ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

YUKIE & Nanclenaicers 4th Solid Earth

2019-10-27 22:27:06 | フュージョン
元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>が2011年から始められたスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。2013年8月に1stミニアルバム<Beginning>を発表され、それがまたとっても素敵なサウンドなもので、その後何度かライブも観にいってハマってしまいました。そして2015年9月に2ndミニアルバム「Discovery」、2017年5月に3rdミニアルバム「Departure」が発表され、今年2019年6月に4thミニアルバム「Solid Earth」が発表されました。ネコちゃんをメインに動物いっぱいのメルヘンチックなジャケットですね。
 アルバム1曲目は「Solid Earth」。アコギの美しい哀愁リフからゆったりとはじまって、ピアノが力強く綺麗に奏で、ギターがのびやかに爽やかに奏でて。このトーン、一瞬、高中氏のサウンドを思い出しました。そしてシンセがのびやかに奏で、リズミカルリフからスキャットがのびやかにながれて。中盤ではピアノのリズミカルなソロが。そしてピアノをバックにスキャットがのびやかに、そこにギターが加わってユニゾンで奏でて。終盤ではギターのエモーショナルなソロが。
 2曲目は「Savanna 2019」。ダイナミックリフからアップテンポではじまって、ギターとシンセが交互にリフを、明るく楽しく、ウキウキワクワクしてくるようにノリノリで。その後シンセのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロが。
 3曲目は「空の街」。川のせせらぎやウミネコの鳴き声がながれ、ベースのしっとりとした音色が響き、ピアニカの音色が寂しげにながれて。そしてアコギのメロウなリフからピアニカがしっとりと、さらにスキャットも。中盤ではピアニカのエモーショナルなソロが。
 4曲目は「十六屋の月」。アコギのしっとりとした音色が響き、ピアノが加わってボサノヴァ風にアダルティに。甘い雰囲気で恋人同士が寄り添うかのような。中盤ではピアノソロ、続いてアコギソロ、ベースソロが、それぞれしっとりと。
 5曲目は「Seven Bridge」。ミドルテンポのパワフルなドラムからグルーヴィなベースにのってギターのリズミカルリフがはいってファンキーモードになり、そこからギターのワウソロに。その後一旦静かになってベースソロ、」続いてギターソロへ。終盤ではミドルテンポでギターがのびやかに奏で、そこから叩きまくりのドラムソロへ。ラストは再びファンキーモードで楽しく。
 6曲目は「Signs from Nature」。しっとりとしたアコギソロで、心安らぐ感じですね。
 7曲目は「Solid Earth」のカラオケバージョンです。
 今回も明るく爽やかでとっても楽しい曲や、しっとりとじっくりと聴き入ってしまう曲など、曲数は少ないですけど、YUKIEさんの魅力を堪能できて楽しめる素敵なアルバムですね。機会があればライブ観にいきたいのですが・・・それと定期的に行われているアコギライブも観に行きたいっす。

SIBERIAN NEWSPAPER  0

2019-03-10 18:22:39 | フュージョン
 ヴァイオリン奏者を擁する、とっても爽やかな心地よく楽しいサウンドで楽しませてくれるバンド、<SIBERIAN NEWSPAPER>。TV番組やCM等に多くの曲が使われているようです。メンバーはリーダーでギターの<阿守孝夫さん>、ヴァイオリン<土屋雄作さん>、ピアノ<藤田一宏さん>、パーカッション<平尾正和さん>、コントラバス<山本周作さん>、クラシックギター<真鍋貴之さん>。現在はこの6名のようですが、もう1名、現在長期休養中のディジュリドゥ他の<藤田聡さん>がいらっしゃいます。2005年に結成され、2006年に1stアルバム「ASIATIC SPY」を発表され、2008年に2ndアルバム「COMICAL SALUTE」を発表。さらに2009年にはクラシックの超有名曲<ヴィヴァルディ>の「四季」をアレンジしたコンセプトアルバムを発表されます。大活躍のバンドは2010年11月にオリジナル3rdアルバム「HISTORIA★SIBEROANA」を発表され、2012年7月に今回紹介させていただく4thアルバム「0」を発表されます。
 アルバム1曲目は「Kimi ga Hoshii」。静かに荘厳に始まるも、一転アップテンポの明るく楽しくノリノリモードになって、ヴァイオリンがリズミカルリフから力強くのびやかに奏でて。躍動感たっぷりでドラムも叩きまくって。
 2曲目は「Hide And Seek」。ピアノのパワフルなリフからダンサブルな感じのなか、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。その後ピアノとヴァイオリンが弾きまくり、ギターのテクニカルなソロやベースソロもあり、ドラムも叩きまくって。
 3曲目は「Goodspeed」。ミドルテンポのワルツリズムでヴァイオリンとピアノがリズミカルに奏でて。その後4拍子になってリズミカルにテクニカルリフを。
 4曲目は「My Evil」。ミドルテンポのピアノのゆったりとしたリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏でて。そしてピアノとヴァイオリンがそれぞれエモーショナルで美しいソロを。
 5曲目は「While You Are Sleeping」。ミドルテンポのリフがたおやかにながれ、ピアノがエモーショナルに奏で、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。
 6曲目は「赤いスカーフの行方」。アップテンポのパワフルで躍動感タップリのリフがノリノリモードで。そしてギターのフラメンコ風のテクニカルなソロが。その後ピアノのパワフルなリフからドラムが叩きまくり、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。
 7曲目は「Urban Landscape」。ミドルテンポのピアノのパワフルなリフからフォルクローレ調ではじまって、ヴァイオリンが力強くのびやかにドラマティックに奏でて。
 8曲目は「Occam’s Razor」。アップテンポのパワフルでリズミカルなリフからノリノリモードで明るく楽しくはじまって、ヴァイオリンが力強く美しく奏でて。その後ブレイクからミドルテンポでゆったりとなるも、再びアップテンポのノリノリモードに。
 9曲目は「Ever Frozen」。ミドルテンポで、ピアノとヴァイオリンがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。そしてヴァイオリンがエモーショナルにドラマティックに奏でて。
 10曲目は「Lost Mustache Bazooka」。ダイナミックリフからアップテンポでパワフルで激しくはじまって、スカビートで忙しくリズミカルに。その後ミドルテンポでピアノの綺麗なリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏でて。そして途中籠った感じのサウンドになるも、再びアップテンポのスカビートでヴァイオリンのテクニカルなソロが。
 11曲目は「Butterfly」。ミドルテンポのタムドラムからヴァイオリンがのびやかに哀愁メロディを奏で、更にユニゾンでほのぼのメロディを奏でて。そしてオーボエ風サウンドのエモーショナルなソロから力強くのびやかにドラマティックに。
 12曲目は「Vetro」。アップテンポのテクニカルリフから躍動感たっぷりに激しくはじまって、ピアノのテクニカルリフにのってヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。
 13曲目は「Recovering」。ヴァイオリンがのびやかにゆったりとほのぼのメロディを奏で、アコギのリズミカルリフもはって、ドラマティックに。
 このアルバムでも大自然の広大な景色や街中の風景など、世界各地の様々な景色が思い浮かべられるような、のどかで爽やかな曲や楽しい曲、アツく激しい曲、しっとりと美しい曲などたっぷりと楽しめる、素敵なアルバムですね。

中島優貴さん  幻想組曲:やまとなでしこ

2019-01-03 08:36:20 | フュージョン
 80年代に<ヘヴィ・メタル・アーミー→イースタン・オービット>等で活躍されたキーボード奏者の<中島優貴さん>。ソロではこれまでに1982年に「大予言」、84年に「インスパイア/INSPIRE」、86年に「サブリナ」を発表されていますが、84年にもう1枚、今回紹介させていただく「幻想組曲:やまとなでしこ」を発表されていました。このアルバムは、歴史にのこる偉大な功績や影響を与えた女性をモチーフにイメージされた曲が10曲収められています。このアルバム参加メンバーは、ギター<小森晴美さん>、ベース<神馬利明さん>、ドラムス<江尻則和さん>、キーボード<橋北哲哉さん>の「PROJECT INSPIRE」のメンバーと、ゲストでベース<鳴瀬喜博さん><渡辺建さん>、ドラムス<樋口宗孝さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「プロローグ:やまとなでしこ」。シンセが幻想的に奏で、ピアノがゆったりと力強く。そしてシンセがゆったりと哀愁メロディを奏でて。
 2曲目は「夢・美聖女 image from 小野小町」。しっとりとしたピアノからシンセが幻想的に奏でて。そして一転アップテンポのリズムがはいってシンセがのびやかに奏で、その後ピアノとリズミカルに。POPな感じで楽しく。
 3曲目は「女王の恋 ミステリー・ウーマン image from 卑弥呼」。キーボードのリズミカルリフからミドルテンポでダンサブルに。その後シンセがのびやかにエモーショナルに奏でてロマンティックな感じに。
 4曲目は「ドラマティック・フィール image from 細川ガラシャ」。しっとりとしたシンセからはじまり、アップテンポのリズムがはいって躍動感たっぷりにダンサブルに。そしてピアノのリズミカルリフからシンセがのびやかに奏で、盛り上がって。
 5曲目は「ミラー・オブ・ムーン image from 山内一豊の妻 お千代」。シンセがしっとりと奏で、ミドルテンポのリズムがはいってのびやかに、そして力強く盛り上がって。その後シンセがエモーショナルに奏でて。
 6曲目は「エキゾティック・ファンタジー image from 出雲阿国」。アップテンポのリズムにのってキラキラなシンセサウンドがリズミカルにダンサブルに。そしてシンセのエモーショナルなソロが。その後ブレイクからリズミカルにダンサブルに。そこからシンセのテクニカルなソロが。
 7曲目は「フビライの矢 image from 静御前」。ハープシコード風の音色がゆったりとながれ、ピアノがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。その後シンセとピアノがユニゾンでしっとりと奏で、そこからシンセのエモーショナルなソロが。
 8曲目は「愛のジェラシー image from 額田王」。ピアノのリズミカルリフからミドルテンポで哀愁たっぷりにはじまって、シンセがリズミカルリフからエモーショナルなソロを。
 9曲目は「スペイシー・セレナーデ image from 徳川千姫」。アップテンポのパワフルなシンセリフからリズミカルにはじまって、躍動感たっぷりのスラップベースリフにのってダンサブルにオシャレに。その後シンセやピアノのテクニカルなソロが。
 10曲目は「エピローグ:ヴィーナス・アレイ image from 光明皇后」。シンセとアコギがゆったりとしっとりと、そしてベースもしっとりと。その後一転アップテンポのリズムがはいって、シンセがのびやかに奏で、シンセとピアノがリズミカルなリフを。終盤にはシンセのテクニカルなソロが。
 全体にロック色はあまりなく、テクニカルな面はあるものの、弾きまくりというほどでもなく、フュージョンとも異なる、どちらかというと映画のサントラのような感じがしました。もちろんノリのいいダンサブルな曲や、しっとりと沁みるような曲など、心地よく楽しめる素敵なアルバムですね。

KIYO*SEN organizer

2018-12-15 06:41:28 | フュージョン
 かの“手数王”の愛弟子の美少女ドラマー<川口千里さん>と、様々なセッションやソロで活躍され、アルバムも何枚も発表され、2012年には<Casiopea 3rd>に加入されて大活躍中の美女オルガニスト<大高清美さん>のお二人のDUOユニット<KIYO*SEN>。2014年1月に1stアルバム「CHOCOLATE BOOSTER」を発表され、4月にはライブDVD「Choco-Boo Live!」を発表されました。テクニカルでパワフルながらも繊細で美しく優しさや温かみもあるとっても素敵なサウンドで。そして2015年6月に2ndアルバム「DUOLOGY」、2016年10月に3rdアルバム「Trick or Treat」が発表され、2018年7月に今回紹介させていただく4thアルバム「organizer」が発表されました。ジャケットはゴスロリ系のお衣装の小悪魔的で綺麗で美しい千里さんがアップで、大高さんが小さくぼやけてて。あれっと思ったんですが、裏ジャケでは逆に大高さんがアップで妖艶で存在感たっぷりの美しく威厳のあるお姿で。で、このアルバムにはゲストでギタリスト<矢掘孝一さん><Kelly Simonzさん><HIZAKIさん>と、ベーシスト<Yukiko Shibutaniさん>、そして今回マリンバ奏者<Hiromi Shimodaさん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「FLY」。スネア連打からミドルテンポでオルガンがのびやかに奏でて。オープニングにふさわしい華やかさですね。そしてキーボードがきらびやかに、オルガンがのびやかに奏でて。その後コミカルなシーケンスからパワフルなドラムがはいってオルガンのテクニカルなソロへ。終盤ではパワフルなブレイクからドラムの叩きまくりソロが。ラストはミドルテンポでオルガンがのびやかに。
 2曲目は「Enamel Doll」。パワフルなドラムからミドルテンポで明るく爽やかにはじまって、そこからオルガンのエモーショナルなソロへ。中盤ではオルガンがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって。終盤ではキーボードがのびやかにきらびやかに幻想的に奏でて。
 3曲目は「Altered Destination」。ギターのヘヴィリフからアップテンポでパワフルにはじまって、ドラムも叩きまくり、オルガンも入ってスリリングに。変拍子の激しい曲です。その後ミドルテンポになってオルガンがのびやかに奏で、再びパワフルでリズミカルなリフが。中盤では一旦止まってからオルガンがのびやかに奏で、そこからアップテンポになってギターの弾きまくりのテクニカルなソロ、続いてギターのヘヴィリフにのってドラムの叩きまくりソロ、そしてオルガンのテクニカルなソロが。終盤ではパワフルなリフからモーグのテクニカルなソロが。
 4曲目は「Tiki Tiki」。オルガンリフからアップテンポのパワフルなドラムがはいってリズミカルに。その後、静かになってベースのテクニカルかつエモーショナルなソロ、続いてオルガンのエモーショナルなソロへ。終盤ではブレイクからオルガンのテクニカルなリフと、ドラムのテクニカルなフィルがスリリングに。
 5曲目は「Catty Angel」。ミドルテンポのマリンバのリフからはじまって、ベースのテクニカルなリフ、オルガンのリズミカルなリフが。メルヘンチックな感じがします。そしてブレイクからオルガンのテクニカルなソロ、ドラムの叩きまくりソロと続いて。その後リズミカルなリフからマリンバのテクニカルなリフがはいって盛り上がって。
 6曲目は「Life Various」。前半はキーボードがゆったりとしっとりと幻想的に奏でて。後半から一転オルガンのダイナミックリフと叩きまくりドラムがはいって盛大にリズミカルに。終盤ではミドルテンポでのびやかに。
 7曲目は「POTOS」。スネアロールからギターが妖しく響かせ、そこからギターの弾きまくりのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって。そしてアップテンポでのステリアスかつリズミカルなリフから、オルガンとギターがユニゾンで明るく爽やかに。その後ミドルテンポでギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではベースのグルーヴィなリフからオルガンとギターのテクニカルな弾きまくりソロへ。そしてオルガンとギターがユニゾンでのびやかに奏で、ドラムがテクニカルなフィルを入れて。終盤ではアップテンポのグルーヴィなリフにのってギターのテクニカルなソロが。ラストはオルガンとギターのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに。弾きまくり叩きまくりの激しい応酬、凄いっす。
 8曲目は「Come On Over」。ベースのテクニカルなリフからシンセがのびやかに奏で、ギターとベースのテクニカルなリフからアップテンポでリズミカルに。そしてオルガンとギターがのびやかに爽やかに奏でて。その後、静かになってからオルガンのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロ、続いてドラムのテンポを変えての叩きまくりソロへ。ラストはオルガンのテクニカルなリフが。
 9曲目は「Higurashi」。ミドルテンポでオルガンがのびやかに奏で、シンセが浮遊感たっぷりに幻想的に奏で、そしてエモーショナルなソロへ。その後オルガンのテクニカルなソロ、モーグのテクニカルなソロが。
 今回もテクニカルにエモーショナルに楽しく激しく美しく聴かせてくれてますね。ゴスロリ衣装でのクールな印象のジャケットから想像するダーク系サウンドばかりではなく、明るく爽やかだったり、ノリノリで楽しかったりと、聴きごたえたっぷりの素敵なアルバムです。


THE PLAYERS GALAXY

2017-12-24 08:05:57 | フュージョン
 2017年秋に70年代後期のフュージョンの名盤が数々低価格で再リリースされましたが、今回紹介させていただくのは、“鬼才”キーボード奏者<鈴木宏昌さん>が率いた<THE PLAYERS>が1979年に発表されたデビューアルバム「GALAXY」です。<THE PLAYERS>は、1976年に結成された「コルゲン・バンド」が母体となって、1979年に結成されたそうです。メンバーはキーボード鈴木氏の他、Sax<山口真文さん>、ギター<松木恒秀さん>、ベース<岡沢章さん>、ドラムス<渡嘉敷祐一さん>、コンガ・パーカッション<穴井忠臣さん>の6人編成です。
 アルバム1曲目は「Galaxy」。ハイハットのリズムからダイナミックリフとスラップベースのテクニカルなフィルが。そしてセンセーショナルなダイナミックリフからアップテンポでパワフルでリズミカルなリフがながれて。中盤ではSaxソロ・キーボードソロがテクニカルにリズミカルにファンキーで明るく楽しく。終盤では再びダイナミックリフとスラップベースのテクニカルなフィルが。
 2曲目は「In Your Mind」。キーボードのクリスタルで綺麗な音色が浮遊感たっぷりにゆったりとながれて。そしてSaxがのびやかにメロウに奏でて。中盤ではキーボードのエモーショナルなソロが。終盤は再びaxがのびやかにメロウに。
 3曲目は「Unsweetened」。ダイナミックリフからパーカッションのアップテンポのファンキーでノリノリのリズムにのってギターとベースがユニゾンでパワフルでリズミカルなリフを。中盤ではギターのテクニカルなソロとベースのテクニカルなフィルが。終盤では再びターとベースがユニゾンでパワフルでリズミカルなリフを。
 4曲目は「Kaleidoscope」。透明感のあるシンセサウンドが静かに幻想的にながれ、Saxがゆったりとムーディに奏でて。そして一転パワフルなブレイクからダイナミックリフがはいって、アップテンポのノリノリモードでSaxがリズミカルにダンサブルに。中盤ではブレイクからドラムの叩きまくりフィルに続いてSaxとギターのテクニカルなソロ、続いてキーボードのテクニカルなソロが。終盤ではSaxのノリノリのリズミカルリフが。ラストはブレイクからドラムが叩きまくって。
 5曲目は「Heavenly Maiden」。まずはドラムの叩きまくりソロ。その後アップテンポのファンキーモードでギターのリズミカルなリフとベースのパワフルなリフが。中盤ではダイナミックリフからギターのテクニカルなソロ、そしてダイナミックリフからキーボードのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックリフからギターがのびやかに奏で、ラストはブレイクからドラムが叩きまくって。
 6曲目は「Magic Lamp」。ミドルテンポのベースリフからキーボードがゆったりと奏で、Saxがゆったりと幽玄に奏でて。そしてダイナミックリフからシンセとSaxがのびやかに。中盤ではSaxのエモーショナルなソロ、そしてパワフルなブレイクからキーボードのテクニカルなソロが。終盤ではSaxがのびやかに。
 7曲目は「Sunny Sidewalk」。ミドルテンポのリズムが静かにはいって、ベースとピアノのリズミカルなリフがながれ、ダイナミックリフからミドルテンポでリズミカルに明るく爽やかに奏で、そしてキーボードとユニゾンでリズミカルリフを。その後ピアノのリズミカルなソロが。
 8曲目は「Misty Moonlight」。キーボードがゆったりと、Saxがのびやかにメロウに、そして力強くドラマティックに奏でて。
 パワフルでファンキーでノリノリの楽しい曲や、しっとりと甘くムーディに聴かせる曲など、曲も良くてしかもテクニカルな、聴きどころ満載のとっても素敵なアルバムですね。特にキーボードの音色が透明感があってとっても綺麗。そしてベースがパワフルでグルーヴィでしかも味わい深くて聴き入ってしまいました。

TIME STRINGS TRAVELLERS(時弦旅団) still songs

2017-12-17 09:58:11 | フュージョン
 1995年に関西で結成されたジャスロックユニット<TIME STRINGS TRAVELLERS(時弦旅団)>。ライブ活動を重ね、99年に今回紹介させていただく通算3枚目のアルバム「still songs」を発表されます。メンバーはドラムス<山浜光一さん>、ベース<宮本隆さん>、ギター<西浦徹さん>、キーボード<山口ミチオさん>、Sax<堀川正人さん>で、ゲストでヴォーカル<横江邦彦さん>、Sax<舩橋陽一さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「紅玉~祝祭」。シンセサウンドがのびやかにながれるなか、ダイナミックリフがはいって、そこからうねるシンセとベースのリズムリフにのってドラムがフリーインプロで叩きまくって。その後シンセのお琴風の音色がゆったりと琉球メロディを奏で、ベースも琉球メロディを奏で、シンセがケーナ風の音色でゆったりとのびやかに奏でて。中盤ではベースとドラムの力強いリズムからシンセがしっとりと奏でるも、ギターのノイズサウンドがはいって、そこからシンセが明るく華やかにリズミカルに楽しく奏でて。その後Saxのテクニカルなソロが。終盤ではシンセが華やかに奏で、ラストは再びお琴風の音色がゆったりと。
 2曲目は「Storytellar with New Vibration」。オリエンタルなパーカッションの音が妖しく響き、ダイナミックリフからブラスのパワフルでリズミカルなリフがミドルテンポでながれて。そしてそれにのってギターのうねりまくるアヴァンギャルドなソロが。中盤では静かになってシーケンスサウンドがうねるなか、様々な音が飛び交うフリーインプロモードに。終盤ではアップテンポのグルーヴィなリズムにのってオルガンのリズミカルリフからSaxが力強くのびやかに奏で、同じフレーズが繰り返されて。
 3曲目は「悠歌partⅡ」。最初から吹きまくり叩きまくりのフリーインプロが展開。その後ミドルテンポのリズムからシンセがのびやかにスペーシーに、さらに明るく華やかにチャイナ風メロディを奏でて。中盤ではギターとSaxのフリーインプロバトルが。終盤ではシンセがゆったりとほのぼのメロディを奏で、ベースが力強くのびやかに奏でて。
 4曲目は「Moments of Suspence」。パーカッションのテクニカルなフィルからベースのアップテンポのリフがはいって、ダイナミックリフが華やかに。そしてミドルテンポのベースのパワフルなリフにのってギターとSaxがのびやかに奏で、ブレイクからはユニゾンでのびやかに。中盤ではアップテンポでギターとSaxのアヴァンギャルドなソロで盛り上がって。終盤ではミドルテンポでギター・オルガン・ベースがのびやかに奏で、さらにギターとSaxがユニゾンでのびやかに。ラストがギターのアヴァンギャルドなソロが。
 5曲目は「Evening Wind」。キーボードがゆったりとほのぼのメロディを奏で、そこにSaxが加わってユニゾンで奏でて。その後Saxのエモーショナルなソロが。
 6曲目は「Discover Rhythm~Our March」。まずはドラムの和太鼓風のパワフルなソロが。そしてそのリズムのなか、様々な音が飛び交うアヴァンギャルドなフリーインプロが展開されて。その後ダイナミックリフからシンセが民謡風のメロディを奏でて。中盤ではダイナミックリフからオルガンがのびやかに奏で、Saxのリズミカルリフにのってシンセが力強くのびやかに奏でて。♪ソイヤソイヤって合いの手を入れたくなるくらいの勇ましい曲ですね。終盤ではSaxのパワフルなソロが。
 7曲目は「花神」。シンセのリズミカルリフからミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってSaxが力強くのびやかに和風メロディを奏で、そこに力強いヴォーカルがはいって。中盤ではギターのエモーショナルなソロが。終盤ではダイナミックリフからアップテンポでギターとSaxがのびやかに。
 8曲目は「紅玉」。シーケンスサウンドがのびやかに幻想的にながれ、ベースが琉球メロディを奏でて。1曲目のリプライズ的な曲ですね。ラストはドラが一発響いてFin。
 ダイナミックでパワフルで勇ましく、かつしっとりとメロウにも聴かせてくれ、さらに美しいアンサンブルや、カオス的なフリーインプロもと、ジャズロックの醍醐味をたっぷり味あわせてくれるアルバムですね。アルバム発表後、バンドはなぜか活動休止してしまったそうで。しかし2011年に復活されます。

仮BAND 仮音源-DEMO-

2017-11-19 12:59:07 | フュージョン
 いつものように某通販サイトをチェックしていたところ、このジャケットが目に留まって。一瞬<人間椅子>のアルバムかと思いましたが、よくみると全然違うし。で、レビューを見ると凄腕ミュージシャンメンバーによるテクニカルフュージョンとのことで、お値段もお手頃なミニアルバムなので即ポチっとしました。2017年に発表された<仮バンド>の「仮音源-DEMO-」というミニアルバムです。
 <仮バンド>、メンバーはギター<藤岡幹大さん>、ベース<BOHさん>、ドラムス<前田遊野さん>。2015年に藤岡さんが主宰するセッションイベントにBOHさんと遊野さんが参加されたのがキッカケだそうで、メンバーの皆さんの技術と経験を生かし、メンバーの好きなことをやる、というコンセプトで今回のアルバムが作られたとか。このアルバムにはゲストで<桑原あいさん>、キーボード<西脇辰弥さん>、ギター<ISAOさん>、そしてホーンセクション<カルメラ>が参加されています。
 アルバム1曲目は「Common times Logic」。ユニゾンのリズミカルでミステリアスなリフからはじまって、ミドルテンポでブラスサウンドがのびやかにながれ、そこからトランペットのテクニカルなソロが。その後ミステリアスなユニゾンリフからギターがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくり、ギターのテクニカルなソロへ。終盤ではギターがのびやかに奏で、ベースがうねり、ラストはブレイクから静かに。
 2曲目は「Chuku」。アップテンポのリズミカルなピアノリフからスリリングにはじまって、ベースのテクニカルなフィルからリズミカルなリフがはいって、そこからギターのテクニカルなソロと叩きまくりドラムが。その後ユニゾンのリズミカルリフからベースのテクニカルなソロ、続いてシンセのテクニカルなソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げて。終盤ではギターがのびやかに奏で、そこからテクニカルなソロへ。ラストは叩きまくりドラムとリズミカルなリフがスリリングに。
 3曲目は「忍者 Groove」。アップテンポのテクニカルはヘヴィギターリフから叩きまくりドラムとともにスリリングにはじまって、ギターとベースのユニゾンリフからギターのテクニカルなソロが。終盤では静かになってクリスタルサウンドが綺麗に響き、ギターのヘヴィリフがはいって盛り上がっていって。
 4曲目は「Djentleman」。心拍音のような音が響き、それがだんだん早くなっていって、ハイテンポのスラッシュヘヴィモードでパワフルに疾走して、ギターとベースのテクニカルなリフがスリリングに。そしてギターがのびやかにながれるなか、ドラムの叩きまくりソロ、続いてベースのタッピングソロ、さらにギターの弾きまくりテクニカルソロが。終盤ではブレイクから静かになって、ギターのヘヴィリフから再びパワースラッシュモードになり、ユニゾンのテクニカルリフと叩きまくりドラムがスリリングに展開して盛り上がって。
 5曲目は「Jamrika」。ユニゾンのテクニカルなリフからスリリングにはじまって、ドラムも叩きまくって。それが静かになって、ギターのリズミカルなリフからピアノのジャジーでテクニカルなソロ、続いてギターの弾きまくりのテクニカルなソロへ。終盤は再びユニゾンのリズミカルリフが。
 6曲目は「Snowflakes」。ピアノがゆったりとしっとりと響き、ピアノとギターがユニゾンでゆったりと奏で、そこからギターのしっとりとムーディでエモーショナルなソロが。終盤ではテクニカルに盛り上がるも、ラストは静かにしっとりと。
 凄まじいまでのテクニックの応酬、弾きまくり叩きまくりで圧倒されちゃいますね。これはぜひともライブを観に行ってみたいっす。

矢島賢&ヴィジョンズ  REALIZE

2017-10-08 08:56:52 | フュージョン
 2017年夏に70年代、80年代の貴重なFUSION系アルバムが、初CD化作品も含めてドドッと発表されて超ビックリ!(しかもお手頃価格で!)。このチャンスを逃してはならぬと、ちょっとでも気になったアルバムはこの際ポチッとしておこうかと。その中で、自分は全くお名前を存じ上げていなかったのですが、ついジャケ買いしてしまったのがこのアルバムです。巨大な岩が十字に割れて水が流れ、鳥が飛んでいて、メルヘンチックながらも力強さや不思議な魅力を感じました。
 <矢島賢さん>、数多くの著名アーティストの作品に参加されて印象的なギターを聴かせてくれた、まさにギタリスト中のギタリスト、<名工職人>ともいえる存在だったのでしょうか。残念ながら2015年に天国へ旅立たれたそうで。その矢島さんの唯一のソロアルバムが、1982年に発表されたこのアルバム<矢島賢&ヴィジョンズ>名義の「REALIZE」です。参加メンバーは、ギター矢島さん、キーボード<田代マキさん>、ベース<美久月千晴さん>、ドラムス<トニー木庭さん>です。このアルバムは、インストアルバムながらも、ライナーノーツには各曲ごとに、まるで歌詞のように曲のイメージの文章が記載されていて、コンセプトアルバムのようです。ネットのアルバムレビューには“ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』への日本からの回答”と書かれていますね。どんなサウンドなのか、めっちゃ楽しみっす。
 アルバム1曲目は「Opening」。シンセのグレゴリアン風の荘厳なコーラスサウンドがながれて。45秒のオープニング曲です。
 2曲目は「Smoke Zone」。アコギの哀愁を感じるゆったりとしたカッティングリフからはじまって、シンセのスペーシーサウンドがながれ、ギターがのびやかに幽玄に奏でて。その後一旦止まってからピアノのアップテンポのパワフルなリフがはいって、パワフルなドラムとともにダイナミックに盛り上がって。終盤ではギターのミドルテンポのヘヴィリフから、ギターがのびやかにうねりまくって。
 3曲目は「D・Box」。テクノのシーケンスリズムからピアノがゆったりとしっとりと奏でて。そしてダイナミックリフからアップテンポのノリノリのロックンロールモードでギターのヘヴィリフがながれ、ベースがグルーヴィにうねって。その後、静かになってミドルテンポのピアノリフがながれるも、アップテンポのノリノリモードになってギターがテクニカルに弾きまくって。終盤ではダイナミックなブレイクからギターの弾きまくりのアグレッシブなソロが。
 4曲目は「Star Gazer」。ピアノがゆったりとしっとりと奏で、ギターもゆったりとしっとりと奏で、そしてパワフルなドラムからギターが力強くドラマティックに奏でて。まさしく“哀しみの恋人たち”へのオマージュのようですね。後半はエモーショナルなギターソロが。
 5曲目は「Wet Dream」。奥深いギターサウンドがゆったりとうねって、そしてミドルテンポでギターがパワフルにのびやかに、メロウに哀愁たっぷりに奏でて。ヘヴィブルーズな感じですね。
 6曲目は「Journey To The End Of Time」。シーケンスのベースサウンドがうねって、ミドルテンポのパーカッションリズムがはいって、ガットギター風サウンドのリフがゆったりとながれ、ギターがのびやかにメロウに奏でて。民族音楽的なパーカッションサウンドもあり、アフリカの大地のような広大な光景が目に浮かんできます。その後、一旦静かになってからミドルテンポのリズムがはいって、ギターのエモーショナルなソロが。終盤では静かになって、ガットギター風のしっとりリフからスペーシーなシンセサウンドがながれて。夜中に広大な土地をトボトボ歩くような感じがしますね。
 7曲目は「Elephant Dance」。アップテンポのパワフルなリズムにのってギターがのびやかに爽快感たっぷりに奏でて。そしてキーボードのリズミカルなリフ、ベースのパワフルなリフからギターがのびやかに奏で、キーボードのきらびやかなリフが。後半ではギターの弾きまくりソロが。
 8曲目は「Song For “Ayame”」。アコギのリズミカルなリフがミドルテンポでながれ、ギターがゆったりとほのぼのメロディを奏でて。明るく爽やかな感じです。そして綺麗なリズミカルリフからギターがのびやかに奏でて。
 めっちゃロックしているかっくいい曲や、しっとりとメロウな曲や、ヘヴィブルースや、民族音楽風な曲など、様々な音楽性があって、さらにギター弾きまくりもたっぷりあって、アルバム通して楽しめる聴きどころ満載の素晴らしいアルバムですね。ほんとなぜこれほどのアルバムが今までCD化されなかったのか不思議です。そしてソロアルバムがこの1枚だけだとしたら本当にもったいない。もっと聴きたかったっす。ご冥福をお祈りいたします。

乾裕樹&TAO 砂丘

2017-10-01 10:44:10 | フュージョン
 2017年夏に70年代、80年代の貴重なFUSION系アルバムが、初CD化作品も含めてドドッと発表されて超ビックリ!(しかもお手頃価格で!)。このチャンスを逃してはならぬと、ちょっとでも気になったアルバムはこの際ポチッとしておこうかと。その中で、自分は全くお名前を存じ上げていなかったのですが、他のアルバムレビューを読んで興味を持って、これは押えておこうとポチッと。<乾裕樹さん>のソロアルバムで、1979年に発表された<乾裕樹&TAO>名義の「砂丘」です。写真集「砂丘」のイメージアルバムとして制作されたそうで。
 乾さんはFUSIONバンド<カリオカ>でキーボード奏者として活躍され、その後は劇伴作家としてテレビ番組やアニメの曲等を手掛けられたそうです(「装甲騎兵ボトムズ」や国営放送の「おかあさんといっしょ」や「みんなのうた」等々)
 「砂丘」、アルバム参加ミュージシャンは、Sax<本田俊之さん>、ドラムス<村上秀一さん>、ギター<佐藤正美さん>、ドラムス<ペッカーさん>です。
 アルバム1曲目は「SOLAR PLEXUS」。綺麗なクリスタルサウンドがスペーシーな雰囲気のなか、ゆったりと響いて。そしてピアノのリズミカルなリフからパワフルなドラムフィルがはいってミドルテンポでSaxがのびやかに奏で、ダイナミックに盛り上がって。その後Saxのテクニカルなソロが。終盤では一旦静かになってピアノがしっとりと。そしてパワフルなリフからドラムが叩きまくってダイナミックに盛り上がって、再びテクニカルなSaxソロが。
 2曲目は「GURNET POINT」。アップテンポのコミカルでリズミカルなリフからはじまって、ピアノのリズミカルでダンサブルなリフからシンセがのびやかに奏でて。後半にはピアノのリズミカルなソロが。
 3曲目は「EN BATEAU」。クリスタルサウンドがゆったりとながれ、シンセがゆったりとのびやかにほのぼのメロディを奏で、それがスリリングになって。その後、奥深く幽玄な感じになり、ジャングルの中の動物の鳴き声のような音が響いて。
 4曲目は「STAY HIGH」。ミドルテンポの爽やかなリフからギターのリズミカルでトロピカルな感じのリフが心地よくながれて。そしてパワフルなベースリフからシンセのテクニカルなソロ、続いてアコギのテクニカルなソロが。終盤ではミドルテンポのリズミカルリフからアコギとシンセの掛け合いソロが。
 5曲目は「DUNE」。ピアノがしっとりと幽玄に奏で、シンセがはいって盛り上がって。
 6曲目は「MOON WATCHER」。アップテンポのリズミカルなリフからファンキーな感じではじまって、ブレイクからドラムが叩きまくって。その後シンセがのびやかに奏で、そのままシンセのリズミカルなソロへ。終盤ではブレイクからギターのテクニカルなソロ、続いてブレイクを挟んでドラムの叩きまくりソロが。
 リズミカルで楽しい曲や、ゆったりしっとりした曲などがあって、その中でテクニカルな応酬やエモーショナルに聴かせる場面があって、アルバム通して聴き応えがあり、とっても楽しめるアルバムですね。

YUKIE & Nanclenaicers Departure

2017-05-15 21:45:20 | フュージョン
 元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>が2011年から始められたスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。2013年8月に1stミニアルバム<Beginning>を発表され、それがまたとっても素敵なサウンドなもので、その後何度かライブも観にいってハマってしまいました。そして2015年9月に2ndミニアルバム「Discovery」が発表され、今年2017年5月に3rdミニアルバム「Departure」が発表されました。貝とねこちゃん海賊のメルヘンチックながらも冒険心や力強さを感じるジャケットですね。
 1曲目は「Hope」。ギターのファンキーなリフから明るく楽しくはじまって、アップテンポの爽快なリズムにのって、ギターがのびやかに奏でて。“夏”って感じがしますね。中盤ではキーボードのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロが。終盤ではギターのカッティングリフからシンセの奥行のあるサウンドのなか、ギターがのびやかに奏でて。
 2曲目は「Voyage Out」。ギターがゆったりとしっとりと奏で、シンセサウンドが伸びやかに幽玄な感じで響いて。そして一転アップテンポのノリノリモードのリズムがはいって、ギターがのびやかに爽やかに奏で、さらに力強いズンズンリズムにのって、のびやかに爽やかに。中盤ではキーボードのクリスタルサウンドのリズミカルなリフにのってミドルテンポでギターがのびやかに奏で、そこからパワフルなドラムがはいって、キーボードのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではアップテンポに戻ってノリノリモードでギターがのびやかに爽快感たっぷりに奏で、そこからギターのテクニカルなソロへ。
 3曲目は「光と影~世界はひとつ」。リズミカルなヴォコーダーからアコギがゆったりとほのぼのした感じで奏で、ピアノが綺麗に響いて。ボサノヴァ風な心地よい感じですね。その後ブラシのリズムにのってアコーディオンがのびやかに奏で、アコギものびやかに奏でて。中盤ではアコーディオンのテクニカルなソロ、アコギのエモーショナルなソロが。終盤では綺麗なピアノリフから一旦静かになるも、ベースのリズムリフがはいって、そこからアコーディオンのリズミカルなソロへ。
 4曲目は「To a Heartless Castle」。ゆったりと幽玄な感じのなか、アコギがゆったりと哀愁たっぷりに、そしてほのぼのした感じで奏でて。その後、アコギのリズミカルなソロが。
 5曲目は「つなごう未来へ」。アップテンポのノリノリのサンバ風リズムにのってコーラスのリズミカルでパワフルなスキャットが。その後リズミカルに、のびやかに響き、サビでパワフルでリズミカルなコーラスが。中盤ではピアノのテクニカルなソロが。その後ギターとスキャットがユニゾンでリズミカルに。そしてベースのテクニカルなソロ、ドラムの叩きまくりソロが。終盤ではパワフルでリスミカルなコーラスからギターのテクニカルなソロへ。
 6曲目は「届けあなたへ」。アコギがゆったりとしっとりとほのぼのメロディを奏でて。
 7曲目は「Hope」のカラオケバージョン。バッキングトラックです。
 アルバムのコンセプトや他のレビューは全く読んでいないもので、本来のイメージやコンセプトはわかりませんが、自分が聴いた感じでは“夏”をイメージしました。エレキギターの曲では明るく楽しく爽やかで、海や山で夏のレジャーを思いっきり楽しんでいるような感じを。アコギの曲ではゆったりとしっとりと、レジャーの合間に日陰でのんびりゆったりくつろいでいる感じや、夕暮れや夜のしっとりと静かな雰囲気を感じました。とっても素敵なアルバムですね。仕事が落ち着いたらまたライブ観に行きたいっす。