ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

14.7.26 永井敏己さんプログレセッション

2014-07-29 22:24:40 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2014.7.26 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<NIGHT OF CLASSIC PROGRESSIVE!>
 “フレットレスベースの魔術師”こと凄腕ウルトラベーシスト<永井敏己さん>。永井さんはリーダーユニットの“Toshimi Session”や“Toshimi Project”等でよくライブをやっておられますが、いつものようにシルエレのスケジュール表をチェックすると、それとは別のユニットで7/25にライブを行われるようで、しかもメンバーが、ギター<佐々木秀尚さん>、ドラムス<大菊勉さん>、そしてキーボードがツインキーで、zonk-monkの<大沼あいさん>と<長崎祥子さん>という豪華絢爛なメンツで超ビックリ!この日は他にも観たいライブがかぶりまくりなんですけど、このチャンスは逃せないと思い、即予約です。特に自分はいまだに永井さん・大菊さんの最強リズム隊のライブを観たことがなかったし、ここのところzonkのライブも御無沙汰だったし(活動休止のようですが)、さらに佐々木さんのライブも御無沙汰なので、どんなサウンドを聴かせてくれるのか、超楽しみにしていました。

 さて当日。休日出勤の仕事を早めに切り上げて吉祥寺へ。受付を済ませてフロアーへ。ステージは予想通りに両サイドに向き合うようにキーボードセットが配置され、中央に1バス2タム+パーカッションのドラムセット、その両脇にベース&ギターが。ベースはレッドボディのフレットレス4弦ベース、ギターはスカイブルーのストラトが準備されていました。今日は各地でライブかぶりまくりですが、開演近くには席はだいぶ埋まってましたね。SEでながれているのはKBBかな。

 19時5分ころ、フロアーが暗くなって、メンバーの皆さんが登場して大拍手!あいさんはステージ向かって左側で、白系レースのノースリーブに黒水玉のパンツかな?祥子さんは赤のトップスにショートパンツ&黒ストで美女お二人ともSEXYにキメて。
 オレンジ&レッドライトのなか、祥子さんがリズミカルで華やかなシンセリフを奏でて。1曲目はBrufordの「Hells Bells」。パワフルなドラムからグルーヴィなベースリフとギターのヘヴィリフもはいって、ギターがのびやかに奏でて。中盤ではギターのタッピングも交えたテクニカルなソロが。終盤では再びシンセの華やかでリズミカルなリフがはいって、ライトが点滅するなか、盛り上がっていって。
 続いて2曲目は「Velvet Darkness」かな。パワフルなドラムフィルからギターがのびやかに奏で、ダイナミックなリフがはいるも静かになって、ギターが哀愁たっぷりにメロウにゆったりと奏でて。中盤ではレッド&オレンジライトのなか、アップテンポになって、うねるベースにのってあいさんのテクニカルなオルガンソロが。続いて祥子さんのテクニカルなシンセソロ、さらにノリノリモードでギターのテクニカルなソロが。ベースも弾きまくり、ドラムも叩きまくってめっちゃ盛り上がって。終盤では再びゆったりとギターがメロウに奏でて、ゆっくりとFin。

 「皆さん、こんばんは!」って永井さん。お客さんも「こんばんは!」って。今日は昔のプログレをやるとのことで「ボクの個人的な趣味」って永井さん。「今日はオリジナルは1曲もナシ。全部カヴァーでお送りしますので、楽しんでってください」って大拍手!まずはメンバー紹介です。「キーボード、大沼あい!キーボード長崎祥子!ドラムス大菊勉!ギター佐々木秀尚!ベース永井敏巳です。宜しくお願いします」って大拍手!「リハから通常のセッションとは違う、尋常じゃない緊張感」って。いつもよりたっぷりリハーサルをされたそうで。

 「ゆるいけど変拍子」って、3曲目はBrufordの「Either End of August」。薄暗いブルーライトのなか、ベースがゆったりとミズテリアスに奏で、シンバルが静かに響き、ピアノもゆったりと奏でて。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、あいさんがリズミカルなリフを奏で、ギターがメロウに奏で、ベースが味わい深くしっとりと奏で、ギターとキーボードがユニゾンでのびやかに。中盤ではベースのしっとりとしたエモーショナルなソロが。終盤ではギターがのびやかに奏で、キーボードが加わってユニゾンでゆったりとメロウに奏でて。ラストにはギターのエモーショナルなソロが。

 「ありがとうございます」って永井さん。「実際やるとめんどくさい」「仕掛けというか、落とし穴が」「集中してもわからなくなる」って。ここで永井さんがメンバーの皆さんにマイクを振って。まずはあいさん。「曲を聴いて、これはヤバいと思った」って。でも「楽しんでやっています」って大拍手!続いて祥子さん。「聴くのと弾くのと全然違う」って。でも「今日も頑張りますので、皆さんも楽しんでいただけたら」って大拍手!続いて大菊さん。大菊さんも同じくプログレ祭的なセッションをされているそうで、それには佐々木さんも参加されているそうで。で大菊さんはBrufordは初めてなのだそうで「最後の4拍子のご褒美感が」って爆笑!続いて佐々木さん。佐々木さんは学生の頃に永井さんがトラで出演されたKENSOのライブを観てその凄腕ぶりに驚かれたそうで。「その数年後にこうして同じステージに立たせていただいて」って。

 「イントロ長めで、2曲やって休憩」って永井さん。4曲目5曲目はKing Crimsonのアイランドから。まずはベースのハーモニクスサウンドが幻想的に響き、マレットでのシンバルロールから様々な音が飛び交って、フリーインプロの世界に。大菊さんが鈴も鳴らし、ギターがテクニカルに弾きまくって。その後、静かになって大菊さんのしっとりとしたヴォーカルがゆったりとながれ、ベースがフィルを入れ、ミドルテンポのリズムがはいってシンセがのびやかに爽やかに奏で、再びヴォーカルがはいって力強く歌い上げて。中盤ではシンセサウンドが幻想的に響くなか、あいさんのテクニカルなソロ、つづいて祥子さんのテクニカルなピアノソロが。そして静かになって鈴の音色が響き、シンバルのアップテンポのリズムからベースリフもはいって、ライトが点滅するなか、パワフルなドラムにのってオルガンがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくってもりあがり、そこからあいさんのテクニカルなオルガンソロ、続いて祥子さんのテクニカルなシンセソロ、さらにお二人の掛け合いソロバトルが叩きまくりドラムとともにスリリングに。終盤では静かになってミドルテンポのリズムがはいって、ギターがしっとりと幻想的に奏で、そこからテクニカルなソロへ。ドラムも叩きまくって盛り上げて、ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手!永井さんがメンバー紹介をして、おのおのに大拍手が。「ちょっと休憩します」って永井さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、客席を通って楽屋へ。時計を見ると19時54分。約50分の第1部でした。休憩中はSEでKENSOの曲がながれてましたね。

 20時20分ころ、フロアーが暗くなって、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手!そして祥子さんがシンセで盛大なファンファーレを響かせて。第2部最初となる6曲目はおなじみのEL&Pの「庶民のファンファーレ」。カウントからうねるベースリフとアップテンポのパワフルなドラムがはいってノリノリモードでギターがヘヴィサウンドを響かせ、そこからキーボードとユニゾンであの明るく楽しいリフをリズミカルに。中盤では祥子さんのテクニカルなシンセソロ、ギターのアグレッシブな弾きまくりソロ、あいさんのテクニカルなオルガンソロが。終盤では再びギターとキーボードがユニゾンでリフをリズミカルに。ラストはめっちゃ盛り上がってFin。

 「ありがとうございます」って永井さん。「第1部の緊張感がウソのようなハジケっぷり」って爆笑!「慣れた曲ってのはいいですね」って。次の曲も「スタンダード」って永井さん。「“みんなのうた”って言ってるひとがいる」って佐々木さん。そして大菊さんはこのところヴォーカルやコーラスも多くなってきているそうで、車にのったときとか歌う練習をされているとか。

 「私の大好物」って永井さん。7曲目はBrand Xの「Nuclear Burn」。カウントからダイナミックなリフがはいって、まずはベースのフリーインプロ。そしてベースのアップテンポのテクニカルなリフからスリリングなリズムがはいって、ギターの爽やかでリズミカルなリフ、オルガンのテクニカルなリフから、ライトが点滅するなか、ギターがスリリングなリフをテクニカルに。ドラムめっちゃ生き生きとしてノリノリです。中盤では一旦止まってからギターがメロウでリズミカルなリフを奏で、そこからあいさんのテクニカルなオルガンソロ、ギターのテクニカルなソロが。その後、一旦静かになるもベースリフがはいって、そこから叩きまくりのドラムソロ、さらに祥子さんのテクニカルなシンセソロが。ドラムも叩きまくって盛り上がって、そしてスリリングなリフへ。終盤では一旦止まってから再びアップテンポのリズムがはいってギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメて盛大にFin。
 「ありがとうございます。盛り上がりますね」って永井さん、大拍手!「むちゃくちゃしてます」って爆笑!

 「次はクールダウンというか、個人的な趣味」って永井さん。8曲目はCamelの「Ice」。祥子さんのピアノリフからギターがしっとりと哀愁メロディを奏で、ミドルテンポのリズムがはいって、ピアノが綺麗にゆったりと響き、オルガンサウンドもはいって、ギターが力強くのびやかに奏でて。その後あいさんのエモーショナルなオルガンソロ、そしてギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤では再びピアノのしっとりとしたリフからギターがゆったりと奏でて。

 続いて9曲目はCamelの「Drafted」。祥子さんのピアノの綺麗でリズミカルなリフから、あいさんのシンセがのびやかに荘厳に響き、オレンジライトのなか、大菊さんののびやかなヴォーカルがはいって、ギターがメロウに奏でて。そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってピアノのパワフルなリフからギターのリズミカルなソロが。中盤では綺麗なピアノリフから大菊さんのヴォーカルがのびやかに、さらに歌い上げて。

 「ありがとうございます」って永井さん。大菊さんは今回のためにCamelの動画を見て研究されたそうですが、その動画ではお客さん全員が歌っていたとか。「次に機会があったらみんなで歌って」って爆笑!

「もう1曲、今日最後」って、本編最後となる10曲目はUKの「Presto Vivace~In The Dead of Night」。ドラムのアップテンポのリズムからあいさんが立ってテクニカルなリフをスリリングに。そしてダイナミックなリフからシンセのリズミカルなリフがはいってドラムが叩きまくって、アップテンポのノリノリモードで大菊さんがパワフルにリズミカルに歌って、サビは佐々木さんのコーラスもはいってのびやかに。その後ダイナミックなリフからギターとベースがユニゾンでパワフルなリフを弾き、キーボードのテクニカルなリフと叩きまくりドラムから、オレンジ&レッドライトのなか、大菊さんのパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではベースとギターのテクニカルなユニゾンリフとキーボードのテクニカルなリフからギターのアグレッシブなソロが。終盤ではダイナミックなリフからサビで盛り上がって、ラストはユニゾンリフ&テクニカルリフからゆっくりと盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って永井さん。メンバー紹介をされると大菊さんが「キミタチ、サイコダヨ!」って名セリフで大爆笑!メンバーの皆さんは大拍手のなか、客席を通って楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。そしてながぁ~い譜面の準備を。

 「アンコールありがとうございます」って永井さん、大拍手!「せっかく佐々木GARYが居るんで」ってオーラス11曲目はなんとコロシアムⅡの「インクイジション」。まさかこの曲を聴けるなんて思わなかったもので超ビックリ!カウントからアップテンポでギターののびやかでリズミカルなリフがはいって、テクニカルなオールユニゾンリフがスリリングに。その後ダイナミックリフと叩きまくりドラムからあいさんのテクニカルなオルガンソロ、祥子さんのテクニカルなキーボードソロ、ギターのアグレッシブなソロが。さらにユニゾンのテクニカルなリフからあいさんのオルガン&シンセのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフと叩きまくりドラムからアップテンポのオールユニゾンのテクニカルなリフがスリリングに。そしてドライブ感たっぷりにギターがのびやかに奏で、盛り上がっていって、ラストはオールユニゾンのテクニカルなリフをスリリングにキメて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!キーボード大沼あい!キーボード長崎祥子!ギター佐々木秀尚!ドラムス大菊勉!ベース永井でした!ありがとうございました」って大拍手大歓声!これにてライブ終了です。時計を見ると21時25分。計約2時間の凄いライブでした。
 凄腕メンバーの皆さんによる70年代プログレの名曲のカヴァーライブ、めっちゃ楽しめました。特に自分はBrufordっていままで聴いたことがなかったもので、早速CDをポチらねばと。それと自分は今回初めて大菊さんのヴォーカルを聴いたんですけど、ナチュラルでとってもいい声でビックリ!もちろん緩急自在変幻自在のドラミングも最高でした。ツインキーのアイさん・祥子さんの華麗でテクニカルなキーボードサウンドもほんと素敵でしたし、佐々木さんのギターもかっこよかったっす。永井さんのベースももちろん最高!欲を言えばもっとベースソロやってほしかったですいけど、それはToshimi Session等でのお楽しみですね。またいつかこのメンツでライブやってもらえると嬉しいです。

Head Pop Up  五色沼

2014-07-24 23:18:35 | 21th J-プログレ
 <Head Pop Up>は、90年代初頭に当時B-GANGのギタリストだった<岩澤篤さん>と、ベーシストの<三上輝郎さん>がメンバー募集をしたことから始まったようです。それに反応したのが当時ソロで活動していたキーボード奏者の<和田ヒロさん>だったそうで。 93年にB-GANGが解散し、岩澤さんと三上さん、そしてキーボード・アコーディオン奏者の<真柳みちこさん>と、もうひとりのキーボード奏者とドラマーの5人で<Head Pop Up>が結成されました。しかし、バンドをやっていくにあたって、和田さんの作った曲をやろうとしたところ、キーボード奏者とドラマーがそれを不満として脱退してしまったとか。バンドは結局、和田さんをメンバーに迎え、そして新たなドラマーに<阿部寿さん>を迎えて活動をはじめたそうです。95年に初のライブを行い、途中休止期間もあったものの、活動を続けられ、2002年に初のアルバム「特選ぶらり旅」を発表されました。その後も不定期ながらも活動を続けられ、2014年に2ndアルバム「五色沼」を発表されました。メンバーは同じく、岩澤さん・三上さん・真柳さん・和田さん・阿部さんです。
 アルバム1曲目は「土湯温泉」。ピアノのリズミカルなリフからユニゾンのダイナミックなリフが。そしてのびやかなフレーズとパワフルでリズミカルなリフが交互にスリリングに展開して。その後、オルガンのリズミカルなリフからギターののびやかなソロ、フルートのリズミカルなリフからシンセののびやかなソロ、ダイナミックなユニゾンリフから再びギターソロへ。序盤はミドルテンポでエモーショナルに、それがアップテンポになってテクニカルに弾きまくって。終盤ではダイナミックなリフからギターがほのぼのとのびやかに奏で、アコーディオンリフからギターがエモーショナルにドラマティックに奏でて。
 2曲目は「深泥沼」。キーボードのリズミカルなリフからまずはベースのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフからアップテンポのリズムにのってギターがのびやかに奏で、スリリングなトリルリフからキーボードがのびやかに。その後、木琴風サウンドのリズミカルなリフからキーボードのエモーショナルなソロが。中盤ではリズミカルでスリリングなリフ、軽快でリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。終盤ではアップテンポでリズミカルなリフがスリリングに展開し、ラストはダイナミックなブレイクが。
 3曲目は「瑠璃沼」。ピアノがゆったりとしっとりと奏でられ、パワフルなドラムがはいって、オカリナのほのぼのした感じのメロディがゆったりとながれて。その後、一旦静かになるもオカリナの力強い音色がドラマティックに。そしてそこからギターのエモーショナルなソロが。終盤ではピアノとオカリナとコーラスがゆったりとしっとりと。
 4曲目は「毘沙門沼」。フルートのアップテンポのリズミカルなリフからはじまって、それがテクニカルに。そしてパワフルでリズミカルなリフからフルートとギターがユニゾンで爽やかなリフを奏で、オルガンとフルートが躍動感たっぷりのザクザクリフをリズミカルに。中盤ではギターとフルートとコーラスが爽やかにのびやかに、そしてスキャットから女性ヴォイスの詩の朗読がはいって。その後、フルートのエモーショナルなソロ、ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤では再び詩の朗読がはいって、そこからアップテンポでフルートのリズミカルなリフから躍動感たっぷりのパワフルなザクザクリフが。
 5曲目は「Moon Rabbit」。ピアノのパワフルなリフから激しくはじまって、スリリングなテクニカルリフ、のびやかなユニゾンフレーズからダイナミックなブレイクが。そしてシンセとオルガンのリズミカルなリフ、のびやかなユニゾンフレーズからダイナミックなブレイクが。その後、ギターのゆったりとのびやかなフレーズからリズミカルなリフ、フルートののびやかなフレーズからリズミカルなリフ、さらにブレイクからオルガンのテクニカルなソロ、シンセののびやかなフレーズ、リズミカルなリフからギターのスリリングでテクニカルなソロと、どんどん目まぐるしく展開していきます。中盤では静かになってオルガンのゆったりとのびやかなフレーズから、ギターのゆったりとエモーショナルなソロ、オルガンのリズミカルなリフからギターのエモーショナルなソロ、そしてピアノのリズミカルなリフからシンセとギターがユニゾンでダイナミックなリフを。終盤ではアップテンポのピアノのパワフルなリフからスリリングなユニゾンリフが。ラストもユニゾンでののびやかなフレーズからダイナミックなブレイクをキメてFin。
 緩急自在にテクニカルにスリリングに展開していくなかでも、ゆったりとした場面ではとってもドラマティックで、なおかつほのぼのした感じもあって聴きごたえありますね。また、フルートやオカリナの音色もそうですが、複雑ななかでも人の温かみが感じられる気がしました。曲数は少ないですが、魅力的なアルバムですね。特にテクニカルに展開していく曲はライブで聴いてみたいっす。今年4月にライブがあったんですよね。今更ながらに行けばよかったと後悔してます。次回ぜひ!

大高清美さん  Third Hand

2014-07-20 21:41:05 | フュージョン
 様々なセッションやソロで活躍され、ソロアルバムも5枚発表され、2012年には<Casiopea 3rd>に加入されて大活躍中の美女オルガニスト<大高清美さん>。
 大高さんは、幼稚園の頃からオルガンを習い始め、高校より音楽教室に通い、コンクールにも出場され、その後エレクトーン科に入学。卒業後はしばらく音楽講師を務めるも、ハモンドオルガンを購入されて、ジャンルにとらわれないオルカンスタイルで多方面で活躍されます。
 そして1998年に初のソロアルバム「Third Hand」を発表されます。参加メンバーは、ギター<矢掘孝一さん>、ベース<岡田治郎さん>、ドラムス<木村万作さん>。超強力な凄腕メンバーによるアルバム、めっちゃ楽しみです。
 アルバム1曲目は「Renoir」。ユニゾンのテクニカルなリフからはじまって、リズミカルなリフが。そして静かなSWINGリズムにのってギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。続いてパワフルなリフからリズミカルなベースリフにのってオルガンのテクニカルなソロが。ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメて。
 2曲目は「Commodore Funk」。アコギのゆったりとしたリフと、しっとりとしたベースからはじまるも、パワフルなドラムがはいって、ミドルテンポでギターの軽快なリフとオルガンのリズミカルなリフが爽やかにながれて。その後、ユニゾンのリズミカルなリフからオルガンのリズミカルなソロ、ユニゾンリフからギターのテクニカルなソロが。そしてユニゾンリフから一旦静かになってベースのテクニカルなソロへ。終盤ではリズミカルなリフがダンサブルな感じでながれ、ギターがのびやかに爽やかに奏で、ラストはユニゾンのリズミカルなリフからダイナミックなリフが。
 3曲目は「Drag Swing」。オルガンのリズミカルなリフからアップテンポでスリリングにはじまって、オルガンがのびやかに奏で、ダイナミックなブレイクとテクニカルなユニゾンをキメて。その後ミドルテンポのSWINGリズムにのってギターのジャジーでテクニカルなソロが。さらにアップテンポになっれパワフルに弾きまくり、オルガンも加わって弾きまくって。中盤ではダイナミックなブレイク&テクニカルユニゾンからハイテンポのJAZZモードでオルガンのテクニカルなソロと叩きまくりドラムで盛り上がって。ラストは再びダイナミックなブレイク&テクニカルユニゾンをキメて。
 4曲目は「3rd Hand」。オルガンのリズミカルなリフとギターのリズミカルなリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、一旦止まってからノリノリモードでオルガンのリズミカルなリフがながれ、ギターも加わって、そこからギターの軽快でリズミカルなソロ、オルガンのテクニカルなソロが。終盤ではタイトなリズムにのってオルガンとギターのリズミカルなリフがながれ、一旦止まってからノリノリモードでオルガンのリズミカルなリフで盛り上がって、ラストはテクニカルなリフをキメて。
 5曲目は「Safari」。ラテンパーカッションからノリノリではじまって、軽快なギターリフがはいってオルガンがのびやかに奏でて。そしてアップテンポのパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってドラムが叩きまくって、リズミカルなリフが。その後、キーボードやオルガンのテクニカルなソロがたっぷりと。ラストはダイナミックなリフと叩きまくりドラムでFin。
 6曲目は「Dr. Owl」。オルガンのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、ジャジーなノリでオルガンのリズミカルなリフが。その後、ギターのテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフとブレイクからテクニカルなユニゾンリフのあと、オルガンのテクニカルなソロが。続いてはリズミカルなリフからギターのSWINGモードのテクニカルなソロ、そして叩きまくりドラムとともにアグレッシブに弾きまくって盛り上がって。ラストはダイナミックなリフからリズミカルなリフが。
 7曲目は「full moon」。フレットレスベースの味わい深い音色がしっとりと響き、オルガンが静かにエモーショナルにしっとりと奏でて。
 8曲目は「POTOS」。アップテンポでのテクニカルなユニゾンリフからスリリングにはじまって、オルガンがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって盛り上がって、そしてギターとオルガンがのびやかに爽やかに奏でて。その後オルガンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続き、ユニゾンのテクニカルなリフから、ギターとオルガンがのびやかに爽やかに奏で、叩きまくりドラムソロへ。
 9曲目は「Cool Duck」。ギターのしっとりとしたリフからはじまるも、オルガンフィルからアップテンポのダンサブルな感じになって、オルガンがのびやかに奏で、ギターも加わってハモって、そしてテクニカルなユニゾンリフも。その後、オルガンのテクニカルなソロが。そして静かになってベースのテクニカルなソロ、叩きまくりドラムソロが。終盤ではギターとオルガンがのびやかにハモって、テクニカルなユニゾンも。
 聴いていてとっても気持ちいいJAZZ&Fusionですね。タイトでパワフルなリズムにのって、ギターとオルガンがエモーショナルにテクニカルに奏で、時にアグレッシブに弾きまくったりと、聴き応えのある素敵なアルバムですね。

14.7.13 Amembow (Rainbow cover)

2014-07-16 22:59:06 | ライブレポ HR/HM
◇ 2014.7.13 秋葉原Goodman
<The Extreme Tribute Event “Are You Ready to Rock?(Volume 1)”>
 これまでにRonnie期のRainbowのカヴァーバンドのライブは何度か観に行ったことはありますが、Graham期Rainbowのカヴァーバンドのライブは観たことがなかったんですね。唯一あるとすれば、数年前に沼袋で、森川さん&梶山さん+GERARDという最強メンバーでの「All Night Long」でしょうか。あの本家Grahamさんの超人的パワーシャウトを再現できるのは日本では森川さんくらいなのかなぁ~なんて。そんな折に偶然YoutubeでGraham期Rainbowのカヴァーバンド<Amembow>のライブ動画を見つけてビックリ!なかなかイケてる感じなので、いつかライブを観てみたいと思っていました。そんな折に7/13に秋葉原で行われるカヴァーバンドイベントに<Amembow>が出演されると知って、これはぜひとも観に行かねば!とすぐに予約をして当日を楽しみにしていました。

 <Amembow>、メンバーはヴォーカル<Rayさん>、ギター<Ritchie Shigeさん>、ベース<Tom Saitoさん>、キーボード<Joh Oguraさん>、そしてリーダーでドラムスの<Colin Nakamuraさん>の5人です。

 さて当日。開演予定の18時に間に合うように家を出て秋葉原へ。順調に行って10分前に会場に。受付を済ませてフロアーへ。けっこう入ってますね。見たところやはり同世代の方々が多そうです。ステージ前には幕代わりのスクリーンが下りていて、ステージ上のことは全くわかりません。

 18時10分ころ、フロアーが暗くなって、SEからドロシー嬢の声が。そして1曲目の「Eyes Of The World」のイントロがながれて。お客さん手拍子を。その後カウントからミドルテンポのダイナミックなリフがはいって、ステージ前のスクリーンが上がっていって、ステージの全貌が明らかに。ステージ向かって左にキーボード1台、その隣に白系でまとめたベース。ステージ右にはギターが80年当時のRitchie様風の黒衣装&黒帽子をまとって白ストラトを操って。ステージ中央後方にはまさしく80年当時のCozy様のYAMAHAドラムセットが。そしてフロントは白ジャケット黒シャツ赤パンツにオールバックグラサンの80’sMORそのままのスタイルのヴォーカルが。いやぁ~、涙出そうなくらいに嬉しいっす!パワフルなブレイクからヴォーカルがはいって、曲が進むにつれて力強く歌い上げて。間奏では「Ritchie!」ってヴォーカルが叫んでギターソロへ。マーシャルアンプにベースペダルにエコー用のオープンリールテレコまで。こだわってますね。続いてピアノソロからシンセソロへ。ドラムもドコドコ叩きまくって盛り上がって、そこから強力シャウトのヴォーカルがはいって、さらに盛り上がって、ダイナミックにFin。

 「Oh!Yeah!」「We are Amembow!」って大拍手大歓声!

 まずはギターソロが。そして「Everybody、Are you ready to Rock!」ってRayさん。2曲目は「Love’s no Friends」。レッドライトのなか、ミドルテンポのヘヴィギターリフからパワフルでブルージーなヴォーカルがはいって、力強く歌い上げて。間奏まずはエモーショナルなシンセソロが。続いてエモーショナルなギターソロが。その後、強力なシャウトからパワフルなヴォーカルがはいって、歌い上げてロングスクリーミングも。そこからアップテンポのノリノリモードになって盛り上がって。ラストは一旦静かになってからギターとヴォーカルの掛け合いが。ヴォーカルのものすごい迫力に圧倒されちゃいます。「Thank you!」ってRayさん。

 「どうもありがとうございます。あらためましてGraham Bonnetでございます」「やっさんです」ってRayさん、大拍手大歓声!「今日こんなに大勢のお客さんの前で歌わせていただいて幸せです」って大拍手!「最後まで楽しんでいってください」「宜しくお願いします」って大拍手!

 「じゃあみんなでHappyになれる曲を」「一緒に歌ってくれたり、手を挙げてくれたりすると、こちらもテンションあがりますんで」って大拍手!
まずはギターとキーボードがテクニカルに「ブランデンブルク協奏曲」をちょこっと。そしてリズミカルなヘヴィリフが。3曲目は「Since You’ve Been Gone」。パワフルなドラムフィルからリズミカルなヴォーカルがはいって、サビはPOPに楽しく。中盤ではゆったりとメロウに。そしてエモーショナルなギターソロも。そして転調してサビで盛り上がったあとは、パワフルなドラムフィルからスライドギターの「Over The Rainbow」へ。とってもドラマティックです。

 続いていきなりギターリフが入るも止まって。そして手拍子が鳴り響き、再びギターリフが。4曲目は「All Night Long」。アップテンポでリズミカルでノリノリでヴォーカルが入って、サビでは大合唱!めっちゃ盛り上がってます。中盤ではミドルテンポでエモーショナルなギターソロが。その後アップテンポのノリノリモードデパワフルなヴォーカルがはいって、サビで大合唱で盛り上がって。

 「暑いですね。どうもありがとう」ってRayさん。「ステージもあったまって、いい形で次のバンドにつなげます」って。「Rainbowは1曲が長いから」「次が最後の曲です」ってRayさん。「えぇ~~~!」ってお客さん。「ただ曲が長いですよ」って。ここでメンバー紹介です。まずは「オンギター、Ritchie Shige!」大拍手!なんと本家FBにリンクしてもらえてるそうで。続いて「このバンドのリーダー、オンドラムス、Colin Nakamura!」大拍手!「このバンドのムードメーカー、オンベース、Tom さん!」大拍手!「前回いろいろあって、今回衣装考えてきたようですが、どう見ても木更津の○○○バー」って爆笑!「踊るキーボーディスト!」って声が「オンキーボード、Jou Ogura!」大拍手!

 オーラス5曲目は「Lost in Hollywood」。まずはキーボードソロ。暗いステージのなか、キーボードにスポットが。あの当時の本家Don氏風にテクニカルに弾きまくって。その後パワフルなスネア連打からダイナミックなリフがはいって、レッドライトのなか、アップテンポでパワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。中盤ではシンセのテクニカルなソロ、そして「Ritchie!」ってRayさんが叫んでギターのアグレッシブなソロへ。さらにバックの演奏が止まって、ギターにスポットが当り、ギターがベースペダルを踏みながら弾きまくって。その後カウントからパワフルなリズムとリフ、そしてヴォーカルがはいって、力強く歌い上げてシャウトして。終盤ではドラムフィルからテクニカルな「A Light in The Black」のリフをキメて、そしてギターがフィードバックからベートーベンの№9合唱のフレーズをゆったりとメロウに爪弾いて。さらにダイナミックなリフからアップテンポで「Difficult to Cure」モードに。その後ドラムソロへ。「オンドラムス、Colin!」って大拍手!ラストはスネア連打から「Lost in Hollywood」に戻ってヴォーカルがメンバー紹介してパワフルなシャウトをキメて盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!」「どうもありがとう!」ってRayさん。これにてライブ終了です。時計を見ると18時52分。約40分の凄いライブでした。
 ヴォーカルのRayさん、本家の全盛期を彷彿させるようなすさまじい迫力とパワーシャウトで超感激!圧倒されちゃいました。細かい点は色々ありますが、何よりも凄いヴォーカルに感動!5曲40分の短いライブでしたがとっても楽しめました。また機会があればぜひとも観に行きたいっす。
 ・・・と思っていましたが・・・なんとこのライブを最後にRayさんがバンドを卒業されるとのことで・・・う~ん、がっかり。でも今後のRayさんの活躍も、Amembowの活躍も注目していきたいっす。

14.7.12 人間椅子

2014-07-13 15:33:49 | ライブレポ HR/HM
◇ 2014.7.12 渋谷O-EAST
<祝20周年!犬神まつり千秋楽>
 初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 昨年2013年はOZZFEST出演、ニューアルバム「萬燈籠」発表&レコ発全国ツアー、さらには世界の<LOUDNESS>との対バンなど、大飛躍。2014年1月には東名阪のレコ発追加ツアーで、なんと東京はO-WESTからO-EASTに進出で、倍のキャパのEAST1000人がなんとsoldout!さらに様々なギター雑誌に和嶋さんが載るようになり、3月にO-EASTで対バンライブ。他にも色々なイベントに出演されて。そして6/25にはニューアルバム「無頼豊穣」を発表。これまた素晴らしい出来栄えでライブが超楽しみに。レコ発全国ツアーは9月からですが、その前に7月にこれまで度々対バンされている<犬神サアカス團>の20周年記念ライブのツアーファイナルにゲスト出演されるとのことで、しかもあの伝説の<J.A.シーザーさん>も出演されるとのことで、めっちゃ楽しみにしていました。

 さて当日。土曜休みながらも忙しいもので出勤。でも開演の18時に間に合うように仕事を終えて渋谷へ。今回はSoldoutではなかったようですが、フロアーに入ると超満員!人波をかき分けていつもの研ちゃん側の後ろの方へ。のんびり開演を待ちます。ステージは黒幕が閉じていて全く分からず。SEでは時折女性の悲鳴が聞こえる不気味な曲がながれていて。客層は男女半々かやや女性が多いか。年齢層はやはり幅広いっすね。

 18時をちょっと過ぎたころ、ステージの幕が開いて、本日の司会進行役の<最鋭輝さん>がライトブルーのタキシード姿で登場して「メルシー!」って大拍手!本公演の口上と注意事項を述べられてから開会宣言を。そしてまずは<犬神サアカス團>の皆さんが登場して大拍手大歓声で迎えられます。まず最鋭輝さんが犬神さんとの馴れ初めを。そして犬神サアカス團のメンバーの皆さんがおのおのひと言づつ挨拶を。凶子さんはしゃべろうとしますがマイクの位置が高くて爆笑!このマイクの位置がこのあとの小ネタに。そして「それではこの方に国家独唱を」って最鋭輝さんが紹介。なんとなんとオーケンさんが登場してビックリ!自分全く知らなかったっす。もちろんしばらく大拍手大歓声が鳴りやまず。そしてオーケンさんと犬神サアカス團の皆さんがお互いの馴れ初めを語られて。その後オーケンさんが国歌独唱。大拍手大歓声です。

 オーケンさんと犬神サアカス團の皆さんが一旦楽屋へ。「トップバッターは人間椅子さんの登場です。お楽しみに!」って最鋭輝さん。大拍手大歓声!ステージは中央後方にノブさんの2タム2バスのセットがそびえ立ち、その左にでっかいベースアンプが2台、右には3段マーシャルと、2段の御札の貼られた和嶋さんのオールドマーシャルが。
 18時17分ころ、薄暗いブルーステージのなか、♪チーンってリンの音が響いて大歓声!SEで「此岸御詠歌」がながれ、ブルーがレッドライトになって、そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声で迎えられます。いつもの通りのお衣装をキメて。和嶋さんは長い後ろ髪を束ねて。

 ギターのフィードバックサウンドが鳴り響き、ハイテンポの激しいギターリフとパワフルなリズムが。1曲目はニューアルバムから「迷信」。和嶋さんがリズミカルに弾きながらパワフルに歌って、シャウトも。サビでは♪オ~!オ・オ~!迷信!って拳を挙げて大合唱!アップテンポでドライブ感たっぷりノリノリでめっちゃ盛り上がってます。中盤ではレッドライトのなか、ミドルテンポでエモーショナルなギターソロが。さらに弦を引っ張って音をうねらせ、アップテンポになってからテクニカルなトリルを。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。ラストも♪迷信!って盛り上がって。

 続いて2曲目は定番の「賽の河原」。レッドライトのなか、ギターのヘヴィでダークなリフが不気味に響き、さらにアンプ前でフィードバックをキメて、パープル&グリーンライトのなか、ミドルテンポで研ちゃんの不気味なヴォーカルがはいって、Bメロは和嶋さんがのびやかに歌い、サビではレッド&ブルーライトのなか、2人でのびやかにハモって、詩に合わせてお客さんは指折りを。中盤ではアップテンポのノリノリモードになって、ミドルテンポで和嶋さんがリズミカルに歌い、アップテンポとミドルテンポが交互に。そして和嶋さんがステージ中央でテクニカルなソロを。終盤では再びミドルテンポのダークモードになって、2人が不気味なコーラスを。

 「こんばんは、人間椅子です」って研ちゃん、大拍手!「犬っこの皆さん、20周年おめでとうございます」って大拍手!「皆さんあっての犬神サアカス團です」って。「犬神サアカス團の前にしばらく人間椅子を聴いていってください」って。「今日は犬っこの皆さんのために、犬らしい曲を」って爆笑!「賽の河原」はJ.A.シーザーさんに影響を受けて書かれたとか。和嶋さんは先ほどJ.A.シーザーさんにCDにサインしてもらったそうで。

 「人間椅子のお祭りの曲を」って研ちゃん。はじまった3曲目は「ねぷたのもんどりこ」。前作の聴きたかった曲をやってくれてめっちゃ嬉しいっす!カウントからアップテンポのノリノリモードですでにお祭り騒ぎ!研ちゃんのパワフルなヴォーカルが入って、お客さんは♪ヘイ!って手を挙げて合いの手を。中盤ではテクニカルなギターソロが。その後、研ちゃんが不気味に歌い、再びアップテンポでサビで盛り上がって。「ありがとう!」って研ちゃん、大拍手!

 「皆さん、元気ですか!」ってノブさんがお客さんを煽って。「オレ、しゃべるとこ、ここだけなんで」って爆笑!そして「犬神サアカス團、20周年おめでとうございます!」って大拍手!「今日このステージに立てて嬉しいぜ!」って大拍手!そして「オレが歌っちゃってもいいですか!」「地獄の唄を歌ってもいいですか!」って始まった4曲目は「蜘蛛の糸」。てっきりニューアルバムのノブさんの曲かと思ったんですけど、こっちでしたね。ダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードでノブさんのパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。和嶋さん、ハネてます。2ヴァースでは和嶋さんが研ちゃんの隣に行って、アクションを合わせてネックを上下に。サビでは研ちゃんのマイクで一緒にコーラスを。中盤では静かになって、ノブさんが囁いて。そして一旦止まってから「ギター!ワジマシンジ!」って叫んで、和嶋さんがステージ中央でテクニカルなギターソロを。終盤ではサビで盛り上がって、ラストはドコドコスラッシュモードで。「サンキュー!」ってノブさん、大拍手大歓声!

 ここで和嶋さんがスタッフの人に手伝ってもらって着物にたすきを。「たすきですか。やる気を表現してるんですね」って研ちゃん、爆笑!「祭ですよ」って和嶋さん。「普通じゃない、まがまがしい祭り」って。「犬神さんとは楽しく対バンやらせてもらって。良い思い出とか呪われた思い出とか」って和嶋さん。「呪われた思い出、聞いてみたいですね」って研ちゃん。でも「良い思い出しか思い出せない」って和嶋さん、爆笑!

「相当不吉な曲を2曲」って、まず5曲目は「黒い太陽」。久々ですね。薄暗いブルーライトのなか、ギターリフが不気味に響き、ダイナミックなリフから、ブルー&レッドライトのなか、和嶋さんがのびやかに歌って、サビではパワフルなブレイクから和嶋さんが力強く歌い上げて。中盤ではダークヘヴィリフからグリーンライトのなか、エモーショナルなギターソロが。その後ヴァースに戻って和嶋さんがのびやかに歌い、サビではパワフルなブレイクから和嶋さんが力強く歌い上げて。ラストはヘヴィリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。

 続いて6曲目は「悪魔の手鞠唄」。これも超久々ですね。いつ聴いたか記憶にないくらいに。ヘヴィなベースリフからギターリフがはいって、ミドルテンポの不気味な雰囲気で研ちゃんの引きずるような気味悪いヴォーカルがはいって、サビではコーラスも。中盤ではバンドリフとドラムフィルの掛け合いからアップテンポのパワフルなベースリフがはいって、そこからシャッフルモードでノリノリでギターのエモーショナルなソロが。その後再びバンドリフとドラムフィルの掛け合いからアップテンポで和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で寄り添ってリフを。ラストはパワフルなブレイクからFin。「ありがとう!」って研ちゃん、大拍手!

 「こんな不吉な曲やり続けて25年」「バンド生活25年」って和嶋さん、大拍手!そしてニューアルバムの宣伝を。「いかに我々が25年間変わってないか」って。
 7曲目は新しいPVも作られた、ニューアルバムから「なまはげ」。カウントからミドルテンポのヘヴィダークリフがはいって、バックライトとグリーンライトのなか、研ちゃんの地獄の咆哮が響き、レッドライトのなか、和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、Bメロはブルー&グリーンライトのなか、研ちゃんがのびやかに力強く歌って、サビはユニゾンで。そして和嶋さんのヴォーカルがはいって、研ちゃんがステージ中央で踊って、Bメロを研ちゃんが歌い、サビはユニゾンで。中盤ではアップテンポのノリノリモードで和嶋さんと研ちゃんが寄り添ってリフを。そしてミドルテンポになって和嶋さんがのびやかに力強く歌って、再びアップテンポのノリノリモードで寄り添ってリフを弾き、そこからギターソロへ。和嶋さんと研ちゃんは向き合って。終盤では一旦止まってから和嶋さんがフィードバックをキメ、バスドラが力強く♪ドンドンと響き、研ちゃんが地獄の咆哮を。そしてサビをユニゾンで力強く歌い、ギターが弾きまくり、研ちゃんと和嶋さんが不気味にのびやかに歌って。ラストはドコドコスラッシュモードで疾走してダイナミックにFin。「ありがとう!」って研ちゃん。

 「いま、人間椅子の持ち時間が終わってしまいました」って研ちゃん。「えぇ~~~!」ってお客さん。「そこを無視して」って研ちゃん、大拍手!「点いた火は消えません」って和嶋さん。「9月20日の恵比寿、Soldoutになりました」って和嶋さん、大拍手!そして9/23に川崎チッタで行われるメタルイベントに人間椅子の出演が決まったそうでさらに大拍手大歓声!

 まずは和嶋さんがリズミカルなギターリフを。曲名が思い出せないっす。そしてアップテンポのギターリフから「最後一発!針の山!」って研ちゃん。もう超ノリノリのお祭りモードです。研ちゃんと和嶋さんがステージ中央で寄り添ってリフを。そして研ちゃんがリズミカルに歌って、和嶋さんはステージを右へ左へ。ステージ前でおきゃくさんを煽って。中盤では弾きまくりのギターソロが。そしてギターリフに合わせて♪ヘイ!ってジャンプ!その後再び研ちゃんがリズミカルに歌って、ラストは2人寄り添ってリフを弾き、さらに背中合わせでリフを。「ありがとう!」って研ちゃん。和嶋さんは歯で弾いたり、頭の後ろで弾いたり、再び研ちゃんと背中合わせで弾きまくって、ドラムも叩きまくって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはステージ前へ。「ベース、鈴木研一!」「ギター、和嶋慎治!」「ドラム、ナカジマ・ノブ!」っておのおの紹介して大拍手大歓声!メンバーの皆さんは手を振りながらステージ袖へ。帰り際に和嶋さんが何かひと言しゃべったんですけど、もうマイクオフで聞こえなかったっす。すぐにステージの幕が閉じて人間椅子ライブ終了です。時計を見ると19時5分。50分弱の短いライブでした。
6/25にニューアルバム「無頼豊穣」を発表してからの人間椅子ライブ。レコ発ツアーが8月20日からのためか、新曲は2曲のみ。でも対バンライブながら「黒い太陽」「悪魔の手鞠唄」と超レア曲をやってくれてビックリ!たった45分の短いライブだったけど超盛り上がって楽しめました。9/20の恵比寿でのSoldoutライブ、めっちゃ楽しみです。

 続いてモッキーさんの前説からはじまった<J.A.シーザー>さんのライブ。シーザーさん自身がアコギを弾きながら歌い、ソプラノ女性ヴォーカルが美しく盛り上げ、ツインギター、ベース、ドラムス、オルガンがパワフルにエネルギッシュに。てっきりおどろおどろしい曲をやるのかと思ったらアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリ曲が多くて盛り上がりましたね。特にドラムが見栄えのするダイナミックでパワフルなドラミングで超かっこよかった。もちろんシーザーさんのヴォーカルもかっこよかったっす。40分があっという間でした。シーザーさん、一見晩年のJon Lord氏のような風貌でしたね。凄いオーラというか、めっちゃ貫禄!

 このあとのメインの犬神さんのライブは諸事情により観ずに退席。残念っす。研ちゃんが学ラン姿で出演されたそうで。観たかったなぁ。

人間椅子  無頼豊穣

2014-07-06 16:49:15 | 人間椅子
 初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 1989年にプレデビューアルバムを、1990年に正式デビューアルバム「人間失格」を発表。その後14枚のアルバムを発表し、2009年にはデビュー20周年を記念したCD2枚組のベストアルバム「人間椅子傑作選」を発表。この年の11月には15thアルバム「未来浪漫派」を発表し、2010年にはDVD付ライブアルバム「疾風怒濤~人間椅子ライブ!ライブ!!」が発表されます。そして2011年8月にアルバム「此岸礼讃/しがんらいさん」が発表され、アルバムに伴った札幌から博多までのレコ発全国ツアーは大盛況でSoldout続出。さらにバンドが飛躍したのが、世界各地で開催されているビッグイベント<OZZ FEST>が2013年5月に日本で開催され、人間椅子が出演!大盛況超盛り上がりで、音楽雑誌からは無視されたものの、twitterやネットの音楽情報では絶賛され、8月に「萬燈籠/まんどろ」が発表。9月からの全国ツアーではSoldout続出で東京2daysもSoldoutに。さらに2014年1月に追加の東名阪ツアーが行われ、東京は念願のO-EASTに進出し、キャパ1300がなんとSoldoutに。超ビックリです。もっと驚くべきは、これから早くもニューアルバムの制作に取り掛かり、夏には発売とのことで。そんなに早いペースで大丈夫なのかと、クオリティー的な心配が。売れるときに売るというレコード会社主導の策なのか、和嶋さんの作曲意欲が旺盛なのかわかりませんが、嬉しい反面、心配な面も。そんな折に6/25に無事にニューアルバム「無頼豊穣」が発表されました。浮世絵タッチのメンバーのジャケット、前作以上に日本を意識したサウンドを想像させますね。タイトルは“ロックは自由。その気持ちを忘れなければ豊かになれる”という気持ちを込めたそうで。また、3月の対バンライブの際には“プログレ曲もある”との話でしたので、めっちゃ楽しみです。
 アルバム1曲目は「表微の帝国」。ダイナミックなブレイクリフからアップテンポのヘヴィダークリフがはいって、一旦止まってからミドルテンポのゆったりとしたベースリフにのって和嶋さんのゆったりとしたヴォーカルが。この絶妙な間は歌詞の通りにまさしく“だるまさんがころんだ”ですね。なんか懐かしいっす。そしてパワフルなリフからヴォーカルがリズミカルに歌って。このフレーズは♪竹や~竿竹~ですね。プログレと和の融合、かっくいいっす。中盤ではギターのリズミカルなリフからアップテンポになってドラムが叩きまくって、パワフルなブレイクから和嶋さんがのびやかに力強く歌って、そこからアヴァンギャルドな感じのギターソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではゆったりとしたベースリフから和嶋さんのヴォーカルがはいって、ダイナミックなブレイクからアップテンポになってリズミカルに。ネットではある方が“もろにキンクリ”って書かれてましたね。プログレしてます。
 2曲目は「なまはげ」。ミドルテンポの引きずるようなダークリフから不気味にはじまって、和嶋さんののびやかなヴォーカルが入って、歌い上げて。さらに鈴木さんののびやかなヴォーカルがはいって、サビではユニゾンで力強く歌って。中盤ではアップテンポになってギターのリズミカルなリフがノリノリで。その後ミドルテンポに戻って和嶋さんがのびやかに歌い、再びアップテンポになって、ギターの三味線風リフからそのままテクニカルなギターソロが。終盤ではユニゾンでのサビから引きずるダークリフと不気味なコーラスが。ラストは一転ハイスピードスラッシュモードになってツーバスドコドコ疾走して。典型的な人間椅子曲、めっちゃかっくいいっす。
 3曲目は「地獄の料理人」。ダイナミックなリフからアップテンポでドライブ感たっぷりのノリノリで鈴木さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、サビもノリノリで。ライブでめっちゃ楽しそう。間奏では弾きまくりのギターソロが。ラストはサビから♪ヘイ!ヘイ!って掛け声が。これもライブで超盛り上がり間違いなしですね。
 4曲目は「迷信」。アップテンポの激しいヘヴィリフと叩きまくりドラムからドライブ感たっぷりにノリノリでかっとんで、サビではパワフルに歌い上げて♪オーオオー!って。中盤では鈴木さんは♪こっちのお水はあぁ~まいぞぉ~って不気味に歌って。そこからエモーショナルなギターソロへ。トリルのハモり、かっくいいっす。ラストもパワフルに歌い上げてノリノリドコドコで盛り上がって。
 5曲目は「生まれ出づる魂」。ブンブンうねるベースリフからアップテンポのヘヴィリフがはいってドライブ感たっぷりにノリノリで鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、サビではHighway Star風にパンチの効いたヴォーカルが。中盤ではミドルテンポになって和嶋さんがパワフルに歌って、合いの手のコーラスがはいって、ギターリフと鈴木さんのヴォーカルの掛け合いが。そこからアグレッシブなギターソロが。めっちゃ攻撃的なゴリゴリパワーメタルで超かっくいいっす。終盤では終盤でもノリノリで鈴木さんのパワフルなヴォーカルが迫力たっぷりに。
 6曲目は「悉有仏性」。ミドルテンポのヘヴィリフからQueenのInnuendo風の哀愁リフがはいって、そこからまさしくQueen風のギターオーケストレーションリフが響き、和嶋さんののびやかなヴォーカルがはいって、時折シタール風の音色が響き、サビでは力強く歌い上げて。中盤ではエモーショナルかつテクニカルなソロが。その後アルペ風リフからシタール風の音色が響き、幻想的なコーラスもはいって、そしてQueen 風のギター多重リフからシタールと木魚の音が響いて。ラストはダイナミックなリフからシタール風の音色が幻想的に響いて。
 7曲目は「宇宙船弥勒号」。ミドルテンポのヘヴィリフからはじまって、アップテンポのノリノリモードになってノブさんのパワフルなヴォーカルがはいって、明るく楽しく爽快感たっぷりに。間奏ではギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。
 8曲目は「リジイア」。哀愁ただようアコギリフからゆったりと美しくはじまって、それがミドルテンポのリズミカルなカッティングリフになって明るく爽やかにながれ、美しいハーモニクスサウンドを響かせてから和嶋さんのしっとりとメロウなヴォーカルがはいって、サビでは歌い上げて。そして綺麗なコーラスが幻想的に。終盤ではエレキギターもベースも加わってドラマティックに。これをもしライブでやるとしたらどうなるのか、ちょっと興味あります。
 9曲目は「ミス・アンドロイド」。ミドルテンポのヘヴィリフから鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、サビはユニゾンでコーラスを。中盤の間奏ではエモーショナルかつテクニカルなギターソロが。ヴァースを挟んでの終盤ではズンズン響く力強いリフからスライドギターソロが。
 10曲目は「グスコーブドリ」。ミドルテンポのヘヴィリフからブレイクをキメて、ミドルテンポながらもドライブ感たっぷりに和嶋さんののびやかなヴォーカルがはいって、サビではコーラスも。間奏ではワウを効かせたテクニカルなギターソロが。
 11曲目は「がらんどうの地球」。ミドルテンポのヘヴィリフからダークにはじまって、ゆったりとしたシャッフルモードで鈴木さんのヴォーカルがはいって、サビではパワフルに歌って。その後、ギターがうねりまくり、シンバルロールからドラムが叩きまくって、鈴木さんがのびやかに歌って。そしてシャッフルモードのヘヴィギターリフから鈴木さんがリズミカルに歌って。終盤ではテクニカル弾きまくりギターソロが。ラストはギターリフと叩きまくりドラムフィルの掛け合いが。
 12曲目は「結婚狂想曲」。ダークアレンジの結婚行進曲風のリフからアップテンポのシャッフルモードでノリノリではじまって、和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって。そして結婚行進曲風のダークリフがはいって、グレゴリアン風のゆったりとした不気味なコーラスが。中盤では雄叫びからギターのブギー調のノリノリのソロが。その後、婚礼の合唱風のダークアレンジのリフがゆったりとながれ、ドラムが叩きまくり、ダークコーラスがはいって。終盤ではアップテンポのノリノリのシャッフルモードで和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって。ラストは「オーライ!」って掛け声からダークな結婚行進曲風リフからダークコーラスが。
 13曲目は「隷従の叫び」。リンの音が響き、木魚のリズムがはいって、ギターリフから哀しげなスキャットがながれ、ダイナミックなヘヴィダークリフから和嶋さんのしっとりとのびやかなヴォーカルがはいって、サビでは歌い上げ、魂の叫びを。聴いていて虐げられている人の気持ちが伝わってくるような、胸が締め付けられる想いです。中盤ではミドルテンポのヘヴィリフからパワフルなブレイクがはいって、そこからアップテンポになってリズミカルなリフにのって和嶋さんがのびやかに力強く歌って、そこからミドルテンポのダークモードに戻ってギターのエフェクトをかけたギターソロが。その後、一旦止まってから、リンと木魚の音が響き、ギターリフから和嶋さんのしっとりとのびやかなヴォーカルがはいって、サビでは歌い上げ、魂の叫びを。ラストはダークコーラスがゆったりとながれ、パワフルなブレイクからドラムが叩きまくって。
 全体にこれまでよりもギターの音がシャープにくっきりと聴こえるようになったように感じましたね。アルバムを最初聴いたときはイマひとつピンとこなかったんですけど、2回3回と聴くうちに聴くたびに新たな魅力の発見があってどんどん好きになっています。早いペースによるクオリティの心配など全く関係なかったですね。人間椅子真髄曲もあれば新たなアプローチの曲もあり、プログレ風味もあってとっても楽しめますね。今回アルバム発売時に数多くの取材を受けられ、ラジオやネット関連の番組でプロモーションもされているようなので、そちらでアルバムについて詳しく語られていると思いますが(相変わらずB!誌等の音楽雑誌には無視されているようですが)、また今度ライブで各曲の説明を聞いたら書き足そうと思っております。まだだいぶ先ですが、9月のレコ発全国ツアーが楽しみです。自分はその前に7/12の対バンかな。
 そうそう、このアルバムの初回限定版には今年1月にO-EASTで行われたSoldoutライブから12曲が収録されたDVDが付いています。あの時の興奮が蘇ります。なかでも「踊る一寸法師」が収録されているのが嬉しいっす。これを機に再発されると嬉しいんですけど。