ひよりの音楽自己満足

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STELLA LEE JONES A FLOATING PLACE

2012-01-24 06:26:35 | 新月・Asturias系
 FLAT122やエレアス等で活躍されているギタリスト<平田聡さん>率いるプログレバンド<stella lee jones>。2009年5月頃にエレアス結成とほぼ同時期に結成されたそうです。メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、パーカッション<工藤げんたさん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ヴァイオリン<テイセナさん>、ベース<瀬戸尚幸さん>の7人大所帯バンドです。エレアスのライブで平田さんとテイセナさんの素晴らしい演奏に惹かれてstella lee jonesにも興味を持って、そしてライブを観てその美しいアンサンブルに聴き惚れ、ダイナミックで迫力ある演奏に圧倒されちゃいました。で、2010年10月くらいからデビューアルバムのレコーディングを始められているという情報が。2011年内には発表されるようで楽しみにしていました。そして12/28にこの1stアルバム「A FLOATING PLACE」が発売されました。古びた倉庫のような場所の頑丈な鉄扉のジャケット、意味深ですが趣があっていいですね。
 アルバム1曲目は「Synapse」。シンバルのアップテンポのリズムからはじまってピアノ・ギター・ベースがユニゾンでミステリアスなリフを奏で、ヴァイオリンがゆらゆらとしたミステリアスなリフを奏で、アコーディオンが加わってユニゾンで。そしてヴァイオリンがテクニカルにミステリアスなリフを奏で、ゆったりとたおやかなフレーズも。その後ピアノとアコーディオンがユニゾンでリフを、ヴァイオリンがロマンティックなフレーズを奏で、パワフルなドラムが盛り上げて。中盤では一旦ドラムが止まってピアノの綺麗なソロが。そしてドラムが叩きまくって盛り上げ、ベースが力強いラインを弾いて。続いてギターのなんとなくピアニカっぽいようなエフェクターをかけたサウンドのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後再びドラムが止まってヴァイオリンとアコーディオンがリフを奏で、そしてヴァイオリンがロマンティックなフレーズを、パワフルなドラムをバックに奏でて。ラストはダイナミックなユニゾンリフが
 2曲目は「Parallel Railways」。ピアノのリズミカルなリフとハイハットのアップテンポのリズムからはじまって、躍動感たっぷりのベースリフにのってギターとアコーディオンがテクニカルなユニゾンリフや綺麗なハーモニーを奏でて、ヴァイオリンが明るく爽やかなフレーズを奏で、ギターとアコーディオンがリズミカルなリフを。中盤ではギター・ヴァイオリン・ギターがユニゾンやハーモニーで力強いフレーズを奏で、ヴァイオリンがのびやかで美しいフレーズを奏で、終盤にはスリリングなアコーディオンソロが。ラストは再びテクニカルなユニゾンリフをパワフルに躍動感たっぷりに鳴らして。この曲大好きです。でもライブのように汽笛やシュッシュッって効果音を入れて欲しかったかも。
 3曲目は「眩暈/Memai」。パワフルでミステリアスなリフから叩きまくりドラムとともにテンポアップしてスリリングに展開していきます。その後、アップテンポのジャジーなビートにのってギターが弾きまくりのテクニカルなソロ、ピアノのアグレッシブなソロが。バックではドラムがめっちゃ叩きまくってほとんどバトル状態。終盤はパワフルなドラムフィルからヘヴィでダイナミックなリフがスリリングに展開されて盛り上がってFin。
 4曲目は「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのような音がながれ、ピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでワルツリズムでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなスネアドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンの暗く哀愁を感じるメロディがながれ、ベースラインをバックにアコーディオンとヴァイオリンが優雅なフレーズを奏でてダイナミックにパワフルに。60年代の古き良き時代の栄華というような趣を感じます。
 5曲目は「Ceaseles memory」。波の音や鈴虫の音が聴こえてきて、ギターがメロウなアルペジオの綺麗なリフをゆったりと響かせ、ヴァイオリンが郷愁ただようフレーズをしっとりと奏で、そこにアコーディオンも加わって美しく響き、ピアノの美しいメロディもながれて。癒されますねぇ。その後アコーディオンが力強く、ヴァイオリンがゆったりとのびやかにしっとりとしたフレーズをギターリフ・ピアノリフをバックに奏でて、ユニゾンでも聴かせてくれて。中盤では一旦止まって笛の音のようなサウンドが響き、その後キーボードがリズミカルなリフを弾き、ヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏で、ギターとアコーディオンとヴァイオリンが哀愁ただようメロディを。そしてとってもドラマティックに展開し、終盤パワフルに盛り上がったあと、元にもどってしっとりとFin。
 6曲目は「Water Colors」。ピアノとギターがメロウなリフを、ヴァイオリンが伸びやかでたおやかなフレーズを優雅にロマンティックに奏で、途中スリリングなリフも織り交ぜて。中盤ではピアノとベースのテクニカルなリフ、ヴァイオリンの優雅なフレーズから、味わい深いベースラインにのってピアノがエモーショナルなソロを。しっとりとはじまってドラマティックに盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとアコーディオンがゆったりと美しいロマンティックなフレーズを奏で、ピアノリフからベースのメロウなフレーズがながれて、ラストはパワフルにFin。
 7曲目は「Clouds」。ギターのしっとりとしたアルペジオリフがながれ、アコーディオンのゆったりと哀愁ただようフレーズ、ヴァイオリンのしっとりとしたフレーズがながれて。そしてヴァイオリンが幽玄な感じのフレーズを奏で、ギターがミステリアスな感じのフレーズを弾いて。中盤では一旦止まってピアノリフをバックに、ベースのしっとりとしたソロが幻想的にながれて。その後、ピアノのエモーショナルかつテクニカルなソロ、そしてミドルテンポのリズムがはいってアコーディオンのテクニカルで優雅なソロ、ギターのエモーショナルなソロが。終盤ではゆったりとユニゾンでロマンティックなフレーズを奏で、そしてミドルテンポでダイナミックなリフ、パワフルでスリリングなユニゾンで盛り上がって。その後一旦とまって、再びパワフルなドラムフィルからゆったりと雄大な感じでダイナミックなユニゾンリフがながれ、躍動感のあるリズムで盛り上がるも、ラストはゆったりと優しくたおやかにFin。
 8曲目は「X-Zone」。テープ逆回転の音やカップにお湯を注ぐ音、TELの呼び出し音など、アヴァンギャルドな感じで様々な音が飛び交ってミステリアスに展開して。前衛音楽のような感じですね。2分半の小曲です。
 9曲目は「Kagerou」。ハイハットのアップテンポのリズムからギターがメロウなアルペリフを奏でて。そしてヴァイオリンとアコーディオンがパワフルなリフを。ハイハットのスリリングなリズムが凄く緊張感をかもし出してますね。力強いベースラインとダイナミックなバンドリフからアコーディオンがゆったりと伸びやかなリフを奏で、そしてアップテンポのリズムにのってピアノのアヴァンギャルドなソロへ。その後パワフルなザクザクのバンドリフからズンズン響くベースリフをバックにアコーディオン・ヴァイオリンがゆったりと伸びやかなフレーズ&テクニカルなリフをユニゾンでスリリングに奏でて。途中に無線交信のような音がかぶって。中盤ではアコーディオン・ヴァイオリン・ベースが躍動感たっぷりのリフを、ヴァイオリンが味わい深いベースラインと綺麗なキーボードサウンドをバックにゆったりとロマンティックなフレーズを。そしてギターのテクニカルなソロからピアノとヴァイオリンとベースがユニゾンリフ、アコーディオンがアップテンポでリズミカルなリフを。パワフルなドラム&エネルギッシュなパーカッションのド迫力のリズムにのってダイナミックなリフで盛り上がり、ゆったりと雄大な感じに。終盤ではアコーディオン・ヴァイオリンがたおやかなフレーズをゆったりと奏で、そしてダイナミックで壮大な展開に。ラストは躍動感たっぷりのスリリングなリフでFin。
 10曲目は「stella lee jones」。ギターのしっとりとしたリフをバックにアコーディオンの哀愁ただよう音色がゆったりとながれ、ヴァイオリンが美しいフレーズをしっとりと奏でて。そして一旦止まってからパワフルなリズムがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンリフを。中盤では一旦とまってアコーディオンとヴァイオリンがゆったりと美しい音色を響かせて盛り上がって。その後ギターリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでゆったりとたおやかにドラマティックに。終盤ではピアノリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりと奏で、それが徐々に盛り上がって、ヴァイオリンの美しい調べがゆったりとながれて。
 7人編成のその厚いサウンドに圧倒されますね。メンバー皆さんの高い演奏力による絶妙なアンサンブルもたっぷり堪能でき、テクニカルなソロも聴けて。パワフルでダイナミックでしかも繊細で美しくドラマティックな聴き応えのある曲も多くて、なおかつ各パートも良さもふんだんに楽しめて。素晴らしいアルバムです。

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