新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ウラジロ:裏白(正月に欠かせない)

2006-01-12 07:03:55 | 植物観察1日1題
正月の飾りに欠かせないウラジロ:裏白(ウラジロ科ウラジロ属)は、本州北陸以南から中国、タイ、インドまで広く分布し、山中のやや乾燥したところに群生する常緑性多年草です。
葉の裏が白いのでウラジロとごくまともな名前がついていますが、葉柄の先端で2つに別れる葉が夫婦円満を、葉の裏が白いのを共白髪に、一年ごとに新しい葉が上段につくのを代々続くと見立てて正月の縁起物になっているそうです。
葉柄が硬くて丈夫なので籠や箸になったりします
年の暮れ、近所の山へ裏白を採りに行くことがありますが、飾りにちょうど良い小ぶりで虫の食いのないきれいな葉を見つけるのは案外難しいものです。
北へ行くほど丈が低く葉も小ぶりだそうですので、もしかしたら年末に売られているのは北のほうから運ばれてきたのかもしれません。