ひよりの音楽自己満足

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シンデレラ・サーチ 1

2008-02-18 07:01:28 | ジャパン・プログレ
 <シンデレラ・サーチ>は、ヴォーカリストの<仲村アキヒサさん>が中心となって、ベーシストの<加藤修さん>とともに1986年に結成したバンドです。結成当初はマリリオン等のカヴァーなどを演奏してライブ活動をしていったそうです。メンバーは流動的だったそうですが、オリジナル曲もどんどん作っていたそうです。そしてバンドに転機が訪れます。ヴァイオリニストの美ノ辺さんを迎えて、オリジナリティ溢れるプログレスタイルになり、翌91年に自主制作ながら初のミニアルバム「Cinderella Search」を発表。その後メンバーチェンジはあれど順調にライブ活動を行い、93年にmade in japanレコードよりフルレンスアルバム「Cinderella Search」を発表します。 1曲目は「Siberia of snow」。タイトル通り吹雪の吹きすさぶようなSEからゆったりとしたテンポで叙情的に始まります。ヴァイオリンの音色とコーラスがとっても綺麗ですね。中盤は一転してエネルギッシュなヴァイオリンソロも聴けます。そして再びゆったりと美しいメロディを奏でて。 2曲目は「Don’t you feel any better?」。ヴァイオリンから始まる軽快で爽やかなポップス。ヴァースはゆったりと優雅な感じですね。中盤にはウエスタン調のお遊びや様々な効果音で楽しませてくれます。 3曲目は「I got my mystery」。優雅なヴァイオリンからはじまるゆったりとしたバラード調の素朴で綺麗な曲。 4曲目は「Fablianx」。ピアノからはじまるアンビエント系の雰囲気の曲。 5曲目は「Voice from the universe~Dulce warning」。幻想的な雰囲気からはじまり、鐘が鳴り響いて厳かな雰囲気に。そしてナレーションが入り、いきなりDulce warningがパワフルにスタート。アップテンポのハードロック調です。中盤ではセリフが交錯する物語調に。その後はハードなオルガンソロや、ギターとオルガンのユニゾンも。10分を超える大作です。 6曲目は「The grasshoppers fly high」。ピアノとヴァイオリンのロマンティックな雰囲気からはじまるミドルテンポのポップス。なんとなくピアノがRick Wakeman氏の音色に似てるかも。メロディが綺麗でドラマティックな曲です。 ラスト7曲目は「Remember you」。アコースティックギターの素朴な音色からはじまる、ゆったりとしたバラード調の美しい曲。 アルバム全体を通して仲村さんの優しい感じのヴォーカルとバンドの織り成す美しいメロディのたおやかかつパワフルなシンフォ・プログレですね。
 それまでは吉祥寺等のライブハウスでのライブが主でしたが、地方でのライブも行うようになり、そのまま順調に活動していくかと思いきや・・・再びメンバーが脱退。96年にはセカンドアルバムのオファーもあったのですが、断念したそうです。

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