ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

森園勝敏さん with BIRD’S EYE VIEW  ESCAPE

2016-02-27 20:13:12 | 四人囃子
 70年代の日本プログレッシブロックの礎を築いた、ともいえる<四人囃子>。そして和田アキラ師匠率いるフュージョンブームの先駆け<PRISM>でも活躍のギタリスト<森園勝敏さん>。78年に初のソロアルアルバム「BAD ANIMA」を発表し、好評を得て2ndソロアルバム「Cool Alley」を翌79年に発表。そして1980年にはソロアルバム2枚に参加されたミュージシャンを元に自身のバンド<森園勝敏 with BIRD’S EYE VIEW>を結成されます。メンバーはキーボード<中村哲さん>、ベース<秋元良一さん>、ドラムス<相良宗男さん>、パーカッション<マック鈴木さん>、この5人が基本メンバーだったそうです。ちなみにバンド名の“BIRD’S EYE VIEW”とは、江戸時代に日本地図を作り上げた伊能忠敬さんの話をしているときに“鳥みたいに空を飛べたら地図なんてすぐに出来ただろう”って話からこのバンド名が思いついたんだとか。そしてこの年にバンドとしてのデビューアルバム「エスケイプ」を発表されます。
 アルバム1曲目は「The Cadillac Kid」。次々と車が行きかう道路の音やクラクションの音からはじまって、ミドルテンポのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、ギターとキーボードがユニゾンでのびやかに奏でて。その後シンセの幻想的かつテクニカルなソロが。中盤ではキーボードとSaxがユニゾンでのびやかに奏で、そこからソフトトーンのギターソロへ。序盤はエモーショナルに、それが徐々にテクニカルに。終盤ではアップテンポのSWINGモードになってジャジーな感じのテクニカルなギターソロが。
 2曲目は「Bathyscaphe」。ミドルテンポのリズミカルなリフからファンキーな感じではじまって、ブレイク&叩きまくりドラムがはいってダイナミックなリフが。そしてギターのパワフルでテクニカルなソロ、シンセのテクニカルなソロと続いて、ブレイク&叩きまくりドラム。中盤ではSaxのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフと叩きまくりドラムが。終盤ではパワフルなドラムフィルからベースのテクニカルなソロ、続いてパーカッションのソロが。
 3曲目は「Some Kind Of Love」。ミドルテンポのゆったりしたリフからはじまって、アップテンポのノリノリモードになって、爽やかなヴォーカルがはいって。そしてダイナミックなリフからギターのパワフルでテクニカルなソロが。終盤ではパワフルなリフとギターのテクニカルなフィルからのびやかなヴォーカルがはいって、ダイナミックなリフからラストはSaxソロが。
 4曲目は「Blue Funk」。アップテンポでファンキーにリズミカルにはじまって、ギターとキーボードの爽やかリフがながれ、ダイナミックなブラスリフが。その後ギターのテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからドラムが叩きまくり、そこにSaxがはいって吹きまくり、ドラムとSaxのアツいソロバトルで盛り上がって。終盤ではノリノリのファンキーなリフからシンセソロへ。
 5曲目は「Untitled Love Song」。ミドルテンポのリズミカルなリフからはじまって、ギターがのびやかに奏で、リズミカルなヴォーカルがはいって。そしてキーボードの綺麗な音色が響き、女性コーラスがのびやかに幻想的にながれて。その後ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤では女性コーラスがゆったりとながれ、ギターフィルからSaxソロへ。
 6曲目は「Night Bird」。ゆったりとしたピアノとギターからはじまって、ギターとキーボードがムーディにアダルティに奏で、Saxフィルからギターのソフトトーンの甘くエモーショナルなソロが。
 爽やかなフュージョン感覚でありながらも、テクニカルに弾きまくり吹きまくり叩きまくりもあれば、POPな面やファンキーな面もあり、さらにムーディーにと全6曲ながらも楽しませてくれる素敵なアルバムですね。 

人間椅子 19th 怪談 そして死とエロス

2016-02-16 22:01:54 | 人間椅子
 初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 2013年のOZZ FEST JAPAN出演で一般HR/HMファンにもその名を知らしめ、大活躍ばく進中の<人間椅子>。2015年1月にはなんと渋谷公会堂をsoldout!で、そのライブ映像がBSで放映され、DVD/BRで発売。さらに<筋肉少女帯>とのコラボミニアルバム「地獄のアロハ」も発表。そしてなんと11月に再び開催されたOZZ FEST JAPAN 2015に2回連続で出演!もちろん今回も大好評!さらに2016年2月にニューアルバムを発表とのことで、めっちゃ楽しみにしていました。
 スタジオアルバム通算19枚目となるニューアルバム「怪談 そして死とエロス」。なんとも意味深なタイトル。山奥の廃村で撮影されたとのなんとも不気味なメンバー写真のジャケットで、めっちゃ期待しちゃいます。
 アルバム1曲目は「恐怖の大王」。ダイナミックダークリフからパワフルにはじまって、ハイハットのアップテンポのリズムにのってミドルテンポのヘヴィリフがながれ、和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、スリリングに展開し、和嶋さんがのびやかに歌い、サビではダイナミックに。中盤ではミドルテンポのヘヴィダークリフにのって和嶋さんか伸びやかにスキャットを。そこからアップテンポの躍動感たっぷりのドライブモードになってギターのテクニカルなソロが。時折Ritchie様風のフィルも織り交ぜて。終盤ではアップテンポのノリノリモードで和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがながれ、ラストはダイナミックなリフからスラッシュドコドコモードで疾走。なんとなく“なまはげ”と“地獄のアロハ”を足したような感もありますけど、かっくいいっす。
 2曲目は「芳一受難」。ミドルテンポのヘヴィダークリフからゆったりと不気味にはじまるも、アップテンポのドライブモードになって、鈴木さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、和嶋さんのコーラスのハモりもはいって、サビでもノリノリで“こっちへ来い!”って。中盤ではミドルテンポになって“般若心経”が不気味にながれて。そういえば曲に“お経”が入るって、ありそうでなかったような?その後、三味線風のテクニカルなギターソロが。終盤ではアップテンポのドライブモードでリズミカルなヴォーカルがはいって、再びミドルテンポで“般若心経”がながれ、ラストはツーバスドコドコでノリノリモードで。
 3曲目は「菊花の数え歌」。ヘヴィギターのリズミカルリフからアップテンポのノリノリモードでギターとベースのユニゾンリフがながれ、和嶋さんの和歌風のヴォーカルがはいって。その後、阿波踊り風リズムでノリノリでギターのテクニカルなソロが。終盤ではユニゾンリフから和歌風ヴォーカルがはいって、大正琴の音色が綺麗にながれ、ラストはブレイクからダイナミックなリフがはいって、三味線風リフが。
 4曲目は「狼の黄昏」。ミドルテンポのシャッフルモードのギターリフからアップテンポのノリノリモードになって、16ビート風リズムで鈴木さんのヴォーカルがのびやかにながれ、♪WohWohWooh~!って。OZZY様の“月に吠える”のオマージュかな?中盤ではブレイクから♪Wooh!って掛け声からギターのテクニカルなソロが。終盤ではヴァースに戻って、サビはハイキーでのびやかに歌い、雄叫び一発!ライブめっちゃ盛り上がりそうです。
 5曲目は「眠り男」。ギターのアルペジオリフがミステリアスにながれ、ドラの音が響き、ギターのリズミカルなリフからダイナミックなリフがスリリングに。そしてアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになって、和嶋さんのヴォーカルがのびやかにミステリアスにながれ、ミドルテンポになってのびやかに、アップテンポに戻ってパワフルに。中盤では一旦止まってからリズミカルなリフとパワフルなドラムがはいって、そこからスライドギターソロが。終盤では再びミステリアスなアルペリフから和嶋さんののびやかなヴォーカルがはいって、そこから盛り上がっていって、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムがはいってパワフルに。ラストはアップテンポのノリノリモードでブレイクをキメて。
 6曲目は「黄泉がえりの街」。アップテンポのリズミカルなリフからはじまるも、ミドルテンポになって鈴木さんのダーティでのびやかなヴォーカルがはいって、コーラスも加わって盛り上がり、ダイナミックなブレイクリフから鈴木さんがパワフルに歌って。そしてスリリングなブレイクリフから鈴木さんがのびやかに不気味に歌って。中盤ではアップテンポのシャッフルのノリノリモードになって弾きまくりのギターソロが。終盤ではブレイクからアップテンポのリズミカルなリフから鈴木さんがのびやかに歌って、ラストはミドルテンポのヘヴィダークリフがミズテリアスにながれ、ドラムが叩きまくって。
 7曲目は「雪女」。ヘヴィダークリフからミドルテンポではじまって、和嶋さんがハイキーでのびやかにミステリアスに歌い、ブレイクからリズミカルにのびやかに歌って。その後ギターのミステリアスなアルペジオリフから和嶋さんがゆったりとのびやかに歌って。中盤ではスリリングなブレイクからアップテンポのノリノリモードになってギターのテクニカルなソロが。終盤ではミドルテンポで和嶋さんがハイキーでのびやかに歌って。ラストはブレイクからパワフルに。
 8曲目は「三途の川」。ミドルテンポのゆったりとしたリフからはじまって、グルーヴィなリズムにのって鈴木さんがのびやかに歌い、サビではコーラスもはいって盛り上がって。中盤ではエモーショナルなギターソロが。その後ヴァースに戻って鈴木さんがのびやかに歌って。終盤ではアップテンポのドライブモードになってリズミカルリフから鈴木さんがのびやかに歌って。
 9曲目は「泥の雨」。ダイナミックリフからミドルテンポで和嶋さんがのびやかに哀しげに歌い、サビでものびやかに歌い、ドラムが叩きまくって盛り上がって。中盤ではギターのミステリアスなリフからのびやかなコーラスがはいって、そこからエモーショナルなギターソロが。終盤ではダイナミックリフから和嶋さんがのびやかに歌い、叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ラストはダイナミックリフが豪雨のように激しく。
 10曲目は「超能力があったなら」。唯一のノブさんヴォーカル曲。ダイナミックリフからアップテンポのパワフルなズンズンリフが。てっきり鈴木さんヴォーカル曲かと思ったくらい。で、ノブさんの力強いのびやかなヴォーカルがはいって、サビはミドルテンポでパワフルに、そして♪イエーイ!ってキメて。中盤ではミドルテンポでギターのワウソロが。スイッチングもキメて。その後パワフルなズンズンリフからノブさんの力強いヴォーカルがはいって、シャウトもキメて。ラストはリズミカルリフにのって♪ヘイ!ヘイ!って。これライブめっちゃ盛り上がるでしょうね。光景が目に浮かびます。
 11曲目は「地獄の球宴」。久々の野球曲。ギターのリズミカルリフノリノリモードで鈴木さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、和嶋さんのヴォーカルもはいって掛け合いを。そしてダイナミックリフから鈴木さんが唸る雄叫びを。中盤ではテクニカルなギターソロが。時折Iommi氏風のタメを織り交ぜて。終盤ではヴァースに戻ってリズミカルなヴォーカルから掛け合いも。ラストはダイナミックリフがスリリングに。
 12曲目は「マダム・エドワルダ」。ベースのヘヴィリフからギターのハイキーのヒステリックなリフがはいって、ミドルテンポのギターとベースのユニゾンのヘヴィリフがゆったりとながれ、和嶋さんが哀愁たっぷりにのびやかに歌い、そしてリズミカルに。中盤ではミドルテンポのリフから和嶋さんがのびやかに歌い、ダイナミックなブレイクからギターのリズミカルなアルペジオリフにのって和嶋さんがのびやかにメロウに歌い、そこからギターのエモーショナルなソロが。どことなくロシアとか旧ソビエト系の香りがするような、暗く美しい感じですね。終盤ではリズミカルなリフから和嶋さんがのびやかに、リズミカルに歌い、ダイナミックなブレイクからギターリフにのって和嶋さんがのびやかにスキャットを。そして再びエモーショナルなギターソロを。これまでにないようなタイプの曲かも。素晴らしいです。
 全12曲、まだ1回しか聴いていないのでピンとこない曲もありますが、思わず口ずさむ曲やメロディやリフも多く、1回聴いただけで「これは素晴らしい!」と唸ってしまう曲や、ノリノリになってしまうライブが待ち遠しい曲もアリアリで、さらに新境地ともいえる作品もある、聴き応えのある素敵なアルバムですね。特に鈴木さんが僧侶姿になってずいぶん経つと思いますが、意外に“お経ロック”はこれまでなかったかも。そして“マダム・エドワルダ”の思わず聴き入ってしまう深い趣は感動っす。もっとも鈴木さんの引きずるような気味悪い歌の、人間椅子の真骨頂ともいえるドゥーミー曲がないのは残念ですが。
 2/19大阪からはじまり、3/19の東京ファイナルまでの1カ月のレコ発全国ツアー、各地で盛り上がることでしょう。ライブ待ち遠しいっす!


ACCEPT  Under The 23rd

2016-02-08 22:07:25 | 21th J-プログレ
 マルチ・ミュージシャン<HISA>さんのプロジェクト<ACCEPT>。HISAさんは1984年ころからCMソング等の本格的な音楽活動を始め、ローカルバンドにシンセ奏者として参加して、コンテストで入賞も。それから様々なバンドに参加。あるバンドではギタリストとして、またあるバンドではベーシストとして、そしてキーボードプレーヤーとしても参加され、マルチ・プレーヤーの本領を発揮されています。他にもTVやFMに曲を提供するなどコンポーザーとしても活躍され、そして2007年。1990年から17年間に渡ってずっと作り続けてきた楽曲のうち12曲を収録したアルバム「silver moon」を発表。そして2009年11月に2ndアルバム「MOBIUS」を発表され、2012年3月に3rdアルバム「TAIJI」を発表されます。2014年6月にはこれまでの未発表曲集のアルバム「PERPETUAL FLOW」を発表されました。そして2015年暮れに今回紹介させていただく5枚目のアルバム「Under The 23rd」が発売されました。今回は“絶望から救済に至る精神の内奥への旅”とのこと。とっても楽しみです。
 1曲目は「HIGH AND WIDE TONIGHT」。シンセサウンドがゆったりと響き、ヴォーカルがのびやかに幻想的に、爽やかにながれて。壮大な物語の幕開けですね。
 2曲目は「ANGEL」。シーケンスのリズムからミドルテンポでアコギのリフが爽やかにながれ、ベースがしっとりと響き、シンセサウンドとコーラスサウンドがのびやかに幻想的にながれ、アコギのリフにのってヴォーカルがリズミカルに。その後、幻想的なシンセサウンドのなか、ヴォーカルがゆったりと浮遊感たっぷりにながれて。中盤ではベースのしっとりとした音色からシンセサウンドが壮大にドラマティックにながれ、そこからモーグのテクニカルなソロへ。その後パワフルなリズムが躍動感たっぷりにながれ、ギターのエモーショナルなソロが。終盤では一旦止まってからアカペラでコーラスが力強くリズミカルにながれ、アコギのリズミカルなリフにのってシンセサウンドとコーラスがのびやかに。聴いていて何か力が湧いてくるような、前向きになれるような、大地のちからのようなものを感じますね。
 3曲目は「MOON THEME Ⅰ」。シンセサウンドとギターがのびやかに幻想的に浮遊感たっぷりにながれ、ベース・ギター・コーラスがのびやかに。そしてギターとベースがユニゾンでのびやかにドラマティックに奏でて。その後ギターのテクニカルなソロが。これも明日への希望が感じるような曲ですね。
 4曲目は「INVATION」。オケサウンドがダークにはじまって、ダイナミックに響き、そこからゆったりとのびやかに。そしてダイナミックリフがパワフルにスリリングにながれて。その後シンセの明るくリズミカルなリフがはいって、力強いコーラスもはいって。終盤ではシンセがうねりまくって。
 5曲目は「THE INEVITABLE PAIN Ⅱ」。アコギとシンセのゆったりとした哀愁ただようリフからはじまって、しっとりとしたヴォーカルがはいって。そしてアコギのリズミカルなリフからヴォーカルが力強くリズミカルに。その後シンセがゆったりとのびやかに。
 6曲目は「LOST ON THE FLOOR」。ラジオのようなナレーションがながれ、パワフルなドラムリズムがゆったりとながれて。
 7曲目は「ESCAPE」。ギターのテクニカルなリフからスリリングにはじまって、ミドルテンポのパワフルなリズムにのってシンセがうねりまくり、ギターがダークにのびやかに奏で、ベースとアコギがゆったりと幻想的に奏でて。そしてダイナミックなリフからシンセがのびやかに奏で、ナレーションがはいって。その後ミドルテンポのシーケンスリズムからヴォーカルがパワフルにリズミカルに。終盤ではミドルテンポでヘヴィでダークなリフがながれ、ラストは静かになってヴォーカルがのびやかに幻想的に。
 8曲目は「THE JUDGEMENT DAY」。オケサウンドのスリリングなリフからはじまって、そこからゆったりと幻想的にながれて。そしてダイナミックなリフからギターがのびやかに奏で、シンセサウンドがうねって。
 9曲目は「GAZING AT YOU」。レコードのヒスノイズのような音がながれ、ギターのリズミカルなリフからミドルテンポでパワフルなコーラスがリズミカルに。
 10曲目は「SNOW, MELT, WIND」。アコギのゆったりとしたリフが哀愁たっぷりにながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、力強く歌い上げて。その後アコギのゆったりとしたリフからヴォーカルが哀愁たっぷりに歌い、ギターがのびやかに奏でて。
 11曲目は「SWITCHBACK」。ストリングスのリズミカルなリフからアップテンポでスリリングにはじまって、爆発音のような衝撃的な音やヘリのような戦闘的な音がながれて。そしてカオス的に様々な音が飛び交い、再びストリングスのリズミカルなリフが。
 12曲目「PORT OF HOPE」。ヴォーカルとシンセサウンドが浮遊感たっぷりにゆったりと幻想的にながれ、ヴォーカルがドラマティックに歌い上げ、オケサウンドがのびやかにながれて。
 13曲目は「DEPARTURE」。シンセサウンドとオケサウンドがゆったりと広大にながれて。まるで山の上から雲海を眺めているかのようです。その後、波の音が聴こえてきて。
 14曲目は「NOME DA VIDA」。女性のナレーションと水が流れるような音が」はいって、シンセサウンドがゆったりとしっとりとながれて。そしてピアノとギターがゆったりと幻想的に奏で、ディレイを効かせたヴォーカルもゆったりと幻想的に。その後ピアノのリズミカルなリフにのってヴォーカルもリズミカルに歌って。終盤では一旦止まってからピアノとギターの音色がしっとりと美しく響き、ヴォーカルが雄大に歌って。その後ミドルテンポのリズムがはいって、ヴォーカルがのびやかにメロウに、ギターものびやかに奏でて。
 15曲目は「THE GIVEN」。ギターのパワフルでダークなリフからミドルテンポではじまって、ブレイクからヴォーカルがのびやかに。そしてアコギとベースのしっとりとしたリフからヴォーカルがのびやかに、さらにリズミカルに歌って。中盤ではアコギのリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。続いてパワフルなリフとドラムフィルが交互に。その後ギターのエモーショナルなソロが。終盤ではヴォーカルがミドルテンポでゆったりとしっとりと。そこからドラマティックに劇的に盛り上がって。その後シンセサウンドとヴォーカルがゆったりとのびやかに。そしてコーラスが幻想的にながれて。ラストは波の音が聴こえてきて。
 16曲目は「IN THE BRIGHTER SKY」。足音が聞こえてきて、スネアのマーチングリズムがはいって、フルートサウンドがリズミカルにながれて。
 壮大にはじまって、そこから明るく楽しく、暗くしっとりと美しく、力強く攻撃的に、そしてドラマティックにと、ドンドン展開していって、気が付いたら17曲聴き終わっていた、という中だるみのない飽きさせない聴き応えのあるとっても素敵な作品ですね。Hisaさんの壮大な音の旅、堪能させていただきました。でもでももっと聴きこんで、精神の内奥を追求しなくては。