色々写されます、そして高槻まで、飛び跳ねていられる若さは、奥様のお蔭かしら。
古稀を過ぎてのにわか勉強の悲しさ、間違い記事も多いと思いますが、花に出会った喜びをどなたかにでも伝えられたらと続けています。