ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

13.6.28 STELLA LEE JONES

2013-06-30 09:10:24 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.6.28 四谷OUTBREAK
<新生STELLA LEE JONES 2回目>
 2009年にギタリスト<平田聡さん>が中心となって結成された<STELLA LEE JONES>。2011年暮れに待望のデビューアルバム「A FLOATING PLACE」を発表されるも、フロントの花形スターヴァイオリニストが脱退。バンドは一体どうなってしまうのかと心配しておりましたが、新たな女性ヴァイオリニスト<入山ひとみさん>が迎えられ、2013年2月に新生<STELLA LEE JONES>のお披露目ワンマンライブが。入山さんがJAZZ系ということもあり、音楽の幅が広がり、ソロも増えてこれまでとはまた異なったとっても楽しい見どころ聴きどころ満載ライブで、これからの活躍がめっちゃ楽しみになりました。で、次のライブの日程が発表されるのをワクワクしながら待っていました。
 そんな折に6月28日に四谷での対バンライブが発表されて速攻予約して楽しみにしていました。ただひとつ気になったのは、たしかこのハコはステージがそんなに広くなかった記憶があったんですね。大所帯で楽器数の多いステラが果たしてステージに収まるのか、収まったとしても窮屈でやりづらいのではないかと、余計な心配をしておりました。
 <STELLA LEE JONES>、現メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、パーカッション<工藤げんたさん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ベース<瀬戸尚幸さん>、そしてニューヴァイオリニスト入山さんの7人です。

 さて当日。仕事を早めに終えて四谷へ。今日は他にも観たいプログレライブがあったんですね。そちらはレコ発ライブなので、ちょっと迷いましたけど、ステラをチョイスです。なのでひょっとするとお客さん少ないかな?なんてまた余計な心配を。そしてお店について受付を済ませてフロアーへ。ちょと早めだったので余裕でイス席GETでドリンクを飲みながら開演を待ちます。ステージ前にはスクリーンが下りていてステージの配置ははっきりとは見えないっす。隙間からうかがうとやはり楽器やアンプ群が込み入っているような。
 開演時間が近くなると立ち見のお客さんも増えてきて、さらにはKBB菅野さんやAsturias大山さんや他にも見覚えのあるミュージシャンの方々が。

 19時4分ころ、フロアーが暗くなって、シーケンスのHIPHOP調のミドルテンポのリズムがながれ、スクリーンが上がってステージの全貌が明らかに。ステージ向かって左端にレッドトラ目レスポールを抱えた平田さんが。帽子がキマってかっくいいっす。その後ろにミニキーボード1台の真也さん、その後ろにサンバーストJAZZベースを抱えているであろう瀬戸さんが。瀬戸さん、お顔しか見えないっす。ステージ後方中央に2タム1バスセットの朋翼さん、その隣に巨大パーカッションセットに囲まれたげんたさん。そしてステージ左フロントがアコーディオンを抱えた美女佐々木さん、フロントの名誉あるセンターにはパープルの優雅なヒラヒラドレスを纏った天女入山さんが。それにしても大所帯がよくこのステージに収まったものです。
 そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ワウを聴かせたリズミカルなギターのカッティングリフリフが。1曲目は「Jigsaw Cats」。ファンキーでとっても楽しい曲。リズムとリフにのってアコーディオンとヴァイオリンがのびやかに奏で、そしてキーボードのリズミカルなリフにのってハモって、ドラムが叩きまくって盛り上げて。その後、ベースのパワフルなリフにのってヴァイオリンとギターが明るく爽やかなフレーズを奏で、ヴァイオリンとアコーディオンのリフから、ドラムとパーカッションが叩きまくって盛り上がってダイナミックに。中盤ではパワフルでファンキーなリズムにのって、ヴァオリンソロとギターソロが。その後ヴァイオリンとアコーディオンのリフからドラムが叩きまくってからオルガンのテクニカルなソロが。終盤ではレッドライトのなか、ダイナミックなリフと叩きまくりドラム&パーカッションで盛大に。

 「どうもありがとうございます。STELLA LEE JONESです。お久しぶりです」って平田さんが挨拶して大拍手。「2月以来の、入山さんが入って2回目のライブ」って。でもすぐ「とっととやりますか」って。

 2曲目は「Kagerou」。シンバルのアップテンポのリズムにのって、ギターの揺れるリフ、アコーディオン&ヴァイオリンのリズミカルなリフが。そしてスリリングなリズムにのってアコーディオンがしっとりと奏で、ヴァイオリンがテクニカルなリフを。その後ピアノがミステリアスなリフを弾き、そのままソロへ。序盤はテクニカルに、そしてアグレッシブにアヴァンギャルドに弾きまくって。その後リズミカルでスリリングなリフにのってアコーディオンがのびやかに奏で、ヴァイオリンも加わってのびやかにメロウに。中盤ではスリリングなブレイクからアコーディオン・ヴァイオリン・ピアノがリズミカルなリフを、ベースとギターがパワフルなユニゾンリフを弾き、一旦止まってからベースの味わい深いラインにのってアコーディオンが爽やかでテクニカルなリフを。そしてミドルテンポのパワフルなリズムにのってリズミカルなリフからゆったりとした感じになって、ヴァイオリンが艶やかでムーディなソロを。バックではギターがテクニカルなソロを。その後ダイナミックなリフから盛り上がって、ドラムも叩きまくって。終盤ではギターがメロウに奏で、アコーディオンがのびやかに、ヴァイオリンもメロウにしっとりと奏で、ギター・ヴァイオリン・アコーディオンがユニゾンで哀愁たっぷりにメロウに奏でて。ラストはリズミカルなリフとともに盛り上がってから止まって、元のシーケンスサウンドがながれてFin。

 「ありがとうございます」って平田さん。「次やりますか、何かありますか?」「疲れちゃいましたよね。もうちょっと頑張ってください」って爆笑!次の曲は「Salar de Uyuni」だそうですが「それはどういう場所に?」ってげんたさん。「ボリビアにある塩の湖」って平田さんがげんたさんに。「こっちじゃなくてあっちに」って客席を指して爆笑!「曲を作ってからタイトルを思い浮かべた」って平田さん。「でっちあげたんですね」ってげんたさん、爆笑!「塩の湖を思い浮かべてもらえたら」ってげんたさん。「じゃあやりましょうか」って平田さん。
 3曲目、カウントからピアノの綺麗なリフ、ギターのリズミカルなリフからはじまって、アコーディオンがリズミカルなリフを、ヴァイオリンがフィンガーピックでリズミカルにリフを弾き、ピアノとギターのリフにのってヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンやハモりで爽やかに奏でて盛り上がって。その後ピアノとギターのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに幻想的に響かせて、そしてダイナミックなリフがはいって盛り上がって。終盤では一旦止まってからピアノとギターのしっとりしたリフがながれ、ヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに。

 「どうもありがとうございます」って平田さん。「今日は、雨降ってないよね」「足元の良いなか、お越しくださって」って爆笑!「塩の湖が浮かんでいただけたでしょうか」ってげんたさん、大拍手!
 ここで告知タイムですが、ステラの今後予定はいろいろ話があるようですが、まだ公表できないそうで。なにやら海外ってキーワードも。ところがお客さんよりも入山さんが驚いていたような。この後、真也さんが物販のCDの宣伝を。でも「ステラのCDはありません」って爆笑!平田さんがCDを持ってくるのを忘れたそうで。「みんなで平田さんちに行こう」ってげんたさん。そうそう、入山さんが “じょーんず氏”のイラストを希望者に¥10-.から描いてくださるとか。「STELLA LEE JONESのイメージキャラクターになりつつある」そうで。げんたさん。「¥10-.じゃ安すぎない?」って。

 4曲目は「Winter Song」。カウントからダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンがのびやかにゆったりと幽玄に奏で、ギターがアップテンポでテクニカルなリフを。そしてヴァイオリンとアコーディオンがリズミカルなリフを弾き、ブレイクからピアノとギターがしっとりと綺麗に奏でて。その後ヴァイオリンとアコーディオンがしっとりと哀愁たっぷりに奏で、ヴァイオリンがのびやかに艶っぽく、エモーショナルなソロを、続いてギターがテクニカルなソロを。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンのフィンガーリフがリズミカルに。そしてピアノのしっとりとしたリフからイエローライトのなか、アコーディオンのしっとりとしたソロが。その後ベースリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに奏で、ユニゾンも。終盤ではピアノの優雅でロマンティックで美しいソロが。続いてヴァイオリンののびやかで艶やかなソロが。ラストはアップテンポのリズミカルなリフから、ゆったりと優雅に。「ピアノ、佐藤真也!ギター、平田聡!」ってげんたさんが紹介して大拍手!
 「なんで夏に冬の曲を?」ってげんたさん。「タイトルですから」って平田さん、爆笑!

 次の曲に行こうとしますが「眩暈?シナプス?」ってメンバー間で揉めているような?
 5曲目は「眩暈」。カウントからダイナミックなリフがはいって、ライトが点滅するなか、スリリングなリフがだんだん早くなって、テクニカルに。そしてギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムからヴァイオリンとアコーディオンのスリリングなリフとテクニカルなユニゾンが。その後ハイテンポのJAZZモードになってギターのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロと続いてから、ピアノソロへ。序盤はパワフルなダークリフが響くもだんだんテクニカルに、そしてパワフルにアグレッシブに。ドラムもノリまくって、ドライブ感が凄いっす。真也さんノリノリで暴れまくって、弾きまくりどころか叩きまくってキーボードが壊れそうなくらいに弾んでいてもう凄すぎ!そのノリでそのままドラム&パーカションの叩きまくりバトルへ。朋翼さんも鬼気迫る感じでド迫力で叩きまくって、げんたさんも反応しながら叩きまくって。終盤では静かにななるも、すぐにパワフルなドラムフィルから、ライトが点滅するなか、ダイナミックなリフがスリリングにテクニカルに。

 「次で最後です」って平田さん。ここでメンバー紹介です。「パーカッション、工藤げんた!アコーディオン、佐々木絵美!ドラムス、谷本朋翼!ベース、瀬戸尚幸!ピアノ、佐藤真也!ヴァイオリン、入山ひとみ!」って平田さんが紹介して、げんたさんが「ギター、平田聡!」って紹介しておのおのに大拍手が。

 本編最後となる6曲目は「Synapse」。シンバルのリズムからピアノとギターが流麗なリフを、ヴァイオリンがゆらゆらリフを弾き、ウインドベルが綺麗に響いて。そしてギターとヴァイオリンのリズミカルなリフからアコーディオンがのびやかに奏で、ミドルテンポのパワフルなリズムにのって、ヴァイオリンがのびやかに艶やかに奏で、アップテンポのスリリングなリフへ。その後アコーディオンとギターがゆらゆらリフを弾き、リズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、アコーディオンとヴァイオリンがユニゾンでのびやかに。中盤ではヴァイオリンソロ。まずは力強くクラシカルに。そしてレッドライトのなか、リフをディレイを効かせて幻想的に響かせて。その後ブルーライトのなか、のびやかに、そしてリズミカルに力強く。ソロが終わると大拍手!入山さん、ニッコリ会釈して。続いてはギターソロ。最初はキーボードかと思ったんですけど、キーボード風サウンドのギターのテクニカルなソロでした。ドラムも叩きまくってます。終盤ではヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって盛り上がって、ヴァイオリンがのびやかに力強く奏でて。ラストはライトが点滅するなか、ダイナミックなリフがスリリングに展開してパワフルにFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って平田さん。げんたさんがメンバーの皆さんの名前を叫んで。大拍手がそのままアンコールを求める手拍子になって鳴り響き、入山さんも「アンコール!」って手拍子をして。「アンコールありがとうございます。ちゃんと用意してあります」って平田さん、爆笑&大拍手!「一旦引っ込んでから5分くらいしてから出てくるほうがかっこいい」ってげんたさん。「そんなの10年早い」って平田さん。「疲れた」って入山さん。そして「どうもありがとうございました」って入山さん。

 「私はKQで来て、KQで帰ろうと思います」って入山さん。オーラス7曲目は「Parallel Railways」。まずは駅の雑踏の音がながれ、げんたさんが「出発進行!」って叫んでから発車のホイッスルを高らかに鳴らし、ヴァイオリンが汽笛風サウンドを、アコーディオンが蛇腹をいっぱいに伸ばしてシュッシュッって音をだんだん早く鳴らして、パーカッションがマラカスでリズムを、ギターがヘッドの弦を弾いてガタンゴトンって音を鳴らし、パワフルなドラムとピアノリフがはいって、ギターとアコーディオンがテクニカルなリフを弾き、ここでヴァイオリンがKQの特定の車両が発車するときに発するドレミ音階を鳴らして。その後、ヴァイオリン・ギター・アコーディオンがアップテンポの躍動感あふれるリズミカルなリフを弾き、パワフルなユニゾンからブレイクをキメて叩きまくりドラムとともに盛り上がって。中盤ではヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフからアコーディオン・ギター・ヴァイオリンがユニゾンでパワフルなリフを弾き、ヴァイオリンとギターがハモって、アコーディオンが伸びやかに奏で、さらにテクニカルなリフがユニゾンでスリリングに展開して。ラストは一旦止まったあと、アコーディオンがシュッシュッって音を徐々にゆっくりと鳴らし、ヴァイオリンが某駅の発車メロディ(?)をフィンガーピックで奏で、ギターがしっとりと、そして雑踏の音がながれてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って。ここで平田さんが次のバンドの紹介を。そしてライブ終了です。時計を見ると20時12分。1時間ちょいのアツいライブでした。次のバンドも観たいのですが、明日朝に用事があるために残念ながら自分はここで退席です。観たかったなぁ・・・
 ド迫力でスリリングでドライブ感たっぷりの凄い演奏や、しっとりとメロディアスな演奏、そして火花散るかのような白熱のソロバトルともう圧倒されちゃいました。1時間ちょいがあっという間でしたね。おもいっきり楽しませていただきました。次回ライブの日程発表を楽しみにしています。

13.6.22 浪漫座

2013-06-26 06:17:52 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.6.22 目黒鹿鳴館
<激突!歌姫:出会い頭の★Rock Show★>
 伝説のプログレバンド<Pageant>。1986年に発表された名盤「螺鈿幻想」1枚のみでバンドを去ってしまった中心人物であるギタリスト<中嶋一晃さん>。その後中嶋さんは90年代には林克彦さんらと<夜来香>を結成。そして21世紀にはいるとPageantの曲を再現する<浪漫座本館>を、続いてオリジナル曲中心の<浪漫座別館>を率いて活躍されて。その後<浪漫座別館>はヴォーカルひなさんが産休にはいったため活動休止となり、中嶋さんはあらたに男性ハイトーンヴォーカリスト<森川健司さん>を擁するPageantのカヴァーバンド<Go To HongKong>を立ち上げて活躍されて。
 そして2013年、某サイトで中嶋さんが現<Marge Litch>の女性ヴォーカリスト<月本美香さん>を迎えてPageantの曲を再現する<浪漫座>を復活させて、東京でも6月にライブを行うと発表されてビックリ!チケット発売日に即購入してめっちゃ楽しみにしていました。
 メンバーは”座長”ギター中嶋さん、ヴォーカル月本さんの他、ベース<浜田勝徳さん>、ドラムス<村中暁生さん>、キーボード<渥美“じょんたま”淑子さん>、そしてフルーティスト<千秋久子さん>の6人です。フルートが加わったオリジナルに沿ったPageant曲の演奏を聴けるのってすっごい楽しみです。

 さて当日。土曜ですが仕事だったので、仕事を終えてから目黒に向かって。開場時間ちょい前に着いて、そして受付を済ませてフロアーへ。ステージは幕が閉じていて、配置等は事前にはわかりません。開演近くなるといつの間にかフロアーが埋まってきて。見覚えのあるミュージシャンの方々もけっこういらしてたような。

 19時7分ころ、フロアーが暗くなって、SEで哀愁ただようクラシック曲がゆったりとながれて。後で知ったんですけど、TVの洋画劇場のエンディングテーマだそうで。どっかで聴いたことあるような気はしましたが。そしてステージの幕が開いて大拍手!ステージ向かって左端にキーボード、その隣りにソリッドな4弦ベースを抱えたタキシード姿の浜勝さん、中央後方高台に2タム2バスのドラムセット、ステージ右端に黒レスポールを抱えた座長が。ミニキーボードも用意されています。フロント中央は白い化け猫ウイッグにクリーム色のゴージャスなドレスすがたの美しいお姫様の月本さん、そしてその隣りにフェルメールの名画をモチーフにしたというブルーターバン(?)に可愛らしいドレスすがたでフルートを持った千秋さんが。そうそう、自分の位置からはよく見えなかったんですけど、渥美さんは妖艶なピンクのチャイナドレスすがたでした。

 SEのあと、パワフルなドラムからダイナミックなリフが。1曲目は「螺鈿幻想」。フルートがのびやかに奏で、そしてギターのゆったりとしたメロウなアルペリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々にドラマティックに盛り上がって力強く歌い上げて。中盤ではパワフルなドラムからレッドライトのなか、ミドルテンポのギターリフにのってフルートがのびやかに奏で、シンセサウンドが力強く響き、ダイナミックなリフへ。その後静かになって、ブルーライトのなか、フルートとベースがしっとりと奏で、ヴォーカルがはいってそして力強く歌い上げて。終盤ではドラムのパワフルなマーチング風スネアのリズムにのって、ギターとフルートがのびやかにドラマティックに奏でて。ラストはキーボードのメルヘンチックなリフからフルートがしっとりとメロウに。

 「ありがとうございます」って座長。「初めまして。このメンバーで初めてのライブ」「めちゃめちゃ緊張してます」って。「ありがたいステージを用意していただいて」「長生きするもんやね」って大拍手。「間違いとか詮索せんように、素直な心で見てもらえると」「宜しくお願いします」って大拍手!

 ブルーライトのなか、はじまった2曲目は「ヴェクサシオン」。浜勝さんはベースを置いて黒のレスポールを抱えて、ツインギターの綺麗でメルヘンチックなリフがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、のびやかなフルートの音色とともにドラマティックに歌い上げて。ヴァース間には短いフルートソロが。その後、浜勝さんはギターを置いてベースに持ち替えて、そしてパワフルなドラムがはいってアップテンポで明るく爽やかな感じになって、綺麗なシンセリフが響き渡り、ギターとフルートがのびやかに綺麗にハモって。中盤ではブレイクリフからギターとシンセがのびやかに奏でたあと、ミドルテンポになってゆったりと雄大な感じになり、フルートがゆったりとたおやかに奏でて。終盤ではヴォーカルがのびやかに力強くドラマティックに歌い上げ、シンセサウンドが爽やかに響き、イエローライトのなか、エモーショナルなギターソロが。ラストは薄暗いなか、ギターのアルペリフをバックにフルートがしっとりと。

 続いて3曲目は「人形地獄」。パワフルなドラムからミドルテンポの力強くズンズン響くリフにのって、オレンジ&レッドライトのなか、シンセの鮮烈なリフが響き、パワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって盛り上がって。その後、ギターリフにのってキーボードのリズミカルなソロ、続いてギターのエモーショナルなソロが。ラストはシンセの力強いリフからダイナミックなリフが。

 「どうもありがとう」って座長。「やっとまとまってきた」って。「ヴォーカル、けっこうイケてるでしょ」って大拍手!「Pageantの曲はいろいろプレッシャーかかるから」って座長。「めっちゃ難しいです」って月本さん。数年前に座長がMarge Litchと対バンしたときに月本さんがPageantを聴いてたということで声を掛けられたそうで。

 「Pageantは一旦お休みして」ってはじまった4曲目~5曲目はなんと<夜来香>の「綺麗な人たち~遠い約束」。薄暗いブルーライトのなか、シンセのお琴風サウンドのリフがゆったりとながれ、篠笛風のミニフルート(?)の音色がのびやかに、和の情緒たっぷりに響いて。そしてシーケンスのリズムにのってしっとりと艶やかなヴォーカルがはいって、歌い上げて。その後ダイナミックなリフからミドルテンポのパワフルなドラムにのってギターとベースのヘヴィリフがながれ、カラフルライトのなか、ヴォーカルが力強くのびやかに。そしてダイナミックなリフからシンセ・ギター・フルートがゆったりとメロウに奏でてから、ミドルテンポでノリノリのベースリフにのってヴォーカルがリズミカルに歌って。中盤ではパワフルなドラムからミドルテンポのダンサブルな感じでシンセ・ギター・フルートがゆったりと奏で、ヴォーカルがはいってのびやかにたおやかに、そして歌い上げて。その後、ダイナミックなリフからキーボードのテクニカルなソロ、ギターとのユニゾンリフからエモーショナルなギターソロが。終盤ではヴォーカルのハイトーンスキャットとフルートののびやかな音色が響き、そしてダイナミックなリフがはいって、カラフルライトのなか、ヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌って盛り上がって、ロングスクリーミングも。ラストはシンセ・ギター・フルートがのびやかに奏でて盛大にFin。

 「どうもありがとうございます」って座長。ここでこれまでのお話が。98年に<浪漫座>をたちあげて、2年くらいやって、そのあとヴォーカルに<ひなさん>を迎えて<浪漫座別館>をはじめたそうで。「別館もまたいつかやる機会があるかも」って。

 6曲目も<夜来香>の「うつむく女」。ギターのリズミカルなリフ、シンセのきらびやかなリフから、オレンジ&ブルーライトのなか、ダイナミックなリフが。そしてのびやかで力強いヴォーカルがはいって、ミドルテンポでゆったりと優雅に、アップテンポでパワフルにリズミカルにと展開して。中盤ではダイナミックなリフからフルートのテクニカルなソロ、そしてダイナミックなリフからキーボードのテクニカルなリフと叩きまくりドラムが。終盤ではミドルテンポのパワフルなリズムにのってヴォーカルがリズミカルに歌い、フルートがテクニカルなフィルを入れ、そしてヴォーカルが歌い上げて盛り上がって。曲が終わると「すいません」って月本さん。歌い出しを間違ったとこがありましたが、これだけ複雑な曲では仕方ないっすよね。

 続いて7曲目はPageant曲で「木霊」。ギターのリズミカルなリフとキーボードのクリスタルサウンドのリフからミステリアスにはじまって、パワフルなドラムからライトが点滅するなか、ダイナミックなリフがはいって、力強いヴォーカルが生き生きと、そして可愛らしく歌って、サビではリズミカルに力強く迫力たっぷりに。その後ギターとキーボードのユニゾンリフからギターのエモーショナルなソロが。そしてスネアのパワフルなボレロリズムからダイナミックなリフがはいって、パワフルなヴォーカルのヴァースへ。中盤ではダンサブルなシャッフルリズムにのって、ライトが点滅するなか、テクニカルなキーボードソロが。そしてダイナミックなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。

 「どうもありがとう」って座長。「楽しい時間もあっという間に過ぎて」「めちゃめちゃ緊張して」「あと2曲」って座長。「えぇ~~~!」ってお客さんブーイング。「今日は私らオープニングアクトちゅうやつで。アンプウォーマーの役目は果たした」って爆笑!「台風が来てるってことで、メンバーが来れなかったらどないしようと思った。なんぼなんでもしゃべりで1時間は無理なんで」って爆笑!
 ここでメンバー紹介です。「オンキーボード、渥美“じょんたま”淑子!」大拍手です。「古い友達」「リクエストもしてへんのにチャイナドレス着て出てくれた」って爆笑!「オンベース、浜田勝徳!」大拍手!「長い付き合い。いつも活躍してくれてる」って。「オンフルート、千秋久子!」大拍手!「フェルメールの“青いターバンの少女”をイメージした衣装」って。「オンドラムス、村中ロマン暁生!」大拍手!「関西ではこの人にお世話になってない人はいない。まるで壇○のよう」って大爆笑!
 ここでシンセサウンドが響いて、そして座長「ここまで続けてきてよかった」ってしみじみ語って大拍手!すると村中さんがドラム台から降りてきてステージ前のマイクで「オンギター、中嶋一晃!」って紹介して大拍手!村中さんはすぐに戻って。「浪漫座続けていきます。還暦までにアルバムを作りたい」って大拍手!「赤いちゃんちゃんこ着てライブやる」って爆笑!

 8曲目は「エピローグ」。渥美さんと座長の弾くツインでのシンセサウンドが、薄暗いブルーライトのなか、幽玄にながれ、そこにフルートも加わってしっとりとハモって。そしてピアノのリズミカルなリフから月本さんがドラム台に座ったまましっとりと歌い、ギターのメロウなアルペリフにのってハイトーンでドラマティックに歌い上げて。中盤では薄暗いブルーライトとバックライトのなか、ギターのエモーショナルなソロが。途中ではタッピングも交えて。そしてヴォーカルがはいって歌い上げて、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。終盤ではツインキーボードとフルートがしっとりとのびやかに奏で、千秋さんがステージ前でフルートソロを。浜勝さんは座長の脇に。ラストはギターのエモーショナルなソロからゆっくりとFin。「オンヴォーカル、月本美香!」って大拍手!

 「どうもありがとね。また呼んでくださいね」って座長。オーラス9曲目は「奈落の舞踏会」。ギターのリズミカルなヘヴィリフからパワフルなドラムがはいって、カラフルライトのなか、ダイナミックなリフが。そして明るく爽やかなリフからミドルテンポでリズミカルなヴォーカルがはいって。その後マーチングスネアのリズムにのってヴォーカルがのびやかにたおやかに歌って、ロングスクリーミングも。中盤ではメルヘンチックなオルガンリフがワルツリズムでながれ、ダンサブルな感じでフルートのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフからハヴィなギターリフと叩きまくりドラムが。そしてギターのエモーショナルなソロへ。終盤ではヴォーカルの力強いスキャットからシンセの明るく爽やかなリフがはいって盛り上がっていって、ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」って座長。メンバーの皆さんは座長に促されてステージ前に並んで大拍手に応えてお辞儀を。そして座長が再びメンバー紹介をして大拍手のなか、アンコールを求める手拍子もありましたがライブ終了です。時計を見ると20時14分。1時間ちょいのとっても素敵なライブでした。
 何よりも伝説のPageantの素晴らしい楽曲を迫力の熱演で聴けて嬉しかったっす。ギターもベースもいい音響かせてましたね。キーボードとフルートが自分の位置ではちょっと聞き取り辛い箇所もあったんですけど、でもお2人ともとっても綺麗で。そして村中さんの華麗なドラミングに超感動!すっげーかっこよかった。ヴォーカルはストレートなハードロック的な感じで力強くよく通る声ですごく良かったっす。もっともこぼれそうなお胸についつい目がいってしまって・・・すみません。浪漫座ライブ、またぜひ東京方面でやってほしいっす。そしてアルバムもぜひお願いしたいっす。
 この後、伝説のヴォーカリストきゃずさま率いるクルベラのライブでしたが、明日朝早いもので残念ながらあきらめて退席。ついてないっす。

難波弘之さん N氏の天球儀

2013-06-23 20:08:14 | 難波弘之さん
 “日本プログレ界の父”とも称される、70年代から活躍される日本を代表する凄腕キーボーディスト<難波弘之さん>。音楽家としてもSF作家としても様々な分野で活躍され、バンドだけでなく、ソロアルバムも何枚も発表されていますが、今回このアルバムが偶然手に入ったもので、紹介させていただこうかと。1986年に発表された「N氏の天球儀」。このアルバムでは“リアルなSF”ではなく、レトロな“昔の人が夢想した未来”がテーマとなっているそうで。どことなくYESの“こわれもの”を思い起こさせるようなジャケットですね。参加メンバーは<センス・オブ・ワンダー>のベース&ヴォーカル<小室和之さん>と、ドラムス<鈴木リカ透さん>です。
 1曲目は「時間創造」。パイプオルガンサウンドが荘厳にながれ、ミドルテンポでコーラスサウンドが力強く響いて。短い前奏曲です。
 2曲目は「16世紀の空」。パーカッシブなコーラスサウンドのリフからアップテンポの変拍子でシンセのヘヴィリフがながれて。そしてミドルテンポになってうねるベースのパワフルなリフからシンセリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって。間奏ではシンセのうねるエモーショナルなソロが。その後ダイナミックなリフからアップテンポのヘヴィリフがはいってドラムの叩きまくりのソロへ。ラストは再びパーカッシブなコーラスサウンドのリフが。
 3曲目は「Slow Down ~ながれゆく愛」。ダイナミックなリフとパワフルなコーラスからはじまって、アップテンポの跳ねるようなリズムで明るく楽しいリフがながれ、爽やかなヴォーカルがはいってリズミカルに。中盤ではキーボードとヴォーカルのユニゾンからダイナミックなリフがはいって、リズミカルなシンセソロへ。その後一旦止まってからアップテンポのパワフルなベースリフがはいって、シンセリフとともに盛り上がって、そして力強いズンズンリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいってダイナミックに。ラストは一旦止まってからアコギのカッティングリフがリズミカルにながれて。
 4曲目は「薔薇と科学」。ピアノの流麗なリフが幽玄にながれ、そしてダイナミックなリフがはいって、ブレイクもキメて。その後ピアノの流麗なリフをバックにシンセのしっとりとしたメロディがながれ、再びダイナミックなリフが。後半ではしっとりとしたベースラインをバックにピアノのエモーショナルなソロが。さらにダイナミックなリフからテクニカルなモーグソロへ。ラストはダイナミックなブレイクリフから静かになって、シンセサウンドとコーラスサウンドがしっとりと幽玄に響いて。
 5曲目は「火の洗礼」。ダイナミックなリフからパワフルにうねるベースリフにのって明るく楽しいリフがながれ、パワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって、そして力強くドラマティックに歌い上げて。後半にはダイナミックなリフからシンセのテクニカルなソロが。その後パワフルなヴォーカルがはいって、力強く歌い上げ、ドラムも叩きまくって盛り上がって。
 6曲目は「迷える箱舟」。パーカッシブなオルガンリフがリズミカルにながれ、そこにシンセの幻想的なサウンドがバックにながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、そしてうねるベースラインから力強いメロディがドラマティックにながれて。その後シンセの哀愁ただようメロウなソロが。そして一旦止まってから綺麗なピアノリフがゆったりとながれ、クリスタルサウンドが響き、パワフルなピアノリフから盛り上がっていって。中盤ではボレロリズムでパワフルなリフがダイナミックにながれ、ダンサブルな感じで、うねるベースリフをバックに明るく爽やかなオルガンリフがながれて。そしてモーゴとオルガンのテクニカルなソロが交互に。終盤ではミドルテンポにピアノリフがゆったりとながれ、シンセのテクニカルなフィルがはいって変拍子ながら盛り上がっていって。そしてパーカッシブなオルガンリフから力強いメロディがドラマティックにながれ、ラストは力強くメロウに徐々にテンポダウンしていって盛大にFin。
 7曲目は「天球儀の人々」。ピアノの美しいリフがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、優しくメロウに。遥かな天空に響くかのような幻想的な綺麗な曲です。シンセサウンドがしっとりとのびやかにながれ、ヴォーカルが力強くメロウに、そしてコーラスサウンドが綺麗に響き渡って。
 8曲目は「静寂から5番目の革命」。シンセのダイナミックなリフがミドルテンポでパワフルにながれ、チェンバロ風サウンドのリフがゆったりと響き、そしてシンセのファンファーレ風にパワフルなリフが響いて。その後シンセの明るく爽やかなリフがゆったりとながれ、そしてベースのパワフルなリフにのってアップテンポで、シンセのギター風サウンドのアグレッシブなソロが。
 9曲目は「20世紀の夢」。ミドルテンポでパーカッシブなコーラスサウンドがながれて。短いエンディング曲です。
 明るく爽やかなポップでロマンティックな感じながらもパワフルでテクニカルな面もあってとても楽しめる素敵なアルバムですね。今回特に力強くうねりまくるかっくいいベースが強く印象に残っています。


川口貴さん KT a Dream

2013-06-13 00:09:28 | Outer Limits
 プログレバンド<Outer Limits>のヴァイオリニストであり、現在、日本フィルのヴァイオリン奏者として活躍中の<川口貴さん>。川口さんは2002年より自己のソロユニット<KT>を始動させ、現在までにミニアルバムを3枚発表されています。
 先日、某CD店におじゃましたところ、2009年発表の3rdミニアルバム「A Dream」を偶然見つけて即購入したもので、今回紹介させていただこうかと。深みのある幻想的なジャケット、期待が膨らみます。
 アルバム1曲目は「Something is coming on」。ストリングスサウンドのシンセのテクニカルなリフからアップテンポではじまって、ブラスサウンドがゆったりと力強く響き、重厚なストリングスサウンドがミステリアスなリフを奏で、そしてミドルテンポのリズムがはいってブラスサウンドが力強く響いて。その後シンセのミステリアスなリフが響いてから、ダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンがゆったりと力強く奏で、そのままテクニカルなソロへ。中盤では静かになってからミステリアスなシンセリフが響くなか、ワウを効かせたヴァイオリンのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなシンセリフがゆったりと力強くながれて盛り上がっていって、ヴァイオリンが力強くメロディを奏で、そしてパワフルなリフがダイナミックに。終盤ではストリングスサウンドのリフをバックにブラスサウンドが力強くながれて。ミステリアスな感じながらも勇壮で逞しく、力がみなぎってくるような曲ですね。
 2曲目は「Out on a limb」。シンセの明るく華やかな感じのリフがミドルテンポでながれ、そこにヴァイオリンがゆったりと艶やかにメロディを奏でてから、シンセサウンドがしっとりと響いて。そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってアップテンポの変拍子でパワフルでヘヴィなリフがスリリングに。そしてダイナミックなブレイクリフからヴァイオリンのテクニカルなソロへ。中盤ではシンセのスリリングな変拍子リフから盛り上がって。そして一転ゆったりと静かな感じになるも、ヘヴィリフからヴァイオリンがのびやかに力強く奏で、盛り上がっていって、そのままテクニカルなヴァイオリンソロへ。終盤では一旦止まってからヴァイオリンがのびやかに艶やかに奏で、そしてダイナミックなリフからアップテンポでシンセのパワフルなリフをバックにヴァイオリンのテクニカルなソロが。ラストはダイナニックなリフと叩きまくりドラムとテクニカルなヴァイオリンリフでスリリングに盛り上がって。
 3曲目は「The same old song」。ダイナミックなリフがゆったり大きな波のように壮大にながれ、ヴァイオリンがゆったりと雄大に力強いメロディを奏で、テクニカルなフィルも入れて。そして一旦静かになるもシンセのオケサウンドがながれるなか、ミドルテンポでベースリズムをバックにヴァイオリンがゆったりと雄大に奏でて。その後、変拍子リズムにのってシンセのテクニカルなリフがながれ、そして壮大なサウンドを響かせて。中盤では変拍子のシンセリフがミステリアスな感じでながれ、それが徐々に盛り上がってヴァイオリンのテクニカルなソロへ。終盤では一旦止まってからヴァイオリンがゆったりと美しくたおやかに奏で、そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンがゆったりと力強く雄大に奏で、シンセの力強いリフとヴァイオリンのテクニカルなリフが。ラストはオケサウンドがゆったりとしっとりと、徐々に静かに。
 たった3曲ながらも中身の濃い壮大なシンフォプログレサウンドが楽しめますね。打ち込みとはいえ、重厚でスリリングでテクニカルでしかもドラマティックな素晴らしいアルバムです。1stも2ndもぜひとも聴いてみたいっす。

13.6.7 Qui

2013-06-09 13:25:17 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.6.7 横浜関内7th Avenue
 フルートフロントのジャズプログレバンド<Qui>。ギタリストの<林隆史さん>が中心となって結成されたバンドで、元々のバンドは80年代からあって、90年代から本格的に活動され、メンバーチェンジを経て、2008年に1stアルバム「Qui」を発表されて、2011年にはライブアルバムを、そして2012年には2ndアルバム「Qui2」を発表され、ライブ活動も活発に行われています。自分は2008年に1度ライブを観たきりで、その後はメンバー個々に参加されるユニットのライブは観に行けたものの、肝心の<Qui>のライブはすっかりご無沙汰になってしまいました。そんな折にFBで6/7に横浜でライブがあると知って、行けたら行こうとチェックしていました。なんせ平日なもので予約はできなかったんですね。仕事の兼ね合いもあるので。

 さて当日。仕事を途中で放っていざ関内へ。今回は対バンライブとのことで<Qui>は2番目の登場とのこと。最初のバンドも観たかったんですけど、間に合わず。お店に着いたときはもう最初のバンドのライブ中頃でした。前の方のお客さんは女性ばかりでビックリ!そのバンドのイケメンベーシストさんのファンの方々が多かったようで。
 
 前バンドのライブが盛況に終わって、ステージはメンバーの方々やスタッフの方々があわただしくセットチェンジを。でもドラムセットはほぼそのままのようなので、それほど時間はかからないような感じ。今回のメンバーはギター<林隆史さん>、ベース<瀬戸尚幸さん>、ドラムス<吉川弾さん>、フルート<吉田一夫さん>の4人編成です。ステージ向って左にイスに座って黒のスタインバーガーを抱えた林さん。中央後方に2タム1バスのセットの吉川さん、右にサンバーストのJAZZベースを抱えた瀬戸さん、そしてフロントがフルート他の吉田さんです。吉田さん、ハンチングをキメでジャケットを羽織って、かっくいいっす。

 20時22分ころ、客席が暗くなって、いよいよ<Qui>のライブがはじまります。薄暗いステージのなか、ギターのメロウな音色がゆったりとながれ、シンバルの音が響いて。1曲目は「alnica」。アップテンポのパワフルなドラムとリズミカルなベースリフがながれ、フルートのテクニカルなリフがはいって爽やかな感じのダイナミックなリフへ。まずはグリーンライトのなか、フルートの早吹きも織り交ぜたテクニカルなソロが。叩きまくりのドラムからオレンジライトになってアグレッシブに盛りあがて。ダイナミックなリフのあと、流麗でテクニカルなギターソロ。ドラムが叩きまくって吉田さんが短い笛(?)を2本吹きで盛り上げて。終盤ではオレンジ&ブルーライトのなか、アップテンポのリズミカルなリフで盛り上がって、ライトが点滅するなか、叩きまくりのドラムソロが。

 続いて2曲目は「minamo ni tsuki」。薄暗いブルーライトのなか、ギターのメロウな音色と、しっとりとしたベースサウンドがゆったりとながれ、そのままテクニカルなベースソロへ。マレットでのシンバルロールとともに幻想的に響いて。そしてグリーンライトのなか、ギターのアルペジオリフがゆったりとながれ、ブルーライトのなか、しっとりとしたベースラインにのって、フルートが哀愁たっぷりにのびやかに奏でて。中盤ではグリーンライトのなか、フルートのテクニカルなソロが。途中でミニサイズのフルート(?)に持ち替えてエモーショナルに。続いてはギターの流麗でテクニカルでエモーショナルなソロが。その後、ギターのメロウなアルペジオリフがゆったりとながれ、味わい深いベースラインにのってフルートが哀愁たっぷりにのびやかに奏でて。ラストはしっとりとゆったりと。

 続いて3曲目は「kasumiotoshi」。カウントからレッドライトのなか、ダイナミックでヘヴィなリフがはいって、ライトが点滅するなか、アップテンポでリズミカルなリフがスリリングに。そしてダイナミックなリフから、レッドライトが点滅するなか、グルーヴィなベースリフにのってフルートのアグレッシブなソロが。テクニカルな早吹きから、フルートの胴(?)を外して、棒を入れてまるでスライドホイッスルのように吹いてミステリアスな音色を響かせて。中盤では静かになって薄暗いブルー&グリーンライトのなか、ディレイを効かせたギターの幻想的なソロへ。それが徐々にヘヴィサウンドになって盛り上がっていって。終盤ではレッドライトのなか、アップテンポのノリノリモードでギターのリズミカルなリフがスリリングに展開し、ダイナミックにブレイクもキメて、カラフルライトのなか盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。

 続いて4曲目は「puyol」。薄暗いグリーン&ブルーライトのなか、ギターのメロウなアルペリフがながれ、ベースのリズミカルなリフがはいって、フルートがリフからのびやかに奏で、その後ソロへ。フルートを吹きながら同時にそのメロディを歌って、そしてテクニカルに吹きまくって、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。続いてはグリーンライトのなか、力強いギターソロが。パワフルなドラムとともにテクニカルに弾きまくって盛り上がって。中盤では静かになってコーラスの効いたギターリフから薄暗いブルーライトのなか、フルートがリズミカルにのびやかに奏で、ダイナミックなリフへ。終盤ではグリーンライトのなか、テクニカルなドラムソロが。ラストはギターリフからパワフルなドラムとともに盛り上がってFin。

 ここでメンバーの皆さんが時計を見て尺をチェックして。オーラス5曲目は「heavy flight」。パワフルなドラムフィルからダイナミックにはじまって、オレンジ&グリーンライトのなか、アップテンポのパワフルなリフがはいって、カラフルライトになってベースのドライブ感たっぷりのリフにのってギターのヘヴィリフが。そしてギターとフルートがユニゾンでのびやかに奏で、ベースも加わってテクニカルなユニゾンやハモりを。その後フルートの早吹きのテクニカルなソロが。中盤ではユニゾンリフから一旦止まって、グリーンライトのなか、ベースリフからフルートとヘヴィギターのリズミカルなリフが、パワフルでドライブ感たっぷりのリズムにのってながれ、終盤ではダイナミックなブレイクもキメて。ラストはギターとフルートのユニゾンから叩きまくりドラムとともに弾きまくり吹きまくりで、吉田さんはフルートを縦に吹いたりして、そしていきなりFin。

 曲が終わると大拍手!林さんがステージ中央に出て、マイクを持って「ありがとうございました」って。そしてメンバー紹介です。「ベース、瀬戸尚幸!ドラムス、吉川弾!フルート、吉田一夫!ギター、林でした。ありがとうございました、Quiでした」って。大拍手!これにてライブ終了です。時計を見ると21時6分。40分ちょいの短いけど楽しいライブでした。
 久々の<Qui>、めっちゃかっこよかったっす。流麗でテクニカルでさらにヘヴィなギターも、グルーヴィでパワフルなベースも、アグレッシブでアヴァンギャルドかつ美しいフルートもほんと素敵でした。今回特に気になったのがドラムス。タイトでパワフルで切れ味バツグンで超かっこよかったっす。リズム隊がしっかりしてるバンドはほんと気持ちいいっす。40分5曲じゃちと物足りないですけど、楽しかったっす。いつかワンマンや、ピアノ佐藤真也さんが加わったバージョンのライブも観に行きたいっす。

13.6.1 MIDAS

2013-06-05 06:18:08 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.6.1 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 1982年の7月にヴォーカル&ギターの<右遠英悟さん>が中心となって結成されたヴァイオリンプログレバンド<MIDAS>。88年11月に1stアルバム「風そよぐ心の丘へ/Beyond The Clear Air」を発表するも、その後一時活動停止状態になるも、96年11月、2ndアルバム「MIDASⅡ」を発表し、99年4月に3rdアルバム「第三の処置~Third Operation」を発表。さらに2000年12月に4th「International Popular Album」を発表と、途中メンバーチェンジがありながらもアルバム制作やライブと活発に活動され、2002年11月に初のライブアルバム「IN CONCERT(Live!)」を発表されます。その後少し空いて2009年には、2008年に行われたデビュー20周年記念のライブから5曲と、1stアルバム発表以前の80年代のライブ音源4曲を収録したアルバム「25th Anniversary Concert & Early Rare Tracks」を発表されます。
 そして2013年初頭、MIDASのニューアルバムが発表されるという情報を見てビックリ!通算7枚目となるアルバム「Touch The Clear Air」。内容は何度でも聴きたくなるような聴きどころたっぷりのドラマティックな展開の曲の素晴らしいアルバムで嬉しくなっちゃいました。さらには6月1日に東京でもレコ発ライブをやってくれるとのことで超ビックリ!ついに<MIDAS>のライブが観れると、即予約して楽しみにしておりました。
 <MIDAS>、現メンバーはヴァイオリン&ヴォーカルの右遠さん、キーボード<林睿昌さん>、ドラムス<逸見勝さん>、ベース<武田泉さん>の4人です。

 さて当日。仕事を終えて速攻で吉祥寺に向かい、ぎりぎり開演前に着きました。椅子席はすでに埋まっていて立ち見っす。
 前バンドが押し気味で終わって、ステージはスタッフの方々やメンバーの皆さんがあわただしくセットチェンジの真っ最中。ステージ向って左がベースで、中央後方に2タム1バスのドラムセット、右に3段のキーボードセット、フロント中央がヴァイオリン&ヴォーカルのようです。で、セッティングを終えたメンバーの方は一旦楽屋へ。

 20時22分ころ、ステージが暗くなってバスクラ風の音色がダークに不気味に響きます。そしてメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手!SEではフルート風の音色や時折衝撃音が響き、さらにダイナミックなオケサウンドが壮大にながれて。
 その後、パワフルなドラムからダイナミックなバンドイントロが盛大にながれて。そしてはじまった1曲目は「Flying Denture」。モーグのリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードでベースのチョッパーリフとヴァイオリンのリズミカルなリフがながれて。その後、ドラムの叩きまくりソロ、ベースのチョッパーソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロ、ドラムソロと続いて、ライトが点滅するなか、モーグのテクニカルなリフがダンサブルなリズムにのってながれ、リズミカルなリフで盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。「ありがとう!」って右遠さん。

 続いて2曲目は「Crimes In Confusion」。パワフルなベースのチョッパーリフからファンキーモードではじまって、ヴァイオリンのリズミカルなリフ、モーグのテクニカルなリフが、ライトが点滅するなか、明るく爽やかな感じでながれ、ブレイクからモーグがゆったりとのびやかに奏でて。そこからイエローライトのなか、シャッフルモードになってヨコノリでヴァイオリンのリズミカルなリフとモーグのテクニカルなリフがながれ、そしてミドルテンポでオレンジライトのなか、モーグがゆったりとたおやかに奏で、ドラマティックに展開し、パワフルなヴォーカルがはいってのびやかに歌い、武田さんのコーラスもはいって爽やかに。中盤ではベースのミドルテンポのリフからSWINGモードになって、グリーンライトのなか、キーボードとヴァイオリンのユニゾンリフからモーグのテクニカルなソロが。右遠さんは林さんの前へ。続いてはヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後ヴァイオリンとキーボードのユニゾンでのダンサブルなリフがながれ、ブレイクからダイナミックなリフが雄大にのびやかにドラマティックに。そして一旦止まってから薄暗いなか、メロトロン風サウンドがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、武田さんのコーラスもはいって、ヴァイオリンがのびやかにメロウに奏で、ヴォーカルが歌い上げて盛り上がって。終盤ではSWINGモードになってダンサブルな感じでヴァイオリンとキーボードがユニゾンリフを。そしてアップテンポになってノリノリでリズミカルなリフがながれ、ダイナミックなリフからモーグがのびやかに爽やかに奏で、カラフルライトのなか、ヴァイオリンがリズミカルに奏でて盛り上がって、弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 「ありがとう!どうも。MIDASです」って右遠さんが挨拶して大拍手!「休み休みやっていきます」って。MIDASはシルエレは今日で9回目なんだそうで(30年間で)。メンバーの皆さんは今日朝4時に大阪を出発して名阪・新東名とスムーズに来られたそうで。で、高齢化社会の話になって「メンバーもお客さんも歳をとって、10年後20年後にはライブハウスにも歩いてこれなくなって、そのころにはライブハウスもマイクロバスでお客さんらを送迎して」って爆笑!「でもここはいいですよね」って。お客さんポカーンですが・・・わかりました。ここは“シルバー”エレファントでした。

 3曲目。パワフルなドラムからアップテンポでモーグのテクニカルな高速リフとチョッパーリフがスリリングに展開し、ダイナミックなブレイクリフからヴァイオリンとキーボードがのびやかに。そしてベースのチョッパーソロとドラムソロからライトが点滅するなか、ヴァイオリンとキーボードがのびやかに奏でて。中盤ではミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってモーグのエモーショナルなソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてモーグとヴァイオリンがけだるい感じでのびやかに奏で、そこからヴァイオリンのエモーショナルなソロが。終盤ではアップテンポのテクニカルな高速リフがライトが点滅するなかスリリングに展開し、テクニカルなユニゾンでFin。

 「ありがとう!オンドラムス、逸見勝!」って大拍手!そしてそのままドラムソロへ。まずは大き目のマレットでパワフルに叩き、スティックに持ち替えてダイナミックに叩きまくって。その後ヴォーカルのスキャットとアップテンポのノリノリリズムがはいって。4曲目。イエロー&オレンジライトのなか、キーボードが爽やかなフレーズを奏で、叩きまくりドラムとともにダイナミックなリフがはいってヴァイオリンとキーボードが爽やかなフレーズを奏でて。「オンベース、武田泉!」ってここからパワフルなチョッパーのベースソロが。続いてヴァイオリンのエモーショナルなソロが。右遠さんと武田さんは向き合って。その後ダンサブルな感じでパワフルなヴォーカルがはいってイエローライトのなか、歌い上げて。中盤では静かになってキーボードのメルヘンチックなリフがゆったりとながれ、ヴォーカルがファルセットも交えたスキャットを入れて。その後アップテンポのノリノリモードになって、イエロー&オレンジライトのなか、リズミカルなヴァイオリンリフにのってキーボードソロへ。モーグのテクニカルなソロ、オルガンのテクニカルなソロと弾きまくって。そしてヴァイオリンとキーボードが爽やかなリフを奏で、レッドライトのなか、ダイナミックなブレイクリフと叩きまくりドラムが。終盤ではアップテンポのノリノリモードで爽やかなリフとテクニカルなチョッパーリフが。そしてイエローライトのなか、パワフルなヴォーカルがはいってノリノリで迫力のシャウトもキメて、歌い上げて。

 「ありがとう!」って右遠さん。「プログレってバカにされて、いや、誇りに思っていますが」「プログレ好きな人って賢いひと多いですよね」って。「だってヤンキーおれへんし」って。「76年ころからプログレがすたれて、パンクが台頭してきて、演奏テクよりも感情むき出しで」ってロックの歴史を語りはじめますが、“エアバンド”の話になって「エアになったら大変」「ロックの復権を」って、ここで大阪で行われるイベントの宣伝を。

 5曲目は「静かな夜と無言の空」。シンセのきらびやかなリフからはじまって、アップテンポでライトが点滅するなか、ダイナミックなリフがスリリングに。そしてヴァイオリンとキーボードがゆったりとのびやかに奏で、力強く盛り上がってダイナミックなブレイクリフが。その後一旦止まって、薄暗いなか、シンセをバックにヴァイオリンがゆったりと奏で、ピアノリフをバックにベースがメロウなラインをしっとりと響かせ、ステージが明るくなってヴァイオリンがミラーボールが回るなか、哀愁ただようソロを。中盤ではアップテンポでダイナミックなリフがスリリングに展開し、ミドルテンポのダンサブルな感じになってモーグソロへ。その後アップテンポのダイナミックなブレイクリフから、ミドルテンポになって、イエローライトのなか、ヴァイオリンがのびやかにドラマティックに奏で、ゆったりと雄大な感じに。終盤ではキーボードのテクニカルなリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて、静かにFin。

 「ありがとう!」って右遠さん。「そういうことでお楽しみください」って。ここで物販CDの宣伝を。「ここに来ている皆さんはすでに持っているとは思うんですが、人間、うっかりということもありますので」って爆笑!「高速代もかかるので・・・」って爆笑!「あと2曲」「次は・・・」「1曲飛ばした!まだです」って爆笑!

 6曲目は「シェラデコブレを探して」。レッドライトのなか、シンバルロールからキーボードのクリスタルサウンドのリフがミドルテンポで綺麗にながれ、ヴァイオリンがのびやかにしっとりと奏で、オレンジライトのなか、ヴァイオリンとキーボードがリズミカルなリフをアップテンポで、そしてノリノリモードでユニゾンリフも。その後ミドルテンポでシンセが響くなか、しっとりとしたヴォーカルがはいって、オレンジライトのなか、歌い上げて。そしてライトが点滅するなか、アップテンポのノリノリモードでリズミカルなリフを弾き、そこから力強くのびやかなヴァイオリンソロが。中盤ではパワフルなヴォーカルがはいってファルセットも交えて歌い上げて。その後一転静かになって、薄暗いなかヴォーカルがしっとりと歌い、そこからユニゾンでのリズミカルなリフから盛り上がって、ライトが点滅するなか、ヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。ラストはオレンジライトのなか、ゆったりと雄大にヴァイオリンとキーボードがのびやかに奏でて。「ありがとう!」って右遠さん。

 「今度こそ、あと2曲」って爆笑!右遠さんはお城が好きで、特に石垣がお好きなのでそうで「いつも石垣のことだけで30分くらいMCやりますが、今日は時間がないので」「皆さんはラッキーです」って爆笑!

 7曲目は「2月7日」。アップテンポのベースのパワフルなチョッパーリフからはじまって、ヴァイオリンとキーボードのリズミカルなリフがパワフルなリズムにのってスリリングに。そして一旦止まってからオレンジライトのなか、ピアノリフをバックに力強いヴォーカルがはいって。その後、グリーンライトのなか、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。中盤ではミラーボールが回るなか、しっとりとしたヴォーカルがはいって、ファルセットも交えてドラマティックに歌い上げて。そしてグリーンライトのなか、綺麗なピアノソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロと続き、ピアノの綺麗なリフからパワフルなドラムがはいってアップテンポのシャッフルモードでベースがパワフルなリフを。終盤ではダイナミックなダークリフから、オレンジライトのなか、ヴォーカルがしっとりと、そしてドラマティックに歌い上げて、迫力のシャウトもキメて。ラストは綺麗なピアノリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて。「ありがとう!」って右遠さん。

 「やっと解放されますね」って右遠さん、爆笑!ここでメンバー紹介です。「キーボード、<林睿昌!ベース、武田泉!ドラムス、うちのリズムマスター、逸見勝!」おのおのに大拍手が。「逸見さんは玄人受けで、ドラマーのファンが多い」って。そして「自分で言うのもなんですが、ヴァイオリンとヴォーカル、右遠英悟です」って大拍手!

 「最後の曲は、皆さんご存知のやっぱりあれか、って曲です」って右遠さん。本編最後の8曲目は「祭典」。カウントからヴァイオリンとキーボードのユニゾンでリズミカルでテクニカルなリフが、ライトが点滅するなか、アップテンポでまるでカーニバルのように明るく楽しくながれて。そしてブレイクリフからゆったりとダンサブルな感じになるも、ダイナミックなリフがはいってヴァイオリンとキーボードがアップテンポのテクニカルなリフを。その後イエローライトのなか、ゆったりとドラマティックに展開し、ドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとキーボードのテクニカルなリフがライトが点滅するなか、アップテンポのノリノリモードでながれ、ベースのテクニカルなチョッパーリフと叩きまくりドラムとともに盛り上がって。ラストはテクニカルなユニゾンリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!MIDASでした」って右遠さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなか客席を通って楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって。すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。
 「皆さん疲れるでしょうから早めに」って右遠さん、爆笑!「感謝してます」「1曲だけ、ほんとに終わり」って。「今日は本当にありがとうございました」って大拍手です。

 オーラス9曲目は「夜光天女」。ダイナミックなリフがミドルテンポでゆったりと雄大にながれ、オルガンが響くなか、ヴァイオリンがのびやかにドラマティックに奏でて。一旦止まったあと、テクニカルでリズミカルなリフがカラフルライトが点滅なかスリリングに展開し、パワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって、サビではオレンジライトのなか、ファルセットも交えて歌い上げて。その後ライトが点滅するなか、アップテンポのノリノリモードでヴォーカルがはいって、そしてレッドライトのなか、リズミカルリフからブレイクをキメて。中盤ではヴァイオリンのテクニカルなソロ、モーグのアグレッシブなソロと続き、綺麗にハモって、ドラムも叩きまくって盛り上がって。その後アップテンポのノリノリモードでリズミカルなリフにのって、グリーンライトのなかパワフルなヴォーカルがはいって。終盤ではライトが点滅するなか、ユニゾンのリズミカルなリフからのびやかに奏で、アップテンポのノリノリモードでリズミカルなリフで盛り上がって、パワフルにFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!MIDASでした。またいつか」って右遠さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなか客席を通って楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時45分。1時間20分のとっても素敵なライブでした。
 初めて観るMIDASのライブ、ドラマティックでテクニカルでとっても素敵なライブでした。特にリズム隊が素晴らしい!切れ味バツグンのシャープなドラムに、テクニカルでパワフルなチョッパーベース、超かっこよかった。もちろんキーボードもヴァイオリン&ヴォーカルも良かったっす。MCもめっちゃ面白くて、聞き入ってしまってあまりメモできなくて、実際の半分も書けなかったっす。また機会があればぜひともライブ観たいっす。

13.5.30 taika

2013-06-02 10:04:57 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.5.30 四谷Doppo
<異端へ Doppo 1st Anniversary Special>
 とっても可愛らしい美少女系で独特のトーンの女性ヴォーカリスト率いる抒情派プログレバンド<taika>。メンバーはヴォーカル&アコーディオンの<妙さん>、ベースの<Daniさん>、キーボードの<高橋在也さん>、ドラムスの<谷本朋翼さん>の4人編成です。結成は2009年で、2010年初頭にミニアルバム「flow and reflection」を、2012年秋に待望のフルアルバム「pulsate」を発表され、精力的にライブ活動されています。自分は昨年1月のライブ以来すっかりご無沙汰になってしまったので、スケジュールが合えばライブ観に行きたいなって思っていました。そんな折に、四谷で5/30に行われるイベントに<taika>が出演すると知って、とっても楽しみにしておりました。

 さて当日。taikaちゃんの出番はトップとのことで、開演予定時間の19時半に間に合うように仕事を終えて会社を出て四谷へ。早めに着いたので軽く夕食を摂ってからお店へ。自分はこのハコは初めてです。こじんまりとしてとてもおしゃれな感じで素敵です。
 ステージは向って左にグランドピアノが。その隣のステージ後方中央にベースアンプ。ステージ後方右に2タム1バスのドラムセットが。中央フロントがヴォーカル&アコーディオンのようです。

 19時34分ころ、ステージにメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。妙さんはノースリーブの黒のふわっとした優雅なドレス風ワンピでとっても綺麗で可愛くて。しばし見とれてしまいました。Daniさんはブラウンのソリッドボディの5弦ベースを抱えて。在也さんがグランドピアノを弾くすがたを観るのは初めてかも。めっちゃ楽しみです。

1曲目は「砂の蜃気楼(まぼろし)」。カウントからダイナミックなリフがはいって、アコーディオンの力強いリフがながれ、ミドルテンポでのびやかなヴォーカルがはいって、徐々に盛り上がってドラマティックに歌い上げて。可愛らしくも力強い歌声で、その仕草とともに見入ってしまいます。終盤ではピアノリフをバックに叩きまくりのドラムソロが。ラストはパワフルなリフでFin。

 妙さんがアコーディオンを置いて「ありがとうございます。taikaと申します。今日はお越しいただき、ありがとうございます」って丁寧に挨拶されて大拍手。そしてここDoppoの1周年のお祝いを述べられてさらに大拍手。taikaは今年2月にもここでライブをやられて、今日が2回目だそうで「これからも宜しくお願いします」って。今回のこのイベントは“異端へ”と題されていますが「taikaが異端かどうかは皆さんが決めて」って。

 2曲目は「Gate of Abyss」。ベースのミドルテンポの力強いリフからはじまって、ドラムがシンバルロールで盛り上げ、シンバルのリズムにのってしっとりとしたピアノリフがながれ、そこにのびやかなヴォーカルがはいって幻想的な感じに。そして徐々に盛り上がって歌い上げて、サビでは力強く。間奏では妙さんがピアノに手を向けて、ベースリフをバックにピアノのしっとりと美しいソロが。その後ヴァースに戻ってヴォーカルがのびやかに、そして力強く歌い上げてパワフルなドラムとともに盛り上がって。終盤ではテクニカルなベースソロが。う~ん、もちょっとベースの音量を上げてほしいかも。Daniさんのベースを腹の底で味わいたいっす。その後一旦止まってからピアノリフからヴォーカルが力強くリズミカルに歌って、盛り上がって歌い上げて。ラストは一旦止まってから、ベースリフが静かに響いて。

 「ありがとうございます」って妙さん。ここでメンバー紹介です。「ピアノ、高橋在也!ベース、Dani!ドラムス、谷本朋翼!ヴォーカルとアコーディオン、妙と申します」っておのおのに大拍手が。今日が今年3回目のライブだそうで、1回目から“ライブごとに新曲を発表する”と宣言されて、今回も新曲を披露してくれるとのことで大拍手!最初のリハで持っていったデモがボツになってしまって、他のストックから今回披露される新曲が生まれたとか。それは某映画からインスピレーションを得て作曲されたそうで“夢の中にどんどん潜っていって、不思議な出来事が起きる、堕ちていく、目覚めた時に世界が崩れる、主人公の心のトラウマ”とかをイメージされたとか。在也さんは今朝その映画を見たそうですが、Daniさんは「まだ見てない」って。朋翼さんは「いいとも!」って。「なにが?」って妙さん、爆笑!「見てみようかな」ってDaniさん。「先に見てください」って妙さん、爆笑!

 3曲目は「(仮)Deep into the drowse」。ブルーライトのなか、ゆっとりとしたピアノリフがながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいってのびやかに歌い、徐々に盛り上がって、パワフルなドラムとともに力強く歌い上げて。間奏ではしっとりとしたピアノリフからエモーショナルなベースソロが。そこにヴォーカルがのびやかなスキャットをたおやかに。その後パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、ヴォーカルが力強く歌って盛り上がって。ラストは一旦止まってからゆったりとしたピアノリフが静かにながれ、ヴォーカルがしっとりとのびやかに。
 「映画見てみようかな」ってDaniさん。「いいとも!」って朋翼さん、爆笑!

 「露入りで湿気でチューニングが狂う」ってDaniさん、ちょこっとチューニングタイムです。そして始まった4曲目は「Immortal fate」。カウントからダイナミックなリフがスリリングに。そしてアップテンポでパワフルなピアノリフからヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌って、叩きまくりドラムから力強く歌い上げて。その後ダンサブルなリズムになってヴォーカルがリズミカルに歌い上げて。間奏ではパワフルなドラムとダイナミックなリフからベースソロへ。序盤はフィンガーピックでテクニカルに、そしてピック弾きでヘヴィにアグレッシブに弾きまくって。ソロが終わると大拍手!Daniさん、ニッコリお辞儀です。続いて妙さんがピアノに手を向けてピアノソロへ。序盤は美しくテクニカルに、そしてパワフルにアグレッシブに。ソロが終わると大拍手!その後ダイナミックでスリリングなリフからパワフルなヴォーカルがはいってドラマティックに歌い上げて。ラストはドライブ感たっぷりのノリノリモードでパワフルにテクニカルにスリリングに盛り上がってFin。

 なかなか拍手が鳴りやまず。「ありがとうございます」って妙さん。「次が最後です」って、ここで次回ライブの告知ですが、9月末とのことで、詳細はまだ発表できないそうで。但しそれまでの間にあるかも?だそうで。それと物販CDの宣伝も。

 最後の曲は、これまでまだタイトルが決まっていなかったそうですが、やっと決まったそうで。「ありきたりでちょっとこっぱずかしい」って妙さん。「他にいっぱい単語あったのにね」ってDaniさん。妙さんはアコーディオンを抱えて。「今日はどうもありがとうございました」って妙さん。
 オーラス5曲目は「ALIVE」。カウントからミドルテンポで綺麗で流麗なピアノリフがながれ、パワフルなドラムとアコーディオンのリズミカルなリフがはいって、ヴォーカルがのびやかにたおやかに、そしてドラマティックにハイトーンで歌い上げて。間奏ではエモーショナルでドラマティックなピアノソロが。ソロが終わると大拍手!続いてはベースのパワフルでテクニカルなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてパワフルな叩きまくりドラムソロが。ソロが終わると大拍手!終盤では一旦止まったあと、ヴォーカルがしっとりと、そして力強く歌い上げて、ダイナミックなリフがはいってドラマティックにもりあがって、ロングスクリーミングも。ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。taikaでした」って妙さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして。でも大拍手は鳴りやまず、そのままアンコールを求める手拍子に。戸惑うメンバーの皆さんですが、妙さんが可愛く小さく両手を振って「ないです、ないです。また次のライブに来てください」って。ようやく大拍手がおさまってライブ終了です。時計を見ると20時19分。45分間の短いながらもとっても素敵に盛り上がったライブでした。
 久々のtaikaライブ、めっちゃ楽しめました。叙情的にゆったりとはじまって、そしてダイナミックにドラマティックに盛り上がっていく曲、ほんと聴き応えありますね。ピュアで可愛らしい独特の歌声の妙さんのヴォーカルと、とても繊細ながら力強いアコーディオン、味わい深くパワフルかつテクニカルなDaniさんのベース、緩急自在でタイトでテクニカルな朋翼さんのドラム、美しく力強い在也さんのピアノ、素敵なサウンドを聴かせてくれて嬉しいっす。特に今回はエレピでなく、グランドピアノで聴けて嬉しかったっす。機会があればまたライブ観に行きたいです。