ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

13.10.27 jaja

2013-10-31 06:18:51 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.10.27 府中大國魂神社特設ステージ
<JAZZ in 府中2013>
 府中駅を中心に大規模に開催されたJAZZイベント<JAZZ in 府中2013>。多くの場所でたくさんのバンドがアツいライブを繰り広げられて大盛況だったようで。こういったイベントが開催されるというのは音楽好きにとっては本当に嬉しいっす。主催者様及び尽力された関係者の方々に心より感謝いたします。ただ、嬉しい反面、観たいバンドが同じ時刻に重なってしまうと困ってしまうのですが。
 で、自分はどうしても見たいバンドがあって、用事を済ませてから夕方に現地に着いたわけですが、お目当てバンドが出演する特設ステージに着くと、現在30分押しとのこと。まあこういうイベントではよくあることですね。で、お目当てバンドの出番の前にこれまで全く知らなかったバンドのライブをまず観ることになったわけですが・・・これがまためっちゃかっくいいバンドでビックリ!

 <jaja>。2004年にCDデビューされて、これまでにスタジオアルバム7枚とライブアルバム1枚、ライブDVD、さらにコンピレーションアルバムなどを発表されていて、ライブ活動は国内にとどまらず、東南アジアやヨーロッパの音楽イベントにも出演されるなど大活躍で、キャンペーンソングやCMソングも担当されているそうで。これほどのバンドを知らなかったとは、なんともお恥ずかしい限りです。
 メンバーは、リーダーでSax奏者の<秋山幸男さん>、ギター<西沢譲さん>、ベース<市村浩さん>、ドラムス<高島基博さん>の4名のようで。

 17時20分頃、イベント関係者さんがイベントの趣旨やカンパを募る説明をされたあと、バンドが最終サウンドチェックでリズミカルなサウンドを響かせて。ステージは向かって左にナチュラルボディの5弦ベースを抱えた市村さん、中央後方が1タム1バスのドラムを叩く高島さん、ステージ右がブラウンの綺麗なトラ目のテレキャス風ボディのギターを抱えた西沢さん、そしてフロント中央がソプラノSaxを華麗に操る秋山さんが。キーボードが居ないのにピアノの音が聴こえますが、高島さんがサンプリング音源を調整されているようで。で、バンド演奏が止まりますが、サンプリング機器にトラブルがあったようで、スタッフの方々がドラムの後ろに集まって高島さんと調整を。その間を秋山さんがMCでつないで。

 17時35分頃、司会者の方が「お待たせいたしました」「歌うようなソプラノSaxの奏でるメロディを存分にお楽しみください」って紹介されていよいよはじまります。
 1曲目は「Again」っておっしゃったかな?ピアノとベースの音色がしっとりとながれ、Saxがのびやかにメロウに奏でて。そしてアップテンポのリズムがはいって、ベースのドライブ感たっぷりのノリノリのリフとギターの軽快なカッティングリフにのってSaxがのびやかに爽やかに奏でて。その後ギターがメロウに奏で、Saxがフィルを入れて、ギターとSaxがユニゾンで爽やかに奏でて。中盤ではドラム叩きまくりのパワフルなブレイクリフからギターのテクニカルなソロが。続いてSaxのテクニカルなソロ。ソロが終わると拍手です。その後、Saxとギターがユニゾンでのびやかに奏でてから、ミドルテンポになってSaxがのびやかにドラマティックに奏で、Saxのリフをギターがおっかけて、そしてユニゾンで奏でて。終盤ではギターのカッティングリフにのってSaxがのびやかに奏で、そのままテクニカルなソロを。「ありがとうございます」って秋山さん。

 2曲目は「Friends」っておっしゃったかな?ピアノの綺麗な音色がゆったりとながれ、しっとりとしたベースラインにのってSaxがゆったりとメロウにドラマティックに奏でて。そしてドラムの静かなリズムがはいってギターのエモーショナルなソロが。その後一旦止まってからSaxがしっとりと奏で、徐々にドラマティックに盛り上がって、そのままテクニカルなソロへ。ラストはテーマフレーズをゆったりとしっとりと奏で、そこからロングトーン。それが1分以上ずっと吹き続けていて大拍手!

 「ありがとうございました」って秋山さん。「今日はどんなことがあっても音を止めない」って爆笑!「今年こそ紅白狙ってますので応援宜しくお願いします」って。

 3曲目は「東京カルメン」っておっしゃったかな?ピアノのリズミカルなリフからアップテンポのノリのいいSWINGリズムがはいって、ノリノリのベースリフにのってSaxがのびやかに奏で、ギターがフィルを入れて、リズミカルに盛り上がっていってSaxがパワフルに奏でて。その後ノリノリモードでギターのテクニカルなソロが。中盤では一転ミドルテンポになってSaxとピアノのしっとりとした音色がながれ、再びアップテンポのノリノリモードになってSaxがパワフルにリズミカルに奏で、そこからテクニカルなソロへ。エネルギッシュなトリルは圧巻です。ラストはパワフルなテーマリフに戻って。

 「ありがとうございます」って秋山さん。jajaはこのJAZZ in 府中には第1回から出演されているそうで。「今日はせっかく出会えたのでjajaという名前だけでも覚えていただけたら」って。

 「次はバラードを」って4曲目は「I Miss You」。ピアノとベースのしっとりとした音色がゆったりとながれ、Saxが哀愁たっぷりにドラマティックに奏でて、力強くメロウにのびやかに、さらにロングトーンも。その後、ギターのソフトトーンのエモーショナルなソロが。中盤ではSaxが力強くのびやかに奏で、ギターがフィルを入れ、そこからSaxのエモーショナルかつテクニカルなソロへ。終盤では静かななか、ベースのテクニカルなソロ、そしてSaxのテクニカルなソロが。

 「ありがとうございます」って秋山さん。ここで物販のCDの宣伝を。「買っていただいたらサインします。将来“なんでも鑑○団”で高値がつくよう頑張ります」って爆笑!

 オーラス5曲目。カウントからアップテンポのリズムが入って、軽快なカッティングリフからSaxのパワフルでリズミカルなリフが。その後ブレイクからギターのテクニカルなソロとSaxのテクニカルなソロの掛け合いバトルが。さらにベースのテクニカルなチョッパーソロも。終盤ではSaxのパワフルでリズミカルなリフから叩きまくりのドラムソロが。ラストはスリリングなユニゾンリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!いつのまにか客席も後ろも大勢の観客が集まっていました。「どうもありがとうございました」って秋山さん。「jajaの皆さんにもう一度大きな拍手を!」って司会者さんが呼びかけてさらに大拍手が。アンコールが起きないのが不思議なくらい。まあただでさえ進行が押しているイベントだから難しいんでしょうね。時計を見ると18時10分。約45分のとっても素敵なライブでした。
 パワフルでテクニカルかつメロウなソプラノSax、テクニカルでグルーヴィで超気持ちいいベース&ドラムス、そしてかっちょいいギター、ほんとかっこよかったっす。イメージ的には80年代のT-スクエアをもっとJAZZ寄りにしたような?JAZZだけどキャッチーでメロディアスなリフやフレーズにテクニカルでエネルギッシュなソロたっぷりの見応え聴き応えたっぷりの演奏で楽しませてくれましたね。しかも音響の良くない状況で。大勢集まった観衆がすべてを物語っていますね。そうそう、このライブではキーボードはサンプリングでしたが、この日の昼間のライブではキーボード奏者の方が参加されていたそうで。機会があればぜひ音響のいいハコで、キーボード奏者さんが加わったライブを観に行きたいっす。

13.10.27 YUKIE & Nanclenaicers

2013-10-29 06:22:39 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.10.27 府中大國魂神社特設ステージ
<JAZZ in 府中2013>
 元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>。2011年にスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>を結成されます。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。Youtubeに何曲かライブ映像がUPされてたんですけど、それがまたかっこよくて、いつかライブを観に行きたいなって思っていました。そんななか、2013年8月にミニアルバム<Beginning>を発表されました。とっても素敵なアルバムですが、曲数が少なくて物足りなくて、これはもう是が非でもライブを観に行かねば!とHPでスケジュールを確認してみたところ、直近で10/25に府中で行われるJAZZイベントに出演されるとのことで、ちょと遠いんですけど行ってみようかなと、楽しみにしていました。

 さて当日。だいぶ暗くなってちょっと寒くなってきました。演奏はアツいですけど。隣りのステージのライブ中にメンバーの皆さんはセッティングを。そうそう、今回のライブではキーボードの林さんが他の仕事で全国ツアー中とのことで<佐藤雅子さん>が出演とのことで。ステージは向かって左に佐藤さんの2段のキーボードセット、その斜め隣りが1タム1バスのシンプルなドラムセット、その隣りがベースアンプで、ナチュラル風ボディの6弦ベースを抱えた箭島さんが。そしてステージ左が鮮やかなレッドボディのストラト風ギターを抱えたYUKIEさんが。初めて拝見するYUKIEさん。90年台にTVで観たとおりにとっても可愛らしくて、さらに美しく。しばし見とれてしまいました。YUKIEさんはブラウンのミニワンピに黒ストで、髪を後ろで束ねて。

 18時18分ころ、最終サウンドチェックでミドルテンポのノリのいいバンド演奏が始まって。そしてYUKIEさんがOKサインを出していよいよはじまります。
 「大変お待たせいたしました。“なんくるないさー”をモットーに元VELVET PΛWのYUKIEさんが2011年に結成された、本日最後のバンド<YUKIE & Nanclenaicers>です!」って司会者の方が紹介して大拍手!

 カウントからはじまった1曲目はJAZZスタンダードから「ポインシアナ」。箭島さんのリクエストだそうです。ミドルテンポのリズムにのってギターのソフトサウンドのカッティングリフがはいって、ピアノのリズミカルなリフにのってギターがゆったりと心地よくメロウに奏でて。トロピカルな雰囲気ですね。その後ピアノが力強くリズミカルなソロを。ソロが終わると拍手です。続いてはベースのテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手です。終盤ではギターがリズミカルに爽やかにトロピカルに奏でて、ラストはゆったりとFin。

 続いてすぐにアップテンポのノリノリのシャッフルリズムがはいって。「こんばんは。YUKIE & Nanclenaicers です」「次の曲、よかったら一緒に歌って」ってYUKIEさん。2曲目は「The Song Of Soup」。ピアノとギターがリズミカルに爽やかで明るく楽しいリフを弾き、サビではYUKIEさんと佐藤さんが♪パッパッパパ~って楽しくコーラスを。その後YUKIEさんがステージ前に出てグルーヴィなリズムにのってソロ、続いてピアノのリズミカルなソロが。終盤ではオルガンサウンドがのびやかにながれれるなか、ギターがリズミカルなリフを。そしてサビでコーラスで盛り上がって「ラスト3回!」ってYUKIEさん。ノリノリでFin。

 「ありがとうございます。改めましてYUKIE & Nanclenaicersです。宜しくお願いします」って大拍手。台風が心配されましたが「すごい雨女なので、晴れてよかったです」って。ここでメンバー紹介です。

 前の曲が“スープ”だったので「食べたあとはお昼寝」ってYUKIEさん。3曲目は「SIESTA~シエスタ」。カウントからギターがしっとりとメロウに奏で、キーボードが加わってユニゾンで綺麗にしっとりと。その後まずはしっとりと、しかもテクニカルなベースソロ。続いてギターのメロウでエモーショナルなソロが。終盤ではギターとキーボードがユニゾンでゆったりと奏で、ギターがのびやかにメロウに。ラストは一旦止まってからギターがシットリとメロウに、オルガンがしっとりとのびやかに奏でてゆっくりとFin。

 「ありがとうございます」ってYUKIEさん。ここでこのJAZZフェスのカンパの呼びかけと今年8月に発表された1stミニアルバムの宣伝を。さらに次のライブの告知も。

 「ちょっと冷えてきたので、元気いい曲を」「“お昼寝”から夜になって夢のなか」「宇宙船をイメージした曲」って4曲目は「STARSHIP」。ペースのパワフルでリズミカルなリフからアップテンポのノリノリのドラムがはいって、YUKIEさんが手拍子を促して、ギターがヘヴィリフからのびやかに爽やかに奏で、キーボードと綺麗にハモって。ノリノリのドライブ感たっぷりのめっちゃかっくいい曲です。その後YUKIEさんがステージ前に出てテクニカルな弾きまくりのソロを。続いてキーボードのテクニカルなソロが。終盤ではギターのパワフルでリズミカルなリフからキーボードと爽やかに綺麗にハモって、そしてYUKIEさん再びステージ前に出て弾きまくりソロを。ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。曲が終わると大拍手大歓声!

 「ありがとうございます」ってYUKIEさん、とっても嬉しそう♪でも「次が最後の曲です」って。客席から「えぇ~!」って声が。
 「未来に残したいもの、豊かな自然・・・優しい心・・・」って。「よかったらコーラス一緒に歌って」って本編最後となる5曲目は「つなごう未来へ」。YUKIEさんの♪ラーラーラーララーってスキャットからはじまって、アップテンポのサンバ系の楽しいリズムがはいってギターがトロピカルな感じのカッティングリフを弾き、ピアノがリズミカルなリフを。そしてサビではYUKIEさんと佐藤さんが歌って。その後まずはギターのテクニカルなソロが。そして静かになってベースのテクニカルなソロが。終盤では爽やかなコーラスとともに盛り上がって、そしてキーボードのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」ってYUKIEさん。大拍手がアンコールを求める手拍子に。でもここで半分くらいのお客さんが終わりだと思って席を立ってしまって。そんななかでも手拍子のかいあってか「アンコールやります」ってYUKIEさん、大拍手!
 オーラスの6曲目。ベースのリズミカルなリフからアップテンポのドラムがはいってギターがカッティングリフからのびやかに奏でて。その後まずギターがワウを効かせたリズミカルなソロを。続いてオルガンのテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手です。続いてベースのテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手です。さらにドラムのパワフルな叩きまくりソロが。終盤ではギターがリズミカルなリフから再びソロを。ラストはスリリングなユニゾンリフ&ブレイクでパワフルにFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。YUKIE & Nanclenaicersでした」ってYUKIEさん。最後に司会者の方が締めの挨拶をしてライブ終了です。時計を見ると19時3分。約45分のとっても素敵なライブでした。
 初めて観た<YUKIE & Nanclenaicers>のライブ、素敵でした。演奏もテクニカルでかっこよくて。ただ、今回のライブは野外なのにドラムが生音など音響的には満足できるものではなく、しかも一般客が多いため、アウェー的な感じだったので、これはもうぜひともハコでのちゃんとした音響でのライブを観なければ納得いかないっす。11/5に渋谷であるそうなので、なんとか観に行きたいっす。

和嶋慎治さん 祈りの鼓動~生~(GOUNN)

2013-10-27 07:04:36 | 人間椅子
 <人間椅子>のギター&ヴォーカルの<和嶋慎治さん>。和嶋さんは<人間椅子>の活動をメインとしながらもソロや様々なミュージシャンと活動されたり、レコーディングや曲作りに参加されたりしていますが、近年一番驚いたのはアイドルグループ“桃Z”(あえて省略させていただきます)に参加されたことでしょうか。そもそもは“桃Z”でSabbathっぽい曲をやりたいとのことで、様々なつてから和嶋さんに白羽の矢がたったそうで。自分はアイドルグループには全く興味がないもので、いくら和嶋さんが参加されたとしても、いまひとつ聴く気になれないものでそちらは聴いていませんが。で、和嶋さんがレコーディングに参加されただけでも驚いたのに、なんと2013年5月に行われた<OZZ FEST JAPAN 2013>に“桃Z”が出演して、和嶋さんもゲスト出演されたとのことでさらにビックリ!これも自分は観ていませんが、Youtube動画はみました。いつもの着物姿におちゃめに帽子を被って。自己のスタイルを守りつつもちょこっと合わせたみたいな。まあ賛否両論あったようですが。
 その後、<人間椅子>は8月にニューアルバムを発表し、9月のレコ発全国ツアーでは数カ所でSoldoutとなる大盛況で、来年1月にレコ発追加東名阪ツアーが発表されるなど、超盛り上がっています。
 そんな折にいつものように<人間椅子>のオフィシャルblogをチェックしていたら、なんと和嶋さんが再び“桃Z”のアルバムに参加されたとのニュースが。しかも今回は“桃Z”2013ライブツアーのサントラ盤とのことで、歌は全く入っていないインスト集とのこと。和嶋さんは1曲のみ楽曲提供されただけのようですが、インストならばぜひ聴いてみたい、と即注文しちゃいました。
 曼荼羅のように描かれているゴールドのジャケット。仏教をテーマとしたという「GOUNN」というアルバム。全7曲で、様々なアーティストが楽曲提供されていて、しかも各曲には<久米明さん>のナレーションによるありがたい“お説法”も。
 アルバム1曲目は<永井ルイさん>の「曼荼羅~プロローグ~」。スペーシーなサウンドが幻想的にながれ、ミドルテンポの太鼓のようなリズムがはいって、平安調のような“和”の情緒たっぷりのメロディがしっとりとながれて。
 2曲目は<NARASAKIさん>の「運命~輪~」。大きな“りん”のような音色が神秘的に響いて。そして一転アップテンポのダンサブルなリズムがフェードインしてきて、グレゴリアンのようなコーラスが奥深く響き、ここでナレーションが。「宇宙とは大きな命・・・あらゆるものに命が吹きこまれる・・・」と。その後ダイナミックなリフからアップテンポのリズムにのって尺八のような音色がのびやかにながれ、そしてダイナミックなリフから壮大なオケサウンドがゆったりとながれて再びナレーションが。「出会い、別れ・・・川の流れのよう・・・」「運命は、決まっていない。その人しだい・・・」と。終盤ではシンセの明るく爽やかなメロディがゆったりとたおやかにながれて。
 3曲目は<長谷川智樹さん>の「巡礼~廻~」。スペーシーなサウンドがゆったりとながれるなか、ナレーションが。「正しい行い・・・未来につながる」「おろそかにできない・・・」と。そしてグレゴリアン風のコーラスサウンドがゆったりとながれ、ミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、オリエンタル風のうねる妖しいメロディがゆったりとながれて。終盤では荘厳なコーラスからミドルテンポでオケサウンドがゆったりと響き、“ホーミィ”のような唸る音がながれて。シルクロードの旅のような雰囲気ですね。
 4曲目は<大久保薫さん>の「Meditation~輪~」。力強いコーラスサウンドがダイナミックにながれ、アップテンポのリズムにのってシタール風の妖しいサウンドがゆったりとしっとりとながれ、ここでナレーションが。「今、自分は何をしているのか・・・自分のしていることは大事なことなのか・・・」と。そしてガムラン風サウンドのリズミカルなリフからシタール風サウンドがゆったりと妖しくながれて。終盤ではディジュリドゥ風サウンドがリズミカルにながれ、コーラスサウンドが響き、再びガムラン風サウンドのアップテンポのリフからシタール風の音色がゆったりとながれて。
 5曲目が<和嶋慎治さん>の「祈りの鼓動~生~」。まずはナレーションが。「この世は助け合って成り立っている・・・巡り巡って助け合っている・・・生まれてどんな行いを・・・」と。そしてギターのヘヴィでダークなリフがゆったりとながれ、ミドルテンポのリズムがはいってお江戸調のリフへ。その後アップテンポになってリズミカルなヘヴィリフがノリノリで。“品川心中”を彷彿とさせますね。終盤ではブレイクからヘヴィでダークなリフがゆったりとながれ、三味線風のパワフルなリフから再びアップテンポのノリノリモードでヘヴィリフがリズミカルに。めっちゃかっちょいい曲なんですけど、打ち込みのリズムがあまりにもチープで、ヘヴィなギターサウンドとなんか釣り合わなくて。ノブさんに叩いてもらいたいなぁ。それと弾きまくりギターソロがないのは残念。やはりサントラだからでしょうか。
 6曲目は<木村篤史さん>の「光と影」。ピアノの♪ダーン!って衝撃的なダイナミックサウンドが響き、その後、タブラ風のゆったりとしたリズムがはいってシタール風の音色がゆったりと妖しくながれて。その後、クリスタルなサウンドがゆったりと綺麗にながれ、女性コーラス風サウンドとともにほのぼのしたメロディを奏でて。そして再びシタール風サウンドがゆったりと妖しくながれて。
 7曲目は<横山充さん>の「旅~時の流れ~」。尺八風サウンドとコーラスサウンドがしっとりとながれ、オケサウンドと笛の音色がゆったりとたおやかにながれて。そしてダイナミックなオケサウンドがはいるも静かになって、ピアノの音色がしっとりとながれるなか、ナレーションが。「雲は同じ形をしない」「人間の運命は幸・不幸、浮き沈みが・・・」「この世は一時たりとも止まったりしない」「目は心の鏡」「過去を負うな、未来を勝ち取れ」「今を力強く生き抜くこと」と。その後、ダイナミックなオケサウンドがゆったりとドラマティックにながれて劇的にFin。
 “仏教”がテーマとのことで、日本~東南アジア~インドのようなオリエンタルなサウンドが心の奥底に響くようにながれ、そこにありがたい“お説法”がはいって、心が洗われるというか聴いているとなんだか“徳”を積んだような気分に。サウンド的にもとっても素敵なアルバムです。残念ながら一般発売ではなく、“桃Z”のライブ会場か専用サイトでしか入手できないようです。しかも限定発売のようで。1曲だけでも和嶋さんのかっくいい曲が聴けるのは嬉しいっす。

KENNEDY  Twinkling NASA

2013-10-24 06:52:46 | ジャパン・プログレ
 70年代には“手数王”<菅沼孝三さん>とともにプログレバンド<カリスマ>で活躍され、80年には<小西健司さん>とともに<DADA>を結成され、アルバムを2枚発表。そして85年に今回紹介させていただくソロユニット<KENNEDY>を立ち上げ、その後はかの“コナミ”に入社されて、ギタリストとしてだけでなく作曲家としても大活躍されている<泉陸奥彦さん>。
 2013年秋に突如KINGレコードから80年代の素晴らしいプログレアルバムが紙ジャケ高音質CDで再発され、これまで廃盤だった<DADA>のアルバムと、<KENNEDY>のこれまでずっとCD化されていなかった幻のアルバム「Twinkling NASA」がついにCD発売されました。
 <KENNEDY>は、泉さんが1985年に立ち上げた自身のソロユニットで、アルバム「Twinkling NASA」では、Sax<伊藤宏二さん>、Drums<宇佐美斉さん>、キーボード<深見誠一さん><仙波基さん><北岡敦さん>、ヴォイス<太田由美さん>が参加されています。まずなんといってもタイトルの通りに宇宙から地球を望むこの美しいジャケットに見とれてしまいます。ジャケットから音を想像するとスペーシーで壮大なシンセサウンドなのかなぁ~なんて思ってしまいますが。ライナーノーツには曲は81年から85年に書かれたもので、ほとんど泉さんの曲ですが、2曲目が仙波さんの曲で、9曲目が北岡さんの曲とのことで。
 アルバム1曲目は「TWINKLING NASA」。スリリングなキーボードリフからはじまって、パワフルなブレイクリフから爆発音が響いて。そしてダイナミックなシンセリフがスリリングにながれるなか、オルガンサウンドが力強くのびやかにながれて。その後ダイナミックなシンセリフから宇宙船の無線交信のような声がながれて。終盤ではダイナミックなリフからシンセのスリリングなリフがながれ、パワフルなブレイクリフから爆発音が響いて。
 2曲目は「燃える日々」。神秘的なシンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、チャイムのような透明感のある金属音やフルートのような音色もゆったりと。そしてホルンのような音色やトランペットのような音色も加わって、さらにストリングスサウンドのリフがゆったりと。
 3曲目は「飛行船 Part1」。アップテンポのスリリングなリフからダイナミックなリフがはいって、ギターのヘヴィリフとメロトロン風のリフが交互にスリリングに。中盤ではダイナミックなリフからギターのテクニカルなリフがはいって、そのままアグレッシブな弾きまくりのギターソロへ。その後ギターのテクニカルなリフがスリリングに展開し、ラストはギターのアルペジオリフがゆったりと。
 4曲目は「楕円軌道」。シンセのリズミカルなリフからギターのアヴァンギャルドな感じのソロが。
 5曲目は「EXPLORER 1958 ALFA」。アップテンポのダイナミックなリフからまるで戦闘シーンの音楽のように攻撃的にスリリングに展開して、さらにマシンガンのようなギターリフとシンセリフも。中盤ではシンセの明るく爽やかな感じのリフが壮大にながれ、リズミカルなリフからミドルテンポでテクニカルなソロが。その後アップテンポに戻ってSaxのヒステリックでアヴァンギャルドなソロが。続いてミドルテンポに戻ってシンセのアグレッシブなソロが。終盤ではアップテンポのダイナミックでスリリングなモードに戻って疾走してギターが弾きまくって。
 6曲目は「BOSTOK」。ミドルテンポのパワフルなズンズン響くリズムにのってオケサウンドのパワフルでスリリングなリフがながれて。中盤ではギターの弾きまくりのアグレッシブなソロが。その後再びオケサウンドのパワフルなリフとシンセののびやかな音色がながれて。
 7曲目は「PRELUDE」。ギターのアルペジオリフからゆったりとはじまって、ストリングス風サウンドが、スペーシーで浮遊感たっぷりななか、たおやかにゆったりとながれて。まるで無重力空間を漂うような感じです。その後ギターのエフェクトをかけたうねるサウンドでのアヴァンギャルドな感じのソロが。
 8曲目は「飛行船 Part2」。キーボードのテクニカルなリフ、ギターのヘヴィリフからアップテンポでスリリングにはじまって。そしてキーボードのテクニカルなリフからホーンセクションのようなサウンドがのびやかにながれて。その後シンセのパワフルなリフ、ギターのヘヴィリフからシンセとギターのアグレッシブな弾きまくりソロバトルがスリリングに展開して。さらにはSaxのヒステリックな感じのアグレッシブなソロも。
 9曲目は「FLORIDA」。グロッケン風の金属音の音色がゆったりとほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏で、メロトロン風サウンドのゆったりとした音色も加わってメルヘンチックに。チャイムのようなクリスタルな金属音も響き、なんとなくクリスマス風な感じですね。
 まるでのちの泉さんの活躍を見るような、攻撃的なバトルものにピッタリの激しく疾走する曲や、スリリングな曲やミステリアスな曲など、ほとんどゲームのサントラのようなかっくいいアルバムですね。なんでもっと早くCD化されなかったのかが不思議でなりません。
 こののちKENNEDYは伊藤さん、北岡さんと新たにドラムス<安田隆さん>を迎えて4人編成でプログレというよりもインプロバトルの多いジャズロック色を高めたバンド活動を始めて、87年にはまるで格闘技のようにアツく激しいインプロバトルが繰り広げられたライブアルバム「Kennedy!」を発表されます。ところが、89年に北岡さんが不慮の事故により他界されたために、バンドは解散されたそうで。

nahoko 音

2013-10-21 06:17:25 | J-POP
 80年代に一世を風靡した女性アイドル歌手<河合奈保子さん>。高校の頃めっちゃ好きでした。もっともお金がなくてレコードは買えませんでしたが。その後、トップアイドルだった聖子さんは現在でも様々な話題をマスコミに提供されていますが、奈保子さんはその後はあまりマスコミに名前が出ることはなくて、いつしか自分も失礼ながらも忘れてしまって。で、つい最近になんと奈保子さんの14歳の娘さんが歌手デビューされるというニュースが飛び込んできてビックリ!えっ、いつ結婚されたの?いつ出産されたの?って。その後のことを全く知りませんでした。なのでWiki等であらためて調べてみました。
 奈保子さんは1979年に西城秀樹さんの妹オーディションに応募して優勝し、80年に「大きな森の小さなお家」でアイドル歌手としてデビューして、その後「ヤングボーイ」「スマイル・フォー・ミー」「エスカレーション」「夏のヒロイン」「けんかをやめて」などなど多くの曲を大ヒットさせて。奈保子さんはピアノ・ギター・シンセサイザー等も演奏され、作詞作曲も手がけるようになり、86年には全曲オリジナルのアルバムを発表されています。さらにはミュージカルやTVドラマに出演されたり、ぎふ中部未来博の館内環境音楽を担当されたり、また“ザ・ジェントル・ウインド”というユニットの作曲を担当され、ライブではミッキー吉野さんとともにキーボードとバックボーカルも担当されたそうで。多方面で活躍される奈保子さんですが、96年にご結婚され、97年に赤ちゃん誕生を機に芸能活動を休止されたそうです。
 その後、オーストラリアで家事や育児に専念されながらも作曲はされていたようで、2006年にiTune限定で自作ピアノ作品集を発表され、11月にCDで発売されました。それがこのアルバム「nahoko 音」です。なによりもまずこのジャケット。美しく可愛らしいお顔、しばし見とれてしまいました。曲はiTuneでは”orange“と”blue“と9曲づつ分けられていたようですが、CDでは合わせて全18曲になっています。
1. face to face
2. in any cass
3. if you think so
4. to the best of my knowledge
5. thanks
6. in my opinion
7. in real life
8. as soon as possible
9. for your amusement
10. in other words
11. it’s a possibility
12. bye bye for now
13. keep it short and simple
14. as a matter of fact
15. tears running down my cheeks
16. what do you think?
17. significant other
18. just smile
 全曲を通してゆったりとほのぼのしたメロディがたおやかにながれ、時にはリズミカルにパワフルに躍動する曲もあり、時にはしっとりと哀愁を感じる曲もあり、素朴で優しく美しい音色にとっても癒されますね。奈保子さんの優しいお心が伝わってくるかのようです。ゆったりと身体を休めて心地よく居たいときなど、またティータイムのBGMなどには最適かと。
育児からは手が離れつつあるなか、再び音楽活動を再開されるような雰囲気も。娘さんの歌手活動とともに今後の動向に注目したいで

13.10.13 鬼怒無月さんSuper Session

2013-10-18 07:01:45 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.10.13 六本木 音楽実験室新世界
<新世界スーパーセッション>
 プログレやJAZZなど様々なバンドやユニットで、そしてソロでも大活躍中の凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>。いつものように鬼怒さんのライブ予定をネットでチェックしていると、凄すぎるメンツのライブが。ドラムスが<吉田達也さん>、キーボード<中山努さん>、そしてベースが<早川岳春さん>と<佐藤研二さん>という“是巨人”+“COIL”のような、さらにサトケンさんが加わっての、嵐のような激しい音波に重低音の音圧に襲われる予感です。こんな衝撃を体感できることはそうはないでしょうからぜひとも観に行きたいところ。ところがこの日は他にも観たいライブがあってものすごく悩みました。
 日が近づくにつれ、ライブの情報が発信され、なんとMAGMAの曲やCREAMの曲も演奏されるとのことで、この凄いメンツでこういう曲をやったらいったいどうなるのかと益々興味と好奇心が高まって。

 さて当日。ギリギリまで悩んでました。もしもこちらの新世界がSoldoutだったらあきらめようと六本木へ。会場近くまで来るとなんとものすごい行列が。こりゃだめだ、せめて店の前の写真だけでも撮って帰ろうかなぁ~なんて思って近づくと、どうも客層が違うような?ケバいおねーちゃんばかりで黒服イケメンにーちゃんが並び方を指示していて。どうやらこのおねーちゃんの行列は隣のクラブのお客さんのようで、新世界のほうはすんなり入れました。でも中は超満員ギッシリ!Soldout寸前だったかも。
 ここのお店は初めてなんですけど、ステージ前にオケピットのような空間があるんですね。なんか不思議。もちろん客席になってますけど。
 ステージは向かって左後方に2タム1バスのドラムセット、左フロントがギター、中央はベース2人分のスペースで、左に早川さんのアイバニーズのブラウン4弦ベースが、右にサトケンさんのレドSG4弦ベースとマーシャルアンプが。そしてステージ右にハモンドオルガンとシンセ1台のキーボードセットが。

 19時7分頃、メンバーの皆さんがステージに登場して準備を。「はい、お待たせしました」って鬼怒さん、大拍手!ここでメンバー紹介をしておのおのに大拍手が。
 1曲目は早川さんの「玄武」。早川さんのぶっといベースリフからはじまって、ギターがのびやかに奏で、パワフルなドラムがはいってギターがヘヴィでダークなリフから、シンセサウンドが響くなか、ギターと早川さんのベースがユニゾンでのびやかに、ミステリアスなフレーズを奏でて。ドラムも叩きまくってます。その後、早川さんのぶっといバキバキサウンドのパワフルなベースソロが。ソロ後はギターとベースお二人のユニゾンリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。中盤ではシンセのうねるスペーシーサウンドとベースのハーモニクスサウンドが幻想的に響いて。そしてオルガンソロからドラムも叩きまくり、様々な音が飛び交うフリーインプロの世界に。その後ギターがヘヴィリフから、オレンジライトのなか、テクニカルなギターソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではダイナミックなリフからギターとベースお二人がユニゾンでゆったりとのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって盛り上がって。「ベース、早川岳春!」って鬼怒さん、大拍手!
 「クラクラした」「地震が起きたのかと思った」って鬼怒さん。「今日はずっとこんな感じです」って。

 2曲目は鬼怒さんの曲で「アラン」っておっしゃったかな?ベースのパワフルなリフからはじまって、叩きまくりドラムとパーカッシブなオルガンリフからギターがのびやかに奏で、アップテンポのノリノリモードになってギターがヘヴィリフを。そしてサトケンさんの激しいアクションの弾きまくりベースソロが。その後オルガンのヘヴィサウンドが響くなか、ギターのヘヴィリフがスリリングに、さらにパワフルなベースリフにのってギターの激しくカッティング、そこからギターと早川さんのベースとのソロの掛け合いをはさんでギターの弾きまくりのエネルギッシュなソロへ。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではダイナミックなバンドリフとギターのフィルの掛け合い、そしてパワフルなブレイクリフからノリノリモードでスリリングに盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。

 次は吉田さんのルインズの曲で、タイトルは聞き逃してしまいました。「コーラスあるよ」って鬼怒さんがメンバーの皆さんに。すると皆さんマイクの準備をして揃って発声練習をして爆笑!
 3曲目、カウントから一斉に♪Waah~!って。そしてギターとツインベースのユニゾンリフ、ブレイクリフと叩きまくりドラムが。その後、一旦止まってからベースDUO。早川さんのリフにサトケンさんが反応して、サトケンさんのアップテンポのリフにのって早川さんがエフェクトを掛けたサウンドでのテクニカルな弾きまくりソロを。それが進むにつれ、ギターがハイキーでフィルを入れ、ドラムが叩きまくってフリーインプロモードに。中盤ではギターのアップテンポのリフからドラムが叩きまくって、ノリノリモードでキーボードとベースがリズミカルなリフを。そしてパワフルにスリリングにブレイクをキメて。その後アップテンポのダイナミックなリフからアグレッシブなキーボードソロが。ラストはダイナミックなリフとうねるシンセサウンドから盛り上がって、弾きまくり叩きまくりで。

 次の曲が前半最後ですが、「ジャック・ブルースといえば佐藤研二」って鬼怒さんからサトケンさんにリクエストされたそうで。「このメンバーでこの曲をやれるなんて感動!」ってサトケンさん。「若いときはあまり好きじゃなかった」って鬼怒さんが言うと「なんだと!」ってサトケンさん、爆笑!「ZEPとかから入ったから、なんかポヨンって感じた」って鬼怒さんが言うと「なんだと!」ってサトケンさん、爆笑!「いや、それは中学生の時の鬼怒が感じたことで、今は改心した」「ECに10回謝る」って鬼怒さん、爆笑!「吉田さんにこの曲を叩いてもらえるなんて感激」「中山さんにこの曲を弾いてもらえるなんて」「キーボードはいってないよ、って怒って鍵盤へし折っちゃうんじゃないかと」ってサトケンさん、爆笑!

 前半最後となる4曲目はCREAMの「White Room」。「吉田達也さんのご発声で」ってサトケンさん、爆笑!ダイナミックなリフから全員で力強くコーラスを。そしてサトケンさんのヴォーカルからミドルテンポのパワフルなリフがはいって、ミラーボールが回るなか、Bメロは鬼怒さんが歌って。2ヴァースも同様にAメロがサトケンさんで、Bメロが鬼怒さんが。中盤ではダイナミックなリフから全員コーラス、そしてオルガンソロへ。途中、鬼怒さんが“巻き”のサインを送って。その後ヴァースに戻ってAメロをサトケンさんが歌って、ギターがファズを効かせたフィルを入れ、Bメロを鬼怒さんが歌って。終盤ではダイナミックなリフと全員コーラスからギターのアグレッシブなソロが。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。「サンキュー!」ってサトケンさん。鬼怒さんがメンバー紹介しておのおのに大拍手が。「しばらく休憩します」って鬼怒さん。

ここで鬼怒さんが後半に演奏予定のMAGMAの「De futura」のこのセッション用に書き起こした譜面を希望者にメールで送ってくださる、とのことで、希望者は物販のところの記入用紙にメアドを書いてください、と。もちろん記入しました。届くのが楽しみです。もっとも自分が譜面を見たところで演奏も何もできませんが、まあ記念に。時計を見ると20時。1時間弱の前半でした。(後日、鬼怒さんから譜面データが届きました。どうもありがとうございました)

 20時20分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って準備を。そして♪ドン!ドン!ってミドルテンポでバスドラの音が力強く響き、ギターのミステリアスなリフからグルーヴィなリズムにのってダイナミックなリフと力強い“コバイア語”の全員コーラスが。後半最初となる5曲目が予告されていたMAGMAの「De futura」。ギターのミステリアスなリフから早川さんのベースサウンドがぶっとく響き、シンセの幻想的なサウンドがながれ、鬼怒さんと吉田さんがコバイア語で力強く歌って。そして一旦静かになってからダイナミックなリフがはいって、そこから早川さんのテクニカルな弾きまくりベースソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。その後、静かになってからうねるシンセサウンドがはいって、そこからダイナミックなリフと鬼怒さんと吉田さんのパワフルなヴォーカルが。そして静かになってベースのハーモニクスサウンドが響くなか、ギターのヴォリュームペダルを駆使した幻想的なソロが。そのあと、パワフルなドラムとぶっといベースリフがミドルテンポから徐々にテンポアップしていって、だんだん激しくなっていって、再び鬼怒さんと吉田さんのヴォーカルがはいって盛り上がって。中盤では叩きまくりドラムとともにギターののびやかで幻想的なソロが。そして鬼怒さんと吉田さんの力強いコーラスからダイナミックなリフがはいって、シンセの幻想的なサウンドが響き、ギターのテクニカルなリフと叩きまくりドラムから鬼怒さん・吉田さん・サトケンさんが力強いコーラスをいれて、盛り上がって。終盤ではミドルテンポでバスドラのリズムが響き、ギターのヘヴィダークリフとぶっといベースリフが響き、それが徐々にテンポアップしていって激しく盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。鬼怒さんがメンバー紹介をして、サトケンさんが鬼怒さんを紹介して、おのおのに大拍手が。

 「なんとか通りましたね」「皆さん楽しんでいただけましたでしょうか」って鬼怒さん、大拍手大歓声!「若いころはMAGMAって聴いてなかったんだよね」って鬼怒さん。BFがMAGMAに似てると言われるそうですが、鬼怒さんはそんなつもりがなかったようで。で98年にBFでヨーロッパツアーに行ったとき、対バンの方(?)がBFを聴いて「MAGMAが好きなんだろ」って言われたとか。鬼怒さんは否定されたようですが、近々にMAGMAのライブがあるから一緒に観に行こうと誘われて、一度は断ったそうですが、せっかくなので観に行ったそうで。で、まずMAGMAのアルバムを聴かされて、それで実際にライブを観てそれからMAGMAを聴くようになったとか。「あー疲れた!」って鬼怒さん。

 次の曲はサトケンさんのリクエスト曲だそうで「リラックスした時間を」「ゆったりと」ってサトケンさん。6曲目はCREAMの「Spoonful」。鬼怒さんのライブではおなじみですね。ミドルテンポのパワフルなブルーズ。まずはちょこっと早川さんのベースソロが。そしてゆったりとしたギターリフがはいってサトケンさんがパワフルに歌って、サビでは思いっきりベースを振りながら歌って、そこからベースソロを。続いては早川さんがパワフルかつシブい声で2ヴァースを歌って、そのあとは早川さんとサトケンさんが向き合って掛け合いソロバトルを。それがどんどんテンポアップしていって盛り上がって、ハイテンポのままオルガンのパワフルなリフにのってギターのテクニカルな弾きまくりソロが。ドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤では元のミドルテンポのブルージー調に戻って3ヴァースを鬼怒さんがシャウトも交えてパワフルに歌って、サビでは早川さんとサトケンさんも歌って、ラストはギターとオルガンが弾きまくって、ダイナミックなリフからFin。
 「ヴォーカル、早川岳春!佐藤研二!」って鬼怒さんが、「鬼怒無月!」ってサトケンさんが紹介して大拍手!

 「次が最後の曲なんで、ここでお知らせコーナー」って鬼怒さん。でもすぐ「すいません、業務連絡!」って鬼怒さんがスタッフの方に「アンコール曲の歌詞カードを楽屋に忘れてきちゃったんで、持ってきてもらえますか」って爆笑!「アンコールもらえないかもしれないじゃないですか」ってサトケンさん。でも「アンコールやります」って鬼怒さん、爆笑!
 ここで告知コーナーで、まずは早川さんですが「旅にでます」って。「先輩、かっこいいです」ってサトケンさん、爆笑!で、メンバーの皆さんがおのおの個人のご予定を。来週には<是巨人>のライブが横浜であるんですね。行きたいなぁ。

 本編最後となる7曲目は鬼怒さんの「crawler-A」。カウントからダイナミックなリフと叩きまくりドラムがスリリングに。そしてアップテンポのパワフルなベースリフにのってギターがリズミカルなリフを。その後、ゆったりとミドルテンポで静かになってシンセサウンドが響き、キーボードのテクニカルなソロへ。それが徐々に盛り上がっていって、ブレイクリフから早川さんのバキバキのアグレッシブでテクニカルなソロが。中盤ではギターソロ。序盤はヴォリュームペダルを駆使してのびやかに。そこから叩きまくりドラムとともにアグレッシブに弾きまくって盛り上がって。終盤ではアップテンポでギターのヘヴィリフにオルガンのテクニカルなフィルがはいって、ダイナミックなリフが。ラストはギターとオルガンのテクニカルなユニゾンリフからダイナミックにブレイクをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ベース、早川岳春!ベース、佐藤研二!キーボード、中山努!ドラムス、吉田達也!ギター、鬼怒無月でした。ありがとうございました」って大拍手!で、大拍手はそのままアンコールを求める手拍子に。早川さんとサトケンさんはベースを置きますが「降りるの大変だからそのままアンコールやりましょう」って鬼怒さん、爆笑!

 「アンコールは“ごめんなさいECシリーズ”で」って。ここでなんと早川さんとサトケンさんがベースをチェンジ。サトケンさんがアイバニーズのベースを抱えて。「このツマミなに?」って爆笑!続いて早川さんがサトケンさんのSGベースを抱えて「このツマミなに?」って爆笑!すると吉田さんが」「写真撮っていい?」ってステージ前に出てきてベースお二人の写真を撮って、お二人でポーズをキメて爆笑!その写真、公開してほしいっすね。

 で、曲に行く前に皆さんでソロの順番を確認して。「いいですか?4番歌うのは皆さんですよ」ってサトケンさんがお客さんに。
 オーラス8曲目はCREAMの「Crossroad」。カウントからハイテンポのノリノリモードでオールユニゾンでリズミカルなリフを。そして鬼怒さんのパワフルなヴォーカルがはいってそのまま一気に3ヴァースまで。その後まずサトケンさんのテクニカルなベースソロが。続いて叩きまくりドラムとともに早川さんのテクニカルなベースソロが。このあとヴァースに戻って鬼怒さんがパワフルに歌って。ここで早川さんとサトケンさんは再度ベースをチェンジして元通りに。このあと、オルガンのテクニカルなソロ、ギターのファズを効かせた弾きまくりソロが叩いまくりドラムとともに。ラストは再びヴァースに戻って鬼怒さんがパワフルに歌って盛り上がって、弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ドラムス、吉田達也!ベース、早川岳春!ベース、佐藤研二!キーボード、中山努!ギター、鬼怒無月でした。ありがとうございました」って大拍手!最後に鬼怒さんがメールでの譜面プレゼントの案内を。これにてライブ終了です。時計を見ると21時25分。1時間ちょいの後半で、合計ちょうど2時間の凄いライブでした。
 嵐のように激しくしかも極太の凄まじいライブでした。MAGMAとCREAMのカヴァーもめちゃかっこよかった!MAGMAの17分におよぶDe futura、凄かったっす。MAGMAは自分ほとんど聴いたことないんですけど、これ聴いてアルバム聴きたくなりました。そしてジャックブルース信者のサトケンさんに配慮されたかのようなCREAMの代表曲3曲もかっこよかったっす。アンコールのCrossroadはスカビートのようなハイテンポでビックリ!凄まじい音の嵐の激しくエネルギッシュな演奏に爆笑MCたっぷりと。MCは面白すぎて笑いすぎて実際の半分もメモできませんでした。2時間存分に楽しませていただきました。またぜひ!

13.10.12 太田恵資さん・Alexei Aigiさん

2013-10-16 07:08:47 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.10.12 NHK横浜放送局1F
<横濱ジャズプロムナード 初日>
 毎年恒例となっている、横浜関内地区の様々なホールやJAZZスポットや屋外で2日間に渡って繰り広げられる国内最大級のJAZZフェス<横濱ジャズプロムナード>。ヴァイオリン奏者<太田恵資さん>は、毎年出演されていますが、ほとんどはバンドやユニットやオーケストラの一員としての参加だったんですよね。ところが今年はスケジュール表を見ると、なんとロシアのヴァイオリニスト<Alexei Aigiさん>との<Violin Brothers>というDUOで出演されると知ってビックリ!太田さんのヴァイオリンをたっぷり堪能できるとあれば、これは何が何でも観に行かねば!と楽しみにしていました。

 さて当日。前バンドの<minga5>の演奏が終わって、ここの会場は座席はすべて入れ替え制なので、太田さんのライブは自分は後ろの方で立ち見で。120の座席はすべて埋まって、後ろのほうもいっぱいで、おそらく300人以上いらしたのではないかと。
 ステージは向かって左が太田さんで、ヴォイス用のマイクが用意されて。で、右がアレクセイさんです。おふたりともブラウン木目のアコースティックヴァイオリンです。

 17時を過ぎたころ、スタッフの方々がステージを離れていよいよ。お二人はまず握手を。そして1曲目がはじまります。まずは探り合いのようにリフの掛け合いを。そして太田さんがリズミカルなリフを弾き、アレクセイさんがテクニカルなリフを弾き、そのままアレクセイさんのテクニカルなソロが。その後リズミカルなリフから一旦静かになって太田さんのリフにアレクセイさんはハイキーでリフを奏で、さらに力強くのびやかに奏でて。続いてアレクセイさんのリフから太田さんが力強くのびやかに奏で、そこから太田さんがテクニカルなソロを。その後、静かになって、リフの掛け合いからゆったりとはじまって、太田さんのリフからアレクセイさんがしっとりと美しく奏で、アレクセイさんのリフから太田さんが力強くドラマティックに奏で、そして太田さんのリフからアレクセイさんがテクニカルにドラマティックに奏でて。ラストはゆったりとのびやかに美しく、静かにFin。

 「ありがとうございます。ヴァイオリン、太田恵資さん!ロシアからAlexei Aigiさん!Violin Brothersです!」って司会者さんが紹介して大拍手!「さっきから胸がドキドキしています」って司会者さん。「こちらもドキドキしています」って太田さん、爆笑!「いつも先輩方のサポートですが、57歳にして初めて自分で企画してロシアから友人を呼んで。ドキドキしてます」って太田さん大拍手!ここで司会者さんが通訳の方を介してアレクセイさんにインタビューです。「日本の印象は?」って質問に「昨日はずっと寝ていたのでまだ」って爆笑!でも「日本に来れて嬉しい」って。「日本食は何か召し上がりましたか?」って質問に「太田さんにお願いして刺身を食べにいって」って爆笑!「どんなところを聴いてもらいたいですか?」との質問に「全く打ち合わせしていない即興なので・・・私達の生きている、生きた音楽をやっているので、共通の“生”を聴いていただけたら」って大拍手!「言葉の違う二人がどうやって息を合わせることができるんですか?」って司会者さん。「年齢の差でしょうか」って太田さん、爆笑!「人生の妙を奏でている」って。「どんなところを聴いてもらいたいですか」との質問に「アレクセイさんの言った通りで、上手いこと言うなと」って爆笑!「私たちの生きている証、会話を聴いていただけたら」って太田さん。「兄弟のように息の合ったところを聴かせてください」って司会者さん。「ハラショー!」ってアレクセイさん、大拍手!

 「2曲目、打ち合わせしてないですけど」って太田さん。アレクセイさんが静かに弓で弦を叩いて、太田さんがフィルをいれ、アレクセイさんが指で弦を弾いて、そして2人で静かに反応しあって。その後ミドルテンポの瑞々しい感じのリズミカルなリフがはいって、太田さんがゆったりと美しくのびやかに奏で、パワフルでリズミカルからアレクセイさんがメロディをリズミカルに奏でてパワフルに盛り上がって。終盤では静かになって太田さんのリフからアレクセイさんがゆったりとのびやかに哀愁を漂わせて奏で、アレクセイさんのリフから太田さんが美しくドラマティックに奏でて。その後アレクセイさんのテクニカルなソロが。そして太田さんがあの“太田語”ヴォイスを。力強くドラマティックに歌って。曲が終わるとお二人は握手を。大拍手です。「なんとなく2曲目」って太田さん、爆笑!

 続いて3曲目、太田さんがアップテンポのパワフルでリズミカルなリフを弾きはじめ、アレクセイさんも弾きはじめ、太田さんが躍動感たっぷりにミステリアスな感じのリフを弾き、一旦静かになるも、再び盛り上がって。そしてアレクセイさんがパーカッシブなリフを弾き、太田さんが力強くテクニカルなリフをスリリングに。その後お二人でパワフルなリフをスリリングに奏で、アレクセイさんのリフから太田さんが力強く奏でて、ラストはゆったりとゆっくりとFin。「緊急事態発生という感じで」って太田さん。

 「楽しんでいらっしゃいますでしょうか?」って太田さんがお客さんに。もちろん大拍手です。
 4曲目、太田さんがゆったりとクラシカルな感じのリフを。スラブ系のようなメロディを奏で、アレクセイさんが静かにテクニカルなリフを。そしてアレクセイさんが力強く美しく、さらにテクニカルに奏で、太田さんも力強くテクニカルに、のびやかに奏でて。その後、太田さんが躍動感たっぷりにリズミカルなリフを奏で、アレクセイさんはリズミカルなリフから爽やかな感じのテクニカルなリフを奏でて、パワフルに盛り上がって。終盤では静かになって太田さんのリズミカルなリフからアレクセイさんがのびやかにゆったりと奏でて。そして静かななか、太田さんがゆったりと幻想的に奏でてから、力強く激しくリズミカルなリフを弾き、アレクセイさんがのびやかに奏で、ラストはゆったりとのびやかに美しいアンサンブルをしっとりと響かせて。

 「ありがとうございます」「もしかしたら次が最後の曲かも」「早くおわったらもう1曲」って太田さん、爆笑!「This is last song」「I don’t know」って太田さん、アレクセイさんに。
 オーラス5曲目、リズミカルなリフから明るく爽やかにはじまって、だんだんと力強く瑞々しく美しいアンサンブルを響かせて。そして太田さんのリズミカルなリフからアレクセイさんがのびやかにたおやかに奏で、さらに力強くリズミカルに、パワフルに激しくスリリングに髪を振り乱して弾きまくって。一旦静かになるも再び盛り上がって。太田さんもパワフルでテクニカルなリフを弾き、アレクセイさんも激しくリフを弾き、そこから静かになったり盛り上がったり。中盤では太田さんのパワフルでリズミカルなリフからアレクセイさんが力強くメロディを奏で、そこから静かになるも、再び力強く激しく、アグレッシブに弾きまくって盛り上がって。終盤ではゆったりとなって“太田語”ヴォイスがのびやかに。ラストはゆったりと力強くFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って司会者さん。太田さんとアレクセイさんは肩を抱き合って。「時間内に終わるかどうか心配でしたがピッタリで終わりましたね」って司会者さん。「即興ですからどうにでもなります」って太田さん、爆笑!「阿吽の呼吸でやってらっしゃるんですか?」って司会者さん。「全く打ち合わせナシ」「要するに会話ですね」って太田さん。「音楽って相手を思いやる気持ちなのでしょうか?」って司会者さん。「思いやりの心、お・も・て・な・し、でしょうか」って太田さん、爆笑!ここで司会者さんが通訳さんを通じて感想を尋ねると「演奏を終えたばかりなのでまだ我にかえっていないのですが、このステージで演奏するのはとても気持ち良かった」ってアレクセイさん、大拍手!「演奏していて兄弟のように感じた」って。「どうもありがとうございました!」って大拍手大歓声!これにてライブ終了です。約50分のスリリングかつ感動のライブでした。
 全く打ち合わせ無しの完全即興演奏とのことで、互いに反応しあいながら繊細で美しく、息の合ったアンサンブルを響かせ、そしてパワフルにテクニカルに激しく弾きまくったりと、スリリングでドラマティックな演奏にめっちゃ感動しました。太田語ヴォイスもかっこよかったっす。とっても楽しませていただきました。またぜひ!

13.10.12 minga5

2013-10-14 07:49:57 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.10.12 NHK横浜放送局1F
<横濱ジャズプロムナード 初日>
 日本だけでなく海外でも活躍されている女性Sax奏者<早坂紗知さん>。小柄で可愛らしい容姿ながらもそのパワフルでエネルギッシュなSaxサウンドにすっかり魅了されてしまって。紗知さんの発表されたアルバムはこちらでも何枚か紹介させていただき、以前はよくライブも観に行ったんですけど、ここ数年すっかりご無沙汰してしまって。そのうちにご子息の<RIOさん>がバリトンSax奏者のプロとして活躍されるようになり、アルバムにも参加されて、またそのバリサクサウンドがかっこよくて、紗知さんのSaxだけでなく、RIOさんのバリサクサウンドもぜひライブで聴いてみたいと思っていました。ところがなかなかスケジュールが合わなくて。そんな折に今年2013年10月の<横濱ジャズプロムナード>に<minga5>で出演されると知って、出来れば観にいきたいなって思っていました。もちろん紗知さんの夫でRIOさんの父であるコントラバス奏者<永田利樹さん>のベースも大好きなもので。
 <minga5>、メンバーはA&S・Saxの紗知さん、コントラバスの利樹さん、バリトンSaxのRIOさん、そしてピアノ<吉田桂一さん>にパーカッション<コスマス・カピッツアさん>の5人編成です。

 さて当日。横浜関内地区の様々なホールやJAZZスポットや屋外で2日間に渡って繰り広げられる国内最大級のJAZZフェス<横濱ジャズプロムナード>。同時刻に様々な場所でライブがあるので、どれを観にいくか悩むんですよね。でも自分は今日はNHK横浜放送局へGo!です。
 家の用事があって、着いたのは15時半でした。minga5のライブは16時からでしたので間に合ってよかったっす。すぐに席の整理券を受け取ってライブを待ちます。

 16時少し前に順番で席へ。後ろの端のほうです。ステージが低いので座るとよく見えないっすね。パーカッションは全然見えないっす。メンバーの皆さんはサウンドチェック中です。ステージ向かって左に大きなグランドピアノが。その斜め後方にコントラバスを抱えた利樹さんが。ステージ右にはパーカッションセットが。何が配置されているか全く見えないっす。フロントは紗知さんとRIOさんです。紗知さんは白系のノースリーブワンピすがたのようで。RIOさん、イケメンくんですねぇ。

 16時ころ、まだスタッフの方々がステージでチェック中にアップテンポのパワフルでリズミカルなバンドリフがリズミカルに。でも数十秒で止まって、それが繰り返されて。全体のサウンドチェックのようで。生放送されるようなので打ち合わせやチェックが厳しいんですね。
 その後、スタッフの方々がステージを離れていよいよ<minga5>のライブがはじまります。ピアノのパワフルでリズミカルなリフと力強いパーカッションとベースのリズムからはじまって、Saxのパワフルなリフがはいって明るく爽やかな感じに奏で、ダイナミックなリフが。1曲目は「La Maravilla」。アップテンポの楽しいリズムにのってSaxがリズミカルなリフを。そしてまずはパワフルでリズミカルなピアノソロが。その後ピアノがテーマリフを弾いてダイナミックなリフへ。続いてはテクニカルで躍動感たっぷりのA・Saxソロ。終盤ではダイナミックなリフからピアノのパワフルなリフをバックにパーカッションの叩きまくりソロが。その後ダイナミックなリフからパワフルにFin。

 ここで司会者の方が挨拶をしてメンバー紹介を。おのおのに大拍手が。「minga5、今年で結成11年になるんですね」って司会者さんが紗知さんに。すると「そうでしたか、そんなになるんですか」って紗知さん、爆笑!「いや、プロフィールに書いてあったもので」って司会者さん。ここで紗知さんがユニット名の説明を。“minga”とは共同作業という意味だそうで。でご家族であるRIOさんと利樹さんを紹介されて。「ご家族でできていいですね」って司会者さん。「幸せです」って紗知さん。ここで司会者さんがRIOさんに振って「ケンカもしますけど、音楽の面では大先輩なのでリスペクトしてます」ってRIOさん、大拍手!「いい息子さんじゃないですか」って司会者さん、大拍手!

 紗知さん・利樹さん・RIOさんのご家族お3方で<TRs>というユニットでも活動されて、今年7月にアルバムを発表されたそうで。そのなかではアルゼンチンの<アストル・ピアソラ氏>の曲をカヴァーされていて、今日はそのアルバムからの曲を演奏してくださるそうで。もっとも今日はCD販売はないようですが。

 2曲目は「Libertango」。冒頭でアルゼンチン国家を一部演奏されるそうで。まずはB・Saxがゆったりとのびやかに奏で、ベースが弓でベースラインを。そしてA・Saxがはいってゆったりとのびやかに。その後A・Saxがミドルテンポで力強く奏で、B・Saxもはいってのびやかに。そこから静かになってB・Saxののびやかで幽玄なソロが。中盤では一転A・Saxのリズミカルなリフがはいって、躍動感たっぷりにB・Saxが力強くメロディを奏でて、ピアノのパワフルなリフとともに盛り上がって。続いてA・Saxが力強くメロディを奏で、B・Saxがウラメロを奏で、そしてパワフルに綺麗にハモって。その後B・Saxのリズミカルでテクニカルなソロが。早吹きもキメて。ちょっと鳥肌立ってゾクゾクしちゃいました。もちろん大拍手です。そしてソロ終わりころにA・Saxがはいってパワフルにハモって、そこからA・Saxの情熱的でアグレッシブなソロが。もちろん大拍手!終盤ではパワフルなリフにのってパーカッションの叩きまくりソロが。「どうもありがとうございます」って紗知さん。

 次の曲はピアソラ氏の晩年の作品で、あるバリトンSax奏者のために書かれた曲だそうで「バラードです」って。3曲目は「Close Your Eyes & Listen」。A・SaxとB・Saxがゆったりとしっとりとメロウに奏で、B・Saxが力強くのびやかに奏で、A・Saxがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。そしてB・Saxのしっとりとエモーショナルなソロが。その後A・Saxが哀愁たっぷりにしっとりと奏で、B・Saxが裏メロを奏でて。中盤ではベースが弓での味わい深いソロを奏で、徐々に盛り上がっていって。その後A・Saxが力強くのびやかに奏で、続いてB・Saxものびやかに、そしてA・Saxが力強くドラマティックに奏で。ラストはベースとピアノのリズミカルなリフから両Saxがのびやかに、ゆっくりと。

 「ありがとうございます」「もう1曲ピアソラを」って紗知さん。次の曲はスペイン語で“鮫”という意味で、ピアソラ氏がよく釣りをして鮫も釣ったとか。「いろんな鮫を想像して楽しんでください」って。
 4曲目は「Escuale」。レッドライトのなか、まずはA・Saxとパーカッションがフリーインプロを。そしてパーカッションのアップテンポのパワフルなリズムとダイナミックなリフがはいって、A・SaxのリズミカルなリフにのってB・Saxがのびやかに奏で、A・Saxとハモって盛り上がって。その後一旦静かになるも再びダイナミックなリフからSaxのリズミカルなリフがハモりやユニゾンで。中盤ではA・Saxのソロが。序盤はリズミカルにたおやかに、それがテクニカルに。続いてダイナミックなリフからベースソロへ。序盤はゆったりとしっとりと。それが力強くテクニカルに。途中からB・Saxが加わってのびやかに奏で、そこからB・Saxのアグレッシブなソロが。その後、B・Saxのアップテンポのパワフルでリズミカルなリフからピアノのリズミカルなソロが。パーカッションがアップテンポのSWINGリズムで叩きまくって盛り上がって、そしてSaxがのびやかに奏で、パーカッションがダイナミックに叩きまくって。終盤では両SaxのアップテンポのリズミカルなリフがSWINGリズムにのってながれ、A・Saxがのびやかに奏で、ダイナミックなリフへ。ラストはテクニカルなリフからダイナミックにFin。

 「どうもありがとうございます」って紗知さん。次が早くも最後の曲とのことで。いつもはWorld Musicやオリジナル曲をやっているそうですが、最後もカヴァーで南アフリカのタラー・グラント氏の曲だそうで“時が進歩しすぎているので、元に戻したい”という曲だそうで。
 オーラス5曲目は「太古の井戸からの水」っておっしゃったかな?B・Saxのゆったりとしたリフから、ピアノリフとパーカッションのミドルテンポのリズムがはいって、S・SaxとB・Saxがゆったりとのびやかにほのぼのしたメロディを奏でて。そしてS・Saxのムーディでドラマティックなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてB・Saxのエモーショナルかつテクニカルなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてピアノのしっとりとしたエモーショナルなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてベースの力強く味わい深いソロが。ソロが終わると大拍手!終盤では両Saxがゆったりとのびやかにほのぼのした感じのメロディを奏で、ドラマティックに盛り上がって。ラストは一旦静かになるも、再び盛り上がってゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!minga5の皆さんでした」って司会者さんが。そしてメンバー紹介もしておのおのに大拍手!もう一度大きな拍手を!」って大拍手のなか、ライブ終了です。約50分のとっても素敵なライブでした。
 紗知さんのエネルギッシュかつドラマティックなSaxサウンドに超感動!利樹さんの躍動感たっぷりのパワフルなベースと弓での味わい深い音色にも感動!初めて聴くRIOさんのバリサク、テクニカルなソロで鳥肌立つほどゾクゾクしました。コスマスさんのパワフルな叩きっぷりもかっこよかったっす。ただ吉田さんのピアノが自分の席では聴き取り辛かったのがちと残念。ソロだけは聴こえたけど。今度またぜひワンマンライブを観に行きたいっす。

YUKIE & Nanclenaicers Beginning

2013-10-10 23:30:01 | フュージョン
 元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>。自分は当時、タモリ氏の音楽番組に出演されたときにその可愛らしい容姿とかっちょいいギタープレイに惹かれて、バンド活動休止後の動向をちょっと気にしてました。YUKIEさんはVELVET PΛW活動休止後、あらためて音楽学校に通われて、ギターや音楽理論や作曲等を学ばれ、そしてシンガーソングライターとして活動をはじめられたそうです。2002年にはキーボーディスト<佐藤雅子さん>とアコースティックDUO<AILIT>を結成され、ライブを重ねて2008年9月にアルバムを発表されたそうです。さらに2011年にはスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>を結成され、ライブ活動を。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。Youtubeに何曲かライブ映像がUPされてたんですけど、それがまたかっこよくて、いつかライブを観に行きたいなって思っていました。そんななか、2013年8月に今回紹介させていただくミニアルバム<Beginning>を発表されました。メルヘンチックで可愛らしいジャケット、いいですねぇ。
 アルバム1曲目は「The song of soup」。パワフルでファンキーなベースリフからミドルテンポのシャッフル風リズムでカラッと明るく楽しく始まって、ギターがのびやかに爽やかに奏で、ピアノがリズミカルなリフをいれ、楽しいコーラスもはいって盛り上がって。ノリノリのとっても楽しい曲ですね。中盤ではパワフルかつエモーショナルなギターソロとリズミカルなピアノソロが。
 2曲目は「SIESTA~シエスタ」。公園の水の音が聞こえてきて、そこにストリートオルガン風のリズミカルなリフがながれて。そしてウインドベルの綺麗な音色が響いたあと、ギターのしっとりとメロウな音色がゆったりとながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、オルガンサウンドがのびやかにながれるなか、ギターがメロウに奏でて。ゆったりとしたトロピカルな感じがしますね。中盤ではパワフルでテクニカルなベースソロ、続いてギターのエモーショナルなソロが。ギターサウンドは途中からヘヴィになってパワフルに。ラストはゆったりとしっとりと。
 3曲目は「STARSHIP」。うねるベースリフからアップテンポのパワフルなドラムがはいって、めっちゃノリノリのドライブモードで、ギターがのびやかに爽快感たっぷりに奏でて。これぞフュージョンの王道といった感じで超かっくいいっす。中盤ではギターのパワフルでのびやかなソロ、続いてキーボードのエモーショナルかつテクニカルなソロが。その後、爽快感たっぷりのテーマメロに戻って、終盤にはテクニカルなギターソロが。
 4曲目は「おやすみ~Good night」。アコギのソロの1分半の小曲で、ほのぼのした感じのメロディが長めの間をはさんでゆったりと心地よくながれて。
 5曲目は「STARSHIP カラオケ」。元々歌がないのにカラオケって?と思ったんですけど、主旋律とソロのないバッキングのみの曲です。
 とっても素敵なフュージョンサウンドが楽しめるアルバムですが、やはり物足りないっす。ぜひともフルアルバムをお願いしたいっすね。繊細かつパワフルなギター、テクニカルかつグルーヴィなベース、タイトでパワフルなドラム、テクニカルかつ美しいキーボード。まずはライブを観に行きたいっす。

六三四  MUSASHI

2013-10-07 21:04:00 | World Music
 和太鼓や三味線や尺八などの伝統的な和楽器とロックバンドが融合した、勇ましく“男”を感じさせる威勢のいい粋なロックバンド<六三四/むさし>。元竜童組の<小針克之助さん>が主体となって1991年に結成されました。この頃はまだ“六三四”ではなく“MUSASHI”とアルファベット表記だったようで。
 今回紹介させていただくのは、1992年に発表された1stアルバム「MUSASHI」。参加メンバーは、和太鼓<茂戸藤浩司さん><大塚宝さん>、三味線<上妻宏光さん>、尺八・笛<佐藤英史さん>、ドラムス<宮内健樹さん>、ギター&シンセ<浅井真一さん>、ベース<川嶋一久さん>、そしてギター&ヴォーカルの小針さんです。
 アルバム1曲目は「ASUKA」。まずはシンセの幻想的なサウンドがながれるなか、ベースソロが。しっとりとはじまってテクニカルに弾きまくって。その後ベースのしっとりとしたリフから尺八の郷愁ただよう音色がゆったりとながれ、のびやかなヴォーカルがはいって幻想的な雰囲気に。
 2曲目は「I-NA-SE」。御神輿を担いでいるような♪ソイヤソイヤ!の威勢のいい掛け声と♪チンチキドンドン~の祭囃子から軽快にはじまって、ギターのファンキーなリフからダイナミックなリフが。そして威勢のいい掛け声からアップテンポのノリノリモードでベースのファンキーでパワフルなチョッパーリフにのっていなせな早口ヴォーカルがはいって陽気に楽しく盛り上がって。中盤では三味線のリズミカルなソロと笛ののびやかなソロの掛け合いが。その後、祭囃子リズムからギターの激しいヘヴィリフがはいって、そのままアグレッシブなソロへ。終盤では短いドラムソロからファンキーなリフがはいって早口ヴォーカルがパワフルなチョッパーベースリフにのってノリノリで。
 3曲目は「花魁」。太鼓のフィルからレゲエリズムがはいって尺八がのびやかに奏で、三味線がゆったりとリフを。そしてギターリフが入ってブレイクをキメて、尺八と三味線がユニゾンでリフを。中盤ではソフトサウンドのエモーショナルなギターソロが。その後、三味線がゆったりとリズミカルなリフを、尺八がのびやかに奏で、ギターリフからバンドリフと太鼓フィルの掛け合いが。ラストは尺八のエモーショナルなソロが。レゲエと和楽器というもの意外な組み合わせで面白いですね。
 4曲目は「八丈太鼓囃子」。アップテンポの太鼓のリズムにのって笛がのびやかに奏で、パワフルなコーラスとギターのヘヴィリフがのびやかになばれ、力強いヴォーカルがはいって。その後ギターのエモーショナルなソロから、ヴォーカルがのびやかに、そして笛のエモーショナルなソロ、三味線のリズミカルなソロが。終盤ではギターのエモーショナルなソロも。ラストはパワフルなコーラスと威勢のいい掛け声からダイナミックなリフが。
 5曲目は「SIZUKA」。シンセサウンドが響くなか、三味線がゆったりと。そしてミドルテンポでギターのカッティングリフと、ベースのチョッパーリフから太鼓のミドルテンポのリズムで笛の哀愁ただよう音色がのびやかに。中盤ではギターリフからそのままエモーショナルなソロへ。続いて笛のテクニカルなソロ、さらにベースのパワフルなチョッパーリフをバックに三味線のパワフルなソロが。終盤ではゆったりとしたギターリフ、三味線リフから笛がのびやかに奏で、それがドラマティックに盛り上がって。
 6曲目は「ジパング」。ファンキーなヒップホップ調ではじまって、ベースのパワフルなチョッパーリフから笛と三味線がユニゾンでリズミカルなリフを弾き、ヘヴィギターリフから威勢のいいコーラスが。中盤ではベースのテクニカルなチョッパーソロ、バンドリフとドラムソロの掛け合い、そして三味線のパワフルでリズミカルなソロが。終盤ではギターのヘヴィリフからパワフルなコーラスがはいって盛り上がって。
 7曲目は「SO-I-YA」。アップテンポのダイナミックなリフから変拍子リフがスリリングに、そしてノリノリモードでヘヴィリフと威勢のいい掛け声がはいって、ベースのチョッパーリフにのってギターがのびやかに。その後、三味線のリズミカルなリフに笛がのびやかに奏で、太鼓のパワフルなリズムにのって笛の軽快でテクニカルなソロが。その後、変拍子のリズミカルなリフからベースのチョッパーリフにのってギターがのびやかに奏で、めっちゃノリノリのリフと威勢のいい掛け声からパワフルなヴォーカルが。タイトル通りのしい曲です。
 8曲目は「SASUKE」。ヘヴィギターのアップテンポのリフからノリノリのシャッフルモードではじまって、ギターがのびやかに爽やかなリフを弾き、三味線のリズミカルなリフにのって尺八がのびやかに奏でて。そしてギターののびやかなフレーズに三味線がフィルを入れて、そこからドライブ感たっぷりのノリノリモードでパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではギターとベースのテクニカルなユニゾンリフから太鼓が叩きまくって、ブレイクをキメて。その後アップテンポのシャッフルモードでノリノリで、ギターがダイナミックなリフからのびやかに奏でて。終盤では三味線のリズミカルなリフから尺八がのびやかに奏で、パワフルなヴォーカルがはいって盛り上がっていって。
 9曲目は「YAMATO 1」。シンセの幻想的なサウンドや風の音がながれるなか、太鼓のアップテンポのリズムがフェードインしてきて、尺八がのびやかに奏で、そしてコーラスから気合の入った掛け声が響き、ダイナミックなリフが。そこからヘヴィギターとパワフルなドラムをバックに力強いヴォーカルがはいってのびやかに。終盤にはギターのエモーショナルなソロが。
 10曲目は「YAMATO 2」。“ウリャ~!”って気合一発から太鼓の叩きまくりソロが。その後ギターのアップテンポのスリリングなリフがはいって、笛がのびやかに奏で、ノリノリモードでシンセのリズミカルなリフと威勢のいい掛け声、さらに三味線のリズミカルなリフがはいって、パワフルでダイナミックなリフがスリリングに。中盤では三味線のパワフルなソロから尺八がのびやかに奏で、ダイナミックなリフがはいって“ソイヤ!”“ドッコイ!”“ハッ!”って気合入った掛け声が。そこから太鼓の叩きまくりソロへ。終盤ではパワフルなドラムからヘヴィギターのスリリングなリフにのって尺八のエモーショナルなソロが。ラストはヘヴィギターリフ、三味線のパワフルなリフから威勢のいい掛け声とともに盛り上がって、ダイナミックなリフがスリリングに激しくエキサイトして。
 11曲目は「YAMATO 3」。尺八の郷愁ただよう音色がしっとりとながれ、太鼓がゆったりとはいって、唸り声が響き、そして太鼓が徐々に激しく叩きまくるも、徐々に静かに。その後、太鼓のアップテンポのリズムがフェードインしてきて、そこにギターのヘヴィリフがはいって、太鼓が激しく叩きまくって。終盤では笛の力強い音色がのびやかにながれ、太鼓が叩きまくって。
 12曲目は「YAMATO 4」。三味線のリズミカルなリフ、ギターのヘヴィリフからダイナミックなリフがはいって、アップテンポのスリリングでドライブ感たっぷりのノリノリモードに。そしてギターリフ&三味線リフとシンセリフの掛け合いから尺八がのびやかに奏でて。様式美系ハードロック、めっちゃかっくいいっす。その後ミドルテンポでドラムソロとヘヴィギターリフの掛け合いが。そこからアグレッシブなギターソロへ。途中からアップテンポのノリノリモードに戻って、ギターがタッピングも交えたテクニカルなソロへ。終盤では三味線のパワフルなリフから尺八がのびやかに奏で、ダイナミックなリフが。ラストはゆったりと壮大に劇的にFin。
 和楽器とロックバンドの融合で、フュージョン・ファンク・レゲエなども取り入れ、祭囃子のような威勢のいい“男”を感じさせるアツいエネルギッシュな日本の伝統も生かし、さらにバリバリのハードロックもと、バラエティに富んだ内容で、アルバム通して楽しめますね。こののちに発表されるアルバムと比べるとやや軽い感じもうけますが、当時、衝撃的なデビューを飾ったことでしょう。バンドはここからライブ活動やTVの挿入歌等、全国的に活躍していきます。