簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

「かまぼこの里」(東海道歩き旅・相模の国)

2018-06-04 | Weblog


 上板橋で箱根登山鉄道のガードを潜り、再び国道1号線に合流すると、しばら
くはそれらに挟まれるように狭い歩道を進む。
左手に早川が近づき、その奥に西湘バイパスを行く車の流れが見える。
正面には、箱根の山が低く垂れこめた灰色の雲の中に霞んでいる。
日差しがなく、夕暮れ時のようにどんよりと暗くなり、午後からの雨が現実的に
なってきた。



 小田原厚木道路を越えると前方に、老舗のかまぼこ屋の「鈴廣かまぼこの里」の
建物が見えてきた。小田原は江戸時代の後期に考案された、板かまぼこの産地とし
て全国的にも知られたところだ。創業100年を超える老舗も少なくないと言う。
そんな店が市内のいたるところに、店舗を構えている。



 少し疲れた風な歩きが気に留まったのであろうか、目が合った。
老舗のかまぼこ屋「鈴廣かまぼこの里」の駐車場前で出入りする車を捌いていた
警備員が「試食も出来ますから寄って行ってください」と声をかけてきた。
疲れもたまり、そろそろ休みたいと思っていた矢先なので、勧められるままにこ
れ幸いとその店に寄ってみる。



 店内は随分な賑わいで、買い物客でごった返し、試食ができるコーナーには、
人の群れが出来ている。ここでは買い物だけではなく、何軒かの食事処も併設
されていて、地ビールや地産地消のバイキングも楽しめるようだ。
またかまぼこ・ちくわ造りの体験教室も開かれると言う。



 帰り際に件の警備員に、この近くの日帰り入浴ができるところを尋ねると、
「とっておきの良い湯がある」と目の前の温泉を教えてくれた(続)



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