ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Lu7 efflorescence

2011-02-28 21:43:41 | フュージョン
 キーボード奏者の<梅垣ルナさん>、そしてEUROXやEGQ等のギタリストとして、また作曲家としても活躍されている<栗原務さん>のユニット<Lu7/エルユーセブン>。1998年にEGQのアルバムにルナさんが参加されたことがきっかけとなって、このお2人のユニット<Lu7>がスタートしたそうです。
<Lu7>のことは以前から知ってたんですけど、これまでノーマークだったんですよね。ところが2010年8月に発表された3rdアルバム「Bonito」が他サイトなどのレビューで評判が良かったもので早速購入して聴いてみたら、それはもう素晴らしいアルバムでめっちゃお気に入りになりました。もちろん先日紹介させていただきましたが、ならば1stも2ndも早速聴かねばと、即注文して届くのを楽しみにしてました。
 まずは2002年12月に発表された1stアルバム「efforescence」を。もっともこのアルバムは当初はmp3.comのみで発表されたそうで、あまり流通されなかったとか。なのでこのCDは2006年にフランスのMUSEAレーベルよりボーナストラック1曲が追加収録されて発表されたものです。このアルバムにはベースに<永井敏巳さん>と<バカボン鈴木さん>が参加されています。ドラマーは参加しておらず、リズムは打ち込みのようです。
 グリーン基調の瑞々しく清清しい爽やかな感じのジャケットですね。そしてそれだけでなく突き抜けるような鋭さも感じます。Lu7の音楽性を表わしているような。
 アルバム1曲目は「12th Tree」。キーボードのアップテンポのリズミカルなリフからはじまって、ギターのまろやかなサウンドのなだらかなフレーズがながれて。続いてキーボードのクリスタルなサウンドの幻想的なフレーズが。透き通るような奥深さや鋭さを感じますね。中盤ではギターのなだらかなフレーズから、ピアノの綺麗なソロが。徐々に力強くなっていき、そしてギターのエモーショナルかつ疾走感のあるテクニカルなソロが。終盤ではギターとキーボードが掛け合いやユニゾンも。
 2曲目は「Blue Planet」。ミドルテンポのほのぼのとした感もある瑞々しいリフからはじまり、ギターの伸びやかな音色がゆったりとながれて。続いてシンセの浮遊感のあるサウンドが幻想的にながれて。その後シンセのパーカッシブなリフからゆったりとほのぼのするようなフレーズ、続いてギターのしっとりとした瑞々しい感じのソロが。最初は伸びやかですが終盤では流麗なテクニカルソロに。
 3曲目は「Crimson Carpet」。アップテンポの躍動感のあるパワフルなリズムではじまって、透明感のある綺麗なピアノリフが力強くながれ、そしてギターがアラビアン風の妖しいフレーズを奏でて。中盤ではピアノの爽やかでリズミカルなソロ、続いてギターの滑らかでテクニカルなソロが。終盤では再びギターがアラビアンメロディを奏で、キーボードも加わってユニゾンっぽく。そしてピアノのパワフルなリフが。
 4曲目は「Nusa Dua」。ミドルテンポのパーカッションリズムから静かにはじまって、キーボードのしっとりとした幻想的なフレーズがながれて。落ち着いた感じの曲調ですね。ピアノのしっとりとしたソロのあと、力強いリフからギターのゆったりとしたエモーショナルなソロが。続いてアコギの哀愁ただよう音色のソロ、そしてシンセのゆったりとした幻想的なソロも。ラストにはしっとりとした美しいピアノソロが。
 5曲目は「Kesaran Patharan」。学校のチャイム、ハト時計の時報,TEL着信音などのあと、シンバルロールからミドルテンポの跳ねるようなリズムがはいって、キーボードのほのぼのした感じのフレーズがながれて。ちょっと落ち着いた感じの曲調かな。その後、ギターのソフトサウンドのエモーショナルが。中盤ではアップテンポのリズミカルでコミカルっぽいリズムがはいって、キーボードのリズミカルでテクニカルなリフからギターの流麗なテクニカルソロが。その後トライアングル風のリズムをバックにキーボードのリフからシンセのテクニカルなソロが。終盤ではアップテンポの楽しいリズムからゆったりとほのぼのした感じになり、ミドルテンポでリズミカルなリフをユニゾンで。
 6曲目は「Sonatine Ⅰ(Modere)」。ミドルテンポでシンセのほんわかした感じのフレーズがながれ、そしてギターの伸びやかで哀愁ただようフレーズが。その後キーボードのゆったりとほのぼのしたフレーズから、ピアノのエモーショナルで綺麗なソロへ。続いてギターのゆったりとした哀愁を感じるソロが。とってもロマンティックですね。
 7曲目は「Sonatine Ⅱ(Mouvement de Menuet)」。ギターのゆったりとしたリフから落ち着いた感じではじまって、キーボードとユニゾンでしっとりとしたリフを奏でて。その後、マンドリンのような音色のリフも。そしてギターの伸びやかなフレーズと女性のスキャットがながれて。中盤ではアコギのゆったりとしたリフとギターの伸びやかなフレーズがゆったりと。ほのぼのした感じの心休まる曲ですね。ラストはゆったりとドラマティックに。
 8曲目は「Sonatine Ⅲ(Anime)」。アップテンポのシンセリズムからギターの力強くもメロウなリフながれ、そしてそのリフがユニゾンでダイナミックに。その後ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではギターのパワフルなリフからダイナミックに盛り上がって。
 9曲目は「Flying Seed (Landscape37)」。ゆったりとしたギターの幻想的なフレーズからはじまって、アップテンポのテクノリズムにのってピアノの楽しいリズミカルなリフが。そしてギターの爽やかでリズミカルなリフ、アコギのゆったりしたフレーズがながれて。その後、ピアノのリズミカルなリフからギターソロへ。最初は伸びやかで徐々にテクニカルに。続いてピアノのテクニカルでパワフルなソロが。中盤では流麗なギターソロ、テクニカルなシンセソロと続き、掛け合いも。そしてピアノリフをバックにギターの爽やかでテクニカルなソロが。終盤ではアコギのゆったりとしたフレーズのあと、シンセの伸びやかなソロ、アコギのゆったりとしたメロウなソロ、そしてギターのテクニカルなソロと続いて、その後徐々にゆったりと。
 10曲目は「Soft Nothings」。ギターのゆったりとしたアルペジオリフからはじまって、ダイナミックなオーケストラサウンドの雄大なフレーズが響き渡って。そしてギターの伸びやかなフレーズがゆったりとながれ、再びオーケストラ風のシンフォニックサウンドがはいって、ティンパニロールサウンドが曲を盛り上げます。その後オーケストラサウンドをバックにギターのテクニカルなソロが。中盤では一旦リズムが止まって綺麗なハープサウンドがながれ、オーボエサウンドがゆったりと響き、そして壮大なオーケストラサウンドが鳴り響いて盛り上がります。その後ギターのエモーショナルでテクニカルなソロ、そしてピアノリフからシンセのゆったりとしたエモーショナルなソロが。終盤では再びオーケストラサウンドで盛り上がったあと、ギターのアルペジオリフがゆったりと美しくながれ、オーケストラサウンドがはいるも、徐々に静かになってハープの音色がゆったりと響いてFin。とってもドラマティックな曲ですね。
 そしてボーナストラックの11曲目は「UTo6」。アップテンポのリズミカルなピアノリフからはじまって、女性のスキャットが美しくながれ、そしてギターの伸びやかなフレーズが。それが繰り返されたあと、ピアノのリズミカルで綺麗なソロ、ギターの伸びやかでゆったりとしたソロと続き、さらにピアノの透明感のある綺麗なソロが。その後ギターの伸びやかなフレーズがながれ、キーボードがハーモニーで奏でて。終盤にはギターのテクニカルなソロが。
 とってもピュアでクリアーなサウンドによる、美しく綺麗でしかも清清しく瑞々しく、さらには穏やかでほのぼのと聴かせてくれる素敵なアルバムですね。透明感のある美しい音色のピアノと幻想的なシンセサウンド。まろやかな音色で流麗にテクニカルに、そしてエモーショナルに聴かせてくれるギター。いいですねぇ。全体的には心地よいフュージョンサウンドですけど、10曲目のシンフォニックサウンドにはちょっとビックリしました。全11曲、ほんと聴き応えありますね。

11.2.19 KBB

2011-02-25 23:28:15 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.2.19 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Live 2011>
凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>率いるヴァイオリンフロントのプログレバンド<KBB>。ドラマティックかつ複雑な楽曲にハイレベルな演奏による凄テクのインプロバトルの応酬、さらにめっちゃ面白いMCと見ごたえ聴き応えたっぷりの素晴らしいプログレバンド。メンバーは壷井さんの他、クレージーケンバンド等でも活躍されている凄腕キーボーディスト<高橋利光さん>、interpose+やtaika等でも活躍され、さらにはエンジニアやコンポーザーとしても活躍されている凄腕ベーシスト<Daniさん>、そして80年代のGreenやNegasphia等でも活躍されたベテラン凄腕プログレドラマー<菅野詩朗さん>の4名です。
 前回のライブは遠方のファンに配慮しての夕刻スタートでしたが、今回はいつも通りの19時スタートです。家が遠い自分は21時半には会場を出ないとマズいので、アンコール前に退席することになるのです。なのでちょっと迷ったんですけど、本編だけでもめっちゃ楽しいライブですから、やっぱり観に行くことに。

 さて当日。仕事帰りにシルエレへ。着いたのは開演ちょっと前で、客席はもう満員。まあ今回は立ってステージ全体を見渡そうと。客席は男女比率は半々くらいかな。ステージは向かって左にベース、中央後方にドラムセット、右にキーボード3台+ノートPCセット、そして中央フロントにヴァイオリンです。

 19時を少し過ぎた頃、客席が暗くなって、ステージは漂うスモークとカラフルな照明で幻想的な感じに。そしてメンバー登場!拍手で迎えられ、メンバーの皆さんはお辞儀をして準備を。そしてはじまった1曲目は「Discontinuous Spiral」。ヴァイオリンのパワフルでリズミカルなリフ、そして明るくさわやかなフレーズが伸びやかにながれ、キーボードもクリスタルなサウンドで綺麗なフレーズを奏でて。ダンサブルな感じ、いいですねぇ。そしてキーボードとヴァイオリンのユニゾンリフからエモーショナルなモーグソロ。そしてユニゾンリフからヴァイオリンソロ。その後一旦リズムが止まって美しいピアノリフをバックにしっとりとしたベースソロが。そしてピアノとユニゾンで綺麗なメロディを奏で、徐々にリズミカルになって。ドラムはマレットで立ってシンバルロールしたり、フロアタムロールしたり。その後ヴァイオリンとベースのユニゾンからパワフルに盛り上がってドラムと共にダイナミックに。ラストは美しく明るく爽やかな感じになり、変拍子のリズミカルなリフでFin。

 「どうもこんばんは、KBBです」って壷井さん。ここでメンバー紹介です。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」そして高橋さんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って、おのおのに大きな拍手が。「次で最後の曲です」って壷井さん、爆笑!「1時間50分の曲?プログレだね」って高橋さん、爆笑!「年齢とともに年々曲が短くなっていく」「そのぶん曲数が増えてお得な感じ」「お客さんも我々とともに歳をとっていく」って壷井さん、爆笑!ここでプログレ曲は長いって話から高橋さん「途中のベースがはいるとこから聴きたいってときはそこまで早送りしなきゃいけないから面倒」って。すると壷井さん「そういう人にはプログレは向いてない」「そこから聴きたいと思ってもそれまでガマンして聴くのがプログレ」って爆笑!さらに「そう思うひとは違うお店にいってもらったほうがいい」「シルエレ出入禁止」って大爆笑!

 2曲目は「Rice Planting Song」。まずはおのおのフリーに音だしのアヴァンギャルドな感じからスタート。するとキーボードがある曲のリズムを弾いてメンバー同士でニヤッと。そのときはそれが何なのかわからなかったっす。すると壷井さんがBurnのリフをちょこっと弾いて。そしてキーボードがアップテンポのリズミカルなリフを、ヴァイオリンがテクニカルなリフを弾いてとっても楽しい感じになり、そのままヴァイオリンソロへ。中盤では一旦止まって一瞬の沈黙のあとパワフルなバンドリフから叩きまくりのエネルギッシュなドラムソロが。途中でスティックが裂けたのか折れたのか破片が飛んでましたね。でも何事もなかったかのように激しく叩きまくって、ラストはダイナミックにFin。

 曲が終わると「ドラムス、菅野詩朗!」って壷井さん、大拍手大歓声です。「ご老体にムチ打って」って爆笑!菅野さんが何度もソロ終わりの合図を出していたにも関わらず壷井さんはまだまだって煽っていたようで。すると壷井さん菅野さんの「Tシャツの柄がいいね」って。菅野さんは黒地にユニオンジャックが描かれたTシャツすがたです。「だからオレ、QUEENを弾いたんだ」って。序盤のリズムは“We will rock you”だったんですねぇ。壷井さんも「何やってるのかわからなかった」って。ここで“Rice Planting Song”は“田植えの歌”って話から「高橋さんが鍵盤を弾いているのをみて、コンバインが苗を植えてるみたいな・・・」って壷井さん。すると高橋さんが「コンバインは稲刈り・収穫の機械じゃないの?」って。菅野さんはアタッチメントを替えるのでは?みたいな話も。これは高橋さんが正解ですね。「ツイッターでつぶやいてみれば?」って。ちなみにメンバーで高橋さんだけがツイッターやってないそうです。「今度からリハの予定とかツイッターで」って壷井さん、爆笑!

 アコースティックヴァイオリンに持ち替えた壷井さん「しっとりした曲を」ってはじまった3曲目は「Age of pain」。ピアノの美しい調べがゆったりとながれ、ヴァイオリンの哀愁ただよう音色がしっとりと響いて。そしてミドルテンポのリズムがはいって徐々に盛り上がっていきます。場内はミラーボールが回って幻想的な雰囲気に。中盤ではエモーショナルなベースソロ、しっとりとしたピアノソロが。終盤ではヴァイオリンのメロウなフレーズからドラマティックに盛り上がって、ドラムも叩きまくって。ラストはしっとりとFin。

 「そろそろ次のアルバムを出しても世間は許してくれますかね?」って壷井さん。「プログレって、どのくらいCD出していいのかな?」って。遠慮なくいっぱい出してほしいのですが。ここで“プログレバンドはメンバーチェンジや解散や再結成が多い”って話で、「再結成して歴代のキーボードが並んで」って高橋さん。「YESかよ」って壷井さん、爆笑!「将来“ヴァイオリン時代はよかったね”って、この位置にクラリネット吹くひとがいるかもしれない」って。「大山さんがギター弾いてるかもしれない。それじゃAsturiasじゃん!」って壷井さん、爆笑!壷井さんはプログレバンド等のファミリーツリーに憧れているそうです。「その中心にいたい」って、King CrimsonやSoft Machineなどのお話も。

 4曲目は壷井さんが他のユニットで演奏されている曲のKBBバージョン「予知夢」。ベースのミステリアスなラインがしっとりとながれ、ヴァイオリンがフィンガーピッキングでリフを。そしてピアノリフからシンバルのアップテンポのリズムがはいって、その後ピアノのアヴァンギャルドなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上がったあと、一旦静かになるも再び激しく盛り上がってダイナミックに。そしてステージがレッドライトに包まれるなか、ヴァイオリンの妖しく不気味なフレーズがながれて。中盤では静かになって一瞬沈黙。そしてピアノのミステリアスなリフがゆったりとながれ、マレットでのシンバルロールからヴァイオリンのパワフルでヒステリックなソロが。サスペンスドラマやホラー映画などの怖いのを見ているような感じで、不安感を煽られます。終盤ではヴァイオリンのアグレッシブなソロで盛り上がったあと、静かになってヴァイオリンとベースがしっとりとしたフレーズを奏で、そして力強くダイナミックながら暗く重い感じに。

 「一気に会場の雰囲気を暗くしてしまいました」って壷井さん、爆笑!そして「予知夢って見たことあります?」って高橋さんに尋ねて。壷井さんは「毎日見ます」って。すると「それじゃつまんないじゃん」って高橋さん。高橋さんはないそうですが「夢じゃないことも最近覚えてないからヤバい」って爆笑!「歳とともにそれはしょうがない」って話から「年金が欲しいくらい」「なんかないすか、プログレ年金とか」って。さらに「シルエレから支給されるとか」「シルエレに50回出演するともらえるとか」って爆笑!

 「1曲目最後の曲、あちがう1部最後です」ってはじまった5曲目は「Kernel」。ヴァイオリンのフィンガリングリフからアバンギャルドな感じではじまって、そしてアップテンポのヴァイオリンとキーボードの掛け合いの激しいリフに。そしてパワフルなドラムがはいってアップテンポのリズミカルな感じに。まずはテクニカルなキーボードソロ、そしてパワフルなベースラインをバックにヴァイオリンの弾きまくりのエネルギッシュなソロが。中盤ではヴァイオリンとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからキーボードソロが。そして再びパワフルなアップテンポになってテーマリフに戻り、その後テクニカルなキーボードソロから、ヴァイオリンとのテクニカルなユニゾンが。終盤では変拍子リフがながれ、パワフルなドラムをバックにヘヴィサウンドのテクニカルなベースソロが。ドラムも叩きまくり、ベースとの掛け合いに。壷井さんと高橋さんは休んでます。そしてユニゾンかたアップテンポの明るく楽しい曲調になってダイナミックに盛り上がってFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございます。しばらく休憩いたします」って壷井さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして楽屋へ。時計を見ると20時8分。1時間強の第1部でした。

 20時26分ころ、客席が暗くなって、メンバーがステージに戻って拍手で迎えられます。そしてはじまった2部最初となる6曲目は「Larks in the air」。ヴァイオリンのゆったりと爽やかなリフから始まって、ミドルテンポでほのぼのとしたメロディがながれて。ヴァイオリンの綺麗で伸びやかなフレーズがたおやかに奏でられ、キーボードとのハーモニーも聴かせてくれて。その後ピアノのしっとりとした感じのソロ、そしてヴァイオリンがたおやかに美しいメロディを奏でて、ユニゾンも。中盤ではパワフルなドラムをバックにベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。そしてパワフルでダイナミックなリフのあと、ヴァイオリンのヘヴィサウンドのソロで盛り上がって。ラストは跳ねるようなアップテンポの楽しいリズムになってFin。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「CDいつから作りますかね?今年中?」って高橋さんに尋ねる壷井さん。「頑張って録りますか」って高橋さん。「(出来が)良ければ年内に発表」って壷井さん。「悪かったら発表しません」って。「録音したんだけどダメでした、ってことあるのかな?」って。そしていまのCDが売れない状況に「どうしたらいいかな?」って。「なにか付帯が必要」って。「じゃ握手会とか・・・」って高橋さん、爆笑!「そういうだれも喜ばないことじゃなくて」って壷井さん。「AKBみたいな。名前似てるじゃないですか」ってDaniさん、大爆笑!「KBB48、あと44人必要」って爆笑!

 次の曲は前回に“新曲”として演奏された曲で、まだタイトルが決まってないそうで。ちなみに壷井
さん「7拍子って言ってたんですけど、実は6拍子だった」って爆笑!
 7曲目は“新曲”。スティックのカウントからシンバルのアップテンポのリズムがはいって、ベースとキーボードのテクニカルなリフ、そしてヴァイオリンも加わってユニゾンのテクニカルなリフが。ドラムも叩きまくりでめっちゃスリリングです。その後ベースとヴァイオリンが向き合ってユニゾンのリフを弾き、キーボードがテクニカルなソロへ。そして再びキーボードとヴァイオリンのユニゾンリフからキーボードのリズミカルなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上がります。中盤ではドラムがフロアタムでパワフルなリズムを叩き、ベースリフもはいってヴァイオリンのアラビアンっぽい妖しいソロへ。ワウも効かせてアグレッシブに。終盤ではベースのテクニカルなリフからアップテンポでダイナミックに盛り上がってノリノリでテクニカルなユニゾンリフもキメてFin。

 「いやいや、疲れますねこれ」って壷井さん。「なんかいいタイトルないですかねぇ」「イメージ的には・・・ないです」って爆笑!「ちょっとつま弾いていたらできた」って。「それにしては音数多いね」って高橋さん、爆笑!壷井さんはお風呂に入っているときにいいメロディやリフが思いつくそうですが、お風呂から出ると「忘れちゃう」「お風呂だと名曲が生まれる」って。
 「ここでじゃあ菅野さんのコーナーに行きますか」って壷井さん、お客さん大拍手です。すると菅野さんがマイクを持って立って「皆さんこんばんは。菅野でございます」って大拍手&爆笑!「菅野さんズルいよ。挨拶だけで笑いがとれる」ってDaniさん、爆笑!
 「春と言えば“野球”ですね」って菅野さん。キャンプ等の話題かと思いきや・・・いまローカルTVでアニメ“巨人の星”が再放送されているそうで、菅野さんいまハマっているそうです。で話を進めますが、ここで高橋さんがBGM的にゆったりとしたメロディを奏で、そして壷井さんも弾きはじめますが・・・「しゃべれないじゃないですか」って菅野さん、爆笑!演奏が止まって再び話を進めて。“消える魔球”が打てなくて球団を解雇され、アメリカに帰った“オ○マ選手”が、監督に手紙を書いて送ったそうですが、その手紙がなぜか「“カタカナ”で書いてあった」って。お客さんの反応は“へぇ~”って感じ。自分も何度も再放送見ましたけど、そこまでは気づかなかったっす。「以上です」って菅野さん、大拍手です。首をかしがながらステージ中央に戻る壷井さん。

 「こんな話のあとですけど、すごくいい曲です」ってはじまった8曲目は「INTERMEZZO」。ヴァイオリンとベースがしっとりとしたフレーズをゆったりと奏で、そしてダイナミックに盛り上がり、綺麗なピアノリフとともにヴァイオリンが美しくほのぼのとするようなメロディをドラマティックに奏でて。中盤では静かになって美しくエモーショナルなピアノソロが。終盤ではヴァイオリンが伸びやかな音色をゆったりと奏で、そしてダイナミックに盛り上がって。ステージはスモークがいっぱいで幻想的な雰囲気に。

 「ありがとうございます」「スモークで霧がかかって見えない」って壷井さん、爆笑!そして・・・「いよいよやってきました」「“プログレ”とは、ロック・ジャズ・クラシックの融合と言われていますが、果たしてその3つでよいのでしょうか」って物語口調で話す壷井さん。もうお客さんもこの流れに慣れているようで「お客さん、みんなわかってるよ」って高橋さん、爆笑!
 「“プログレ”に対するアンチテーゼ」ってはじまった9曲目は「Termites Daydream」。ヴァイオリンのフィドル調のリズミカルなリフからはじまるも、一旦とまってゆったりと伸びやかなメロディを奏でて。そして再びアップテンポのパワフルでリズミカルなリフからロックンロール調のノリノリモードになり、そのままヴァイオリンのアグレッシブな弾きまくりソロへ。続いてはピアノソロへ。めっちゃノリノリっす。ここで壷井さんはヴァイオリンを置いてステージ袖にいって“ネタ”の準備を。そして黒い紙袋を持って登場し、いよいよはじまります。袋から取り出したまず初めのプラカードは“ジャズ”。するとSwingリズムになってジャジーなキーボードソロが。続いてのカードは“ボサノバ”。落ち着いた感じのリズムになってしっとりとしたキーボードソロが。次は“音頭”。盆踊り調のリズムとメロディが。次は“サンバ”。ラテンリズムでノリノリに。次は“パンク”。ドラムめっちゃ叩きまくりで、高橋さんはマイクをつかんでシャウト!爆笑です。次は再び“サンバ”。そして今度は“サンバ”と“7拍子”で爆笑&拍手!次は“音頭”で“7拍子”でまたまた爆笑&拍手です。そのあとは“ボサノバ”の“7拍子”も。続いてのプラカードは“サザエさん”“マリオ”ときて、次は“ターミネーター”。♪ダダン、ダンダダン!ってヘヴィサウンドのダークリフです。この3つを回して、そしてこのながれで“7拍子”も。大盛り上がりで、最後のプラカードは“終わり”。大拍手です。そしてピアノのノリノリのソロから一転ゆったりとたおやかなヴァイオリンのメロディが雄大にながれてドラマティックにFin。

 曲が終わると大拍手!「凄い!凄い!」って壷井さん。「疲れた」「ありがとうございます」って高橋さん。でも高橋さん「ジャズとか普通のカードじゃお客さんも普通にみてるから、どんどんハードルが高くなってヤダ」って爆笑!「歴史に残るプログレの名演」「ターミネーターとサザエさんとマリオが同じ曲というのがわかった」「歴史に残る大発明」って壷井さん、爆笑!さらに“音頭”“7拍子”を“プログレ音頭”って。「2回に1回合って気持ちいい」「後半は裏拍のまま」って爆笑!「“シルエレ音頭”として曲をつけて」ってまた爆笑!
 ここでライブインフォが。まずがDaniさんがtaikaのインフォを。この間に壷井さんはプラカードのお片づけを。KBB次回は5/21高円寺だそうです。あとCDの宣伝を。

 本編最後となる10曲目は「Inner Flames」。いきなりパワフルな叩きまくりドラムソロからアツく激しくはじまります。そしてミドルテンポでヘヴィなバンドリフがダイナミックにはいって、オルガンが吼えまくって。その後一旦止まってヴァイオリンの伸びやかな音色がゆったりとながれ、キーボードがクリスタルサウンドでしっとりとしたフレーズを奏でて。幻想的な感じですね。そしてアップテンポになってパワフルでダイナミックなリフが。ベースとヴァイオリンが向き合って。さらにオルガンとヴァイオリンのユニゾンも。中盤ではベースのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロと続き、ベースのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの伸びやかで雄大なフレーズがながれて。終盤ではミドルテンポのヘヴィなリフからキーボードとヴァイオリンのユニゾン、そしてアグレッシブなヴァイオリンソロ、弾きまくりキーボードソロと続き、ヴァイオリンとキーボードの掛け合いのアツい早弾きソロバトルが繰り広げられます。ラストはパワフルでダイナミックなリフから♪ジャーン!で思いっきり弾きまくり叩きまくりで盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」って壷井さんがメンバーの皆さんを紹介し、おのおのに大拍手大歓声が。そして高橋さんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って紹介し大拍手大歓声!メンバーの皆さんは大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。が・・・時計を見ると21時半過ぎ。名残惜しいのですが自分はここで退席して駅へダッシュです。悔しいなぁ・・・ちなみにこのあとアンコール、再アンコールと2曲やってくれたとか。ますます悔しいっす。
今回もパワフルでダイナミックで、そして美しくドラマティックな演奏で、さらにアツいエネルギッシュなソロバトルもあり、また爆笑トークもあるとっても見ごたえのある、感動あり笑いありの最高に楽しいライブでした。またぜひライブ観に行きたいっす。
MCはもっといっぱいしゃべっておられましたが、面白すぎて笑い転げてしまって半分くらいしかメモできませんでした。

11.2.20 PARADOXX

2011-02-22 23:12:40 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.2.21 沼袋Sanctuary
<”宮49周年”Burning Rock Emotion>
 ずいぶん昔ですが、学校を出て会社にはいった間もない頃、ある仕事で一緒になった先輩がロック・プログレ好きな方で、ある日仕事が終わったあとの雑談でふいに音楽の話になって「KANSASって聴いたことある?あれ良いいから今度聴いてみな」って薦められたんです。当時KANSASは知ってはいましたけどメタルばかり聴いていたのでその存在をすっかり忘れていたんですね。で、その頃はSteve Morseさんが在籍していた頃だったかな?でも初期のアルバムを薦められたのでそちらを手にいれようかと。ところがその頃はまだCD化されておらず、中古レコードを手に入れて聴いてみると・・・もうすっかりハマってしまいました。ダイナミックでテクニカルでドラマティックでめっちゃ感動!特にヴァイオリンの美しい音色にうっとりです。そこからかな、ヴァイオリンロックが好きになったのは。その後復活して来日してのライブを観に行ってさらにめっちゃ感動して。その後アルバムもDVDも何枚か発表され、アメリカではツアーもやっておられるようですけど、日本はご無沙汰ですよね。なのでせめてカヴァーバンドでもいいからKANSASの曲を演奏するライブを観にいきたいなって思っていました。
 そんな折に<Deep Blue Chateau>や<宇宙征服>等で凄い歌を聴かせてくれるヴォーカリスト<ゴンザレスさん>を知り、mixiのプロフを見て見ると参加バンドに<PARADOXX>というKANSASのカヴァーバンドの名前が。最近はあまり活動されていないようですが、いつかやってくれたら嬉しいなって。するとなんと2/20に5年ぶりのライヴをやると知って超ビックリ!4バンド出演のイベントなので短い時間でしょうけど、それでも絶対観に行こうとすっごい楽しみにしていました。
 <PARADOXX>、メンバーはヴォーカル兼ベースのゴンザレスさん、キーボードの<総裁さん>、ギターの<ペテン師さん>、ヴァイオリン兼ギターの<岩崎歩さん>、ヴォーカル兼アコギの<スージーQさん>、そして金髪ロンゲの“美ドラマー”<ベロニカさん>です。

 さて当日。家の用事が長引いてしまってお店に着いたのは最初のバンドが終わる頃でした。受付を済ませて中に入ろうとドアを開けようとしたんですけど、なかなか開かなくて。で隙間から見るともう超満員でビックリ!でもここで引き下がるわけにも行かずなんとか潜入に成功。外は寒いのに中はすんごい熱気です。
 前バンドが終わり、ステージの幕が閉じてセットチェンジ。客席後方は同窓会状態でしたね。お一人様の自分はちと邪魔な感じ。居づらいなか、開演を待ちます。

 18時10分頃、客席が暗くなってステージの幕が開いて。ステージ向かって左にキーボード、中央後方にドラムスです。そしてメンバーの皆さんが登場し大拍手大歓声で迎えられます。ステージ左にピンクのアコギを持った美女スージーQさんが。70年代の装いでとっても綺麗でかっこいいっす。中央はブラウン4弦ベースを抱えたゴンザレスさんが。そしてサンバーストのレスポールを抱えたペテン師さん、そして右にレッドボディのセミアコとエレキヴァイオリンを持った岩崎さんが。

 ハイハットのカウントからダイナミックに豪快に華々しくはじまった1曲目は「Howlin’ at the moon」。ヴァイオリンの力強い音色、いいですねぇ。それが落ち着くと静かになってゴンザレスさんのしっとりとしたヴォーカルがピアノリフをバックにゆったりながれて、そして演奏が止まってお約束。まずは客席後方から♪アォ~って狼風の遠吠え。そしてゴンザレスさんも♪アォ~!って。
 すかさずパワフルでダイナミックなバンドリフが。2曲目は「Point of know return」。アップテンポのヴァースではメインがゴンザレスさんで、スージーQさんがコーラスで。中盤ではミドルテンポになってスージーQさんがパワフルなハイトーンでドラマティックに歌い上げて。終盤ではピアノのアップテンポのリズミカルなリフとギターのエモーショナルなソロが。ラストはゴンザレスさんがロングシャウトをキメてFin。

 「どうもこんばんは、PARADOXXです」ってゴンザレスさん挨拶を。大拍手大歓声です。今回は5年ぶりのライブだそうで。ちなみに最初のバンドのキーボードとヴォーカルがこのPARADOXXのオリジナルメンバーなんだそうでビックリ!客席後方から声が飛ぶと「前に出てきてはっきり言えよ!」って挑発して爆笑!でも元メンバーの方がヴァイオリンの岩崎さんを紹介してくれたので現在のPARADOXXが成り立っているのだそうで。ここでその岩崎さんはヴァイオリンを置いてセミアコの準備を。「今回はガイジンの女性が2人・・・あ、違うか」ってスージーQさんとベロニカさまを紹介。

 「次はスージーさんをフィーチャーした・・・」「KANSASファンじゃないと知らない曲」ってはじまった3曲目はなんとエレファンテ時代の「Windows」。アップテンポのノリノリの明るく楽しい曲。まさかこれやってくれるとは思わなかったのでビックリ!嬉しいっす。軽快なリズムにのってスージーQさんのヴォーカルがパワフルにながれて。中盤ではキーボードソロ、そしてエモーショナルなギターソロが。ラストは変拍子リフでパワフルにFin。曲が終わると「スージーさんに盛大な拍手を!」ってゴンザレスさん。もちろん大拍手大歓声です。「まさにAmerican Rockを歌うために生まれてきた女!」って。そしてスージーQさんはステージの隅へ。次の曲はお休みだそうで。

 ゴンザレスさんはベースのチューニングをしながらMCを。PARADOXXは結成して13年になるそうです。でも「ライブが5年ぶりなので・・・」って爆笑!「次のライブは2016年です」ってまた爆笑!
 「次は古い曲を、1stアルバムから・・・」って4曲目は「Journey from marilabronn」。ドラマティックな大曲です。ヴァイオリンとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからミドルテンポでダイナミックにはじまりますが・・・ゴンザレスさんが手を大きく振って演奏を止めて。「申し訳ありません。ベースの音が聞こえなくなってる」「スイッチは?」「電池は?」って。「まあライブってなこんなもん」って。調整のあいだ、客席から「岩崎しゃべれ!」って声が。「皆さん、お待ちかねですよ」ってゴンザレスさん。で、岩崎さんが話し始めますが、すぐに音が出るようになったようで「すいません、進行上やはり曲に行きたいので・・・」ってゴンザレスさん、岩崎さんのMCを止めて。「この場であったことは忘れてください」って爆笑!
 あらためてヴァイオリンとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからミドルテンポでダイナミックにはじまります。そしてピアノリフをバックにヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、再びダイナミックなバンドリフがはいって、ピアノリフをバックに力強いヴォーカルが。その後テクニカルなピアノリフ、ヴァイオリンの伸びやかで美しいフレーズ、さらにスージーQさんのスキャットがながれ、そしてゴンザレスさんのパワフルなヴォーカルがはいってドラマティックな展開になり、ギターのエモーショナルなソロも。中盤ではアップテンポのベースリフ&ヴァイオリンのリフがスリリングにながれ、そしてキーボードのリズミカルなソロ、ヴァイオリンにアグレッシブなソロ、さらにギターソロと続き、そしてスケールの大きなゆったりとした感じに。終盤再びパワフルなヴォーカルと綺麗なスキャットがはいってダイナミックにドラマティクなエンディングへ。ラストはヴァイオリンとキーボードのユニゾンリフがゆったりとながれて♪ジャーン!で盛大にFin。

 「お待ちかねでした、岩崎歩の“どうでもいい話”、心ゆくまでお楽しみください」ってゴンザレスさんが岩崎さんを紹介し、大拍手大歓声が。「それでは手みじかに」って岩崎さん。まずはじめは・・・ちょっと微妙なお話だったのでここでは書きません。話が終わるとそこでMCを終わりにしようとしますが、ドラム台等に座ってくつろいでいるメンバーの皆さんが「まだまだ!」って煽って。で次のお話へ。岩崎さんは居酒屋めぐりがお好きなんだそうで。で某ローカルTVの番組に様々なお店を紹介するコーナーがあって、ある日、小さな居酒屋でロケが行われたそうです。岩崎さんはその情報を仕入れてその居酒屋に行ったそうで。岩崎さんはインタビューも受けたとか。そして後日TVで放映されたそうです。すると某実況サイトに“この人なに人?”“水○シゲルの漫画に出てくる人みたい”“この人がTVに出てくると集中できない”とかいろいろカキコされて凹んだそうで。しかもその番組は何回も再放送されて、そのたびにいろいろ書かれて追い討ちをくらったそうで。でもまた居酒屋でロケがあったら行く!と。もう爆笑の連続です。「以上です。どうもありがとうございました」って岩崎さん、大拍手大歓声です。いやぁ~面白かった!「岩崎歩の“どうでもいい話”でした!」「皆さんこれでPARADOXXのライブに来た!って気持ちになったでしょ?」ってゴンザレスさん、爆笑!

 「あと2曲となりました、といっても1曲はメドレーで12分あるんですけど」ってゴンザレスさん。5曲目は「Mysteries and mayhem」。ライブアルバムと同じバージョンです。スリリングなヴァイオリンのリフからはじまってアップテンポのパワフルなギターリフから力強いヴォーカルがはいって。めっちゃノリノリっす。岩崎さんはヴァイオリンを置いてギターを。サビはツインヴォーカルで、2ndヴァースはスージーQさんがパワフルな声を聴かせてくれて。間奏ではスリリングなリフの応酬のあと、ハードなギターソロが。その後再びヴァースからサビへ。そして岩崎さんはギターを置いてヴァイオリンの準備を。続いては「excerpt from Lamplight symphony」。ヴァイオリンとキーボードのユニゾンから盛り上がったあと、静かになってピアノリフをバックに切なくも美しいヴァイオリンの音色がゆったりと響き渡って。そしてダイナミックなリフからギターの泣きのメロディが。「The wall」です。一旦静かになってピアノリフをバックにメロウなヴォーカルがはいって、そしてドラマティックに歌い上げて。間奏のメロウなギターフレーズのあと、2ndヴァースからサビで盛り上がって。終盤はヴァイオリンの美しくドラマティックなフレーズがながれて劇的にFin。曲が終わると大拍手大歓声!

 「今日はご来場いただき、ありがとうございました。まだまだ最後までゆっくり楽しんでいってください」ってゴンザレスさん。ここでちょこっとライブインフォを。
 「最後は代表的なこの曲で」ってはじまったオーラス6曲目はもちろん「Carry on my wayward son」。ゴンザレスさんとスージーQさんの力強いアカペラコーラスからはじまって、ミドルテンポのヘヴィなリフが。そしてアグレッシブなギターソロのあと静かになって、ピアノリフをバックにゴンザレスさんのしっとりとしたヴォーカルが。岩崎さんはギターで参加です。サビではダイナミックなリフでパワフルに盛り上がって、そして変拍子リフをバックに岩崎さんのエモーショナルなギターソロが。終盤再びヴァースからサビで盛り上がってペテン師さんのギターソロが。その間に岩崎さんはギターを置いてヴァイオリンを。そして曲は再びダイナミックな「Howlin’ at the moon」でフィナーレ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、PARADOXXでした。またどこかでお逢いしましょう」ってゴンザレスさん。これにてライブ終了です。時計をみると19時5分。ちょうど1時間の素敵なライブでした。
なにせKANSASは思い入れ強いものでベタボメはしませんが、何よりも生でKANSASの名曲が聴けてすっごい嬉しかったっす。MCもめっちゃ面白くてほんと楽しめました。ペテン師さんのレスポール、いい音してましたね。岩崎さん、ヴァイオリンにギターに小噺に大活躍でしたね。ゴンザレスさん、ヴォーカルもさることながらベースもパワフルでかっこよかったっす。スージーQさんの力強いヴォーカルもその容姿も素敵でした。他のバンドをやっておられるなら聴いてみたいっす。総裁さまの多彩なサウンドのキーボードもよかったし、なんといってもベロニカ様のドラムがパワフルでヌケのいい音で最高でした。次のライブは2016年とは言わずまたぜひやってほしいっす。もっとも本物に来日してほしいのですが・・・

早川岳晴さん kowloon

2011-02-19 06:24:19 | ジャズ
  ぶっとい硬派ベースを聴かせてくれる<早川岳晴さん>。1996年にソロアルバム「HAYAKAWA」を。2000年にはご自身のユニット<HAYAKAWA>のアルバム「gwoh-in」を発表されました。そして2002年にはソロアルバム「kowloon」を発表されます。このアルバムにはトランペット<渡辺隆雄さん>、A・Sax<林栄一さん>、チェロ<翠川敬基さん>、ドラムス<藤井信雄さん><関根真理さん><吉田達也さん>と多才なゲストミュージシャンが参加されています。
 アルバム1曲目は「down, down」。妖しい太鼓・ベース・ギターからゆったりと揺らめいてミステリアスにはじまります。おどろおどろしい感じで、まるで妖怪が出てきそうな雰囲気ですねぇ。太鼓のリズムをバックにアヴァンギャルドなギターやヴァイオリンが不気味に響きます。そのなかでもベースが力強いラインを響かせて。中盤以降でようやくメロディラインらしきサウンドがながれますが、再びアヴァンギャルドなカオス状態に。
 2曲目は「天狗(あまつきつね)」。うねるベースとパーカッシブなトランペットのリフからアップテンポではじまります。まずはベースリフとドラムフィルの掛け合いが。グルーヴィなベースリフと叩きまくりドラムのバトル、凄いっす。中盤ではトランペットのアグレッシブなソロが。でもベース弾きまくり・ドラム叩きまくりで激しいバトルを繰り広げてます。終盤ではブッといベースサウンドがビンビン響いて。
 3曲目は「Kinabalu」。ミドルテンポのパーカッションから静かにはじまって、幽玄な感じのベースリフがながれて。そして力強くも妖しい感じのSaxのリフがながれ、ベースのエモーショナルなソロへ。ウッドベースサウンドが力強くうねってます。その後パーカッションのリズムをバックにSaxのアヴァンギャルドでパワフルなソロが。終盤ではSaxが和風のミステリアスなリフを。
 4曲目は「tango」。カリンバのクリスタルなサウンドが神秘的に響いて。そしてウッドベースのアヴァンギャルドで弾きまくりの前衛的なソロが。その後ヴァイオリンが加わって妖しい音色を響かせ、アラビアンな感じのミステリアスなメロディを聴かせてくれます。その後タンゴ風リズムのベースリフをバックにヴァイオリンの伸びやかで妖しい音色が響き、ラストはユニゾンで。
 5曲目は「海東青」。パワフルでダイナミックなベースとドラムからはじまります。そしてうねりまくるベースと叩きまくりのドラムの激しいバトルが。その後ベースがエフェクトをかけたサウンドでアヴァンギャルドにうねりまくり、ドラムもより一層叩きまくり、凄まじいスリリングなバトルを繰り広げてます。
 6曲目は「sambal chili」。ウッドベースのミドルテンポでリズミカルなリフからはじまって、そこにSaxがはいってユニゾンも。ファンキーな感じでかっくいいっす。まずはエモーショナルなSaxソロが。その後一旦リズムが止まってSaxは吹きまくり、ベースも弾きまくって、そしてドラムもはいって3人でアグレッシブな激しいソロバトルを繰り広げます。中盤ではミドルテンポのリズムでグルーヴィなベースラインがながれ、Saxのアグレッシブなソロが。続いてベースのエモーショナルでテクニカルなソロ、そして再びSaxソロが。ドラムもめっちゃ叩きまくってます。ラストはジャジーなリズムでベースとSaxがユニゾンをキメて。
 7曲目は「off the door」。4/4のミドルテンポのノリのいいビートではじまって、そしてトランペットのソロへ。バックではベースがうねりまくってます。続いてベースのグルーヴィでエモーショナルなソロが。終盤ではトランペット吹きまくりで、ベースもテクニカルに弾きまくって。
 8曲目は「ethology」。ウッドベースのソロ曲です。哀愁ただよう曲調で、メロディアスかつ力強く朗々としっとりと味わい深いベースサウンドをたっぷりと聴かせてくれます。しみじみと聴き入ってしまいますね。
 激しい弾きまくり・叩きまくり・吹きまくりのスリリングで凄まじいド迫力のソロバトルが多くてめっちゃ聴き応えありますね。これはもうぜひともライブで観てみたいっす。凄いだろうなぁ。もちろん激しい曲だけでなく、しっとりとした味わい深い音色もうっとりと聴き入ってしまいますね。存在感のあるぶっといベースサウンド、たっぷりと堪能できるアルバムですね。

11.2.11 s804

2011-02-16 06:21:05 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.2.11 沼袋Sanctuary
<プログレ三昧3days初日>
 2010年9/18に開催されたプログレイベント。最初から観たかったんですけど、自分は仕事が終わってから駆けつけたので最初に登場したバンドは全く観れませんでした。で、休憩中に物販コーナーをみたらそのバンドのミニアルバムが売ってたもので即購入。早速聴いてみると・・・すでに紹介させていただいておりますが、ヴァイオリンロックが好きな自分はすっかりお気に入りです。
 そのバンドとは<s804>。バンドの経歴等詳しいことはわかりませんが、2005年に結成されたそうです。メンバーは、ヴァイオリン<丸山さん>、ギター<高野さん><須賀さん>、ベース<斉藤さん>、ドラムス<矢口さん>のヴァイオリン&ツインギターの5人編成です。
 いつか機会があればライブを観に行きたいなって思っていた折に<s804>が2011年2月にSanctuaryで3日間にわたって開催されるプログレイベント“プログレ三昧3days”の初日に出演されると知って楽しみにしていました。今回は祝日の2/11なので<s804>がトップバッターでも最初から観れるだろうと。ところが・・・

 <MARS>のライブレポでも書きましたが東京地方は朝から雪が降る悪天候。交通機関がマヒしたらどうしようかと困ってしまいました。でも雪の降るなか早めに家を出発。幸い道路も電車も順調で会場には余裕で到着。しかし・・・客席はガラガラ。まあ仕方ないっすね。それにこの日はあちこちで観たいライブがいっぱいあったし。
 ステージはすでに機材が並べてあって、向かって左にベースアンプ、その隣にマーシャルギターアンプ。中央にワンタムワンバスのドラムセット、右にギターアンプ。ステージ中央にキーボードが2台セットされ、そしてアコースティックヴァイオリンが置かれていて。

 17時5分ころ、まずはドラマーの矢口さんが登場し、お店の方とスネアの音調整を。そしてメンバーの皆さんも登場してスタンバイです。女性ヴァイオリニストの丸山さん、白系のワンピ(チュニック?)すがたで、なんとなく“秀才少女”って感じの上品なお嬢様的でコケティッシュで可愛い♪おぢさんは見とれちゃいました。メンバーの皆さんはおのおのウォーミングアップの音出しを。
 そしてミドルテンポのパワフルなドラムにのってダイナミックなバンドリフがながれ、ヴァイオリンの美しい音色が伸びやかにながれて。その後、左のギターがヘヴィなリフを、右のギターがメロウなフレーズを奏でて。そして再びヴァイオリンが伸びやかなフレーズを奏でて。横ではベースとギターがぶつかりそうになるくらい激しいアクションを。中盤ではヴァイオリンがしっとりとしたフレーズを叙情的に奏でて。そしてアップテンポのパワフルなリフからドラムが叩きまくりで盛り上がって、スリリングに展開して。終盤ではミドルテンポでギターが叙情的なリフをゆったりと奏で、ドラムがジャンベを叩いて、そしてヴァイオリンがゆったりとドラマティックなフレーズを奏でて。ラストはダイナミックなリフで盛り上がって、ドラムも叩きまくってFin。

 「初めまして、千葉県柏市からきました<s804>です」って、拍手です。「プログレ三昧3days、呼んでくれてありがとうございます」「凄い雪のなか、来てくれたお客さん、ありがとうございます」って左のギターの方が挨拶を。
 2曲目は「情熱」っておっしゃったかな?パワフルで歯切れのいいリフからはじまって、ヴァイオリンのゆったりとした音色が響き、そしてアップテンポになってスリリングに展開していきます。その後ヴァイオリンが力強いリフからのびやかでドラマティックなフレーズを奏でて。中盤ではギターのゆったりとしたリフをバックにヴァイオリンのしっとりと叙情的なフレーズがながれて。その後パワフルでダイナミックなバンドリフが雄大にながれて盛り上がって、そして変拍子リフをバックにヴァイオリンの伸びやかな音色がしっとりとながれて。終盤ではギターのリズミカルなカッティングリフからアップテンポのダイナミックなバンドリフがはいって、そしてリズミカルで明るく爽やかな感じに。ラストはテクニカルな変拍子リフでFin。

 「ありがとうございました」って。ここでヴァイオリンの丸山さんがヴァイオリンを置いて右側のキーボードの前に、左のギターの方がギターを置いて左側のキーボードの前に。
 3曲目は丸山さんがリズミカルなリフを、左キーボードがシンセでフレーズを奏で、そしてピアノサウンドでしっとりとしたフレーズを奏でて。その後ミドルテンポのパワフルなドラムからバンドリフとドラムフィルの掛け合いが。中盤では丸山さんが一旦ヴァイオリンを持ってパワフルでリズミカルなリフを奏で、そしてギターがしっとりとしたリフを。丸山さんは再びヴァイオリンを置いてリズミカルなピアノリフを弾き、ドラム叩きまくりのパワフルなバンドリフがはいって。ラストはドラムが止まってキーボードのリフレインがゆったりとながれて。

 「ありがとうございます。s804です」って。ここで物販のCDとTシャツの宣伝を。そして「次で最後です」って4曲目がはじまります。アップテンポでダンサブルなリフから、ヴァイオリンの力強いリフ、艶やかなフレーズがながれて、そしてダイナミックに盛り上がっていきます。ドラムも叩きまくってます。中盤ではミドルテンポでヴァイオリンのリズミカルなリフがながれ、そしてギターのしっとりとしたリフからヴァイオリンの伸びやかな音色がしっとりとながれて。終盤ではアップテンポのパワフルなリズムがはいって、ヴァイオリンの力強いリフから盛り上がって、そして唐突にFin。

 曲が終わると拍手歓声のなか、メンバーの皆さんはお辞儀をしてライブ終了。時計を見ると17時44分。約40分の短いライブでした。
 ヴァイオリン主体の叙情的かつドラマティックな構成の楽曲、素敵ですね。ヴァイオリンも繊細で美しくいい音響かせてたし。そしてなんといってもドラムが凄かった。めっちゃパワフルでド迫力で叩きまくってバンド全体をグイグイ引っ張っていたような。見ごたえありましたね。次はもちょっと長い時間のライブを観てみたいっす。

11.2.11 MARS

2011-02-13 08:04:10 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.2.11 沼袋Sanctuary
<プログレ三昧3days初日>
 2010年9月に復活し、12月には素敵なライブを披露してくれた、新潟の“女エマーソン”と呼ばれる女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するプログレバンド<MARS>。メンバーは、KUMIKUMIさん、ドラムスの<オカダタカシさん>、ベース&ヴォーカルの<ナリタヒデオさん>のELPと同じトリオ編成です。そのときのライブでも告知されていましたが、2011年2月に同じ会場で3日間に渡って開催されるプログレバンドイベント“プログレ三昧3days”の初日に出演されるとのことで楽しみにしていました。しかもそのときのライブレポを書いたところ、メンバーのナリタさんがコメントを書いてくださって感激!さらに2月のライブではセットリストを大幅に入れ替え、前身のバンド<SONATA GALACTICA>の曲も演奏されるとの情報も教えてくださって。これはもうなにがなんでも観に行かねば!です。ところが・・・

 当日なんと朝から雪が。交通機関がマヒしたらどうしようかと困ってしまいました。もっとも新潟在住のメンバーの方に“雪が降ったから行かれない”なんて言ったら笑われちゃいますよね。雪の降るなか早めに家を出発。幸い道路も電車も順調で会場には余裕で到着。しかし・・・客席はガラガラ。まあ仕方ないっすね。でも<MARS>の出番の頃にはそこそこ入ってましたね。

 19時15分頃セットチェンジも終えて幕が開いて、そして客席が暗くなって。ステージは向かって左に3段積みキーボードセット、中央にツータムワンバスのドラムセット、右にベースアンプです。薄暗い誰もいないステージにSEがながれて。哀愁ただようメロディがしっとりとながれて。なんとなく聞き覚えがあるような・・・「交響曲ヤマト」ですね。う~ん、なにもかもが懐かしい・・・あの壮大なメロディがながれるなか、メンバーが登場し拍手で迎えられます。KUMIKUMIさんは黒赤のミニワンピに黒ラメスト&ショートブーツでスレンダーで妖艶で美しいおすがたで、しばしみとれてしまいました。そしてナリタさんはジャケットを羽織ってしかも船長さんの帽子を被って。ちょっとビックリです。そしてKUMIKUMIさんとオカダさんがタイミングを合わせてはじまった1曲目はなんと「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ。まさかそうくるとは思わなかったので超ビックリ!中学生の頃にハマっていた、モロに“ヤマト世代”の自分には嬉しいサプライズです。オリジナルのSイサオ氏のような太い声のナリタさん、ぴったりハマってましたね。間奏ではオリジナルにはないキーボードの明るく爽やかなソロリフが。

 「こんばんは<MARS>です。大変な悪天候のなかSanctuaryまで来てくださってありがとうございます」ってナリタさんが挨拶を。もちろん大拍手です。そして「“沖田ヒデオ”はここで退場します」って、爆笑!たしかに白ヒゲを付けたら“沖田艦長”に見えるかも。ナリタさんは帽子とジャケットを脱いで。その間にオカダさんが立ち上がってマイクを持って「あらためまして、新潟からきました<MARS>と申します。宜しくお願いします」って丁寧に挨拶を。もちろん拍手です。メンバーの皆さんは今朝新潟を出発して東京に来られたそうで。いつもは一面雪の新潟から関越のトンネルを抜けるとそこには雪のない別世界が広がっていて思わずガッツポーズしちゃうそうですが、今日はこちらも雪景色なので「損した」って。

 2曲目は「Soldier in blue」。.アップテンポのパワフルなドラムからはじまって、キーボードのテクニカルなリフが。そしてミドルテンポになってパワフルなリフ、ピアノのテクニカルなリフ、バンドリフのブレイクもキメて。その後ピアノの美しいリフレインがゆったりとながれ、ウインドベルの音色からナリタさんの太く奥深いヴォーカルがしっとりと。サビではドラマティックに歌い上げて、オカダさんもコーラスで盛り上げます。その後ピアノソロが美しくしっとりとながれ、サビで盛り上がって。中盤ではミドルテンポの躍動感あふれるリズムで明るく楽しいキーボードリフがながれ、そしてシンセのしっとりとしたリフと力強いコーラスが。終盤ではピアノのテクニカルなリフがはいって、それが徐々に早くなって、ラストはミドルテンポのパワフルなリフでFin。

 「ありがとうございます」ってナリタさん。「オリジナル中心でやってますが、今日はカヴァーもやっています」ってはじまった3曲目は「You raise me up」っておっしゃったかな?シンセのしっとりとしたフレーズがゆったりとたおやかにながれ、太く深いヴォーカルがゆったりと響き、そして盛り上がっていって、パワフルでダイナミックなドラムがはいって。その後2ndヴァースではシンセとベースのユニゾンも。そのあとサビでエネルギッシュなドラムとともに盛り上がって。終盤ではドラムが止まってヴォーカルソロ。そこにシンセがはいって寄り添うようにしっとりとながれて。

 「次は一番長い曲です」ってナリタさん。「組曲になっているので、その場面展開を感じて聴いていただけたら」って。で、「ちょっと水飲ませてください」って給水タイムです。客席から「頑張れ!」って声援が。こういうのいいですねぇ。「皆さん心の準備は宜しいでしょうか?15分以上ありますので」って。

 4曲目は大作「Angel of Darkness」。パワフルな叩きまくりドラムからキーボードのテクニカルなリフがはいってダイナミックになり、続いて力強いピアノリフからパワフルなバンドリフ、変拍子叩きまくりリフ&ブレイクが。そしてミドルテンポのゆったりとしたシンセリフとピアノリフがダークな感じでながれ、変拍子リフ&ブレイクが繰り返され、ピアノのテクニカルなリフからアップテンポのノリノリリズムがはいって明るく爽やかな曲調になり、力強いヴォーカルがリズミカルにながれて。その後パイプオルガンサウンドのミドルテンポのダークなリフとアップテンポのリフが交互にながれて一旦♪ジャーンでFin。続いてミドルテンポの美しいピアノリフレインがたおやかにながれ、スネアのマーチングリズムから力強いヴォーカルがはいって。ナリタさんニコニコ笑顔で楽しそう♪そしてキーボードの力強いリフから明るく楽しく盛り上がって、ピアノの明るく爽やかなリフがながれて。その後、キーボードのリズミカルなリフとメロトロン風サウンドの素朴な音色が。そして囁くようなヴォーカルがはいって、それがだんだん力強くなって。中盤ではミドルテンポのダイナミックなリフからヴォーカルがパワフルなシャウトをキメ、そして“火星”のようなパワフルなドラムのリズムにのってキーボードのダイナミックなリフが壮大にながれ、ピアノのテクニカルなリフとシンセのダイナミックなリフが交互に。その後一旦静かになってしっとりとしたヴォーカルがゆったりとながれ、そこにオルガンサウンドが加わって、ヴォーカルが歌い上げて、パワフルなドラムもはいってダイナミックに盛り上がり♪ジャーン!で一旦Fin。ここで笑い声もはいって。終盤ではシンセのリズミカルなリフとスネアのマーチングリズムから力強いヴォーカルがはいって、そしてピアノの綺麗なリフレインがたおやかにながれて。ラストはシンセのダイナミックで壮大なフレーズから劇的にFin。

 「ありがとうございました」「次が最後です。インスト、バシバシガシガシ元気よくいきます!」ってナリタさん。本編最後の5曲目は「億万長者のファンファーレ」。あの超有名曲のパロディですね。まずはその有名曲の壮大なファンファーレが、スモークがレッドライトに照らされたステージからゆったりと響きわたります。そしてアップテンポのノリノリのパワフルなリズムがはいって。リズムパターンは有名曲と同じですが、シンセリフはひねってますね。でもでも力強いエマーソン風サウンドが聴けて嬉しいっす。中盤ではテクニカルなキーボードソロ、ベースソロが。その後ついにあの超有名曲のフレーズが!「Fanfare for the common man」。これやってくれてめっちゃ嬉しいっす!超感激!客席では手拍子しているお客さんも。そしてアクションも交えたアグレッシブな弾きまくりベースソロ、キーボードのテクニカルなソロ、さらにユニゾンも。終盤は再び元のリフに戻って、ラストはテクニカルなトリルをキメて、ドラムも叩きまくりで盛大にFin。

 すかさずKUMIKUMIさんが「木星」のフレーズをしっとりと奏で、ナリタさんが「Sanctuaryプログレ三昧3days初日のトリを務めさせていただいて」「悪天候のなか本当にありがとうございます、心から嬉しいです」「またここSanctuaryに出たいと思っていますので、よかったらまたぜひ観にきてください」って丁寧に挨拶を。そしてメンバー紹介です。「ドラムス、オカダタカシ!」「キーボード、KUMIKUMI!」「ベース&ヴォーカル、ナリタヒデオでした。また宜しくおねがいします。ありがとうございました」って大拍手大歓声!そしてゆったりと壮大なメロディがながれ劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして、ナリタさんはベースを置こうとしますが、場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。ナリタさんはお店の方に「アンコールは宜しいでしょうか?」って尋ねて、爆笑!そして拍手歓声のなかメンバーの皆さんは準備を。

 「ありがとうございます」ってナリタさん、大歓声です。「またインストを一発!激しい曲ですが」ってはじまったオーラス6曲目は「Rond of roses」。「ツァラトゥストラはかく語りき」のシンセメロディがダイナミックにながれ、ドラムのティンパニサウンドが力強く打ち鳴らされて。そしてアップテンポのノリノリモードでオルガンのテクニカルなトリルリフがながれ、続いてパワフルでドライブ感たっぷりのリズムにのってシンセのリズミカルなリフが。中盤ではテクニカルなトリルリフのあと、ナリタさんが「ドラムス、オカダタカシ!」って叫んで、叩きまくりのドラムソロへ。めっちゃエネルギッシュで迫力ありましたね。ストロボライトが激しく点滅しています。ソロが終わると大拍手!ラストはシンセの壮大なフレーズがゆったりとながれ、ヴォーカルの力強く伸びやかなコーラスがながれてフィナーレへ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。またお逢いしましょう!」ってナリタさん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、お辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると20時10分過ぎ。1時間弱ですがとっても素敵なライブでした。
まさかヤマトのテーマソングをやるとは・・・ビックリしました。なんか観ているほうが照れちゃったかも。でもそのあとはたっぷりとパワフルでドラマティックな<MARS>サウンドを聴かせてくれて。KUMIKUMIさんのキーボード、力強くかつ繊細で美しい素敵なサウンドでした。タカシさんのドラム、めっちゃパワフルでエネルギッシュで迫力ありましたね。ナリタさんのヴォーカルも太く奥深くほんといい声でしたね。もちろんベースも力強くて良かったっす。それらによるパワフルでダイナミックでドラマティックな楽曲の数々、感動です。そうそう、「Fanfare for the common man」を聴けてめっちゃ嬉しかった!もう座って観ているのがもどかしくなるくらいノリノリでしたね。エマーソン風の力強いシンセサウンド、最高でした。雪のなか気合いれて観にいってほんとよかった。次回また機会があればライブ観に行きたいっす。

11.2.5 山本恭司さん

2011-02-11 07:54:33 | ライブレポ HR/HM
◇ 2011.2.5 La Donna原宿
<山本恭司ソロコンサート2011>
 70年代後半から日本ハードロック界のトップに君臨し続けているスーパーギタリスト<山本恭司さん>。70年代後半はハードロック自体が低迷期でしたが、80年からのメタルブームで一気に爆発!当時高校生だった自分は、日本のバンドではBOWWOWとLOUDNESSをめっちゃヘビロテでしたね。BOWWOWのアルバム「Hard Dog」の衝撃は凄かったっす。で・・・80年5月に恭司さんはソロアルバム「Horizon」を発表されました。このアルバムではどちらかというとフュージョンやニューミュージックに近い曲もありましたがもちろんハードな曲やドラマティックな大作もあって自分はめっちゃお気に入りでした。もっとも当時お金がなかったので、友人のレコードをダビングさせてもらったカセットテープをヘビロテしてましたが。その後そのレコードを買おうとしてもなかなか手に入らなくて、そのうえいつまでたってもCD化されなくて・・・あぁ、あの頃無理してでもレコードを買っておけばよかったとずっと後悔して。それが27年も経った2007年にやっとCD発売されて感激!めっちゃ嬉しかったっす。で、その頃から恭司さんはソロライブもやっておられたんですね。数年前にそのソロライブを収録したDVDが発売されたんですけど、そのなかでそのアルバム「Horizon」のなかの曲を演奏されててビックリ!なら自分もいつか恭司さんのソロライブを観に行きたいなってずっと思っていました。
 そんな折に・・・仕事から帰ってPCでいつものようにTwitterをチェックすると、なんと翌日2/5に原宿で恭司さんのソロライブがあるってカキコされててビックリ!しかもバックメンバーがベース<永井敏巳さん>、キーボード<石黒彰さん>、ドラムス<鶴谷智生さん>という凄腕揃いのメンツでさらにビックリ!ホントは2/5は他のライブを観に行こうかと思ってたんですけど急遽変更で速攻でweb予約して翌日を楽しみにしていました。Horizonの曲を演ってくれたら嬉しいなって。

 さて翌日。予定通りに仕事を終えて会社を出て。今回の会場は原宿。自分のような地味なおやぢはあまり近寄りたくない場所でもあって。その上会場は高級レストランのようなライブスポット。まあ仕事の帰りなので自分はスーツ姿ですが、休みの日だったら何を着ていくか迷ったかも。
 お店に着くと何人もの黒服スタッフが待ち構えていて入りづらかったっす。そしてコートを預けて受付を済ませて女性スタッフに指定された席に案内してもらって。さすがに前日夜中の予約ですから席は右端でした。でもベース永井さんの近くなので嬉しいっす。ウルトラベースが堪能できます。客席は全席でも85席と非常にゆったりとしたスペースで高級感ただよってます。席は9割は埋まってたかな。なにせアダルティな雰囲気ですから客層も30-50代中心のようで、やはり自分のようなスーツ姿の御仁も淑女の方々も多く見受けられました。
 ステージは向かって左にキーボードセット、中央にギターアンプとドラムセット、そして右にベースアンプです。ギターはトラ目ボディの恭司さんモデルが2本とアコースティックギターが1本用意されてました。

 開演予定時間の19時半をちょい過ぎたころ、客席の照明が徐々に暗くなって、そしてステージにメンバーが登場!拍手歓声で迎えられます。程なく小鳥のさえずりのような音が聞こえてきて、そしてシンセの荘厳なサウンドが響きわたり、ブルーの円の照明が場内をくるくる回り、ギターの伸びやかな音色がしっとりと幻想的に響いて。とってもドラマティックな幕開けです。その後一転アップテンポのハイハットのリズムから躍動感たっぷりのうねるベースリフがはいって、そしてギターのタッピングリフが。ドライブ感たっぷりのノリノリモードで、そしてギターのメロウなフレーズも。中盤ではギターとベースとのユニゾンリフからエモーショナルなギターソロへ。終盤ではギターのテクニカルでミステリアスなギターリフからドラマティックに盛り上がって、ドラムも叩きまくりでユニゾンリフをキメてFin。

 「どうもありがとう」って恭司さん。このメンバーでのソロライブは昨年8月にもこの会場でやったそうで。「半年なんてあっという間。1年がどんどん早く感じる」って。いままでソロではTRIXのリズム隊とやっていたそうですが、半年前からメンバーを一新したそうで。ソロでは頭にある音世界を表現しようと取り組んでおられるそうで、新たなバンドで「より世界が広がる」って。
 ここでメンバー紹介です。「ベース、永井敏巳!」「ドラムス、鶴谷智生!」「キーボード、石黒彰!」「ギター、山本恭司というところで」って、おのおのに大きな拍手が。

 「アルバム“レクイエム”の中から・・・」って始まった2曲目は、ミドルテンポのヘヴィブルーズ。ワウを効かせたギターのブルージーなフレーズがたっぷりと。いいですねぇ。中盤では一旦止まって、キーボードのシーケンスリズムをバックにエモーショナルなギターソロが。アームを駆使した表現豊かな味のあるメロに聴き入ってしまいます。その後パワフルなドラムがはいって盛り上がり、ヘヴィなギターリフが徐々にテンポダウンして、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。
 「Thank you!」って恭司さん。続いて3曲目は「Reburb time」っておっしゃったかな?ギターの哀愁ただようメロウなフレーズからミドルテンポではじまる美しいバラード。泣きメロたっぷりでドラマティックでJeff Beck氏の“哀しみの恋人達”を彷彿とさせる感じですね。中盤ではギターのエモーショナルなソロ、そしてキーボードとの掛け合いも。身体をくねらせて情感たっぷりにドラマティックに聴かせてくれます。終盤一旦止まったあと、フィードバックからメロウなフレーズを奏で、しっとりとFin。

 「どうもありがとう。Thank you!」って恭司さん。次は「去年8月に発表したニューアルバムから2曲」ってはじまった4曲目は「太陽神ラー」っておっしゃったかな?ギターのメロウなリフからダイナミックにゆったりとはじまるも、アップテンポのパワフルなリズムがはいって、躍動感たっぷりのベースリフもあってノリノリモードに。ギターのテクニカルながら明るく楽しいリフ、かっくいいっす。中盤ではギターとキーボードのソロの掛け合いやベースのテクニカルなフィルと短いドラムソロも。終盤ではギターとベースのユニゾンのヘヴィリフからラストはゆったりとエモーショナルに。
 「Thank you!」って恭司さん。続いて5曲目は、パワフルなドラムからミドルテンポではじまって、ギターの哀愁ただようメロウなフレーズがドラマティックにながれ、そして盛り上がって。その後オルガンサウンドをバックにギターのしっとりとしたフレーズが情感たっぷりに。終盤では力強いベースラインをバックにギターとキーボードがユニゾンで。

 「Thank you!どうもありがとう!」って恭司さん。最近この会場でギタークリニックのようなイベントをやったそうですね。お酒を飲みながらギター談義をされたとか。昨年8月のギター演奏中に脱水症状のせいで手が攣ったこともあったそうで。で、お酒の話で「ロックの場合は歌うのにちょっとはのどがあれてたほうがコントロールしやすい」ってステージ前に一杯飲むこともあるそうで。でも車の場合があるので飲めないですが「今日は飲んでもいいんです」って。でも「今日は曲が難しいので飲んでない」って爆笑!客席の雰囲気もあってスタンディングライブと違い「いつもより硬い感じ」「緊張してしまう」って。「1人でもノってくれてる人がいるとやってるほうも楽しくなる」「理解者がいると思うとその人のために頑張れる」って。
 ここで恭司さん、インド音楽のお話を。「インド音楽は変拍子が多い」って。で「みんな必死で指で拍子を数えてる」って。そして「そこまでのことはないけど、身体で楽しんでください」って。

 6曲目は「ジェネレーションズ」っておっしゃったかな?ベースのパワフルなリフからミドルテンポではじまって、ギターのテクニカルなリフが。どことなくアラビアンっぽい妖しい感じがただよってます。中盤では静かになってギターのアバンギャルドっぽいソロが。絶妙の“間”がたまらないっすね。メンバー同士で顔を見合わせてニヤッと。そしてギターのアグレッシブなソロからギターとオルガンのヘヴィリフでパワフルに盛り上がって。ラストは変拍子叩きまくりでFin。
 「Thank you!」「リズム合わせの極地やっちゃってるよね」「大変なんだからこっちは」って恭司さん、爆笑!「心の準備が出来てないと大変なんだから」って。

 「緊迫感のある曲のあとは、ゆったりとした曲を・・・」ってはじまった7曲目は「Mother Ocean」。ギターのメロウなフレーズからキーボードも加わってほのぼのした感じの曲調に。心安らぐメロディ、いいですねぇ。そしてオルガンサウンドをバックにギターのヘヴィサウンドの哀愁メロがながれて盛り上がっていって。中盤ではキーボードのクリスタルサウンドのゆったりとしたリフのあと、地響きのようなサウンドが響きわたり、ヘヴィなギターサウンドからパワフルなドラムとベースがはいってダイナミックになり、ギターのアグレッシブなソロへ。アームをグイングインいわせ、タッピングも織り交ぜテクニカルに。終盤ではキーボードとのユニゾンリフからドラマティックに盛り上がって劇的にFin。

 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんは楽器を置いてお辞儀をして。で、永井さん・石黒さん・鶴谷さんはステージを降りて、ここで休憩なのかと思いきや恭司さん「休憩はしないです」って。ステージ中央にはイスが用意され、スタッフの方がアコースティックギターの準備を。恭司さん独りの弾き語りアコースティックタイムのようです。「アコースティックで1曲やります」「せっかくソロライブだから」って恭司さん。ここでちょっと咳払いを。「皆さんは風邪とかインフルエンザとか大丈夫なの?」って気遣って。「水かなにか欲しいな。なにか持ってきてくれる?」ってスタッフの方に。すると大柄なスタッフの方がお水を持ってきて。恭司さんはその方を“クマちゃん”って呼んでたかな。この方はとある会社の社長さんなんだそうで、LAミュージシャンのすごいネットワークをお持ちなんだそうで。

 そして始まった8曲目は「Guiter Man」。アルバム「Horizon」の名曲でめっちゃ好きな曲なので超嬉しい!しっとりとはじまって徐々に力強くなって、サビで歌い上げて。ドラマティックなバラードを情感たっぷりに。間奏ではエモーショナルなアコギソロも。もうめっちゃ感動!生で聴けて最高っす!

 「ありがとう!Thank you!」って恭司さん。そして後ろに向かって「バンドの皆さん!登場タイムです!」って。するとメンバーの皆さんはちょっと戸惑いながら登場です。「本番中に予定を変えていってるんで」って恭司さん。当初の段取とはちがったんですね。アコースティック、もう2-3曲聴きたかったかも。でも今度4月に横浜で開催されるイベントで1時間くらいアコースティックライブをやるそうで。

 9曲目は「Timeless」。ギターのメロウなフレーズがゆったりとピアノリフをバックにながれ、ほのぼのとした曲調に。そしてキーボードがフルート風サウンドでのリフを、ギターがメロウなフレーズを、ベースが味わい深いラインを奏でて。とってもドラマティックでうっとりと聴き惚れてしまいます。
 「Thank you!」って恭司さん。「次はメンバーのインプロをフィーチャー」ってはじまった10曲目はアルバム「Horizon」から「Dog Fight」。ギターのテクニカルなリフからダイナミックなバンドリフがはいってそしてアップテンポのノリノリモードでパワフルに楽しく展開していって、いよいよインプロバトル開始です。まずはテクニカルなギターソロ、続いてテクニカルなベースソロ、続いてテクニカルなキーボードソロ、そして叩きまくりのドラムソロと、この順番でぐるぐる回ってどんどん激しくなっていって。ラストはユニゾンリフからダイナミックにFin。

 「Thank you!」って恭司さん。ここでメンバー紹介です。「鶴谷智生!」「石黒彰!」「永井敏巳!」「山本恭司です!」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。
 11曲目は、パワフルなドラムからミドルテンポでけだるい感じでミステリアスなリフがながれ、ギターの哀愁ただようメロウなフレーズがながれて。その後ギターのエモーショナルなソロが。リズムが変拍子風かな?ですがドラマティックに盛り上がっていって、そしてアグレッシブなギターソロからダイナミックなリフでFin。

 「Thank you!」って恭司さん。続いて12曲目はこれまたアルバム「Horizon」から名曲「Mars」。アルバムバージョンはアコギからですが、今回はエレキパートからはじまります。ギターのメロウでドラマティックなフレーズが哀愁たっぷりにゆったりとながれて。そして「1.2.3.4!」ってカウントからヘヴィなギターリフがはいって、サンバリズムのようなアップテンポのパワフルでノリノリモードに。その後テクニカルなキーボードソロ、アグレッシブなギターソロ、オルガンソロと続いてロングのドラムソロへ。パワフルに叩きまくったり、静かになったりと緩急織り交ぜた絶妙なドラミング、圧巻です。続いてはベースソロ。幻想的なブルーライトに包まれ、しっとりとした雰囲気ながらハーモニクスも織り交ぜてテクニカルに。以前のToshimi Sessionでのベースソロとはまた違った雰囲気で見ごたえありましたね。途中からドラムがはいってリズミカルになって、もちろん最後はハイテンポでめっちゃ弾きまくりでもう凄すぎ!恭司さん、笑顔で見入ってます。そして元のゆったりとしたメロウなフレーズをギターが奏でてドラマティックに盛り上がって。
 「永井敏巳!」「鶴谷智生!」「石黒彰!」って恭司さん、大拍手大歓声です。

 続いて13曲目は、パワフルなドラムからはじまって、恭司さんがお客さんに手拍子を促して。そしてギターリフとキーボードリフの掛け合いがはじまり、そして顔を見合わせてパワフルなリフからブレイクをキメて「Are you ready!」って恭司さん。もちろんお客さんは「Yeah!」って。そしてパワフルなハイテンポのリズムにのってスリリングなユニゾンリフからバンドリフとギターフィルの掛け合いが。中盤ではジャジーなリズムになってベースのテクニカルなリフが。そしてギターのテクニカルなリフとバンドリフの掛け合いから再びハイテンポになってバンドリフとキーボード・ベース・ドラムのフィルの掛け合いが。ラストはギターとキーボードのユニゾンリフから♪ジャーン!ってめっちゃ弾きまくり叩きまくりで盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って恭司さん。メンバーの皆さんは立ち上がってそして恭司さんが再びメンバー紹介を。メンバーの皆さんおのおのに大きな拍手が。そして拍手が鳴り響くなか、ステージ裏の楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
 すると程なくメンバーの皆さんがステージに登場し大拍手と歓声で迎えられます。鶴谷さんと恭司さんは途中でピアノを叩いて登場し、爆笑!「ホント今日はどうもありがとう!」「壮絶なメンバーでしょ?凄いバンドが出来たと思ってる」って恭司さん。東京だけじゃもったいないから地方にもいきたいって。「これからも宜しくお願いします」って、大拍手です。

 そしてはじまったアンコール最初となる14曲目は「Go Ahead」。ミドルテンポのパワフルなドラムからはじまって、ギターのヘヴィなリフが。そして力強いベースラインにのってギターのヘヴィブルースのようなリフが。中盤ではジャジーモードでswingしてギターの軽やかなソロが。その後ヘヴィリフを挟んで今度はピアノのジャジーなソロ、ベースのテクニカルなソロ、叩きまくりドラムソロと続きます。終盤はミドルテンポのヨコノリリズムでヘヴィなギターリフで盛り上がって、ラストはドラムも叩きまくりで盛大にFin。

 「もう1曲やろうか!Are you ready!」って恭司さん。もちろんお客さんは「Hey!」って。そして「Yeah!」「Yeah!」って掛け合いを。お客さん、座ったままでも手を上げて盛り上がってます。そしてアップテンポのノリノリリズムがはいってギターのテクニカルなリフからハイテンポになって疾走していきます。15曲目は「Rapid Fire」。ギターとキーボードのスリリングなユニゾンリフ、そしてテクニカルなベースソロ、エモーショナルなギターソロと続いて、再びスリリングなユニゾンリフへ。ラストは♪ジャーン!で盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って恭司さん。メンバーの皆さんは立ち上がってそして恭司さんが再びメンバー紹介を。メンバーの皆さんおのおのに大きな拍手が。そして拍手が鳴り響くなか、ステージ裏の楽屋へ。場内は再びアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。「アンコール!」って叫ぶお客さんも。
 すると程なくメンバーの皆さんがステージに登場し大拍手と歓声で迎えられます。「どうもありがとう!」って恭司さん。「Rapid Fire、すごい速かったね」って。でも「やりながらスリリングだなと思ったけど、ブレイクがキマって気持ちよかった」って。

 そしてヘヴィなギターサウンドが響き、アグレッシブなギターソロが。その後始まったオーラス16曲目は「Purple Haze」。ヘヴィなギターリフからパワフルなドラムとズンズン響くベースがはいって、そして恭司さんが力強いヴォーカルを。間奏ではアグレッシブなギターソロが。その後オルガンのフレーズがながれ、そして恭司さんがギターのフレーズを弾きながら一緒にファルセットで歌って。それを鶴谷さんに振ると、鶴谷さんアドリブでフレーズを歌って返して。それを繰り返すと鶴谷さん「Help me!」って叫んで爆笑!そして今度はギターとキーボードとの掛け合いが。続いては恭司さんとお客さんの掛け合い。「Wow Yeah!」「Wow yeah!」「Wow Wow Wow Yeah!」ってお客さんも座ったままですが、まるでスタンディングライブのように手を上げて反応よく思いっきり声を出して盛り上がって。ラストはギターリフから弾きまくり叩きまくりで、石黒さんはキーボードに右ひざを載せてアグレッシブに。そして♪ジャーン!でパワフルに盛大にFin。

  曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!どうもありがとう!」って恭司さん。メンバーの皆さんは恭司さんに促されてステージ前へ。恭司さんはピックを投げようとしますが「ボクとジャンケンして勝った人に」ってジャンケン大会が始まります。自分はすぐに敗退。そしてメンバーの皆さんはステージ前に並んで。あらためてメンバー紹介を。「石黒彰!」「鶴谷智生!」「凄まじいベース、永井敏巳!」「ギター、山本恭司でした」ってメンバーの皆さんおのおのに大拍手です。そして皆さん大拍手のなか、手をつないで何度もお辞儀をして、手を振りながら楽屋へ・・・時計を見ると21時40分。2時間強のとっても素敵でめっちゃアツいとっても楽しい素晴らしいライブでした。

アダルティな雰囲気のなかでのライブでしたが、バラードタイプのドラマティックな曲をじっくり聴くにはほんと良かったっす。表現力豊かな恭司さんのギター、ほんと素晴らしい!聴き惚れてしまいました。ギターをあれだけ歌わせるって凄いっす。さらにしっとりゆったりした曲だけでなくバリバリハードロックもやってくれて、しかも凄腕揃いのメンバーの超テクソロパートもあり、アツいソロバトルを繰り広げて。最後はもう座って聴いているのがもどかしくて。座ったままでしたけどお客さんのノリも良かったし、最高に楽しめたライブでした。アルバム「Horizon」の曲も演ってくれて嬉しかった!また機会があればソロもBOWWOWも観に行きたいっす。

11.1.22 Quaser

2011-02-08 06:23:50 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.1.22 吉祥寺Silver Elephant 
<PROGRESSIVE LIVE 2011>
 1975年に結成され、83年に一時解散するも93年に復活。そして阪神大震災という苦難を乗越え、活躍を続ける神戸出身のテクニカル・シンフォ・プログレバンド<Quaser>。その存在は以前から存じてはいたものの、これまでアルバムを聴いたこともなければライブも観にいったことがなかったんですよね。そんな折に1/22にシルエレで開催されるプログレイベントに<Quaser>が参加されると知って楽しみにしていました。
 <Quaser>、現在のメンバーはキーボード&ヴォーカルの<森田拓也さん>、ギターの<勝浦雅巳さん>、ベースの<藤井博章さん>、そしてドラムスの<形山和夫さん>の4人編成です。

 前バンドの演奏が終わってステージはスタッフやメンバーの方々があわただしくセットチェンジを。ベースの藤井さんは連チャンステージですね。ギターはトラ目の鮮やかなボディのMusicmanタイプのようです。ドラムセットは前バンドとほぼ同じでタムとミニシンバルがいっぱい。
 18時50分過ぎに準備も整い、ライブが始まります。1曲目は“プロコフィエフのバレエ組曲”っておっしゃったかな?パワフルなドラムとズンズン響くベースリフにのってリズミカルにヘヴィなギターリフがながれ、そしてキーボードとギターの伸びやかで力強いユニゾンフレーズからスリリングでミステリアスな展開に。中盤ではキーボードソロとギターソロの掛け合い、そしてキーボードのアグレッシブなソロから再びギターとユニゾンや掛け合いが。終盤ではアップテンポで疾走し、テクニカルなユニゾンが。ラストはミドルテンポでダイナミックにFin。

 続いて2曲目は「Tarot Master」。ギターのヘヴィリフからアップテンポでパワフルにはじまって、ギターの明るく爽やかな感じのリフがながれ、そしてキーボードとメロウなフレーズを奏でて。とってもドラマティックですね。その後一旦リズムが止まってオルガンリフがゆったりとながれ、ギターのテクニカルなリフがはいって、再びアップテンポのパワフルな展開に。中盤ではキーボードのゆったりとした哀愁ただようフレーズがながれ、ギターのエモーショナルなソロが。終盤では再び止まってそしてオルガンのゆったりとしたリフからパワフルなドラムがはいってユニゾンリフからダイナミックにFin。

 「Quaserです。神戸からきました」って大拍手。「時間がタイトなのでどんどんやっていきます」って。3曲目は「Roger」。パワフルでダイナミックなリフからミドルテンポではじまって、ピアノの綺麗なリフやギターの伸びやかなリフからしっとりとしたヴォーカルがゆったりとながれ、ギターのメロウなフレーズとともに盛り上がって。そしてアップテンポになってギターとキーボードのテクニカルなリフが。その後ミドルテンポでシンセのエモーショナルなソロからダイナミックなリフがはいって、ヴァースへ。中盤ではピアノのダークなリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって、そしてパワフルなリフからアップテンポになって、変拍子リフから♪ジャーン!って一旦Finしたあと、ミドルテンポのズンズン響くベースリフにのってギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフが。終盤ではギターんもエモーショナルなソロのあと、静かになって幻想的な雰囲気のなか、しっとりとしたヴォーカルが囁くようにはいって、ラストはダークなピアノリフがながれて。

 いまの曲は15年前に作曲されたそうで。ここで昨年末に発表されたベストアルバムの宣伝を。DL販売のみだそうですが、ライブ会場ではCD-Rにおとした音源も発売されていると。もちろん自分は購入しました。他のアルバムもね。

 4曲目は「Wait For Nothing~Wild Ocean」。ピアノのアップテンポのパワフルなリフからはじまって、ギターの軽快なカッティングリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。ちょっぴりファンキーっぽくもありますね。フィルの掛け合いからミドルテンポになってギターの伸びやかな音色がメロウにながれ、そのままテクニカルなソロへ。その後一旦ドラムが止まって、ピアノのテクニカルなリフからミドルテンポのパワフルなドラムとヴォーカルがはいって、そしてギターのアグレッシブなソロへ。中盤ではオルガンのアップテンポのリフからダイナミックになるもミドルテンポになってギターの伸びやかなフレーズからメロウなヴォーカルがはいって、サビで盛り上がって。その後ギターのタッピングソロからヴァースにはいって、そしてテクニカルなオルガンソロが。終盤ではオルガンとギターのテクニカルなリフからギターの伸びやかなフレーズがながれ、伸びやかなヴォーカルがはいって、サビではドラマティックに盛り上がって、ギターとベースが寄り添ってコーラスも。ラストはダイナミックに盛り上がって、ドラムも叩きマクリでFin。

 森田さんは阪神大震災の追悼行事に参加されたそうです。そして震災の記憶を曲にされたそうです。5曲目は「プロミスドランド組曲」です。まずはpart1。ダイナミックなリフが伸びやかに壮大にながれ、ミドルテンポのパワフルなリズムがはいってシンセリフ、ベースのタッピングからヘヴィなギターリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって。そしてスリリングな変拍子テクニカルリフからギターのメロウなフレーズがゆったりとながれ、しっとりと幻想的な雰囲気になって、ヴォーカルがメロディアスに歌い上げて、ドラマティックに盛り上がって。
 Part2。ギターのカッティングリフから明るく爽やかにはじまって、キーボードのクリスタルサウンドの綺麗なリフがベースのメロウなラインにのってながれ、ミドルテンポで爽やかなヴォーカルがはいって。浮遊感のあるゆったりとした感じがします。そしてキーボードの明るく爽やかなリフから味わい深い音色のベースソロへ。その後ミドルテンポのギターのテクニカルなリフからヴォーカルが歌い上げ、ダイナミックになって、キーボードリフをバックにエモーショナルなギターソロが。中盤ではパワフルな変拍子リフからアップテンポのノリノリモードになってヘヴィなギターリフをバックに力強いヴォーカルがはいって、スリリングな展開になり、ギターとベースのユニゾンリフも。その後キーボードの伸びやかなフレーズがながれ、ミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいってそしてゆったりと穏やかな感じに。終盤ではテクニカルでスリリングなリフからパワフルなヴォーカルがはいってシャウトもキメて、そしてギターのテクニカルなソロからミドルテンポのミステリアスなリフがながれて。
 Part3。パイプオルガンの重厚なサウンドが響きわたり、ミドルテンポのゆったりとしたダイナミックなリフからギターの弾きまくりソロが。そしてキーボードのゆったりとしたミステリアスなリフがながれて。

 「まだpart4が残ってます」って。ここでメンバー紹介です。「恐怖の普段着ギタリスト、勝浦雅巳!」拍手です。「ギターがめちゃめちゃ上手い」って。続いて「ドラムス、形山和夫!」拍手です。「それから、また出てきてますね。ベース、藤井博章!」って拍手です。「荘園のベースと兼任でやってます。タイトなベースを弾きます」って。そして「最後にキーボードとヴォーカル、森田です」って拍手!

 「最後の曲、part4です」って、伸びやかなヴォーカルがシンセリフとともにしっとりとながれ、そして一転アップテンポのパワフルなリフがはいってスリリングな展開に。サビはミドルテンポで早口ヴォーカルが。その後ゆったりと幻想的な雰囲気になり、ギターのエモーショナルなソロが。そして力強いヴォーカルがはいって歌い上げて、そのあともミドルテンポのテクニカルなユニゾンリフからヴァースにはいってサビでドラマティックに歌い上げて。中盤ではギターのメロウなフレーズからパワフルでダイナミックな展開に。終盤ではメロトロン風のサウンドをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、ラストはダイナミックなリフで盛り上がって、そしてしっとりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました。これで一応全楽曲終了ですけど、ほんとはもっとやりたいんですけど、またどこかでお会いしましょう。どうもありがとうございました」って森田さん。メンバーの皆さんは拍手のなか、お辞儀をして、ライブ終了です。時計を見ると19時40分過ぎと、約50分の素敵なライブでした。
 初めて見聴きした<Quaser>。まずはそのテクニカルな演奏に見入ってしまいました。そしてパワフルでダイナミックでドラマティックな展開を聴き入ってしまって。キーボードを弾きながらの森田さんの情感こもったヴォーカルも良かったですねぇ。今日購入したアルバムも徐々に聴いていこうと思います。そしてまた関東でライブがあるときにはスケジュールが合えば観にいきたいっす。

SONATA GALACTICA

2011-02-05 07:02:39 | 21th J-プログレ
 2010年9月に復活した、新潟の“女エマーソン”と呼ばれる女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>率いるプログレバンド<MARS>。12月に行われたライブを観にいったんですけど、想像以上に素晴らしいサウンドでめっちゃ感動したんですよね。で、もちろんここにライブレポを書かせていただきました。するとなんとメンバーの成田さんがコメントを書いてくださって感激!しかも驚く情報を教えてくださってビックリ。以前、沼袋Sanctuaryのスケジュール表に<SONATA GALACTICA>ってバンド名を見かけたんですけど、自分はてっきり北欧のシンフォメタルバンドのカヴァーバンドなのかと思っていたんですよね。それが<MARS>の復活前のバンドだったとは・・・知ってたら絶対に観に行ったのに・・・もっと早く気づけばよかったっす。メンバーは<MARS>のKUMIKUMIさん、ドラムスの<オカダタカシさん>、ベースの<ナリタヒデオさん>、そして専任ヴォーカリストの方が参加されていたそうで。
 で、その<SONATA GALACTICA>の幻の音源があるとのことでさらにビックリ!で・・・今度2/11にライブイベントがあるとのことで<MARS>のHPをみると、そこで予約すると特典があると書かれていたんですよね。これはひょっとすると・・・と思っていたら本当に成田さんからこのCD-Rが送られてきました。<SONATA GALACTICA>の2010年6月に発表された5曲入りミニアルバム「ANGEL OF DARKNESS」です。このアルバムは1回だけライブ時に販売されたとか。手に入って嬉しいっす。
 アルバム1曲目は「FRONTIER」。強風吹きすさぶ音からはじまり、シンセのアップテンポのリズミカルなリフが。そしてティンパニの音とシンセの幻想的なサウンドが鳴り響いて。その後、雷鳴が轟いてアップテンポのパワフルなリフから力強くメロディアスなヴォーカルがはいって。パワフルなピアノリフもドラムとともにスリリングに展開して。中盤ではシンセのダイナミックなソロがドラマティックに。そしてアップテンポで変拍子のユニゾンリフ、オルガンのヘヴィリフ、変拍子のピアノリフと続いたあと、パワフルなヴォーカルがはいって。ラストにはハイトーンのロングシャウトをキメて♪ジャーン!でFin、と思いきやピアノの哀愁ただようリフレインが静かにながれてFin。
 2曲目は「STILL」。パワフルでダークなリフからスリリングにはじまって、重厚なパイプオルガンサウンドが響き、そしてハイテンポでピアノのパワフルなリフがはいって疾走していきます。その後ミドルテンポのダイナミックな変拍子リフから、ピアノのメロウなリフとベースのしっとりとしたメロディがながれ、チェンバロ風のリフも。中盤ではピアノのメロウなリフをバックに荘厳なコーラスがながれ、その後ピアノの美しいリフレインから明るく爽やかな感じになって、メロウなヴォーカルがはいって。J-POP風の落ち着いた感じのヴァースですが、サビは明るくハッピーな感じに。終盤ではフルート風サウンドがゆったりとながれ、ドラマティックに展開して。そしてユニゾンのスリリングでダークなリフが。ちょっと某YM氏の曲のリフを思い出したかも。ラストはしっとりとコーラスがながれてFin。
 3曲目は「ANGEL OF DARKNESS」。ダイナミックでパワフルなリフからスリリングにはじまって、ピアノのテクニカルなリフ、ダークなリフ、パワフルな変拍子リフと続き、そしてアップテンポのノリノリリズムでヴォーカルがはいって明るく楽しいPOPな曲調に。でもバックではベースがテクニカルなリフを。終盤ではパイプオルガンサウンドが響き、スリリングに展開するもだんだんゆったりとなり、ほのぼのした感じのシンセのフレーズがながれて。
 4曲目は「JUSTICE OF AMERICA」。スネアのマーチングリズムにのって力強いコーラスが響き、トランペットサウンドのリフから、ゆったりと力強いヴォーカルが。ほのぼのした感じのフレーズですね。そしてキーボードのクリスタルサウンドのリズミカルなリフがながれ、それが徐々にゆったりと。その後力強いコーラスがながれ、ティンパニの音が響き渡り、ダイナミックでパワフルなリフが壮大にながれて。終盤ではピアノの綺麗なリフから再びパワフルでダイナミックなリフがパワフルなリズムで響いて。まるで“火星”のようですね。
 5曲目は「RETURN TO YOURSELF」。詳しくは判りませんがどうも3部の組曲のようです。第1部は、パイプオルガンサウンドがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいってたおやかにながれて。そしてミドルテンポのドラムがはいってドラマティックに。まるで讃美歌のような雰囲気です。その後ヴォーカルの笑い声からトランペットサウンドのリフがマーチングスネアのリズムにのってながれ、力強いヴォーカルがはいって。その後ゆったりとフルートサウンドがながれ、ピアノの力強いリフからダイナミックで壮大な感じになり、♪ジャーン!で一旦Fin。
 第2部はパイプオルガンサウンドのリズミカルなリフからダイナミックにはじまるも、ピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、そしてバンドがはいっておだやかでほのぼのした感じになって、それが徐々に盛り上がってダイナミックに。中盤では素朴なケーナ風サウンドのリズミカルなフレーズ、パイプオルガン風のリフが力強いベースラインにのってながれて。そしてミドルテンポでピアノの力強いリフからダイナミックでテクニカルなリフがパワフルに壮大にながれて。終盤ではメロディアスなヴォーカルがしっとりとながれ、ドラマティックに展開してもりあがって歌い上げて。そしてシンセの幻想的なサウンドがしっとりとながれて再びFin。
 第3部はシンセの明るく爽やかでダイナミックなリフからアップテンポではじまって、リズミカルでノリノリでめっちゃ楽しい曲調に。そしてミドルテンポになってコミカルサウンドの変拍子のモーグリフが。その後パワフルなシンセサウンドが壮大にながれ、そして元のアップテンポのダイナミックで明るく爽やかなリフがながれて。中盤ではピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、それが力強くドラマティックになり、アップテンポで明るく爽やかに。その後変拍子パワフルなリフからヴァースに戻って、サビではドラマティックに盛り上がって。終盤ではパイプオルガンサウンドがゆったりながれ、サビで盛り上がり、ラストは明るく爽やかなシンセリフがダイナミックに響き、アップテンポでパワフルでノリノリのリフがながれてFin。
 <MARS>のダイナミックでドラマティックなシンフォニックプログレサウンドにメロディアスな歌メロがはいった感じですね。ヴォーカルの声も力強く、なかなかいい感じで楽しめます。素晴らしいアルバムです。やっぱり<SONATA GALACTICA>のライブ観に行けばよかったっす。
2/11の<MARS>のライブでは「ANGEL OF DARKNESS」が演奏されるとか。めっちゃ楽しみです。

masara 2

2011-02-02 21:47:13 | World Music
 スパニッシュ・アラブ・インドの香りがただよい、そこに和風のエッセンスが加わったような素敵な味のあるサウンドを聴かせてくれるユニット<MASARA>。メンバーはギタリスト<高木潤一さん>、ヴァイオリン奏者<太田恵資さん>、タブラ奏者<吉見征樹さん>のお3方です。10年以上ライブ活動を続けてこられて、2003年に1stアルバム「MASARASCOPE」を発表。そして2010年8月に待望の2ndアルバム「Очи чёрные/オーチ・チョールヌイエ(黒い瞳)」を発表します。しかもライブ映像を収録したDVD付です。お値段は¥4001-.ですが、なかなかライブを観れないファンにとってはたまらないっすね。
 ジャケットは薄暗いBarでくつろぐお3方、ダンディですねぇ。シブいっす。かっくいいっす。
 アルバム1曲目は「Melan-coin」。妖しいアラビアンなギターリフからゆったりとはじまり、そこにタブラがはいって盛り上げて。その後タブラがミドルテンポのリズムを刻み、ヴァイオリンの神秘的な音色が響いて。そして哀愁漂うギターリフをバックにヴァイオリンが美しく叙情的なフレーズを奏でて。中盤からはタブラがアップテンポでパワフルなリズムを刻み、激しいギターリフも。そして太田さんの“太田語”ヴォイスがメロウにながれ、そして激しいタブラのリズムにのってヴァイオリンの情熱的なソロが。終盤ではミドルテンポのタブラリズムと哀愁ただようギターリフをバックにヴァイオリンの美しく切ないメロディがながれ、そしてパワフルなギターリフとともに徐々に盛り上がって。とってもドラマティックな曲ですね。ラストはしっとりと静かにFin。
 2曲目は「Horizon~Afternoon」。ギターの爽やかで綺麗なギターリフからゆったりとはじまって、そこにヴァイオリンの艶やかでほのぼのした音色が心地よくながれて。とっても優雅でおしゃれでロマンティックですね。その後ミドルテンポのタブラのリズムとギターリフにのってヴァイオリンのたおやかな音色が爽やかに綺麗にながれて。ヴァイオリンソロのあとはエモーショナルなギターソロが。
 3曲目は「Farruca de Tudela」。ギターのミステリアスかつ力強いソロがたっぷりと。メロディアスにエネルギッシュに情熱的に聴かせてくれます。後半からヴァイオリンとタブラが加わってアップテンポのリズムでヴァイオリンの哀愁ただよう伸びやかな音色がながれて。終盤にはパワフルかつテクニカルなギターソロが。その後激しいギターリフにのってアグレッシブなヴァイオリンソロも。ラストはテンポアップして激しく盛り上がってFin。
 ここからの曲はライブ音源です。4曲目は「Nuages」。ヴァイオリンのけだるい感じの優雅な音色からゆったりとはじまって、そこにギターとパーカッションが加わって盛り上げて。その後エモーショナルなギターフレーズがながれ、そしてミドルテンポのパワフルなハンドクラップリズムが入って力強いギターリフ&ソロがたっぷりと。中盤ではアップテンポになって激しくエネルギッシュなギターリオフが。それが落ち着くとミドルテンポになってしっとりとしたギターリフがながれ、そしてヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響きわたって静かにFin。大拍手です。
 5曲目は「Wave」。ヴァイオリンのフィンガリングリフからリズミカルにはじまり、そこに笑い声とともにタブラとギターがはいって楽しい感じに。その後ロマンティックリズムになってヴァイオリンの優雅で艶やかな音色がさわやかに気持ちよくながれて。ソロが終わると拍手です。続いてはギターの激しいカッティングがはいってエモーショナルかつパワフルなギターソロが。その後、ギターとタブラの激しいバトルも。そしてリズムが止まってギターのアグレッシブなソロが。終盤ではゆったりと美しく艶やかなヴァイオリンの音色が響き、そして再びリズミカルなヴァイオリン&ギターリフがタブラのアップテンポのリズムにのって楽しくながれ、そしてヴァイオリンのアグレッシブなソロが。曲が終わると大拍手です。
 6曲目は「Очи чёрные」。ヴァイオリンのダイナミックで衝撃的なソロからはじまって、そしてヴァイオリンのメインメロがながれ、そこにギターがカウンターのフィルを入れて。その後ギターの力強くも哀愁ただようソロがたっぷりと。中盤ではアップテンポのパワフルなギターリフがタブラとともに激しくエネルギッシュにスリリングに。めっちゃ盛り上がったあと、ゆったりと静かになり、そしてヴァイオリンのアグレッシブなソロが。終盤では再びヴァイオリンが哀愁ただようメインメロを奏で、ギターがカウンターを入れて。そしてギターリフをバックにヴァイオリンがメロディを奏で、徐々にテンポアップしていってリズミカルにスリリングに盛り上がっていき、アグレッシブに。曲が終わると大拍手大歓声!ライブの雰囲気がそのまま伝わってきて、いい感じですねぇ。
 このアルバムは実際にレコ発ライブを観に行って、そこで購入しました。ライブ自体は仕事の都合で後半しか観れなかったんですけど、それでもすっごい素敵でとっても楽しいライブでした。そのライブがそのまま楽しめるのがもう1枚のDVDですね。
 時に繊細に艶やかで美しく、時に激しくアグレッシブにエネルギッシュに、メロウかつスリリングな演奏を聴かせてくれる、聴き応え見ごたえある素敵なアルバムです。またライブ観に行きたいっす。