昨年末、高島市(旧朽木村)森林公園「くつきの森」でハンカチの木(オオギリ科ダヴィディア属)の果実を拾った時、(07年12月25日記事)やはりこれは花を見なければと思い、行って来ました。
「くつきの森」公園内の広場に、この木の高木が数本あり、ちょうど満開です。
中国南西部原産で、自生地は標高2000mほどの林内とされる落葉高木で、雌雄同株、花序の基部に大小2個つく総苞片がハンカチのように見える珍しい木です。
“花は両生又は雄性で、両生花序では中央にただ一個の両生花または雌花があり、その回りに多数の花被片のない雄花がつきます。雌しべは黄緑色、雄しべは葯の色が濃紫色から乳白色まで変異がある”というのが図鑑の説明です。クローズアップ写真をご覧になってこの複雑な花の構造を解釈してください。
1属1種で、ダヴィディア科として独立させる見解やミズキ科に含める考えもあるようです。
別名にハトノキ、オオギリがあります。
このハンカチに木 北海道にもあるのでしょうか・・
白いハンカチ 北海道は冬が長く白は雪を想像
させますので 白い花はイマイチ人気が薄い。
でも 面白い木ですね~
ハンカチノキは、図鑑でも観賞ポイントとして、東大の小石川植物園や日光分園に大木があると書かれているくらいで、植物園などでしか見られないようです。
当地でも、京都植物園に小さい木があるくらいで、今回も家から100kmほどもある滋賀県の北端まで見に行きました。