◇ 2011.6.26 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2011>
毎回、様々なメンバーで凄いライブを聴かせてくれる、凄腕ウルトラベーシスト<永井敏巳さん>のライブユニット<Toshimi Session>。先日ふとシルエレのスケジュール表を見ると、6/26にライブ予定があって、メンバーをよく見ると、キーボードが巨匠<難波弘之さん>、ドラムスが“手数王”<菅沼孝三さん>、そしてギターが<古川望さん>という超強力なメンバー。もう即予約です。特に、テクニカルフュージョンバンド<羅麗若>や、実兄<古川初穂さん>とのユニット<古川兄弟>等でも活躍されているギタリスト古川望さんのライブをまだ一度も観たことがないもので、どんなギターサウンドを聴かせてくれるのか、すっごい楽しみにしてました。それと“手数王”のライブってまだストーミーの狭いハコでしか観たことがなかったもので、シルエレだとひょっとしてフルセットなのかな?なんてちょっと期待してました。
さて当日。休日なので開演時間の19時に間に合うようにノンビリ家を出発して、18時40分にはお店に着きました。受付をすませてフロアーへ。幸い席がいくつか空いていたので座ってのんびりと開演を待ちます。ステージは向かって左にキーボードセットが。全部で5台かな。その隣にベースアンプとブラウンのソリッドなフレットレス4弦ベース。そして中央やや右にワンバスツータム4シンバルのドラムセット。以前ストーミーで見たミニセットでしたね。さらにまるでアルペンホルンのような大きなディジュリドゥが専用スタンドでセットされています。そして右にマーシャルアンプとブラウントラ目のギターと、黒レスポールが。
19時をちょっと過ぎたころにメンバーの皆さんがステージに登場!拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「Hammer Head」。Jeff Beck氏の曲で望さんのリクエストだそうです。パワフルなドラムのミドルテンポのシャッフルリズムではじまって、ギターリフがはいって、そしてテクニカルなベースリフをバックにギターが伸びやかなフレーズを奏でて。爽やかでメロウな感じですね。その後ギターのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくってます。中盤では一旦静かになってエモーショナルなモーグソロが。それが叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ラストはヘヴィなユニゾンリフをキメて。
続いて2曲目は難波さんの曲で「ディメンジョン・トラヴェラー」。アップテンポのテクニカルなリフから明るく爽やかな感じではじまります。ギターのリズミカルなリフにオルガンの爽やかなリフ、ギターのアルペジオのメロウなリフにキーボードの伸びやかなフレーズがのって。その後テンポダウンしてパワフルなドラムとギターリフにのってシンセの鮮烈なサウンドが伸びやかに響き、そしてピアノのリズミカルなソロ、オルガンのアグレッシブなソロと続きます。中盤ではギターのテクニカルかつエモーショナルなソロが。そして変拍子リフからアップテンポになって明るく爽やかなリフがながれ、ドラムがバスドラドコドコで盛り上げて、バンドリフとドラムフィルの掛け合いからテクニカルなユニゾンリフをキメて。終盤一旦止まってヘヴィサウンドのベースソロが。ラストはオールユニゾンでドラムも叩きまくってFin。
「皆さん、こんばんは。Toshimi Sessionようこそおいでくださいました」って永井さんが挨拶を。大拍手です。最初から難曲2曲で「つかれた」「身体にも精神にもよくない」って。リハのときでも譜面をめくるたびに悲鳴があがったとか。
ここでメンバー紹介です。「オンギター、古川望!」大拍手です。古川さんはToshimi Sessionは2年ぶりとか。その前は3年空いたそうで、「周期が短くなってる。次は1年後で・・・」って。次は「オンドラムス、菅沼孝三!」大拍手です。「叩きまくってますね。ちっちゃいセットなのに遜色ない」って永井さん。で、望さんと菅沼さんは高校の頃からの知り合いだそうで、「隣の高校の文化祭でピンクのオーバーオール着てドラム叩きまくってた」って望さんが思い出話を。次は「オンキーボード、難波弘之!」大拍手です。菅沼さんは難波さんを「プログレの父」って。今回難曲が多いので「リハのときから狂乱状態」って難波さん。最後「ベース、永井敏巳です。宜しく御願いします」って大拍手です。
3曲目は「ゼルダゼロ」っておっしゃったかな?テクニカルな変拍子リフからはじまって、アップテンポで明るく爽やかなリフが。トリピカルなフュージョンサウンドですね。カウベルのファンキーなリズムにのってギターとキーボードのユニゾンリフがながれ、その後ギターがゆったりとエモーショナルなフレーズを奏でて。まずはキーボードのリズミカルなソロ、続いてギターのテクニカルなソロが。そしてバンドリフとドラムフィルの掛け合いも。終盤ではギターとキーボードのユニゾンでの爽やかなフレーズがながれ、そしてアグレッシブなギターソロへ。
続いて4曲目は菅沼さんの曲で「クラウディネス」。ディジュリドゥとシンセの荘厳な音色からはじまって、ハイハットのカウントからギターがアルペジオのメロウなリフをゆったりと奏で、キーボードが哀愁ただようメロディをしっとりと。バックでは味わい深いベースラインがながれて。中盤では浮遊感のある音色のキーボードソロ、エモーショナルなギターソロが。それが徐々に盛り上がっていって。終盤ではキーボードの哀愁フレーズ、ギターのアルペジオリフがしっとりとながれ、ラストはディジュリドゥの神秘的なサウンドが響いて。
「ありがとうございます」って永井さん。「金沢の空、曇り空のモノトーンをイメージした」って菅沼さん。「バラードなのにバタバタしてましたね」って永井さん、爆笑!さらに「バラードだったんだ!」って難波さん、大爆笑!今回のディジュリドゥはLAで購入したもので、材質はリュウゼツランの茎なんだそうで。「よく見ると(虫に食われた)穴だらけ」なんだそうです。
1部最後となる5曲目は「イントロを聴けばプログレファンならすぐわかる」って永井さん。そして難波さんがリフを1音づつ弾きはじめると、音ごとに「キャー!」ってメンバーが悲鳴を。もっとも聴き覚えのあるキーボードリフ「Fanfare For The Common Man」です。大好きな曲なのでやってくれてめっちゃ嬉しいっす!アップテンポのリズムがはいって、キーボードとギターがユニゾンでリフを。まずはモーグソロ。鮮やかな鍵盤さばきに見入ってしまいます。続いてギターのアグレッシブなソロでドラムも叩きまくりでめっちゃ盛り上がって。ラストはキーボードとギターのユニゾンリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
「ありがとうございました!ギター古川望!ドラムス菅沼孝三!キーボード難波弘之!ベース永井でした!ちょっと休憩します」って大拍手大歓声!メンバーの皆さんはステージを降りて楽屋へ。これで第1部終了です。時計を見ると19時56分。約50分の前半でした。
20分後の20時15分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。そしてはじまった2部最初になる6曲目はBrand Xの「ニュークリア・ワン」。パワフルなドラムからダイナミックなバンドイントロが。そしてベースのアップテンポのテクニカルなリフからドラムがハイテンポのリズムを刻んで、ギターの軽快なリフやキーボードの伸びやかなフレーズ、さらにギターの爽やかなフレーズがながれ、テクニカルでスリリングなユニゾンもキメて。その後一旦止まってギターがアルペジオのメロウなリフをゆったりと奏で、キーボードが哀愁たっぷりのフレーズを。そしてテンポアップしてキーボードのリズミカルなソロが。中盤再び止まってリフにのってドラムの叩きまくりソロ、そしてギターのテクニカルなソロが。終盤ではテクニカルなベースリフにのってアップテンポで盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。
「はい!2部またザワザワとはじまりました」って永井さん。ここで難波さんと菅沼さんが物販の宣伝を。望さんは今日持ってくるの忘れたとか。「家まで買いにきてください」って爆笑!
ここでスペシャルゲストの登場です。プログレめっちゃ詳しい俳優さん“スターレス”<高嶋政宏さん>が紹介されてステージへ。自分は生で拝見するの初めてっす。坊主頭で黒縁メガネかけて、白系Tシャツで。アスリート体系でデカいっすね。「無茶振りにも程がありますよ!」って高嶋さん。難波さんが高嶋さんに急遽出演依頼されたようですね。今日たまたま逢って御願いしたって感じのようで。「Wettonさんに申し訳ない」って高嶋さん。でも客席を見渡して「見ず知らずの人ばかりで良かった」って。次の曲は予定では望さんが1音下げて歌うことになっていたそうで、譜面も全部1音下げになっているとか。「困ったな」って永井さん。「歌が終わったら“1音下げ”でもいい?」って確認しますが、「原キーで」って却下されて。望さんは黒のレスポールです。
そしてはじまった高嶋さんヴォーカルの曲はもちろんクリムゾンの「Starless」。メロトロン風のしっとりとしたサウンドとベースがゆったりとながれ、ドラムが静かにはいって、ギターがメロウなフレーズを奏でて。そしてヴォーカルがはいって徐々に力強く歌い上げて。高嶋さん、歌詞カード見ながらの歌ですけど、いい声してますね。ヴォーカルパートが終わると高嶋さん、客席に戻って。もちろん大拍手です。そしてメロトロンサウンドが響くなか、ギターがメロウなフレーズを奏でて。中盤ではベースリフとギターのミステリアスなリフが響き、徐々に盛り上がっていって、モーグのダークなフレーズが響き、ドラムが叩きまくって。終盤では一旦止まって、パワフルなギターとベースのリフからアップテンポのパワフルなドラムがはいって、そしてキーボードのアグレッシブなソロが。その後アップテンポのベースリフにのってギターが伸びやかなフレーズを奏で、ドラムも叩きまくりでめっちゃ盛り上がって、ド迫力のエンディングでFin。
曲が終わると「スペシャルゲスト、高嶋政宏!」って大拍手大歓声です。「なんとかトランスポートできた。本番で1音上げるのは大変」って永井さん。
8曲目は「メッセージ」。難波さんの曲です。菅沼さんのカウントからはじまってダイナミックなリフが。そしてミドルテンポでオルガンリフを弾きながら難波さんが力強く歌って。ひょっとすると難波さんのヴォーカルをライブで聴いたのって自分は初めてかも。とっても明るくさわやかな曲調です。サビでは望さんがコーラスを。中盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターとのユニゾン、そしてギターのエモーショナルなソロへ。終盤では一旦止まったあと、キーボードのリズミカルなリフからヴォーカルがはいって、そしてドラムが入って盛り上がって。
曲が終わると難波さん・永井さん・望さんが楽器を置いてステージを降りて、ドラムスにスポットが。お待ちかねの菅沼さんのソロコーナーです。まずは素手でドラムをたたいて、そして立ってマウススプリング?マイクに口を当てて♪ビヨヨヨォ~ンって。続いてはリズミカルなヴォイスパーカッションからホーミィも披露。大拍手です。次はディジュリドゥの神秘的なサウンドが響きわたり、さらにドラムを叩きながらも。一旦ドラムに戻ってハイハットを裏表叩いたりバスドラをスティックで叩いたり、ジャグリングのようにスティックを回したりして、あらためてドラムを叩きまくって。続いてはパチンカーをリズミカルに両手で回し、バトンのようなプラスチックの筒でドラムを叩いたり、バトン同士を叩いたり、たまに頭を叩くギャグで笑いもとって。続いてはスティックでスネアロール中心に叩きまくり、そしてエアドラムのように見えて叩いているフェイクストロークも。ラストはスネアロールにもどってFin。「ありがとうございました」って菅沼さん、大拍手大歓声!
そのままパワフルなドラムからはじまって、ミドルテンポでベースリフがはいって、再びドラムが叩きまくったあと、ギターとキーボードが軽やかなトロピカル風の明るくさわやかなリフを。9曲目は「Beat Kids」。菅沼さんの曲です。途中でディジュリドゥの音色が幻想的に響き、そしてベースのテクニカルなソロへ。その後、ギターの軽快なカッティングリフからテンポダウンして、そこから叩きまくりのドラムソロへ。終盤では菅沼さんの「ワン!トゥー!」ってカウントからギターとキーボードのトロピカルなリフがはいって、そしてアップテンポになってピアノのパワフルかつテクニカルなソロが。その後ギターが伸びやかで爽やかなフレーズを奏で、テクニカルなソロへ。ラストはドラムも叩きまくりで盛り上がってFin。
「ありがとうございました」って永井さん。菅沼さんのソロを「人間国宝だね」「世界遺産登録を」って難波さん、爆笑!そしてここで菅沼さんがフェイクストロークの謎解きを。皆さん納得です。「ドラムクリニックみたいになってきたね」って難波さん。さらに「大道芸的」って爆笑!
「次で最後です」って永井さん。本編最後となる10曲目は「ダンス・オブ・ザ・ハーレクイン」。パワフルでテクニカルなユニゾンリフからはじまって、まずはキーボードのテクニカルなソロ。そして一旦静かになったあと、ベースのアグレッシブなソロへ。続いてギターのテクニカルなソロからユニゾンもキメて。中盤ではミドルテンポのキーボードソロからアップテンポになってアグレッシブに。ドラムも叩きまくってます。ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメてFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「オンギター、古川望!」「オンドラムス、菅沼孝三!」「オンキーボード、難波弘之!」「ベース、永井敏巳でした!ありがとうございました!」ってメンバーの皆さんに大きな拍手が。そして皆さん楽器を置いてステージを降りて楽屋へ。もちろんフロアーはアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。とここで自分は残念ながら帰りの電車の都合でタイムアップ。名残惜しいのですが席を立って店を出て駅へダッシュです。このあとアンコールでも盛り上がったことでしょう。あ~あ、もっと家が近かったらなぁ・・・
”手数王”菅沼さん、”巨匠”難波弘之さん、ギター古川望さんという凄腕揃いの超強力メンバーでの<Toshimi Session>、もう弾きまくり叩きまくり変拍子いっぱいの音の洪水のド迫力のすんごいライブでした。初めて生で聴く望さんのギターサウンド、めっちゃかっこよかったっす。時にヘヴィに時に軽快にジャジーに時にメロウにとテクニカルにアグレッシブに聴かせてくれて。今回はベースソロが少なかった気もしますが、主催者永井さんのベース、やっぱ凄いっす。そして、スペシャルゲストの“スターレス”高嶋さんの登場にはほんとビックリ!難波さんに感謝ですね。様々なミュージシャンを迎えての<Toshimi Session>、また機会があれば観たいっす。
<PROGRESSIVE LIVE 2011>
毎回、様々なメンバーで凄いライブを聴かせてくれる、凄腕ウルトラベーシスト<永井敏巳さん>のライブユニット<Toshimi Session>。先日ふとシルエレのスケジュール表を見ると、6/26にライブ予定があって、メンバーをよく見ると、キーボードが巨匠<難波弘之さん>、ドラムスが“手数王”<菅沼孝三さん>、そしてギターが<古川望さん>という超強力なメンバー。もう即予約です。特に、テクニカルフュージョンバンド<羅麗若>や、実兄<古川初穂さん>とのユニット<古川兄弟>等でも活躍されているギタリスト古川望さんのライブをまだ一度も観たことがないもので、どんなギターサウンドを聴かせてくれるのか、すっごい楽しみにしてました。それと“手数王”のライブってまだストーミーの狭いハコでしか観たことがなかったもので、シルエレだとひょっとしてフルセットなのかな?なんてちょっと期待してました。
さて当日。休日なので開演時間の19時に間に合うようにノンビリ家を出発して、18時40分にはお店に着きました。受付をすませてフロアーへ。幸い席がいくつか空いていたので座ってのんびりと開演を待ちます。ステージは向かって左にキーボードセットが。全部で5台かな。その隣にベースアンプとブラウンのソリッドなフレットレス4弦ベース。そして中央やや右にワンバスツータム4シンバルのドラムセット。以前ストーミーで見たミニセットでしたね。さらにまるでアルペンホルンのような大きなディジュリドゥが専用スタンドでセットされています。そして右にマーシャルアンプとブラウントラ目のギターと、黒レスポールが。
19時をちょっと過ぎたころにメンバーの皆さんがステージに登場!拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「Hammer Head」。Jeff Beck氏の曲で望さんのリクエストだそうです。パワフルなドラムのミドルテンポのシャッフルリズムではじまって、ギターリフがはいって、そしてテクニカルなベースリフをバックにギターが伸びやかなフレーズを奏でて。爽やかでメロウな感じですね。その後ギターのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくってます。中盤では一旦静かになってエモーショナルなモーグソロが。それが叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ラストはヘヴィなユニゾンリフをキメて。
続いて2曲目は難波さんの曲で「ディメンジョン・トラヴェラー」。アップテンポのテクニカルなリフから明るく爽やかな感じではじまります。ギターのリズミカルなリフにオルガンの爽やかなリフ、ギターのアルペジオのメロウなリフにキーボードの伸びやかなフレーズがのって。その後テンポダウンしてパワフルなドラムとギターリフにのってシンセの鮮烈なサウンドが伸びやかに響き、そしてピアノのリズミカルなソロ、オルガンのアグレッシブなソロと続きます。中盤ではギターのテクニカルかつエモーショナルなソロが。そして変拍子リフからアップテンポになって明るく爽やかなリフがながれ、ドラムがバスドラドコドコで盛り上げて、バンドリフとドラムフィルの掛け合いからテクニカルなユニゾンリフをキメて。終盤一旦止まってヘヴィサウンドのベースソロが。ラストはオールユニゾンでドラムも叩きまくってFin。
「皆さん、こんばんは。Toshimi Sessionようこそおいでくださいました」って永井さんが挨拶を。大拍手です。最初から難曲2曲で「つかれた」「身体にも精神にもよくない」って。リハのときでも譜面をめくるたびに悲鳴があがったとか。
ここでメンバー紹介です。「オンギター、古川望!」大拍手です。古川さんはToshimi Sessionは2年ぶりとか。その前は3年空いたそうで、「周期が短くなってる。次は1年後で・・・」って。次は「オンドラムス、菅沼孝三!」大拍手です。「叩きまくってますね。ちっちゃいセットなのに遜色ない」って永井さん。で、望さんと菅沼さんは高校の頃からの知り合いだそうで、「隣の高校の文化祭でピンクのオーバーオール着てドラム叩きまくってた」って望さんが思い出話を。次は「オンキーボード、難波弘之!」大拍手です。菅沼さんは難波さんを「プログレの父」って。今回難曲が多いので「リハのときから狂乱状態」って難波さん。最後「ベース、永井敏巳です。宜しく御願いします」って大拍手です。
3曲目は「ゼルダゼロ」っておっしゃったかな?テクニカルな変拍子リフからはじまって、アップテンポで明るく爽やかなリフが。トリピカルなフュージョンサウンドですね。カウベルのファンキーなリズムにのってギターとキーボードのユニゾンリフがながれ、その後ギターがゆったりとエモーショナルなフレーズを奏でて。まずはキーボードのリズミカルなソロ、続いてギターのテクニカルなソロが。そしてバンドリフとドラムフィルの掛け合いも。終盤ではギターとキーボードのユニゾンでの爽やかなフレーズがながれ、そしてアグレッシブなギターソロへ。
続いて4曲目は菅沼さんの曲で「クラウディネス」。ディジュリドゥとシンセの荘厳な音色からはじまって、ハイハットのカウントからギターがアルペジオのメロウなリフをゆったりと奏で、キーボードが哀愁ただようメロディをしっとりと。バックでは味わい深いベースラインがながれて。中盤では浮遊感のある音色のキーボードソロ、エモーショナルなギターソロが。それが徐々に盛り上がっていって。終盤ではキーボードの哀愁フレーズ、ギターのアルペジオリフがしっとりとながれ、ラストはディジュリドゥの神秘的なサウンドが響いて。
「ありがとうございます」って永井さん。「金沢の空、曇り空のモノトーンをイメージした」って菅沼さん。「バラードなのにバタバタしてましたね」って永井さん、爆笑!さらに「バラードだったんだ!」って難波さん、大爆笑!今回のディジュリドゥはLAで購入したもので、材質はリュウゼツランの茎なんだそうで。「よく見ると(虫に食われた)穴だらけ」なんだそうです。
1部最後となる5曲目は「イントロを聴けばプログレファンならすぐわかる」って永井さん。そして難波さんがリフを1音づつ弾きはじめると、音ごとに「キャー!」ってメンバーが悲鳴を。もっとも聴き覚えのあるキーボードリフ「Fanfare For The Common Man」です。大好きな曲なのでやってくれてめっちゃ嬉しいっす!アップテンポのリズムがはいって、キーボードとギターがユニゾンでリフを。まずはモーグソロ。鮮やかな鍵盤さばきに見入ってしまいます。続いてギターのアグレッシブなソロでドラムも叩きまくりでめっちゃ盛り上がって。ラストはキーボードとギターのユニゾンリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
「ありがとうございました!ギター古川望!ドラムス菅沼孝三!キーボード難波弘之!ベース永井でした!ちょっと休憩します」って大拍手大歓声!メンバーの皆さんはステージを降りて楽屋へ。これで第1部終了です。時計を見ると19時56分。約50分の前半でした。
20分後の20時15分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。そしてはじまった2部最初になる6曲目はBrand Xの「ニュークリア・ワン」。パワフルなドラムからダイナミックなバンドイントロが。そしてベースのアップテンポのテクニカルなリフからドラムがハイテンポのリズムを刻んで、ギターの軽快なリフやキーボードの伸びやかなフレーズ、さらにギターの爽やかなフレーズがながれ、テクニカルでスリリングなユニゾンもキメて。その後一旦止まってギターがアルペジオのメロウなリフをゆったりと奏で、キーボードが哀愁たっぷりのフレーズを。そしてテンポアップしてキーボードのリズミカルなソロが。中盤再び止まってリフにのってドラムの叩きまくりソロ、そしてギターのテクニカルなソロが。終盤ではテクニカルなベースリフにのってアップテンポで盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。
「はい!2部またザワザワとはじまりました」って永井さん。ここで難波さんと菅沼さんが物販の宣伝を。望さんは今日持ってくるの忘れたとか。「家まで買いにきてください」って爆笑!
ここでスペシャルゲストの登場です。プログレめっちゃ詳しい俳優さん“スターレス”<高嶋政宏さん>が紹介されてステージへ。自分は生で拝見するの初めてっす。坊主頭で黒縁メガネかけて、白系Tシャツで。アスリート体系でデカいっすね。「無茶振りにも程がありますよ!」って高嶋さん。難波さんが高嶋さんに急遽出演依頼されたようですね。今日たまたま逢って御願いしたって感じのようで。「Wettonさんに申し訳ない」って高嶋さん。でも客席を見渡して「見ず知らずの人ばかりで良かった」って。次の曲は予定では望さんが1音下げて歌うことになっていたそうで、譜面も全部1音下げになっているとか。「困ったな」って永井さん。「歌が終わったら“1音下げ”でもいい?」って確認しますが、「原キーで」って却下されて。望さんは黒のレスポールです。
そしてはじまった高嶋さんヴォーカルの曲はもちろんクリムゾンの「Starless」。メロトロン風のしっとりとしたサウンドとベースがゆったりとながれ、ドラムが静かにはいって、ギターがメロウなフレーズを奏でて。そしてヴォーカルがはいって徐々に力強く歌い上げて。高嶋さん、歌詞カード見ながらの歌ですけど、いい声してますね。ヴォーカルパートが終わると高嶋さん、客席に戻って。もちろん大拍手です。そしてメロトロンサウンドが響くなか、ギターがメロウなフレーズを奏でて。中盤ではベースリフとギターのミステリアスなリフが響き、徐々に盛り上がっていって、モーグのダークなフレーズが響き、ドラムが叩きまくって。終盤では一旦止まって、パワフルなギターとベースのリフからアップテンポのパワフルなドラムがはいって、そしてキーボードのアグレッシブなソロが。その後アップテンポのベースリフにのってギターが伸びやかなフレーズを奏で、ドラムも叩きまくりでめっちゃ盛り上がって、ド迫力のエンディングでFin。
曲が終わると「スペシャルゲスト、高嶋政宏!」って大拍手大歓声です。「なんとかトランスポートできた。本番で1音上げるのは大変」って永井さん。
8曲目は「メッセージ」。難波さんの曲です。菅沼さんのカウントからはじまってダイナミックなリフが。そしてミドルテンポでオルガンリフを弾きながら難波さんが力強く歌って。ひょっとすると難波さんのヴォーカルをライブで聴いたのって自分は初めてかも。とっても明るくさわやかな曲調です。サビでは望さんがコーラスを。中盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターとのユニゾン、そしてギターのエモーショナルなソロへ。終盤では一旦止まったあと、キーボードのリズミカルなリフからヴォーカルがはいって、そしてドラムが入って盛り上がって。
曲が終わると難波さん・永井さん・望さんが楽器を置いてステージを降りて、ドラムスにスポットが。お待ちかねの菅沼さんのソロコーナーです。まずは素手でドラムをたたいて、そして立ってマウススプリング?マイクに口を当てて♪ビヨヨヨォ~ンって。続いてはリズミカルなヴォイスパーカッションからホーミィも披露。大拍手です。次はディジュリドゥの神秘的なサウンドが響きわたり、さらにドラムを叩きながらも。一旦ドラムに戻ってハイハットを裏表叩いたりバスドラをスティックで叩いたり、ジャグリングのようにスティックを回したりして、あらためてドラムを叩きまくって。続いてはパチンカーをリズミカルに両手で回し、バトンのようなプラスチックの筒でドラムを叩いたり、バトン同士を叩いたり、たまに頭を叩くギャグで笑いもとって。続いてはスティックでスネアロール中心に叩きまくり、そしてエアドラムのように見えて叩いているフェイクストロークも。ラストはスネアロールにもどってFin。「ありがとうございました」って菅沼さん、大拍手大歓声!
そのままパワフルなドラムからはじまって、ミドルテンポでベースリフがはいって、再びドラムが叩きまくったあと、ギターとキーボードが軽やかなトロピカル風の明るくさわやかなリフを。9曲目は「Beat Kids」。菅沼さんの曲です。途中でディジュリドゥの音色が幻想的に響き、そしてベースのテクニカルなソロへ。その後、ギターの軽快なカッティングリフからテンポダウンして、そこから叩きまくりのドラムソロへ。終盤では菅沼さんの「ワン!トゥー!」ってカウントからギターとキーボードのトロピカルなリフがはいって、そしてアップテンポになってピアノのパワフルかつテクニカルなソロが。その後ギターが伸びやかで爽やかなフレーズを奏で、テクニカルなソロへ。ラストはドラムも叩きまくりで盛り上がってFin。
「ありがとうございました」って永井さん。菅沼さんのソロを「人間国宝だね」「世界遺産登録を」って難波さん、爆笑!そしてここで菅沼さんがフェイクストロークの謎解きを。皆さん納得です。「ドラムクリニックみたいになってきたね」って難波さん。さらに「大道芸的」って爆笑!
「次で最後です」って永井さん。本編最後となる10曲目は「ダンス・オブ・ザ・ハーレクイン」。パワフルでテクニカルなユニゾンリフからはじまって、まずはキーボードのテクニカルなソロ。そして一旦静かになったあと、ベースのアグレッシブなソロへ。続いてギターのテクニカルなソロからユニゾンもキメて。中盤ではミドルテンポのキーボードソロからアップテンポになってアグレッシブに。ドラムも叩きまくってます。ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメてFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「オンギター、古川望!」「オンドラムス、菅沼孝三!」「オンキーボード、難波弘之!」「ベース、永井敏巳でした!ありがとうございました!」ってメンバーの皆さんに大きな拍手が。そして皆さん楽器を置いてステージを降りて楽屋へ。もちろんフロアーはアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。とここで自分は残念ながら帰りの電車の都合でタイムアップ。名残惜しいのですが席を立って店を出て駅へダッシュです。このあとアンコールでも盛り上がったことでしょう。あ~あ、もっと家が近かったらなぁ・・・
”手数王”菅沼さん、”巨匠”難波弘之さん、ギター古川望さんという凄腕揃いの超強力メンバーでの<Toshimi Session>、もう弾きまくり叩きまくり変拍子いっぱいの音の洪水のド迫力のすんごいライブでした。初めて生で聴く望さんのギターサウンド、めっちゃかっこよかったっす。時にヘヴィに時に軽快にジャジーに時にメロウにとテクニカルにアグレッシブに聴かせてくれて。今回はベースソロが少なかった気もしますが、主催者永井さんのベース、やっぱ凄いっす。そして、スペシャルゲストの“スターレス”高嶋さんの登場にはほんとビックリ!難波さんに感謝ですね。様々なミュージシャンを迎えての<Toshimi Session>、また機会があれば観たいっす。