兵庫県砥峰高原の草原でオオナンバンギセル:大南蛮煙管(ハマウツボ科ナンバンギセル属)に出会いました。
本州から琉球に分布し、山地のヒカゲススキやヒメノガリヤスなどに寄生する一年草で、花茎は高さ20~40cm、花は夏から秋、花冠は肉質でもろく、少し長めの裂片の縁には細かな鋸歯があります。
萼の長さ3~4cmで先は尖りません。
和名はナンバンギセル(05年9月17日記事)(05年9月17日記事)より大形なことによります。ちなみにナンバンギセルが寄生するのはススキ、ミョウガ、サトウキビなどで、オオナンバンギセルとの違いは単に大小の差ということだけではありません。