ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

一ノ瀬大悟デュオ  DRAMA

2017-09-24 08:04:58 | ジャズ
 コントラバス<一ノ瀬大悟さん>と、ガットギター<祥さん>のアコースティック激太DUOです。2011年に1stアルバム「MILD」が発表され、2014年に2ndアルバム「CLIMAX」を発表。そして2016年には今回紹介させていただくミニアルバム「DRAMA」を発表されました。
 アルバム1曲目は「MULLIGAN」。ギターがゆったりとメロウに、テクニカルに情熱的に奏でて。そしてベースの躍動感たっぷりのリズミカルなリフがはいって、それにのってギターが激しくスリリングに。その後ギターがのびやかに奏で、ブレイクから躍動感たっぷりにパワフルに激しく展開し、そこからギターのテクニカルなソロへ。終盤では一旦静かになるも、再びパワフルにスリリングに。聴いていて思わず手に汗握ってしまいますね。
 2曲目は「BUD –TRULY-」。ギターがゆったりとメロウにほのぼのメロディを奏でて。そしてテクニカルなフィルからベースのミドルテンポのリフがはいって、ギターのテクニカルなソロへ。その後アップテンポの躍動感たっぷりのベースリフがはいって、ノリノリモードでギターのリズミカルリフが。中盤では一旦止まってからギターとベースがしっとりと奏で、ギターのハーモニクス音が綺麗に響いて。そして再びアップテンポの躍動感たっぷりのノリノリモードに。終盤では一旦止まってからギターとベースがしっとりと奏で、そこからベースのエモーショナルなソロへ。ラストは再び躍動感たっぷりにパワフルに激しく盛り上がって。
 3曲目は「ACTION」。ベースのアップテンポのリズミカルでテクニカルなリフからはじまって、ギターのリズミカルリフがはいって、パワフルなブレイクをキメ、ベースとギターのリフの掛け合いが。その後、静かになってベースリフからギターがゆったりと奏で、そこからユニゾンでリズミカルなリフを。終盤ではリズミカルなリフからノリノリモードになってアップテンポで激しく。
 4曲目は「GALAXY」。ベースが弓でのびやかにしっとりと奏で、ギターのアルペジオリフが哀愁たっぷりにながれて。そしてギターがリズミカルにほのぼのメロディを奏でて。中盤ではベースの弓で奏でるエモーショナルなソロが。その後ギターがマンドリン風にしっとりと奏でて。終盤ではミドルテンポのズンズンリフにのってギターがテクニカルなソロを。
 アルバムに表記されているのはこの4曲なのですが、CDには5曲目にシークレット・トラックが収録されています。ギターがしっとりと奏ではじめ、そしてテクニカルに。47秒の小曲です。
 今回もパワフルにテクニカルにバチバチと激しく弾きまくったり、しっとりとメロウに響かせたりと、聴き手を圧倒しつつも、じっくりと聴かせてくれて、楽しませてくれますね。このエネルギッシュな演奏を聴いていると、本当にライブを観たくなります。いつか機会があればぜひとも観に行きたいっす。

Shusei’s Project Same Dreamer 

2017-09-18 16:49:06 | Outer Limits
 <Outer Limits>や<Vienna>等でキーボーディストとして活躍され、さらに作曲・編曲家としてメジャーアーティストの作品も手がけておられる、日本プログレ界の重鎮であり、日本音楽界でも活躍されている<Shuseiさん>こと<塚本周成さん>が、あらたにシンフォニックロック・プロジェクト<Shusei’s Project>を立ち上げられ、2017年2月にアルバム「Same Dreamer」を発表されました。<夢=Dream>をコンセプトにファンタジックなシンフォニック・ロックを展開、とのことでめっちゃ期待して購入しました。
 アルバム参加メンバーは、Outer Limitsの盟友のギタリスト<“あらんちゃん”こと荒牧隆さん>、ドラムス<“手数王”菅沼孝三さん>、ベース<“フレットレスベース王”永井敏己さん>、ヴァイオリン<藤本美樹さん>、ヴォーカル<雅絢恵さん><相馬優さん>、コーラス<石田芽さん><澤田志穂里さん><田近詩子さん><渡邉恵津子さん>という日本音楽界屈指の凄腕メンバーが揃った豪華布陣です。
 アルバム1曲目は「夢」。ピアノがしっとりと奏で、ゆったりと美しいヴォーカルがはいって、ヴァイオリンが伸びやかに美しく奏でて。
 2曲目は「Same Dreamer」。ダイナミックリフからヴァイオリンのパワフルでリズミカルなリフがながれ、ミドルテンポのシンセとヘヴィギターのリズミカルなが。そしてヴァイオリンがのびやかにミステリアスに奏で、そこから美しくドラマティックに。その後フレットレスベースの味わい深い音色がしっとりと。中盤ではヴァイオリンのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロと続き、ドラムが叩きまくって盛り上げ、さらにヴァイオリンとシンセがエモーショナルなソロから美しいハーモニーも。その後ベースのテクニカルなソロと叩きまくりドラムが。終盤ではダイナミックリフからリズミカルなリフがながれ、シンセとヴァイオリンが伸びやかに美しく奏で、ラストはパワフルでリズミカルなリフからダイナミックにFin。
 3曲目は「Border」。ダイナミックなリフがゆったりとドラマティックにながれ、シンセとギターがのびやかに。そしてピアノのしっとりとしたリから情感たっぷりのヴォーカルがはいって、ギターのヘヴィリフからヴォーカルが力強く歌い上げて。その後ストリングススァウンドがのびやかにながれ、そこからヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。中盤では静かになってベースがしっとりと奏で、ヴォーカルがのびやかにしっとりと歌い、ヴァイオリンが伸びやかに美しく奏で、そこからヴォーカルが力強く歌い上げ、さらにオケサウンドがドラマティックにながれて盛り上がって。ラストはストリングスサウンドとギターがのびやかにながれ、ドラムが叩きまくって盛り上げて。
 4曲目は「Black Card」。パワフルなドラムフィルからシャッフルモードでベースのうねりまくるリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンとギターのユニゾンのリズミカルリフからオルガンのリズミカルリフにのってPOPで可愛らしいヴォーカルが明るく楽しく。その後シンセとヴァイオリンが伸びやかにドラマティックに奏でて盛り上がって、そこからギターのテクニカルなソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げて。終盤ではユニゾンのリズミカルリフからドラマティックに盛り上がって。
 5曲目は「戦いの中で」。パイプオルガンサウンドが不気味に響き、ギターがゆったりとミステリアスに奏で、アップテンポのリズムがはいって、パイプオルガンサウンドがのびやかに響き、オケサウンドものびやかにながれ、そこからシンセのエモーショナルなソロが。その後シンセのミステリアスでリズミカルなリフか可愛らしいヴォーカルがはいってアニソン風に。その後ギターのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。終盤ではパイプオルガンからギターがミステリアスにゆったりと奏で、ドラムが叩きまくって。
 6曲目は「最後の言葉」。パイプオルガンサウンドがゆったりと荘厳に響き、しっとりとしたヴォーカルがゆったりとまがれて。教会音楽のような雰囲気もあり、癒し系でもありますね。
 7曲目は「夢の始まり」。シンセサウンドがゆったりと幻想的に浮遊感たっぷりにながれ、そしてアップテンポの躍動感たっぷりリズムがはいって、シンセが明るく爽やかに爽快感たっぷりにながれ、女性コーラスとヴァイオリンがのびやかにながれ、可愛らしいヴォーカルがサンバのようにリズミカルに楽しく歌って。中盤ではオルガンのリズミカルなリフからギターのヘヴィリフがはいって、ドラムが叩きまくり、そこからヴァイオリンのテクニカルなソロが。その後、静かになってベースのエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンがのびやかにミステリアスに奏で、ギターがヘヴィリフからテクニカルなソロを。終盤ではシンセとギターがのびやかに爽やかに奏で、可愛らしいリズミカルなヴォーカルがはいって、ラストはシンセサウンドが壮大に劇的に響いて。
 壮大なスケールで描かれているドラマティックなシンフォニックロック、堪能させていただきました。可愛くて美しい女性ヴォーカル、パワフルでテクニカルで曲にアクセントやメリハリをつけるリズム隊、テクニカルでエモーショナルなシンセとギター、どれをとっても素晴らしく、聴き応えがあって、曲も演奏もたっぷり楽しめる素晴らしいアルバムですね。ライブもやってくれたら嬉しいっす。

佐藤ミツルさん ブルーミング・アローン

2017-09-10 09:58:08 | 四人囃子
 元<四人囃子>の2代目ギタリスト<佐藤ミツル>さん。佐藤さんは<四人囃子>休止後の1982年に初のソロアルバム「ブルーミング・アローン」を発表されました。しかし、なぜかこれまで全くCD化されていなかったんですね。それが2017年にやっとCD化されました。その時点では自分は気づかなかったんですが、先日某通販サイトで偶然見つけて即ポチしました。なにしろ“完全限定盤”との表記もありましたので。
 アルバム参加メンバーは、<四人囃子>の佐久間さん・岡井さん・森園さん。さらに<渡辺健さん>、<青山純さん>、<佐山雅弘さん>、<中村哲さん>、さらに<山本秀夫さん>、<渡辺モリオさん>、<古田たかしさん>、<小野田清文さん>、<難波弘之さん>。さらにはコーラスに<細坪基佳さん>、<宮永英一さん>、<都留教博さん>など、多くの著名ミュージシャンが参加されています。錚々たるメンバーに思わず唸ってしまいます。
 アルバム1曲目は「OPEN・G」。ギターがゆったりとしっとりと奏で、それが一転パワフルなドラムフィルからアップテンポの躍動感たっぷりのノリノリモードになって、リズミカルなリフがスリリングに展開し、シンセがのびやかに奏で、ダイナミックなリフが。ロックしててかっくいいっす。
 2曲目は「LIE・lie・LIE」。ギターのミドルテンポのヘヴィリフとハンドクラップからリズミカルにファンク風にはじまって、シンセがのびやかに奏で、コーラスからパワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって、サビではのびやかに。後半にはテクニカルなギターソロが。
 3曲目は「Ho-boy」。華やかなコーラスがのびやかにながれ、爽やかなヴォーカルがはいって、サビは力強くのびやかに。後半にはギターのエモーショナルなソロが。
 4曲目は「SO・うつ」。ギターのアップテンポのヘヴィリフから明るく楽しくドライブ感たっぷりのノリノリモードではじまって、ヴォーカルがリズミカルに、サビでは力強く。さらにドラムも叩きまくって盛り上げて。後半にはアグレッシブな弾きまくりギターソロが。
 5曲目は「F・L・Y」。ギターとヴォーカルの音色が浮遊感たっぷりにゆったりと。そしてミドルテンポのリズミカルなヴォーカルがはいって、サビではコーラスとともに力強く盛り上がって。その後ギターのエモーショナルで爽やかなソロが。終盤ではヘヴィリフと力強いヴォーカルから盛り上がって。そして静かになって、ゆったりと浮遊感たっぷりに。ラストはコーラスがながれるなか、エモーショナルなギターソロが。
 6曲目は「To Mid Town」。ギターのQueen風のオーケストレーションサウンドがゆったりと荘厳に、そしてダイナミックにながれて。1:40の小曲です。
 7曲目は「I came From…」。シンセのオケサウンドがゆったりと荘厳に、そしてダイナミックにながれて。1:40の小曲です。
 8曲目は「STRAP」。ギターのQueen風オーケストレーションサウンドとコーラスからゆったりとはじまって、アップテンポのリズムがはいってギターとヴォーカルがリズミカルに。中盤ではギターのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。終盤では再びギターのオケサウンドが壮大にながれ、ギターがうねって。
 9曲目は「アンド・END」。アップテンポのリズムからダンサブルにはじまって、ヴォーカルがのびやかに爽やかに。中盤ではギターのエモーショナルなソロ、終盤にはギターのテクニカルなソロが。
 10曲目は「Blooming Alone」。ギターのヘヴィリフからアップテンポのノリノリのドライブモードではじまって、リズミカルなヴォーカルがはいって。めっちゃROCKしてますね。後半ギターソロでは、序盤はゆったりとうねりまくってエモーショナルに。その後テクニカルに弾きまくって。
 11曲目は「By the Sea」。ミドルテンポのピアノリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって、ドラマティックに盛り上がって。バラード調ですね。後半にはエモーショナルなギターソロが。
 12曲目は「COSED・G」。ギターとシンセがゆったりとしっとりと幽玄に奏でて。後半はギターののびやかでエモーショナルなソロが。
 これほど聴き応えのある素晴らしいアルバムがなぜいままでCD化されなかったのか、まったくもって不思議でなりません。実際に聴くまではテクノっぽい感じなのかなって思っていたのですが、基調はPOPSながらも想像以上にROCKしていてヘヴィに弾きまくっていてビックリ!さらにQueen風ギターサウンドや、ゆったりしっとりした曲もあって、そして聴きどころも満載で何度でも聴きたくなる感じがしました。現在の佐藤さんの状況は確認しておりませんが、ソロアルバムがこの1枚だけだったとしたら、もったいないっす。次作期待したいっす。

茂木由多加さん フライト・インフォメーション

2017-09-01 23:08:22 | 四人囃子
 先日、いつものようにツイを見ていたところ、ななんと<四人囃子>や幅広い音楽ジャンルで活躍されたキーボード奏者<茂木由多加さん>の、これまでCD化されていなかった2ndアルバムが発売されるとの情報が!もう超ビックリ!78年発表の1stアルバムはCD化されて、以前にこちらでも紹介させていただきましたが、80年発表の2ndアルバムがその時点ではCD化されていなくて、非常に残念な思いをしましたが、これはほんと嬉しいっす!もちろん即ポチっとしました。
 2ndアルバム「フライト・インフォメーション」。スペーシーかつ近未来的でテクノチックなジャケットで、どんなサウンドか想像するのが楽しくなります。参加メンバーは、ドラムス<岡井大二さん>、ギター・ベース<佐久間正英さん>の<四人囃子>の盟友お二方が脇を固めています。
 アルバム1曲目は「異常接近(ニアミス)」。アップテンポで華々しくはじまって、躍動感たっぷりのノリノリモードで楽しくスリリングに、宇宙を猛スピードで駆け巡っているかのようです。中盤ではヴォコーダーでのナレーションがはいって、その後パワフルなタムドラムがはいってより躍動的になり、ギターがうねって。そこかしこに入るベースのフィルが曲を盛り上げてますね。
 2曲目は「フライト・インフォメーション」。アップテンポのノリノリモードで、まるでサンバのように思わず笑顔になってしまうくらいに明るく楽しく、ダンサブルに。後半ではドラムが叩きまくって盛り上げて。
 3曲目は「パーキング・エリア」。ピアノがミドルテンポでゆったりとムーディにながれ、クリスタルサウンドが甘くメロウに響いて。まるで恋人同士が寄り添っているかのように。後半のブレイクのあとはスペーシー感も加わって深みを増して。
 4曲目は「ベルサイユ」。前曲に続いてピアノがしっとりとムーディに響いて。
 5曲目は「トワイライト・ゾーン」。パワフルなタムドラムから躍動感たっぷりにはじまって、ミドルテンポでファンキーな感じのなか、ギターがうねり、ピアノがリズミカルに、そしてミステリアスな感じに。後半にはギターソロがたっぷりと。
 6曲目は「テルスター」。往年の名曲のカバーです。アップテンポのノリノリモードで明るく楽しく、かつスペーシーにはじまって。躍動感たっぷりのパワフルなドラムにのって、オルガンがのびやかにながれ、ギターものびやかに爽やかに奏でて。後半はドラムが叩きまくってより盛り上げて。
 7曲目は「オーロラ」。電磁波ノイズ風の音がながれるなか、ミドルテンポのリズムが静かにはいって、ピアノがミステリアスに響き、低音のシンセサウンドがのびやかに。まさしくオーロラをみているかのような神秘的な曲ですね。
 8曲目は「ドイツ・イデオロギー」。アップテンポのリズミカルなテクノリズムがダンサブルにながれ、オルガンがのびやかに爽やかに。そしてギターのヘヴィリフがはいって、そこからギターのうねりまくるソロが。終盤にはシンセのアグレッシブなソロが。
 9曲目は「スカイ・ラブ」。ミドルテンポの静かなリズムが奥深くながれ、ピアノのフィルが綺麗に響いて。そしてピアノがしっとりと奏で、ギターがゆったりとほのぼのと奏で、シンセものびやかに奏でて、ドラマティックに盛り上がって。終盤では静かになって、ピアノが綺麗に響き、ギターがのびやかに。当時のFM放送の「クロスオーバーイレブン」のオープニングとエンディングに使われたそうです。
 10曲目は「ベルサイユ<リマインド>」。ピアノのゆったりとしっとりとしたドラマティックなフレーズが繰り返されて、徐々に徐々に静かにフェードアウトして。
 これほどの素晴らしいアルバムがなぜいままでCD化されなかったのか、本当に不思議でなりません。とっても明るく楽しく躍動感たっぷりのノリノリ曲や、しっとりとムーディかつほのぼのした心温まる曲など、アルバム通して楽しませてくれますね。茂木さん・佐久間さんが天国へ旅立ってしまったのが残念でなりません。