ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Lu7 Bonito

2010-11-27 07:35:12 | フュージョン
 キーボード奏者の<梅垣ルナさん>、そしてEUROXやEGQ等のギタリストとして、また作曲家としても活躍されている<栗原務さん>のユニット<Lu7/エルユーセブン>。1998年にEGQのアルバムにルナさんが参加されたことがきっかけとなってこのお2人のユニット<Lu7>がスタートしたそうです。2002年12月に1stアルバムを発表。そして2005年1月に2ndアルバムを発表されます。このユニットの存在は以前から存じてましたけど、他サイトのこれまでのアルバムレビューを読むと自分の好みとやや異なるように思えたので自分はこれまでノーマークだったんです。ところが今回2010年8月に発表されたこの3rdアルバム「Bonito」ではどこでも絶賛されていましたので、これはぜひとも聴いてみたいと思い、通販で購入しました。
アルバムジャケット、1stも2ndもそうですけど、この3rdもなんとも不可思議なデザインで、妙に印象に残りますね。精密機械のようにも、お魚のようにも見えるし。ジャケットから<Lu7>のイマジネーション世界へ導いてくれますね。アルバム参加メンバーはルナさん・栗原さんの他、ドラムスに<島村一徳さん>、ベースに<岡田治郎さん>が参加されています。これまでのアルバムでは曲ごとに様々なゲストミュージシャンが参加されていたそうですが、今回はほとんどこの4人でレコーディングされたようですね。
 アルバム1曲目は「Bonito」。アップテンポの軽快なリズムにのってパワフルなピアノリフが跳ねるようにリズミカルに。バックでは軽快なギターリフとアクセント的にギターフィルが絶妙に。そしてシンセの爽やかなメロディがながれ、続いて軽快なピアノソロが。続いてはテクニカルなギターソロとピアノソロも。バックのベースラインもとっても心地いいですね。その後ちょっとしたドラムソロも。とっても爽やかで躍動感もあってすっごい素敵な曲ですね。めっちゃ気に入りました。
 2曲目は「Nut Licking Squirrel」。パワフルでダイナミックなリフからアップテンポでテクニカルにはじまって、スリリングなユニゾンリフが。前半はヘヴィサウンドのアグレッシブなギターソロがたっぷりと。中盤にはとっても爽やかなサウンドのシンセソロが。軽快かつテクニカルなドラムもパワフルなチョッパーベースもめっちゃかっくいいっす。
 3曲目は「Tanzanite Ring」。ミドルテンポの落ち着いたリズムのキーボードリフからはじまって、マイルドトーンのギターのメロディがたおやかにながれて。アダルティな感じの甘いトーン、いい感じですねぇ。続いてはきらびやかなシンセサウンドのソロが。その後ギターとシンセのソロが交互にながれ、心地よく展開されます。
 4曲目は「Interlude♯1(Pink Tourmaline)」。幻想的な浮遊感のあるキーボードサウンドのメロディが、優しくほのぼのとした感じでながれて。心癒される2分の小曲です。
 5曲目は「Snowy Night」。奥深い幻想的なサウンドと鈴の音からゆったりとはじまって。タイトル通りに冬の夜景が目に浮かぶようです。その後ゆったりとギターの落ち着いた感じのメロディがながれ、続いてフレットレスベースの味わい深い音色のソロが。中盤にはエモーショナルなピアノソロ、そして伸びやかで流麗なギターソロが。
 6曲目は「Chocolate Sundae」。ミドルテンポの跳ねるようなリズムで明るく爽やかに優雅にはじまります。休日の朝の番組のテーマソングみたいな。それに聴いていると緑いっぱいの公園でのんびりしたくなっちゃいますね。後半には軽やかなピアノとギターの掛け合いも。心がウキウキ♪してきちゃうとっても素敵な曲です。
 7曲目は「Requiem K.626 Lacrimosa」。しっとりと切ないメロディがゆったりとながれて。クリスタルなキーボードサウンドと泣きのギターが哀愁たっぷりに心に響いてきます。中盤では切ないメロディが徐々に明るくおだやかに。そして終盤では再び切なく哀しく泣きのギターが堪能できます。
 8曲目は「Interlude♯2(gene)」。ピアノのアップテンポの力強いリフが徐々に激しくなって。1分半の小曲です。
 9曲目は「砂の階段」。しっとりと幻想的にゆったりとはじまります。ギターサウンドがまるで蜃気楼のようにゆらゆらとゆらめいて。そして力強いミドルテンポのリズムがはいってピアノのゆったりとした美しいメロディがながれ、そこに伸びやかなギターが加わって。その後ピアノのリフをバックにギターのエモーショナルなメロディがながれ、そしてリズムが止まってピアノの綺麗な音色が優雅に響きわたって。終盤では元のメロディに戻って、そしてアップテンポになってキーボードのテクニカルなソロが。とってもドラマティックな曲ですね。
 10曲めは「絡みゆく蔓」。アップテンポのテクノリズムから軽快にはじまって、ギターの爽やかなメロディがながれ、そしてテクニカルなユニゾンリフが。その後ギターの流麗でテクニカルなソロ、そしてユニゾンリフからキーボードのきらびやかなソロが。中盤にはリフをバックにドラムソロもちょこっと。変拍子いっぱいでテクニカルでスリリングですけど聴いていてとっても楽しい曲ですね。
 11曲目は「Pole to win!」。ヘヴィなギターリフからアップテンポでダイナミックにはじまって、軽快なリズムにのってギターの伸びやかなフレーズがながれ、そしてテクニカルなユニゾンリフが。パワフルなドラムとベースの躍動感あふれるリズム、ドライブしててかっくいいっす。中盤にはエモーショナルなギターソロからダイナミックなリフ、そしてアグレッシブでハードなギターソロも。続いてはエモーショナルなキーボードソロが。終盤ではギターとキーボードのソロバトルも。海岸線のハイウェイをかっ飛ばしたくなりますね。
 12曲目は「Interlude♯3(Fairy In the Dark)」。シロホンのような音色のミドルテンポのリズムにのってギターの哀愁ただようメロディがゆったりとながれ、後半にはテクニカルなリフも。1分半の小曲です。
 13曲目は「Artemis」。ピアノの美しいリフレインからゆったりとはじまり、そこにアコースティックギターの素朴なメロディが加わってたおやかにながれて。その後エモーショナルなピアノソロ、そしてメロディアスなギターソロが。中盤ではオーケストラサウンドが壮大に響きわたり、ドラマティックに盛り上がります。エンディングにふさわしい劇的な曲ですね。
 明るく爽やかな曲、テクニカルな曲、しっとりとした美しい曲、ほのぼのとするような曲やハードめの曲など聴き所満載でとっても楽しめますね。サウンドがとっても鮮烈で綺麗で澄んでいて美しい。<Lu7>は、“様々な景色や色を感じられる音”や“温度や香りも感じられる音”を目指しておられるとのことで、まさしく聴いていると情景や暖かさ・冷たさなどが伝わってきますね。素晴らしいアルバムです。さっそく1stも2ndも手にいれなきゃ!

10.11.19 Toshimi Session

2010-11-24 06:25:30 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2010.11.19 関内STORMY MONDAY
<Toshimi Session>
 超テク凄腕ベーシスト<永井敏巳さん>が様々なミュージシャンを迎えてライブを行う<Toshimi Session>。いつものようにSTORMY MONDAYのスケジュール表を眺めていたら超ビックリ!11/19は、ドラムスが“手数王”菅沼孝三さんで、ギターが“神様”和田アキラ師匠という超テク凄腕トリオのライブじゃないですか!STORMYは満員でも30人くらいのお店なので、凄腕トリオのウルトラプレイを2-3mの至近距離で見られる絶好のチャンス。これはもうなにがなんでも観に行かねば!と当日を楽しみにしていました。
永井さんのライブは今年2月に行ったきりで、和田師匠のライブも菅沼さんのライブもここのところすっかりご無沙汰してしまって2年ぶりくらいかも。そうそう、菅沼さんは今回はどんなドラムセットで叩かれるのかも楽しみです。そしてあのディジュリドゥも。

 さて当日。開演予定時間は20時なので、19時に仕事を終えて関内へ。20時ちょい前にお店に着くと、玄関前で菅沼さんが親しい方と談笑されてて、ちょうど目が合ったもので「こんばんは」って挨拶を。中に入ると席はもうギッシリ。予約はしてたんですけどまあかろうじて隅の席が空いていたのでよかったっす。まあ立ち見でもいいんですけど。で、ドラムセットはというと・・・今回はこちらのお店のセットで、ワンバスワンタムにシンバル5枚のシンプルなセットでちょとビックリ。でもこのセットでどんな“手数”を聴かせてくれるのかもこれまた楽しみです。和田師匠はナチュラルボディのストラトタイプのギターのセンターとリアの間にハンバッカーを埋め込んだカスタムギターで、永井さんはレッドサンバーストボディの4弦フレットレスベースです。

 20時を少し過ぎたころ、早くもメンバーの皆様はステージに登場して準備を。「では、はい!」って永井さん。スネアロールからはじまった1曲目は「Stratus」。Jeff Beckさんの曲ですね。パワフルなドラム、ギターのミドルテンポのヘヴィなリフが。そしてテクニカルなベースリフと早くも叩きマクリのドラムが。皆さん最初から飛ばしてますね。中盤では静かになってギターのメロウなフレーズが響きますが、徐々に盛り上がって和田師匠も弾きまくりのソロを。菅沼さんも“手数王”全開でめっちゃ叩きまくって。永井さんがリズムをキープしてバックで支えています。それにしても菅沼さん凄すぎ!あんなシンプルなセットなのに音数ハンパないっす。スティックさばきが早すぎて見えないくらい。

 続いて2曲目は「Basucule Bridge」。ヴァイオリントーンのギターとベースラインからゆったりと幻想的にはじまります。菅沼さんはマレットでシンバルロールで盛り上げて。その後シンバルのカウントからアップテンポになってギターの爽やかなリフが心地よくながれ、そしてテクニカルなベースソロが。続いてはギターソロ。伸びやかなサウンドからはじまって、そしてアグレッシブに弾きまくって。バックではもちろんドラム叩きまくってます。終盤では元の爽やかなメロディがながれ、徐々にゆったりとなってFin。

 「というわけでToshimi Sessionへようこそ!」って永井さん。「1人余計なの、いやいや、いませんけど楽しい雰囲気で」「テンポがいつもの1.5倍でお送りしています」って爆笑!「今日はこのトリオでやっていきますので、最後まで楽しんでください」って拍手です。ここでメンバー紹介です。「オンドラムス、菅沼孝三!」大拍手です。「少ない品数で1曲目からぶっ飛ばしてますね」って永井さん。「普段はこの4倍くらい品数で」って。「セットは少なく、手数は変わらない」って爆笑!続いて「オンギター、和田アキラ!」大拍手です。「張り切ってますね」って永井さん。和田師匠「いつもと同じくらい」って。そして「ベース、永井敏巳です。宜しくお願いします」って大拍手!

 3曲目は菅沼さんが敬愛されているビリー・コブハム氏が叩いている曲で「Red Alert」。アップテンポのパワフルなドンドコドラムからダイナミックにはじまって、ヘヴィなギターリフ、そしてテクニカルなギターリフがスリリングに展開して。その後一旦静かになってギターのゆったりとした爽やかなリフがながれ、そしてベースのエモーショナルでテクニカルなソロへ。中盤ではギターの伸びやかなフレーズが爽やかにながれ、そしてそれが叩きまくりのドラムとともにパワフルになって盛り上がって。
 続いて4曲目は「Twilight Sleep」。アップテンポのリズムをバックにゆったりとトロピカルな雰囲気のギターフレーズがフワフワと浮遊感たっぷりにさわやかにながれ、ベースがテクニカルなリフを。そしてギターソロへ。序盤はエモーショナルに、そしてパワフルな叩きまくりドラムとともにアグレッシブになって。中盤ではギターは伸びやかで雄大さを感じるフレーズを奏で、そしてテクニカルなベースソロへ。終盤では一旦ドラムが止まってしっとりとFin。

 「ありがとうございます」って永井さん。MCでは某キーボーディストI氏の話題で盛り上がりました。和田師匠、言う言う。その後は菅沼さんの話題で盛り上がって。
 次の曲が1部最後だそうで。FLAGILEの1stに収録されている「Beat Kids」。スネアを外してのドラムソロからアップテンポのとっても楽しいサンバリズムではじまって、ギターのとっても明るく爽やかなフレーズが。その後菅沼さんがデジュリドゥのソロを。神秘的な音色が鳴り響きます。ギターも幻想的なサウンドを響かせて。そしてディジュリドゥソロがリズミカルになって、そしてそのままヴォイスパーカッションへ。一旦静かになるもドラムに戻り、徐々に盛り上がっていって、そしてテクニカルなベースソロが。終盤では元にギターリフに戻って、そしてエモーショナルなギターソロが。ラストはギター、そしてベースがゆったりと幻想的なサウンドを響かせてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「オンドラムス、菅沼孝三!」「オンギター、和田アキラ!」って大拍手!で、「ちょっと休憩します」ってここで第一部終了。時計を見ると20時50分。約45分の第一部でした。休憩中メンバーの皆さんは中はお客さんでいっぱいなので外で談笑されてましたね。

 21時20分を過ぎたころ、お店の方がメンバーの皆さんに声をかけて、そして皆さんは再びステージへ。そしてミドルテンポのファンキーなリズムがはじまって。第二部最初となる6曲目は「Bahama Mama」。ギターのトロピカル風の明るいリフとベースのテクニカルなリフがパワフルなドラムのレゲエリズムにのって軽やかに。南国の風が感じられますね。まずはギターのエモーショナルでテクニカルなソロ、続いてベースのエモーショナルなソロが。終盤ではパワフルに盛り上がって、ベースのなめらかなフレーズやギターのメロウなフレーズがながれて。

 「ありがとうございます」って永井さん。ここでメンバーおのおのの最近の活動状況を永井さんが尋ねて。まず菅沼さんはディジュリドゥを求めてオーストラリアの普通観光では行かれないアボリジニの住む森林を訪問されたとか。そこでディジュリドゥを作っているところも見学されたそうです。で、ディジュリドゥには精霊が宿っている、という話で「うちには精霊がいっぱいいる」って、敬礼ポーズを。「それはケイレイでしょ!」ってツッコむ永井さん、爆笑!ディジュリドゥにハマっていることから“さよなら手数王”なんて話も。これ、和田師匠めっちゃウケてましたね。もちろん菅沼さんがドラムから離れるわけはなくさらに進化する、と。それと「ドラムはスポーツですから」って。
 続いて和田師匠は年末にこのSTORMYでPRISM4daysライブがあるそうで。その前にはソロで全国を廻るなど精力的に活動されるようです。「演奏つづけるのが健康の秘訣」「手を動かしてると調子いい」って。先ほどの休憩中も和田師匠ずっとギター弾き続けていたとか。凄いっす。

 7曲目は「Play of Colors」。ギターのミステリアスな感じのアルペジオと、味わい深いベースラインからはじまって、そしてミドルテンポでゆったりと幻想的に。その後ヘヴィなギターリフからアップテンポになって、そしてエモーショナルなベースソロが。バックではドラム叩きまくってます。続いてテクニカルなギターソロが、叩きまくりドラムと激しいバトルを展開し、和田師匠弾きまくってます。その後バンドリフとドラムフィルの掛け合いも。
 いよいよお待ちかねのドラムソロです。まずはタムとスネアを中心に叩きまくって、そしてツーバスドコドコと。このあたりで永井さんと和田師匠は楽器を置いてステージを離れて。菅沼さん、スティックを置いて手で叩いたり、スネアを指で叩いたり。次は立ち上がってそしてミニバッグから小道具を取り出して口に当て、マイクの前へ。すると♪ビョ~ンビョョ~ンってバネのような音が。これ面白い音しますね。なにか金属を口の前で指で弾いているんでしょうね。(のちに“口琴”ということがわかりました。)その次はヴォイスパーカッションでリズミカルに盛り上げ、再びドラムの前に座ってちょこっと手でスネアを叩いたあと、今度はあの小型のアメリカンクラッカーのような“パチカ”を両手に持ってカチカチとリズミカルに回して叩いて。この技も凄いっすね。そしてそれを外すとスティックを持ってめっちゃ叩きまくりです。途中エアドラムも織り混ぜて、そしてもうスティックの動きが目で追えないくらい高速で叩きまくり!凄すぎる!その音数音圧に圧倒されちゃいました。その頃には永井さんも和田さんもステージに戻って。ソロが終わると「オンドラムス、菅沼孝三!」って永井さん、大拍手大歓声!「帰ってきた“手数王”!」って和田師匠、爆笑です。

 興奮冷めやらぬまま8曲目へ。「Panhandler」。アップテンポのパワフルなリフからファンキーでノリノリな感じに。まずはテクニカルなギターソロで弾きまくってます。その後バンドリフのブレイクもキメて、そしてギターとベースの掛け合いが。めっちゃパワフルに盛り上がって。
 「オンドラムス、菅沼孝三!」って永井さん、大拍手です。「相変わらずの手数足数」って。

 次は「静かな、大人の雰囲気の」って9曲目は「Windy Hill Station」。優雅な3拍子ではじまってギターのメロウなフレーズがしっとりとながれて、そして変拍子でギターがムーディなメロを奏で、ベースが奥深いラインを奏でて。その後ギターのエモーショナルなソロが。終盤にはテーマメロに戻ってしっとりとFin。
 「ありがとうございました。オンギター、和田アキラ!」って永井さん、大拍手です。

 「いよいよ最後の曲となりました」って。次の曲は和田師匠の名曲で、PRISMの初期の曲だそうで、「若い頃に聴いてた」って永井さん。
 「今日はどうもありがとうございました」って永井さん。本編最後10曲目は「Karma」。リズミカルなギターリフ、そして哀愁ただようメロディがながれ、深い味わいのベースラインもしみじみと響いて。その後ミドルテンポのパワフルなリズムをバックにギターのエモーショナルなソロが。そしてアップテンポでとても綺麗なサウンドのギターリフが奏でられ、エモーショナルなフレーズがながれて、叩きまくりとドラムとともに弾きまくりで盛り上がっていきます。中盤では一転ゆったりと静かになり、ベースのテクニカルなソロが。終盤ではギターのヘヴィサウンドのリフから叩きまくり弾きまくりの激しくエネルギッシュなアツいバトルでめっちゃ盛り上がって。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ギター、和田アキラ!」「ドラムス、菅沼孝三!」「ベース、永井敏巳でした。ありがとうございました!」って、メンバーの皆さんは立ち上がってお辞儀を。そして大拍手のなかステージを離れようとしますが、拍手がアンコールを求める手拍子になって、菅沼さんがドラムセットから出るのも大変なので即アンコールに突入です。
 「ありがとうございます」って菅沼さん。そしていま着ているここSTORMYのTシャツの宣伝を。たしかにかっくいいっす。
 「アンコールやりたいと思います」「ちょっと心の準備が」「今日はテンポがどのくらいになるか心配」って永井さん。オーラス11曲目はおなじみの「Dance of The Harlequin」。いきなりハイテンポのめっちゃテクニカルなユニゾンリフからはじまる超スリリングな曲。高難度のリフのあとはテクニカルなベースソロ。バックではドラム叩きまくってます。中盤ではミドルテンポになってブルージーな感じになってギターソロへ。それがアグレッシブになって弾きまくって、ドラムも叩きまくってます。ラストは再びハイテンポユニゾンリフをキメてFin。「早いですね、ビックリしました」って永井さん。

 曲が終わると大拍手大歓声!「オンドラムス、菅沼孝三!」「オンギター、和田アキラ!」「ベース、永井敏巳でした。ありがとうございました!」って、メンバーの皆さんは立ち上がってお辞儀を。大拍手と歓声のなか、メンバーの皆さんはステージを離れてライブ終了。時計を見ると22時40分だったので、自分はあわててダッシュで駅へ向かって。第二部は80分で、合計130分の凄まじいライブでした。

 もう音の洪水で溺れまくってましたね。めっちゃ弾きまくり叩きまくりで凄すぎ!その超絶テクを2-3mの至近距離で食い入るようにジックリと観れたわけですからもう至福のひと時でしたね。和田師匠、そして永井さんの滑らかかつスピーディな指の動きとその多彩なサウンドに見とれ、聴きほれてしまいました。無論早いだけでなく、しっとりとメロディアスに、味わい深くしみじみと聴かせてもくれてました。そしてやはり“手数王”のドラミングは凄すぎでした。他のドラマーとはまた異なるスティックさばきとその技と音数にはもう圧倒されちゃいましたね。ワンタムワンバスにシンバル5枚のシンプルなセットなのにその音数たるやもう信じられないっす。無論叩きまくりだけでなく静かな場面でのドラミングもほんと素敵でした。凄腕お3方のウルトラプレイを真近で堪能できた最高の夜でした。今度いつかシルエレあたりでフルセットでの“手数王”ドラミングも見てみたいっす。Toshimi Session、また観に行きたいっす。

10.11.16 SMG

2010-11-21 08:06:28 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.11.16 ベノア銀座
<ROCK LEGENDS NIGHT>
 今年1月にMSG(Michael Schenker Group)の結成30周年ライブが日本でも行われたんですね。バックにはなんとドラムスにSimon PhillipsさんとベースにNeil Murrayさんという最強のリズム隊が。これなんとか観に行きたかったんですけど、その頃はお金がなかったのであきらめたんですね。ところがそのライブが9月にDVDで発売されると知ってビックリ。速攻で予約して発売日をめっちゃ楽しみにしてました。で9月になってDVDが届いて早速見てみると・・・もうがっかり。リズム隊は最強だし、無論Michaelさんのギターもかっこいいのに・・・途中で見るのを止めました。
 そんな折に、70年代UFOのトリビュートバンド<宇宙征服>のライブが11/16に銀座で行われると。さらに対バンが<SMG>という<MSG>のトリビュートバンドであるという情報がはいってきたんです。平日というのがネックですが、銀座なら勤務先からも30分くらいで行けるしなんとかなるかなって楽しみにしてました。日本のトリビュートバンドのほうがむしろ良い演奏を聴かせてくれるんじゃないかなって。この時点で<SMG>のことは全く下調べもせずにライブに臨みました。

 さて当日。20時20分ころに<宇宙征服>のライブが大盛況で終わって、ステージ上はあわただしくセットチェンジを。<SMG>ってどんなバンドなのかなぁ~ってワクワクして待っていると・・・ステージ上に見覚えのある方が。そうだ!RE-ARISEでもすんごい歌を聴かせてくれたヴォーカリスト<ディオKENさん>じゃないですか!全然知らなかったものでビックリです。MSGの曲をディオKENさんのヴォーカルで聴けるなんて超感激!もうめっちゃ期待しちゃいます。早く始まらないかなぁ~ってなんだかドキドキしてました。
 <SMG>は<Small Mountain Group>の略で、MSGのトリビュートバンドとして原型バンドが1984年に結成されたそうです。その後活動期間もあり、休眠期間もあり、2007年にあらためて<SMG>として活動を再開されたそうです。メンバーはギターの<King-Oさん>、ベースの<Kobaさん>、ドラムスの<Kameneyさん>、女性キーボーディストの<Yokoさん>、そしてヴォーカルのディオKENさんの5人編成です。

 ステージは向かって左からキーボード・ベース・ドラムス・ギターで中央フロントがヴォーカルです。キーボードは2段で、ベースはディーンの黒のエクスプローラータイプで、ドラムスはワンバスツータムで、ギターはもちろん白黒ツートンのフライングVとマーシャルです。メンバーの皆さんはすでにスタンバイ状態です。

 20時50分頃にフロアーの照明が暗くなってステージ後方のオーロラビジョンに映画「地獄の黙示録」らしきヘリコプター編隊離陸の映像が映され、徐々にクライマックスに向かって。そしてあの「ワルキューレの騎行」がダイナミックにながれて、ディオKENさんが手拍子を促して♪ジャーン!ってパワフルなバンドイントロが。もう鳥肌モノで、めっちゃかっくいいっす!「Hello Tokyo!」「Hello Ginza!」ってディオKENさんが煽って。そして「ギンザnow!」って懐かしいオチが。その後すぐにアップテンポのハイハットのリズムと軽快なギターリフがはじまって。1曲目は「Armed And Ready」。大好きな曲なのでめっちゃ嬉しいっす。あの懐かしい“ハーフライブ”みたいでもう最高っす!座って聴いているのがもどかしいっす。めっちゃパワフルでズンズン響いてきますね。ド迫力のヴォーカル、やっぱ凄いっす。聴き応えありますねぇ。間奏のギターソロもめっちゃかっくいいっす。ラストはハイトーンシャウトをパワフルにキメて。

 「Thank you!SMGです!」ってディオKENさん。そしてソフトなリズムにのってキーボードが軽やかにほのぼのするようなリフレインを弾いて、そこにギターがはいって。そして徐々に盛り上がって一気にドガーン!って爆発音が。2曲目は「Cry For The Nations」。これも大好きな曲ですし、しかもアルバムヴァージョンでやってくれるなんて超最高!本家のライブはたしかキーボードイントロなしでいきなりギターリフだもんね。やはりこのイントロと爆発音がなければ盛り上がらないっす。ヘヴィなギターリフに力強いヴォーカルがパワフルなリズムにのってめっちゃかっくいいっす。間奏のエモーショナルなギターソロも聴かせてくれますねぇ。そうそう、男性陣は皆さんMSGTシャツを着込んで、ギターはもちろん黒の皮ジャンとGパンです。

 「SMGといいます。MSGのトリビュートバンドです」。ってディオKENさん。「ここでインストをお楽しみください」って、ディオKENさんはサンバーストのストラトを抱えてリズムギターで参戦です。
 そしてはじまった3曲目は「Captain Nemo」。テクニカルなギターリフからはじまる、パワフルながらアップテンポのとっても明るく爽やかで楽しげなインストナンバーです。終盤ではゆったりと雄大にドラマティックに展開して。

 続いて4曲目は「Into The Arena」。いきなりダイナミックにはじまるアップテンポのヘヴィでスリリングなインスト。ディオKENさんが手拍子を促して。そしてフロント3人がステージ前に揃ってリフに合わせてポーズをキメて。中盤にはめっちゃヘヴィなベースソロがあり、これまたかっくいいっす。ディオKENさんは再び手拍子を。そしてキーボードリフからギターがメロウなフレーズを奏でてゆったりとFin。

 「Thank you!」ってディオKENさん。そしてパイプオルガン調の重厚な音色が響き渡って。「キーボード、Yoko!」って。その後ギターのヘヴィでダークなサウンドが響き、そして♪ダンダン!ってパワフルなドラムがはいって。5曲目は「Lost Horizons」。ミドルテンポで力強いヴォーカルが。ヘヴィブルーズって感じでしょうか。中盤には泣きのギターソロが。その後一旦ドラムが止まってギターがメロディアスなフレーズを奏で、ベースが味わい深いベースラインを響かせて。そしてギターソロがテクニカルになり、徐々に盛り上がっていってパワフルなヴォーカルがはいって、そしてロングシャウトをキメて。凄いっすね。終盤にはエモーショナルなギターソロも。

 SMGのライブ、次の予定はしばらくないそうですが「来年の春頃までにはやりたい」ってディオKENさん。そしてご自身のRainbowトリビュートバンドのCDの宣伝も。もっとも今日はCD持ってきてないそうで、ちょと残念。

 「次はいい感じの曲を。皆さんお酒でも飲みながら楽しんで」って6曲目は「Never Trust A Stranger」。メロウなシンセサウンドがゆったりとながれ、その後ピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって。ベースとギターが寄り添って、サビではヴォーカルが歌い上げて。とってもドラマティックなバラードですね。中盤では一旦ドラムが止まってベースリフをバックにエモーショナルなギターソロが。終盤ではパワフルなドラムから再びメロウなギターソロへ。
 7曲目は「Feels Like a Good Things」。スネアロールからダイナミックなドラムが。そしてミドルテンポのヘヴィなギターリフがはいって力強いヴォーカルが。中盤ではアグレッシブなギターソロ、そして豪快なシャウトも。終盤ではパワフルに盛り上がって、ディオKENさんは思いっきりマイクスタンドを回してシャウトもキメて。

 「Thank you!」ってディオKENさん。そして「最後の曲となりました」と。そして「掛け合いがあるんで。皆さん声を出してみませんか!」ってオーラス8曲目は「Are You Ready To Rock」。アップテンポのノリのいいリズムからはじまって、ディオKENさんが手拍子を促して。そしてかっくいいギターリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって、サビではお客さんも大合唱!間奏ではエモーショナルなギターソロが。その後一旦演奏が止まってディオKENさんが手拍子を促して「一緒に歌いましょう!」って、サビを大合唱。「Are you ready!」「Are you ready to rock!」って声を張り上げて。終盤にはスネアロールからはじまるドラムソロも。ラストは♪ジャーン!って劇的にFin。

 「どうもありがとうございました。SMGでした!」ってディオKENさん。メンバーの皆さんはお辞儀をしてそして拍手のなか手を振りながら楽屋へ。で、そのまま拍手が手拍子になってアンコールかと思いきや、手拍子がまばらになり、そして止まってライブ終了。ちょと拍子抜けでしたね。もっと聴きたかったのにがっかり。時計を見ると21時40分。50分間のアツいヘヴィな楽しいライブでした。

 MSGのかっくいい曲を凄い迫力の素敵な演奏で聴けて嬉しかったっす。なんといってもディオKENさんのヴォーカルで聴けたのが最高でした。本家よりも遥かに凄いっす。ギターもあの独特のトーンをたっぷりと聴かせてくれたし、ベースもめっちゃヘヴィでズンズン響いてたし、キーボードもその容姿同様に綺麗なサウンドでしたね。そしてドラムがまたいい音してましたね。めっちゃパワフルでヘヴィで凄かった。またいつかライブ観に行きたいっす。できたらGrahamさんの頃のも聴きたいっす。

10.11.16 宇宙征服

2010-11-19 06:45:13 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.11.16 ベノア銀座
<ROCK LEGENDS NIGHT>
70年代<UFO>のトリビュートバンド<宇宙征服>。今年5月に初めてライブを観たんですけど、パワフルで迫力のある演奏に、凄テクのギター、そして張りのある声のパワーシャウトヴォーカルがすっごい印象的だったんですよね。そのときはイベントのオープニングアクトということで短い時間のライブだったんです。なのでまた機会があれば観に行きたいなって思っていました。そんな折に11/16に銀座で<MSG>のトリビュートバンドとの対バンライブがあると知って楽しみにしていました。もっとも平日なので仕事次第で行けるかどうかわからなかったんですけど、銀座なら会社から30分くらいで行けるので、まあなんとかなるかなと。
 <宇宙征服>。メンバーはヴォーカルのゴンザレスさん、ベースのルディさん、ドラムスのベロニカさん、ギターのMitchさん、そしてキーボード&ギターの皇帝田中さんです。
 さて、当日。開演予定時間が19時半ということで18時40分頃に仕事を終えて銀座へ。イナカ者の自分にはもっとも場違いなとこですけど、ひるまずにGoです。この会場は建物に入ってからが複雑ですね。エレベーターが途中階までしかなくて、どこへ行ったいいのか迷っちゃいました。会場は細長くて天井が高くて不思議な空間ですね。で、どこに座ったらいいかよくわからずとりあえず端のほうへ。
 19時半頃、フロアーの照明が暗くなって、SEからパイプオルガンの重厚なサウンドがながれて。「トッカータとフーガ」です。そしてステージにメンバー登場!拍手で迎えられます。ステージは向かって左からキーボード、ベース、ドラム、ギター、そして中央にヴォーカルです。キーボードは3段積セットにメロトロン(ノヴァトロン)、ベースは白のサンダーバード、ドラムはツーバス4タム、ギターはもちろん白フライングV&マーシャルです。

 フロント3人がステージ中央に縦に並んで、そして「宇宙征服、京都から帰ってきました!あざと~す!」ってゴンザレスさん。はじまった1曲目は「Can You Roll Her」。パワフルでダイナミックなリフからはじまるアップテンポのめっちゃノリノリのハードロック。ゴンザレスさんはいきなりステージを降りて歌いながら客席を闊歩して。最初の挨拶廻りみたいな。ゴンザレスさんはハンチングにグラサンで長い髪とおひげを振り乱して歌って。めっちゃかっくいいっす。中盤では短いドラムソロから「Come on, Guiter!」ってアグレッシブなギターソロが。ルディさんがMitchさんの所へ行って寄り添って。ゴンザレスさんは田中さんのところへ。

 「あざと~す!」ってゴンザレスさん。2曲目は「Too Hot To Handle」。ミドルテンポのパワフルなリフからはじまるキャッチーなハードロック。ゴンザレスさんは手拍子を促して、そして力強いヴォーカルを聴かせてくれます。田中さんはこの曲ではミュージックマンのギターを抱えてリズムギターを。間奏ではパワフルなドラムをバックにMitchさんのエモーショナルなギターソロが。このホールはステージ後方にオーロラヴィジョンがあって、そして客席サイドにもおっきいスクリーンがあってステージの模様を映してます。凄い設備ですね。終盤のサビのあと、アグレッシブなギターソロが。ゴンザレスさんがMitchさんと背中合わせして、ラストはツバースドコドコで盛り上がってFin。

 「あざと~す!」ってゴンザレスさん。「どうも、銀座の皆様初めまして。<宇宙征服>と申します」って。<宇宙征服>は8月にも<SMG>と対バンライブをやったそうですね。「Michealファンの皆さんもそうでない方も楽しんでいってくださいね」って。ちなみにこのパセオ銀座でメンバーの皆さんはよく反省会をされるんだとか。「今日は反省会ではなくライブをさせていただくわけですが、非常にワクワクしております」って。そして「この調子で最後までお付き合いお願いします」と。

 3曲目は「Mother Mary」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからはじまってパワフルなヴォーカルがはいって。サビではルディさんがコーラスを。間奏ではエモーショナルなギターソロが。ルディさんがMitchさんに寄り添ってます。ここでゴンザレスさんがグラサンを外してそしてサビを熱唱。ラストはアグレッシブなギターソロが。
 続いてここであの哀愁ただようメロウなキーボードのリフレインがながれ、そしてギターの切ない泣きのフレーズが。そして徐々に盛り上がってダイナミックなリフへ。4曲目は「Doctor Doctor」。ここでこの曲がくるとは思わなかったのでビックリです。アップテンポでめっちゃノリノリで盛り上がって。田中さんはリフからギターで参戦です。サビではゴンザレスさんが客席にマイクを向けて。ラストもツーバスドコドコでめっちゃ盛り上がって♪ジャーン!Fin。「We love you all!」って。

 「あざと~す!」ってゴンザレスさん。そして「平日の夜、特別なショーをお見せします」「ここでマイクをルディに」って。「今日はちょっと珍しいものを」って、ここでなんとステージ上でノヴァトロンのテープ交換を行うと。ゴンザレスさんはそのお手伝いを。メロトロン同様にノヴァトロンも貴重な楽器でしょうから、一旦バラしてテープを交換する行程なんてまず見られることはないでしょう。これはもうマニアの方々には必見だったことでしょうね。一度外して立てかけていた鍵盤らしきものがガッシャーン!って音を立てて倒れてビックリ!でも無事だったようでよかったっす。このノヴァトロン、今回は自分たちではなくちゃんとした業者さんに運送してもらったとか。ルディさんはノヴァトロンの説明をされています。バックではベロニカさんが静かにアップテンポでリズムを刻んで、Mitchさんがトロピカルっぽい心地よいリフを弾いてBGM代わりに聴かせてくれています。ちなみにこの曲、実は「Only You Can Rock Me」のボサノヴァヴァージョンだったそうで。全然わからなかったっす。お恥ずかしい・・・

 テープ交換も済んで始まった5曲目は「Love To Love」。キーボードの幻想的なリフレインからゆったりとはじまって。キーボードセットの後方からはシャボン玉が宙を舞って、そしてスモークも。こういう特殊効果、いいですねぇ。その後ダイナミックなリフがはいって、フロントお3方はリフに合わせて五木さん風にコブシ回しを合わせて。ミドルテンポのパワフルなリフ、そしてギターのゆったりとしたメロウなフレーズがながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって。サビでは伸びやかにドラマティックに歌い上げて。中盤ではキーボードのゆったりとしたフレーズや、ギターのほのぼのとするようなメロディアスなフレーズがながれて。終盤では一転アップテンポになってテクニカルなギターソロが。

 「あざと~す!」ってゴンザレスさん。続いて6曲目は「I’m a Loser」。キーボードの明るく爽やかなリフとスライドギターのほのぼのと伸びやかな音色からはじまって、ヴォーカルの伸びやかな雄大な歌声が響き渡って。そしてゴンザレスさん、再び歌いながら客席を歩きまわって、親しいお客さんたちとはハグしあったり。たしかにディナーショーもできるような会場ですからこういうのも全然OKなんでしょうね。間奏ではエモーショナルなギターソロが。ルディさんがMitchさんに寄り添って。ラストはテクニカルなキーボードリフが。

 「あざと~す!」ってゴンザレスさん。「我々もあと残すところ2曲となりました」って。もちろんお客さんは「えぇ~~~!」って。宇宙征服は銀座でのライブは今回が初めてなんだそうですが、Mitchさんと田中さんは勤務先が近くなんだそうで、同僚の方々も今日観にいらしているとか?ルディさんは銀座には“なじみ”の店がたくさんあるとか。で今日は某お店の方が観にいらしているとか?
 7曲目は「Lights Out」。大好きな曲なので演ってくれてめっちゃ嬉しいっす。アップテンポのめっちゃノリノリのベースリフからはじまって、ゴンザレスさんがお客さんを煽って。そして短いドラムソロからパワフルなヴォーカルのヴァースへ。ゴンザレスさん、お顔真っ赤にして熱唱です。サビでは客席にマイクを向けて、お客さん大合唱です。間奏のギターソロではMitchさんの後ろに縦に3人並んでくるくる回って、そして今度はステージ前に横に並んで、ギター弾きまくって。ラストのギターソロもアグレッシブに弾きまくってめっちゃ盛り上がって。

 「最後の曲です!」って始まったオーラス8曲目は「Rock Bottom」。アップテンポのパワフルなドラムからはじまって、ヘヴィなギターリフがはいって。ゴンザレスさんは手拍子を促して。そしてフロント3人がリフに合わせてしゃがんで、そしてジャンプ!ステージ前のスタンディングのお客さんたちも一緒にしゃがんでジャンプ!この曲ではこういう“お約束”があるんですねぇ。こういうの大好きです。覚えとかなきゃ!ヴァースは伸びやかで力強い歌声が響き渡り、サビではお客さんにマイクを向けて。そしてまたリフに合わせてしゃがんでジャンプ!そのあとルディさんがおもいっきりジャンプしてMitchさんにぶつかりそうになったり。中盤ではミドルテンポになってゆったりと伸びやかになって。客席上空ではミラーボールが回ってます。そしてパワフルなリフから盛り上がってゴンザレスさん絶唱!そしてアグレッシブなギターソロが。その後一転静かになって、ギターのメロウなソロが。ここでまたキーボードセットの後ろからシャボン玉がたくさん宙を舞って。ギターのフレーズにキーボードが加わって、そしてパワフルなドラムがはいってダイナミックなリフが。その後アグレッシブでテクニカルなギターソロ。バックではドラムも叩きまくって、ゴンザレスさんもマイクスタンドを振り回して盛り上がります。そして♪ジャーン!ってバンドリフと、ステージ&客席からクラッカーがパァーン!って派手にキラキラテープが舞って。そして元のアップテンポのリフがはいってしゃがんでジャンプ!再び力強いヴォーカルがはいって、サビでは大合唱で盛り上がって、リフに合わせて♪Hey!って。ラストはライブ盤Smoke on the WaterのフィルでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「あざと~す!」「来年またお逢いしましょう!」ってゴンザレスさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして手を振りながら楽屋へ。するとフロアーが明るくなってSEがながれはじめてライブ終了。時計を見ると20時20分。50分のとっても楽しいライブでした。
 めっちゃパワフルで迫力があってしかもテクニカルでめっちゃかっこよかったっす。弾きまくりのアグレッシブかつテクニカルなギターに、力強くしかも伸びやかな素敵な歌声のヴォーカル、キーボードにギターに大活躍のキーボード、バンドを支える力強くしかもかっこいいベース、そしてタイトかつパワフルで叩きまくりのドラム、文句ナシっす。サウンドバランス的にはドラムがすっごいい音してましたね。華麗なスティックさばきに美しい容姿もあってベロニカさんに惚れちゃいそうです。迫力の演奏も、そしてアクションや特殊効果、そしてテープ交換ショーなどでも楽しませてくれた素敵なライブでしたね。でも50分じゃまだ物足りないかな。 来年も機会があればライブ観に行きたいっす。

10.11.6 TEE

2010-11-16 06:19:10 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2010.11.6 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Twilight>
“世界の様々な風景や情景を音で表現する”という壮大なコンセプトをもつフルート・プログレッシブ・ロックバンド<TEE>。メンバーはリーダーのキーボード・プレーヤー<米倉竜司さん>、ギターの<米田克己さん>、ベースの<飯ケ浜幸雄さん>、ドラムスの<浅田隆行さん>、そしてフルートの<今井研二さん>の5人です。
2010年は今回を含めて6回ライブを行い、そのうちの1回は5月にフランスで開催されたプログレフェスに出演されたんですね。バンド初の海外でのライブは大成功だったようで、フランスのプログレファンから喝采を浴び大好評だったようで。今年大活躍大躍進の<TEE>。今回のライブが今年最後なんだそうで。自分はフランスプログレフェス直前の5月初旬のライブを観にいきました。で、11月6日に<TEE>が参加するプログレイベントがシルエレで開催されると知って、他にもお目当てのバンドがあることから速攻で予約しました。でもその11/6は第一土曜で自分は仕事なもので<TEE>の出番に間に合うかどうかが問題でした。

 さて当日。<TEE>の出番は19時10分頃とのこと。なんとか18時ちょい前に仕事を終えることが出来て、すぐに駅へ。そして渋谷に着いて井の頭線に乗ろうとしたら・・・なにかトラブルがあったそうで電車が遅れているとか。いやぁ~、そのままJRで新宿で中央線に乗ればよかったなぁ~と後悔。でもいまさら戻っても余計遅くなるだけなのでそのまま急行を待つことに。それでも5分遅れで発車して7分遅れくらいで19時に吉祥寺駅に着きました。そしてシルエレへダッシュ!で、受付を済ませてフロアーへ行くと満員で賑わってました。<TEE>の演奏に間に合ってよかったっす。で、ステージ全体が見渡せるように後ろで立って見ようとしたんですけど、後ろはバンド関係者の方々が多いようで、素人の自分はなんとなく場違いな雰囲気。でイス席をよくみると1席空いていたので多少見づらくでも座って観ることに。

 19時20分頃、フロアーの照明が暗くなって、SF映画のようなスペーシーなSEがながれ、そしてアップテンポのテクノビートがはいって。するとまもなくメンバーがステージに登場!拍手で迎えられます。ステージは向かって左にキーボード3段セット。その後方にベースアンプ。中央後方にドラムセット。そして右にギターアンプでフロントがフルートです。ベースはレッドボディの5弦ベースで、ギターはナチュラルボディのモッキンバードです。フロントの米倉さん・今井さん・米田さんは黒シャツにグレーのネクタイで、飯ケ浜さんと浅田さんは白シャツにグレーのネクタイと衣装揃えていてかっくいいっす。

 そしてはじまった1曲目は「Stromboli」。ミドルテンポのパワフルなリズムではじまって、リフにのってフルートの力強いフレーズがながれて。ベースのズンズンとリズミカルなリフ、スリリングでかっくいいっす。まずはミステリアスな感じのフルートソロ、そしてパワフルでダイナミックなリフが。今井さんと米田さんが見合って、そしてキーボードとギターのユニゾンリフが。その後ピアノの力強いリフとフルートのミステリアスなフレーズが響き、再びダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロとパワフルなフルートソロの掛け合いも。終盤にはダイナミックなリフからフルートの伸びやかな音色が響き、そしてパワフルにFin。

 「皆さんこんばんはTEEです」って米田さん。「大好きなバンドとの組み合わせのイベント、心待ちしてました」「いっぱいのお客さん来ていただいてありがとうございます」って大拍手!今年は今回含めて6回ライブを行い、夏には生田緑地で野外ライブもおこなったそうで。「今日は皆さんを変拍子でヒーリングしてもらう」って爆笑!そして5月にフランスはマルセイユで行われたプログレフェスに出演されたお話も。

 次の曲はフランスに行かれたとき、ライブの合間に観光にも行かれて様々な美しい景色を見てインスピレーションを得て作曲されたとか。2曲目はヨーロッパの川をイメージして作られたという「River to the ocean」。ミドルテンポの力強いリフからはじまって、ピアノの哀愁ただようメロディがながれ、そしてフルートもゆったりと哀愁あふれふフレーズを奏で、それが徐々に力強くなっていきます。フルートのゆったりとしたたおやかな音色、うっとりと聴き惚れてしまいます。その後ミドルテンポからアップテンポになってパワフルなリフがどんどん盛り上がっていって、そしてミドルテンポに戻ってエモーショナルなギターソロが。中盤では一旦ドラムが止まって、そしてギターのアルペジオのメロウなリフからフルートの哀愁たっぷりのソロが。その後パワフルなドラムがはいってダイナミックなサウンドになり、ギターの泣きのフレーズが伸びやかに響き渡って。ラストはピアノリフをバックにフルートのしっとりとした音色がゆったりとながれて。

 ここで米倉さんがフランスへ行ったときのこぼれ話を。キーボード奏者が他国で演奏しに行くときに困るのが機材ですね。全部持っていくには莫大な費用がかかるし、機材の電圧等の違いなどもあることでしょう。なので通常は現地の機材を借用するそうですがスイッチひとつでお気に入りのサウンドが出るわけではないので、米倉さんは音源モジュールを持っていくことにしたそうです。ところがそのモジュール機材は空港の税関でX線を通すと基盤やらコードやら、かなーり怪しい物体に映るそうで、案の定フランスの空港で足止めをくらったそうで。モジュールを楽器だと説明しても素人に理解できるはずもなく。ところがたまたま音楽に詳しい税関員の方が来て「これは楽器だ」って判ってくれたとか。しかも米倉さんがプログレをやっていると言ったら、その税関員は「自分はYESが好きなんだ」ってプログレ音楽談義で盛り上がったとか。異国の地で困っているときにそういうことで話が通じるとめっちゃ嬉しいでしょうね。

 3曲目もフランス観光でインスピレーションを得て作曲されたという「Gordes」。演奏前に「ちょっと待って!」って米倉さん。MCしてたのでキーボードのセッティングがまだのようで。そしてスティックのカウントからミドルテンポでゆったりとたおやかなメロディがながれ、ギターとフルートがユニゾンで奏でて。そしてちょっと落ち着いた感じのピアノのゆったりとしたリフがながれ、それが徐々に力強くなって。そしてフルートがゆったりと哀愁を感じるフレーズを奏で、ギターがカウンターメロをいれ、壮大なイメージを感じさせるユニゾンも。中盤ではミドルテンポでスネアでリズミカルな行進曲風の力強いリズムを叩き、ギターがピックスクラッチも交えたアグレッシブなギターソロを。その後一旦リズムがとまるも、ベースのパワフルなリフ、そしてギターリフが入って変拍子で。そしてアップテンポのノリノリモードになってフルートとギターのフレーズが飛び交い、今井さんと米田さんが向き合ってユニゾン、そしてアグレッシブなソロも。終盤では一旦リズムが止まって、シンセの壮大なサウンドが響き渡り、フルートがミドルテンポの力強いリズムをバックにゆったりと雄大なメロディを奏で、そしてギターのテクニカルなソロが。とってもドラマティックな曲ですね。

 ここで今井さんがMCを。今井さんは今年、フジロックでのドゥイージル・ザッパさんのバンドのステージに上がってリコーダー演奏をされたとか。お客さん大拍手!「皆さん立ったことないでしょ。自慢です」って今井さん、爆笑!今井さんはリコーダーを演奏している画像をYoutubeに投稿されているそうで。で、以前ザッパさんが来日し、東京で2公演行ったときに今井さんは1日目を観に行かれたそうです。そのときにザッパさんと目が合ったそうで。で、2日目のライブではザッパさんが今井さんを指名して演奏してもらおうとステージで呼びかけたそうですが、今井さんはその日はあいにく映画を観にいっていてライブには行かれなかったそうで、友人がメールで“いまザッパさんが呼んでる”って教えてくれたとか。

 4曲目はその今井さんのリコーダーをフューチャーした「Endeavour」。ストリートオルガン風サウンドのリフをバックにリコーダーの素朴な音色がながれて。そしてミドルテンポで哀愁ただようリフが響き、フルートが寂しげなフレーズを奏でて。その後ピアノのパワフルなリフ、ギターリフがはいってアップテンポのダイナミックなサウンドになり、フルートのソロも。終盤ではミドルテンポになってゆったりと穏やかな感じになって、ギターの伸びやかな泣きのメロディがドラマティックにながれて。

 「次が最後の曲になります」って米田さん。お客さんたちが「えぇ~!」って言うと「ありがとうございます」って。ここでメンバー紹介です。「ドラムス、浅田隆行!」大拍手です。「ベース、飯ケ浜幸雄!」大拍手です。ちなみにレッドボディの5弦ベースは自作なんだそうで。「キーボード、米倉竜司!」大拍手です。「ザッパの息子と共演したTEEのフロント、今井研二!」大拍手です。そして「誰も紹介してくれないの?」って寂しげな米田さん。すると米倉さんが「バンマス、ギター、米田克己!」って大拍手!
<TEE>はしばらくライブの予定はないそうです。2ndアルバムへ向けての創作活動等に専念するようなご様子ですね。「必ず帰ってきますので、それまで忘れないように」って。今井さんは12/4にザッパのコピーバンドのライブに出演するそうです。そして米倉さんが物販の宣伝を。

 「最後にお送りする曲」ってオーラス5曲目は「L’oisean Blue」。スティックのカウントからダイナミックなバンドリフが鳴り響き、ピアノのパワフルなリフとギターの伸びやかなリフがながれて。そこにフルートが加わって雄大なメロディを奏でて。その後ダイナミックなバンドリフからそれまでキーボードの後ろ側で演奏していた飯ケ浜さんがステージ前にでてリズミカルなベースリフを。今井さんは手拍子を促してます。そしてシンセのミステリアスなフレーズが響きわたり、ギターもミステリアスなフレーズを奏で、そしてゆったりと雄大なフレーズをフルートとギターがユニゾンで。中盤ではピアノのパワフルなリフをバックにフルートの伸びやかな音色のソロ、そしてギターのエモーショナルなソロが。その後アップテンポのパワフルなリズムになってギターの軽快なリフから明るく爽やかな曲調に。フルートのリズミカルなフレーズもいいですねぇ。今井さんと米田さんが向き合って、そしてダイナミックなリフを。終盤ではギターの伸びやかなフレーズがながれて、そしてミドルテンポの躍動感のあるパワフルなリフで盛り上がってドラムも叩きまくって劇的なエンディングへ。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは拍手歓声に応えてお辞儀をして。時計を見ると20時10分過ぎ。約50分の素敵なライブでした。
 とっても美しくドラマティックな楽曲、まさしく雄大で綺麗な自然の風景が目に浮かぶようです。サウンドも凄くいい音してましたし、演奏にもどことなく余裕も感じられましたね。MCもとっても面白くて、ライブを重ねられ、海外ライブも経験されたことからバンドの風格が一段とUPされたような感じがしました。今井さんと米田さんの演奏中のやりとりも観ていて楽しかったっす。MCでの各メンバーのツッコミも面白かったし。しばらくライブの予定がないというのは残念ですが、充電期間を経てまた一段とグレードアップした<TEE>を楽しみにしています。次のアルバムもすっごい楽しみです。

10.11.7 人間椅子

2010-11-13 10:05:56 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.11.7 高円寺Show Boat
<第7回 人間椅子倶楽部の集い 2010>
 ここのところ毎年秋恒例となった<人間椅子>のファン倶楽部会員限定のライブイベント。自分は2007年から参加していますので今年で4回目です。毎回レア曲やカヴァー曲や抽選会などなど盛りだくさんで楽しませてくれるライブですからもうめっちゃ楽しみにしております。昨年はニューアルバム発売前で、新曲披露とかプロモ撮影とかもあったんですよね。今年も12/1に初のライブアルバム発売ということもあって、それに関する情報やなにかもあるのではないかと期待してました。もちろん普段のライブではやらないレア曲やカヴァー曲も。

 さて当日。開場は17時で開演が18時。1時間も待つのはイヤなので30分前に会場に到着。受付を済ませて中に入るともう入り口で人がいっぱい。すでに満員です。いや~、こんなに会員さんが多いとは思わなかったっす。去年はそうでもなかったのに今年は多いっすね。客層はほんとバラバラで、男女も半々くらいで年齢層も20代から50代くらいまで様々です。毎年開演までメンバーがDJをやってロックや歌謡曲を流してましたけど、今年はやめたんですね。開演まで退屈だなぁ~なんて思っていたら、17時40分になるとステージのスクリーンとモニターTVで12/1に発売されるCD+DVDの映像のダイジェスト版が映されました。映像は自分も観に行った今年7月の渋谷O-WESTでのライブ。画像はすっごい鮮明で様々な角度から捉えられてて見所満載の様子。想像以上に照明が綺麗でしたね。そして最初の研ちゃんの挨拶MCやノブさんの歌前の煽りなども入っているようで嬉しいっす。さらには研ちゃんのおフンドシ姿もしっかりと。お客さん爆笑です。これはもうめっちゃ楽しみ♪

 映像が終わると拍手喝采!そしていよいよライブがはじまります。客席が徐々に暗くなって、不気味なSEが流れて。いつもの鉄格子かと思いきや、今日はトワイライトゾーンのテーマです。そしてメンバー登場!拍手と歓声で迎えられます。
 はじまった1曲目は「猟奇が街にやってくる」。アップテンポのパワフルなリフからはじまって、リフに合わせて「Hey!」って手を上げて。最初からもうノリノリっす。研ちゃん・ノブさんはいつもの衣装ですが、和嶋さんは珍しく最初からTシャツ姿です。このお店もステージが低いので後ろのほうの自分は肉眼では和嶋さんと研ちゃんの頭しか見えません。なのでステージではなく、モニターTVを見ながら聴いてます。
 続いて2曲目はなんと「憂鬱時代」。ライブで聴くのは初めてなのでめっちゃ嬉しい!まさか聴けるとは思ってもいなかったし。ミドルテンポのダークでグルーヴィーな感じではじまります。ヴォーカルは研ちゃん。間奏ではタメの効いたブルージーなギターソロが。そして一転アップテンポになってパワフルでノリノリモードに。サビのコーラスもキマってます。この曲をやるのは15年ぶりだとか。

 「ありがと~!こんばんは、人間椅子でぇす!」って研ちゃんが挨拶。「今日は例年通り、またもや人間椅子ファン倶楽部集いがやってきました」って。「秋から冬にかけて毎年恒例となっておりますけどね」って和嶋さん。「早口ですねぇ」ってツッコむ研ちゃん。和嶋さんハイテンションです。「いつも通り、ゆるい演奏が今日は特に延々と続きます」「人が多めですので、苦しくなったら手を上げてください。川端くんがお姫様ダッコで救護してくれます」って研ちゃん、爆笑!
 「さっきビデオながれてましたけど、なんでボクがここでみんなが笑ったのかわからない」って研ちゃん。ビデオで見る“おフンドシ姿”もなかなか笑えるんですけど。ちなみに先ほどのダイジェスト版は、昨日和嶋さんが自ら編集されたそうで、大拍手です。
 今回で7回目の集いライブ。「例年になくファンの方多い」って和嶋さん。今回はいつも以上に企画盛りだくさんだそうで、めっちゃ楽しみです。「長丁場になりますけど、ゆっくりまったり見て楽しんでいただければ」って、和嶋さん、大拍手!

 「次の曲も緊張する」って研ちゃん。でも「普段のライブでは演奏されない曲が倶楽部ライブでは演奏できるので楽しみ」って。「ボクが作った曲のなかのB級C級のなかから」ってはじまった3曲目は「埋葬蟲の歌」。これも自分はライブで聴くのは初めてかも。ヘヴィなギターリフからドゥーミーにはじまって、サビではテンポアップして。間奏のエモーショナルなギターソロから躍動感のあるアップテンポに。ベースラインもめっちゃパワフルで、そしてギターとのテクニカルなユニゾンも。終盤ではミドルテンポのグルーヴィーなリフが。
 続いて4曲目は「山さん」。この曲は昨年12月のレコ発ライブ以来っす。好きな曲なので嬉しいっす。ミドルテンポのパワフルなリフから哀愁ただようヴァースへ。中盤ではギターのアルペジオのしっとりとしたメロディから和嶋さんが朗々とした歌を。その後アップテンポになって和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で寄り添ってリフ、そしてアグレッシブなギターソロが。

 「ここからおまちかねの個人コーナーがはじまります」って和嶋さん。休憩&セットチェンジでSEでは「Mr,Postman」がながれています。まずは研ちゃんのソロで、研ちゃんは“黒っぽい服”で登場!そしていつもライブで裏方で活躍されている川端さんがレスポールを抱えて登場!そして中野さんがストラト風ギターを抱えて登場!研ちゃんはステージ中央でリッケンバッカーベースを抱えて。川端さんも中野さんも同じ“黒っぽい服”です。そしてドラムは同じ職場の大林さんという方だそうです。4人皆同じ職場で働いているそうで、バンド名は「ゆ○メイツ」っておっしゃったかな?研ちゃん、セッティングに少々手間取っておられて。いつもは川端さんや中野さんがセッティングしてくれるんですけど、今回はお二人ともバンドメンバーですもんね。(“黒っぽい服”に関しては研ちゃんが「ブログには書かないように」とおっしゃっていたので詳細は書けません。)

 「はいお待たせいたしました“ゆ○メイツ”です」って♪ジャーンってバンドイントロが。そしてはじまった5曲目はThin Lizzyの「Jail Break」。ミドルテンポのパワフルなリフではじまります。3人揃ってのユニゾンもかっくいいっす。間奏では川端さんがギターソロを。ドラムも上手いっすね。いい音してます。
 「ありがとうございます。ってなわけでThin Lizzyが続きます」って研ちゃん。チューニングのあと「じゃ、行ってみよう」ってはじまった6曲目は「Cowboy Song」。ゆったりとけだるい感じでギターのメロウなアルペジオをバックに研ちゃんのヴォーカルがはいって。その後アップテンポのパワフルなリズムになって。間奏では川端さんがエモーショナルなギターソロ、そして中野さんとツインのハモりも聴かせてくれ、研ちゃんが手拍子を促して。そして曲の途中で「どうもありがとう!」って研ちゃん。ここでメンバー紹介です。「和嶋くんの高校の同級生。酒浸りの毎日」「ギター、中野オサム!」って大拍手!続いて「人間椅子の4人めのメンバー」「この人がいないとライブができない」「ギター、川端ケイスケ!」って大拍手!そして「いつも喫煙所で一緒でロッカーも隣」ってドラムの大林さんが紹介され、大拍手!
 続いてすぐにシャッフルリズムがはいって7曲目は「The Boys Are Back In Town」。アップテンポのノリノリの楽しい曲。ギターのツインでのハモりのリフも綺麗にキマってめっちゃかっくいいっす。
 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう。次はノブです」って研ちゃん。大拍手大歓声のなか、メンバーの皆さんは楽屋へ。

 SEでは70年代のディスコソングがながれています。ステージにはとっても可愛らしくて綺麗な女性ヴァイオリニストが登場。そしてキーボードが1台用意され、枕本さんが登場。セッティングが終わるとディスコソングにのってあのSaturday Night Feverのジョン・トラボルタさんのような襟の長い黒シャツ&白スーツすがたでノブさん登場!大拍手大歓声で迎えられます。ちなみに今回のこの衣装は自前なんだそうで。「まずは研ちゃんのソロバンドにもう一度拍手を!」ってノブさん。そして「オレ、ドラム叩いてもいつもの代わり映えないので、今回はセンターで歌ってみようかと」「気合いれて白スーツ着てきました」って大拍手!今回はヴァイオリンとキーボードという編成ということで「聴いている皆さんのほうが緊張するかもしれないけど、温かい目で見てください」って。そしてメンバー紹介「キーボード、枕本トクロウくん」「ヴァイオリン、バンさん」って大拍手です。ヴァイオリンとキーボードとヴォーカルでいったいどんな音楽を聴かせてくれるのかめっちゃ楽しみ♪特にヴァイオリン大好きな自分は嬉しいっす。

 まずは枕本さんがアップテンポのロックンロール調のピアノリフを弾き、バンさんがフィドル調のヴァイオリンリフを楽しく聴かせてくれて。8曲目は「秋の夜長のミステリー」。軽快なモダンJAZZ風のアダルティでオシャレなサウンドですね。ノブさん、いい声してますねぇ。明るい声質のせいか、詞の不気味さは全然感じないっす。中盤ではノブさんが手拍子を促して、そしてパワフルなピアノリフからテクニカルなピアノソロ、そして艶やかなヴァイオリンソロへ。ラストはバラード調でゆったりとドラマティックに歌い上げて。
 「どうも!」「すごい心地いいサウンドになりましたね」ってノブさん。「思いのほかよかったね。このアレンジもいいね。勝手にレコーディングして出しちゃおうかな」って爆笑!

 「次の曲をやりたいがためにヴァイオリンとピアノを今回お願いしました」ってノブさん。9曲目はKISSの名曲「Beth」。ピアノの美しいリフレインとヴァイオリンの伸びやかで艶やかな音色が響き、そしてノブさんのしっとりしたヴォーカルがはいって。中盤ではピアノリフとヴァイオリンリフがパワフルにリズミカルに。終盤は再びゆったりとしとやかに聴かせてくれます。ヴァイオリンの美しい調べもほんと素敵!

 「ファン倶楽部ならではの企画コーナー、楽しんでますか」ってノブさん。「人間椅子ピアノアレンジ盤とか作ったらみんな買う?」って枕本さん。もちろんお客さん大拍手!でも「やるとしたら誰にも言わずに勝手に売る」ってノブさん、爆笑です。次は人間椅子曲のアレンジバージョンで、まずはバンさんがリフをゆったりと艶やかに奏でて。「いい音だねぇ。切なくなるねぇ」ってノブさん。でも枕本さんが「黙れ!」って。10曲目は「孤立無援の思想」。バンドバージョンは歌謡曲風の楽しいロックですけど、ヴァイオリンとピアノだとクラシカルで優雅な感じになりますね。ゆったりとした綺麗なピアノリフをバックに力強いヴォーカルがはいって。ノブさんの声、よく通りますねぇ。中盤ではしっとりとしたピアノをバックにヴァイオリンが哀愁ただよう叙情的なフレーズを奏で、そしてパワフルなピアノリフをバックにヴァイオリンの力強く伸びやかなソロが。めっちゃドラマティックです。終盤再びサビにもどってパワフルなヴォーカルがはいって。そしてアグレッシブでパワフルなピアノリフ&ヴァイオリンリフからノブさんが歌い上げて、ゆったりとしっとりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」「枕本トクロウくん!」「バンさん!」って、大拍手!これでノブさんのコーナーは終了です。「次は和嶋クンのコーナーです」って、ノブさんらメンバーは拍手のなか楽屋へ。
 すると和嶋さんがすぐに登場してビックリ!「BGMマシでMCでつなぎます」って。研ちゃんは4人バンドで音圧もあって、ノブさんはアダルティな雰囲気で、「なぜかボクは独りに」って爆笑!和嶋さんは独りでフォークギターで弾き語りをやるそうです。“四人衆”のソロをやってくれるみたいでこれまためっちゃ嬉しいっす。和嶋さんは黄緑の着物を着て“金田一耕助風”の帽子を被ってます。「弾き語りって固唾を呑む感じになるから、お客さんもボクも緊張する、という凄い時間を過ごすことになる」って。ここでちょっとチューニングで「いまD弦を、次はG弦を」って。
 和嶋さんは2年くらい前から弾き語りをやっているそうで。アルバムを作るたびに経験を積んだり学んだりしてきたという和嶋さん。で、“真夏の~”から客観的な見方や瞑想をするようになったとか。
 11曲目は「赤と黒」。純粋な恋の気持ちや永遠性を描いたとか。“四人衆”ライブと同じアレンジのミドルテンポのしっとりとしたバージョンで、しみじみと聴かせてくれます。
 「弾き語りって凄い緊張感でしょ」って和嶋さん。「チューリップハットを被って、ハデな金田一耕助みたいでしょ」って和嶋さん。「弾き語りだとテンポが遅くなる」って。
 次の曲は「ますますどんよりしてくる」「なんとなくクリムゾン風です」って。12曲目は「暗い日曜日」です。しっとりとしたアルペジオリフから歌い始めますが・・・一旦止めて「もう1回やろう」って最初からやり直しです。途中のコードが違っていたみたいですね。「“集い”だから許されますよね」って。そして「ますます緊張してきました」って爆笑。そしてあらためてしっとりとしみじみと聴かせてくれます。バンドバージョンでさえ暗い曲なのに、弾き語りですとそれはもう暗くしかも重くのしかかってきて憂鬱な気分に。これぞ人間椅子の真髄ですね。サビでは力強くしかもディレイをかけて。間奏では激しいカッティングでソロを。
 曲が終わると大拍手!「聴いていただいてほんとありがとうございます。なんとか出来ました。これでボクのコーナーはおしまいです」って。そしてこのあとは抽選会です。

 今回のプレゼントは、まず研ちゃんがお手製のおむすび2人分。「今回はちゃんと手を洗った」って、爆笑!続いてノブさんはカウベルとハイハットシンバルです。ずっと使ってたんですけどちょっと割れちゃったんだそうで。最後の和嶋さんはVOXのヴォリュームペダルとお手製のディストーションです。どれもすっごい欲しかったけどかすりもしませんでした。当った方が羨ましいっす。そのあとでっかいポスターとTシャツの抽選会も。こちらも自分は当らず。ま、しゃーないっす。抽選の間もメンバーの皆さんはトークやヴォイスパーカッションで盛り上げてくれました。

 抽選会が終わるとメンバーの皆さんは再びステージに戻って。「それでは後半始めます!」って、はじまった13曲目は「野球野郎」。これにはビックリ!前任ドラマーのヴォーカル曲って、やらないんじゃないかと勝手に思い込んでいたもので。しかもヴォーカルはノブさんだし。アップテンポでパワフルなめっちゃノリノリの楽しい曲、やってくれて嬉しいっす。間奏では和嶋さんがステージ中央でアグレッシブなギターソロを。そのあとのサビのコーラスでは川端さんも参加してみんなで歌いまくって。ラストは和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で寄り添ってリフを弾いて。

 「野球野郎、すげー久しぶりにやったね」って和嶋さん。「どうですか、オレの歌う野球野郎!」ってノブさん。もちろんお客さんは大拍手大歓声!「ちょっとメロ違ってたけど全然OK」って和嶋さんがツッコミを入れて爆笑!「もっと精進してきます」ってノブさん。そして研ちゃんが「なんで川端くんがコーラスに参加したかというと、実際のレコーディングでも川端くんがコーラスいれてるからです」って。「おぉ~!」ってどよめいてお客さん拍手!
 ここで12/1発売のライブ盤関連のお話で、すでに発売後のインストアイベントが決定しているそうですが、まだお店には問い合わせをしないでほしいとのことなのでここには書きません。ちなみに自分は両日ともに他の予定があるので行けないのよね。しかもそのイベントが今年の人間椅子の最後のライブになるとか。残念っす。年明けにレコ発ライブがあることを期待しております。

 「それでは後半戦に向けていきたいと思います」ってはじまった14曲目は「戦慄の木霊」。この曲も久々かも。アップテンポのめっちゃノリノリのスリリングでかっくいいハードロック。ベースめっちゃドライブしてますね。間奏のアグレッシブなギターソロもかっくいいっす。
 続いて15曲目はおなじみの「幽霊列車」。これも好きな曲なのでめっちゃ嬉しいっす。パワフルでスリリングなハードロック。ヴァースのパワフルなタム叩きも、間奏でのベースリフも躍動感たっぷりで、アグレッシブなギターソロもかっくいいっす。
 そして本編最後の16曲目はこれもおなじみの「針の山」。リフがはじまるともうめっちゃノリノリでその時点でお祭り騒ぎ!ヘドバンの嵐で場内が揺れてます。和嶋さんもジャンプしまくって超ノリノリ。間奏では和嶋さんと研ちゃんが背中合わせで弾きまくって。最後は♪ジャーン!で大騒ぎ!「ありがとう!」って研ちゃん。和嶋さんは歯で弾いたり。

 曲が終わると大拍手大歓声!「おつかれさまでございました」って和嶋さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、手を振りながら楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響き、女の子ファンたちが「あんこるぅ~」って。
 するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。「すぐやります」って和嶋さん。研ちゃんは白着物すがたで。そして手をパチンと叩いて「ねこだまし」って。「相撲で・・・舞の海がよくやってましたね」って和嶋さん。「ポケモンもよく出すんです」って研ちゃん。「それは知らない」って和嶋さん。そして和嶋さん「ポケモンってネコなの?」って。返答に困る研ちゃん。「こういうことって普段や練習のときとかは聞けないから、この機会に聞いておこうと思って」って和嶋さん。「ポケモンってどういう世界で行われているゲームなの?」ってまた質問。返答に困る研ちゃんです。あいかわらず和嶋さんは俗世間の話題には疎いようで。「じゃボク今度DS貸しますので」って研ちゃん。ゲームの説明をしますが、噛み合わない会話に「この話もうやめましょう」って、爆笑!

 アンコール最初となる17曲目は「痴人の愛」。これも久々ですね。ミドルテンポのヘヴィなリフからはじまって落ち着いた感じに。間奏ではヘヴィなベースリフをバックにエモーショナルなギターソロが。和嶋さんはモニターに乗って弾きまくって、研ちゃんもモニターに乗ってお客さんを煽ります。そして和嶋さんと研ちゃんがリズムを合わせてノリノリに。ラストはしっとりと。
 続いて18曲目は「悪魔の手毬歌」。これまた自分はライブでは初めて聴く曲です。ゆったりとしたベースリフからはじまって、そしてリズミカルにズンズンと響かせて。めっちゃドゥーミーな曲で、グルーヴィーなリズムがたまらないっす。そしてBメロではハーモニーも聴かせてくれて。中盤ではバンドリフとドラムソロの掛け合いも。その後アップテンポになって躍動感溢れるベースリフからシャッフルのノリノリリズムになってアグレッシブなギターソロが。ラストもアップテンポでめっちゃパワフルにエネルギッシュに。そして唐突にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」って研ちゃん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、手を振りながら楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響き、女の子ファンたちの「あんこるぅ~」ってコールや、男性ファンのコールも。
 しばらくするとメンバー再び登場!大拍手大歓声で迎え、研ちゃんが登場すると前列の女の子ファンたちが「きゃあぁ~♪」って黄色い歓声。研ちゃんはソロコーナーのときの黒シャツに白いおフンドシすがたでした。う~ん、後ろのほうは見えなくて残念。ノブさんは今回発売されているNICのTシャツ姿です。
 「長い時間付き合ってくれて本当にありがとうございます」って研ちゃん。「ハラへった」って研ちゃん。「オレだけかと思ったらみんな“ハラへった”って言ってた」って。ちなみに研ちゃんは4曲目くらいからもうハラペコだったそうで。「みんなハラへったんで、最後の力振り絞って頑張ります!」って和嶋さん。

 オーラス18曲目は「どっとはらい」。もうすっかりラス曲定番となりましたね。パワフルでノリが良くて、しかもサビはみんな歌えるし最高っす。研ちゃんはノリノリでヘドバンしまくってます。中盤の変拍子ユニゾン&ブレイクのあと、和嶋さんはステージ中央でエモーショナルなギターソロを。終盤では中央で研ちゃんと和嶋さんが寄り添って、そして背中合わせになって、研ちゃんがのけぞって和嶋さんにのっかるような感じに。ラストはめっちゃ盛り上がって、和嶋さんも研ちゃんもモニターに乗ってお客さんにギターのネックをさわらせて、そして♪ジャーン!でFin。

 「ありがと~!」って研ちゃん。曲が終わると大拍手大歓声!「汗ひいて風邪ひくといけないから着替えていってください」って記念Tシャツを宣伝する研ちゃん、爆笑!「また来年もやりましょう!」って和嶋さん。「恐怖の○○○○男、ベース鈴木研一!」「アダルティな歌を聴かせてくれた、ドラム、ナカジマ・ノブ!」って和嶋さん。「弾き語りでもやってくれます。ロンリー和嶋!アローン和嶋!」って研ちゃん。メンバーの皆さんはステージ前で前列のファンとハイタッチを。そして大拍手大歓声のなか手を振りながら楽屋へ。するとすぐにSEがながれてフロアーが明るくなってライブ終了。時計を見るとちょうど21時。3時間にわたるとっても充実した最高に楽しいライブでした。

 これほどレア曲たっぷりとはまったく想像していなかったのでめっちゃ嬉しかったっす。特に「埋葬蟲の歌」や「悪魔の手毬歌」なんて曲名がまったく思い出せなかったし、「野球野郎」にもビックリしました。それに久々に聴けた曲も多かったし。それと新企画のソロコーナーも良かったですね。研ちゃんの正統派Thin Lizzyカヴァーバンドもかっこよかったっす。同じ職場の仲間のバンドとはいえ素人っぽくなくツインギターもドラムも本格的でしたね。ヴァイオリン&ピアノにヴォーカルオンリーのノブさんのユニットもモダンJAZZみたいでほんと素敵でした。そして和嶋さんの弾き語りはもうどんよりと暗く重く、これぞ人間椅子の真髄って感じでしみじみと聴き入ってしまいました。様々な趣向でファンを楽しませてくえる人間椅子。これからの活躍もめっちゃ期待しちゃいます。まずは12/1発売のライブ盤「疾風怒涛!ライブ!ライブ!」すっごい楽しみです。

弾き語り四人衆 ~朧月夜編~

2010-11-10 06:23:04 | 人間椅子
 2010年、<人間椅子>だけでなく個人でも精力的に活動されているギタリスト<和嶋慎治さん>。3月21日には<ムーンライダーズ>の<鈴木博文さん(AcoG,EB)><白井良明さん(AcoG)><武川雅寛さん(Violin)>のお3方とともに<弾き語り四人衆>のユニットでアコースティックライブを敢行されました。メンバーそれぞれのソロコーナーや、4人が入れ替わり立ち代わりでDUOになったりトリオになったり、4人で一緒になったりと多様な組み合わせで、アコースティックギター&ヴァイオリンでブルーズやカントリーやアイリッシュサウンドなどなどたっぷりと楽しませてくれたそうです。和嶋さんのソロコーナーでは<人間椅子>の曲のアコースティックバージョンを5曲演奏されたそうで。それを後で知って“あぁ~あ、ライブ観に行けばよかったなぁ~”って後悔したり。
 ところがその後、そのときのライブ音源が9月にCD発売されると聞いてビックリ!それがこのアルバム「弾き語り四人衆~朧月夜編~ 大音源」です。CD2枚組で24曲入りとヴォリュームたっぷり。本来は25曲でライブ完全収録の予定だったそうですが、1曲だけどうしても著作権等の問題で収録が見送られて24曲になったとか。4人のユーモラスな似顔絵のジャケット、いいですねぇ。で、和嶋さんは24曲中13曲に参加されていますが、ここでは<人間椅子>の5曲を紹介させていただこうかと。
 まず1曲目は和嶋さんソロで「赤と黒」。人間椅子では様式美系疾走ハードロックですが、ここではテンポを落としてミドルテンポで暗めのフォーク調で。ノブさんの軽快なヴォーカルと異なり、和嶋さんの太く説得力のあるヴォーカルでしみじみと聴かせてくれています。これほど曲のイメージが変わるとは思いませんでしたね。
 2曲目も和嶋さんのソロで「秋の夜長のミステリー」。人間椅子では3人で代わる代わる歌うシャッフルリズムの軽快で楽しい曲ですね。和嶋さんがリフを弾いてお客さんがアップテンポの手拍子を。すると和嶋さん「それじゃ疲れちゃうから“裏打ち”で行きましょう。♪ン、チャ!ン、チャ!って」。そして「お、いい感じでノッてきましたね」って曲へ。曲の感じはバンドバージョンと同じでノリノリで楽しいんですけど、ギターのみだと歌詞の内容がストレートに伝わってきて、ちょっと不気味な感じですね。ま、そこがいいんですけど。
 3曲目は武川さんとDUOで「甲状腺上のマリア」。人間椅子ではフワフワとした浮遊感のあるゆったりとした美しい曲ですが、ヴァイオリンが加わるとよりいっそう美しくしかもドラマティックになってめっちゃ感動!素晴らしい!自分的にはこの1曲のために¥4100-.払っても惜しくないと思えるくらいっす。
 4曲目は白井さんとのDUOで「暗い日曜日」。これはもうただでさえ暗い曲がよりいっそう暗く、悲壮感さえただよってきますね。こちらも歌詞の内容がストレートに伝わってきて、なにか重い気持ちになってきます。抒情的なギターソロも切なさを感じますね。
 そして一転5曲目は4人揃っての「神経症I Love You」。これはもうそのまんまアップテンポで明るく楽しくめっちゃパワフルでかっくいいっす。お客さんもノリノリだったみたいで。
 人間椅子の曲はこの5曲ですが、このあとライブの本編最後には4人であのKing Crimsonの名曲「21st Century Schizoid Man」も演奏されています。これがまた凄い迫力で11分近くパワフルにエネルギッシュに演奏されていて超かっくいいっす。
 このアルバム、初回プレス特典として全MCを収録したCDがおまけで付いていました。MCってライブの楽しみでもありますから、これはもうめっちゃ嬉しいっす。和嶋さんはソロコーナーを始める前に、ムーンライダースファンのお客さん方に「人間椅子というバンドでギターを弾いています和嶋慎治と申します」って丁寧に挨拶を。裏ジャケットの写真をみると和嶋さんはこのライブではいつものようにグレーのシブい着物姿に黒ブチ丸メガネだったようで。
 武川さんを迎えたときには「武川さんはあの“かぐや姫”の名曲「神田川」のレコーディングでヴァイオリンを弾かれたんですよね」って。そして「神田川」の演奏がはじまり、和嶋さんのギターリフをバックに武川さんがあの美しいメロディを奏でて。でも歌が入るところで和嶋さんがストップ。「著作権ひっかかるとマズいんで」って。「イントロは大丈夫だよね」って武川さん。
 ムーンライダーズのお3方を迎えたときには、「学生の頃、変な友人がいて・・・」ってお話を。和嶋さんはその変な友人にムーンライダーズを勧めてもらって聴き始めたそうで。「それ、“ありがとう”って言っていいのかな?」ってメンバーの皆さん困惑されて。お客さんは爆笑です。
 今回紹介させていただいた人間椅子関連の楽曲以外も素敵な演奏がたっぷり収録されています。普段こういった“弾き語り”を聴く機会なんて滅多にないんですけど、久々に聴くと実に生々しくてしみじみ心に響いてきますね。9月の発売前にこのメンバーで“レコ発”ライブがあったんですね。残念ながら自分は観に行けなかったんですけど、またいつか演ってくれることを期待しています。

10.11.6 MACHINE MESSIAH

2010-11-07 13:58:56 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2010.11.6 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Twilight>
 UFOのカヴァーバンド<宇宙征服>や第2期DPのカヴァーバンド<Deep Blue Chateau>等で凄い歌を聴かせてくれているヴォーカリスト<ゴンザレス(棚村睦)さん>。で、ゴンザレスさんは他にも様々なバンドで活躍されていて、そのなかにオリジナル曲を演奏しているバンドがあることを知っていつかライブを観に行きたいと思っていました。それが11/6にシルエレでライブがあると知って速攻予約して楽しみにしておりました。
 <MACHINE MESSIAH>は、2002年にCINDERELLA SEARCHのキーボーディストの<穐山義英さん>が YES の名盤「Drama」を完全再現するために結成されました。当初は<機械飯店>として活動されたそうです。その後、ライブが好評だったこともあり、オリジナル曲を演奏するバンドへ進化し、そして2008年にバンド名を「MACHINE MESSIAH」(マシーン・メサイア)に改名されたそうです。メンバーはキーボードの穐山さん・ヴォーカルのゴンザレスさん、ドラムス<近藤正明さん>、ベース<鶴間靖さん>、ギター<井上竜夫さん>の5人編成です。

 さて当日。速攻で予約したものの、よく考えたら第一土曜は仕事だったんですよね。なのでせっかく3バンド出演のライブなのに全てを観ることが出来ず。で仕事を終えて急いで駆けつけて会場に着いたのは2番目のバンドが始まる前でした。お客さんいっぱいでしたね。ステージ全体が見渡せるよう後ろで立って見ようと思ったんですけど、後ろはバンド関係者の方々が多いみたいなので、素人の自分はなんとなく場違いな雰囲気。で、たまたま席が空いていたので多少観づらくても座って見ることに。

 前バンドの演奏が終わって、ステージはメンバーやスタッフの方々があわただしくセットチェンジを。ゴンザレスさんは専用のマイクスタンドと譜面台とたくさんの水を持ってステージへ。20時半近くなるとセッティングを終えてメンバーの皆さんは一旦楽屋へ。
 程なく客席が暗くなって地響きのようなSEがながれて。まずはドラムの近藤さんが登場。SEは幻想的なサウンドが響き、そして神秘的な音色に。ここでメンバーの皆さんがステージに登場し拍手で迎えられます。井上さん・鶴間さん・穐山さんは白系のお衣装で、近藤さんとゴンザレスさんはダーク系です。穐山さんはめっちゃ派手ですけど。
 そしてシンバルのカウントからはじまった1曲目は「Divine Insanity」。ミドルテンポのダイナミックなリフが響き渡り、そしてちょっと落ち着いてギターのヘヴィなリフから力強いヴォーカルが入って。それが徐々に盛り上がっていき、ダイナミックに。ゴンザレスさん、最初からマイクスタンドを振りかざしアクションもキメて凄い迫力です。間奏では井上さんがステージ中央でギターソロ。ギターは黒のMusicmanです。ミドルテンポのヘヴィでダークな曲、どっしりとした感じで風格がありますね。かっくいいっす。

 「どうもMachine Messiahです」ってゴンザレスさん。ここで1曲目の説明を。そして「今までの曲にしてはヘヴィな感じでしたけど、次はいつもの感じの曲を」って。
 2曲目は「Love Means Way More Than You Know」。アップテンポではじまって、ギターリフ、そしてピアノのリズミカルなリフが。ゴンザレスさんがお客さんに手拍子を促して、そしてパワフルにヴァースを歌って。とってもリズミカルでダンサブルでしかもちょっぴりポップでファンキーな感じもあってノリのいい楽しい曲ですね。間奏のアグレッシブなギターソロもかっくいいっす。ゴンザレスさん、アクションもキメてエネルギッシュにとばしてますね。もっとステージが広かったらいいのにって感じ。

 「ありがとうございます!」ってゴンザレスさん。で序盤からド迫力のシャウトをかましていることもあり、「足元ふらついてます」って。ちなみに1曲目のときにいきおいあまってドラムのマイクスタンドにぶつかったようで、近藤さんがMC中にあわてて直してました。「すまん、ごめん」って謝るゴンザレスさんです。

 3曲目は穐山さんいわく「ネス○フェのCMを狙ってる」という曲「You Need」。キーボードのメロウなサウンドがゆったりと響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって。フロアーではミラーボールがキラキラと回ってます。落ち着いた感じの曲でヨーロピアンな雰囲気やアダルティなムードも。間奏ではエモーショナルなギターソロが。途中ゴンザレスさんがギターのメロをスキャットで盛り上げ、終盤ではメロディアスに歌い上げて。

 「どうもありがとうございます」「たしかにちょっと最初飛ばしすぎた」ってゴンザレスさん。オーバーペースだったのか「元気な顔してくたびれてます」って。でも「一旦ステージに上がった以上はお客様の笑顔を引き出すまでは降りられない」って。かっくいいっす!

 「次は長いのが皆さんを待ってます」ってはじまった4曲目は「Learning To Fly」。幻想的なサウンドのシンセソロからはじまり、ピアノの力強いリフゆったりとながれ、そしてキーボードの美しいフレーズが。その後パワフルなドラムがはいってミドルテンポでしっとりとしたヴォーカルがながれて。大地を感じる力強いドラム、そしてヴォーカルがパワフルに歌い上げて。中盤ではドラムが一旦止まって、そしてダイナミックなリフがはいってドラムが叩きまくり、ヴォーカルがセリフを叫んで。凄い迫力です。その後アップテンポになってズンズンと響く躍動感のあるパワフルなリフにのってヴォーカルがシャウトして、そしてアグレッシブなギターソロへ。途中からアームをグイングイン効かせて、そしてドラムも叩きまくって音の洪水のカオス状態に。その後ミドルテンポでゆったりとしたピアノリフがながれ、囁くようなヴォーカルがはいって、奥深いベースラインがながれて。ギターのメロウなフレーズ、シンセの伸びやかな音色が響き、ヴァーカルが力強く歌い上げてダイナミックに盛り上がって。ドラムも叩きまくってます。終盤ではドラムが一旦止まって、リフをバックにヴォーカルが力強く歌い、そして再び囁くようにそっと歌って。ラストはヴォーカルがド迫力で魂の叫びのようなロングシャウトを。圧巻です。

 「あざとーす!」って、大拍手!でも「久々にノドつぶしちゃいましたね」って。「大丈夫?」ってメンバーの皆さんが心配してます。
 「いよいよ佳境にはいってきました。あと2曲」ってゴンザレスさん。お客さんは「えぇ~~~!」って。「でも長いっす」「やってるほうがイヤになるほど長いっす」って穐山さん。するとお客さん再び「えぇ~~~!」って。「じゃ1曲にしましょうか?」ってゴンザレスさん、爆笑!次の曲は“イトカワ”から帰ってきた“ハヤブサ”をモチーフにして作った曲だそうで。ゴンザレスさんはあのとき映像を見てTVの前で号泣されたとか。そのときの感動を込めた曲だそうで。「歌えるかな?」ってゴンザレスさん。でも「大丈夫です。全く問題ありません」って。

 5曲目6曲目は「I’ll See You Once Again」「Awake: For You」。スティックのカウントからピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれ、ギターのメロウなフレーズと味わい深いベースラインも加わって、そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって。とってもメロディアスでほのぼのとした感じの曲調です。それが徐々に盛り上がってドラマティックに歌い上げて。その後エモーショナルなギターソロも。そしてミドルテンポのパワフルなリズムが入って、躍動するベースリフからパワフルなヴォーカルが入って歌い上げます。サビではフロント全員がコーラス参加でめっちゃ盛り上がります。続いてミドルテンポのギターリフが入って、シンセサウンドが響き渡り、ゴンザレスさんが手拍子を促して。そしてパワフルなドラムがはいって、ゴンザレスさんが「Are you ready?」「Come on!」って。するとギターがステージ中央でエモーショナルなギターソロを。ゴンザレスさんが寄り添って、そして井上さんの頭を掴んで。井上さん、ニターに足を乗せてギターソロはそこからアグレッシブに。終盤はダイナミックなリフからアップテンポでパワフルに盛り上がってドラマティックなエンディングへ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「We are Machine Messiah!」「We love you all!」「Thank you!」ってゴンザレスさん。「ありがとうございました」って穐山さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして手を振りながらステージを降りて大拍手のなか楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
 すると程なくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。「ありがとうございます」ってゴンザレスさん。「個人的にお聴き苦しい点もあったと思いますがあと1曲」「やっちゃっていいですか?」って。もちろんお客さんは大拍手!

 オーラス7曲目は「Sail Against the Wind」。スネアのアップテンポのリズムからドラムがパワフルに叩き、明るく華やかなシンセリフがはいって、ギターの伸びやかなフレーズがながれて。ゴンザレスさんはマイクスタンドを振り回してアクションをキメて。そしてドラムの叩きまくりとリフから変拍子パワフルリフ、続いてアグレッシブなギターソロが。その後だんたんとテンポダウンしてミドルテンポで力強いヴォーカルがはいって。伸びやかで雄大なイメージで、サビは壮大なスケールで描かれて、とってもダイナミックでドラマティックです。中盤ではピアノのリズミカルなリフからギターがステージ中央でエモーショナルなギターソロを。ゴンザレスさんが井上さんと向き合って。その後ミドルテンポのパワフルなリズムでギターがメロウなフレーズを奏でて。ゴンザレスさんは手を横にゆっくりと振ってお客さんにも促して。曲は徐々にゆっくりとなり、最後は劇的なエンディングが。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!」ってゴンザレスさん。ここで穐山さんが「メンバー紹介するの忘れた!」って。そして「ドラムス、ビル近藤!」「ベース、ヤサイ!」「ギター、マイケル竜夫!」「キーボード、穐山義英!」「ヴォーカル、ゴンザレス棚村睦!」って、おのおのに大拍手大声援です。「それでは皆さん気をつけてお帰りください」ってゴンザレスさん。「お前が気をつけろよ」ってどなたかがツッコミを、爆笑です。ちなみにこのあと某居酒屋で打ち上げだそうで20人くらい大丈夫とかで参加を募ってました。なんでもシルエレ店長様が予約されているとか。「なんて優しいんだ!惚れちまう!」って。もちろん自分はもう帰らないと電車がなくなってしまうのでここで店を出ることに。時計を見ると21時35分。ちょうど1時間ですが凄いライブでした。

 なによりものっけからその凄い迫力に圧倒されちゃいました。めっちゃパワフルで気迫の篭った演奏でしたね。鬼気迫るかのような渾身のシャウトにめっちゃ感動!もちろんしっとりとした場面でもメロウな歌、しみじみと伝わってきましたね。それにステージの制限があるもののアクションもキメてかっこよかったっす。そしてパワフルでテクニカルなドラミングも凄く印象的でしたね。いい音してて気がつけばドラムを聴いてました。ベースも力強く躍動感があってかっこよかったっす。スローな場面での味わい深いベースラインもほんといい音してました。ギターもいい音してましたね。アグレッシブなソロもメロウなフレーズも素敵でした。そして穐山さん、もう見た目からやってくれましたね。演奏前のセッティングのときとガラッと変わって白ながら派手なお姿で衣装だけでもエンターテナーぶりを発揮してくれて。もちろん演奏も繊細かつパワフルで素敵なサウンドを聴かせてくれ、MCでも楽しませてくれましたね。とっても楽しくてパワフルでドラマティックな楽曲をアツい演奏で聴かせて魅せてくれる凄いライブでした。出来ることならゴンザレスさんがマイクスタンドをおもいっきり振り回せるくらいのステージでのライブも観てみたいっす。いずれにせよまたライブ観に行きたいっす。

 そうそう、今回フライヤーと一緒に今日演奏された曲の歌詞カードをもらえたんですよね。これ英語わかんない自分にはめっちゃ嬉しいっす。

神鬼芸術

2010-11-05 07:14:21 | World Music
 コンディショングリーンのギタリスト<シンキさん>。その後<神鬼>の名前で活躍されています。神鬼さんは、1985年に京都へ行き、臨済宗大本山妙心寺龍泉庵で修行をされ、そして今回紹介させていただくソロアルバム「神鬼芸術」を自主制作されたそうです。このアルバムの評判は沖縄旅行をされた音楽ファンのあいだで徐々に広まって、2008年にメジャーレーベルから発売されたそうです。このアルバムでは神鬼さんがギターと太鼓を、川端美和子さんがピアノを演奏されています。
 アルバム1曲目は「戯れ」。洞窟に水滴が垂れるような音からはじまって、ガットギターの清清しいたおやかな音色がおだやかにながれて。リズミカルに明るく楽しく軽やかになったり、チャイナ風メロディになったり。そしてテクニカルに徐々に盛り上がっていって激しくパワフルに。中盤ではちょっと落ち着いたブルージーな感じで力強い音色を聴かせてくれ、徐々にしっとりとしたどこか懐かしいような曲調に。
 2曲めきれいなは「紫の雨」。瑞々しく綺麗なギターコーラスサウンドでゆったりと優雅にはじまります。どこかチャイナ風メロディのような感じがしますね。メインリフがずっと続くんですけど聴いていてちっとも飽きないんですね。終盤ではアップテンポになって明るく華やかにテクニカルに、そしてパワフルに。ラストは元のリフに戻ってゆったりと優雅にFin。
 3曲目は「てぃんさぐぬ花」。同タイトルの沖縄のわらべ歌をモチーフにされたそうです。ベース音が響き、その上を華やかな音色がゆったりと美しくながれて。沖縄の白い砂浜と青い海が目に浮かんできそうです。沖縄に行ったことないですけど。中盤ではテンポアップしてパワフルにリズミカルに盛り上がって。そして再びゆったりと心地よいサウンドがおだやかにながれます。
 4曲目は「津軽」。ミドルテンポのダークで力強いリフからはじまります。極寒のなか、黙々と力仕事をこなすような“男”を感じるような曲調ですね。中盤からはギターだけでさえ力強さを感じていたのに、さらにパワフルな太鼓が加わってド迫力で展開していきます。終盤にはテクニカルなギターソロも。
 5曲目は「哀しみのターキー」。ゆったりとブルージーかつムーディにはじまります。ピアノのコード演奏をバックにギターが自由に弾きまくって。夕暮れの海辺でカップルが寄り添っているような光景が目に浮かんできそうです。とっても素敵な曲ですね。
 6曲目は「祈り」。パワフルで幻想的で中近東風の妖しいサウンドが響き渡って。太鼓も加わってアップテンポで力強く激しくスリリングに展開していきます。トランス状態に陥りそうな激しく踊る民族宗教儀式のハイライト的な雰囲気も感じます。もの凄い迫力ですね。終盤一旦フェードアウトするも再びフェードインして盛り上がって、ラストじゃ「ヘイ!」て掛け声でFin。
 本来のアルバムはこの6曲だったそうですが、2008年発表のこのアルバムにはボーナストラックとしてあと2曲収録されています。
 7曲目は「ブライトチルダイ」。ここではエレキギターサウンドがタップリと楽しめます。ブルーズベースのアップテンポのリフをバックにエモーショナルなギターソロがたっぷりと。でも2分しかないんですけど。 8曲目は「混迷の泉」。これもエレキギターの曲でアップテンポのパワフルなギターリフからはじまって、哀愁漂うギターのメロディアスなソロがたっぷりと。中盤からは激しくエネルギッシュなリフからアグレッシブに弾きまくって。めっちゃかっくいいっす。

 当初このアルバムを買う前にあちこちのサイトで評判を調べたんですけど、ギター1本での演奏って書いてあったので、自分の好みとはちがうかもしれないと思って購入を躊躇してたんですね。でもコンディショングリーンのアルバムをあらためて聴いて、やっぱりシンキさんのギターを聴きたいと思って購入したわけですが・・・
 たしかに太鼓やピアノがアクセント的にちょこっと入るものの、アルバム本編の6曲はガットギターのみなんですね。しかも8分くらいの長い曲が何曲もあるのに、プログレのような複雑な構成などほとんどないのにアルバム通して聴いても全く飽きないんですね。それどころかじっくりと聴き入ってしまいました。まさしく神鬼さんの“芸術”ですね。素晴らしいアルバムです。ボーナストラックのエレキギター2曲はロックしてて、これまたファンにはたまらないっす。いやぁ~、もっと早くこのアルバムを手に入れるべきでした。

 そうそう、このCD面には沖縄の宮古島と石垣島が描かれており、さらに“ARARAGAMA”という文字が。アルバムのライナーノーツによると、2つの島は島に眠る先祖の魂に感謝をささげておられるそうです。そしてアララガマとは宮古の方言で「何くそ!」って、困難があってもへこたれないで頑張れる生命力を表わしているそうです。

10.10.30 ALHAMBRA

2010-11-02 06:25:09 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.10.30 渋谷Guilty
<MELODIOUS ILLUSION Vol.4>
 以前に初期Marge Litchのアルバムを聴いたとき、その素敵な楽曲や演奏もさることながらヴォーカルの<世良純子さん>の声量のあるパワフルなハイトーンの素晴らしい声に衝撃を受けたんですよね。で、現在ALHAMBRAで活躍中とのことでいつか生でその凄いヴォーカルを聴いてみたいとずっと思ってました。ところがこれまでチケットを買ったにも関わらず当日になって都合が悪くなって観に行けなかったことが2回あったんです。なので今度こそは!と。
 ところが当日台風で大荒れ。家や帰りの電車も心配だったのでちょっと迷ったんですけど、でもやはりこの機会を逃がしてはいけないと、仕事を終えて渋谷へGo!交通機関は問題なく開演時間ちょい前に会場に到着。お客さん結構入ってましたね。てっきり若いメタルファンが多くて自分のようなおやぢは場違いなのではとためらいもあったんですけど、入ってみれば同世代のおやぢファンも結構いてひと安心。

 <GALNERYUS>などでも大活躍されているキーボード奏者の<Yuhkiさん>のリーダーバンド<ALHAMBRA>。2004年に1stアルバム「A Far Cry To You」を発表し、2008年には2ndアルバム「FADISTA」を、そして2010年4月に3rdアルバム「SOLITUDE」を発表しています。メンバーはYuhkiさん・純子さんの他、ドラマーの<長倉哲郎さん>、ギタリストの<カジハラ・トシヒロさん>、そしてベーシスト<Hibikiさん>です。

 今回も対バンで、前バンドはあのキスクさんの頃のKeeperハロウィンのようなめっちゃ明るいメロパワメタルを聴かせてくれるバンドで、ファルセットのクリアなハイトーンがすごくよかったっすね。ツインギターのハモりもかっこよかった。それにリーダーのMCめっちゃ面白かったっす。

 20時15分過ぎにフロアーが暗くなってステージがブルーライトに包まれ、”オペラ座の怪人”のダイナミックなメタルバージョンがSEでながれて。そしてメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。純子さんは黒のゴージャスなドレスすがたで。その後SEをそのままバンドが引き継いでダイナミックに♪ジャーン!でFin。
 そして1曲目「光の海」がはじまります。いきなりパワフルなヴォーカルからアップテンポのツーバスドコドコの疾走リズムでギターのメロウなリフが。初めて生で聴く純子さんのヴォーカル、迫力ありますねぇ。しかも凄い声量でバックの激しい演奏と堂々と渡り合ってますね。間奏ではギターソロ・キーボードソロ、そしてハモりやユニゾンもキメてかっくいいっす。
 続いて2曲目「EARNEST」へ。パワフルなドラムからアップテンポではじまって、キーボードのメロウなリフがながれてパワフルなヴォーカルのヴァースへ。この曲もメロディアスに疾走していきます。間奏ではミドルテンポでテクニカルなギターソロ、そしてアップテンポでキーボードソロが。しかもユニゾンもキメたり、アツいソロの掛け合いも。終盤ではミドルテンポでゆったりとなり、ギターのエモーショナルなソロが。ラストはダイナミックなリフで弾きまくり叩きまくりでFin。

 「ありがとうございます!ALHAMBRAです!」って純子さんが元気に挨拶を。そして「どう?どう?台風、どうでしたか?」って。台風接近ということもあってメンバーの皆さんは今日はお客さんが来ないんじゃないかって心配されてたそうで、最悪の場合はお客さんのいない会場でリハーサルになることも考えていたとか。でも「こんなにたくさん来ていただいてありがとうございます!」って、大拍手です。「台風の日のライブって貴重な体験だよね」ってYuhkiさん。「なにか素敵なことがあるかもしれない」って、ときめき乙女の純子さん、めっちゃ可愛い♪「終わる頃にはきっと雨もあがってカラッとしてるかも」「最後までお付き合いください」って大拍手!

 3曲目は「春雷」。パワフルなピアノリフからミドルテンポではじまって、そしてアップテンポになってギターのメロウなリフが。ヴァースやサビはビブラートをかけた伸びやかで力強いヴォーカルがメロウに聴かせてくれて。間奏ではギターとキーボードがユニゾンをキメて、アップテンポでアグレッシブなギターソロが。そして再びテクニカルなユニゾンをキメてパワフルなヴォーカルのヴァースへ。ドラム、エネルギッシュに叩きまくってます。
 続いて4曲目は「人形の家」。ミドルテンポでメロウなギターリフがゆったりとながれ、そこにキーボードも加わって、そしてちょっと落ち着いた感じのヴォーカルがはいってメロディアスな曲です。中盤ではギターとキーボードのユニゾンからアップテンポのノリノリのシャッフルリズムになってギターとキーボードのエモーショナルなソロが。終盤ではパワフルなヴォーカルがハイトーンもきれいにキメて歌い上げて。

 「こんばんは!」「こんなに集まってくれて嬉しい!・・・オレだったら家でねてようかな」「ほんとにどうもありがとう!」ってYuhkiさん。「今日は目一杯やります!」って、大拍手!ここでちょこっと曲の説明を。次の曲は新曲で「水晶の雨」の続編だそうです。
 5曲目は「水晶の雨Part2」。キーボードの綺麗なリフから叩きまくりのドラムとヘヴィなギターリフがミドルテンポで。そしてパイプオルガンの重厚なサウンドが響き、ヴォーカルが伸びやかで美しいスキャットを。その後ミドルテンポのパワフルなリズムで綺麗なピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。それが徐々に力強くなってドラマティックに歌い上げて。中盤ではアップテンポのパワフルでノリノリモードでテクニカルなギターソロやアグレッシブなキーボードソロが。ドラムも叩きまくってます。終盤ではヴォーカルがファルセットで美しいヴォイスを聴かせてくれ、ラストはアップテンポでパワフルに歌い上げて

 続いて6曲目は「Labyrinth」。シンバルのカウントからアップテンポでキーボードリフとともにパワフルに疾走していきます。そして躍動感たっぷりのギターリフからミドルテンポでヴォーカルがメロウに歌い上げて、ロングトーンもキメて。めっちゃかっくいい曲ですね。中盤では変拍子のスリリングなリフからギターのエモーショナルなソロが。そして叩きまくりのドラムとギターとキーボードのテクニカルなユニゾンも。その後ミドルテンポになって再びヴァースへ。ラストはドラマティックに歌い上げてロングトーンもキメてFin。

 「ありがとうございます!ニャ~!」って純子さん。ここでYuhkiさんが前2曲の説明を。て。で、ここでメンバー紹介です。まずは「ベース、Hibiki!」って大拍手!今日は金髪アゲアゲ系のヘアスタイルで、お客さんから「カワイイ♪」って声も。ちなみに専属のスタイリストさんがいらっしゃるとか。次は「ギター、カジワラ・トシヒロ!」って大拍手!「台風、どうでしたか?」ってYuhkiさんにいきなり尋ねられて「網戸が壊れました」って。次は「オンドラムス、長倉哲郎!」って大拍手!最近長倉さんはYuhkiさんと同じマンションに引っ越されたそうで。お部屋は「女子が行ったら“ときめく”」そうです。小奇麗に片付いてるそうで。そして「オンヴォーカル、世良純子!」って大拍手!最後は「Yuhkiです」って大拍手!最近重力に負けないようにリフトアップ中だそうです。

 7曲目は「Solitude」。英語バージョンです。シンバルのカウントからダイナミックなリフが響き、そしてミドルテンポのちょっとけだるい感じのヴァースへ。その後パワフルに歌い上げ、ピアノの綺麗なリフをバックにブルージーなヴォーカルが。中盤ではギターのエモーショナルなソロ、そしてサビのあと、キーボードのメロウなソロが。終盤ではヴォーカルがしっとりと艶やかに歌い上げ、そして元のダイナミックなリフからアップテンポになってノリノリでハイトーンをキメて。その後ミドルテンポになってベースソロも。ラストは静かになってピアノをバックにゆったりとしっとりとしたヴォーカルがながれて。

 Hibikiさんがステージ中央に。そしてスポットライトを浴びてヘヴィサウンドのベースソロ。リフを弾いてお客さんを煽って。そして早弾きやチョッパーも。かっくいいっす。その後バンドが入ってアップテンポのパワフルなインストナンバーがはじまります。8曲目は「God Keeper」。オルガンとギターのユニゾンリフからキーボードのアグレッシブなソロ、そして再びテクニカルなユニゾンが。ドラムもめっちゃ叩きまくりで、そのまま弾きまくりのギターソロへ。その後、ギターとキーボードの白熱した掛け合いソロバトルが展開されます。続いてはテクニカルなベースソロとパワフルなドラムソロが。中盤ではアップテンポのリフから再びキーボードソロ・ギターソロ・ユニゾンと続いたあと、ミドルテンポになってメロウなギターリフがゆったりとながれ、一旦ドラムが止まって、ピアノの綺麗なリフレインがながれ、ギターが伸びやかなフレーズを奏でて。終盤では一旦様々な音が飛び交うカオス状態になるも、ヘヴィなベースリフからアップテンポのパワフルなリズムがはいってキーボードとギターのテクニカルなユニゾンリフが。ラストはヴォーカルがファルセットでスキャットを。そしてハイトーンでキメてFin。

 「ありがとうございます」って純子さん。ALHAMBRAは来週大阪でライブがあるそうです。ここで次の曲の説明をYuhkiさんが。次の曲は新曲で「ワルキューレ」の続編でなんと25分もあるとか。しかし今回はその曲を4分割して4番目の曲を披露してくれるそうで。
 9曲目は「ジークフリード」から「All For The Leason」っておっしゃったかな?ですが・・・しばし沈黙で音が出ず。「恒例の、オーケストラさんがストライキ中です」って。Yuhkiさんが裏に廻って機材の調整を。その間、純子さんがMCでつないで。いつもこの会場に来るのに道に迷うことがあったそうで、今回初めて渋谷マークシティの中を歩いてきたそうで。「あんなとこに出るとは思わなかった」って。
 程なくYuhkiさんが戻ってきて「オーケストラはストライキ終わりましたか?」って純子さん。そして今度はちゃんとパワフルなアップテンポのシークエンスのSEがながれ、バンドが入ってダイナミックなリフを。Hibikiさんが「Hey!Hey!」って手を上げてお客さんを煽ります。パワフルな叩きまくりドラムからミドルテンポでピアノの力強いリフがながれ、その後パワフルでスリリングな変拍子リフからアップテンポになって伸びやかで力強いヴォーカルのヴァースへ。とってもメロディアスで、サビではハイトーンで歌い上げて。中盤ではミドルテンポのキーボードリフからそのままエモーショナルなソロ、続いてピアノリフをバックにギターソロも。その後アップテンポの躍動感のあるリズムになってキーボードのテクニカルなソロが。そしてパワフルなボレロリズムになってヴォーカルがファルセットで歌い上げて。終盤ではミドルテンポになってギターのメロウなフレーズがながれ、その後ドラムが止まってヴォーカルがしっとりと歌って。ラストは再びアップテンポのパワフルなドコドコ疾走モードで力強いヴォーカルがはいって盛り上がってドラマティックにFin。

 「ありがとうございます」って純子さん。大拍手大歓声のなか、メンバーの皆さんはステージを降りて楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。すると程なく純子さんがステージに戻ってきて「ありがとうございます!」って、大拍手!「もうちょっと居れば雨も止んでラクチンに帰れるかも」「もうちょっとお付き合いください」って。そして楽屋に向かって「おじさんたち!&ひとりだけ若いひとも、帰ってきてください」ってメンバーの皆さんを呼んで。すると皆さんステージに戻ってきて大拍手で迎えられます。「今日のお客さんは一生の思い出だね、台風のお客さん」「ひとりでも聴いてくれるひとが居る限り、僕達は頑張って続けなきゃいけないんですよ」ってYuhkiさん、大拍手です。

 「これまでライブでやらなかったことがない曲を」ってはじまった10曲目は「Orion」。パイプオルガンサウンドをバックに純子さんが美しく力強く歌い上げて。そしてダイナミックなリフからミドルテンポのパワフルな変拍子リフ、そしてキーボードのメロウなリフから力強いヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。中盤ではミドルテンポの変拍子リフからギターソロ、そしてキーボードとのテクニカルなユニゾンも。続いてベースのパワフルなソロから叩きまくりのドラムソロ、そしてキーボードのエモーショナルなソロへ。その後、アップテンポのドコドコパワフルリズムでヴォーカルが歌い上げ、そして一旦ドラムが止まってゆったりと歌い、そして手を振ってドラマティックに。終盤ではギターとキーボードのスリリングなユニゾンからテクニカルなギターソロへ。そしてアップテンポのギターリフからパワフルなヴォーカルがはいってドラマティックに歌いあげて。その後テクニカルな変拍子リフからアグレッシブなキーボードソロ、テクニカルなベースソロ、そしてギターソロと続いてユニゾンリフが。ここで一旦演奏が止まってバスドラのリズムのみで「Hey!Hey!」って拳を上げてお客さんを煽って。そしてYuhkiさんが「みんな!声を出すんだ!」「嵐を吹き飛ばそうぜ!」「みんなの声を聴きかせてくれ!」「日ごろのウップンを晴らそうよ!」「俺たちアブラが受け止めます」「アブラに火を注げ!」って、ギターリフの後に「Hey!Hey!」って大合唱!さらに「まだまだイケるでしょ!」「まだまだそんなもんじゃないでしょ!」「いくゾ!」って純子さんが煽って。ラストは再び曲に戻ってパワフルなアップテンポでオルガンリフをバックに力強いヴォーカルがはいってドラマティックに盛り上がって。

 曲が終わると「ありがとうございます」って純子さん。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなかステージを降りて楽屋へ。お客さんはもちろんアンコールを求める手拍子を。ただHibikiさんだけはステージに残り、スタッフの方のベースアンプの調整を。なにかトラブったのかな?そしてHibikiさんも楽屋へ。すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます!」って、純子さんはドレスの上にアルハンブラTシャツを着こんで登場!そしてYuhkiさんはショルダーキーボードを抱えて登場!ここでちょと物販の宣伝ですが「売るものがなくなってきたので早くニューアルバムを作りたい」って大拍手!そして「今日は足元の悪いなか、こんなに来てくれてボクら感激です。ありがとうございます!」ってYuhkiさん。

 「これもライブでやらなかったことがない曲」ってはじまったオーラス11曲目は「Missing You」。アップテンポのテクニカルなユニゾンリフからはじまって、ハイトーンのパワフルなヴォーカルがはいって、サビでは歌い上げて。Yuhkiさんはギターの方へ行って並んで弾きまくって。中盤ではスリリングな変拍子リフからベースのテクニカルなソロ、そしてギターとキーボードのテクニカルなユニゾンも。そしてここでYuhkiさん「みんなの歌を聴かせてくれ!」って♪ラ~ラ~ラ~ラってメロディを大合唱!その後曲に戻ってアグレッシブなギターソロ&キーボードソロ、さらにアツい掛け合いバトルやユニゾンも。ラストは劇的に♪ジャーン!でFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「こんな時間まで引っ張ってしまって」「ほんっとにアブラは幸せものです」「これからも宜しくお願いします」って純子さん。メンバーの皆さんはステージ前に並んでお辞儀をして。そして拍手歓声のなかステージを降りて楽屋へ。ここでフロアーが明るくなってライブ終了。時計を見ると22時10分過ぎと、終わってみれば2時間弱のワンマン並みのライブでした。

 凄腕超テク揃いのもう見所満載で2時間があっという間でしたね。純子さんのめっちゃパワフルな声に終始圧倒されちゃいました。中高音域主体で凄い声量でバックの激しい演奏にまったくひけをとらず、ハイトーンもド迫力で。それにお茶目で可愛くて見とれてしまいました。長身のギターもめっちゃテクニカルだし、ベースもかっこよかったし、ドラムもパワフルでエネルギッシュで叩きまくっていて迫力ありました。そしてリーダーのKeyのYOUKIさん、繊細かつアグレッシブなキーボード、凄かった!MCも面白かったし。最初登場したとき失礼ながら女性かと思ったくらいの容姿も素敵でしたね。ほんと最高に楽しめたライブでした。またいつか機会があればライブ観に行きたいっす。