最近雪が融けたあたり、まだほかの草が生えていない場所にハクサンコザクラ:白山小桜(サクラソウ科サクラソウ属)が可憐に花をつけていました。
遊歩道から少し離れているので、単純に雪解けのあと真っ先にさいているのでユキワリソウなのかと思いましたが、現地の資料からハクサンコザクラだと知りました。
本州中部地方以北の高山帯の湿地や雪田付近に生え、しばしば群落をつくる多年草で、葉の中心から高さ10cmほどの花茎を出し、紅紫色で中心は黄白色の花を数個つけます。花冠は直径約2cm、5つに深く裂け、裂片はさらに2つに裂けるので、花弁が10枚のように見えます。
葉は倒卵形の楔形で、上部にふぞろいの鋸歯があります。ユキワリソウの葉は鋸歯が鈍く、しばしば少し裏側へ曲がるといいますが遠目には区別は難しいようです。
サクラソウの仲間は世界に約200種も知られていますが、ハクサンコザクラは日本の特産で、その学名も白山を織り込んだPrimula hakusanensis FRANCHTです。
ナンキンコザクラ:南京小桜の別名がありますが、ふつう南京は遠来の珍品につけられるが本品には関係ないと牧野図鑑ではいっています。
行きと、帰りのコースは変えるべきだ、岐阜県のほうから、白山に登ろうとしたが、目の前に白山がありながら、雪があれば近回りが出来、なければ又上がり下りもできるが、中途半端な雪で残念でした。
行きと、帰りのコースは変えるべきだ、岐阜県のほうから、白山に登ろうとしたが、目の前に白山がありながら、雪があれば近回りが出来、なければ又上がり下りもできるが、中途半端な雪で残念でした。