ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

12.7.22 STELLA LEE JONES

2012-07-29 11:10:15 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.22 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 2009年にギタリスト<平田聡さん>が中心となって結成された<stella lee jones>。2011年暮れに待望のデビューアルバム「A FLOATING PLACE」を発表し、それがまたとっても素晴らしいアルバムで2012年も活躍してくれるを楽しみにしていました。で、2012年最初のライブが3/3にシルエレで行われ、次は7/22であの<オオフジツボ>との対バンとのことでより一層楽しみに。
 <stella lee jones>現メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、パーカッション<工藤げんたさん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ヴァイオリン<テイセナさん>、ベース<瀬戸尚幸さん>の7人です。
 日が近づくにつれて楽しみが増してきましたが、ここでショッキングなニュースが!なんとヴァイオリンのテイセナさんが7/22のライブを最後にステラを脱退とのことで超ビックリ!せっかくアルバムも発表して飛躍していくと期待していたのですが・・・詳しくはテイさんのblogに書かれていますのであえて書きません。ステラでの最後の勇姿をこの目に焼き付けねば!です。

 さて当日。ステラの出番はトリです。<蛇腹姉妹>も<オオフジツボ>も素晴らしい演奏とめっちゃ面白いMCで盛り上げてくれて、いよいよステラの出番です。ステージは向かって左後方にピアノの真也さん、その隣にサンバーストJAZZベースを抱えた瀬戸さんがイスに座っていて。その隣が3タム1バスのドラムセット、その隣で右端がパーカッションセット。フロントは向かって左にレッドトラ目ボディのレスポールタイプギターを抱えた平田さん。髪を切られてさっぱりされてます。最初誰だかわからなかったりして。フロント中央は黒のエレキヴァイオリンを持ったテイセナさん、その隣がアコーディオンを抱えてイスに座った佐々木さんが。テイさん、今回はお花柄のチュニックにスリムジーンスというスタイルで、髪には黒の小さな帽子のコサージュが。可愛くかっこよくキマってます。。佐々木さんは黒のチュニックに黒のパンツでシックにキメて。私の席だと真也さんが全く見えないっす。残念。

 1曲目は「Kagerou」。やエフェクトでスペーシーなサウンドを響かせ、そのままソロを。そしてハイハットのアップテンポのリズムからダイナミックなリフがはいって、ピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのリフからアコーディオンがゆったりと伸びやかなリフを奏で、アップテンポのリズムのままピアノのアヴァンギャルドなソロへ。その後アップテンポのダイナミックなリフからピアノ・アコーディオン・ヴァイオリンがゆったりと伸びやかなフレーズ&テクニカルなリフをユニゾンでスリリングに奏でて。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンが躍動感たっぷりのリフを、ギターがテクニカルなリフを、その後、ヴァイオリンが味わい深いベースラインをバックにゆったりとロマンティックなフレーズを。そしてギターのかろやかでテクニカルなソロからヴァイオリンが伸びやかに奏で、ピアノとヴァイオリンとベースがユニゾンリフ、アコーディオンがアップテンポでリズミカルなリフを。パワフルなドラム&エネルギッシュなパーカッションのド迫力のリズムにのってダイナミックなリフで盛り上がり、ギターが伸びやかにメロディを奏でて、ゆったりと雄大な感じに。終盤ではヴァイオリンが哀愁ただようフレーズをゆったりと奏で、そしてダイナミックなユニゾンリフへ。ラストは躍動感たっぷりのスリリングなリフが。

 「ありがとうございます。こんばんは、stella lee jonesです」って平田さん、大拍手です。まずは前2バンドに御礼のお言葉を。「だいぶ雰囲気が違うので、オオフジツボさんのファンの方は面食らってるのでは」って平田さん。「あまりに素晴らしいから、まともにやったら太刀打ちできない。うちらは人数が多いだけで」ってげんたさん。「音量でごまかしてる」って朋翼さん、爆笑!

 2曲目は「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのようなSEがながれ、ワルツリズムでピアノリフがながれ、ヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンが伸びやかに哀愁を感じるメロディを奏で、パーカッションが鈴を鳴らし、ベースラインをバックにヴァイオリンとアコーディオンが優雅でロマンティックなフレーズをゆったりと奏でてダイナミックに。

 続いて3曲目は「Clouds」。パワフルなドラムからギターのしっとりとしたアルペジオリフがながれ、アコーディオンのゆったりと伸びやかな音色が響き、ヴァイオリンのしっとりとしたメロディがながれて。そしてヴァイオリンが幽玄な感じのフレーズを奏で、ギターがミステリアスな感じのフレーズを弾いてユニゾンも。その後パーカッションとドラムがパワフルに叩きまくり、ダンサブルなリズムになって、スリリングなユニゾンリフからミステリアスなフレーズがながれて。中盤では一旦止まってピアノリフをバックにベースのしっとりとしたソロが幻想的にながれ、パーカッションが波の音やスペーシーなサウンドを響かせて。その後、ピアノのパワフルなソロ、そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってアコーディオンの力強く優雅なソロ、ギターのエモーショナルでテクニカルなソロが。終盤ではゆったりとユニゾンでロマンティックなフレーズを奏で、そしてミドルテンポでダイナミックなリフ、パワフルでスリリングなユニゾンで盛り上がって。その後一旦とまって、再びパワフルなドラムフィルからゆったりと雄大な感じでユニゾンリフがながれ、ラストはゆったりとしっとりと。

 「ありがとうございます」って平田さん。「次の曲はテイセナさんの曲で・・・またあとで」「イジってくれるな、と」
 4曲目は「Ceaseles memory」。パーカッションが波の音や鈴虫の音を鳴らし、ギターがメロウなアルペジオの綺麗なリフをゆったりと響かせ、ヴァイオリンが郷愁ただようフレーズをしっとりと奏で、そこにアコーディオンも加わって美しく響き、ピアノの美しいメロディもながれて。その後アコーディオンが力強く、ヴァイオリンがゆったりとのびやかにしっとりとしたフレーズをギターリフ・ピアノリフをバックに奏でて、ドラマティックに盛り上がって。中盤では一旦止まって木鈴の音が響き、その後キーボードがリズミカルなリフを弾き、ベースの力強いラインにのってヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏で、ギターとアコーディオンとヴァイオリンが哀愁ただようメロディを奏で、ドラマティックに展開して。その後キーボードとベースのリズミカルなリフからアコーディオンがしっとりと奏で、ヴァイオリンが加わって力強くドラマティックに。終盤ダイナミックに盛り上がったあと、元にもどってしっとりとFin。
 「感慨深いものがありますね」って平田さん。でも「イジらないで次に」って。「もはやイジってるのと同じ」って朋翼さん。「限度がありますから」って平田さん。

 「次の曲は新曲を・・・」って拍手です。「前回やったんですけど、あまり反応がなくて」「HPにキツいお言葉が」って平田さん。「皆さんがそういうこと書くから、意地になって余計わけわかんなくなる。困るんですよ」ってげんたさん、爆笑!「判りやすくなってないんじゃ」って朋翼さん、爆笑!「だからセナさんが・・・」ってげんたさん、爆笑!「わかりやすい部分がざっくりなくなってる」って。

 5曲目は「夢の境界線」っておっしゃったかな?アコーディオンとキーボードのリフからヴァイオリンが伸びやかに美しいメロディを奏で、ギターがゆったりとメロウに。そしてミドルテンポのリズムがはいってヴァイオリンがゆったりと伸びやかに、アコーディオンがしっとりと。その後一旦止まってアコーディオンとヴァイオリンがゆったりとしっとりとしたメロディを美しくハモって。そしてギターとピアノが、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンで、ダイナミックに雄大に。中盤ではダイナミックなリフが壮大にながれてドラマティックに盛り上がるも、ヴァイオリンとアコーディオンがゆったりとしっとりと奏でて。終盤ではアップテンポのパワフルなリズムがはいって盛り上がるも、ラストはゆったりとしっとりと。

 「たぶんまた変わるね」ってげんたさん。「まだちょっと気に入ってないんで」「CDに入れるまではいくらでも変えられる」って平田さん。「気に入ってないものを人にやらしちゃイカンよ」ってげんたさん。「いや、いい曲なんですけどね」って平田さん。

 次の曲はテイセナさん用に作った曲なんだそうですが「本人は無反応」って平田さん、爆笑。「非常に空しい」って。「“明日は仕事”ってタイトルにしようかと」って、爆笑!ここで曲に行こうとしますが、平田さん、チューニングを。なので朋翼さんとげんたさんが物販CDの宣伝を。
 6曲目は「明日へ」っておっしゃったかな?ギターのしっとりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンが哀愁ただよう音色を響かせ、ピアノリフをバックに伸びやかに奏で、アコーディオンがしっとりとしたメロディを。そしてピアノリフ、アコーディオンのリズミカルなリフをバックにヴァイオリンが伸びやかに美しく奏でて。中盤ではミドルテンポのリズムがはいって、ヴァイオリンが哀愁ただようメロディをドラマティックに奏でて。終盤ではギターのアルペリフからヴァイオリンがゆったりとしっとりと。

 ここでメンバー紹介です。「ピアノ、佐藤真也!ベース、瀬戸尚幸!ヴァイオリン、テイセナ!アコーディオン、佐々木絵実!ドラムス、谷本朋翼!パーカッション、工藤げんた!ギター、平田聡です」っておのおのに大拍手!です。「7人でやっていますが、6人になってしまいます。そのあとどうしましょう?」って平田さん。

 7曲目は「Synapse」。シンバルのアップテンポのリズムからはじまってピアノ・ギター・ベースがユニゾンで流麗にリフを奏で、ヴァイオリンとアコーディオンが揺れるリフをユニゾンで奏でて。そして綺麗なピアノリフからヴァイオリンがリズミカルで優雅なリフをパワフルなドラムをバックにベースとユニゾンで奏で、ゆったりとロマンティックなフレーズも。その後ピアノとアコーディオンがユニゾンでリフ、ヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、パワフルなドラムが入ってダイナミックにスリリングに。そして静かになるもアコーディオンがリズミカルなリフを弾き、パワフルなドラムがはいってゆったりと雄大にながれ、ギターがメロウなフレーズ奏で、そこからダイナミックにパワフルにスリリングに。中盤ではヴァイオリンとギターのリフからピアノの綺麗なソロが。そしてドラムが叩きまくって盛り上げ、ベースが力強いラインを弾いて。続いてギターのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。終盤ではピアノとアコーディオンのリズミカルなリフからダイナミックに。ラストはスリリングなユニゾンリフが。

 「ありがとうございます」「最後の曲になりました」って平田さん。ここでメンバーの皆さんの顔を見て「何か言いたいことはありますか?」って平田さん。「言いたいことは山ほどあるんですけど“イジるな”ってことなんで」って朋翼さん。テイさん振り向いてニッコリ。「そこはDon’t Touch」って平田さん。「ただですね、ちょっと1分くらい休みたいんですけど」って朋翼さん、爆笑!「今日、結構サクサク行ってますよね」って朋翼さん。「もうちょっとこう感動的なラストにしたかった」って平田さん。「あんまり感動的にすると平田さんが泣いちゃうから」ってげんたさん。「げんたさんは号泣」って朋翼さん。

 「最後にセナさんに入魂の♪フォ~を」ってげんたさん。「ステラの旅はまだまだ続くよ」って朋翼さん。「美しい!」ってげんたさん。はじまった本編ラストとなる8曲目は「Parallel Railways」。雑踏の音のサンプリング音がながれ、げんたさんがホイッスルを鳴らすと、ヴァイオリンが♪フォ~って汽笛のようなヘヴィなサウンドを鳴らし、アコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車の発車するサウンドを鳴らし、ギターが弦を叩いて♪ガタンゴトンって音を。それが徐々に早くなってドライブ感&躍動感たっぷりに。そしてアップテンポのパワフルなドラムがはいってピアノリフからヴァイオリンが汽笛のようなサウンドを鳴らし、ベースがリズミカルなリフを。その後ギターとアコーディオンがテクニカルなユニゾンリフを奏でて、ヴァイオリンが明るく爽やかなフレーズを奏で、ギターとアコーディオンがリズミカルなリフを。中盤ではブレイクリフからドラムが叩きまくり、ギター・ヴァイオリン・ギターがユニゾンやハーモニーで力強いフレーズを奏で、ヴァイオリンがのびやかで美しいフレーズを奏で、再びテクニカルなユニゾンリフをパワフルに躍動感たっぷりに鳴らして。ラストはアコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車音を鳴らし、今度は徐々にゆっくりと。そして最後はジャバラをおもいっきり伸ばして♪シュ~ってまるで停車したかのように鳴らし、ヴァイオリンが♪フォ~!って汽笛の音を。そして再び雑踏のSEがながれてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、stella lee jonesでした」って平田さん。メンバーの皆さんはお辞儀を。そして拍手が手拍子に変わってそのままアンコールに突入です。「ありがとうございます」って平田さん。「テイセナさんが今日で脱退、残念ですけど・・・本当にありがとうございました。これからも頑張ってください」って、ここで平田さんからテイセナさんに花束が贈られて大拍手!「これ以上しゃべるとヤバい」って平田さん。観ている私もウルってしまいました。「Asturiasは継続されますので引き続き(御愛好)宜しくお願いします」って平田さん。

 「最後にテイセナさんのリクエストで」って曲に行こうとしますが、平田さんはチューニングを。ここで朋翼さんが「今日はもうずっと見てますよ、セナさんのこと」って。「もう“ガン見”ですよ」ってげんたさん。「譜面みてたじゃないですか」って朋翼さんがツッコミを、爆笑!「イヤだったらはっきり言ったほうがいいですよ。やめてくださいって」って平田さんがテイさんに。「だから辞めるんでしょ」ってげんたさん、爆笑!「いいな、平田さんはこれからもセナさんと同じバンドで」ってげんたさん。「でもあっちはしばらくライブやらないみたいだから」って平田さん。「じゃあ、1人づつAsturiasに参加して、気がついたらみんなで」ってげんたさん、爆笑!

 オーラス9曲目は「stella lee jones」。ギターのしっとりとしたリフをバックにアコーディオンの哀愁ただよう音色がゆったりとながれ、ヴァイオリンがしっとりと美しいフレーズを奏で、アコーディオンとヴァイオリンがフレーズを掛け合いのように交互に奏でて。そしてギターのアップテンポのリフからパワフルなリズムがはいってレッドライトのなか盛り上がって、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンリフを。中盤では一旦とまってヴァイオリンがゆったりと力強く奏で、たおやかにダイナミックに。そして綺麗なピアノリフからアコーディオンがしっとりと奏で、ヴァイオリンが加わってゆったりと美しく伸びやかに響かせて。終盤ではギターリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりと奏で、徐々にドラマティックに盛り上がって。ラストはヴァイオリンの美しい調べがゆったりとながれて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ヴァイオリン、テイセナ!」ってげんたさん、大拍手大歓声!テイさんは深々とお辞儀を。そして大拍手のなか、メンバーの皆さんも拍手するなか、テイさんがステージを降りて客席を通って・・・感動のフィナーレです。これにてライブ終了。時計を見ると21時52分。1時間20分の感慨深い、テイさんのラストライブでした。
 やはりいつもと雰囲気が違ってましたね。メンバーの皆さんのテイさんへの想いが、寂しさと感謝の気持ちが入り混じったような、より情感のこもったドラマティックな演奏にとても感動しました。バンドとテイさんは連結を切り離して異なったレールを走っていかれるようですが、双方の今後の活躍を楽しみにしています。バンドはどうなるのかな?あたらなヴァイオリニストを迎えるのか、6人でやっていくのか、新たな展開があるのか、良い方向に向かうことを期待しております。

12.7.22 オオフジツボ

2012-07-27 22:09:57 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.22 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 アコーディオン奏者<藤野由佳さん>、ギタリスト<太田光宏さん>、ヴァイオリン奏者<壷井彰久さん>のお3方によるアコースティックユニット<オオフジツボ>。2008年に1stアルバム「空の鼓動」を発表され、2011年には2ndアルバム「夢のあと」を発表。そしてライブ活動も活発に行われています。私はこれまでなかなかスケジュールが合わなくて全然ライブを観たことがないんです。屋外の無料ライブをほんの十数分チラッと観た程度でして。都内で20時スタートとかのライブだと最後まで観ると終電がヤバいもので、なかなか観に行けなかったんですね。そんな折に7/22にシルエレで対バンライブに出演されると知って大喜び!やっと屋内ライブを観れる!って当日を楽しみにしてました。

 さて当日。同じくずっと以前からライブを観たかった<蛇腹姉妹>の短いながらも素敵なライブで会場も盛り上がって。そして<オオフジツボ>のメンバーの皆さんがステージに登場してセッティングを。ステージは向かって左が壷井さんで、中央がガットギターを抱えた太田さん、そして右が由佳さんです。

 19時8分頃、客席が暗くなっていよいよはじまります。アコーディオンのリズミカルなリフからユニゾンのダイナミックなリフが。1曲目は「夢のあと」。リフにのってヴァイオリンの伸びやかなメロディがながれ、アコーディオンも加わってヴァイオリンと綺麗にハモって。そしてヴァイオリンとアコーディオンのパワフルなユニゾンリフからブレイクもキメて、そのままヴァイオリンのテクニカルなソロへ。中盤ではヴァイオリンとアコーディオンが綺麗にハモるリフから、一旦止まったあと、アコーディオンのしっとりとした音色がゆったりとながれて。終盤ではダイナミックなリフからリズミカルに激しく盛り上がって。

 「どうもこんばんは、オオフジツボです」って壷井さんがMCを。大拍手です。「いつもは藤野さんが最初MCをするんですけど、“シルエレだから壷井さんが全部MCを”ってバンマスの藤野さんに言われて」「先ほどのMCでもなんか“牛耳ってる”とか言いたい放題言われて・・・MC楽しみですね」って爆笑!「すいません!」って由佳さん。「時間もオーバーしてたし」って壷井さんチクッと。爆笑!「メンバー紹介します。ギター、太田光宏!」大拍手です。「以上のメンバーでお送りします」って爆笑!「オレも居ないのか」って。あらためて「アコーディオン、藤野由佳!」大拍手です。「ヴァイオリン、壷井彰久です。宜しくお願いします」って大拍手!

 2曲目は「暁の地平」。ヴァイオリンのゆったりと力強い音色から美しくはじまって、ギターリフとアコーディオンのしっとりとした音色が入って雄大な感じになり、ヴァイオリンの伸びやかな音色がたおやかにながれて、徐々に盛り上がっていって。その後アコーディオンの力強くもほのぼのした感じのリフがながれ、ヴァイオリンが加わってゆったりと伸びやかに。中盤ではヴァイオリンとアコーディオンが瑞々しい感じのリフをリズミカルに奏で、ギターとアコーディオンのリフにのってヴァイオリンのエモーショナルなソロが。終盤ではアコーディオンとヴァイオリンがユニゾンでほのぼのした感じのメロディを爽やかに綺麗に奏でて。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「“オオフジツボ”とはメンバーの頭文字をとっただけで」「気づく人は少ないんですけど」って爆笑!いろいろなところに行くにつれてこの名前が恥ずかしい思いをされてるとか。「そろそろ違う名前にしようかと」って。「いいんじゃない」って太田さん。由佳さんは首を振って。「このバンドは演奏1/3、しゃべり2/3でお送りしてますが、今日は真面目に演奏を」って壷井さん。「今日はトミーリージョーンズでしたっけ?」「スティーリーダン?」「スティーブジョーダン?」って爆笑!「stella lee jonesさんにお誘いいただいて、やらさせていただいてます。ありがとうございます」って壷井さん。「我々もオープニングアクトみたいなみんですね」って。

 3曲目は「シュウリン」っておっしゃったかな?ヴァイオリンとギターのゆったりとしたリフから寂しげにはじまって、ギターが哀愁ただようリフを奏でて。そしてアコーディオンがしっとりとしたメロディを奏で、ヴァイオリンも加わって徐々に力強くなっていって美しくハモって聴かせて。中盤ではヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後ヴァイオリンとアコーディオンがゆったりと伸びやかに奏でて。終盤ではギターのパワフルなカッティングリフがはいってヴァイオリンとアコーディオンが伸びやかに。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「今日は藤野さんの曲が多くて・・・影で牛耳ってますね」って爆笑!「いやいや、最近真面目にオオフジツボのために曲を書いてるってことで」って由佳さん。「実権を握ぎろうとしてますね」って壷井さん、爆笑!レコーディングでは壷井さんがMIX担当だそうで「アコーディオンの音を悪くしてやる」って爆笑!でもジャケットの構成等は由佳さんなので「タイトルを別なのにしてやる」って爆笑!ちなみに太田さんが会計とか。「実は太田さんが全部握ってる」って爆笑!でも「あんまり残ってない。自転車操業」って。

 次の曲は「5/4拍子でシルエレタイプ」って。ちなみにシルエレのスタッフさんは「KBBの曲を鼻歌で歌いながら仕事してた」って由佳さん、爆笑!「面接で歌えないと採用してもらえない」って壷井さん、爆笑!でも「あんまり失礼なこと言わないように」って。4曲目は新曲で「空駆けるもの」っておっしゃったかな?アコーディオンのゆったりとしたリフからミドルテンポのダイナミックなリフが。そしてギターのパワフルなリフにのってヴァイオリンが力強く伸びやかな音色を響かせ、アコーディオンとギターのリズミカルなリフからダイナミックなリフが。中盤ではパワフルなギターリフにのってアコーディオンのリズミカルでアグレッシブなソロ、ヴァイオリンのテクニカルでアグレッシブなソロが。終盤では一旦静かになってアコーディオンのリズミカルなリフから盛り上がっていってダイナミックなリフへ。

 「ありがとうございます」って。「オオフジツボでシルエレに出れて嬉しい!」って由佳さん、ニコニコでガッツポーズです。可愛い♪

 「次の曲は3拍子で安心して聴ける」って壷井さん。「ファンシーな曲。可愛く演奏してくださいね」って由佳さん。5曲目は「菜の花」っておっしゃったかな?アコーディオンのメルヘンチックなリフがゆったりとながれ、ギターがしっとりとしたリフを奏で、アコーディオンがほのぼのした感じのメロディを。そしてヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏でたあと、ギターの素朴な音色のしっとりとしたソロが。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンがほのぼのしたメロディをハモって、そして一旦止まったあと、アコーディオンとギターのしっとりとしたリフから、ヴァイオリンとアコーディオンがゆったりと伸びやかにほのぼのしたメロディを奏でて。
 「可愛く演奏できましたでしょうか」って壷井さん。「言ってたことすら忘れた」って由佳さん。「いいんじゃないですか」って壷井さん。

 7月は、壷井さんと太田さんは11日間も一緒のスケジュールだったそうで。「家族かよ」って太田さん。「それだけ一緒にいると、今日はどういう気持ちなのかわかるようになる」って太田さん。「壷井さんは疲れてると顔が四角くなる」って。「でも演奏になるとシャキーン!ってなる」って由佳さん。「ボクだって疲れることあるんですよ」って壷井さん。
 「話は変わりますけど」って壷井さん。昨日は小岩で若者主体のライブにERAで出演されたそうですけど「負けじといつもの5割増しで弾いた」って。演奏が終わると「うおぉぉぉぉ!マジすげぇぇぇぇ!マジやべぇぇぇぇ!鬼怒無月ホンモノだよ!」って凄い反応だったって大爆笑!

 次の曲は「シルエレにふさわしい組曲」って6曲目は「Alexandrite set」。ギターのリズミカルなリフからアコーディオンがダークな音色を響かせ、ヴァイオリンがしっとりとしたリフを奏で、アコーディオンとのリズミカルなリフからパワフルに盛り上がって。そしてアコーディオンがゆったりとしっとりとしたメロディを奏でたあと、ヴァイオリンのリズミカルなリフがはいってダイナミックなリフで盛り上がって。その後リズミカルなリフやユニゾンやハモりからヴァイオリンのアグレッシブな弾きまくりソロへ。そしてアコーディオンとヴァイオリンのパワフルなユニゾンリフからテンポアップして盛り上がって。中盤では一旦止まってからギターのリズミカルなカッティングリフにのってアコーディオンのほのぼのした感じのメロディがながれ、ヴァイオリンのリズミカルなリフからアコーディオンとユニゾンで明るく爽やかなメロディを雄大に奏でて。ラストはダイナミックなリフからヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでゆったりと。

 「ありがとうございます」って。ここで物販の宣伝を。そして個々のライブインフォも。

 「お父さんの味方って感じの曲」って7曲目は「雨の観覧車」。ギターのしっとりとしたリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンのほのぼのした感じのフレーズがながれ、アコーディオンがしっとりとしたメロディを奏でて。そしてヴァイオリンがメロディを奏で、アコーディオンが裏メロを、続いてアコーディオンがメロディを、ヴァイオリンが裏メロを奏でて。中盤ではヴァイオリンが伸びやかに美しいメロディを奏で、アコーディオンもゆったりと奏でて盛り上がっていって。ラストは静かにしっとりと。

 「ありがとうございます。次が最後の曲です」って。「オオフジツボは毎月ライブやってますので、サイトとかでチェックしていただければ、またいつかどこかで」って壷井さん。「Youtubeにもいっぱい動画をUPしてるんで、もし観たら“いいね!”してくれたら」って爆笑!
 オーラス8曲目は「Second Steps to Long Distance」。まずはヴァイオリンの神秘的な音色のソロから。それが徐々に力強くなってハンガリアンっぽくアグレッシブに。そしてヴァイオリンのリズミカルなリフからギターのパワフルなカッティングリフがはいって、明るく照らされたステージのなか、ヴァイオリンがリズミカルなリフを、ギターとアコーディオンがパワフルなリフを。その後、ヴァイオリンとアコーディオンがハモったり、追っかけでリフをスリリングに弾き、アコーディオンのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのアグレッシブなソロへ。ラストはダイナミックなリフからユニゾンやハモりで盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「ギター、太田光宏!アコーディオン、藤野由佳!ヴァイオリン、壷井彰久でした!」って大拍手!「次はstella lee jonesさんです。しばらくお待ちください」って壷井さんが挨拶して、メンバーの皆さんは大拍手のなかお辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると20時17分。1時間ちょいのとっても素敵なライブでした。
 瑞々しく美しくほのぼのと、しかもパワフルでエネルギッシュな演奏もあって、MCもめっちゃ面白くてとっても楽しめた素敵なライブでした。壷井さんと由佳さんの個性的なキャラお2人を、中央の太田さんがどっしりと支え、見守っているかのような、ぴったりと息のあったアンサンブルを楽しませてくれましたね。いつか機会があればフルライブを観に行きたいっす。

12.7.22 蛇腹姉妹

2012-07-26 21:43:35 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.22 吉祥寺Silver Elephant>
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 今年3月の<stella lee jones>のライブで、次回のライブは7/22で<オオフジツボ>と対バンライブを行うとの発表があったんですね。どちらも好きなバンドなので思わずバンザイ!これは絶対に見逃せないイベントですから、なんとしても観に行かねば!と。で・・・ふと思ったんですけど、<オオフジツボ>のアコーディオン奏者<藤野由佳さん>と、<stella lee jones>のアコーディオン奏者<佐々木絵実さん>は、<蛇腹姉妹>というアコーディオンDUOのユニットを組んでおられるんですよね。どうせ同じ日に同じステージで演奏するならば、<蛇腹姉妹>でも演奏してくれないかなぁ~って思っていました。以前にここでもミニアルバムを紹介させていただいて、いつかライブを観てみたいとずっと思っていたもので。やってくれたら嬉しいなって。
 で、7/22が近づいてきたある日に、ふとシルエレのスケジュール表を見てみると、7/22の予定にオープニングアクトで<蛇腹姉妹>って書いてあるじゃないですか!思わず“やったぁ!”って叫んじゃいました。楽しみ倍増でめっちゃ嬉しいっす。

 さて当日。開場時間の20分前にお店に着いてチケットを購入してしばし待ちます。そして時間がきて受付を済ませてフロアーへ。今回は端の席をGETして開演を待ちます。開演近くになるともう超満員!

 18時半、客席が暗くなってメンバーのお二人が民族音楽のSEにのってステージに登場して大拍手で迎えられます。ステージ向かって左が由佳さんで、右が絵実さんです。由佳さんは黒のノースリーブに黒パンツで、絵美さんは黒のチュニックに黒のパンツのようで。美女お二人のDUO,とっても楽しみです。
 そしてはじまった1曲目は「象の牙」っておっしゃったかな?しっとりとゆったりと哀愁ただよう音色が響き、ミドルテンポのダークでパワフルなリフがはいって、絵実さんが足首にくくりつけた鈴を鳴らして。そして絵実さんのリフにのって由佳さんがしっとりとメロディを奏で、その後ユニゾンでリズミカルなリフを。中盤ではアップテンポになって明るく楽しく、しかも激しいリフをリズミカルに奏でて、絵実さんがタップでアップテンポのリズムを。そして絵実さんのリフにのって由佳さんがメロディを奏で、そこからさらにテンポアップしてリズミカルで楽しくなって、ラストはテクニカルなユニゾンリフからゆっくりと。

 「ありがとございます」って由佳さん、大拍手です。「蛇腹姉妹です」「ずっと平田さんに“やらせてほしい”って御願いして、やっと名前を入れてもらった」「泣いて頼んで20分の貴重な時間を頂きました」って爆笑!「せっかく一緒にいるのにやらないのはおかしいですよね」って由佳さん。「シルエレに出演できて、これでやっとプログレバンドの一員として大手を振って歩ける」って爆笑!

 2曲目は「ブチニッシュ」っておっしゃったかな?ブルガリアのダンス音楽で15拍子なんだそうで。モールス信号のようなリフからリズミカルなリフをおっかけやユニゾンで奏で、徐々にパワフルに。そして由佳さんがアラビアンっぽいテクニカルなリフを奏で、アップテンポでリズミカルにユニゾンで。その後明るく楽しいリフで盛り上がって。

 「ありがとございます」って由佳さん。「サクサクいってます」って絵実さん。「持ち時間20分ですからね。もう10分経過しました」って由佳さん。「蛇腹姉妹はオリジナル曲もいっぱいあるんですけど、今日は海外のガツガツとしたトラッドソングを突っ走って終わろうと」って由佳さん。「シルエレなので変拍子を取り入れた曲を」って絵実さん。由佳さんは今日初めて平田さんと逢ったそうですが「オオフジツボの説明文に“ヴァイオリン壷井彰久率いる・・・”って書かれて」って爆笑!「私がバンマスみたいなことやらされているようなんですけど、実は壷井さんに牛耳られていることを見破られてる」って爆笑!「凄い先輩なのにネタにしてしまってすみません」って由佳さん。「平田さん、優しいから許してくれますよ」って絵実さんがフォローしますが、「平田さん、今日リハに来てからギターの弦を張り替えてました」って由佳さん、爆笑!「なんかうちの平田の印象どんどん違う方向に・・・」って絵実さん。「楽曲は素晴らしかったんですけど」って由佳さん、爆笑!

 「次の曲は故・ラーシュ・ホルメルさんの曲で・・・」ってここで大拍手が。3曲目は「スピンクレッドル」っておっしゃったかな?絵実さんがアップテンポでテクニカルなリフを弾き、由佳さんがハモってスリリングに展開して。そしてゆったりとなるも盛り上がってテクニカルなリフへ。この展開が繰り返されます。その後アップテンポのテクニカルなユニゾンリフからゆったりとなって盛り上がっていって、ゆったりとFin。

 ここでライブの告知が。そして「最後の曲です。ありがとうございました」って4曲目は「シルバド・アコーディオン」っておっしゃったかな?ルーマニアのトラッドソングだそうです。「調子のいい曲を調子よく」って。テクニカルなフィルからパワフルなアップテンポのリズミカルなリフがはいって、ノリノリで楽しく激しく展開して。その後ミドルテンポになってユニゾンでゆったりと。中盤から再びアップテンポでリズミカルに激しく盛り上がって。その後静かになって。終盤では再びテクニカルなリフがアップテンポで激しくリズミカルに盛り上がっていって。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとございました!」「メンバー紹介します。蛇腹姉妹、姉の佐々木絵実!」って由佳さん。「妹の藤野由佳でした」って絵実さん。拍手のなかお辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると19時ちょっと前。約30分の素敵なライブでした。
 たった30分ですけど、初めて観た<蛇腹姉妹>のライブ、想像以上にパワフルでリズミカルでとっても楽しくて、そのうえMCも面白くて。これはもうフルライブをぜひとも観に行きたいっす。スケジュールが合うライブがあるといいな。

12.7.20 人間椅子

2012-07-24 22:38:11 | ライブレポ HR/HM
◇ 2012.7.20 渋谷O-WEST>
<此岸御詠歌~人間椅子ワンマンツアー2012年夏 Soldout LIVE!>
 昨年2011年は、8月にニューアルバム「此岸礼賛」が発表され、札幌から博多までのレコ発全国ツアーを敢行。どこも大盛況でSoldoutになった会場も。さらに12月にも東名阪ツアーを敢行して盛況で1年を締めくくって。年が明けて2012年、序盤は和嶋さんは人間椅子以外で活発に活動されて。人間椅子のライブは、5月に<筋肉少女帯>との対バン、6月には<Concert Moon>との対バンライブが。自分は5月には行けなくて、6月のほうだけ観にいきました。ただやっぱり1時間のライブじゃ物足りなくて。なのですでに発表されていた7月のワンマン東名阪ツアーの渋谷7/20をめっちゃ楽しみにしてました。

 日が近づくにつれ、ふと人間椅子のサイトを見ると、なんと渋谷がSoldoutになったとのニュースが。平日金曜でSoldoutって凄いっす!ってことは早めに会場入りせねば!です。ギリギリに行って入れなかったらヤバいもんね。
そしていよいよ東名阪ツアーがはじまり、ネットでどなたかがカキコしてくださった今回ツアーのセットリストを見ると・・・なんと陰の名曲「芋虫」をやっているじゃないですか!これはもう2度と聴けないかもしれないから、なにがなんでも観に行かねば!です。

 さて当日。あいにく仕事が忙しくてそのうえ外回りで昼間ずっと歩きっぱなし。まあ暑くないだけよかったですけど。やらなきゃいけない仕事もあるんだけど、今日のライブは絶対に見逃せないと、それを明日にまわして夕方に渋谷へGo!です。

 会場に着いたのは開演30分前でした。入り口には“満員御礼”とでっかく書かれていて。これ嬉しいっすね。受付を済ませて中に入るとさすがに混み混みです。で、自分はいつもの通りに研ちゃん側の後ろの端へ。メモ取るにはこの位置が都合がいいのだ。フロアーを見渡すと今回も年齢層幅広く男女も半々くらいかな?やや男が多いかな?賑わってます。SEでは前日天国へ旅立ってしまったJon Lord氏への追悼と思われる、DPの古い曲がずっとながれていました。

 19時5分頃、照明が暗くなって、ステージは薄暗いパープルとブルーの照明が。SEでは「此岸御詠歌」がながれて。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声で迎えられます。いつものように研ちゃんは僧侶姿、和嶋さんは着物で昭和作家姿、ノブさんは黒シャツを。
 はじまった1曲目は「阿呆陀羅経」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからレッドライトのなか、ミドルテンポのヨコノリリズムでノブさんヴォーカルで和嶋さんのコーラスが。そして鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、サビはノブさんメインで研ちゃんがコーラスを。間奏では和嶋さんが手を上げてから、アグレッシブなギターソロへ。和嶋さん早くも跳ねてます。終盤では研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で向き合ってユニゾンリフを。

 続いて2曲目は「りんごの泪」。人間椅子の代表曲ですね。ミドルテンポのヘヴィなリフからシャッフルのノリノリリズムで。研ちゃんステージ中央でニコニコでリフを。そしてグリーンライトのなか、研ちゃんのヴォーカルがはいって、サビではレッドライトで。中盤では和嶋さんのギターソロからセリフが。研ちゃんは跳ねてます。そしてリフにあわせてHey!って煽って。その後ギターの津軽三味線風ソロが。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。

 「こんばんは、人間椅子でぇ~す!」って研ちゃん、大拍手!「今日は平日にライブをやっちまって、どうもすいません」「仕事のあと、2時間以上立たされるなんて滅多にないことでしょう。申し訳ない気持ちでいっぱいです」「自分だったらすごい大変だから」って爆笑!さらに「人間椅子、メンバーもお客さんも高齢化してきましたから」「ライブの時間を少しづつ短くしようと提案しているんですけど、受け入れてくれない」って爆笑!「今日はいつもより長い気がする」って研ちゃん、大拍手!今回の東名阪ツアーはレコ発ではないので、セットリストをどうするか迷ったそうですが「自分たちのやりたい曲をやることにしました」って和嶋さん、大拍手!「古い曲やレアな曲も織り交ぜて」「知らない曲をやるかもしれない」って。

 「傑作選にしか入ってない曲」「ここで早くも着いてこれないお客さんが」「ハードルが高いライブ」って、3曲目は「狂い咲き」。和風のギターリフと情緒たっぷりのベースラインからはじまって、Aメロはアップテンポでロック調で、Bメロはミドルテンポで和音階で、そしてサビではめっちゃパワフルにダンダカダンダカ。Cメロはスローテンポでメロディアスに。リズムチェンジ&転調いっぱいの複雑かつかっくいい曲。プログレしてます。和嶋さん、やはりハイキーのとこ歌うのはあキツそうですけど、しっかり声出てますね。間奏ではエモーショナルなギターソロが。
 続いて4曲目は「ギラギラした世界」。アップテンポのパワフルなリフからはじまって、ロックンロール調の楽しいリフにのって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。サビはレッドライトのなか、和嶋さんとコーラスでノリノリで。間奏では研ちゃんが「ワジマ!」って叫んでからアグレッシブなギターソロへ。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。そしてベースとドラムが止まると、和嶋さんがZEPの”Heartbreaker“のソロを弾いて、チョーキングでお客さんを煽って。そしてミドルテンポでノリノリで跳ねて。

 「ありがとう!」って研ちゃん。「和嶋くんのマメな性格が出てますね」って完コピソロを褒めて。「ピッキングをおろそかにしない」って。「自分の部屋が汚かったりしますけど、ギターはマメです」って和嶋さん、ダブルネックの準備をしながら。
 12弦のならしにまずは「天国への階段」のイントロを弾きはじめて。「ダブルネックも持ったら誰でもこれを弾く」って和嶋さん。「なんかかくし芸みたいな。すいません、遊んでます」って、続いては「ホテル・カリフォルニア」を。長いイントロが終わるとノブさんがドラムを♪ドンドンで研ちゃんが歌いだしますがすぐに止まって。「打ち合わせにないことやってます」って和嶋さん。「いま心の中で“チェッ”って言った」って研ちゃん。「聞こえた!長い付き合いなのでわかります」って和嶋さん。

「満場のお客さん、ありがとうございます。Soldoutです」って和嶋さん、大拍手!今回のバックステージパスには“満員御礼”って書いてあるそうです。「今度は国技館みたいに垂れ幕を用意しましょう」って研ちゃん、大拍手!これまでは当日券でSoldoutはありましたが、予約でSoldoutは久しぶりだそうで。「これもひとえにYoutubeのおかげ」って和嶋さん、爆笑!「僕らは削除したりしませんよ」って爆笑!「どんどんあげてください。それでお客さんが増えるならこんなに嬉しいことはない」って。さらに「長髪で白塗りのかっこいい青年が出てきます」って爆笑!「いまはかっこよくないみたいじゃないですか」って研ちゃん、爆笑!「いまもかっこいいですよ。凄みを増したというか」って和嶋さん、フォローして。

 「古い曲を。最初にPVを作った曲。あの頃と同じ気持ちでやります」ってはじまった5曲目は「夜叉が池」。まずはしっとりとしたギターソロ。そして和嶋さんヴォーカルでゆったりと暗く悲しげなフレーズからはじまって徐々に盛り上がっていって、中盤からはテンポアップしてノリノリモードに。めっちゃドラマティックな曲。でもさすがにこの曲のサビのハイキーはキツそうでほとんどギリギリだったかも。もちろんアグレッシブなギターソロもステージ中央でたっぷりと。

 ここでチューニング&給水タイムです。しばし沈黙のあと始まった6曲目は本日のハイライト「芋虫」。これ、ネットでよくライブでやってほしい曲にあげられてたんですよね。自分もライブで聴くのは初めてです。ベースのリズミカルで哀愁ただようリフからはじまって、スライドギターの切ない音色が響いて、シンバルロールがはいって盛り上げて。そして研ちゃんのエコーの効いた伸びやかで幻想的なヴォーカルが薄暗いグリーン&ブルーのステージに響き、サビではパワフルに歌って。間奏ではエモーショナルなスライドギターソロ、そしてエフェクターを駆使した神秘的なサウンドが響いて。その後アップテンポのパワフルなシャッフルモードになって研ちゃんの暗闇からの魂の叫びのような凄みのある迫力のヴォーカルが。ラストにはエモーショナルなギターソロが。めっちゃ感動!
 「ありがとう!」って研ちゃん。「もうしばらくやりませんよ」「あと10年はやらない」って。「えぇ~~~!」ってお客さんブーイングです。

 「人間椅子とファンの高齢化に対応するに」「僕らはもっと頑張って座席のあるホールでライブをやりたい」って研ちゃん、大拍手!「ここでやらせてもらってて言うのもなんですが」って研ちゃん、爆笑!「武道館とか、シブコーとか」って大拍手!「そしたらみんな座って聴ける」って。「そうですね、ここでも何度かSoldoutしてるんで、次はもうひとつ大きなとこでも」って和嶋さん。「とりあえずEASTとか?」ってノブさん。「EASTはイスがないじゃないですか」「シブコーよりもちょっと小さい日本青年館とか」って研ちゃん、大拍手!「負債抱える覚悟でやりますか」って和嶋さん。「EASTにイスおいてもいいんだよね」って和嶋さん。

 和嶋さんはよく酔っ払うとホームレスの方々にお金をあげちゃうそうで。たまにシラフのときでも小銭をあげるとか。「自分だってスレスレの生活じゃないですか」って研ちゃん、爆笑!「だからその気持ちがわかるんですよ」って。で、その方々と話こんだり、御礼にワンカップをもらったりするとか。「親切をすると親切が返ってくることもある」「親切をしないと絶対に返ってこない」「親切していくべき」って、大拍手!

 7曲目は「今昔聖」。ユニバイブ効果のちょっとゆがんだ感じのギターリフと♪ドーンって響く低音からはじまって、ミドルテンポでヘヴィでダークなぶっといリフがはいって和嶋さんの力強いヴォーカルが。中盤では壮大でメロウな感じでドラマティックに。その後ズンズンズンズン♪進め~進め~!って。ここでの和嶋さんの声はすっごくクリアーで良く伸びてましたね。禁煙効果でしょうか。そしてアップテンポのドンドコリズムの躍動感溢れるリフからアグレッシブな津軽三味線風ギターソロが。研ちゃんはドラムの前へ。そして研ちゃんと和嶋さんは中央で寄り添ってヘヴィリフを。
 続いて8曲目は「死神の饗宴」。ミドルテンポのヘヴィでダークなリフからレッドライトのなか、研ちゃんのパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではアップテンポになって和嶋さんがステージ中央でアグレッシブなギターソロを研ちゃんと背中合わせで。その後ミドルテンポのヘヴィでダークな曲調になり、研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。そして叩きまくりドラムからヘヴィリフとパワフルなヴォーカルがはいって。

 ここで給水タイムですが、客席から「研ちゃん、かっこいい!」「研さま~!研さま~!」って声援が。そして「おにーちゃん!」って声も。「“おにーちゃん”って?彼は“アニキ”ですよ」って研ちゃん。すると「アニキ~!」って声援が。「アニキって呼んでくれ~!」ってノブさん、爆笑!「渋谷、こんなにたくさん集まってくれてありがとう!」って。でも「まだオレのしゃべるコーナーじゃないんだけど」って爆笑!「いや、そんな縛りはないから」って和嶋さん。「人間椅子、絆が深いぜ!」「高齢化社会を破っていこうぜ!」ってノブさん。でも「健康には気をつけてください」って爆笑!「これからも頑張っていくんで宜しくお願いします」ってノブさん、大拍手!

 「研さまの夢は実家のある青森で“ねぶた”を出すことですね」って和嶋さん。「夢は“ハードロック喫茶ナザレス”を開くこと」って研ちゃん、大拍手!「でもそれは実現可能じゃない?」って和嶋さん。「いまごろ弘前では“ねぶた”の練習してて、なんかワクワクしてます。早く帰りたい」って研ちゃん。「あ、昔から知ってる研ちゃんだ」った和嶋さん、爆笑!

 9曲目は「深淵」。薄暗いブルーライとのなか、ギターの哀愁ただようアルペジオリフからゆったりとはじまって。そして一転アップテンポのヘヴィなザクザクリフがはいって、レッドライトのなか、和嶋さんの力強いヴォーカルが。中盤ではミドルテンポでゆったりと爽やかな感じに。その後ブルーライトに照らされ、ギターのアルペジオのたおやかなメロディが幻想的にながれ、深い味わいのベースラインも。終盤ではダイナミックに盛り上がって歌い上げて、和嶋さんはステージ中央でエモーショナルなギターソロを。

 10曲目は「洗礼」。この曲久々に聴けて嬉しいっす!アップテンポのパワフルなリフから研ちゃんの邪悪なヴォーカルがはいって、サビではレッドのアッパーライトに不気味に照らされて♪助けてほしいかぁ~、助かりたいのかぁ~って。研ちゃんノリノリで跳ねまくって。そして狂気の叫びも。かっくいいっす!
 続いて11曲目は「相剋の家」。パワフルなドラムのミドルテンポのリズムからベースソロ。そして♪ウェ~エオ!って大合唱から和嶋さんの力強いヴォーカルがはいって、それがアップテンポになってノリノリモードに。その後再びミドルテンポのヴァースへ。研ちゃんジャンプをキメて。そしてアップテンポのノリノリモードになったあと、明るく照らされるなか、ドラマティックで雄大な感じに。そのままエモーショナルなギターソロへ。ラストはパワフルなタムドラムとミドルテンポのダークリフから♪ウェ~エオ!ってFin。

 給水タイムでしばし沈黙。「みんな仕事のあとでもうくたくたですよね。あと1ブロックガマンしてください」って研ちゃん、爆笑!そしてノブさんコーナーです。「渋谷、こんなにたくさん集まってくれてありがとう!」って大拍手!「事前Soldoutってことで」「次はもうひとつ大きなとこでやれたらいいなと」って大拍手!「ここWESTに集まってくれたみんな、アニキって呼んでくれ!」「もっともっとアニキって呼んでくれ!」って煽って。
 「まだまだノッてイケますか!」「まだまだ体力残ってますか!」「その体力全部使っていこうぜ!」「オレが歌ってもいいですか!」「それじゃオレが人間椅子に入って初めて歌った曲!」ってはじまった12曲目は「道程」。ギターのロックンロール調のリフからアップテンポでノリノリではじまって、ノブさんの力強いヴォーカルがはいって。和嶋さん、ステージを右へ左へ。そして研ちゃんと和嶋さんが寄り添って。間奏では「ギター、ワジマシンジ!」ってノブさんが叫んでギターソロ。和嶋さんはギターを頭の後ろで弾いて、そして戻して弾きまくって。その後、和嶋さんと研ちゃんは揃ってアクションをキメて。ラストは和嶋さん、歯で弾いて。「サンキュー!」ってノブさん。「まだまだ終わらないぜ!」って。

 続いて13曲目は「地獄」。アップテンポのヘヴィリフからはじまって、レッド&ブルーライトが点滅するなか、研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。中盤では不気味モードになってフィードバックを交えたアヴァンギャルドなギターソロが。そしてヴァースに戻ってパワフルなリフをバックに研ちゃんのヴォーカルがはいって、サビのあとでは迫力のスクリーミング&シャウトが。ラストはステージ中央で和嶋さん、弾きまくりのアグレッシブなギターソロを。

 さらに続いて14曲目は「天国に結ぶ恋」。レッドライトのなか、ミドルテンポのヘヴィでダークなリフからはじまって、一転アップテンポでめっちゃノリノリモードに和嶋さんのパワフルなヴォーカルが。中盤では和嶋さんが手を上げて合図してからステージ中央でアップテンポでアグレッシブなギターソロを。
 本編ラスト15曲目は「針の山」。ギターリフからもう場内はお祭り騒ぎ!ヘドバンの嵐!研ちゃんジャンプ!超ノリノリでフロアーが揺れてます。和嶋さんはステージを右へ左へめっちゃノリノリで跳ねまくって、ギターソロも弾きまくって、研ちゃんと背中合わせで。ラストは「ありがとう!」って研ちゃん。♪ジャーン!って弾きまくり叩きまくりで、和嶋さんは歯で弾いて。
 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って研ちゃん、メンバーの皆さんは手を振りながらステージ袖へ。場内は「アンコール!」って掛け声と手拍子が鳴り響いて。

 しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。ノブさんはツアーTシャツで、和嶋さんはツアーTシャツ&モンペで。和嶋さんはドラムを叩こうとしますが止めてすぐにギターのポジションへ。研ちゃんは白着物で。「アンコール、どうもありがとう!」って和嶋さん。ここで「アニキからなにか告知があるかな」って和嶋さんが振ってノブさんが今後の日程を。9月に仙台と弘前でワンマン、青森のイベント出演、さらに長野の木曽で9/16に行われるイベントにも参加が決定したそうです。「若いファンにアピールしたい」って和嶋さん。

 「アンコール、予定してた曲を変更して。練習してないけど定番曲だから大丈夫だろうと」って和嶋さん。まずはギターソロです。ブルーのスポットライトの当たるなか、アルペジオやカッティングを駆使して幻想的なゆったりとしたソロを展開。16曲目は「人面瘡」。ミドルテンポのリフがはいってノリノリで和嶋さん跳ねてます。そしてパワフルなヴォーカルが。研ちゃんはステージ中央前でお客さんを煽って。そして和嶋さんと研ちゃんは途中でポジションチェンジもして。

 「疲れましたよね」って研ちゃん、爆笑!「2時間半立ちっぱなしで頑張ってくれた皆様に感謝の気持ちを込めまして・・・はい、三三七びよぉ~し!」って研ちゃん。はじまった17曲目は「地獄風景」。ハイテンポのパワフルな疾走スラッシュメタル。お客さんヘドバンの嵐で、これまた場内揺れて超ノリノリで凄いっす!和嶋さんも跳ねまくって。ギターソロもアグレッシブに弾きまくって、和嶋さんステージを右へ左へ。そして頭の後ろで弾いて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」って研ちゃん。「高齢化社会もなんのその、ベース、鈴木研一!」って和嶋さん、大拍手!「ギター侍!和嶋慎治!」って研ちゃん、大拍手!「頼りになるアニキ!ドラム、ナカジマ・ノブ!」って和嶋さん、大拍手!メンバーの皆さんは手を振りながらステージ袖へ。もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。

 しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。和嶋さん、研ちゃんの白着物のおなかの部分がやや赤くなっているの見て「喀血したのかと思ったら違うんですね」って。研ちゃんは革のストラップを指して「牛の怨念です」って。ここで和嶋さんが本日の物販の赤いタオルの宣伝を。「売り切れました。いやまだあるそうです。売り切れ真近」ってそのタオルを頭に巻いて。である曲のイントロを弾いて。曲目が思い出せないっす。
 「中学からの友人である鈴木くんの初めて作った曲のタイトルは“デーモン”でしたね」って。「和嶋くんは女の子の名前の曲ばかり作ってましたね」「タイトルで女の子の顔が浮かんでくる」って研ちゃん、爆笑!

「年内、もう1回ライブやりたいと思います」って和嶋さん、大拍手!オーラス18曲目は「どっとはらい」。ミドルテンポのパワフルな曲、今日は定位置ですね。研ちゃんはステージ中央でノリノリでヘドバンもしまくって。そして和嶋さんのところへ。サビは♪どっとはらい~って大合唱!中盤ではスリリングな変則ブレイクのあとエモーショナルなギターソロが。ラストは研ちゃんと和嶋さん、ステージ中央で寄り添って、背中合わせで弾きまくり&叩きまくりでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」って研ちゃん。「最高のベーシスト、鈴木研一!研ちゃん!」って和嶋さん、大拍手!「アゴが外れた!」って研ちゃん。大丈夫かな?「ギター!和嶋慎治!」って研ちゃん、大拍手!「アニキ、ナカジマ・ノブ!最高のドラム、最高のスケジュール組んでくれます」って和嶋さん、大拍手!メンバーの皆さんはステージ前に並んで手をつないで何度もお辞儀を。そして前列のお客さんとハイタッチして、手を振りながらステージ袖へ。するとほどなくフロアーが明るくなってSEからDP曲がながれてきてライブ終了です。時計を見ると21時30分。2時間半の充実した見応えのある楽しいライブでした。

 Soldoutの超満員ライブ、お客さんのノリが凄かったですね。めっちゃ盛り上がって超楽しかったっす。もちろん演奏もパワフルでかっこよかったし、和嶋さんの声も禁煙効果でクリアになってよく通ってたし。まあキーの高いところはそもそも無理だし。今回は「芋虫」が聴けてめっちゃ嬉しかったっす!感動!ただ、ネットでリクエストが多かったわりには、前回ツアーの“一寸法師”ほどの反応ではなかったのがちょと残念かな。マニアックなファン以外に新規ファンの方々が増えてるってことでしょうか。でもでもまたレアな大曲をぜひぜひセットに加えてほしいっす。年内にまたライブやってくれることを願ってます。どこのハコになるかな?楽しみ♪あ、その前にまたファン倶楽部ライブをやってくれるかな?

12.7.14 MARS

2012-07-20 06:06:23 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.14 沼袋Sanctuary
<Progressive Rock FESTIVAL 『プログレ2012夏公演』初日>
 新潟の、女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するキーボードトリオプログレバンド<MARS>。現メンバーは、KUMIKUMIさんの他、ドラムスの<岡田隆さん>、ベース&ヴォーカルの<成田秀雄さん>のEL&Pと同じトリオ編成です。1999年にアルバムを発表。その後、休止期間を経て2010年9月に現メンバーで復活し、昨年2011年は6回ライブを行うなど活発に活動されていて、その素敵なMARSサウンドを聴ける機会が何度もあってとっても楽しめた充実した1年だったんですね。2012年は少しペースを緩めたいとのお話もありましたが、早速2月にライブが。そして次のライブはいつなのかなぁ~って待ち焦がれていた頃、あるバンドのライブにMARSの皆さんが客席にいらしてビックリ!そのときに成田さんから7/14のライブのことを教えてもらったんですよね。なのですっごい楽しみにしていました。

さて当日。第2土曜で休みながら出勤です。で、今日のプログレイベントのトップバッターも大好きなバンドなので、開演予定時間の17時に間に合うように仕事を終えて沼袋へ。10分前にお店に着いて、余裕で席をGETして開演を待ちます。するとちょうど成田さんとKUMIKUMIさんが楽屋から出ていらして挨拶してくださって感激!

 今日は3バンド出演のイベントで、MARSはトリです。前バンドの演奏が終わり、いよいよです。19時25分ころ、客席が暗くなってSEで重厚なクラシック交響曲がながれて。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の第一楽章ですね。力強いストリングスサウンドからリズミカルな木管アンサンブルに。そしてステージの幕が開いて大拍手!ステージは向かって左にイーグルベースを抱えたハンチングがキマっている成田さんが。中央後方は2タム1バスセットの岡田さん、そして右にキーボード3段セットのKUMIKUMIさんが。ノースリーブの黒ラメのミニワンピでとってもスレンダーで綺麗なおすがたで。
 SEのあと、シンバルロールからシンセの壮大なオケサウンドが雄大にながれ、そして成田さんがゆったりと朗々と太く力強い歌声を響かせて。1曲目は「新世界から」の第二楽章です。曲は徐々に盛り上がって歌い上げて、岡田さんもパワフルなドラムを叩きながらコーラスを。成田さんはイエロー&オレンジライトに明るく照らされるなか、ビブラートを効かせて力強く太く伸びやかに。そしてダイナミックなシンセのオケサウンドが壮大にながれて。

 「こんばんは、MARSです」って成田さんが挨拶を。大拍手です。「暑いなか、ようこそおいでくださいました。最後まで楽しんでいただけたらと思います」って。

 2曲目は「Who Done It!」。パワフルなドラムフィルからベースのアップテンポのリフがはいって、シンセとオルガンの明るく楽しいリズミカルなリフが交互に。EL&PのHoedownをモチーフにした曲です。その後シンセのリズミカルなリフがダンサブルなリズムでながれ、オルガンのテクニカルなソロへ。アップテンポのベースのグルーブがノリノリですっごい気持ちいいっす。ラストはパワフルでリズミカルなリフから一旦止まって、ピアノリフでFin。

 「こんばんは、MARSです。本日はご来場くださいましてありがとうございます」ってKUMIKUMIさんがとっても可愛らしいお声で丁寧に挨拶を。大拍手です。「遠路はるばるお越しくださった方も、毎回来てくださる方も、本当にありがとうございます」って。バンドは昨年から少しづつレコーディングを進めておられるそうですが、今年初頭にスタジオが替わったところ、ドラムスの音がそれまで録ってあった音と異なってしまったために、全部録りなおすことになってしまったそうで。で、すでに9月のライブが決まっていて、それがレコ発ライブになる予定なんだそうですけど、「微妙かも」って。でも「一生懸命完成させていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします」って大拍手です。

 3曲目は「Awakening」。ピアノの綺麗でリズミカルなリフからアップテンポの変拍子でハジマッテ、ピアノの流麗なリフからドラムも叩きまくって盛り上がっていって。一旦止まったあと、ピアノがほのぼのした感じのメロディを奏でるも、シンバルロールからシンセのしっとりとした幻想的なサウンドがゆったりとながれ、ステージがやや暗くなって。そして成田さんの伸びやかで力強い歌声がピアノリフをバックにながれ、ステージがイエローライトで明るく照らされるなか、手を挙げて歌い上げ、サビでは岡田さんがコーラスで加わって盛り上がって。その後、シンセの幻想的なサウンドがゆったりとながれて、ステージが薄暗くなって。中盤ではパワフルなドラムからアップテンポのリズミカルなピアノリフからダイナミックなリフが。そしてミドルテンポになって力強いヴォーカルが。その後一旦止まったあと、パイプオルガンサウンドが響き、ウインドベルが鳴ってティンパニサウンドが打ち鳴らされるなか、ダイナミックなリフが。そしてキーボードのクリスタルなサウンドが綺麗に響き、成田さんが力強く歌い上げ、岡田さんがコーラスで盛り上げて。終盤ではピアノリフが綺麗にながれ、シンセの幻想的なサウンドが響いて。そしてティンパニロールからダイナミックなリフが壮大にながれ、地響きのような身体が振動するくらいのヘヴィなベースサウンドがながれて劇的にFin。

 「ありがとうございます」って成田さん。次のライブは、9/8シルエレと9/16Sanctuaryだそうですが、演奏曲はなるべくダブらないようにするか、数曲入れ替える予定だそうで「2日間違った趣向でやりますので、2日間来てほしいと思います。来てくれますよね?」って成田さん。もちろん行きますから拍手です。「無理やり返事させてしまってすみません」って爆笑!

 4曲目は「The Lost World」。キーボードのクリスタルサウンドとベースラインがゆったりと響き、ベースが弦を擦って幻想的に響かせて。そして雷鳴が轟き、パワフルなドラムがはいってアップテンポのリズムにのってシンセのブラスサウンドの明るく楽しいリズミカルなリフが。イエロー&オレンジライトが交互に照らすなか、ベースもノリノリのグルーブを。その後、ベースリフからファンファール風のシンセのブラスサウンドが高らかに鳴り、ティンパニサウンドが打ち鳴らされてダイナミックなリフが。そして一旦止まったあと、ピアノのリズミカルなリフからカウベルのファンキーなリズムにのってダンサブルな感じになるも、ミドルテンポのゆったりした感じになって、ピアノの綺麗な音色が響き、成田さんがシンセのパワフルなリフと共に力強く歌ってガッツポーズも。そして岡田さんのエネルギッシュなヴォーカルもはいって、ゆったりと雄大にハモって歌い上げて。中盤ではピアノの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれ、ウインドベルが鳴ってシンバルロールが響き、シンセの幻想的なサウンドがゆったりとながれて。その後、シンバルロールからオルガンのパワフルなリフがダイナミックに。ドラムが力強くシンバルを打ち鳴らして。そしてパイプオルガンサウンドが響いたあと、キーボードのクリスタルサウンドがゆったりとながれ、スネアのマーチングリズムとベースのリズミカルなリフにのってピアノの綺麗な音色が響いて。終盤ではミドルテンポのパワフルなドラムからダイナミックなリフが。シンセのブラスサウンドのパワフルなリフにのって、力強いヴォーカルがはいって、エネルギッシュな迫力のシャウトも。サビでは岡田さんのヴォーカルもはいってゆったりと雄大にドラマティックに盛り上がって。

 続いてステージが暗くなると、シンバルロールから雷鳴が轟き、ライトが点滅して爆発音や銃撃音が響き、レッドライトのなか、ワーニングのサイレンも鳴って戦闘モードに。するとアップテンポのパワフルなノリノリモードのスリリングなリズムがはいって。5曲目は「Rond of Roses」。シンセが伸びやかに「ツァラトゥストラはかく語りき」のフレーズをダイナミックに。そしてイエローライトが点滅するなか、オルガンのリズミカルなリフとティンパニサウンドが響いて。リズム隊、特にドラムの勢いが凄いです。ぐいぐいと引っ張っていくような“俺について来い!”みたいなエネルギッシュな男の意気・迫力を感じます。そしてダイナミックなリフからリズミカルなオルガンソロへ。中盤ではオルガンのリズミカルなリフとティンパニサウンドのテーマリフのあと、ドラムスにスポットライトが当って、叩きまくりのエネルギッシュなドラムソロへ。「オンドラムス、オカダタカシ!」って成田さん、大拍手!その後アップテンポのパワフルなリズムがはいって、シンセが明るく爽やかなリフをリズミカルに。ベースもノリノリでドライブしてます。そしてファンファーレ風のシンセリフからダイナミックなリフがはいって、シンバルロールが響きゆったりと壮大なサウンドが響き渡って、成田さんが手を挙げて力強いスキャットを。岡田さんもコーラスを入れてめっちゃ盛り上がって。フィナーレかと思いきや、キーボードのクリスタルサウンドのリズミカルなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、曲が再び「The Lost World」に戻って劇的なフィナーレを迎えます。

 曲が終わるとすぐにキーボードが「木星」のメロディをゆったりと奏で、成田さんが「ありがとうございました」「ドラムス、岡田隆!キーボード、KUMIKUMI!ベース&ヴォーカル、成田秀雄でした」って大拍手!「また次も頑張りますので、次のライブもぜひいらしてください」って。そしてシンセのブラスサウンドのリフがゆったりと雄大にながれ、ティンパニロールからダイナミックなリフが雄大にながれてゆったりとシンバルロールな鳴り響くなかドラマティックにFin。

 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなか、ステージを降りようとすると、ステージ袖からお店の方が促して元のポジションに戻って大拍手!
 「もう1曲だけやらせていただきます」って成田さん、大拍手!すぐ曲を始めようとしますが、KUMIKUMIさんが曲の準備がまだで、岡田さんも「ちょっと待って!」って給水を。

 準備完了ではじまったオーラス6曲目は「Celebration」。PFMのカヴァーかな?ドラムからダイナミックなバンドイントロがダイナミックにファンファーレのように響き渡って。そしてドラムがフロアタムをパワフルに打ち鳴らしてから、シャッフルリズムを刻み、シンセとオルガンのリズミカルなリフが交互に。さらにベースのリズミカルなリフとキーボードのクリスタルサウンドのリフ、シンセの爽やかなリフが。その後、成田さんと岡田さんがオルガンのリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルを響かせ、成田さんが綺麗なピアノリフをバックにゆったりと歌って。そしてダイナミックなリフからパワフルなドラムのミドルテンポのリズムにのってシンセがリズミカルなリフを鳴らし、ベースもユニゾンで。そこからアップテンポになって成田さんと岡田さんがサビをパワフルに歌って。中盤ではアップテンポのシャッフルリズムのノリノリモードになってシンセの鮮烈で爽やかでリズミカルなリフからソロへ。その後、「Funiculi Funicula」のリフがちょこっとながれ、ドラムソロがちょこっと。そしてミドルテンポになってシンセの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。一旦止まったあと、ダイナミックなリフが盛大にながれ、ドラムも叩きまくって、「ありがとうございました!」って成田さん。終盤ではスネアのマーチングリズムにのってシンセの力強いフレーズが勇ましくながれ、ミドルテンポのドラムがはいってシンセの伸びやかな音色が響いて。そして成田さんが「ドラムス、岡田隆!キーボード、KUMIKUMI!ベース&ヴォーカル、成田秀雄!MARSでした!」って大拍手!再びスネアが力強いリズムを叩き、ダイナミックなリフが盛大にながれ、シンバルが強く打ち鳴らされて劇的にFin。

 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると20時20分過ぎ。1時間弱の素晴らしいライブでした。ほんとはゆっくりしていきたいところですが、遅くなると困るのですぐ店を出て駅へ。
 KUMIKUMIさんの繊細で美しく、しかもパワフルなキーボード、岡田さんのタイトかつエネルギッシュなドラムと迫力のヴォーカル、そして成田さんのぶっとく厚みのある力強いベース&ヴォーカル、個々の演奏もさることながら、そのアンサンブルの調和がすごく印象に残りましたね。今回特にベースとドラムのグルーブがドライブ感たっぷりで気持ちよく感じられてとっても楽しめました。冒頭の「新世界」やアンコールの「Celebration」の嬉しいサプライズも。次回9月のライブもめっちゃ楽しみです。ニューアルバムも楽しみにしています。

12.7.14 月兎

2012-07-18 06:15:24 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.14 沼袋Sanctuary
<Progressive Rock FESTIVAL 『プログレ2012夏公演』初日>
 しっとりとした美しい叙情シンフォプログレバンド<月兎>。結成は2000年ですが、ずっとCDやDVDなどの音源発表がなかったんですよね。これほど素晴らしいバンドなのになぜ?って不思議に思っていましたが、2010年に結成10周年を迎え、2011年5月にデビューアルバム「月兎」が発売されました。これがまた素晴らしい出来栄えで大満足! 今年2012年もどんどん活躍してほしいところでして。まずは2月に新宿でライブが行われ、次の日程発表を待ちこがれていました。待つこと5ヶ月、そんな折に7月に沼袋で行われるプログレイベントに参加されると知って思わずバンザイ!です。当日を楽しみにしておりました
 <月兎/つきうさぎ>。メンバーはギター<村上常博さん>、ベース<小林尊也さん>、キーボード<SUMさん>、ドラムス<ツッシーさん>、そして女性のヴォーカル&フルートの<麗奈/レイナさん>の5人です。

 さて当日。第2土曜で休みながら出勤です。で、今日の<月兎>の出番がトップバッターとのことで、開演予定時間の17時に間に合うように仕事を終えて沼袋へ。10分前にお店に着いて、余裕で席をGETして開演を待ちます。するとMARSのメンバーの皆さんがいらしててちょと挨拶を。

 17時5分を過ぎたころ、フロアーの照明が暗くなって、幻想的で雄大な感じのSEがながれて。そしてステージの幕が開いて拍手です。ステージは左SUMさんの3台キーボードセット、その隣にナチュラルボディのJAZZベーを抱え、阪神のイエローユニフォーム姿の小林さん。隣には3タム2バスの巨大セットのツッシーさん。かっくいい!そしてステージ左には黒のアーム付レスポールを抱えた村上さんが。後方には黒のストラトタイプのサブギターが用意されて。

 ハイハットのカウントからはじまった1曲目は「深海に咲く花」。パワフルなリフからアップテンポでダイナミックにはじまって、ミドルテンポのギターのヘヴィリフとアップテンポのリズミカルでちょっぴりPOPなリフが交互に。ここで満を持して麗奈さんがフルートを持って登場!拍手です。黒のレース風トップス&パンツにピンクのレースのショール(?)をまとって。ウエストにはピンクのリボンが。ふとC○T’S EYE3姉妹のお姉様が思い浮かんで。とっても艶っぽくてうっとり♪おっと、曲はバンドリフとギター・キーボード・ベース・ドラムのフィルと掛け合いのように展開し、アップテンポの明るく楽しいリフがながれて。その後ピアノリフがゆったりとながれ、フルートのしっとりとした音色が美しく響き、そしてゆったりと叙情的なヴォーカルがはいって、それが徐々に盛り上がって、サビではヘヴィなリフとメロトロン風サウンドとともに力強く歌い上げて。ビブラート、美しい。その後一旦止まってピアノリフがしっとりとながれ、囁くようなヴォイスが。そしてパワフルに盛り上がってヘヴィなギターリフにのって力強いハイトーンスクリーミングを。中盤ではアップテンポのノリノリモードでギターとキーボードのユニゾンリフからギターのエモーショナルなソロ、続いてテクニカルなモーグソロが。その後ギターとキーボードのリズミカルなユニゾントリルリフが。終盤では一旦とまったあと、ギターの美しいアルペジオリフがなだらかにながれ、フルートのしっとりとした音色が美しく響いて。その後のびやかなヴォーカルがゆったりとたおやかに、明るく爽やかに。そしてスキャットがゆったりとながれて。ラストは劇的にFin。

 「ありがとうございます。月兎ともうします」って麗奈さんが挨拶をして大拍手!「こちらは久しぶりになってしまいましたが楽しみにしていました。今日はお暑いなか、御足労いただき、ありがとうございます。一生懸命やりたいと思います」って大拍手!今日はなんとなくSUMさんがいつもの眼力が感じられなくて。お疲れなのかな?

 続いては現在構想中という組曲からだそうです。2曲目は「Castle」。パワフルなドラムフィルから、ギターとキーボードがオレンジライトのなか、メロディアスで明るく爽やかなリフを。そしてアップテンポのノリノリモードになってギターのヘヴィリフとキーボードの伸びやかなフレーズにのってマイクを持った麗奈さんの力強いヴォーカルがはいって。Bメロではベースがドライブ感たっぷりのリフを。サビでは村上さんがコーラスをいれて。中盤ではミドルテンポでメロトロンサウンドがながれて雄大な感じに。そしてアップテンポのノリノリのリフがはいってサビへ。その後、一旦止まってピアノの美しいリフがしっとりと響き、フルートのメロウでほのぼのした感じのメロディがたおやかにながれ、オルガンサウンドが響いて。再び一旦止まってギターがヴァイオリントーンでゆったりと奏で、フルートが綺麗にたおやかに奏で、そしてギターのヘヴィなリフがパワフルなドラムとともにはいって、メロトロンサウンドが響いて。その後一旦止まってギターの伸びやかなフレーズが雄大にながれ、そのままエモーショナルなギターソロへ。終盤ではアップテンポでヴォーカルの綺麗なスキャットがながれ、ギターのリズミカルなリフとメロトロンサウンドが響き、ライトが点滅するなか、ユニゾンのブレイクリフをキメて。

 演奏が止まるとすぐに雷鳴が轟き、薄暗いブルーライトのなか、豪雨のような音がながれて。3曲目は「あやかしの嘆き」。麗奈さんはしゃがんでます。そしてギターのディレイサウンドが幻想的に響き、ギターのアルペリフとキーボードのクリスタルなサウンドが交互に響いた後、麗奈さんにスポットが当ってしっとりと抒情的なヴォーカルがゆったりと。ベースが響き、ゆったりとたおやかなメロディがながれ、キーボードが素朴な音色を響かせ、ピアノリフがしっとりと。その後パワフルなミドルテンポのリズムがはいって、ベースがズンズン響き、メロトロンサウンドが響くなか、パワフルなヴォーカルがはいってドラマティックに歌い上げて。中盤ではキーボードによるフルート風サウンドが和の情緒たっぷりにしっとりと響き、ギターのアルペリフがはいって、パワフルなドラムからアップテンポになってヴォーカルがハイトーンも交えて力強く歌い上げて。その後アップテンポのシャッフルリズムでベースのドライブ感たっぷりのノリノリのリフにのってギターとキーボードがユニゾンリフを。スリリングなトリルも。終盤では一旦止まったあと、ギターのディレイサウンドが幻想的に響き、ギターのアルペリフとピアノの力強い音色がしっとりと響いて。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。「つぎが最後の曲になりました」って、早いっすね。あっという間だわ。「ではここでメンバー紹介を・・・っていうとみんな横向くのね」って。「誰から行こうかな・・・オンドラムス、ツッシー!」大拍手です。「なんか振っても“いいです”って言うのよね」って。続いて「オンキーボード、とても忙しいSUMさん!」大拍手です。ここで麗奈さんがSUMさんにマイクを。SUMさんは忙しすぎて48時間仕事だったそうで、ほとんどねてないそうで。どうりで。そんな状態でもきっちり難曲をこなせるって凄いっす。続いて「オンドラムス・・・」って麗奈さん。「ドラムス?」って皆さん、爆笑!「すいません、アタシちゃんと眠たのになぁ」って。「こんちは、小林です」って小林さんご自身で。大拍手です。ここでタイガースユニフォームのお話をちょこっと。そして「オンギター、村上常博!」大拍手です。そして村上さんが「ヴォーカル&フルート、麗奈!」って紹介して大拍手!ここで村上さんが挨拶を。「今日は本当に暑いなか、ありがとうございます」「5ヶ月ぶりのライブ、1人過労死寸前ですが」って爆笑!「ライブは楽しいですね。ハラハラドキドキしながら」って。そして「あともう1曲宜しくお願いします」って。

 オーラス4曲目は「Angel」。シンバルロールからライトが点滅するなか、オールフリーインプロ弾きまくり&叩きまくりドラムのカオス状態に。麗奈さんはイスに座ってます。そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターとキーボードがヘヴィでダークなリフを。その後一旦止まって、キーボードのクリスタルサウンドのリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがながれ、ギターのアルペリフもはいって、徐々に盛り上がっていって、ズンズン響く躍動感のあるベースリフにのって歌い上げて。そして一旦ドラムが止まって、メロトロン風サウンドが響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって、キーボードのクリスタルサウンドのリフが幻想的にながれ、イエローライトで明るく照らされてドラマティックに歌い上げて。その後一転ギターの軽快で爽やかなカッティングリフからダンサブルなリズムをバックにフルートのリズミカルなソロが。続いては明るく爽やかなシンセソロで、途中からフルートが加わってハーモニーや、ギターが加わってユニゾンをキメ、ドラムも叩きまくって、ミドルテンポでヘヴィなリフがパワフルに。中盤では一旦止まって、ギターのメロウなアルペジオリフがゆったりとながれ、クリスタルなキーボードリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がっていって、そして力強く伸びやかなスキャットが。終盤ではギターとキーボードのメロトロン風サウンドが伸びやかに奏で、ギターのアグレッシブなソロへ。そしてギターとキーボードのユニゾンからフルートが力強くメロディを奏でて。ラストは劇的に盛り上がってドラマティックなエンディングを迎えます。「キーボード、SUM!」「ベース、タツヤ!」「ドラムス、ツッシー!」「ヴォーカル、麗奈!」「ギター、村上でした、どうもありがとう!」って。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました。月兎でした!」って村上さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなかライブ終了です。時計を見ると17時53分。50分弱の短いながらもとっても素敵なライブでした。
 叙情的でドラマティックに展開する素敵な楽曲に、ビブラートを効かせた美しくも力強い歌声とその艶っぽい容姿にうっとりです。そしてテクニカルでパワフルな演奏もかっこよくていい音響かせていて素敵でした。それだけにやはり50分では物足りないっすね。もっと聴きたいっす。また次のライブ日程が発表されるのを楽しみにしています。

12.7.11 小川真澄さん

2012-07-16 07:29:05 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.7.11 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<PROGRESSIVE LIVE 2012 小川真澄ライブ>
 とっても可愛らしくて綺麗なキーボーディスト<小川真澄さん>。真澄さんは某音楽院在学中に1998年に行われたエレクトーンコンクールで1位を受賞。翌年には研究科を修了し、多くの国内外のミュージシャンと共演され、さらには作曲も手がけられ、またアレンジャーとしても活躍されているそうです。現在は音大の講師も勤められておられます。
2010年4月には「Asterisk*」というソロアルバムを発表されます。以前こちらでも紹介させていただきましたが、とっても素敵なアルバムでしたので、いつかライブを観に行きたいなってずっと思っていました。以前そのチャンスがあったのですが、運悪く当日急に体調を崩してしまって観に行けなかったんです。なので今度こそは!と機会を待っていました。そんな折にシルエレのスケジュール表をチェックしていると7/11のライブ予定がUPされて。もちろん即予約して、今度は体調を崩さないように気をつけて、当日を楽しみにしていました。

 さて当日。幸い体調も良く、仕事もちょうど空いたもので、定時で会社を出て吉祥寺へ。開場時間に余裕で間に合って、受付を済ませて席をGETして開演を待ちます。
 演奏メンバーは、アルバムと同じで、ギター<柳生俊彦さん>、ベース<後藤眞和さん>、そしてドラムス<小橋祐二さん>です。ワンマンライブですので、ステージは既にセット済み。向かって左がギタースペースで、ガットギターとピンクのテレキャス風ギターが用意されて。後方中央が2タム1バスのドラムセット。ハイハット周りにミニシンバルがいくつかセットされて。ステージ右がベーススペースでJAZZべータイプのベースが用意されてます。そしてステージフロント中央やや左にキーボードが1台とベースペダルがセットされてます。キーボードはD-DECKって書いてありますね。
 客層はというと、真澄さんが音楽学校講師ということもあって、生徒さんらしき女の子がいっぱい。そこに自分のようなプログレおやぢがまざっているような妙な組み合わせです。女の子たちはもうキャーキャーはしゃいで客席にぎやかです。

 19時35分頃、客席が暗くなって、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。初めて拝見する真澄さん、とってもチャーミングで綺麗でしばし見とれてしまいました。グレーのゆったりとしたチュニックに黒パンツで、髪には黒のカチューシャが。
 チューニングのあと、いよいよ1曲目がはじまります。オルガンのしっとりとした音色がゆったりとながれてほのぼのした感じのメロディを奏で、そこにベースが加わってメロウなラインをのせて。そしてミドルテンポのパワフルなリズムが入って、オルガンのパワフルながらも哀愁ただようフレーズがながれ、ギターがメロウながらもヘヴィなリフを鳴らし、イエローライトが明るく照らすなか、ドララティックに展開して。その後、ギターのリズミカルなヘヴィリフがはいって、ベースがユニゾンやハモりを聴かせ、オルガンの哀愁ただようソロへ。そしてギターとベースがライトが点滅するなか、スリリングなユニゾンリフを。ドラムも叩きまくってます。中盤ではオルガンの明るく爽やかなリフ、ゆったりとほのぼのしたメロディがながれ、そこにギターが加わってメロウなフレーズを奏で、そのままエモーショナルなギターソロへ。終盤ではシンセがきらびやかなリフから瑞々しいサウンドを響かせ、そこにパワフルなドラムがはいってダイナミックに。ラストはギターとキーボードがユニゾンで、そしてゆったりと。

 曲が終わると大拍手!真澄さんはマイクを取ろうとしますが、なかなか取れなくて。「なにマイクにしがみついてんの?」って後藤さん、爆笑!真澄さん、やっとマイクを手にして「皆さんこんばんは、久しぶりのライブです。小川真澄です」って挨拶して大拍手。「最後までお付き合いください。宜しく御願いします」って。そしてメンバーの皆さんを見て「何かしゃべることありましたら」って。でも「あとでたっぷりね」って。ここでチケット代の一部を義援金として寄付されるとのお話が。拍手です。
 ここでメンバー紹介です。「ベース、後藤眞和!」大拍手です。「元気ないですね」って。続いて「ドラムス、小橋祐二!」大拍手です。「グミ大好きです」って真澄さん。ここで後藤さんが昔は小麦のグルテンを噛んでたなんてお話を。続いて「ギター、柳生俊彦!」大拍手です。そして「強力なメンバーでお送りします。キーボード、小川真澄です」って大拍手!ここで後藤さん「真澄ちゃんさあ、丁寧にMCしてるけど、もっと乱雑でもいいんじゃない?」って。「むしろしゃべらないとか?」って真澄さん。「キーボードをバン!って叩くとか?」って後藤さん。「むしろナイフ刺しちゃうとか。どっかで聞いたな」ってプログレおやぢは爆笑!

 2曲目は「Summer Time」。JAZZのスタンダードのアレンジバージョンです。ピアノの力強いリフとベースのしっとりとしたラインからはじまって、ミドルテンポのリズムがはいって、ギターが伸びやかにテーマメロを奏でて。その後ピアノがおしゃれでエレガントなソロを。続いてギターがエモーショナルなソロを。それが徐々に盛り上がってテクニカルに。中盤ではピアノのテクニカルなリフからシンセの伸びやかなフレーズがながれ、ギターがおっかけでそのフレーズを奏でて。終盤ではしっとりとしたピアノリフがゆったりとながれて。

 続いて3曲目は「Tornado」。ずっと以前に知り合いのライブを観に初めてシルエレに来た時のステージの印象をイメージした曲だそうです。ドラムとベースのミドルテンポのパワフルなリズムからはじまって、シンセとギターが伸びやかに奏で、そしてミステリアスな感じのリフをユニゾンで。その後ダイナミックなリフからキーボードのチェンバロ風サウンドのテクニカルなソロが。続いてダイナミックなリフをはさんで、ギターのワウを効かせたエモーショナルなソロが。そしてぶっといベースラインにのってシンセのテクニカルなソロへ。終盤ではギターとキーボードのユニゾンリフからダイナミックなリフがはいって盛り上がって、ドラムも叩きまくって。

 「ありがとうございます」って真澄さん。そうそうアルバム「Asterisk*」が完売されたそうで「おこずかいをはたいて」再プレスされたそうで。「おこずかいじゃなくて結婚資金だろ?」って後藤さんがツッコミを。「結婚なんかしなくていいんだよ」って。

 次は新曲だそうです。「子供の頃、秘密基地とか作って遊んだ方いますか?」って真澄さん。歳が上の方々は手を挙げてましたね。自分もですけど。「心の休まる場所」「陽でなく陰」って。
 4曲目は「シェルター」。ピアノのしっとりとしたリフ、ギターのメロウなフレーズから落ち着いた感じではじまって、シンセの伸びやかなフレーズがほのぼのした感じでゆったりとながれて。中盤ますはピアノソロ。しっとりとはじまって徐々に力強く盛り上がって。続いてはギターソロ。エモーショナルな感じではじまって、徐々にテクニカルになって盛り上がって。終盤ではシンセのリズミカルなリフからピアノのしっとりとしたリフが。そしてギターとシンセが伸びやかにほのぼのした感じのメロディを奏で、アップテンポになってパワフルに盛り上がって。ラストは一旦止まったあと、しっとりとしたピアノリフがゆったりと。

 「ありがとうございます」って真澄さん。「早いんですけど次が1部最後の曲です」「2部がたっぷりなので早めに休憩したいと思います」って。ここで真澄さんは次の曲の説明をしますが、小橋さんを見ていた後藤さんが笑って。「聞いてます?」って真澄さん、爆笑!

 5曲目は「ナディア」。パワフルなドラムからダイナミックなリフがゆったりとながれ、ピアノとベースのリズミカルなリフ、ギターのヘヴィリフが。そして一旦止まってからピアノのしっとりとしたリフがロマンティックにながれ、それが徐々に盛り上がって、ダイナミックなリフがはいって、ギターがエモーショナルなフレーズを伸びやかに奏でて。その後ピアノとベースのリズミカルなユニゾンリフからベースのテクニカルなソロへ。続いてはピアノソロ。しっとりとはじまって徐々に盛り上がってアグレッシブに。中盤ではピアノのリズミカルなリフ、ギターの爽やかなフレーズがながれ、そしてダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、アグレッシブなギターソロへ。終盤ではアップテンポでパワフルに疾走するも、止まってピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれてFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。ベース、後藤眞和!ドラムス、小橋祐二!ギター、柳生俊彦!キーボード、小川真澄でした!」って紹介して大拍手!「それでは15分ほど休憩しで後半をお届けしたいと思います。ありがとうございました」って。ここで第1部終了です。時計を見ると20時22分。約40分の第1部でした。

 20時35分ころ、客席が暗くなって、真澄さんと柳生さんのみステージに登場し、大拍手で迎えられます。そして柳生さんがガットギターを抱えてイスに座って、真澄さんは立ってピアニカを持って。そして第2部最初となる6曲目は「ワルツ」。ギターの哀愁ただようリフがしっとりとながれ、ピアニカのテクニカルでリズミカルなリフがワルツリズムでながれて。フォルクローレな曲調ですね。それでいて優雅でロマンティックで。中盤ではピアニカの流麗でテクニカルなソロが。その後ギターがパワフルなカッティングリフを。終盤ではしっとりと静かになるも、ピアニカのリズミカルなリフがはいってギターとユニゾンでFin。「いい感じだったね」って後藤さん。

 ここで、小橋さんと後藤さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。後藤さんは黒のミニミニベースを抱えて。「それなんて言うんですか?」って真澄さん。「これ“ゴムベース”」って後藤さん。弦がゴムなんだそうです。「ウッドベースみたいな音ですね」って真澄さん。ちなみにゴムの弦ってなかなか売ってないそうで。「ゴムが切れたら・・・」って後藤さんここでさらっと下ネタを。判った男性陣は爆笑!真澄さんは生徒さんたちの手前、困ったなって表情で。

 7曲目は「Northern Lights in Karjala」。アコースティックバージョンです。カウントからドラムがブラシで静かにリズムを刻み、ミドルテンポでしっとりとはじまって、ピアニカの素朴な音色がしっとりとながれ、ベースとガットギターがゆったりとリフを。ムーディでアダルティな感じです。中盤ではガットギターのテクニカルなソロ、ピアニカのムーディかつテクニカルなソロが。終盤ではゆったりとほのぼのした感じのリフがながれ、徐々に盛り上がるもラストは静かにしっとりと。
 「ありがとうございます。ギター、柳生俊彦!」って真澄さん、大拍手!

 次は新曲だそうです。真澄さんは“工場萌え”なんだそうで、大工場のパイプラインやコンビナート等を見るのがお好きだそうで。山口のご実家方面はいっぱいあったそうで。
 8曲目は「アイアン・キャッスル」。オルガンのリズミカルでメルヘンチックなリフからはじまって、ギターのエフェクトをかけた不思議サウンドが響き、そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってキーボードとギターがユニゾンで爽やかなフレーズを奏でて。その後、ピアノのリズミカルなリフ、ユニゾンの爽やかフレーズ、オルガンのリズミカルなリフからギターの伸びやかでエモーショナルなソロが。そしてダイナミックなリフからシンセのスペーシーなサウンドがながれ、テクニカルでリズミカルなリフを。中盤ではシンセのダイナミックなリフからノリノリのシャッフルリズムになってギターのアグレッシブなソロとオルガンのパワフルなソロが。それが掛け合いで盛り上がって。そしてユニゾンで鳴らして。終盤ではミドルテンポで躍動感たっぷりの勇ましいリフがはいってダイナミックに。ラスチにはちょこっとドラムソロも。

 「ありがとうございます」って真澄さん。「山口のコンビナートを感じていただけたでしょうか?」って。「知らないってみんな」って後藤さん、爆笑!ここで山口の故郷自慢と宣伝を。「いまの曲やると帰りたくなる」って後藤さん。「奥様の元へ?」って真澄さんがツッコミをいれると「うるさい!」って爆笑!ちなみにバンド内は「恋愛感情一切ナシ」だそうで。

 9曲目は「ハンサムウーマン」。ベースのリズミカルなリフからはじまって、パワフルなドラムがはいって、ギターが軽快なカッティングリフを、キーボードがクリスタルサウンドのリズミカルなリフをダンサブルなリズムにのって奏でて。フュージョン風な曲調ですね。その後シンセのリズミカルなリフからギターとユニゾンで爽やかなリフを。中盤まずはギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手!柳生さんガッツポーズです。続いてはベースのエモーショナルなソロが。ソロが終わると拍手です。続いてキーボードのクリスタルサウンドのパワフルなソロが。ソロが終わると拍手です。終盤ではシンセのリズミカルなリフから、ギターとユニゾンで爽やかなリフを。そしてギターのエモーショナルなソロからユニゾンをキメて。

 すぐにドラムにスポットが当たってドラムソロ。ハイハットから始まって、スネアとバスドラドコドコで盛り上がっていって叩きまくって。ソロが終わると拍手です。そのまま10曲目「ネイチャーズ・ワード」っておっしゃったかな?ハイハットのリズムからベースのパワフルなリフがはいって、ギターの軽快なリフからオルガンとユニゾンでダイナミックなリフを。その後静かになって、ベースのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフから静かになってベースリフをバックにオルガンのテクニカルなソロへ。ここでふとギターを見ると・・・1弦が切れていてビックリ!でも柳生さん、そのあとのギターソロも1弦なしのままそれなりにこなして。終盤では短いドラムソロからギターがワウを効かせたカッティングリフ、そしてキーボードとユニゾンでパワフルなリフを。その後オルガンのリズミカルなソロからアップテンポのノリノリモードになって盛り上がって。「ありがとうございます。ドラムス、小橋祐二!」って大拍手!

 ここで「すいません!弦が切れたんでちょっとお時間ください!」って柳生さん。楽屋に戻って弦を持ってきて。サブギターは用意されてなかったんですね。「どうやってつなごう?」って真澄さん。真澄さんはtwitterをやっているそうでその話題を。弦交換している柳生さんに「早くしろってお客さんみんな見てるよ」って後藤さん。「これがボクの・・・」って柳生さんしゃべろうとしますが「いいから早くやれよ!」って後藤さんツッコミを入れて爆笑!「あとで師匠に怒られるゾ」って。ここで後藤さんが“昭和の頃”のお話を。「またオレの一人芝居が始まっちゃうの?」って爆笑!

 「終わりました!」って柳生さん。「次が最後の曲です」「次のライブは早めに決めようと思ってますけど」って真澄さん、大拍手!
 本編最後となる11曲目は「Blue Birds」。ピアノのリズミカルで爽やかなリフとベースの力強いラインからはじまって、パワフルなドラムがはいってダイナミックに、アップテンポのノリノリモードで変拍子ながらもリズミカルに楽しく。そしてベースとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからオルガンの伸びやかな音色が響いて。その後静かになってベースラインがしっとりとながれるなか、ピアノソロへ。しっとりとはじまるも、テクニカルになって、明るいイエローライトのなか、アグレッシブに弾きまくって。続いてはギターのテクニカルなソロ、そしてキーボードとユニゾンも。中盤ではピアノとベースのパワフルなリフからダイナミックなリフがはいって、ブレイクもキメて、テクニカルなユニゾンも。終盤ではドライブ感たっぷりのリフからギターがアグレッシブなソロを。ドラムも叩きまくって、めっちゃ盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます!ベース、後藤眞和!ドラムス、小橋祐二!ギター、柳生俊彦!キーボード、小川真澄でした!」って紹介して大拍手!メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、客席を通って楽屋へ。もちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。すると程なくステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。
 「ありがとうございます」って真澄さん。「早く帰らないと」って後藤さん、爆笑!そして「メンバーの皆さん、なにか言うことありますか?」って真澄さん。「長生きしたい」って後藤さん、爆笑!「ライブもっとやろう!」って後藤さん、大拍手!「もっと難しい曲やりたい。ボケ防止のために」って爆笑!

 「これに懲りずにまたいらしてください」って大拍手!「下品なお話とかあって本当にすいません」って真澄さん。「どうせオレは下品だよ」って後藤さん。そしてオーラス曲のリフを真澄さんが弾きますが・・・「間違えた!」ってすぐに止まって、冷やかしの拍手歓声が。「人の悪口言うから」って後藤さん、爆笑!
 あらためてオーラス12曲目「ALTAIR」。リズミカルなキーボードリフからアップテンポではじまるも、ミドルテンポになってリズミカルながら明るくほのぼのした感じのメロディが奏でられ、ギターがおっかけでフレーズを奏でて。そしてギターの伸びやかな音色が響き、ピアノのリズミカルなリフが。その後ピアノのしっとりとした音色が響き、ギターが効果音を入れて、ミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、キーボードがリズミカルなリフを。中盤ではピアノリフからベースのテクニカルなソロへ。続いてオルガンのテクニカルなソロ、ギターのアグレッシブなソロと続きます。その後静かになってシンセのしっとりとした音色が響き、ステージが暗くなってベースのエモーショナルなソロが。終盤ではパワフルなドラムからギターとキーボードのユニゾンリフがはいって明るくダイナミックに盛り上がって、キーボードがほのぼのした感じのメロディを奏で、ユニゾンリフからアップテンポになってノリノリで盛り上がって、シンセリフからアグレッシブなギターソロが。ラストは一旦止まったあと、しっとりとしたピアノリフから幻想的なシンセサウンドがながれて静かにFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」「これからも目にした風景とか工場とかをイメージしてたくさん曲を書いて、皆様の前で演奏したいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします」って真澄さんが挨拶をして大拍手!「お気をつけてお帰りください」って。「また逢える日を楽しみにしています」って後藤さん。これにてライブ終了です。時計を見ると21時48分。自分は即駅へダッシュです。1時間10分の第2部で、合計約2時間のとっても楽しい充実したライブでした。MCはもっともっといっぱいあったんですけど、笑ってしまってメモしきれませんでした。

 初めて観た小川真澄さんのワンマンライブ、すっごい楽しめました。てっきりJAZZ寄りの演奏かと想像してたら、思っていたよりもプログレしてて、テクニカルでパワフルでエネルギッシュで、しかもほのぼのしたメロディや爽やかなリフや、ドラマティックな曲もあって、そのうえMCもめっちゃ面白くてとっても楽しめた素敵なライブでした。繊細で美しく、しかもパワフルなキーボード、テクニカルなギターもほんと素敵でしたし、タイトで力強いリズム隊のグルーブも気持ちよかったっす。また機会があればライブ観に行きたいっす。

SIBERIAN NEWSPAPER  COMICAL SALUTE

2012-07-14 07:09:48 | フュージョン
 ヴァイオリン奏者を擁する、とっても爽やかな心地よく楽しいサウンドで楽しませてくれるバンド、<SIBERIAN NEWSPAPER>。TV番組やCM等に多くの曲が使われているようです。メンバーはリーダーでギターの<阿守孝夫さん>、ヴァイオリン<土屋雄作さん>、ピアノ<藤田一宏さん>、パーカッション<平尾正和さん>、コントラバス<山本周作さん>、クラシックギター<真鍋貴之さん>。現在はこの6名のようですが、もう1名、現在長期休養中のディジュリドゥ他の<藤田聡さん>がいらっしゃいます。2005年に結成され、2006年に1stアルバム「ASIATIC SPY」を発表され、2008年に今回紹介させていただく2ndアルバム「COMICAL SALUTE」を発表されます。
 アルバム1曲目は「COMICAL SALUTE」。アップテンポのヴァイオリンの明るく爽やかなリフからはじまるも、ミドルテンポになってゆったりと穏やかな感じに。そしてピアノとアコギの綺麗なリフがゆったりながれるなか、ヴァイオリンが伸びやかにほのぼのした感じのメロディを奏でて。その後静かになってヴァイオリンのリズミカルなリフがながれるなか、キーボードのクリスタルな音色が綺麗に響き、徐々にパワフルに盛り上がっていって、ヴァイオリンの力強い音色が伸びやかに響いて。終盤ではヴァイオリンのほのぼのした感じのメロディがながれたあと、ダイナミックで壮大なリフがはいって、ヴァイオリンが力強く奏で、ギターが激しくエネルギッシュにリフを。ラストは静かにしっとりと。
 2曲目は「PERPETUUM MOBOLE」。アップテンポのリズミカルでスリリングなリフからはじまって、アコギの爽やかなリフにのって、ヴァイオリンの伸びやかな音色が美しく響いて。そしてリズミカルなリフから爽快感たっぷりに。まるで空を高速で飛んでいるかのようです。中盤ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、そしてパワフルなリフを挟んでエモーショナルなソロを。終盤ではパワフルに盛り上がって、ブレイクリフをキメて。めっちゃかっくいい曲ですね。
 3曲目は「NEW DELHI STREAM」。ピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンが艶やかな音色を響かせ、そしてリズミカルなリフからゆったりとしっとりと。その後、ピアノのパワフルなリフから盛り上がっていって、ダイナミックなリフが。中盤ではヴァイオリンのアグレッシブなソロが。その後、ピアノのパワフルなリフにのってリズミカルに展開して。
 4曲目は「MISS SOLENCE」。ヴァイオリンの伸びやかな音色がゆったりと雄大にながれ、スネアロールからアコギのリフがゆったりと響き、ヴァイオリンの哀愁ただようメロディがしっとりとながれて。そしてハープのような音色が」綺麗にゆったりと響いてからダイナミックなリフが雄大にながれて。中盤では静かになってピアノリフが綺麗に響き、ヴァイオリンのしっとりとした音色がたおやかにながれ、そして徐々に盛り上がっていってパワフルにダイナミックに。終盤ではパワフルなリフからヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりとながれ、ハープのような音色が綺麗に印象的に響いて、そしてダイナミックに盛り上がっていって。
 5曲目は「QUALIA」。アコギのリズミカルなリフからミドルテンポではじまって、リズミカルにメロディを奏で、そしてヴァイオリンのフィンンガーピックリフとユニゾンで綺麗に。中盤ではアコギのエモーショナルなソロが。そして再びテーマリフからアコギとヴァイオリンが綺麗なユニゾンでほのぼのした感じのメロディを奏でて。
 6曲目は「ONDINE」。アコギのアルペリフがゆったりと叙情的にながれ、ヴァイオリンの艶やかで美しい音色がしっとりと響いて。そしてアコギのリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンが伸びやかに奏でて。その後、ピアノのしっとりと綺麗なリフにヴァイオリンがフィルを入れ、伸びやかに奏でて、そしてシンバルロールとともに盛り上がって。中盤ではメルヘンチックで明るく楽しいリフがリズミカルにながれ、力強いベースリフと、アコギの軽快なカッティングリフ、ヴァイオリンのリズミカルなリフが。終盤ではしっとりとした感じになり、一旦止まってからゆったりとリフがながれて。
7曲目は「LITHUANIAN TANZE」。アコギ曲です。リズミカルなリフから躍動感たっぷりの力強いリフが。そして激しくダイナミックに鳴らして。めっちゃパワフルでかっくいいっす。
 8曲目は「WORDS ROBIN TALKS ARE」。アコギのリズミカルなリフにのってヴァイオリンが伸びやかに奏で、そしてアコギとヴァイオリンが跳ねるようなリズムで明るく楽しいリフを。その後、ヴァイオリンがテクニカルなリフから伸びやかに美しく奏で、そしてパワフルに盛り上がって。
 9曲目は「GOOD BURNING! O’SILK (she will shoot down mars at o’silk)」。ダイナミックなリフからパワフルにはじまって、アコギリフにのってヴァイオリンが伸びやかに。そしてヴァイオリンのリズミカルなリフからピアノリフがはいってヴァイオリンが力強く奏でて。その後ヴァイオリンのテクニカルなリフから、パワフルなバンドリフとディジュリドゥの掛け合いが。中盤ではバンドの哀愁を感じるリフからアコギのエモーショナルなソロへ。終盤ではパワフルなバンドリフから、ヴァイオリンが伸びやかに哀愁たっぷりに奏で、ラストはしっとりと。
 10曲目は「LEICHTES UND KLEINES ENUETT」。ピアノのしっとりとしたリフがゆったりと響き、ヴァイオリンの叙情的な音色がのびやかにながれて。そしてピアノリフが綺麗に響き、ヴァイオリンがフィルを入れ、ピアノリフが力強く響き、ヴァイオリンもパワフルに。その後、ピアノのパワフルなリフからヴァイオリンが艶やかな音色を響かせて。
 11曲目は「MARTYRE DE SAINT-GERMAIN」。アコギのゆったりとしたリフからはじまって、しっとりとしたメロディを奏で、ヴァイオリンが郷愁ただようメロディを奏でて、徐々にドラマティックに盛り上がって。中盤ではアコギのしっとりとしたソロが。その後ヴァイオリンのほのぼのするようなメロディが伸びやかに美しくながれ、再びドラマティックに盛り上がって。
 このアルバムでも大自然の広大な景色や街中の風景など、世界各地の様々な景色が思い浮かべられるような、のどかで爽やかな曲や楽しい曲、アツく激しい曲、しっとりと美しい曲などたっぷりと素敵なサウンドが楽しめますね。この後、4月に東名阪ワンマンツアーを敢行され、12月にはそのライブを収録したDVDを発表されます。

SIBERIAN NEWSPAPER  ASIATIC SPY

2012-07-11 00:02:19 | フュージョン
 昨年(2011年)好きなバンドのライブがあり、そのときの対バンさんがヴァイオリン奏者を擁する<SIBERIAN NEWSPAPER>というバンドだったんです。で、自分はこのバンドのことを全く知らないままライブを観たんですけど、とっても素敵なサウンドでめっちゃ楽しめたんです。大自然の広大な景色や街中の風景など、世界各地の様々な景色が思い浮かべられるような、のどかで爽やかな曲や楽しい曲、アツく激しい曲、しっとりと美しい曲などなど。で、事前に購入してあったアルバムを紹介させていただこうかと。
 <SIBERIAN NEWSPAPER>、2005年にギターの<阿守孝夫さん>が中心となって結成されました。他メンバーは、ヴァイオリン<土屋雄作さん>、ピアノ<藤田一宏さん>、パーカッション<平尾正和さん>、コントラバス<山本周作さん>、クラシックギター<真鍋貴之さん>。現在はこの6名のようですが、もう1名、現在長期休養中のディジュリドゥ他の<藤田聡さん>がいらっしゃいます。アルバムも現在まで4枚発表され、TV番組やCM等に多くの曲が使われているそうです。
 まずは2006年に発表されたデビューアルバム「ASIATIC SPY」。アルバム1曲目は「INTRODUCTION」。ギター・ヴァイオリン・パーカッション、そして奥深く響くコーラスサウンドと、ヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響いて。
 2曲目は「柵から逃げ出し亡命する軍馬のはなし」。ダイナミックなリフからパワフルに壮大に始まって、ヴァイオリンの伸びやかな音色がアップテンポの躍動感たっぷりのリズムにのって奏でられ、大空を高速で飛んでいるかのような爽快感たっぷりの曲調に。その後ギターとヴァイオリンのリフとパワフルなパーカッションがスリリングに展開し、そして静かになるとリズミカルなベースリフにのってディジュリドゥの妖しい音色が響き、ヴァイオリンのテクニカルなソロへ。それがパワフルに盛り上がってダイナミックにスリリングに展開して。
 3曲目は「WHALERIDER」。リズミカルなベースリフからはじまって、ヴァイオリンとギターの音色がゆったりと響き、そこにミドルテンポのパーカッションやディジュリドゥが加わってヴァイオリンの伸びやかで更やかな音色がたおやかにながれて。その後ギターリフとベースリフがリズミカルにながれ、そして美しいピアノリフからヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。終盤では躍動感たっぷりに盛り上がって。
 4曲目は「MA FIANCEE AUX GANTS VERT」。ギターリフがゆったりとながれ、ヴァイオリンの哀愁ただよう美しい音色がしっとりと。とっても心地よい、心癒される曲調ですね。ラストはハープのような美しい音色が響いて。
 5曲目は「SLOVENIAN MORNING」。ギターのリスミカルなカッティングリフとパワフルなパーカッションからアップテンポで楽しくはじまって、ヴァイオリンのリズミカルで力強い音色がながれて。その後ピアノとギターのリフとヴァイオリンのフィルの掛け合いからメロウでテクニカルなヴァイオリンソロへ。とっても爽やかな曲調です。
 6曲目は「HEBREW CUPID」。ギターの哀愁ただようしっとりとしたリフからはじまって、小鳥のさえずりからミドルテンポのパーカッションとディジュリドゥの妖しい音色をバックにヴァイオリンの哀しく切なげなフレーズがゆったりとながれて。終盤ではヴァイオリンのエモーショナルなソロが。
 7曲目は「ボクの村は戦場だった」。ギターのゆったりとしたリフからほのぼのした感じではじまり、ヴァイオリンの伸びやかな音色が静かにたおやかにながれて。中盤では一転勇ましい曲調に。ピアノのパワフルなリフがはいって、パワフルな躍動感のあるリズムとともにヴァイオリンの力強い音色が響いて。そしてダイナミックなリフが。終盤では一旦静かになるも再び躍動感あふれる力強いリズムがはいって。
 8曲目は「KATHOMANDU NOIR」。ギターのほのぼのした感じのアルペリフとヴァイオリンの流麗な調べからミドルテンポではじまって、綺麗なピアノリフとギターリフをバックにヴァイオリンのたおやかな音色がながれて。優しく穏やかな曲調から徐々に力強く盛り上がっていって。後半ではエモーショナルでドラマティックなヴァイオリンソロが。ラストはダイナミックに盛り上がってFin。前述の通りのとっても素敵なサウンドがたっぷりと楽しめるアルバムです。

12.7.3 COIL

2012-07-08 07:52:54 | ライブレポ ROCK
◇ 2012.7.3 横浜THUMBS UP
 凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>率いる極太JAZZロックバンド<COIL>。1998年に1stアルバムを発表し、その後2nd・3rdと発表するも、2006年に解散してしまいます。ところが6年を経た今年2012年に突如復活とのニュースが。なので機会があればライブを観に行きたいと思っていました。現メンバーは、ギター鬼怒さん、ベース<早川岳晴さん>、キーボード<中山努さん>、ドラムス<田中栄二さん>の4人です。実は以前に鬼怒さん・早川さん・栄二さんのお3方によるライブを観に行ったことがあるんです。それがまたド迫力の超パワフルな極太ROCKでもう圧倒されちゃったんですよね。なので今回のライブもすっごい楽しみにしていました。

 さて当日。仕事を終えて横浜へ。このハコは初めてなんですけど、広くてとても観やすいですね。20時10分すぎから<teneleven>の演奏がはじまります。このバンドには鬼怒さんがゲスト出演されて。このバンドのサウンドはどう表現したらいいかわからないのでレポが書けないのですが、静かにはじまって徐々に盛り上がっていって、それが繰り返され、ダークでスペーシーな感じだったり、ほのぼのした感じだったり、明るく爽やかな感じだったり、ドラマティックな展開だったりと、1時間10分ノンストップで大きな音のうねりを聴かせてくれました。

 21時20分頃に演奏が終わって、ステージはお店の方々やメンバーの皆さんがあわただしくセットチェンジを。ステージ向かって左に中山さんのHAMMOND XK-3が1台。その隣にイバニーズのブラウンボディの4弦ベースを抱えた早川さんが。隣が1タム1バスのドラムセットを調整中の栄二さん。そしてステージ左に水色のハンバッカーストラトを抱えた鬼怒さんが。早川さんと鬼怒さんの前にはマイクスタンドが。

 21時45分ころ、「はい、やりましょう!」って鬼怒さんが呼びかけてメンバーの皆さんがステージに上がって拍手で迎えられます。準備が整ったところで「お待たせしました」「ベース、早川岳晴!ドラムス、田中栄二!オルガン、中山努!ギター、鬼怒無月でお送りします」って鬼怒さんが紹介して大拍手!「今日は息つくヒマもない音楽ばかりですけど、宜しくお願いします」って。

 ギターのディレイのかかった伸びやかなサウンドが幻想的にながれて。1曲目は「Cramp」。一転ギターのヘヴィリフがリズミカルにながれ、そしてミドルテンポのパワフルなリズムとオルガンリフがはいって、ベースとギターのユニゾンリフと叩きまくりドラムが。最初から凄い迫力です。その後静かになって、ベースとオルガンが響くなか、ギターのエモーショナルなソロが。それが叩きまくりドラムと共に盛り上がっていって、ソロもアグレッシブに。中盤ではギターのヘヴィリフからベースのヘヴィなソロが。終盤ではギターのヘヴィリフ、ベースとのユニゾンから叩きまくり弾きまくりでFin。

 続いて2曲目は「Adam」。ドラムのアップテンポのパワフルなリズムからベースのヘヴィリフがはいって、リズミカルなリフとブレイクリフから、ギターが伸びやかなフレーズを奏で、ベースとのユニゾンも。その後ベースリフとギターのカッティングリフからオルガンのエモーショナルなソロへ。中盤では鬼怒さんが手を挙げて合図をしてからベースとギターのユニゾンリフが。そしてベースのリズミカルなリフにギターがフィルを入れ、ギターのテクニカルでアグレッシブなソロへ。ドラムもめっちゃ叩きまくってます。終盤ではブレイクリフからギターがカッティングリフを、そしてアップテンポのノリノリモードでベースとギターがユニゾンをキメて。

 さらに続いて3曲目は「Prodigal Song」。カウントからミドルテンポのベースがはいって、パワフルなドラムとオルガンフィルが。そしてギターのラテン系の爽やかでファンキーのリフがはいって、オルガンもはいってギターとユニゾンで。その後ギターがPOPな感じのメロディを。中盤ではオルガンのエモーショナルなソロ、ベースのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロと続いて盛り上がって、オールユニゾン&叩きまくり!終盤ではオルガンのファンキーなリフがはいって、ギターがハモって、そしてユニゾンをキメて。

 「はい、いくよ!」って4曲目は「Monkey Mash」。ギターの高速カッティングリフからアップテンポのドライブ感タップリのパワフルなリズムがはいって、ベースとギターがテクニカルなユニゾンリフをキメて、そのままギターのアグレッシブな弾きまくりソロへ。そしてベースとオルガンのパワフルなリフからオールユニゾンのテクニカルなリフとブレイクリフが。凄まじい演奏に圧倒されちゃいます。

 さらに続いて5曲目は「Spoonful」。ギターのヘヴィなブルージーリフからはじまって、ハイハットのリズムがはいって、まずはギターのエモーショナルなソロが。そして鬼怒さんがリフを弾きながらパワフルなヴォーカルを。サビでは早川さんがコーラスをいれて盛り上がって。間奏ではオルガンのエモーショナルなソロ、ベースのヘヴィなソロ、ギターのエモーショナルなソロと続いて。終盤はヴァースに戻って鬼怒さんのシャウトも交えたパワフルなヴォーカルと早川さんのコーラスで盛り上がって、ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。

 「ありがとうございます」って鬼怒さん。ここでこれまでの曲名を。「言わないと気が済まない」って。ここでCOILのライブインフォを。7/16に中山さん欠席でトリオでやるそうです。「7/16は“海の日”ですか」って鬼怒さん。すると「海パンでやろうか」って早川さん、爆笑!続いて早川さんと中山さんがおのおの個人の告知を。

 「中山さんをフィーチャーして」ってはじまった6曲目は「ブレスト」っておっしゃったかな?オルガンの奏でるほのぼのした感じのメロディがゆったりとながれ、ギターがしっとりとメロウに奏で、ゆったりとしたリズムがはいって。まずはオルガンのエモーショナルなソロ、続いてギターのしっとりとメロディアスなソロがドラマティックに展開して。中盤では静かになってオルガンの音色が響き、ギターのしっとりとしたメロディがゆったりとながれ、徐々に盛り上がっていって。ラストはオルガンサウンドが静かに響いて
 「オルガン、中山努!ベース、早川岳晴!ドラムス、田中栄二!」って鬼怒さんが紹介して大拍手!

 「次が最後の曲です」「今日はどうもありがとうございました」って鬼怒さん。ここで対バンさんにお礼のお言葉を。「声かけて対バンやってくれるって嬉しい」って。

 本編最後となる7曲目は「風は光る/Winds of The Light」。ギターのリズミカルなリフからはじまって、ミドルテンポでダイナミックなバンドリフが。そしてギターの流麗なリフからダイナミックなリフ、オルガンとのユニゾンリフが。その後静かになってベースのパワフルでテクニカルなソロが。中盤ではギターのヘヴィながらもカントリー風なリフ、そしてオルガンとのテクニカルなリフからギターのアグレッシブなソロで盛り上がって。終盤ではギターがゆったりと流麗なリフを奏で、そこからダイナミックに盛り上がってギターとオルガンのテクニカルなユニゾンリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「田中栄二!早川岳晴!中山努!鬼怒無月でした!ありがとうございました!」って鬼怒さんが紹介を。そして大拍手のなか、お辞儀をしてステージを降りて楽屋へ。もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いています。
 するとなくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手で迎えられます。

 「どうもありがとうございます」「それではお言葉に甘えてもう1曲」って鬼怒さん。オーラス8曲目は「キリングフロア」。ギターのファンキーなカッティングリフからミドルテンポでノリノリではじまって、明るく爽やかなオルガンリフにのって鬼怒さんのパワフルなヴォーカルがはいって。間奏まずはリズミカルなオルガンソロ、続いてギターのアグレッシブな弾きまくりソロが。その後、ギターとオルガンのユニゾンリフから鬼怒さんのパワフルなヴォーカルがはいって、迫力のシャウトも。終盤ではパワフルなオルガンソロからアップテンポでノリノリで盛り上がって、ドラムも叩きまくって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「あり「田中栄二!早川岳晴!中山努!ありがとうございました!」って鬼怒さん。「また宜しくお願いします」って。これにてライブ終了。時計を見ると11時ちょい前。自分は急いで会計を済ませて駅へダッシュです。
めっちゃパワフルでダイナミックで超エネルギッシュな極太硬派ROCK、すっげーかっこよかったっす。あまりのパワーに圧倒されちゃいました。鬼怒さんのストラト弾きまくり&パワフルヴォーカル観れたし、全身でエネルギッシュに叩きまくる田中さんの鬼気迫る狂気のドラミングも、ぶっとくてヘヴィでテクニカルな早川さんのベースも、アグレッシブな中山さんのハモンドも凄かったっす。また機会があればライブ観に行きたいっす。