ひよりの音楽自己満足

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Derollin’  2007

2012-01-21 06:20:38 | 21th J-プログレ
 <夢幻>や<MIDAS>や<マグダレーナ>等で活躍されていた、スティック奏者の<松浦正平さん>が、同じ<マグダレーナ>のキーボード奏者<片岡知久さん>と、片岡さんの友人であるドラマー<猿田克仁さん>と3人で、1997年に大阪で結成されたバンド<Derollin’>。当初はバンド名は決まっておらず、2000年の1月に行われたライブで<Derollin’>と初めて名乗ったそうで。
まず、2002年に「Demonstration2002」が発表されます。そしてしばし沈黙のあと、2007年にこの「Demonstration2007」が発表されます。とてもシンプルなジャケットです。
 アルバム1曲目は「Open The Next Door」。シンセのオーケストラサウンドが荘厳にながれ、ピアノのしっとりとしたリフから、オーボエ風のサウンドがゆったりとながれて。そしてコーラスサウンドが加わってドラマティックに盛り上がって。その後再びしっとりと。
 2曲目は「Monster」。ピコピコのPCサウンドからはじまって、シンセの明るく楽しいリフがミドルテンポのテクノリズムにのってながれて。その後キーボードの伸びやかなフレーズがながれて。どことなくヴァンゲリス風なシンセミュージックのような感も。
 3曲目は「Derollin’ Mouse」。ドラムフィルからミドルテンポではじまって、シンセのリズミカルでコミカルな楽しいリフが。そしてキーボードのリズミカルなリフ、シンセのうねるサウンドがながれ、キーボードとスティックのユニゾンも。中盤では一旦とまってシンセの幻想的な音色がゆったりとながれ、時折ドラムフィルがはいってアクセントに。その後ミドルテンポのパワフルなドラムがはいってキーボードがほのぼのした感じのフレーズを奏で、そしてスティックとユニゾンで。終盤ではアップテンポでシンセのコミカルなリフがながれて、ドラムも叩きまくりで盛り上がって。
 4曲目は「Reaching For A Star」。ミドルテンポのパワフルなドラムから、キーボードが哀愁ただようリフをゆったりと奏でて。そして一旦とまったあとピアノのリフがしっとりとながれ、その後ミドルテンポの変拍子リズムでキーボードがゆったりと爽やかなメロディを奏でて。
 5曲目は「Wizard」。パワフルなタムドラムからシンセのダイナミックなリフがミステリアスな感じではいって、そしてミドルテンポでシンセの変拍子リフがリズミカルに。その後一旦止まってピアノの力強いリフとパワフルなタムドラムが響き、キーボードのミステリアスなリフが。中盤ではギター風サウンドの太いリフからキーボードのエモーショナルなソロが。終盤ではスネア連打のパワフルなドラムにのってキーボードの伸びやかな音色が響き、そしてスティックとユニゾンでリフを。ブレイクもキメてFin。
 前作よりも複雑に展開してめっちゃプログレしてますね。しっとりとした場面や明るく楽しい場面もあり、トリオ編成ながらも様々なサウンドを響かせ、音質も良くて、聴き応えのあるテクニカルな演奏を楽しめます。今回も全5曲で計20分強と短いです。やはりこれだけでは物足りないので、フルアルバムぜひともお願いしたいっす。

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