新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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オノエヤナギ:尾上柳(駒ケ根の川岸で) 

2012-04-21 21:36:53 | 植物観察1日1題
春まだきの駒ケ根高原大田切川の遊歩道を歩いていますと、あたりはまだ冬樹の姿の中で、何本か、ひときわ目立つ薄黄色い花をつけた木がありました。花は花でも柳の雄蕊穂のようです。
案内していただいた地元の森林インストラクターのかたの話では、遠くて確かなことはわからないがオノエヤナギ:尾上柳(ヤナギ科ヤナギ属)ではないかということでした。
オノエヤナギは、牧野富太郎が四国の山中で採取し、尾の上(山の上)に生えるという意味で名付けたというわりには四国には少なく、中部地方以北の山地の水辺によく見られます。
高さは5~10mになり、葉は互生し、長さ10~16㎝、幅1~2cmの披針形で、先は細長くとがり、ふちには波状の目立たない鋸歯があります。
雌雄別株で3~5月、雄花の穂は長さ2~4㎝の円柱形、雄蕊の葯は黄色、雌花の穂は淡緑色を呈します。
カラフトヤナギ、ナガバヤナギなどの別名があります。