ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

YUKIE & Nanclenaicers 4th Solid Earth

2019-10-27 22:27:06 | フュージョン
元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>が2011年から始められたスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。2013年8月に1stミニアルバム<Beginning>を発表され、それがまたとっても素敵なサウンドなもので、その後何度かライブも観にいってハマってしまいました。そして2015年9月に2ndミニアルバム「Discovery」、2017年5月に3rdミニアルバム「Departure」が発表され、今年2019年6月に4thミニアルバム「Solid Earth」が発表されました。ネコちゃんをメインに動物いっぱいのメルヘンチックなジャケットですね。
 アルバム1曲目は「Solid Earth」。アコギの美しい哀愁リフからゆったりとはじまって、ピアノが力強く綺麗に奏で、ギターがのびやかに爽やかに奏でて。このトーン、一瞬、高中氏のサウンドを思い出しました。そしてシンセがのびやかに奏で、リズミカルリフからスキャットがのびやかにながれて。中盤ではピアノのリズミカルなソロが。そしてピアノをバックにスキャットがのびやかに、そこにギターが加わってユニゾンで奏でて。終盤ではギターのエモーショナルなソロが。
 2曲目は「Savanna 2019」。ダイナミックリフからアップテンポではじまって、ギターとシンセが交互にリフを、明るく楽しく、ウキウキワクワクしてくるようにノリノリで。その後シンセのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロが。
 3曲目は「空の街」。川のせせらぎやウミネコの鳴き声がながれ、ベースのしっとりとした音色が響き、ピアニカの音色が寂しげにながれて。そしてアコギのメロウなリフからピアニカがしっとりと、さらにスキャットも。中盤ではピアニカのエモーショナルなソロが。
 4曲目は「十六屋の月」。アコギのしっとりとした音色が響き、ピアノが加わってボサノヴァ風にアダルティに。甘い雰囲気で恋人同士が寄り添うかのような。中盤ではピアノソロ、続いてアコギソロ、ベースソロが、それぞれしっとりと。
 5曲目は「Seven Bridge」。ミドルテンポのパワフルなドラムからグルーヴィなベースにのってギターのリズミカルリフがはいってファンキーモードになり、そこからギターのワウソロに。その後一旦静かになってベースソロ、」続いてギターソロへ。終盤ではミドルテンポでギターがのびやかに奏で、そこから叩きまくりのドラムソロへ。ラストは再びファンキーモードで楽しく。
 6曲目は「Signs from Nature」。しっとりとしたアコギソロで、心安らぐ感じですね。
 7曲目は「Solid Earth」のカラオケバージョンです。
 今回も明るく爽やかでとっても楽しい曲や、しっとりとじっくりと聴き入ってしまう曲など、曲数は少ないですけど、YUKIEさんの魅力を堪能できて楽しめる素敵なアルバムですね。機会があればライブ観にいきたいのですが・・・それと定期的に行われているアコギライブも観に行きたいっす。

Cichla Temensis 3rd 碧の幻想曲 (fantacia)

2019-10-06 21:31:12 | 21th J-プログレ
テクニカルな凄腕ベーシスト<国分巧さん>率いるフルートメインのプログレバンド<キクラ・テメンシス/Cichla Temensis>。初めて知ったのは2007年頃だったかな?たまたまフルートメインのプログレフェスを観に行ったとき。唯一ギターレスのフルート・ベース・ドラムのトリオ編成ながらもパワフルでテクニカルで、そのうえ美女フルーティストということもあって、すっかり魅了されて、その後も何度かライブを拝見しました。バンドは結成されたのは2005年で、2007年に6曲入りのミニアルバム「Another Triangle」を発表され、2009年に2枚目の5曲入りミニアルバム「affine space」を発表されました。次はフルアルバムを・・・と期待していましたが・・・当時のフルート奏者の方が渡米されて、バンドは活動休止に。その後、ベース・ドラムス・キーボードの編成でライブも行われて、自分も観に行きましたが、再び活動休止に。その後の国分さんの活動は、<ELASTIC TONE>や<ENCIPHERS & DECIPHERS>でも見知っていました。そして2016年よりフルート奏者<鈴木和美さん>ギタリスト<加藤裕幸さん>が迎えられて<キクラ・テメンシス/Cichla Temensis>再始動。さらに翌2017年にはドラムス<吉田真悟さん>キーボード<秋山佑介さん>が迎えられて本格的に活動され、2019年3月に今回紹介させていただく待望の3rdアルバム「碧の幻想曲(Fantacia)」が発表されました。森の中に佇む美女の爽やかで幻想的かつ美しいジャケット、この時点ですでに感動しています。2ndも芸術的だっただけに、今回も大満足っす!
 ではアルバム中身へ。1曲目は「空色のセラニウム」。フルートのリズミカルで明るく爽やかな音色がながれ、パワフルなドラムからダイナミックリフがはいって、ギターのリズミカルリフにのってアップテンポでリズミカルに楽しく。そしてサビ部ではさらに明るく爽やかに盛り上がって。もうこの時点で“ライブ観に行きたい!”って思わず叫びそうになり、体がウズウズしてきます。中盤ではファンキーっぽいリズムになってフルートのソロ、続いてキーボードのジャジーな感じのソロが。そこにフルートも加わって、ベースもテクニカルに弾きまくって盛り上がって。終盤ではフルートとベースがゆったりと奏で、そこからダイナミックなバンドリフがはいって、アップテンポのノリノリモードになって、明るく爽やかに盛り上がって。この解放感たまりません。
 2曲目は「碧い小路(Green Winding Road)」。ピアノのパワフルなリフからフルートがリズミカルに。そしてピアノリフからベースがしっとりと奏で、フルートがゆったりとメロウに奏でて。その後ユニゾンのブレイクからミドルテンポのパワフルなピアノリフからアコギのフラメンコを彷彿とさせるようなテクニカルなソロが、続いてフルートのリズミカルなソロが。終盤ではしっとりとゆったりとメロウに。ギターのアルペジオリフがメロウに響き、そこから爽やかなソロへ。3分弱の小曲ながらも聴きどころいっぱいですね。
 3曲目は「三日月湖(Crescent Lake)」。アコギのゆったりとほのぼのしたリフからはじまって、フルートがのびやかにしっとりと奏でて。どことなく郷愁を感じます。バックのフレットレスベースの音色がたまらないですね。その後、フルートが力強くのびやかにかなで、ドラマティックに盛り上がって。これも3分台の小曲です。
 4曲目は「Doors(5つの扉)」。ギターのリズミカルリフからグルーヴィなベースリフにのってアップテンポでリズミカルに楽しくノリノリモードに。その後ミドルテンポになってフルートがのびやかにゆったりと奏で、ブレイクから止まって。中盤では暗闇の空間を様々な音が飛び交って。そしてアップテンポのリズムがはいってユニゾンのダイナミックリフが。終盤ではミドルテンポでフルートがゆったりとのびやかにほのぼのと奏でるも、ラストは再びアップテンポでパワフルに盛り上がって。
 5曲目は「IBIS(朱鷺)」。ベースのミステリアスリフからダークにはじまって、フルートがゆったりと寂しげに奏で、そして暗闇に一筋の光が射すかのように明るい感じになって。そしてベースのテクニカルなソロからパワフルなドラムがはいって、アップテンポのリズミカルリフから明るく楽しく盛り上がって。中盤ではブレイクからギターのアヴァンギャルドな感じのソロが。そこにフルートも加わってアドリブバトル。さらにベースもドラムも弾きまくり叩きまくりでカオス状態に。終盤ではダイナミックなバンドリフからミドルテンポのフルートのリズミカルリフから明るく爽やかに。ラストはアップテンポでリズミカルに盛大にFin。
 元々テクニカルなうえに、メロディアスな面も増えてとっても楽しめますね。5曲では物足りないっす。ライブ観に行きたい!新編成になってからはまだ一度もライブ観に行けてないので・・・仕事をなんとかせねば・・・キクラテちゃんに逢いたい!