2017年夏に70年代、80年代の貴重なFUSION系アルバムが、初CD化作品も含めてドドッと発表されて超ビックリ!(しかもお手頃価格で!)。このチャンスを逃してはならぬと、ちょっとでも気になったアルバムはこの際ポチッとしておこうかと。その中で、自分は全くお名前を存じ上げていなかったのですが、ついジャケ買いしてしまったのがこのアルバムです。巨大な岩が十字に割れて水が流れ、鳥が飛んでいて、メルヘンチックながらも力強さや不思議な魅力を感じました。
<矢島賢さん>、数多くの著名アーティストの作品に参加されて印象的なギターを聴かせてくれた、まさにギタリスト中のギタリスト、<名工職人>ともいえる存在だったのでしょうか。残念ながら2015年に天国へ旅立たれたそうで。その矢島さんの唯一のソロアルバムが、1982年に発表されたこのアルバム<矢島賢&ヴィジョンズ>名義の「REALIZE」です。参加メンバーは、ギター矢島さん、キーボード<田代マキさん>、ベース<美久月千晴さん>、ドラムス<トニー木庭さん>です。このアルバムは、インストアルバムながらも、ライナーノーツには各曲ごとに、まるで歌詞のように曲のイメージの文章が記載されていて、コンセプトアルバムのようです。ネットのアルバムレビューには“ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』への日本からの回答”と書かれていますね。どんなサウンドなのか、めっちゃ楽しみっす。
アルバム1曲目は「Opening」。シンセのグレゴリアン風の荘厳なコーラスサウンドがながれて。45秒のオープニング曲です。
2曲目は「Smoke Zone」。アコギの哀愁を感じるゆったりとしたカッティングリフからはじまって、シンセのスペーシーサウンドがながれ、ギターがのびやかに幽玄に奏でて。その後一旦止まってからピアノのアップテンポのパワフルなリフがはいって、パワフルなドラムとともにダイナミックに盛り上がって。終盤ではギターのミドルテンポのヘヴィリフから、ギターがのびやかにうねりまくって。
3曲目は「D・Box」。テクノのシーケンスリズムからピアノがゆったりとしっとりと奏でて。そしてダイナミックリフからアップテンポのノリノリのロックンロールモードでギターのヘヴィリフがながれ、ベースがグルーヴィにうねって。その後、静かになってミドルテンポのピアノリフがながれるも、アップテンポのノリノリモードになってギターがテクニカルに弾きまくって。終盤ではダイナミックなブレイクからギターの弾きまくりのアグレッシブなソロが。
4曲目は「Star Gazer」。ピアノがゆったりとしっとりと奏で、ギターもゆったりとしっとりと奏で、そしてパワフルなドラムからギターが力強くドラマティックに奏でて。まさしく“哀しみの恋人たち”へのオマージュのようですね。後半はエモーショナルなギターソロが。
5曲目は「Wet Dream」。奥深いギターサウンドがゆったりとうねって、そしてミドルテンポでギターがパワフルにのびやかに、メロウに哀愁たっぷりに奏でて。ヘヴィブルーズな感じですね。
6曲目は「Journey To The End Of Time」。シーケンスのベースサウンドがうねって、ミドルテンポのパーカッションリズムがはいって、ガットギター風サウンドのリフがゆったりとながれ、ギターがのびやかにメロウに奏でて。民族音楽的なパーカッションサウンドもあり、アフリカの大地のような広大な光景が目に浮かんできます。その後、一旦静かになってからミドルテンポのリズムがはいって、ギターのエモーショナルなソロが。終盤では静かになって、ガットギター風のしっとりリフからスペーシーなシンセサウンドがながれて。夜中に広大な土地をトボトボ歩くような感じがしますね。
7曲目は「Elephant Dance」。アップテンポのパワフルなリズムにのってギターがのびやかに爽快感たっぷりに奏でて。そしてキーボードのリズミカルなリフ、ベースのパワフルなリフからギターがのびやかに奏で、キーボードのきらびやかなリフが。後半ではギターの弾きまくりソロが。
8曲目は「Song For “Ayame”」。アコギのリズミカルなリフがミドルテンポでながれ、ギターがゆったりとほのぼのメロディを奏でて。明るく爽やかな感じです。そして綺麗なリズミカルリフからギターがのびやかに奏でて。
めっちゃロックしているかっくいい曲や、しっとりとメロウな曲や、ヘヴィブルースや、民族音楽風な曲など、様々な音楽性があって、さらにギター弾きまくりもたっぷりあって、アルバム通して楽しめる聴きどころ満載の素晴らしいアルバムですね。ほんとなぜこれほどのアルバムが今までCD化されなかったのか不思議です。そしてソロアルバムがこの1枚だけだとしたら本当にもったいない。もっと聴きたかったっす。ご冥福をお祈りいたします。
<矢島賢さん>、数多くの著名アーティストの作品に参加されて印象的なギターを聴かせてくれた、まさにギタリスト中のギタリスト、<名工職人>ともいえる存在だったのでしょうか。残念ながら2015年に天国へ旅立たれたそうで。その矢島さんの唯一のソロアルバムが、1982年に発表されたこのアルバム<矢島賢&ヴィジョンズ>名義の「REALIZE」です。参加メンバーは、ギター矢島さん、キーボード<田代マキさん>、ベース<美久月千晴さん>、ドラムス<トニー木庭さん>です。このアルバムは、インストアルバムながらも、ライナーノーツには各曲ごとに、まるで歌詞のように曲のイメージの文章が記載されていて、コンセプトアルバムのようです。ネットのアルバムレビューには“ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』への日本からの回答”と書かれていますね。どんなサウンドなのか、めっちゃ楽しみっす。
アルバム1曲目は「Opening」。シンセのグレゴリアン風の荘厳なコーラスサウンドがながれて。45秒のオープニング曲です。
2曲目は「Smoke Zone」。アコギの哀愁を感じるゆったりとしたカッティングリフからはじまって、シンセのスペーシーサウンドがながれ、ギターがのびやかに幽玄に奏でて。その後一旦止まってからピアノのアップテンポのパワフルなリフがはいって、パワフルなドラムとともにダイナミックに盛り上がって。終盤ではギターのミドルテンポのヘヴィリフから、ギターがのびやかにうねりまくって。
3曲目は「D・Box」。テクノのシーケンスリズムからピアノがゆったりとしっとりと奏でて。そしてダイナミックリフからアップテンポのノリノリのロックンロールモードでギターのヘヴィリフがながれ、ベースがグルーヴィにうねって。その後、静かになってミドルテンポのピアノリフがながれるも、アップテンポのノリノリモードになってギターがテクニカルに弾きまくって。終盤ではダイナミックなブレイクからギターの弾きまくりのアグレッシブなソロが。
4曲目は「Star Gazer」。ピアノがゆったりとしっとりと奏で、ギターもゆったりとしっとりと奏で、そしてパワフルなドラムからギターが力強くドラマティックに奏でて。まさしく“哀しみの恋人たち”へのオマージュのようですね。後半はエモーショナルなギターソロが。
5曲目は「Wet Dream」。奥深いギターサウンドがゆったりとうねって、そしてミドルテンポでギターがパワフルにのびやかに、メロウに哀愁たっぷりに奏でて。ヘヴィブルーズな感じですね。
6曲目は「Journey To The End Of Time」。シーケンスのベースサウンドがうねって、ミドルテンポのパーカッションリズムがはいって、ガットギター風サウンドのリフがゆったりとながれ、ギターがのびやかにメロウに奏でて。民族音楽的なパーカッションサウンドもあり、アフリカの大地のような広大な光景が目に浮かんできます。その後、一旦静かになってからミドルテンポのリズムがはいって、ギターのエモーショナルなソロが。終盤では静かになって、ガットギター風のしっとりリフからスペーシーなシンセサウンドがながれて。夜中に広大な土地をトボトボ歩くような感じがしますね。
7曲目は「Elephant Dance」。アップテンポのパワフルなリズムにのってギターがのびやかに爽快感たっぷりに奏でて。そしてキーボードのリズミカルなリフ、ベースのパワフルなリフからギターがのびやかに奏で、キーボードのきらびやかなリフが。後半ではギターの弾きまくりソロが。
8曲目は「Song For “Ayame”」。アコギのリズミカルなリフがミドルテンポでながれ、ギターがゆったりとほのぼのメロディを奏でて。明るく爽やかな感じです。そして綺麗なリズミカルリフからギターがのびやかに奏でて。
めっちゃロックしているかっくいい曲や、しっとりとメロウな曲や、ヘヴィブルースや、民族音楽風な曲など、様々な音楽性があって、さらにギター弾きまくりもたっぷりあって、アルバム通して楽しめる聴きどころ満載の素晴らしいアルバムですね。ほんとなぜこれほどのアルバムが今までCD化されなかったのか不思議です。そしてソロアルバムがこの1枚だけだとしたら本当にもったいない。もっと聴きたかったっす。ご冥福をお祈りいたします。