ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

11.12.27 カルメン・マキさん

2011-12-31 09:06:18 | ライブレポ ROCK
◇ 2011.12.27 新宿全労済ホール/スペース・ゼロ
<カルメン・マキ リサイタル ~どこにも属さず、何も縛られず、荒野に独り立つしなやかな獣~>(九条今日子プロデュース)
 <カルメン・マキさん>、10代の頃にアイドル歌手としてデビューし、「時には母のない子のように」が大ヒットでその年の紅白にも出演。しかし70年代にはそのアイドルの地位を捨て、ハードロックシンガーに転進し、いまも伝説として語り継がれているスーパーバンド<カルメン・マキ&OZ>を結成して大活躍。80年代にはメタルバンド<5X>で、その後はソロで活躍し、現在ではJAZZや詩の朗読など様々な分野でも活躍中のカルメン・マキさん。今年2011年でデビュー42周年を迎え、これまでの集大成ともいえるリサイタルを12/27に開催するとの情報が。しかもOZは無理としても、7年ぶりにロックバンド<SALAMANDRE>を再結成するとのことで、これはもうなにがなんでも観に行かねば!と楽しみにしてました。

 さて当日。仕事を早めに終えて新宿へ。開演予定時間の18時半より10分前に会場に着いたんですけど、ロビーが人いっぱいでビックリ!人なみをかき分けてホール内へ。チケット手配が遅かったせいか、かなり後ろのほうです。客層は50-60代中心ですごく年齢層高いです。ロックとは程遠い感じ。ステージ後方には大きな蝶のようなモニュメントが。枯葉のようにも見えますけど。ステージ前の左右端には大きな道しるべのようなモニュメントが。よく見るといっぱい曲名が書いてあります。ひょっとして今日の演奏曲かな?なんて。でもそのなかに「私は風」ってあるけど・・・まさかね。“OZもやりたかったけど願いかなわず”ってHPに書いてあったし。入り口でもらった今日のフライヤーには“演出:J・A・シーザー”“主催:テラヤマ・ワールド”って書いてあります。音楽だけでなく、演劇もあるような感じ。ステージ上は向かって左にグランドピアノ、中央にコントラバス、左に1タム1バスのドラムセットが。第1部の演奏者は、ピアノ<新澤健一郎さん>、コントラバス<西嶋徹さん>、パーカッション<芳垣安洋さん>、アコーディオン<佐藤芳明さん>、そしてヴァイオリン<太田恵資さん>です。ステージの左右端には白いテーブルが。SEではずっと波の音が静かにながれています。

 18時半を過ぎたころ、客席が暗くなってまずはピアノの新澤さんとアコーディオンの佐藤さん、コントラバスの西嶋さんが登場。そしてピアノとアコーディオンのしっとりとしたフレーズを。1曲目は「時には母のない子のように」。マキさんがステージに登場して大拍手!マキさんがしっとりと切なく寂しげに歌って、そして力強く歌い上げて。マキさんはトップスもロングスカートも黒のヒラヒラのお衣装で、髪には白と赤のコサージュが。

 「どうもこんばんは、カルメン・マキです」って挨拶を。「今日は年末のお忙しい時期にようこそいらっしゃいました。本当にありがとうございます」って大拍手です。「42年ですよ、自分でもビックリ」「こんなに長く歌っていられるとは予想していませんでした」「歌手になったきっかけも偶然のようなもので」って。「当時、同じ歳のみんなは、海へ山へ、ボーイフレンドと遊んで」って、デビュー当時は忙しくて全く遊べなかったようで。「アルバイトすらしたことがない」「歌うことしか出来ないんですね」って。「42年間、紆余曲折あって」「4年間全く歌わない時期もあったけど、気がついたらまた歌ってる」って。でも「スポットライトを浴びたいとか夢よもう一度とか野心は全くない」って。「天から“まだ歌わなきゃダメ”って言ってるのかも」「これからも歌い続けるでしょう」って。でも「50年というのは実感湧かない」「体力があるかどうか、ちゃんと歌えるかどうか」「長くなると現実から遠くなる」って。本当は区切りのいい40周年でやりたかったそうですが、機会がなかったとか。でもこの辺で「過去を振り返る、集大成をやることができて嬉しい」って。「最初で最後かも、そう思って今日は歌いたいと思います」って。で、膨大なレパートリーなので今回の選曲は大変だったそうで。「自分なりに厳選してコンパクトに、できる限りのことをやってみたい」って。「1部は自分が歌うきっかけとなった寺山さんの曲を中心にやっていきたいと思います」って。

 次はまず寺山氏の「お月さましか話し相手がいなかったら」という詩の朗読です。ピアノのリズミカルなリフをバックに皿洗いの女の子のお話を。続いてアコーディオンのしっとりとしたメロディをバックに1枚の鳴らないけど、真っ暗ななかで一面明るくなるレコードのお話を。その後、新澤さんのカウントから2曲目「のこされた人形の唱」がはじまり、アコーディオンのゆったりと郷愁を感じるフレーズから、しっとりとしたヴォーカルがはいって、そして力強く歌い上げて。

 マキさんは今年はチョイ役でしたけど、映画に出演され、挿入歌のヴォーカルも担当されたそうで。3曲目はその曲で「時計をとめて」。ピアノのリズミカルなリフにのってアコーディオンとベースが跳ねるようなリフを。そして明るいイエローライトのなか、力強いヴォーカルがはいって、歌い上げて。間奏ではアコーディオンのテクニカルなソロが。ピアノが合いの手のようにフィルをいれて。そしてサビでは歌い上げて盛り上がって。

 マキさんはステージ左のテーブルのところへいって給水タイムです。そしてステージ中央に戻って、シーンとしている客席に「“波を打ったように静か”ってこういうことをいうのね」って笑いが。次の曲はデビュー当時に何度か歌ったきりで、その後全く歌っていない曲だそうで「よっぽど“マキ好き”じゃないと知らない」って笑いが。「皆さんがあまりご存知ない名曲がある」って。

 4曲目は「子供-家族の肖像」。ピアノとアコーディオンがしっとりと奏で、ヴォーカルがはいって力強くもしっとりと。そしてハイハットのリズムがはいってミドルテンポのリズミカルな感じに。終盤ではアコーディオンのエモーショナルなソロが。その後再び力強くしっとりとしたヴォーカルが。
 続いて5曲目は「種子-はだしで駆けて行くと」。まずはアコーディオンのリズミカルなリフをバックに朗読が。綺麗なピアノリフもはいって。そしてボサノヴァ風のリズムがはいって明るく爽やかな曲調になってサビでは歌い上げて。その後アコーディオンのテクニカルなソロが。マキさんは綺麗なスキャットを。その後ピアノとアコーディオンが掛け合いのソロを。

 ここで、芳垣さんがステージを降りて、太田さんが登場します。マキさんはステージ左のイスに座って。まずは太田さんがホーミィを響かせ、そして太田語の民族音楽を歌って、それが徐々に低く唸るように。その後ヴァイオリンの不気味な音色が響くなか、客席左中央付近の扉にスポットライトが照らされ、顔を白く塗って白い布を纏った、まるで幽霊のような女性が。ヴァイオリンの音色に合わせてスローモーにゆっくりと踊りながら客席の通路を歩き、そしてステージに上がり、ヴァイオリンが激しく弾くと動きも早くなって狂ったように踊って、そしてステージ中央に座って。マキさんは時折効果音を発して。こういうアングラ演劇のような世界はなんて表現していいかわからないっす。ちょっと怖いっす。マキさんは、娼婦が海を買いたいとさまよう「海の詩学」の朗読を。ここでアコーディオンとピアノがはいってミステリアスなフレーズを。白塗女性はステージ右の高いテーブルにのって、演奏がアヴァンギャルドな感じになるとテーブルの上に立って震えて。そして持っていたバックを道標に掛けて。そしてヴァイオリンが悲劇的な哀しいソロを。
 白塗女性が走ってステージ袖に消えると、ヴァイオリン・ピアノ・アコーディオンがしっとりとしたフレーズを奏でて。7曲目は「ペルソナ」。レッドライトのなか、ヴァイオリンをバックにヴォーカルが力強く歌い上げて、ドラマティックに盛り上がって。そして切なくしっとりと

 続いて8曲目は「A bird & A flower」。ピアノのゆったりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンがカモメの鳴き声のような音色を響かせ、アコーディオンが風のような効果音を発して。そして薄暗いブルーライトのなか、マキさんが朗読を。“真夜中の花のよう”“青ざめてにおいたつ”って。その後しっとりとした歌がはいってロマンティックな雰囲気に。そしてヴァイオリンのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではイエロースポットを浴びてヴォーカルが艶っぽく歌い上げて、そして明るく盛り上がって。その後ピアノの力強いリフとぶっといベースラインをバックに力強くドラマティックに歌い上げて。終盤ではアコーディオンのテクニカルなソロから劇的に盛り上がって、ラストはピアノのパワフルなソロが。「どうもありがとう」ってマキさん。

 続いて9曲目は「戦争は知らない」。ヴァイオリンの伸びやかな音色が響いたあと、ヴォーカルがアカペラでしっとりと歌って。そしてベースの幻想的なサウンドがながれ、ヴォーカルがスキャットをいれて。その後ピアノとアコーディオンがミステリアスでアヴァンギャルドに弾きまくり、そんななか、ヴォーカルが力強く歌い上げて。太田さんはハンドマイクで歌ったり、サイレンを鳴らしたりして、太田語の民族音楽風の歌を響かせて。終盤ではマキさんが不気味な声でゆったりと歌い、そしてダーティ気味にパワフルにアヴァンギャルドな不協和音をバックに歌って。ラストはヴァイオリンが歌メロを美しく奏でて。

 芳垣さんがステージに戻り「1部最後の曲をやります」ってマキさん。「レトロな歌詞が出てくる」って、その曲にはリクエストも多かったそうで「42年ぶりに同じキーで歌います」って。はじまった1部最後となる10曲目は「マキの子守唄」。ドラムがミドルテンポのリズムを刻み、ピアノとアコーディオンがゆったりとリフを奏で、ヴォーカルがはいってリズミカルに歌い、スキャットも。間奏ではヴァイオリンのエモーショナルなソロ、アコーディオンのテクニカルなソロが。そしてドラムをバックにマキさんがリズミカルなスキャットを。終盤ではマキさんがメンバー紹介を。「ピアノ、新澤健一郎さん!」って新澤さんがパワフルにリフを弾いて拍手!「アコーディオン、佐藤芳明さん!」拍手です。「コントラバス、西嶋徹さん!」拍手です。そして「一番付き合いの長い、ヴァイオリン、太田恵資さん!」拍手です。「パーカッション、芳垣安洋さん!」拍手です。そしてマキさん、踊って力強く歌ってそのままステージ袖へ。
ラストは演奏メンバーのみでFin。大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をして第1部終了。時計を見ると19時55分。1時間20分強の第1部でした。

 休憩中、ステージ上はあわただしくセットチェンジが。第2部はロックバンド<SALAMANDRE>がバックです。メンバーは、ギター<鬼怒無月さん>、ヴァイオリン<勝井祐二さん>、ベース<松永孝義さん>、そしてドラムは第1部に引き続き<芳垣安洋さん>です。ステージ向かって左がギターで、ガットギターとフォークギターと水色のストラトが準備されてます。後方中央左がベースで、サンバーストのJAZZベースのようです。そしてその隣に同じくドラムセット。そしてステージ右がヴァイオリンです。

 20時10分頃にブザーが鳴ってアナウンスがながれて。20時15分ころ客席が暗くなって、ステージ後方のモニュメントの台に顔を白く塗って赤い布を纏った男性が。そして勝井さんが登場してディレイをかけた幻想的なヴァイオリンサウンドを響かせて。白塗男性はゆったりとスローモーションで踊りながらステージ前へ。そしてヴァイオリンの緩急にあわせてのけぞったり跳ねたり。ヴァイリンが明るく爽やかなメロディを奏で、マキさんがステージ左袖でペットボトルを上下して効果音を発して、そして詩の朗読を。「人魚」です。すると芳垣さん・鬼怒さん・松永さんがステージに登場。白塗男性はステージを降りて客席をゆったりと踊りながら通路を歩いて、そして客席左の出入り口へ。マキさんは踊りながらステージ中央へ。ゆったりとしたアコギのアルペリフがながれ、ヴォーカルがはいって力強くもしっとりと、そして切なく美しく。マキさんは2部では髪にグレーっぽいコサージュを。その後ギターのリズミカルなリフからドラムがはいってアップテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。中盤ではヴォーカルが明るく爽やかにリズミカルに。そしてヴァイオリンがゆらゆらとした音色を響かせ、バックではドラムが叩きまくって。マキさんはしゃがんでます。終盤ではアコギのアルペリフがしっとりとながれ、ヴォーカルがはいって哀愁たっぷりに歌って、そしてヴァイオリンがゆったりと神秘的なサウンドを響かせて。

 ステージ後方のスクリーンがブルーに。鬼怒さんが水色ストラトに持ち替えて。ヴァイオリンがゆったりと幻想的な音色を響かせ、そしてギターのヘヴィサウンドでの伸びやかなソロが。その後ゆったりとギターリフがはいって、パンチの効いたパワフルなヴォーカルが。13曲目は「Lilly was gone with Windowpane」。レッドライトのなか、パワフルなドラムがはいってノリノリモードでパワフルなヴォーカルと伸びやかなヴァイオリンサウンドがながれ、そしてギターのワウを効かせたエモーショナルなギターソロ、続いてヴァイオリンソロが。その後一旦とまってヴァイオリンのゆったりと伸びやかな音色が響き、それがアグレッシブなヴァイオリンソロへ。終盤ではバックの演奏がとまって、ヴォーカルがアカペラでパワフルに歌って。

 14曲目、まずは「友人」の詩の朗読を。♪ワニワニワニって。バックではジャングルのような効果音を奏で、アヴァンギャルドなフリーインプロへ。"恋なんてたいしたことない。寝るときは別々に限るさ!“って。そして明るいイエローライトのもと、ヴァイオリンのノリノリのリフからギターのヘヴィリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのエネルギッシュなソロが。その後パンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって、終盤では再びアグレッシブなヴァイオリンソロが。ラストは鬼怒さんも跳ねて盛り上がって。

 「とってもノドが乾くわ」ってマキさん、ステージ左のテーブルのところへ行って水やワインを飲んで。「ワイン飲むとノドが滑らかになるの」って。「飲みながらライブやってると酒好きのアル中みたいに思われるけど、普段は全く飲まないの」って。差し入れやプレゼントなどでワインを頂くことが多いそうで「家にワインがいっぱい」「今度はワインじゃないものを持ってきて」って爆笑!

 次の曲は今回のリサイタルのサブタイトルにもなっている“どこにも属さず、何も縛られず、荒野に独り立つしなやかな獣”という歌詞の曲で、70年代のシド&ナンシーのような、はちゃめちゃなカップルのことを歌ったそうで。若くして亡くなったそうですが「2人はとても幸せだった」って。
 15曲目は「NORD-北へ」。まずはアコギソロ。時折衝撃的は音が響いて。そしてゆったりとアルペリフを奏で、ベースラインが低く響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって、ヴァイオリンが伸びやかに奏でて。ミドルテンポでゆったりと雄大な感じになったあと、ズンズン響くベースリフ、ギターのアルペリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって。間奏まずはアヴァンギャルドなヴァイオリンソロが。マキさん踊ってます。そしてパワフルなヴォーカルが伸びやかにながれ、力強く歌い上げて。その後アグレッシブなヴァイオリンソロが。ヴォーカルのスキャットもはいって盛り上がって、ドラムも叩きまくって。終盤では一旦とまってヴォーカルがアカペラでしっとりと歌い、ギターのアルペリフがはいってベースラインが響き、そしてズンズン響くベースリフにのってヴォーカルが力強く歌い上げて、ラストは大きなアクションでダイナミックにFin。

 続いてパワフルなドラムとギターのヘヴィリフからアップテンポのダイナミックなリフが。それと同時に客席から「おぉ~!」ってどよめきと大拍手大歓声!16曲目はまさままさかの「私は風」。これ本当にやってくれるなんて夢にも思ってなかったので超ビックリ!ギターとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフから一旦止まってギターのアルペリフがしっとりとながれるも、パワフルなベースリフからギターのヘヴィリフが。マキさんは手を挙げて。そしてギターのアルペリフがゆったりとながれ、哀愁ただようヴォーカルがはいって、ヴァイオリンは合間にフィルをいれて。そこからミドルテンポでパワフルなドラムとヘヴィギターリフがはいってヴォーカルが力強く歌い上げてシャウトをキメて。最初の間奏ではアップテンポのシャッフルでノリノリモードでワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。ソロが終わると拍手です。続いてアグレッシブなヴァイオリンソロ。めっちゃ弾きまくりで、ソロが終わると拍手です。その後サビに戻ってヘヴィギターリフをバックにパワフルなヴォーカルが。そしてヴァイオリンソロのあと、ヘヴィなギターリフがはいって♪ジャーン!って。ここでお客さんは大拍手大歓声!そのあと、ギターのアルペリフがゆったりとながれ、艶やかなヴォーカルがしっとりとながれて。そしてミドルテンポでリズミカルなギターとヴァイオリンのリフがはいって、ヴォーカルがゆったりと雄大に。終盤ではオレンジライトに包まれ、明るく爽やかな感じになるも、再びヘヴィなギターリフ、ギターとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフがはいって盛り上がっていって。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ヴァイオリン、勝井祐二さん!」「パーカッション、芳垣安洋さん!」「ベース、佐藤芳明さん!」「ギター、鬼怒無月さん!」ってマキさん紹介して、おのおのに大きな拍手が。しばらく拍手が鳴り止まず、あらためてマキさん「ありがとうございます」って。

 「次が最後の曲です」ってマキさん。次の曲は以前から演奏されていますが「3/11以降違う感じになった」「自分の中で何かが変わった」ってマキさん。来年以降はニューアルバム制作やブログを書籍化したりしたいそうです。

 本編最後となる17曲目は「SOUL」。ギターのアップテンポのアルペリフからほのぼのした感じではじまって、ブラシによる軽快なリズムにのってリズミカルで爽やかなヴォーカルがはいって、サビでは力強く歌い上げて。間奏ではギターのカッティングソロからヴァイオリンの伸びやかなソロが。マキさんはしゃがんでワインをひと口。その後リズミカルで爽やかなサビをパワフルに歌って、ハイトーンスクリーミングをキメ、ラストは爽やかなスキャットからヴァイオリンのリズミカルなソロが。そしてマキさんがあたらめてメンバー紹介を。大拍手大歓声です。
 その後静かになってヴァイオリンのリフ・ギターのアルペリフがリズミカルにながれて。するとリズムにのって第1部の演奏メンバーがステージに登場し、大拍手!「ピアノ、新澤健一郎さん!」「コントラバス、西嶋徹さん!」「アコーディオン、佐藤芳明さん!」「ヴァイオリン、太田恵資さん!」ってマキさんが紹介しておのおのに大きな拍手が。さらにステージ後方のモニュメント部には赤白のダンサーが登場!「舞踏、高橋理通子さん!」「舞踏、青森から来てくださった、福士正一さん!」って紹介して大きな拍手が。「寺山さん、聴いてる?」ってマキさん。そしてパワフルなスクリーミングをキメて。ここからソロバトルです。まずはパワフルなピアノソロ、リズミカルなアコーディオンソロ、ワウを効かせたエモーショナルなギターソロ、勝井さんのアグレッシブなヴァイオリンソロ、そして太田さんのヴァイオリンソロ。太田さんは歯で弾いたり頭の後ろで弾いたりとジミヘンモードで。そしてダンサーお2人の踊りが。大拍手です。その後静かになってベースリフが響き、そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって。「時には母のない子のように」です。それがパンチの効いたパワフルな歌い方になって盛り上がって、スクリーミングもキメて♪ジャーン!って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀を。すると何人かのお客さんがマキさんに花束を渡して。そしてマキさん「アンコールはなしよ。いまのがアンコールだから」「もっと聴きたかったら、また来てね!」って。マキさん手を振りながらステージ奥へ・・・メンバーの皆さんも・・・すると客席が明るくなって終演のアナウンスがながれて終了。時計を見ると21時54分。1時間40分の第2部で、合計3時間10分の盛りだくさんの素晴らしいリサイタルでした。
 前半はピアノ・ヴァイオリン・アコーディオン・コントラバス・ドラムという編成でデビュー曲からレア曲をしっとりと、そして演劇も。後半ではギター・ヴァイオリン・ベース・ドラムをバックに演劇からノリのいいロックをたっぷりと。せっかくノリのいいパワフルな曲なのに座って聴いているのがもどかしくて。そしてまさかまさかの「私は風」には超ビックリ!超感激!しばらく震えが止まらなかった。いろいろなひとがカヴァーしてますけど、やはり本物はケタ違い!凄すぎ!しばらく拍手が鳴り止まなかったし。スタンディングオベーションしたかったけど誰も立たなかったのは残念。年齢層高すぎの客には無理か。寺山氏の関連のお客さんも多かったのでしょうね。それと普段のライブでも演奏される「NORD-北へ」や「SOUL」など大好きな曲も聴けて嬉しかったっす。ホール中に響くマキさんの繊細で美しく、しかも力強いパワフルな歌声に超感動!バックの演奏も本当に素晴らしかった!今後もマキさんの活躍、期待しております。

11.12.24 stella lee jones

2011-12-28 22:22:54 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.24 吉祥寺Silver Elephant 
<1stアルバム発売記念ワンマンライブ>
 FLAT122やエレアス等で活躍されているギタリスト<平田聡さん>率いるプログレバンド<stella lee jones>。2009年5月頃にエレアス結成とほぼ同時期に結成されたそうです。。メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、パーカッション<工藤げんたさん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ヴァイオリン<テイセナさん>、ベース<瀬戸尚幸さん>の7人大所帯バンドです。エレアスのライブで平田さんとテイセナさんの素晴らしい演奏に惹かれてstella lee jonesにも興味を持って、2010年12月26日に初めてライブを観て、その美しいアンサンブルに聴き惚れ、ダイナミックで迫力ある演奏に圧倒されちゃったんですよね。で、その後2011年4月にもライブを観にいって。
 2010年10月くらいからデビューアルバムのレコーディングを始められているという情報が。ちょうどエレアスのデビューアルバムのレコーディングとも重なったようですが、年内には発表されるようで楽しみにしていました。そして12/28に1stアルバム「A FLOATING PLACE」発売が決定し、しかもクリスマスイヴの12/24に発売に先駆けてレコ発ワンマンライブをシルエレで開催との情報が。イヴをいつも寂しく過ごす自分にとってはめっちゃ嬉しいっす。そしてなによりもアルバムが待ち遠しいっす。さらにはこのライブにゲストとして<川崎隆男さん>が参加されてFLAT122の曲も数曲演奏されるとのことで、こちらも楽しみです。

 さて当日。開場時間が18時半。休日なので余裕をもって家を出て吉祥寺へ。早めに着いたのでチケットを引き換えて軽く夕食を摂って再び会場へ。するとすでに店の前に大勢集まっていて。そして時間になって番号順でフロアーへ。早い番号だったので余裕で席をGETしてそして待ちかねていたデビューアルバムを購入。さらに今回テイセナさんのアルバムを買うと先着10名に直筆のクリスマスカードがもらえるとのことで、保存用にアルバムを購入して直筆カードをGETです。めっちゃ嬉しい~♪(完全にミーハー状態)
 ステージは、向かって左後方にベース、後方中央に3タム1バスの美しい紫のドラムセット、後方右はコンガにジャンベにエレドラにといっぱいのパーカッションセット。左前列にはエレピ、その隣にギター、中央がヴァイオリン、右がアコーディオンです。左のベースアンプから右のパーカッションセットにかけてキラキラのモールが飾られ、フロントの譜面台にはキラキラの鈴がいっぱい飾られてクリスマス仕様のステージです。もっともサンタコスの方は誰も居なかったっすね。開演近くなるとすでに満席で立ち見の方も。よく見るとAsturiasやKTGやQuiのメンバーの方々もいらしてましたね。

 19時12分ころ、客席が暗くなってSEのヴォリュームが上がって、そしてメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。瀬戸さんはサンバーストのJAZZベース、平田さんはレッドのトラ目の美しいレスポールタイプのギターを抱えて。佐藤さんはグレーのスーツでボルサリーノをキメて、平田さんは黒のジャケットにジーンズで。かっくいいっす。絵実さんは黒のレースのトップスに黒系ロングスカートで美しく艶っぽくて。そして遅れてテイセナさん登場!黒系の水玉のヒラヒラトップスに黒のフリフリミニスカに黒スト、そして髪には小さい帽子のコサージュを。とっても可愛くて綺麗でうっとりです。

 そしてはじまった1曲目は「Clouds」。パワフルなドラムからギターのしっとりとしたアルペジオリフがながれ、アコーディオンのゆったりと哀愁ただようフレーズ、ヴァイオリンのしっとりとしたフレーズがながれて。そしてヴァイオリンが幽玄な感じのフレーズを奏で、ギターがミステリアスな感じのフレーズを弾いて。その後パーカッションとドラムがパワフルに叩きまくり、ダンサブルなリズムになって、スリリングなユニゾンリフからミステリアスなフレーズがながれて。中盤では一旦止まってピアノリフをバックに、ギターがアルペジオでメロウなリフを奏で、ベースのしっとりとしたソロが幻想的にながれて。その後、ピアノのテクニカルなソロ、そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってアコーディオンの力強く優雅なソロ、ギターのエモーショナルなソロが。ドラムも叩きまくってます。終盤ではゆったりとユニゾンでロマンティックなフレーズを奏で、そしてミドルテンポでダイナミックなリフ、パワフルでスリリングなユニゾンで盛り上がって。その後一旦とまって、再びパワフルなドラムからゆったりと雄大な感じでダイナミックなユニゾンリフがながれ、躍動感のあるリズムで盛り上がるも、ラストはゆったりと優しくたおやかにFin。

 「ありがとうございます。stella lee jonesです」って平田さんが挨拶を。大拍手です。「初のワンマンライブ、たくさんお集まりいただき、ありがとうございます」って。ここでまず発売されたアルバムの宣伝を。予約の方用の特典がまだ送られていないとか。「いつもテキトウで・・・ごめん、ちゃんとやります」って爆笑!

 2曲目は「Kagerou」。ハイハットのアップテンポのリズムからギターがメロウなアルペリフを奏でて。そして佐藤さんが指でカウントしてからヴァイオリンとアコーディオンがパワフルなリフを。力強いベースラインとダイナミックなバンドリフからアコーディオンがゆったりと伸びやかなリフを奏で、そしてアップテンポのリズムにのってピアノのアヴァンギャルドなソロへ。その後パワフルなザクザクのバンドリフからズンズン響くベースリフをバックにピアノ・アコーディオン・ヴァイオリンがゆったりと伸びやかなフレーズ&テクニカルなリフをユニゾンでスリリングに奏でて。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンが躍動感たっぷりのリフを、ヴァイオリンが味わい深いベースラインをバックにゆったりとロマンティックなフレーズを。そしてギターのテクニカルなリフからピアノとヴァイオリンとベースがユニゾンリフ、アコーディオンがアップテンポでリズミカルなリフを。パワフルなドラム&エネルギッシュなパーカッションのド迫力のリズムにのってダイナミックなリフで盛り上がり、ゆったりと雄大な感じに。終盤ではヴァイオリンがたおやかなフレーズをゆったりと奏で、そしてダイナミックなユニゾンリフへ。ラストは躍動感たっぷりのスリリングなリズムで、ギターのピックスクラッチやザクザクのパワフルなリフが。

 「ありがとうございます。2曲終わりました。先はながい」って平田さん。そしてMCで「誰か“合いの手”を入れてくれると助かるんですけど」って。すると朋翼さんがマイクを持って名乗りをあげ、げんたさんも。「中心でしゃべるとなかなか・・・」って平田さん。「バンドの顔なんだからしょうがない」「歯をくいしばってやってもらわないと」って朋翼さん、爆笑!

 3曲目は「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのようなSEがながれ、ピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでワルツリズムでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンの暗く哀愁を感じるメロディがながれ、ベースラインをバックにアコーディオンとヴァイオリンが優雅なフレーズを奏でてダイナミックにパワフルに。

 続いて4曲目は「Water Colors」。げんたさんが波の音の効果音を鳴らし、スティックのカウントからピアノとギターがメロウなリフを、ヴァイオリンが伸びやかでたおやかなフレーズをロマンティックに奏でて。中盤ではイエローライトが明るく光り、ピアノとベースのテクニカルなリフ、ヴァイオリンの優雅なフレーズから、味わい深いベースラインにのってピアノがエモーショナルなソロを。しっとりとはじまってドラマティックに盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとアコーディオンがゆったりと美しいフレーズを奏で、ピアノリフからベースのメロウなフレーズがながれて。

 次の曲はテイさんのソロアルバムの曲のステラバージョンです。「後半のピアノが・・・」って平田さん。「そんな細かいこと言わなくても聴いてもらえばわかるって」ってげんたさんツッコミ。「ステラでも曲書いてください。ひとりだと大変なんで」ってテイさんにお願いする平田さん。「2ndアルバムに向けてがんばります」って平田さん、拍手です。

 5曲目は「Ceaseles memory」。パーカッションがさざ波の音や鈴虫の音を鳴らし、ギターがメロウなアルペジオの綺麗なリフをゆったりと響かせ、ヴァイオリンが郷愁ただようフレーズをしっとりと奏で、そこにアコーディオンも加わって美しく響き、ピアノの美しいメロディもながれて。癒されますねぇ。その後アコーディオンが力強く、ヴァイオリンがゆったりとのびやかにしっとりとしたフレーズをギターリフ・ピアノリフをバックに奏でて、ユニゾンでも聴かせてくれて。中盤では一旦止まって笛の音のようなサウンドが響き、その後キーボードがリズミカルなリフを弾き、ベースの力強いラインにのってヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏で、ギターとアコーディオンとヴァイオリンが哀愁ただようメロディを。とってもドラマティックに展開し、終盤パワフルに盛り上がったあと、元にもどってしっとりとFin。

 「ヴァイオリン、テイセナ!」ってげんたさん、大拍手です。ここで平田さんが物販のテイさんのソロアルバムの宣伝を。そしてステラのデビューアルバム「A FLOATING PLACE」の宣伝を。「タイトルの由来は?」ってげんたさん。「坂本龍一さんのあ・フローティングなんちゃらって曲から・・・」って平田さん。「坂本さんに失礼だ」ってげんたさん、爆笑!

 「1部最後、盛大に」ってはじまった6曲目は「眩暈/Memai」。パワフルでミステリアスなリフから叩きまくりドラムとともにアップテンポではじまってスリリングに展開していきます。ユニゾンのテクニカルなリフからギターが弾きまくりのアグレッシブなソロ、続いてピアノとベースのパワフルなリフからピアノのテクニカルなソロが。中盤ではめっちゃ叩きまくりのドラムソロがたっぷりと。そこにパーカッションも加わってド迫力で叩きまくって。凄い音圧です。終盤はパワフルでヘヴィでダイナミックなリフがスリリングに展開され、叩きまくり弾きまくりで盛り上がって、ラストはテクニカルなユニゾンをキメてFin。

 曲が終わると大拍手!「ドラムス、谷本朋翼!」ってげんたさん。「ピアノ、佐藤真也!」って平田さん。「ありがとうございます。第1部終了です。15分ばかり休憩してからまた始めます」って。時計を見ると20時7分。約1時間の第1部でした。

 20時27分ころ、客席が暗くなってステージに平田さん・朋翼さん・絵実さん、そして川崎さんの4人が登場し、大拍手で迎えられます。はじまった第2部最初となる7曲目はFLAT122の「Neo Classic Dance」。ドラムのカウントからアップテンポのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、アコーディオンとピアノがリズミカルなリフからゆったりと滑らかに奏でて。そしてミドルテンポでアコーディオンがほのぼのした感じのフレーズをゆったりと奏でて。その後ピアノとギターのテクニカルなユニゾンリフやブレイクリフからギターがのびやかでメロウなフレーズを。中盤ではアップテンポのギターのテクニカルなリフからピアノとアコーディオンのパワフルなリフが。その後ピアノとギターのテクニカルなユニゾンリフからアコーディオンがのどかな感じのフレーズを奏でて。終盤ではギターとアコーディオンがユニゾンでゆったりとのどかなフレーズを奏で、そしてダイナミックなリフからアップテンポのリズミカルなリフが。

 「ありがとうございます」「普通の人なのにこんなに凄い曲を書く、素晴らしい」って平田さん。ここで平田さんが川崎さんにマイクを渡して。「川崎です。ゲストという立場に慣れないもので、勝手が違って」って。朋翼さんが「KTGの川崎隆男さんじゃないですか」って大拍手!そして川崎さんが1/8のFLAT122のライブ告知を。「とんがってバクハツします」って大拍手!続いて2/20のKTGのライブ告知も。「平田くんと同じレベルのMCで安心しました。どっちかっちだね」って。「結構上手くなってると思うんですけど」って平田さん、爆笑!ステージはげんたさんと瀬戸さんとテイセナさんがステージに戻ってスタンバイしてます。

 「川崎さんの名曲を」ってはじまった8曲目は「Spiral」。ドラムのカウントからゆったりとダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンが伸びやかでしっとりとしたフレーズを奏で、ヴァイオリンのミステリアスなリフからアコーディオンとともにしっとりと哀愁ただようフレーズが。そしてギターエモーショナルなフレーズをロマンティックに奏で、ヴァイオリンが美しいフレーズを伸びやかに。その後アコーディオンとピアノがミステリアスなリフを鳴らし、ギターとヴァイオリンがたおやかなフレーズを奏で、ヴァイオリンとギターのテクニカルなユニゾンリフからギターのミステリアスな感じのソロが。そしてパワフルなスパイラルリフからダイナミックで雄大な感じに。中盤ではピアノリフがしっとりとながれ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げ、げんたさんがスペーシーサウンドをながして。そしてピアノとギターがアヴァンギャルドなソロを。げんたさんがベルを印象深く鳴らして。そしてピアノのしっとりと美しいフレーズがたおやかにながれて。終盤ではピアノとギターがユニゾンでスリリングなリフを。そしてアップテンポになってギターが爽やかなフレーズを奏で、アコーディオンとヴァイオリンも加わって、テクニカルなユニゾンでダイナミックに盛り上がって。ラストは伸びやかでゆったりとしたフレーズがロマンティックに雄大にながれ、ギターがほのぼのするようなメロディを奏で、ラストはダイナミックにド迫力でFin。

 「1/8FLAT122、ぜひ来てください」って平田さん。「川崎隆男さんでした!」って平田さん、大拍手です。拍手のなか、川崎さんはステージを去って。そして真也さんがステージに戻って腕ならし、指慣らしを。「ゆっくりしましたか?」って平田さん。ここで朋翼さんからのリクエストでライブ告知コーナーに。まずは平田さんがエレアスのライブ告知、続いて朋翼さんのライブ告知が。そしてげんたさんが「誰もライブ告知をしないんでstella lee jonesさんのライブ告知をします。バンマスがエレアスの回し者になりさがってしまったので」って爆笑!次回ライブは3/3だそうです。そして真也さんが個人の告知と“隠れキャラ”として参加されているQuiのライブ告知を。客席にいらっしゃる林さんとのやり取りがウケで爆笑!

 「テンション高い曲が続いたので楽しい曲を」ってはじまった9曲目は「Parallel Railways」。雑踏の音のサンプリング音がながれ、げんたさんがホイッスルを鳴らすと、ヴァイオリンが汽笛のようなヘヴィなサウンドを鳴らし、アコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車の発車するサウンドを鳴らして、それが徐々に早くなってドライブ感&躍動感たっぷりに。そしてアップテンポのパワフルなドラムがはいってヴァイオリンが汽笛のようなサウンドを鳴らして。その後ギターとアコーディオンがテクニカルなユニゾンリフを奏でて、ヴァイオリンが明るく爽やかなフレーズを奏で、ギターとアコーディオンがリズミカルなリフを。中盤ではギター・ヴァイオリン・ギターがユニゾンやハーモニーで力強いフレーズを奏で、ヴァイオリンがのびやかで美しいフレーズを奏で、再びテクニカルなユニゾンリフをパワフルに躍動感たっぷりに鳴らして。ラストはアコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車音を鳴らし、今度は徐々にゆっくりと。そして最後はジャバラをおもいっきり伸ばして♪シュ~ってまるで停車したかのように鳴らし、ヴァイオリンが汽笛のような音を。そして再び雑踏のSEがながれてFin。

 「ありがとうございます」って平田さん。「いつか“世界の車窓から”のテーマ曲に使われたら」って。でも「あれもう放送してないんじゃない?」って爆笑!そして「2曲続けてやるって言わなかった?」ってげんたさん。「あれっ、言った?」って平田さん、テイさんに確認して、テイさんもうなづいて。
 10曲目は新曲で「Winter Song」。ギターとヴァイオリンがしっとりと幽玄なリフを奏で、ピアノがミステリアスなリフを。そしてヴァイオリンがゆったりと伸びやかに、ギターが幻想的なアルペリフを、アコーディオンが哀愁を感じるフレーズを奏でて。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンがしっとりと美しい音色を響かせ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げて。そしてギターのエモーショナルなソロ、アコーディオンの哀愁ただようソロと続いて。終盤ではピアノリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがしっとりと幽玄なフレーズを奏で、ピアノのロマンティックなソロへ。ラストはピアノとヴァイオリンがユニゾンでゆったりと美しい調べを。

 「お疲れ様でございました。次が最後の曲です」って平田さん。「今日はありがとうございました」って大拍手です。そしてここでメンバー紹介です。「ベース、瀬戸尚幸!」拍手です。「ピアノ、佐藤信也!」拍手です。「ドラムス、“おもちちゃん”こと谷本朋翼!」拍手です。「ヴァイオリン、テイセナ!」拍手です。「アコーディオン、佐々木絵実!」拍手です。「パーカッション、くどうげんた!」拍手です。そして朋翼さんが「ギターは平田聡!」って。もちろん拍手です。「ステラ、宜しくお願いします」って平田さん、大拍手!

 本編最後となる11曲目は「Synapse」。シンバルのアップテンポのリズムからはじまってピアノ・ギター・ベースがユニゾンでミステリアスなリフを奏で、ヴァイオリンがゆらゆらとしたミステリアスなリフ奏で、アコーディオンが加わってユニゾンで。そしてヴァイオリンがテクニカルにミステリアスなリフをパワフルなドラムをバックに奏で、ゆったりとたおやかなフレーズも。その後ピアノとアコーディオンがユニゾンでリフを、ヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、パワフルなドラムが。中盤では一旦ドラムが止まってピアノの綺麗なソロが。そしてドラムが叩きまくって盛り上げ、ベースが力強いラインを弾いて。続いてギターのなんとなくピアニカっぽいようなエフェクターをかけたサウンドのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後再びドラムが止まってヴァイオリンとアコーディオンがリフを奏で、そしてヴァイオリンが力強く伸びやかなフレーズを、パワフルなドラムをバックに奏でて。ラストはダイナミックなユニゾンリフが

 曲が終わると大拍手大歓声!「Stella Lee Jonesでした。今日はどうもありがとうございました」って平田さん。メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして、大拍手のなか楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます」って平田さん。「いちおうハケてみたかった」って爆笑!「用意してありますのでアンコール曲を」って。
 次の曲に関して「これねぇ、またちょっと変えたいんだけど」って平田さん。メンバー方々から非難ゴウゴウです。「曲じゃなくて“忘れ物をしない”とか、人間的に変えてほしい」ってげんたさん、爆笑!「頑張っているんですけどねぇ。無理かなぁ」って平田さん、爆笑!

 アンコール最初となる12曲目はバンド名でもある「stella lee jones」。ギターのしっとりとしたリフをバックにアコーディオンの哀愁ただよう音色がゆったりとながれ、ヴァイオリンがしっとりと美しいフレーズを奏でて。そしてギターのアップテンポのリフからパワフルなリズムがはいって、オレンジライトが明るく照らすなか、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンリフを。中盤では一旦とまってヴァイオリンがゆったりと美しい音色を響かせ、アコーディオンとギターが加わってユニゾンでドラマティックに。そしてギターリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでゆったりとたおやかに。終盤ではピアノリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりと奏で、それが徐々に盛り上がって、ヴァイオリンの美しい調べがゆったりとながれて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、stella lee jonesでした」って平田さん。「ギター、平田聡!」って朋翼さん。「3/3にまたお逢いしましょう。また来てくださ~い!」ってげんたさん。メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして。鳴り止まない拍手と手拍子。「ダブルアンコール、ありがとうございます。やらせていただきます」って平田さん、大拍手!オーラスは本日の演奏曲からとのことで「新しい曲、増やしましょうよ」ってげんたさん。「平田聡、天才です!」って大拍手!でも「天才となんとかは紙一重とも」ってげんたさん、爆笑!「周りに居るとつらいこともあります」「いい曲書いてくれたらすべてガマンします」って爆笑!

 オーラス13曲目は再び「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのようなSEがながれ、ピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでワルツリズムでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンの暗く哀愁を感じるメロディがながれ、ベースラインをバックにアコーディオンとヴァイオリンが優雅なフレーズを奏でてダイナミックにパワフルに。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました、stella lee jonesでした」って平田さん。「来年も宜しく御願いします。皆さん良いお年を!」って。そして「ギター、平田聡!」って朋翼さん。大拍手のなか、メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして。すると客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時45分。約1時間20分の第2部で、合計2時間20分のとっても充実した素晴らしいライブでした。
満員のライブで盛り上がりましたね。めっちゃパワフルでダイナミックでテクニカルで、しかも美しくしっとりと聴かせる場面もあって見所聴き処満載!どのパートも素晴らしくて目移りしちゃいます。そんななかでもやはりヴァイオリンのテイさんを一番長い時間観ていたかも。美しいヴァイオリンサウンドにうっとりです。後半キーボードが川崎さんに交代しての”FLAT122に近い編成“での演奏も素晴らしかった。それにMCもめっちゃ面白くて大笑いさせていただきました、楽しいライブでもありましたね。次回もとっても楽しみです。

Yuka & Chronoship  Water Rencarnation (Full Album)

2011-12-25 07:11:58 | フュージョン
 シンガーソングライターであり、キーボーディストの<船越由佳さん>率いるバンド<YUKA & CHRONOSHIP>。以前紹介させていただいた、2007年に発表され、i-tune販売されていた6曲入りデビューアルバム「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」。このアルバムが2011年6月に新たに4曲追加され、10曲収録のフルアルバムでプレスCDでフランスMUSEAレーベルより世界発売されました。ところがこの時点でなぜか日本発売はナシ。それが9月にようやく日本発売となりました。なのであらためて紹介させていただきます。
「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」。このアルバムは“水の輪廻”をテーマとしたコンセプトアルバムで、水・川・海・スコールなどをテーマとした10曲が収録されています。<YUKA & CHRONOSHIP>、メンバーは由佳さんの他、ギター<宮澤崇さん>、ドラムス<田中一光さん>、そしてベーシストでありプロデューサーの<田口俊さん>の4人編成です。
 アルバム1曲目は「Dawn in a dew/夜明けの雫 ~ Chronoship」。美しいピアノリフがゆったりと奥深く幻想的にながれて。それが突然途切れエマージェンシーサイレンが響いたあと、パワフルでダイナミックなリフがはいって、アップテンポの疾走リズムにのって綺麗なピアノリフが優雅にながれて、そしてピアノとギターのユニゾンのフレーズも。めっちゃノリノリっす。中盤一旦リズムがとまってピアノリフがゆったりとながれるも、再びアップテンポのリズムがはいってエモーショナルなギターフレーズとテクニカルなピアノリフが。その後コーラスがはいってそして躍動感たっぷりに疾走していきます。これ大好きな曲です。
 2曲目は「Pilgrim Ocean/海洋の巡礼」。アコギのしっとりとしたリフからゆったりと幻想的にはじまって、それがアップテンポのアルペジオリフになってリズムがはいって、そこにしっとりとしたスキャットが。そしてそのリズムにのってピアノの力強い音色が綺麗に透き通るように響きわたって。海面スレスレを飛んでいるかのようなスリリングな疾走感がありますね。中盤にはパワフルなパーカッションサウンドとベースサウンドがはいって絶妙なアクセントに。
 3曲目は「White Squall, Black Squall」。ミドルテンポのパーカッションサウンドとゆったりとしたギターリフからはじまって、そこにキーボードとアンビエントなスキャットがはいって幽玄な感じの曲調に。中盤ではパワフルなリズムがはいってオルガンのようなサウンドがゆったりとながれて。終盤ではエモーショナルなスライドギターソロがはいってパワフルなリズムとともに盛り上がって。
 4曲目は「Water Reincarnation」。シンセサウンドが荘厳に響き、ピアノのしっとりとしたリフがながれ、そこにギターが加わって。そしてアップテンポのリズムがはいってキーボードリフをバックにギターの伸びやかなフレーズがゆったりとながれて。そしてピアノリフをバックに妖しいヴォーカルがゆったりとながれ、サビではコーラスも加わってリズミカルで爽やかな感じに。中盤ではミドルテンポのエレドラサウンドから力強いピアノリフとともにパワフルに盛り上がってギターのヘヴィリフからアグレッシブなソロへ。終盤では爽やかなサビでパワフルに盛り上がって、ラストは元のピアノリフとシンセベースサウンドがながれてゆったりとFin。
 5曲目は「Archaic Aquarum/古代水族館」。キーボードのクリスタルなサウンドがゆったりと響き、ピアノのリフがしっとりと抒情的にながれ、ギターのエフェクトのかかったサウンドが幻想的に鳴って。そしてミドルテンポのリズムが静かにはいったあと、ダイナミックなリフが。その後ピアノの力強いリズミカルなリフとギターのヘヴィなリフがはいってだんだんと盛り上がっていって、爽やかなスキャットがはいって。奥深さや大地の底力のようなものを感じる曲ですね。終盤では静かになってキーボードのクリスタルで神秘的なサウンドが響き、ギターのエフェクトかかった幻想的なリフがながれて。
 6曲目は「POSEIDON」。リズミカルなピアノリフからはじまって、ギターとユニゾンで。そしてオルガンのメロウなリフがながれたあと、ベースリフからミドルテンポでオルガンとギターのユニゾンフレーズが。その後ミドルテンポのパワフルなリズムから、シンセの鮮烈なサウンドがゆったりと響き、ギターの伸びやかでエモーショナルかつアグレッシブなソロが。そして一旦止まったあと、ピアノのリズミカルなリフがはいってベースサウンドが幻想的に響いて。終盤では力強いピアノリフがながれて一旦止まって、そして力強くリズミカルになり、ミドルテンポのパワフルなドラムにのってオルガンのたおやかなリフがながれ、盛り上がっていってダイナミックに。
 7曲目は「I am river」。キーボードリフから静かにはじまって、ミドルテンポのリズムがはいって、そしてしっとりとした哀愁ただようヴォーカルがはいって。和の情緒も感じられる叙情的でアンビエントな感じですね。中盤にはエモーショナルなギターソロが。その後しっとりとしたピアノリフから重厚なストリングスサウンドがはいって。
 8曲目は「Snow Dance/雪の踊り」。荘厳なシンセサウンドから静かにはじまって、そしてリズミカルなベースリフとミドルテンポのリズムがはいって、哀愁ただようピアノリフがながれ、そしてそこにスキャットはいってがロマンティックで優雅な感じに。中盤ではベースのハイポジションのリフががいって、ギターが加わってユニゾンでリフを。その後再びロマンティックモードに。
 9曲目は「Hector (the huge thunderstorm complex)/勇者ヘクター」。アコギの爽やかな感じのカッティングリフからはじまって、綺麗なピアノリフがながれ、そしてミドルテンポの力強いリフからリズミカルなスキャットが。そして伸びやかなスキャットから雄大なリフがダイナミックにながれて。中盤ではシンセの伸びやかなフレーズからピアノの力強いリフ、ギターのエモーショナルなソロがドラマティックに展開して盛り上がって。
 10曲目は「KIRIBATI/キリバス」。力強いハンドクラップリズムからアコギのカッティングリフ、そしてミドルテンポのパワフルなリズムからピアノのリズミカルなリフ、そしてダイナミックなリフからピアノリフにのって伸びやかなスキャットがながれて。さらにギターのヘヴィリフを、ピアノのリズミカルなリフがはいって盛り上がって。その後一旦止まってピアノリフとスキャットが伸びやかに幻想的にながれて、そしてギターリフがはいって盛り上がっていって。中盤ではピアノリフがしっとりとながれ、シンセサウンドがはいってミドルテンポでダイナミックなバンドリフが雄大にながれて。パワフルなリズムにのってスキャットがながれ、リズミカルなピアノリフとヘヴィなギターリフがはいって、そしてアップテンポになってノリノリで盛り上がってアグレッシブなギターソロが。ラストはギターとキーボードのテクニカルなユニゾンが。
 日本発売の初回盤にはこの他に「Skygazer」と「Still Water」の2曲収録されたCD-Rが付いています。でも次のアルバムに収録されるかもしれませんのでここでは書かずにおこうかと。
 躍動感たっぷりの曲やしっとりとした曲、アンビエントな抒情的な曲などで瑞々しく美しいサウンドを聴かせてくれるとってもクールで素敵なアルバムですね。プログレと紹介されていますが、このアルバムを聴いた限りでは自分的にはFusionかなぁって。もっともジャンル関係なく、素晴らしいアルバムであることは間違いないっす。また今度ライブ観に行きたいっす。

11.12.19 人間椅子

2011-12-22 00:05:03 | ライブレポ HR/HM
◇ 2011.12.19 渋谷O-WEST
<冬来たりなば春遠からじ ~人間椅子ワンマンツアー2011年師走~ 最終日>
 2011年、前半は創作活動に専念ということでライブがなかったんですけど、8月にニューアルバム「此岸礼賛」が発表され、札幌から博多までのレコ発全国ツアーを敢行。どこも大盛況でSoldoutになった会場も。<人間椅子>人気高まってます。さらにこのツアー中に早くも12月の東名阪ツアーが発表になってめっちゃ楽しみにしてました。
 初日12/9千葉では狭いハコながらほぼ満員で一体となって盛り上がった楽しいライブでした。その後バンドは名古屋・大阪と廻って。ただネットの情報等を見ると両方とも満員ではなかったようですね。なのでツアー最終の19日渋谷も平日月曜日ともあって客席に少しはゆとりができるかなぁ~なんて思って。そうそう、名古屋でも大阪でも千葉ではやらなかった曲をやっているようなので、それらを渋谷でやってくれたら嬉しいなって期待して。

 さて当日。良くも悪くも仕事がヒマなので定時で会社を出て渋谷へ。20分前に着いてフロアーへ入るとすでに満員状態でビックリ!平日月曜でこの入りは凄いっすね。10代から50代以上まで老若男女入り乱れて混雑してます。見た感じでは6:4くらいで男性がやや多いかな?
開演時間が近くなるとお店の方が「お客様が入りきれませんので今一歩前に詰めてくださ~い!」って。フロアー前半分はギッシリです。自分はいつものように研ちゃん側の後ろのほうです。

 19時をちょっと過ぎた頃、照明が暗くなって、ステージは薄暗いパープルとブルーの照明が。SEでは「此岸御詠歌」がながれて。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声で迎えられます。いつものように研ちゃんは黒着物の僧侶姿、和嶋さんはグレーの着物で昭和作家姿、ノブさんは黒に赤の炎のような柄のシャツを。
 はじまった1曲目は「阿呆陀羅経」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからミドルテンポのヨコノリリズムでノブさんヴォーカルで和嶋さんのコーラスが。そして鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、サビはノブさんメインで研ちゃんがコーラスを。間奏では和嶋さんが手を上げてからレッドライトのなか、アグレッシブなギターソロへ。終盤では研ちゃんと和嶋さんはステージ中央でユニゾンリフを。

 続いて2曲目は「鬼」。この曲は自分ライブで聴くの初めてかも。アップテンポのパワフルなザクザクリフからはじまって、グリーンのアッパーライトに不気味に照らされた研ちゃんがパワフルなヴォーカルを。その後ブルーライトが点滅してスリリングに展開し、ミドルテンポになってゆったりとダークに、そしてアップテンポになってレッドアッパーライトに照らされた研ちゃんが悪の咆哮を。和嶋さん、ハネてます。中盤では一旦止まったあと、ミドルテンポのヘヴィでダークなモードになり、グリーンのアッパーライトに照らされた研ちゃんが不気味なヴォーカルを。そして邪悪な咆哮からアップテンポになって、和嶋さんがステージ中央前にきてアグレッシブなギターソロを。終盤ではアップテンポでパワフルに展開したあと、ミドルテンポでヘヴィでダークに。和嶋さんニコニコです。

 「どうもありがとう!」「こんばんは人間椅子でぇす!」って研ちゃん、大拍手!「月曜という最悪の日にライブをやってしまって申し訳ありません」って。さらに「これから1週間働かなければいけないのに、こんな疲れるとこに来てくれてありがとう!」って大拍手!
 「聴きなれない曲をやってしまいました」って研ちゃん。“鬼”は某北の国を歌った曲だそうですが「くしくもこんな日に」って。今日は某総書記が亡くなったというニュースが世界を駆け巡っていました。
 「月曜日にたくさん集まってくださってどうもありがとうございます」って和嶋さん、大拍手!「年末に向けて忙しい日が続くと思いますが、今日でいっぱい疲れて、疲れを引きずったまま1年を終えてください」って爆笑!ここで今回の東名阪ツアータイトルの説明を。それがバスドラのヘッドにも描かれていて「ノブくんの人間性にピッタリの格調高い字の」って。「心を込めてトレースしました」ってノブさん。和嶋さん、タイトルの話に戻って「明けない夜はない」「今年1年はいろんなことがあって、1年中冬みたいにどんよりしてましたけど」「これからも金融が崩壊したり、いろいろなことがあるかもしれません」「どんよりしたまま春を迎えるのか、新しい素晴らしい春を迎えるのか、自分次第」「自分次第で現実は変わります」って拍手です。「“なに言ってんでしょ、この人”って思われているでしょうが」って爆笑!

 3曲目は「春の匂いは涅槃の薫り」。イエローライトのなか、アルペジオのゆったりとした幻想的なギターリフからはじまって、そしてミドルテンポのパワフルでダイナミックなリフにのって和嶋さんの伸びやかなヴォーカルが。ドラム叩きまくりで、レッドライトとブルーライトが交互に点滅してスリリング感を煽って。その後、ゆったりとしたギターリフから歌い上げて明るいステージのなかで、コーラスもはいってドラマティックに盛り上がって。中盤では一旦止まったあと、薄暗いブルーライトのなか、幻想的なアルペジオリフがゆったりとながれ、お経のようなコーラスがはいって神秘的な世界に。終盤ではパワフルなサビから盛り上がるも、一旦止まって、イエローライトのなか、最初のアルペジオリフがながれ、そしてパワフルなベース&ドラムがはいってダイナミックになり、ドラマティックなギターソロが。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。

 続いて4曲目は「泣げば山がらもっこ来る」。ミドルテンポのめっちゃパワフルなリフからズンズンとはじまって鈴木さんの方言いっぱいの力強いヴォーカルが。サビではドコドコドラムをバックにリフに合わせて「Hey!」ってお客さん手を挙げて。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。ソロ終盤ではスイッチングも。その後テンポアップして疾走モードでめっちゃ盛り上がって。

 「ありがとう!」って研ちゃん。汗拭き・給水タイムでしばし沈黙です。「今年最後のライブです。このあとしばらくないので」って研ちゃん。すかさず「来年もやりますよ」って和嶋さん。「あれっ、しばらないと思っているのはボクだけ?」って研ちゃん、爆笑!「ノブがまた着々と」って研ちゃん。「今日の打ち上げでまたいろいろと」って和嶋さん。「あーそうですか」って研ちゃん、爆笑!
 「突然話は飛びますが・・・」って和嶋さん、ここで危ない話を。和嶋さん、昨晩寒いので電気ストーブを点けたまま就寝したそうですが、ふと目が覚めると何かこげ臭くて、見たら布団から煙が出てたって。「ボヤですね」って研ちゃん。気がつかなかったら大変なことになっていたはず。危ないっす。「酒飲んでなくてよかったね」って研ちゃん。「九死に一生を得た」って和嶋さん。そして「みんなのために生還してきました」って大拍手!う~ん、エアコンないんですねぇ。ストーブ点けっぱなしで眠るのは絶対ヤバいっす。せめて羽毛布団くらいはねぇ・・・「新聞の片隅に“ロックバンドのギタリスト、孤独死”って載るところだった」って。
 「死は必ず訪れますが・・・立川師匠も亡くなって・・・」って和嶋さん。和嶋さんは落語がお好きとのことでここで圓生師匠のお話を。圓生師匠は戦前はあまりウケなかったそうですが、満州に行って苦しい経験をされてから戦後は人気があがったそうで「人間、苦労が大事」って和嶋さん、拍手です。

 5曲目は「品川心中」。大好きな曲なのでめっちゃ嬉しい!出囃子リフからアップテンポでノリノリに。お客さんハネまくってます。グリーンライトのなか、和嶋さんのパワフルなヴォーカルが。その後明るいライトのなか、ゆったりと雄大な感じになり、そして三味線風ギターソロから和嶋師匠の落語が。“にっともさっちもブルドッグ”ってウケてました。大拍手です。終盤では和嶋さんはハネまくって、そして研ちゃんと和嶋さん、ステージ中央で背中合わせでリフを。
 続いて6曲目は「ギラギラした世界」。アップテンポのパワフルなリフからはじまって、ロックンロール調の楽しいリフにのって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。サビは和嶋さんとコーラスでノリノリで。間奏では研ちゃんが「ワジマ!」って叫んでからギターソロへ。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。そしてベースとドラムが止まると、和嶋さんがZEPの”Heartbreaker“のソロを弾いて、お客さんと「ヘイ!」って掛け合いを。そしてクリムゾンの「21世紀の~」のソロを。

 「リフの掛け合い、お客さんやってくれてよかったね」って研ちゃん。「あれ、変拍子じゃなくて4/4なんですよ」って。ここで汗拭き・給水タイムでしばし沈黙。「今年の夏、ねぶた祭りに行きましたか?」って和嶋さん、研ちゃんに。和嶋さんは行かなかったようで。「ボクは何があっても観に行く」って研ちゃん。「和嶋くんは郷土愛ないんですか?」って研ちゃん。「あります!」って和嶋さん。「ひょっとして帰る電車賃ないんですか?」って研ちゃん、爆笑!「そのくらいありますよ」って和嶋さん。「よかったら融資しますよ」って研ちゃん、爆笑!和嶋さん、以前本当に旅費が足りなくて困ったことがあったそうで。「あぁ、あと500円あれば・・・」って思っていたら突然500円玉が空から降ってきたって。研ちゃんはつばを眉に塗るマネを。爆笑!「いや、ほんとだよ」って和嶋さん。
 和嶋さんは大学のとき、仏教青年会というサークルに入っていたそうですが、先日その50周年の集いがあって出席されたそうで。まずは浅草のお寺で50人以上の僧侶の皆さんが震災被害者供養のお経をあげたそうで。無報酬で誰も褒めてくれるわけでもなくただひたすらに。「美しい魂」「時間は永遠」「不思議な気持ちになった」「慈悲の心で祈るということは素晴らしい」って拍手です。

 7曲目は「今昔聖」。ブルーライトのなか、ユニバイブ効果のちょっとゆがんだ感じのギターリフからはじまって、ミドルテンポでヘヴィでダークなぶっといリフがはいって和嶋さんの力強いヴォーカルが。中盤では壮大でメロウな感じでドラマティックに。その後ズンズンズンズン♪進め~進め~!って。和嶋さんは研ちゃんのほうへ。でアップテンポのドンドコリズムの躍動感溢れるリフからアグレッシブな津軽三味線風ギターソロが。和嶋さんハネてます。そして研ちゃんと和嶋さんは中央で寄り添ってヘヴィリフを。

 続いて8曲目は「踊る一寸法師」。ヘヴィでダークなリフか響き、グリーンのアッパーライトで照らされた研ちゃんの不気味でおどろおどろしいヴォーカルがゆったりと。そして狂気の笑いと咆哮のようなシャウトが。その後テンポアップしてパワフルなヴォーカルが。間奏ではエモーショナルなギターソロが。レッドライトのもと、研ちゃんがヘドバンしながら狂人のように踊り狂って。千葉ではステージが狭くて制限されてたけど、今日はステージを右へ左へ踊りまくって。その後ベースのズンズンリフが響き、ブルーライトのなか、ギターがネックを上げてハンバリングを。そしてレッドのアッパーライトに照らされた研ちゃんが狂気が笑いを、和嶋さんがその声をギターで弾いて掛け合いのように。それが徐々に盛り上がっていって、ダイナミックなリフからアップテンポのパワフルなリフが。終盤ではミドルテンポでヘヴィでダークなリフが。
 曲が終わって大拍手大歓声!しばし拍手が鳴り止まず。「ありがとうございます」って研ちゃん。「腰が痛いなか踊って“よくがんばった”ってことですかね」って。「素晴らしい踊りでしたよ」って和嶋さん。「今日ハラ減ってるんで。もっと食べとけばよかった」って爆笑!「壮絶感ありました」って和嶋さん、拍手です。

 「サバスが再結成されまして」って研ちゃん、大拍手!来日公演もあるかもしれないとのことで、ギーザーさんの前の席を確保したいって。「どうすればいいんでしょうねぇ」「でも前にいたら目立つよね」って。ちなみに研ちゃんが京都に行くと、研ちゃんを見て手を合わせて拝むおばあちゃんがいるとか、爆笑!「恐いおにーさんと間違われることもあるんじゃない?」って和嶋さん。「こんなに気の弱い優しいひとなのに」って研ちゃん。

 「サバス再結成をお祝いしまして」って9曲目はもちろん「サバス・スラッシュ・サバス」。ハイスピードスラッシュモードで研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。サビでは♪BLACK SABBATH!って大合唱!中盤ではシャッフルモードになってサバスメンバーの名前を連呼。間奏では和嶋さん、ステージ中央でアイオミ風ソロを。そのあとの間奏でもアグレッシブなギターソロを。
 そして再び♪BLACK SABBATH!って大合唱のあとはじまった10曲目はBLACK SABBATHの「Into The Void」。和嶋さんのぶっとくヘヴィでダークなリフがミドルテンポで響き、研ちゃんのOZZY風ヴォーカルがはいって。ドゥーミーでめちゃめちゃかっくいいっす!中盤ではアップテンポでノリノリになるも再びミドルテンポになってヘヴィでぶっといリフが。終盤ではエモーショナルなギターソロが。研ちゃんと和嶋さんは寄り添ってユニゾンリフを。そしてバンドリフとギターフィルの掛け合いから再びエモーショナルなギターソロが。

 さらに続いて11曲目は「見知らぬ世界」。これライブでやるの久々かな。好きな曲なので嬉しいっす。聴いているとプロモビデオの映像が頭をよぎりますね。ミドルテンポでパワフルなリフからはじまって和嶋さんの力強いヴォーカルが。研ちゃんはステージ中央で弾きながら踊ってます。中盤ではステージが明るく照らされ、華やかな曲調になり、そしてアグレッシブなギターソロへ。終盤では研ちゃんと和嶋さんが寄り添って。

 しばし沈黙で汗拭き・給水タイムです。「人間椅子、20枚アルバムを発表してきました」って和嶋さん、大拍手!「ベテランバンドです」って。「ノブくんが加入してからも5枚だしてます」って大拍手!「普通5枚アルバム出したら解散ですよ」って和嶋さん、爆笑!ちなみに某大物バンドとデビューは同じ頃だそうですが「大きく差をあけられたけど、アルバム枚数は人間椅子のほうが上」って大拍手!

 「1stアルバムから」ってはじまった12曲目は「人間失格」。これ超久々かも。ハイハットのカウントからミドルテンポでヘヴィでダークなリフが。そして研ちゃんと和嶋さんがメロのないヴァースを一緒に歌って。ステージはブルーとレッドのライトが交互に。中盤ではベースのズンズンリフが響くなか、ギターのアヴァンギャルドな感じの神秘的なソロが。場内はミラーボールがレッドライトに照らされて回っています。その後アルペリフから徐々に盛り上がっていって、アップテンポのパワフルなリズムがはいって研ちゃんと和嶋さんがステージ中央で寄り添ってリフを。終盤ではリズミカルなリフから研ちゃんのヴォーカルがはいって♪ナイ!ナイ!ナイ!って手を挙げて大合唱!

 「ありがとう!」って研ちゃん。ここでノブさんMCコーナーです。「渋谷の皆さん楽しんでますか!」Yeah!「2階の皆さんも楽しんでますか!」って。「歴史ある人間椅子、古い曲や新しい曲やるんで、楽しいでしょ!」Yeah!ノブさん、今朝二度寝して夢を見たそうですが、ステージに出ようとしたら衣装がなくてパンツ一丁で出たとか。すると「研ちゃんはフンドシ一丁で、和嶋さんはタスキだけだった」って大爆笑!「それ作ってない?」って和嶋さん、爆笑!「夢で、オレがトラブったのを見て2人が助けてくれた」ってノブさん。ちなみに和嶋さんは今回タスキを新調されたそうで。研ちゃんのフンドシはあるかもって話ですが「このハラはヤバい」「またの機会に」って。

 「オレの歌うコーナーがやってきました!」Yeah!「歌っちゃっていいですか!」Yeah!「ノリノリになってくれますか!」Yeah!ってはじまった13曲目は「猿の船団」。これも久々ですね。好きな曲なので嬉しいっす。パワフルなドラムフィルからドコドコはじまるアップテンポのポップなハードロック、お客さんノリノリでハネまくってます。ステージはレッドライトのなか、ドラムにスポットが。ノブさん光ってます。中盤リズムチェンジしてさらにノリノリに。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って、そしてギターソロへ。和嶋さん頭の後ろで弾いたりアグレッシブなソロを。終盤和嶋さんは研ちゃんと寄り添って、研ちゃんのマイクで一緒にサビを歌って。「イエーイ!サンキュー!」ってノブさん。

 続いて14曲目は「青い衝動」。ベースのヘヴィなリフからアップテンポではじまって、ゴリゴリのパワーメタル風のリフから研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。お客さんめっちゃノリノリ!間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。和嶋さんハネて踊って、そして研ちゃんの隣へ。
 さらに続いて15曲目は「悪魔と接吻」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからはじまって、アップテポのノリノリモードになって和嶋さんのパワフルなヴォーカルが。お客さんノリノリで場内揺れてます。ステージはレッドライトで照らされ、中盤では和嶋さんにスポットが当り、アグレッシブなギターソロが。
 本編最後となる16曲目は「針の山」。もうめっちゃノリノリでお祭り騒ぎ!ギターソロのあと、リフに合わせてHey!って和嶋さんもお客さんもジャンプして、そして研ちゃんと和嶋さんが寄り添ってリフを。ラストは「ありがとう!」って研ちゃん。♪ジャーン!って弾きまくり叩きまくりで、和嶋さんは歯で弾いたり、頭の後ろで弾いたり。そして研ちゃんと背中合わせで。

 「ありがとう!」って研ちゃん。曲が終わると大拍手大歓声!その中メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子と女の子ファンの「あんこぉるぅ!」って歓声が響いて。しばらくするとステージが明るくなってノブさんと和嶋さんが“阿修羅Tシャツ”を着て登場!大拍手大歓声で迎えられます。そして研ちゃんが白着物姿で登場です。「アンコール、どうもありがとうございます」って和嶋さん、大拍手!「Tシャツ販売強化月間です」って。白着物の研ちゃんは「このままカンオケ入れます」って、お客さん反応できず「どよ~ん」って研ちゃん、爆笑!

 「アンコール、おなじみの曲を」って和嶋さん。まずはギターソロです。ブルーのスポットライトの当たるなか、アルペジオやカッティングを駆使して幻想的なゆったりとしたソロを展開。その後ミドルテンポのリフがはいって和嶋さんのパワフルなヴォーカルが。17曲目は「人面瘡」。研ちゃんはステージ中央前でお客さんを煽って。そして和嶋さんと研ちゃんは途中でポジションチェンジもして。ラストは和嶋さん、ジャンプをキメてFin。

 続いて18曲目は「恐怖!!ふじつぼ人間」。ミドルテンポのヘヴィなリフからはじまって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。お客さんハネまくって揺れてます。和嶋さんもハネまくってノリノリで、ドラムの後ろに行ってノブさんに寄り添って。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。研ちゃん、踊ってます。そして♪ジャーン!って和嶋さんは頭の後ろで弾いたり、研ちゃんと向き合って弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
「ありがとう!」って研ちゃん。曲が終わると大拍手大歓声!「戦慄のギタリスト、和嶋慎治!」って研ちゃん。「踊るベーシスト、MJよりも華麗な踊り、鈴木研一!」「今日もイカしたドラム聴かせてくれた、頼れるおにーさん、ナカジマ・ノブ!パンツ一丁でやります!」って和嶋さん。大拍手大歓声のなか、メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子と女の子ファンの「あんこぉるぅ!」って歓声が響いて。しばらくするとステージが明るくなってメンバーの皆さんが登場!大拍手大歓声で迎えられます。ノブさんはステージ前でマッチョポーズをキメて。和嶋さんは“人間椅子”ハチマキを締めて。「いつか“フンドシ”を物販で」って和嶋さん、爆笑!「誰も買わないでしょ」って研ちゃん。「全員フンドシ」「フンドシ着用ライブやろう!」ってノブさん、爆笑!

 フロアー後方から「人間椅子、最高!」って声が。「ありがとう」って研ちゃん、大拍手!「今日はいいライブですね、お客さんのおかげです。どうもありがとう」って和嶋さん、大拍手です。
 「クリスマスプレゼントを1曲」って和嶋さん。するとパワフルなミドルテンポのタムドラムのリズムが。「メリークリスマス!」って和嶋さん。「本当はボクはクリスマス嫌いなんです、イヤなんです」って。「一緒に過ごすひとがいる人は、孤独なひとがいっぱいいることも知ってください」「孤独なひとは妬まないでください」「孤独なひとは何も手にしていない、でもそれは自由を手にしているってことなんです」って大拍手です。「自由を楽しんでください!メリークリスマス!」って。その後研ちゃんがステージ中央でレッドライトを浴びてちょこっとベースソロ。オーラス19曲目は「相剋の家」。♪ウェ~エオ!って大合唱から和嶋さんの力強いヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってノリノリモードに。その後再びミドルテンポのヴァースへ。研ちゃんジャンプをキメて。そしてアップテンポのノリノリモードになったあと、ミドルテンポでドラマティックに雄大な感じに。そのままエモーショナルなギターソロへ。ラストはパワフルなタムドラムとミドルテンポのダークリフから♪ウェ~エオ!ってFin。

 「あ~りがとう!」って研ちゃん。曲が終わると大拍手大歓声!「ベース、鈴木研一!最高のパフォーマンス!」って和嶋さん。「(?)ギタリスト、和嶋慎治!」って研ちゃん。「ナカジマ・ノブ!マッチョなイカしたおにーさん!」って和嶋さん、大拍手です。メンバーの皆さんはステージ前で前列のお客さんたちとハイタッチ。「皆さん良いお年を!」って和嶋さん。そして3人並んで手をつないでお辞儀を。大拍手大歓声のなか、メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。すると程なくフロアーが明るくなってSEがながれてライブ終了。時計を見ると21時25分。2時間半近いめっちゃ盛り上がった楽しいライブでした。
 千葉ではやらなかった超久々の「人間失格」も「鬼」も嬉しかったなぁ。千葉でもやったけどサバス再結成祝いの「Into The Void」めっちゃヘヴィでかっこよかったし、なんといってもハイライトはやはり「踊る一寸法師」。超ドゥーミーで狂気の世界、凄すぎ!曲が終わって拍手がしばらく鳴り止まなかったし。ほんといいライブでした。来年の人間椅子の活躍もめっちゃ楽しみです。
 ひとつだけ不満が。後ろの客がオンチでデカい声で参った。

11.12.17 竹田和夫さん

2011-12-20 06:21:12 | ライブレポ ROCK
◇ 2011.12.17 横浜関内STORMY MONDAY
<Kaz Takeda Japan Tour 2011 ~Rockin’ On The Winterland!~>
 16歳でデビューし、1969年に<ブルーズ・クリエイション>を結成して日本ハードロックの礎を築いたスーパーギタリスト<竹田和夫さん>。72年からは<クリエイション>として活動し、70年代のプロレスファンなら誰でも知っているあの<ザ・ファンクス>のテーマ「スピニング・トゥ・ホールド」を、そして当時の刑事ドラマの主題歌「ロンリーハート」をヒットさせ大活躍されました。その後はソロで活動され、97年からはアメリカLAに移住。現在はブルーズをベースとしたJAZZを主体に活動されています。
2008年には4月に<クリエイション>の再結成ライブを。さらに6月には最初で最後の<ブルーズ・クリエイション>の1日限りの再結成ライブを。めっちゃヘヴィなギターサウンドをたっぷり聴かせてくれました。さらにその年11月に再び来日されて3週間にわたるJAPAN TOURを敢行。もちろん横浜関内に観にいきましてかっちょいいライブを楽しませていただきました。その後も竹田さんはJAPAN TOURで何度かいらしてましたが、どうもスケジュールが合わなくて観にいけなかったんですよね。そして今年2011年は12月にJAPAN TOURを行われると知って、できれば観に行きたいなって思っていました。
 今回のメンバーは、竹田さんの他、ドラマー<相良宗男さん>、ベース<栃原優二さん>で、ゲストヴォーカルで<マット小西さん>が。さらにはスペシャルゲストもいらっしゃるそうで。

 さて当日。良くも悪くも仕事がヒマになってしまったので、夕方定時で会社を出て横浜関内へ。開演予定は19時ですが、20分以上早く着いたのでドリンクとフードを注文してライブ前に腹ごしらえを。開演時間が近くなるともう満員です。予約しといてよかった。客層は40~50代中心かな。やや男性が多い感じです。ステージは向かって左にトラ目の綺麗なサンバーストのレスポールタイプのボディのギターが。中央には1タム1バスのドラムセット、左にはクリーム色のJAZZベースが用意されています。

 19時をちょっと過ぎたころ、メンバーの皆さんがステージに登場し、大拍手で迎えられます。竹田さんはそれまで羽織っていた皮ジャンを脱いで、赤のチェックのシャツにジーンズ、ハンチングにグラサンというスタイルで。かっくいいっす。
チューニングや指ならしのあと、竹田さんのカウントから1曲目がはじまります。ミドルテンポのスイングリズムでギターのリズミカルに跳ねるような軽やかなリフがながれ、そして竹田さんのややハスキーでパワフルなヴォーカルがはいって。間奏ではカッティングからエモーショナルなソロが。続いて力強いベースソロ、パワフルなドラムソロと続きます。途中、ベースの接触が悪くなったようで音が不安定に。するとお店の方がすぐに予備のシールドを準備して即チェンジ。終盤は明るく楽しいギターリフからパワフルなヴォーカルがはいって。「Thank you!」って竹田さん。

 続いて2曲目へ。ギターのテクニカルなリフから、ベースもテクニカルなリフを。そしてパワフルなドラムがはいって、ギターとベースがパワフルなリフを鳴らし、竹田さんの力強いヴォーカルがはいって。明るい雰囲気のブルーズって感じでしょうか。中盤ではまず軽やかでテクニカルなギターソロが。途中からヘヴィサウンドになってアグレッシブに。ソロが終わると拍手です。続いて力強くかっくいいチョッパーベースソロ、パワフルなドラムソロが。そしてギターとベースが向き合っての掛け合いソロも。ソロが終わるとおのおのに拍手が。終盤ではギターの軽快なカッティングリフからヨコノリの明るく楽しい感じになり、パワフルなヴォーカルがはいって。ラストはちょこっとギターソロが。

 「こんばんは!」って竹田さん。「冬の東京、寒いですね」って。そして「そろそろあったまってきたかな?優二!どう?」って竹田さん、栃原さんに振って「まだ」って。
 「もう1曲あったまっていこうかな。KANSAS Cityのジャンプナンバーで」って竹田さん。はじまった3曲目は、テクニカルなギターリフ、竹田さんのヴォイスリフからハイテンポのJAZZリズムがはいって、ギターが軽快でテクニカルなフレーズを。そしてベースのテクニカルなソロ、ドラムのパワフルなソロと続いて。その後ギターのテクニカルなテーマリフに戻って、早弾きソロも。

 「ありがとう、Thank you!」って竹田さん。「ここでゲストヴォーカル、マット小西に手伝ってもらいましょう。」「大きな拍手を、マット小西!」って竹田さんが小西さんを迎えて大拍手です。
 「古い曲、何曲かやってみたいと思います」って竹田さん。4曲目は、ミドルテンポのゆったりした感じからはじまって、ギターが哀愁ただようリフを奏で、力強くもしっとりとしたヴォーカルがはいって。ヘヴィブルーズって感じでしょうか。サビでは小西さん、そして栃原さんもコーラスを。
 続いて5曲目、ギターのテクニカルでメロウなリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムがはいって。一旦止まったあと、ギターがメロウなアルペリフを奏で、そして竹田さんの力強いヴォーカルがはいって、サビでは3人でコーラスを。間奏ではギターのエモーショナルなソロが。その後ヴァースに戻って、サビのあと再びエモーショナルなギターソロが。ラストは3人でコーラスを。

 「ありがとう!もう1度拍手を!マット小西!」って大拍手です。小西さんは一旦ステージ袖へ。そしてメロウなギターソロが。6曲目は「Misty」っておっしゃったかな?しっとりとしたギターリフがゆったりとながれ、ギターの甘いトーンがムーディにながれて。ドラムはブラシでいい感じのリズムを。まずはギターのエモーショナルなソロがゆったりとムードたっぷりに。ソロが終わると拍手です。続いてベースの味わい深いソロが。終盤ではギターのムーディなメロディがしっとりとながれ、そしてテクニカルなソロへ。ラストはしっとりとFin。

 「ありがとう。今日は2回ステージなんで、次の曲で休んでまた出てきます」って竹田さん。そしてはじまった第1部最後となる7曲目はなんとオールドプロレスファンなら誰でも知っているあの曲「Spinning Toe-Hold」。ここでいきなり予告ナシにくるとは思わなかったので超ビックリ!ギターのヘヴィでテクニカルなリフからはじまって、ベースもユニゾンで。ドラムもパワフルに叩きまくって。めっちゃかっくいいっす。まずはベースのチョッパーソロ。凄い迫力です。続いてギターのテクニカルなソロが。中盤ではギターとベースのヘヴィリフからテクニカルなリフ、そしてベースのパワフルなチョッパーソロへ。終盤ではギターの軽快なカッティングリフからテクニカルなテーマリフに戻って。
 曲が終わると大拍手大歓声!「じゃあちょっと休んでまた出てきます」って竹田さん。メンバーの皆さんは拍手のなか、楽器を置いて外へ。時計を見ると19時50分過ぎ。約45分の第1部でした。ここでしばし休憩です。休憩中、メンバーの皆さんは外で打合せのあと、客席で親しいお客さまたちと談笑されてました。竹田さんはイケメンのおにーさんとギター談義を少々。どなたなのかな?

 20時10分過ぎ、竹田さんがステージに登場し、チューニングと指慣らしを。相良さんと栃原さんはステージ袖に待機です。「飲み物の注文等、宜しいですか?」って竹田さん。「飲めや歌えで楽しく行きましょう」って。この頃には客席はもう超満員!
 そして「アンプのテストも兼ねてなんか1曲やりましょうかね」って竹田さん、おもむろにギターを弾きはじめて、竹田さんのみの演奏で第2部がはじまります。ゆったりとしたギターリフがながれ、メロウに歌いはじめて。しっとりと甘い感じのギターの音色、いいですねぇ。間奏のギターソロではしっとりとはじまって、徐々にテクニカルになって盛り上がって。

 「ありがとうございます」って竹田さん。そして「相良宗男!栃原優二!」ってメンバーお2人を呼んで、ここからバンド編成に戻って9曲目がはじまります。アップテンポのリズミカルなギターリフからはじまってベースも加わってユニゾンで。そしてリズミカルなベースリフにのってギターが伸びやかな音色を響かせ、スイングリズムになって。その後ギターとベースがテクニカルなリフを。そしてスイングリズムでギターの軽やかなソロ、ベースの短いソロが。終盤でも軽快でテクニカルなギターソロが。

 「ありがとうございます。Thank you!」って竹田さん。そして栃原さんと「キーはD」って確認しあってからはじまった10曲目は「Dream I Dream Of You」。ギターのメロウなリフがゆったりとながれ、ミドルテンポでパワフルなドラムがはいって、竹田さんのゆったりとシブいヴォーカルが。ほのぼのとした曲調、いいですねぇ。サビではメロウに歌い上げて、エモーショナルなギターソロへ。

 「ありがとうございます」って竹田さん。「何曲かブルーズやりましょう。ジョニー!いいですか?」って、客席で待機していたイケメンギタリスト<ジョニーさん>が一旦外にでてブルーのギターを持ってステージに登場!「大きな拍手を!」って竹田さん、大拍手大歓声です。ジョニーさん、ブルーのリッケンバッカーのようなボディタイプのギターを抱えて。「何のブルーズをやるかな・・・港町ブルーズとかね」って爆笑!「アメリカだと寺内さんとかウケるんだよね」ってちょこっとそれっぽいフレーズを弾いて。

 「ジョニー!これからの日本のギター界をしょって立つ」「重い十字架を背負って」「ギター重いよね」って竹田さん、爆笑!ツインギターではじまった11曲目は「リトル・ジュニア・パーカー」っておっしゃったかな?竹田さんのカウントからミドルテンポでギターのメロウなリフがゆったりとながれ、竹田さんがテクニカルなソロをちょこっと。そして竹田さんの力強いヴォーカルがはいって、合いの手のようにジョニーさんが絶妙なフィルを入れて。間奏では「ジョニー!」って竹田さんが紹介。ジョニーさんがブルージーかつテクニカルなギターソロを。ソロが終わると拍手です。続いては竹田さんのギターソロが。序盤はしっとりとはじまって徐々にテクニカルに盛り上がって。続いて再びジョニーさんのギターソロへ。パワフルにテクニカルに盛り上げて、チョーキングをかっこよくキメて大拍手!「ジョニー!」って竹田さん、さらに大拍手大歓声です。終盤ではヴァースに戻って竹田さんのパワフルなヴォーカルと、ジョニーさんの絶妙なギターフィルが。

 続いて12曲目、竹田さんがリズミカルなギターリフを弾き、ドラムがハイハットでアップテンポのリズムを刻み、ベースがパワフルなリフを、ギターが軽快なカッティングリフを。そして竹田さんのめっちゃパワフルなヴォーカルがはいって。すっげーかっくいいっす。間奏まずはジョニーさんのパワフルでテクニカルなギターソロが。続いて竹田さんのギターソロ。序盤は伸びやかに響かせ、徐々にアグレッシブに盛り上げ、ソロが終わると大拍手!その後一旦静かになってベースソロ。テクニカルにはじまって、チョッパーのパワフルなソロへ。ソロが終わると大拍手!続いてはパワフルな叩きまくりのドラムソロが。終盤ではアップテンポの軽快なカッティングリフから竹田さんとジョニーさんが向き合って掛け合いのアツいソロバトルを。その後ヴァースに戻って竹田さんのめっちゃパワフルなヴォーカルがはいって、ラストはギターとベースのユニゾンリフが。「One more time for ジョニー!」って竹田さん、大拍手大歓声です。ここでジョニーさんはギターを置いてステージ袖へ。

 「マット小西!」って竹田さん、小西さんを呼んで。そしてはじまった13曲目は大ヒット曲「ロンリー・ハート」。ミドルテンポでさわやかなギターリフがながれて、ソフトなヴォーカルがはいってほのぼのしたポップな曲調に。それが徐々に盛り上がっていきます。サビは3人でコーラスを。ヴァースの途中ではギターがチャイナ風のギターフィルを入れて。終盤ではギターのヘヴィリフがはいってパワフルに盛り上がって、ラストはギターがハンマリングをかっこよくキメて。

 本編最後となる14曲目は「Tobacco Road」。ギターのブギー調のリフからミドルテンポではじまって、軽やかなJAZZ風ギターソロが。そして力強くもゆったりとしたヴォーカルがはいって、カッティングのギターソロが。竹田さんは弾きながらリフを歌って、そしてヴァースに戻ってゆったりとしたヴォーカルがながれて。その後一転パワフルなドラムからアップテンポのヘヴィなギターリフがはいってかっくいいハードロックモードになって盛り上がって。パワフルなシャウトヴォーカルやギターとベースのスリリングなユニゾンリフも。中盤ではベースのパワフルなチョッパーソロが。ソロが終わると拍手です。続いてドラムの叩きまくりソロ。序盤はタムを中心に力強く叩き、次はスネアのリムショット中心に。いい音響かせてます。ソロが終わると「相良宗男、オンドラムス!」「栃原優二、オンベース!」って竹田さん、大拍手大歓声!その後ヘヴィリフからパワフルなシャウトヴォーカルがはいって盛り上がって、ギターとベースがユニゾンリフをキメて♪ジャーン!って。「ありがとうございました!」って竹田さん。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして楽器を置いて大拍手のなか外へ。もちろんお客さんはアンコールを求める手拍子を。すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。
 そして竹田さん・相良さん・栃原さんにゲストの小西さん・ジョニーさんがはいってフルメンバーではじまったアンコール最初となる15曲目、ギターのリズミカルなブギー調リフからミドルテンポではじまって、手拍子を促して。そしてパワフルなヴォーカルがはいってノリノリでサビはみんなで歌って。ブレイクリフをキメたあと、まずは竹田さんのテクニカルなギターソロが。続いてジョニーさんの力強くエモーショナルなギターソロが。その後ヴァースに戻って、そして「ジョニー!one more time!」って竹田さん、ジョニーさんと向き合ってアツいソロバトルを。そして♪ジャーンって。「どうもありがとうございました!Good night!」って竹田さん。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!Thank you!」って竹田さん。大拍手は鳴り止まず、そのまま再アンコールへ。「最後、みんなで歌えるのがいいね」って。
 はじまったオーラス16曲目は「Stand By Me」。ミドルテンポのギターリフからはじまって、力強いヴォーカルがはいってメロウなヴァースを歌い、サビはみんなで力いっぱい大合唱!2ヴァースではヴォーカルの合間にジョニーさんがギターフィルを入れて。サビのあとは竹田さんのエモーショナルなギターソロが。その後の3ヴァースでは竹田さんが日本語で力強く歌って、サビは大合唱で盛り上がって。「どうもありがとうございます!もう一度大きな拍手を!ジョニー!相良宗男!栃原優二!」って竹田さん、メンバーの皆さんを紹介して「寒いですからお気をつけてお帰りください。またお逢いしましょう!」って挨拶を。大拍手です。ラストは♪ジャーン!って弾きまくり叩きまくりで盛大なフィナーレ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます!Thank you!」って竹田さん。これにてライブ終了です。時計を見ると21時20分過ぎ。約70分の第2部でした。合計2時間の素敵なライブでした。
 3年ぶりに観た竹田さんのライブ、めっちゃかっこよかったっす。なによりもギターすっごいいい音響かせてましたね。軽やかにメロウに、そしてヘヴィにアグレッシブにとトーンを使い分けて。ギターが“歌って”ましたね。凄いっす。そしてややハスキーなヴォーカルもシブくてかっくいいっす。テクニカルビンビン響くベースも、パワフルなドラムもいい味出しててよかったっす。さらにスペシャルゲストのジョニーさんのギターもすっごいい音しててかっこよかった。これまでジョニーさんのことを全く知らなかったもので、これからちょっと注目していきたいっす。竹田さん、23日には原宿でライブで、クリスマスイヴは日本で過ごされるそうで。またいつか機会があれば竹田さんのライブ観に行きたいっす。
 そうそう、1つだけ。ひとりで変に騒ぐKY客がウザかった。それだけが残念。

11.12.11 Electric Asturias

2011-12-17 07:10:13 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.11 渋谷屋根裏
<ワンマン・ライブ>
“日本のMike Oldfield“と称えられる、マルチミュージシャンで作曲家の<大山曜さん>。今年2011年4月に<Acoustic Asturias>の2ndアルバムを発表され、レコ発ライブを開催。そして9月に<Electric Asturias>のデビューアルバム「FRACTALS/フラクタルズ」が発売されました。
 <Electric Asturias>、メンバーは大山さんの他、ヴァイオリン奏者<テイ・セナさん>、ドラマー<田辺清高さん>、ギタリスト<平田聡さん>、そしてキーボード奏者<川越好博さん>の5人編成です。
 9月に行われた対バンでのレコ発ライブは、演奏は素晴らしかったにもかかわらず、機材トラブルやサウンドバランス面に不満な点があったもので、近々にまた改めて別のハコでライブをやってほしいなって思っていました。そんな折に12/11の渋谷屋根裏でのワンマンライブが発表されて思わずガッツポーズ!ところが・・・その日は先に別バンドのライブが決まっていて、メンバーの方に「絶対観に行く!」って宣言してたんですよね。非常に困ったんですけど、もしもを考えて前売り券は購入しておいてどうするか考えて。ワンマンだから最悪は後半だけでも仕方ないかと。日が近づくとタイムスケジュールがわかってきて、別バンドは沼袋で17時開演で45分間演奏とのこと。でエレアスは18時半開演。ならば急いで沼袋~渋谷間を移動すればギリギリ間に合うのではと、当日を迎えて。

 さて当日。別バンドのライブ終了後に即退席して駅へ。渋谷駅に着いたのが18時26分でダッシュで人々の間をすり抜けて屋根裏へ。18時半はちと過ぎましたが演奏開始にはギリギリ間に合いました。場内は満員満席状態で立ち見かなと思っていたら幸いにも端に空いている席があって廻りの方に確認してイスをGETです。もっとも混んでいるのでステージはちと見にくいかな。ステージは向かって左にキーボードセットでその後方にベース、隣に2タム1バスのドラムセット、右にギターアンプでフロント中央はヴァイオリンです。客席を見渡すと、自分と同年代のおぢさんが多いですね。

 18時35分ころ、客席が暗くなって、薄暗いステージにブルーライトがひかり、そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。テイさんは赤のコートのようにも見える可愛らしいワンピースに髪には黒のコサージュが。綺麗で可愛くてついつい見とれてしまいます。大山さんはブラウンのソリッドな5弦ベースを、平田さんは赤のレスポールを抱えて。田辺さんは野球帽に大きな黒縁メガネで。

 チューニングのあとはじまった1曲目は「The Lancer」。ピアノの♪ダーン!って衝撃的な音が響き、しっとりとしたメロウなソロが。そして田辺さんのカウントからミドルテンポでピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれ、ギターの伸びやかな音色が響き、パワフルなドラムがはいってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの伸びやかな音色が。中盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンからピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれ、ギターのテクニカルなソロへ。終盤では一旦止まったあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、徐々にゆったりと。

 「ありがとうございます」「こんばんは、Electric Asturiasです」「師走のお忙しいところ、寒いなか大勢集まってくださってありがとうございます」って大山さんが挨拶を。大拍手です。ここでメンバー紹介です。「ギター、平田聡!」「ドラムス、田辺清高!」「ヴァイオリン、テイセナ!」「キーボード、川越好博!」「ベース、大山曜です、宜しくお願いします」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「9月にアルバム“FLACTALS”発売しましたが、皆さんCD持ってますよね」「今日は売れないってことですね」って爆笑!「一家に1枚お願いします」って。

 2曲目は「Moon Dawn」。田辺さんのカウントからダイナミックなバンドリフがはいって、ヴァイオリンのリズミカルなリフ、メロトロン風のキーボードリフからギターのメロウで伸びやかなフレーズがゆったりと雄大にながれて。その後キーボードのリズミカルなリフからベースとドラムのグルーヴィなリズムにのって力強いヴァイオリンソロが。中盤ではJAZZ的なテクニカルなギターソロ、パワフルなオルガンソロ、ベースの力強いリフ、オルガンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続いて。終盤ではシンセサウンドが幻想的に響き、ヴァイオリンの伸びやかで美しいフレーズがながれ、そしてダイナミックなバンドリフが雄大にながれて。ラストは変拍子のリズミカルなリフが。

 「ありがとうございました」って大山さん。ここで大山さんが“屋根裏”の思い出話を。大山さんは70年代後半に先輩に連れられてライブを観に行ったことがあるそうで、あの超テクバンド<
Space Circus>を見て高校3年間必死でチョッパーの練習にあけくれたそうで。当時は現在の場所ではなく、近くのビルの4階にあり、しかもそこはエレベーターがなくて、<新月>などはメロトロン等の機材をすべて人力で運んだそうで。「出演ミュージシャンはみんな腰を悪くしてた」って爆笑!思い出のライブハウス「出させていただいて光栄」「ウチはあまり重い機材はないんですけど、地下1階でよかった」って爆笑!

 3曲目は「Phoenix」。ピアノのパワフルなリフからアップテンポでダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンのエレガントでおしゃれな感じのリフが力強くながれ、ギターとユニゾンも。その後ピアノのパワフルなリフ、ヴァイオリンの力強いリフからシンセサウンドが響き、ヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりとながれて。中盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターのエモーショナルなソロへ。それが徐々に盛り上がって、そしてダイナミックなバンドリフからヴァイオリンのおしゃれな感じのリフがながれて。

 「ありがとうございました」って大山さん。ここで大山さん「最近、老眼になったのか近くがボケる」って。ハイポジのフレットが見にくくなっているとかで「そろそろメガネを作ったほうがいいかな」って。その話を平田さんに振ると、平田さんはもともと近眼だそうで「視力が上がった」とか。「皆さんも気をつけてください」って大山さん。同年代のお客さん多いし。

 4曲目は「時を支配する人々」。ピアノとギターのゆったりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがドラマティックにながれて。ベースの味わい深いラインが響き、ヴァイオリンのしっとりとしたフレーズにギターが美しくハモって。そしてピアノとギターのリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンも加わって、アグレッシブなヴァイオリンソロへ。中盤ではピアノとヴァイオリンのリズミカルなリフからピアノのパワフルなソロ、ギターのエモーショナルソロと続き、ピアノとギターのテクニカルなソロの掛け合いが。その後ピアノのしっとりとしたリフからヴァイオリンのテクニカルなリフがはいってダイナミックなバンドリフへ。そしてヴァイオリンとギターの伸びやかな音色が響き、キーボードとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフが。終盤ではピアノの力強いリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれてダイナミックなバンドリフへ。ラストはベースが響くなか、ドラマティックにゆったりとFin。

 ここで大山さんが「平田さんのバンド、ついにCDが完成しまして」って大拍手!ここで平田さんにマイクを振って、平田さんがご自身のバンド<Stella Lee Jones>のデビューアルバム発売とレコ発ライブの告知を。今日予約を受け付けるそうで「次のアルバムの制作費や、借金も返せるんで。家計を圧迫してるんで宜しく御願いします」って爆笑!そして大山さんが来年2月のアコアスのライブ告知と、ハコのために「ドリンクおかわりしてください」って爆笑!

 5曲目は「アーガス最後の戦い」。パワフルなドラムからはじまって、シンセサウンドがゆったりとながれ、ギターの軽快なカッティングリフからヴァイオリンとオルガンのリズミカルなリフが。そしてダイナミックなバンドリフからダンサブルでグルーヴィなリズムにのってヴァイオリンがおしゃれな感じのリフを。中盤ではゆったりとしたキーボードリフからモーグのエモーショナルなソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロと続き、キーボードリフにのってドラムのパワフルな叩きまくりソロが。テイさんはちょっと避けてドラムを観やすくして。そして再びモーグソロ、ヴァイオリンソロ、ギターソロと続いて盛り上がってダイナミックなバンドリフがはいってドラムも叩きまくって。終盤ではダンサブルなリズムにのってヴァイオリンがおしゃれなリフをリズミカルに奏で、ラストは一旦止まったあと、ヴァイオリンとキーボードが伸びやかに奏でて。
 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして、大拍手のなか楽屋へ。ここで第1部終了です。時計を見ると19時20分過ぎ。約50分間の前半でした。ここでしばし休憩です。休憩中ふと近くを見渡すと、以前アコアスライブにゲスト出演されたオーボエ奏者の堀子さんがいらしてましたね。

 19時40分を過ぎたころ、客席が暗くなって、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。チューニング後、シンセサウンドがゆったりとながれ、ヴァイオリンのしっとりとした音色が幻想的に響いて。第2部最初となる6曲目は「闇からの声」。シンセの幽玄なフレーズがゆったりとながれたあと、ベースリフにのってキーボードのミステリアスなリフ、ヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、パワフルなドラムがはいって、ギターとヴァイオリンが力強いリフを。そしてキーボードのリズミカルなリフからヴァイオリンの伸びやかで美しい音色が響いて。その後ステージがレッドライトに包まれ、ベースリフにのってキーボードのミステリアスなリフがながれて、ダイナミックなバンドリフからギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンも加わって伸びやかに。中盤ではミドルテンポのダイナミックなバンドリフからパワフルなドラムとキーボードリフをバックにアグレッシブなギターソロが。その後、ギターとヴァイオリンがユニゾンで美しいメロディをドラマティックに奏でて。終盤ではキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンが美しい音色を響かせ、そしてゆったりとギターと美しいハーモニーを。

 「ありがとうございます」って大山さん。Asturiasサイトでは現在、曲の人気投票をされているそうですが、90年代のマルチアス曲の人気が高いそうで。ファンの思い入れが強いのでしょうね。「古い曲に人気があると、最近いい曲が作れてないみたいですよね」って大山さん。自分のような新参ファンはアコアス・エレアス曲のほうがなじみ深いですが。「新しい曲にも投票お願いします」って大山さん。

 7曲目は人気投票で現在1位の曲「Rogus」。シンセの鮮烈なサウンドが響いた後、ピアノのダークでパワフルなリフがぶっといベースリフとユニゾンで。そしてパワフルなドラムがはいってギターがエモーショナルなフレーズを響かせてスリリングに展開し、レッドライトに照らされるなか、パワフルなリズムにのってヴァイオリンが哀愁ただようフレーズを、ギターがエモーショナルなフレーズをドラマティックに。その後ピアノのリズミカルなリフからパワフルなリズムがズンズン響き、ベースのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンがパワフルなリフからピアノリフをバックにテクニカルなソロを。一旦止まったあと、ピアノの哀愁ただようリフが、味わい深いベースラインとともにながれ、ギターとヴァイオリンがエモーショナルなフレーズをゆったりと雄大に奏でて。中盤ではピアノリフからヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、ダイナミックなバンドリフがはいって盛り上がって、ギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンが加わって美しいハーモニーをドラマティックに奏でて。終盤ではピアノのパワフルなリフとぶっといベースリフがユニゾンで響き、ギターとヴァイオリンのメロウなハーモニーがながれて。そしてダイナミックなバンドリフのあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかで美しい音色がしっとりとながれて。

 続いて8曲目は「聲無キ涙~Cyber Trancemission」。シンセの哀愁ただようフレーズがしっとりとながれ、ギターが伸びやかな音色を響かせ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げて。そしてピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がゆったり響いたあと、パワフルなドラムからダイナミックなバンドリフがはいって、ヴァイオリンが美しい音色をドラマティックに奏でて。その後ミドルテンポでおしゃれでエレガントな感じのリフがながれ、ピアノのテクニカルなソロが。中盤ではヴァイオリンとギターがエレガントなハーモニーを奏で、ヴァイオリンのテクニカルなソロへ。その後ピアノとギターのリフが綺麗にながれ、一旦止まったあと、ヴァイオリンとピアノのリフがしっとりとながれ、ヴァイオリンの美しいフレーズからドラマティックに盛り上がって。終盤ではパワフルなドラムのミドルテンポのリズムにのっておしゃれでエレガントなリフがながれて。

 「ありがとうございます」って大山さん。先日“OKミュージック”というサイトに次の「Double Helix」をUPしたところ、デイリーランキングにおいて、J-POP曲ひしめくなかで堂々の3位になったそうで大拍手!「プログレが3位って凄いこと。誇らしい気持ちになった」「滅多にあることじゃないんで、明日は1位を目指したい」って大拍手です。ちなみにコメントには“おっしゃれ~”って書いた方がいらしたそうで。

 「エレアスのおハコ」って9曲目は「Double Helix」。アップテンポのオルガンのテクニカルなリフからはじまって、ギターのヘヴィリフとともにダイナミックでスリリングなバンドリフが。変拍子のパワフルなリフやテクニカルなユニゾンリフも。そしてヴァイオリンとギターのダンサブルなリフからミドルテンポでヴァイオリンが伸びやかな音色をゆったりと響かせ、ピアノのパワフルなリフをバックにヴァイオリンとギターがスパイラルな感じのリフをユニゾンで。その後パワフルなドラムと綺麗なピアノリフをバックにギターソロが。そしてピアノとヴァイオリンのパワフルなリフからヴァイオリンの艶やかな音色がながれて。中盤ではピアノリフとベースの力強いラインをバックにギターの伸びやかなフレーズがながれ、ヴァイオリンとハモって。そしてスリリングなユニゾンリフからダイナミックに盛り上がって。終盤ではベースのテクニカルなリフからヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、ユニゾンのスリリングなリフやダイナミックでリズミカルなリフで盛り上がって、ラストはゆったりと雄大に。

 「ありがとうございます」って大山さん。「エレアス、曲が長いんで疲労が」って爆笑!ここであらためて来年1/8にシルエレで行われる、平田さんと田辺さんが参加されている、川崎さん率いるプログレバンド<FLAT122>のライブ告知が。大山さん、アコアスの筒井さんが川崎さんの別ユニット<KTG>(別名カオリ・ツツイ・グループという噂も?)に参加されていることもあって「FLAT122とAsturiasで1:2のトレード」って。でも平田さんがイマイチ意味がわからなかったようで。「うちのエースピッチャー筒井さんと、野手2人のトレード」って大山さん。平田さんは意味がわかったようですがさほど反応がなく「ここは怒るとこですよ」って大山さん、爆笑!でも「これからもFLAT122と仲良くやっていきたい」って大拍手!そしてここでビッグニュース!早くもエレアスの次のライブ告知が。来年3/31に吉祥寺スターパインズカフェでワンマンだそうです。「えっ、ホント?マジ?」って平田さん。「えっ、平田さん、大丈夫?来れる?」って大山さん、爆笑!

 本編最後となる10曲目は「Castle in the Mist」。ゆったりとしたピアノリフからヴァイオリンのリズミカルなリフがながれ、パワフルなリズムをバックにヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせて。そしてピアノリフをバックにギターのリズミカルなリフ、ヴァイオリンのリズミカルなリフからギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンも加わって伸びやかに。その後ピアノの透明感のあるリズミカルなリフからパワフルなドラムとともにヴァイオリンがパワフルなリフ、そしてしっとりとした音色を響かせて。中盤ではしっとりとしたピアノソロがながれ、ベースの奥深いラインがピアノリフとともに響き、ヴァイオリンが哀愁ただようフレーズを奏でて。そしてパワフルなドラムをバックにギターがエモーショナルなソロをドラマティックに。場内はミラーボールが幻想的に回ってます。その後一旦とまってピアノの透明感のあるリズミカルなリフからパワフルなドラムとともにヴァイオリンがパワフルなリフ、そして伸びやかな音色を響かせ、ギターがエモーショナルなフレーズを奏でて。終盤ではヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックに盛り上がって劇的なエンディングを迎えます。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージ戻ってきて、大拍手大歓声で迎えられます。
 「どうもありがとうございます」って大山さん。今回のライブでは新曲を披露する予定だったそうですが、残念ながら間に合わなかったそうで、次回3月のライブでは披露されるようで。アンコール曲は「大体予想がつくと思いますが」って。「本編に入れられないんですよね、曲調が明るすぎて」って爆笑!

 アンコール最初となる11曲目は「Distance」。ピアノのテクニカルなリフからアップテンポでリズミカルにはじまって、ギターのヘヴィリフとともにダイナミックなバンドリフが。そしてヴァイオリンの瑞々しく力強いリフが躍動感たっぷりにながれ、キーボードのリズミカルなリフをバックにギターの伸びやかな音色が響いて。その後ヴァイオリンのゆったりと美しいフレーズがながれ、ベースとユニゾンで奏で、ギターがフィルを入れて、そしてギターとヴァイオリンが美しいハーモニーを奏でて盛り上がって。終盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターの伸びやかなフレーズがながれ、一旦止まったあと、ヴァイオリンの力強くも艶やかなリフからダイナミックなバンドリフはいって、そしてゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして拍手に応えて。そして「ありがとうございます」「引き下がろうかと思いましたけど、勢いがいいんでもう1曲やっちゃいます」って大拍手大歓声!「これからもエレアス、アクティブにやっていきたいと思います」「3月にスターパインズで逢いましょう」って大拍手!「もう曲がないので、最初の曲をもう1回お聴きください」って大山さん。

 オーラス12曲目はもう1度「The Lancer」。ピアノのしっとりとしたリフからミドルテンポでギターとヴァイオリンの伸びやかな音色が響いて。そしてパワフルなドラムがはいってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの伸びやかで爽やかなフレーズがながれ、ギターのヘヴィサウンドの伸びやかなフレーズも。中盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンからピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれ、ダイナミックなバンドリフからギターのテクニカルなソロ、続いてキーボードのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフからギターとヴァイオリンが力強い音色を響かせ、一旦止まったあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンのしっとりとした音色が響いて。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。するとすぐに客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると20時40分過ぎ。ちょうど1時間の第2部で、トータル1時間50分のとっても素晴らしいライブでした。
とってもドラマティックでテクニカルで、しかも美しく力強く迫力もあって、音響バランスも文句ナシの素晴らしいライブでした。今回特に大山さんのベースが良く響いて聴こえました。いいグルーブでしたし。それに川越さんもいつもよりアグレッシブだったような。かっこよかったっす。もちろんギターもヴァイオリンもドラムスも素敵でした。それと大山さんと平田さんのやりとりのMCもめっちゃ面白かったし、最高に楽しめました。次は2月のアコアス、3月のエレアス、どちらもとっても楽しみです。

11.12.11 MARS

2011-12-14 22:25:00 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.11 沼袋Sanctuary
<Burning Rock Spirits>
 新潟の“女エマーソン”と称される女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するキーボードトリオプログレバンド<MARS>。現メンバーは、KUMIKUMIさんの他、ドラムスの<岡田隆さん>、ベース&ヴォーカルの<成田秀雄さん>のEL&Pと同じトリオ編成です。1999年にアルバムを発表。その後、休止期間を経て2010年9月に現メンバーで復活し、2011年は2月・6月・7月・9月と精力的に東京でライブ活動をされました。9月のライブ後に成田さんから12月11日にライブの予定があることを教えていただいて楽しみにしていました。ところがその後に同じ日に他バンドのライブも決まって非常に困ってしまいました。当然先に約束したほうに行くべきですが、こちらも見逃せず、どうしたものかと。ただ<MARS>の出番が早ければそのあと駆けつけて後半だけでも観れるのではないかと出順が早くなることを祈っていました。すると数日前に成田さんからメールを頂いて<MARS>の出順がトップで演奏時間が45分間とのこと。乗り換えを確認すると演奏後すぐに渋谷へ向かえば開演予定の18時半にギリギリ間に合うようなので、どちらも楽しめそうで安心して当日を迎えました。

 さて当日。休日なので17時開演に間に合うように家を出て沼袋へ。10分前に着いて開演を待ちます。すると本番前の大変なときに成田さんがわざわざ挨拶に来てくれてビックリ!そしてKUMIKUMIさんも!めっちゃ嬉しかったっす。

 17時5分ころ、フロアーが暗くなってそれまでのSEが止まって、新たに大音量でベートーベンの第9合唱がながれて。暮れですもんねぇ。そうきたかと嬉しくなっちゃいました。そしてステージの幕が開いてバンド演奏で盛大に「もろびとこぞりて」を。クリスマスですもんねぇ。シンセサウンドが壮大にながれ、エレドラのティンパニサウンドが響きわたって。
 そして成田さんのセリフのあと、アップテンポのダイナミックなリフが。1曲目は「From Mars With Love」。パワフルなドラムとテクニカルなベースリフにのってシンセの華やかなサウンドが響いて。そしてミドルテンポになってピアノの綺麗なリフとベースの味わい深い音色がながれ、成田さんの太く力強いヴォーカルが響き渡り、岡田さんもコーラスで加わって、サビで力強く歌い上げて。中盤ではシンセの哀愁を感じるフレーズがベースとともにゆったりとながれ、ダイナミックなリフへ。そして静かにシンセサウンドがしっとりとながれ、そこにズンズン響く力強いベースがはいって、明るく爽やかな感じに。その後メロトロン風サウンドがしっとりとながれ、岡田さんがウインドベルやシンバルロールで盛り上げてダイナミックに。終盤ではパイプオルガンサウンドが力強く響いたあと、ほのぼのした感じのヴァースへ。岡田さんもコーラスで入って盛り上がり、ラストはドラムも叩きまくりでパワフルにFin。

 「ありがとうございます。こんばんは、MARSです」って成田さんが挨拶を。拍手です。今朝新潟は凄い雨だったそうですが、関越トンネルを抜けるとピーカンで気分良く東京に着いたようで。KUMIKUMIさん、今日は黒のトップス&ミニスカに妖しく光るラメスト、そして胸にはシルバーのゴージャスなアクセサリーが。とっても美しいおすがたにうっとり♪

 「太陽への憧れをこめて」ってはじまった2曲目はなんとイタリアのカンツォーネ「オー・ソレ・ミオ」のカヴァーです。ティンパニロールからダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、そして成田さんの太く伸びやかなヴォーカルがゆったりとなだらかにながれて。1stヴァースは日本語で、2ndヴァースは原曲イタリア語かな?サビではパワフルなドラムとともに盛大に盛り上がって。終盤では成田さんがアカペラで力強く歌い、そしてダイナミックなリフがはいってドラマティックに。

 「こんばんは、MARSキーボードKUMIKUMIです」ってとっても可愛らしいお声でKUMIKUMIさんがMCを。「師走のお忙しいなかご来場くださってありがとうございます」って拍手です。「今年ものこり少なくなりまして・・・」って、今年の震災や洪水のお話を。メンバーの皆さんが住んでおられる三条市も洪水に被害に遭って大変だったそうで。KUMIKUMIさん、ご家庭ではお母様が倒れて入院されたり、愛猫が天国へ旅立ってしまわれたり、お気に入りのグラスが落ちて割れてしまって「すっごいショック」って。次に今年のMARSの活動のお話を。レコーディングも徐々に進められているようですが、「今年はライブやってリハやって」のサイクルが短かかったので、来年は「めざせ!ゆとりある生活」って、もう少しゆとりをもって活動されたいようで。「来年も宜しくお願いします」「I wish your merry christmas & Happy new year!」って拍手です。

 「来年に向けて疾走していくような」「宇宙を駆け巡るような曲」ってはじまった3曲目は「Space Caravan」。パワフルなドラムとキーボードの華やかなリフからアップテンポではじまって、変拍子でシンセのテクニカルなリフがリズミカルにながれて。そしてオルガンリフとパワフルなバンドのブレイクリフが。一旦止まったあと、ゆったりと和風なフレーズがしっとりとながれて。その後シンバルロールからパワフルなドラムがはいって6/8リズムでシンセのリズミカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからドラムも叩きまくり、シンセの鮮烈なリフが爽やかにゆったりと伸びやかに。その後スネアのマーチリズムがはいってキーボードの明るく華やかで楽しいリフがながれ、そしてダイナミックなリフが力強くも爽やかにながれて。終盤ではゆったりとなだらかなシンセのフレーズがながれ、そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフが。ラストはドラマティックにゆったりとFin。

 ここで次のライブ告知が。来年2月11日だそうです。「よかったらまた来てください。宜しく御願いします」って。
 4曲目は「Voice of the Universe」。ダイナミックなリフから盛大なファンファーレが鳴り響き、アップテンポのパワフルなリズムがはいって明るく楽しいシンセリフとベースの力強いラインがながれて。そして美しいピアノリフとメルヘンチックな音色がゆったりながれて。その後ダイナミックなリフから明るく楽しいリフがリズミカルにながれ、叩きまくりドラムトパワフルなブレイクリフが。そしてピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、ドラムが一旦止まって、ピアノの美しくたおやかなリフがながれ、ウインドベルが鳴り響いて。そして成田さんの力強いヴォーカルと岡田さんのパワフルなヴォーカルか交互に、そして綺麗なハーモニーも聴かせてくれて。サビはパワーバラード調でめっちゃドラマティック。中盤ではテンポアップしたパワフルなドラムにのってピアノのテクニカルなリフ、叩きまくりドラムで盛り上がり、テクニカルなユニゾンも。その後ミドルテンポでパイプオルガンの音色が響きわたり、ダイナミックなリフからシンセの明るく爽やかなフレーズがながれて。終盤では一旦ドラムがとまってピアノの美しいリフレインがゆったりとながれ、ウインドベルが綺麗に響いて。そして成田さんと岡田さんの力強いヴォーカルが入ってドラマティックに盛り上がっていきます。ラストはハイテンポのパワフルなリズムにのってアグレッシブなモーグソロ、そしてリズミカルなピアノリフのあと、ゆったりとFin。

 「展開の多い曲で、いつ終わるのか迷うところも」って成田さん。「次が最後の曲です。来年に向けて元気よくインストを一発!」「今年はどうもありがとうございました。来年も宜しく御願いいたします」って挨拶を。拍手です。
 オーラス5曲目は「Rondo of Roses」。「ツァラトゥストラはかく語りき」のブラスサウンドが力強く響き渡り、エレドラのティンパニサウンドが力強く打ち鳴らされて。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリズムにのってオルガンの明るく爽やかなリフがながれて。そしてパワフルなソロやテクニカルなトリルが。終盤では叩きまくりのドラムソロが。ストロボライトでスリリングに盛り上げて。ラストは壮大なフレーズがダイナミックにゆったりとながれて劇的にFin。
 そしてすぐに「木星」の美しいメロディがゆったりとながれ、成田さんが「MARSでした、どうもありがとうございました」って挨拶を。そして「今年も暮れようとしてますが、風邪などひかぬようお過ごしください。来年もレコーディングもライブもがんばりたいと思います。宜しくお願いします」って。続いてメンバー紹介です。「ドラムス、岡田隆!」「キーボード、KUMIKUMI!」「ベース&ヴォーカル、成田秀雄でした」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「また宜しくお願いします。今日はありがとうございました」って。そして劇的なフィナーレを迎え、エレドラのティンパニサウンドが響き渡って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って成田さん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、お辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると17時54分。50分間のとっても素敵なライブでした。
力強く鮮烈なシンセサウンドに美しいピアノ、素敵なオルガンサウンドを今回もたっぷり楽しめ、力強くぶっといベース&ヴォーカルも堪能させていただきました。そしてなんといっても今回はドラムを見ている時間が長かったかも。めっちゃパワフルでエネルギッシュで凄い迫力でもう圧倒されちゃいました。ヴォーカルもかっこよかったし、見ごたえありました。次回は来年2月とのこと、とっても楽しみです。

11.12.9 人間椅子

2011-12-12 00:01:21 | ライブレポ HR/HM
◇ 2011.12.9 千葉LOOK
<冬来たりなば春遠からじ ~人間椅子ワンマンツアー2011年師走~ 初日>
 2011年、前半は創作活動に専念ということでライブがなかったんですけど、8月にニューアルバム「此岸礼賛」が発表され、札幌から博多までのレコ発全国ツアーを敢行。どこも大盛況でSoldoutになった会場も。<人間椅子>人気高まってます。さらにこのツアー中に早くも12月の東名阪ツアーが発表になってめっちゃ楽しみにしてました。8月のレコ発ツアーでは当然ニューアルバムの曲中心のセットでしたが、次のツアーでは旧曲もたっぷりやってくれるだろうと。11月のFCライブでのレア曲もおそらくセット入りするだろうし、おりしも人間椅子の原点であるオリジナルBLACK SABBATH再結成というニュースもあって、ひょっとすると何かカヴァーをやってくれるのでは?とちょっぴり期待して。

 さて当日。先日観た某プログレバンドのライブがあまりにも凄くてずっと余韻が残っていて、なかなか頭が椅子モードに切り変わらなくて。平日で会場が千葉ということもあり、行くのやめようかとも思ったんですけど、やはり一期一会、観ないと損すると思い、仕事を終えてすぐに千葉に向かって。着いたのは開演5分前でした。ひょっとしたらSoldoutで入れなかったらどうしようかと心配してたんですけど、それほどでもなく、ギューギュー詰めでもなく、95%というかほぼ満員って感じでしたね。このハコはステージが低いから後ろではまったくステージが見えないんですね。なのでいつも後ろでモニターTVを見ながら楽しむのですが、今日はモニターが消えてるし。まあ音が聴けてライブならではの一体感が楽しめればいいやと開き直って。見渡すと自分のようなおっさんはあまり見当たらず20-30代中心だったような?男女は半々くらいかも。

 19時5分頃、フロアーが暗くなって♪チリ~ンって音が。SEで「此岸御詠歌」がながれて。これいいですねぇ。次のアルバムには絶対に収録して欲しいっす。そしてメンバーの皆さんが登場!大拍手大歓声で迎えられます。
 はじまった1曲目は「阿呆陀羅経」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからミドルテンポのヨコノリリズムでノブさんヴォーカルで和嶋さんのコーラスが。そして鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、サビはノブさんメインで研ちゃんがコーラスを。ちょっとヴォーカルが聴き取り辛いかな。ステージは和嶋さんと研ちゃんの顔しか見えないっす。モニターTV消えてるからどんな衣装かどんなギターかもわかんないっす。間奏では和嶋さんが手を上げてからアグレッシブなギターソロへ。終盤では研ちゃんと和嶋さんはユニゾンリフからステージ中央で寄り添ってリフを。
 続いて2曲目はFCライブでもやった「終わらない演奏会」。研ちゃんヴォーカルのアップテンポのめっちゃノリノリの明るく楽しい曲。ドライブ感いっぱいで爽やかでかっくいいっす。間奏ではワウを効かせたギターソロが。ドラムも叩きまくってます。

 「ありがとう!」「千葉の皆さんこんばんは!人間椅子でぇす!」って研ちゃん、大拍手!「今日は師走の寒いなか来てくださってありがとうございます」って大拍手!「ほとんどのひとは仕事を抜けて駆けつけてくれたんでしょう」って。でも和嶋さん「けっこうニートのひともいるんじゃない?」って爆笑!「「見掛けニートでも働いてるんですよ」って研ちゃんフォローして。「上司に“今日は人間椅子のライブがあるんで早引けします”とかいって」と研ちゃん。「“人間椅子ってお芝居?”って言われるんじゃない」って和嶋さん、爆笑!一段落したところで研ちゃんが「どうぞ」って和嶋さんにMCを譲って。「今年最後のツアー」って和嶋さんはここでツアータイトルの“冬来たりなば春遠からじ”の説明を。ちなみに自分は全く見えなかったんですけど、バスドラのヘッドにこのタイトルが書いてあるそうで「なんかドラマーが知的に見える」って和嶋さん。ノブさんとイメージが違うって爆笑!このタイトルはイギリスの詩人が書いた詩を引用されたそうです。震災で沈んだ気持ちの1年でしたが、春は必ず来る、という気持ちを込めて付けたそうで。「春が来るかどうかは自分次第」「自分が変わらなければ冬のまま、自分が変わればきっと素晴らしい春が来る」「自分が変わらなければ」って大拍手!客席から「先生ありがとう!」って声が。「とんでもございません」って和嶋さん。「一緒に新しい春を迎えましょう」って。

 3曲目は「春の匂いは涅槃の薫り」。アルペジオのゆったりとした幻想的なギターリフからはじまって、そしてミドルテンポのパワフルでダイナミックなリフにのって和嶋さんの伸びやかなヴォーカルが。ドラム叩きまくりで、ストロボライトがスリリング感を煽って。その後、ゆったりとしたギターリフから歌い上げてコーラスもはいってドラマティックに盛り上がって。中盤では一旦止まったあと、幻想的なアルペジオリフがゆったりとながれ、お経のようなコーラスがはいって神秘的な世界に。終盤ではパワフルなサビから盛り上がるも、一旦止まって、最初のアルペジオリフがながれ、そしてパワフルなベース&ドラムがはいってダイナミックになり、ドラマティックなギターソロが。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。
 続いて4曲目は「青い衝動」。これ久々かも。ベースのヘヴィなリフからアップテンポではじまって、ゴリゴリのパワーメタル風のリフから研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。和嶋さんハネてます。

 「ありがとう!」って研ちゃん。今日はレア曲いっぱいで「歌詞思い出すの精一杯」「頭パンクしそう」って爆笑!「今日来てくれたお客さんは東京にも来てくれると思うので、今日は東京とはちがう感じでやっていきます」って和嶋さん。今日と19日渋谷ではセットリストが多少替わるようですね。やっぱ来てよかったっす。ここで先月のFCライブが大盛況だったお話とそこでやったレア曲にやってみたら受けた曲もあったということで。次の曲は「名探偵登場」ですが、ノブさんが書いたセットリストには「“名探偵現る”になってた」って爆笑!「確かに歌詞はそうだけど、タイトルは違う」って和嶋さん。

 「やって宜しいでしょうか?」って和嶋さん。もちろんお客さんは「Yeah!」って。さらに「現れていいでしょうか?」って煽って。「英語で言おうと思ったけど出てこない」って爆笑!
 5曲目は「名探偵登場」。アップテンポのヘヴィなギターリフからはじまって、和嶋さんヴォーカルでポップでコミカルなノリノリの曲。間奏では和嶋さんがステージ中央でエモーショナルなギターソロを。和嶋さんハネてノリノリっす。
 続いてハイハットのカウントからはじまった6曲目は「泣げば山がらもっこ来る」。ミドルテンポのめっちゃパワフルなリフからズンズンとはじまって鈴木さんの方言いっぱいの力強いヴォーカルが。サビではドコドコドラムをバックにリフに合わせて「Hey!」ってお客さん手を挙げて。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。和嶋さんネックを高く上げて、そしてアンプの前へいってちょいフィードバックを。その後テンポアップして疾走モードでめっちゃ盛り上がって。

 「ちょっと風邪ひいてるからそのあたりのひと、危険ですよ」って研ちゃん前列のお客さんたちに。「いますごいイヤな顔された」って爆笑!「もうちょっとで和嶋くん、誕生日ですね」って研ちゃん。客席から「おねでとう!」って声と拍手が。「ありがとう」って和嶋さん。もうすぐ46歳だそうで。「びっくりしますね、46歳ってすごいおっさんかと思ったけど」って和嶋さん。「見かけはおっさんそのものですよ」って研ちゃんツっこんで爆笑!「もはや初老に差し掛かかろうかと」って。でも「もう東京に出てきてからのほうが長いよね」って研ちゃんと感慨深そうに。和嶋さんは学生のとき“仏教青年会”というサークルに所属していたそうで。「でも部室ではSoft MachineやBancoとかプログレを聴いてた」って。で、卒業後に同窓会の案内ハガキが届いてたそうですが「煩悩の世界にいるので」って欠席されてたそうで。でも今年は「“仏教青年会”の50周年でもあり、自分も仏教の歌詞をいくつも書いてきたので、出てもいいかなと思って」出席されたそうです。まずは浅草のお寺で50人以上の僧侶の皆さんがあつまって震災供養のお経をあげたそうで。壮観だったそうです。「それは宗派を超えて?」って研ちゃん。「いや、曹洞宗です」って和嶋さん。誰も褒めてくれない、無報酬で一心不乱に震災で被害に遭われた方々にお経をあげるすがたに感動されたそうで。「ボクに振らないでください」って研ちゃん、爆笑!たしかに見た目は僧侶すがたですが「ギャンブルのことしか考えてません」って爆笑!「ありがたい経験しました」って和嶋さん。

 7曲目は「今昔聖」。ユニバイブ効果のちょっとゆがんだ感じのギターリフからはじまって、ミドルテンポでヘヴィでダークなぶっといリフがはいって和嶋さんの力強いヴォーカルが。中盤では壮大でメロウな感じでドラマティックに。その後ズンズンズンズン♪進め~進め~!って。和嶋さんは研ちゃんのほうへ。でアップテンポのドンドコリズムの躍動感溢れるリフからアグレッシブな津軽三味線風ギターソロが。そして研ちゃんと和嶋さんは中央で寄り添ってヘヴィリフを
 続いて8曲目は「東洋の魔女」。FCライブでもやってくれました。ミドルテンポのヘヴィなギターリフから研ちゃんのヴォーカルがはいって、サビではゆったりと不気味に。そしてアップテンポになって伸びやかなヴォーカルが。その後ミドルテンポでカウベルリズムのファンキーな感じになり、ヘヴィなギターリフからアップテンポになって和嶋さんはステージ中央でアグレッシブなギターソロを。そして研ちゃんと寄り添って。

 「ありがとう!」って研ちゃん。「そろそろ暖まってきましたね」「楽屋では寒い寒い、手がかじかんでうごかねー、とか言ってて」って。で、チューニングのため沈黙になりますが「何してるかというと、休憩してるんです」って爆笑!「チューニング合ってるのにチューニングしてるふりして」って研ちゃん、爆笑!「次なに話そうか考えてる」って和嶋さん。「オレなんにも考えてない」って研ちゃん、爆笑!さらに「あ、ほんとに狂った」って研ちゃん、大爆笑!

 「久しくやってない曲、大好きなんだけど」「ここらで1回やって、次やるのは10年後」って研ちゃん。はじまった9曲目はなんと「踊る一寸法師」。「おぉ~!」ってどよめきが。超久々です。ヘヴィでダークなリフか響き、研ちゃんの不気味でおどろおどろしいヴォーカルがゆったりと。そして狂気の笑いと咆哮のようなシャウトが。その後テンポアップしてパワフルなヴォーカルが。間奏ではエモーショナルなギターソロが。レッドライトのもと、研ちゃんがヘドバンしながら狂人のように踊り狂って。なんか怖いっす。その後ベースのズンズンリフが響き、ブルーライトのなか、ギターがネックを上げてハンバリングを。そして研ちゃんの狂気が笑いを、和嶋さんがその声をギターで弾いて掛け合いのように。徐々に盛り上がっていって、ダイナミックなリフからアップテンポのパワフルなリフが。終盤ではミドルテンポでヘヴィでダークなリフが。客席から「ありがとう!」って声が。ほんと嬉しかったっす。しかもものすごい迫力でしたね。圧倒されちゃいました。

 続いて10曲目は「菊人形の呪い」。FCライブでもやってくれました。ミドルテンポのダークなギターリフからはじまって、サビではスローモードで和嶋さんが歌い上げて。そして和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で背中合わせでパワフルでヘヴィなリフを。ここでふとお客さんのスキマからノブさんのお顔がチラッと見えたんですけど、いつものグラサンしてなくてビックリ!激しすぎて飛んじゃったのかな?その後バンドリフとギターフィルの掛け合いからアップテンポになってヘヴィでリズミカルに。終盤ではゆったりとスローモードでギターがメロウなフレーズを奏で、そしてテクニカルなギターソロへ。トリルもキメて、ラストはベースをバックにギターのアルペリフが幽玄にしっとりとながれて。

 「レアな曲続きましたが、ついてこれてますか?」って和嶋さん。「アルバム20枚持ってないとわからないでしょ」って。ここでノブさん「激しく叩きすぎてグラサンが飛んじゃった」って。踊る一寸法師の途中だったそうです。確かに凄かったもんね。ちなみにノブさんはメガネがないとほとんど見えないそうで「スティックの先がやっと」なんだそうで。「グラサンなしのオレが見れるのもレア」って。
 「休憩時間ありがとう」って研ちゃん、爆笑!そして「人伝てに聞いたんですけど<BLACK
SABBATH>が再結成するって」って研ちゃん、どよめきと拍手が。「来日したら全日程観に行く」って。「人間椅子の日程が決まってても行くでしょ」って和嶋さん。研ちゃんニコニコです。もっとも日本公演は難しいような気もしますが・・・

 そしてはじまった11曲目はもちろん「サバス・スラッシュ・サバス」。ハイスピードスラッシュモードで研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。サビでは♪BLACK SABBTH!って大合唱!中盤ではシャッフルモードになってサバスメンバーの名前を連呼。お客さんも大合唱です。間奏では和嶋さん、ステージ中央で真正面を見ながらギターを見ずにアイオミ風ソロを。そのあとの間奏でもアグレッシブなギターソロを。
 そして再び♪BLACK SABBTH!って大合唱のあとはじまった12曲目はなんとBLACK SABBATHの「Into The Void」。和嶋さんのぶっとくヘヴィでダークなリフがミドルテンポで響き、研ちゃんのOZZY風ヴォーカルがはいって。ドゥーミーでめちゃめちゃかっくいいっす!中盤ではアップテンポでノリノリになるも再びミドルテンポになってヘヴィでぶっといリフが。終盤ではエモーショナルなギターソロが。研ちゃんと和嶋さんは寄り添って。

 「ありがとう!」って研ちゃん。ここで少し給水汗拭きタイムで沈黙です。研ちゃん一旦楽屋へ。「よくおじさんたちがライブハウス借り切ってDEEP PURPLEとかRainbowとかのコピーバンドやってるでしょ?あんな感じ」「非常に楽しい」って和嶋さん。大好きなサバスの曲を演奏するのは本当に楽しそうです。ここでノブさんが「こんなに寒いなか集まってくれてありがとうございます」って大拍手です。「オレも人間椅子でサバスの曲を何曲もやらせてもらって」ってノブさん。すると研ちゃんが「まだまだですよ」って。「遠慮してわかりやすい曲を選曲してる」って。さらに「次やるときはSnow Blindを」「いつやるかわかりませんが」って大拍手です。ここでノブさん「サバスくるなら前座どうかな?」って。客席から「おぉ~!」ってどよめきと拍手が。でも研ちゃん「絶対やりたくない」って。「神聖なるステージを汚したくない」と。和嶋さんも「オレもやめたほうがいいと思う」って。「アプローチしようかと思ったのに」ってノブさん。ちょっとガッカリですけど、やはりお二人にとってBLACK SABBATHは“神”なのでしょうねぇ。

 「今日もオレが歌っていいですか!」「気を取り直して歌っていいですか!」「じゃあノリノリで!」ってはじまったノブさんヴォーカルの13曲目は「道程」。ギターのロックンロール調のリフからアップテンポでノリノリではじまって、ノブさんの力強いヴォーカルがはいって。研ちゃんと和嶋さんが寄り添ってリフを。間奏では「ギター、ワジマシンジ!」ってノブさんが叫んでギターソロ。和嶋さんはギターを頭の後ろで弾いて、そして戻して弾きまくって。その後、和嶋さんと研ちゃんは背中合わせでリフを。ここはステージ狭いからダッグウォークは無理っすね。「サンキュー!」ってノブさん。

 続いて14曲目は「転落の楽典」。ヘヴィなザクザクリフからアップテンポではじまるパワーメタル的なめっちゃ楽しい曲。研ちゃんのパワフルなヴォーカルがはいってサビではお客さんも手を挙げて大合唱!和嶋さんもハネまくってみんなノリノリっす。中盤ではドコドコバスドラとヘヴィなベースリフからワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。そして終盤サビでめっちゃ盛り上がって、研ちゃんと和嶋さんが寄り添って、そして研ちゃんヘドバンしまくって。

 さらに続いてまずはスライドギターソロ。ステージはグリーンライトに照らされて。そして一節弾いてネックを振って♪ジャン!ってドラムとベースが合わせて。はじまった15曲目は「愚者の楽園」。和嶋さんヴォーカルのシャッフルリズムのヨコノリの楽しい曲。間奏では和嶋さんノリノリでスライドギターソロが。終盤では静かになって幻想的な雰囲気になり、和嶋さんのゆったりとしたヴォーカルがながれ、そして再びアップテンポのノリノリシャッフルになってサビへ。でも高いところは和嶋さんキツそうです。

 続いての本編最後となる15曲目はおなじみ「針の山」。もうめっちゃノリノリでフロアー揺れてます。ギターソロのあと、リフに合わせてHey!って和嶋さんもお客さんもジャンプして、そして研ちゃんと和嶋さんが寄り添ってリフを。ラストは「ありがとう!」って研ちゃん。♪ジャーン!って弾きまくり叩きまくりで、和嶋さんは歯で弾いたり、頭の後ろで弾いたりして盛大にFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ドモ!」って和嶋さん。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求めるコールと手拍子が鳴り響いてます。

 しばらくするとメンバーの皆さんが登場!研ちゃんは白い着物で、ノブさんと和嶋さんは"阿修羅“Tシャツすがたで登場です。「それは前の売れ残りですか?」って研ちゃん。「いやいや追加注文ですよ」って和嶋さん。「物販も絶好調で、皆さんありがとうございます」って。ちなみに物販では”阿修羅Tシャツ“だけで、このツアーのTシャツはないみたいですね。ここでちょっと和嶋さんと研ちゃんがジャムって。曲名が思い出せないっす。和嶋さん「ライブ後半になると、大音量で高い音の音程がわからなくなる」って。
 そしてはじまったアンコール最初となる16曲目は「恐怖!!ふじつぼ人間」。ミドルテンポのヘヴィなリフからはじまって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。和嶋さんハネまくってノリノリです。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。そして・・・ご当地やその日にちなんだセリフ楽しみにしてるんでけど今回もナシでした。「ありがと!」って研ちゃん。

 続いて17曲目は「幸福のねじ」。アップテンポのギターリフがはじまっただけで大歓声でもうめっちゃ盛り上がり!フロアーが揺れてもうお祭り騒ぎ!フロアー一体になってリフにあわせてHey!って。和嶋さんと研ちゃんは背中合わせで。中盤アップテンポになって超ノリノリでそのままワウを効かせたギターソロへ。その後ミドルテンポになって研ちゃんのねばっこい歌が。ラストは♪ジャーン!で弾きまくり叩きまくりで、研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」って研ちゃん。「ベース、鈴木研一!OZZYめざしてます!」って和嶋さん。「おじーさん、和嶋慎治!」って研ちゃん。「アニキ、ナカジマ・ノブ!」って和嶋さん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか手を振りながら楽屋へ。

 フロアーはもちろんアンコールを求めるコールと手拍子が鳴り響いてます。そしてほどなくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。ノブさんはマッチョポーズをキメて。和嶋さんには「おじーさん!」って声が。「青森だったら“和嶋のじーさま”だね」って研ちゃん。「説教くさくなってジジー化してる」って和嶋さんご自分を。「鈴木くんは?」って和嶋さん。「ボクは永遠の高校生です」って研ちゃん、爆笑!「シミは出来てるけど、シワはできてない」って研ちゃん。「太ったってだけですが」って爆笑!

 「12月はクリスマスシーズン、街は華やかです」「でもどうしても街と一体化できません」って和嶋さん。「ビックリするエンディングです」ってはじまったオーラス18曲目はなんと「相剋の家」。まさかこの曲がエンディングとは超ビックリ!大好きな曲なのでめっちゃ嬉しいっす!パワフルなタムドラムからはじまって、ベースソロが。和嶋さんはネックを上げてハンマリング。そして♪ウェ~エオ!って大合唱。和嶋さんの力強いヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってノリノリモードに。その後再びミドルテンポのヴァースへ。研ちゃんジャンプをキメて。そしてアップテンポのノリノリモードになったあと、ミドルテンポでドラマティックに雄大な感じに。そのままエモーショナルなギターソロへ。ラストはパワフルなタムドラムとミドルテンポのダークリフから♪ウェ~エオ!ってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って和嶋さん。「こんな感じでライブ終わっても、いいね」って。そして「ベース、鈴木研一、頑張りました!」って和嶋さん。「ギターヒーロー、和嶋慎治!」ってノブさん。さらに「そしてオレ!」って。「ナカジマ・ノブです!」「ほんとは上品なヤツです」って和嶋さん。メンバーの皆さんは前列のお客さんたちとハイタッチして、大拍手大歓声のなか手を振りながら楽屋へ。するとすぐにフロアーが明るくなってライブ終了。時計を見ると21時17分で2時間強のアツく最高に楽しいライブでした。自分はすぐに駅へダッシュです。

 11月のFCライブと曲がかぶることは想定してましたけど、それ以上にレアな曲もあって超ビックリ!FCライブ観てない方々にはレア曲ばかりの新鮮なライブになることでしょう。おそらく公演ごとに数曲は替えて演奏されると思います。なんといってもハイライトはダークでドゥーミーな「踊る一寸法師」と「菊人形の呪い」とサバス曲でしょうね。人間椅子の“真髄”、人間椅子の“原点”を楽しませていただきました。それとこのハコは狭いので、フロアー一体となってめっちゃ盛り上がった最高に楽しいライブでした。このあと人間椅子は西へ向かい、14日の名古屋、15日の大阪とまわっ帰京され、19日にはツアーファイナル東京渋谷です。19日もすっごい楽しみ♪

11.12.4 KENSO (後半)

2011-12-09 06:25:53 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.4 川崎CLUB CITTA
<創世記KENSO 2011 内ナル声ニ回帰セヨ>(後半)
 15分間の休憩のあと、19時8分ころ、客席が暗くなってSEでリズミカルな曲がながれ、ガムランのような音色が響いて。ステージはブルーライトに包まれ、その中にレッドライトも。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。清水先生はナチュラルボディのダブルネックギターを抱えてイスに座って。シンセの幻想的な音色がゆったりと響き、そしてダイナミックなリフがミドルテンポで。第2部最初となる10曲目は「日本の麦唄」。小口さんのシンセリフからギターとキーボードがしっとりとリフを奏で、シンセの伸びやかなリフからチャイナ風のリズミカルなリフへ。ハルキチさんは第1部の黒系の衣装からエンジ系の衣装にチェンジされてます。その後、光田さんが綺麗なピアノリフを奏で、光田さんと小口さんが掛け合いでリフを。中盤ではダイナミックでテクニカルな変拍子リフからギターとキーボードがハモって、そしてテクニカルなユニゾンリフをキメて。その後、光田さんと小口さんがたおやかなリフを掛け合いで奏で、そしてギターソロへ。序盤はエモーショナルに、徐々にアグレッシブに。終盤ではギターとキーボードがスリリングなリフを。ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 続いて11曲目は「陰影の笛」。ピアノの綺麗なリフがリズミカルにながれて。清水先生はブルーのレスポールタイプのギターに持ち替え、そしてフルートを持って、しっとりとしたフレーズを奏で、ピアノとユニゾンでゆったりと。そこに小口さんのシンセが加わって美しいハーモニーを響かせて。その後パワフルでダイナミックなリフがはいって、フルートび伸びやかな音色が響き、盛り上がっていって、ギターのヘヴィリフからダイナミックにパワフルに。ドラムも叩きまくって。その後ピアノのテクニカルなソロ、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフ、叩きまくりドラムが。そして光田さんのシンセサウンドが伸びやかに響き、続いてギターが哀愁ただようフレーズを奏でて。終盤ではピアノリフとシンセサウンドがゆったりとながれ、ギターがメロディアスなフレーズをドラマティックに奏でて。

 さらに続いて12曲目は「海」。シンセのダークサウンドが響き、力強く叩くタムの音が轟き、ギターがダークな音色を響かせて。そしてダイナミックなユニゾンリフがはいってドラムも叩きまくって、ピアノのリズミカルなリフにのって小口さんのシンセの伸びやかなフレーズがながれて。その後アップテンポになってステージがレッドライトに包まれ、スリリングなギターリフとオルガンリフがテクニカルに展開して。そして小口さんがシンセで郷愁ただようフレーズを奏で、リズミカルでパワフルな変拍子リフが。中盤ではテーマリフがゆったりとながれ、綺麗なピアノリフからギターのヘヴィリフがはいってダイナミックに。そしてゆったりしっとりしたシンセリフと、ギターとベースのテクニカルなリフが交互に。その後、ハルキチさんが大太鼓を轟かせて盛り上がっていって、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンが。終盤ではシンセの伸びやかな音色がたおやかにながれ、ギターとキーボードが掛け合いのようにテーマリフを奏で、ラストはダイナミックでスリリングなユニゾンリフをキメてFin。

 「山本治彦!」って清水先生、大拍手です。1stから2曲、SEで「ぶーちゃんの宙返り」と「KENSO初期三昧」って清水先生。ここで再び物販のお話で「KENSO活動資金のために」「光田くんのファンの方も、光田くんが在籍しているバンドのためと思って」って爆笑!で、某アイドル用に書いてボツになった曲を光田さんに聴いてもらったら、笑って「昭和って感じの曲ですね」って言われたとか。ちなみに清水先生は歌謡曲のレコードは3枚しか買ったことがないとか。そしてここで前回のライブのMCでも盛り上がった某ダンスユニットの話題に。今回はベタボメではじまりましたが、しっかりとオチをつけて笑わせてくれて。

 「光田くんの大ヒット曲」ってはじまった13曲目は「FoRo Romano」。キーボードのクリスタルサウンドがしっとりとながれ、叙情的なメロディがロマンティックにながれて。そしてギターと小口さんのシンセがゆったりとユニゾンで奏で、ダイナミックに盛り上がっていって。その後、小口さんがリズミカルなオルガンリフを、ギターがヘヴィなリフをダイナミックに。そして光田さんが明るく楽しいリフをリズミカルに、ギターとオルガンもはいってユニゾンで。中盤ではシンセのしっとりとしたフレーズからダイナミックなリフがはいってアップテンポで盛り上がっていって。その後シンセとギターがしっとりとしたフレーズをユニゾンやハーモニーで美しく奏で、ラストはパワフルなピアノリフからダイナミックにFin。「光田健一!」って清水先生、大拍手大歓声です。

 清水先生はブルーレスポールに持ち替え、はじまった14曲目は「美深」。ミドルテンポのギターのカッティングリフからはじまって、シンセのほのぼのとした感じのフレーズがゆったりとながれ、パワフルなドラムがはいってダイナミックに。そしてギターと光田さんのシンセが伸びやかなフレーズを奏で、ピアノの綺麗なリフがしっとりと響き、ギターとキーボードがリフを交互に奏でて。中盤ではダイナミックなブレイクリフをキメたあと、静かになってピアノリフが響き、そしてドラマティックに盛り上がっていって。終盤ではギターのエモーショナルかつエネルギッシュなソロからダイナミックなリフが。ラストはダンサブルに優雅に。

 ここで清水先生はブルーのアコギに持ち替えて、おもむろに♪浴衣の、きみぃわぁ~って爪弾きながら一節歌って爆笑!そして「ちょっと山本治彦くんに初期KENSOの思い出話を語っていただきましょう」ってハルキチさんにMCを振って。「初期KENSOはボクと清水さんとアツく語り合いまがら作り上げていって」「こんなに長く続いてくれて本当に嬉しい」って大拍手!「ウルッときたから間違えてしまった」って爆笑!ここで昔、シルエレに出ていたころのお話を。当時「ロックミュージシャンが鼻毛のばしてたらカッコ悪いよね」って“鼻毛チェック”をしていたとか。でも「清水さんの鼻から・・・ごめんなさい!清水さん」って。ハルキチさんは1stから4thの途中まで在籍していたものの、参加していた<LOOK>というバンドがヒットして忙しくなってKENSOを脱退されたそうですが、「その頃レコーディングしていた“スパルタ”にボクのドラムを残してくれて嬉しい」って大拍手!でも「差し替えた曲もあるから。ほんとゴメン!」って清水先生、爆笑!「最後まで楽しんでいってください」って、大拍手です。

 アコギのしっとりとしたリフからはじまった15曲目は「麻酔Part1~Part2」。軽快なカッティングリフ、トライアングルのリズムにのって、小口さんがカリンバをはじいて素敵な音色を響かせ、ハルキチさんは木琴を鳴らして民族音楽的な曲調に。その後、清水先生はブルーレスポールに持ち替えてリフを。そして光田さんのパワフルなキーボードリフから変拍子のリズミカルなリフ、明るくダイナミックなリフからオルガンリフとギターの伸びやかなフレーズがながれて。中盤では光田さんのクリスタルサウンドのリズミカルなリフから小口さんのシンセの伸びやかな音色が響き、ダイナミックなリフがはいってドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤ではベースの力強いラインが響き、光田さんのテクニカルなソロ、小口さんのシンセソロ、テクニカルなベースソロと続いてドラムも叩きまくりのダイナミックなリフが。

 続いてハルキチさんのカウントからはじまった16曲目は「さよならプログレ」。テクニカルでスリリングなユニゾンリフ、小口さんのテクニカルなシンセソロ、そしてユニゾンリフと叩きまくりドラムからダイナミックに。その後ミドルテンポでギターの伸びやかな音色がゆったりと響き、キーボードが加わってハモって、そして光田さんのテクニカルなピアノソロへ。そしてギターとキーボードのユニゾンでのしっとりとしたフレーズやダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロへ。中盤ではジャジーなリズムにかって光田さんのピアノのテクニカルなソロ、アップテンポで小口さんのオルガンのアグレッシブなソロと続いて。終盤ではミドルテンポのロマンティックモードになるも、アップテンポになってギターのエネルギッシュなソロが。ラストはドラム叩きまくりで盛り上がって、アップテンポでノリノリで疾走して。

 本編最後となる17曲目は「空に光る」。テクニカルでリズミカルなリフから明るく爽やかにはじまって、ギターとキーボードがたおやかにメロディを奏でて。そして静かになってギターがゆったりと奏で、ベースのテクニカルなリフからギターのヘヴィリフがはいってドラムも叩きまくってダイナミックに。中盤ではピアノのテクニカルなリフからギターが伸びやかに奏で、明るく華やかな照明のもと、テクニカルなユニゾンからドラムも叩きまくりのダイナミックなリフへ。終盤ではユニゾンのテクニカルなリフがスリリングに展開してダイナミックに盛り上がってFin。

  曲が終わると大拍手大歓声!清水先生はメンバー紹介をして「本当にありがとう!」って。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手歓声のなか、楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。しばらくするとステージの照明が明るくなってメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。清水先生はレッドストラトの準備を。

 そしてはじまったアンコール最初となる18曲目は「暁に薬師が」。ギターのカッティングリフからリズミカルにはじまって、シンセの伸びやかなフレーズがながれて。ハルキチさんはタンバリンでリズムを。そしてベースのテクニカルかつメロウなリフからミドルテンポで雄大で明るく爽やかな曲調に。小口さんと光田さんが伸びやかなフレーズを奏で、ダイナミックに盛り上がって。

 続いて19曲目は「インマウスの影」。シーケンスのリズムがながれ、ミドルテンポでパワフルかつテクニカルなユニゾンリフが。そしてキーボードの伸びやかなフレーズがながれ、ギターとユニゾンで。その後静かになってピアノリフをバックにシンセのゆったりとしたフレーズがながれ、ギターとのユニゾンからアップテンポのノリノリモードでダイナミックに盛り上がって。そしてまた静かになってピアノとギターがユニゾンでほのぼのした感じのフレーズを奏で、ベースのテクニカルかつメロウなフレーズから小口さんのエモーショナルなシンセソロへ。中盤ではギターのヘヴィリフからダイナミックなリフで盛り上がってギターのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポで小口さんのエモーショナルなシンセソロとギターソロが。終盤では小口さんがほのぼのとしたフレーズを奏でたあと、ギターとキーボードのユニゾンから叩きまくりドラムとともにアップテンポでダイナミックに盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフをキメてfin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って清水先生。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手歓声のなか、楽屋へ。場内はもちろん再アンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。しばらくするとステージの照明が明るくなってメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。
「なんとか持ちこたえました」って清水先生、大拍手です。「12月のライブって珍しいよね」「皆さんのおかげでここまでやってこれました」「来年が皆さんにとって良い年でありますように」って。ここで清水先生は小森さんのお話を。「今日は6人分のパワーで演奏したつもりです。楽しんでいただけたら嬉しいです」って大拍手!「最後の曲、最高のドラマー・・・」途中で感極まって言葉に詰まって「良き友人の小森啓資が早く戻ってこれるように祈って演奏します」って、大拍手大歓声!

 オーラス20曲目は「Good days bad days」。ドラムのパワフルなフィルからはじまってゆったりと雄大なメロディがドラマティックにながれて。そしてピアノパワフルでダークなリフがはいると清水先生は両手を上げてスタンディングを促して、それまでずっと座っていたお客さん総立ち!そして手拍子!で、オルガンのリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードになって、光田さんのピアノのテクニカルなソロが。その後ミドルテンポになって小口さんのシンセとギターがメロウなフレーズをゆったりと奏で、そして綺麗な音色のピアノリフがゆったりと。中盤ではアップテンポになって小口さんのアグレッシブなシンセソロと光田さんのピアノソロの掛け合い、そしてギターの魂のこもったアツいエネルギッシュなソロが。終盤ではアップテンポでリズミカルなピアノリフ、シンセのテクニカルなリフがながれ、ギターもはいってユニゾンで。ラストはミドルテンポでゆったりとメロウに、そしてダイナミックなリフでフィナーレ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って清水先生はメンバー紹介をして、メンバーの皆さんはステージ前に並んでお辞儀を。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながら楽屋へ。するとほどなく客席が明るくなってSEがながれてライブ終了。時計を見ると20時35分。第2部は1時間半で、合計3時間弱のとっても充実した素晴らしいライブでした。
 ハルキチさんが在籍されていた頃の1stから4thのアルバム楽曲中心のセットリストのスペシャルライブ、変拍子いっぱいの複雑な構成ながら素敵なメロディたっぷり、超テク演奏たっぷりの超プログレ曲を存分に聴かせてくれました。アツい魂のこもった素晴らしい演奏に超感動!MCも早口で聴き取りにくかったけどめっちゃ面白かったっす。メモしきれなくて半分くらいしか書けてないかも。楽しみにしていたハルキチさんのドラム、よく見えなかったけどいい音してたし、緩急自在で要所要所で適したサウンドを聴かせてくれて。細かいミスがあったようですが、そんなこと関係なく素晴らしいドラミングでした。パーカッションも、特にあの大太鼓の轟きにもシビれましたね。めっちゃかっこよかったっす。そして清水先生のギターに感動!特に最後は鬼気迫る熱演でした。もちろん光田さん・小口さんのキーボードも三枝さんのベースも素晴らしかった!
 来年は現在進行形のKENSOが観れることを、ニューアルバムが発表されることを楽しみにしております。そしてそれとは別にまたいつか昨年のカイコーズのような清水先生とハルキチさんのユニットをやってくれたら嬉しいです。

11.12.4 KENSO (前半)

2011-12-08 23:09:06 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.4 川崎CLUB CITTA
<創世記KENSO 2011 内ナル声ニ回帰セヨ>(前半)
 現役歯科医師で医学博士でギタリストの<清水義央さん>率いる、日本最高峰のプログレッシブロックバンド<KENSO>。70年代後半に結成された長い歴史のあるバンドです。現メンバーは、ギター、清水先生の他、ベース<三枝さん>、キーボード<小口健一さん>、<光田健一さん>、ドラムス<小森啓資さん>の5人です。自分が<KENSO>を知ったのはほんの4-5年前でして、そこからアルバムを買い集め、初めてライブを観たのは2009年8月でした。音響バランスに不満があったもののとっても楽しく素敵なライブでしたので、次も絶対観に行こうと思ったんですよね。ところが2010年はライブをやらないとの告知があってちとガッカリ。でも初期KENSOのドラマーである<山本ハルキチさん>と清水先生が意気投合して結成された1夜限りのユニット<清水義央とザ・カイコーズ>のライブが横浜で開催されたんですよね。それがまた素晴らしくて。特にハルキチさんのドラムに超感動!やたら叩きまくるのではなく、楽曲をより一層引き立てるような素晴らしいドラミングでした。一回こっきりというのがすっごく残念で。でまたなんらかの形でやってくれたらいいなとは思っていました。

 2011年、今年こそは<KENSO>のライブがあるだろうし、ひょっとするとニューアルバムも、と楽しみにしていました。ところが、小森さんが昨年より“人間部活動”に専念されており、それが予定よりも長引くようなお話が。ちょっとガッカリしていたときに驚くべきニュースが!なんと今回に限り、ハルキチさんがドラムを叩く<KENSO>としてのライブを12/4に川崎で行うとのことで超ビックリ!小森さんドラムの<現KENSO>を観れないのは残念ですが、ハルキチさんが叩き、初期の曲を演奏する<創世記KENSO>のライブもう2度と観れないかもしれませんから、これはもうぜひとも観なければ!と速攻予約して当日を楽しみにしていました。
 普段はドラマーとしては活動されていないハルキチさんは、このライブのためにカンを取り戻すべく、忙しい合間を縫って研鑽され、さらには在籍していた時代のもう市販されていないドラムセットを組むべく、部品ごとにオークション等でコツコツと買い集め、色を合わせるためにご自身で外胴を貼替てカスタマイズされるほどの意気込みとか。もう絶対に見逃せないっす。

 さて当日。休日なので余裕を持って家を出て、開演45分前に会場に着いて、そして物販へと思ったらながぁ~い列が。外タレのコンサートみたいっす。で、「KENSO AID」なる貴重音源データ入りのCDを購入。この売り上げがニューアルバム制作費用の一部になるとか。そしてフロアーへ。ステージは向かって左に光田さんのキーボードセット、隣にギターアンプとマーシャルスピーカー、中央後方に3タム1バスのドラムセット。バスドラヘッドにはYesのロゴのような字体で“Kenso”って。ドラムセットの後ろにはパーカッションセットが。“大だいこ”が印象的で、一体どんな曲でどんな風に叩くのか興味津々です。そしてドラムセットの隣にベースアンプで、ドラムセットの前にJAZZベータイプのベースが4本ラックに収まって。ステージ右には小口さんのキーボードセットが。今回の自分の席は前のほうなんですけど端っこで、ドラムセットがほとんど見えない位置。ハルキチさんのドラミングが観たかったのに・・・残念。
 開演時間が近づくとどんどん客席が埋まってきてほぼ満員。客層は30-50代中心で、6:4で男性が多いかな。KENSOファンと、ハルキチさんのファンと、光田さんのファンが入り混じってる感じです。それとビデオカメラが何台もあって、ハンディカメラマンさんがステージに。

 17時20分ころからアコースティックな心地いいSEがながれて。ギターテクの志村さんが赤のストラトタイプギターを準備して。そして17時半をちょい過ぎたころ、客席が暗くなってステージが薄暗くなってブルーライトが。するとSEで女性ヴォーカルのスキャットが幻想的にながれ、メンバーの皆さんがステージに登場!大拍手大歓声で迎えられます。清水先生はいつもの白衣すがたで。そしてメンバーの皆さんを見渡してはじまった1曲目は「遥かなる地へ」。パワフルなドラムからミドルテンポではじまって、ゆったりとたおやかなメロディがながれ、キーボードのクリスタルな音色が響き、シンセの伸びやかな音色がながれ、そしてギターとベースがユニゾンでたおやかなメロディを奏でて。中盤では光田さんのテクニカルでアグレッシブなピアノソロが。バックではベースの力強いラインがながれ、続いてベースソロから小口さんのパワフルなシンセソロが。三枝さんと小口さんが見合ってニッコリ。さらに続いてエモーショナルなギターソロが。バックではドラムが盛り上げていってギターが力強く激しく。終盤ではユニゾンのブレイクリフをキメ、ドラムも叩きまくって盛り上がって、ラストはギターとベースがユニゾンでたおやかなメロディをゆっくりと。

 続いて2曲目は「ブランド指向」。ハルキチさんのカウントからスリリングなリフがはじまって、ベースのドライブ感たっぷりのリフからアップテンポのノリノリモードになってギターとキーボードが爽やかなフレーズを奏で、ミドルテンポになってからスリリングなリフを。その後キーボードとベースのテクニカルなユニゾンリフからアップテンポのノリノリモードになってギターのテクニカルなソロが。続いて光田さんと小口さんのシンセソロの掛け合いが。中盤ではキーボードとギターがユニゾンでほのぼのした感じのフレーズを奏で、そしてダイナミックなリフからユニゾンの伸びやかなフレーズが。終盤ではアップテンポのノリノリモードになってダイナミックなリフからユニゾンをキメて。

 さらに続いて3曲めは「精武門」。ギターのヘヴィリフからミドルテンポで壮大なメロディがながれ、ドラムとベースがグルーヴィなリズムを。そしてギターとキーボードが伸びやかなフレーズを奏で、ダンサブルなリズムにのってキーボードサウンドが響いて。その後ドラムのソロビートからギターのダークなヘヴィリフ、うねるシンセサウンド、そして光田さんのテクニカルなシンセリフが。中盤ではアップテンポのドライブ感たっぷりのリズムにのってギターのヘヴィリフ、シンセの鮮烈なリフが。清水先生ノリノリっす。終盤ではミドリテンポでゆったりと綺麗なピアノリフが響き、ギターとキーボードのユニゾンリフから、ギターのヘヴィリフ。そしてユニゾンリフをキメて。

 「今日は元気です。大丈夫」って清水先生、大拍手!でも「ちょっとヒザが痛いのでMCだけ座って」って用意されたイスを。「小口くんは健康診断でオールAで自慢してる」って大拍手!でも「心理テストがあったらDだね」って清水先生、小口さんをイジって。清水先生は野田総理と同級生なんだそうで「同い年のよしみで親近感が」って。で、野田総理のプロフィールをなにかで見たら趣味のなかに音楽があって“ブルース”って文字が目に止まって。でも残念ながらロックではなく歌謡曲のほうでガッカリされたそうで。ここで清水先生がちょこっと「Sunshine of your love」のリフをちょこっと弾いて大拍手!「今日のMCは毒舌を控えます」って、拍手です。で、今日小森さんからメンバーの皆さんにメッセージが届いたそうで、「今日は6人で演奏する気持ちでやります」って。
 ここで清水先生が「山本ハルキチ!」って紹介して大拍手大歓声!ハルキチさんマイクを持って「KENSOの初期、1stから4thの途中までドラムを叩いた山本ハルキチです」って大拍手大歓声!「清水さんはやっぱり“山本治彦”って呼ぶよね」って。「いろいろ事情がありまして借り出されて・・・KENSOほどトラは有り得ない、どんな上手いスタジオミュージシャンでもできるわけがないと思っている」って。で「今日は1日だけのメンバーとして臨みたいと思います。宜しくお願いします」って大拍手!

 「80年代を思い出してやってみたいと思います」って清水先生。4曲目は「JIGSAW~Power of the glory」。テクノっぽいシーケンスからはじまって、ドラムのミドルテンポのフィルがはいって、キーボードのきらびやかなリフとギターのヘヴィなリフがダンサブルな感じのリズムでながれ、そしてギターが爽やかなフレーズを奏でて。その後キーボードのリフがたおやかにながれ、光田さんのテクニカルなピアノソロ、ギターとキーボードの変拍子ユニゾンリフ、ギターリフと小口さんのソロの掛け合いと続いてユニゾンリフをキメて。一旦止まったあと、ドラムのテクニカルなフィルからアップテンポでギターとキーボードのスリリングなリフが。そして光田さんが伸びやかなシンセリフを、小口さんがリズミカルなオルガンリフを奏で、ダイナミックなユニゾンリフが。中盤ではゆったりと幻想的な感じになり光田さんと小口さんが輪唱のようにリフを交互に奏で、パワフルなユニゾンリフを。その後短いドラムソロからキーボードとギターのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、アグレッシブなギターソロも

 続いて5曲目は「氷島」。ウインドベルやトライアングルの金属音が綺麗に響き、光田さんが美しいピアノリフを鳴らし、ギターがしっとりとしたメロディを奏で、シンセが加わり、シンバルロールが入って盛り上がって。その後ピアノとギターのユニゾンからギターが郷愁たっぷりのメロディを奏で、パワフルなピアノリフとシンセの伸びやかなフレーズ、大太鼓の響きも加わって盛り上がって、小口さんのエモーショナルなシンセソロが。中盤ではピアノとギターのしっとりとしたリフから大太鼓の響きで盛り上がって、ギターの力強いサウンドの情感たっぷりのフレーズがながれて。

 「どうもありがとうございます」って清水先生。ここでメンバー紹介です。「山本治彦、オンドラムス!」大拍手!「詳しくはブログを」って。続いて「光田健一、オンキーボード!」大拍手です。昨日、光田さんがTVに出ていたのを清水先生のご家族が見て“こんな凄いひとと一緒にバンドをやってる”って見る目が変わったとか「誇らしかった」って。光田さんを「日本を代表するアレンジャー」って清水先生。光田さんに大拍手です。ここで清水先生は先日発売された光田さんのソロアルバムの宣伝用にと、光田さんの似顔絵を書いたパネルを公開して爆笑!パネルの端にはなぜか野田総理の横顔の写真が。光田さんはパネルをアンプの上に飾りますがすぐに閉じて。続いて「三枝俊治、オンベース!」大拍手!「小口健一、オンキーボード!」大拍手!ここで正式な音楽教育を受けているメンバーとそうでないメンバーのお話が。ここでも小口さんがイヂられて。で「こんなメンバーでお送りしています」って清水先生、大拍手!

 「小口くんのKENSOにおけるデビュー曲、20年ぶりの演奏です」って清水先生。6曲目は「ミスカトニック」。ダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードで爽やかで楽しいシンセの鮮烈なリフがながれ、そして静かになってミドルテンポで小口さんのキーボードリフからギターの伸びやかなフレーズがしっとりとながれ、光田さんのシンセも加わって雄大な感じに。中盤では小口さんのシンセのリズミカルなリフからパワフルなドラムとギターのヘヴィなリフがはいって盛り上がって、ギターとキーボードのユニゾンが。終盤ではアップテンポのノリノリモードでギターのカッティングリフが。

 続いて7曲目は「心の中の古代」。心臓の鼓動のような音がながれ、パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、のびやかでゆったりとメロディアスなリフがながれて。そしてベースのテクニカルなリフ、小口さんのシンセリフ、光田さんのピアノリフ、ギターリフ、ギターとキーボードのユニゾンや掛け合いが。中盤ではギターの軽快なカッティングリフから光田さんのエモーショナルなシンセソロ、小口さんのテクニカルなソロ、そしてお二人の掛け合いが。終盤ではテーマリフに戻ってギターのテクニカルなリフから盛り上がって、光田さんのアグレッシブなシンセソロも。

 さらに続いて8曲目は「聖なる夢」。小口さんのシンセの鮮烈なリフからはじまって、ギターとキーボードのユニゾンがほのぼのした感じでながれ、アップテンポでギターと軽快なリフとオルガンリフ、ベースのテクニカルなリフが。その後ミドルテンポでギターの伸びやかなフレーズがながれ、そこに光田さんのシンセが加わって美しいハーモニーを奏でて、そして静かになってシンセの幻想的なサウンドが響いて。一旦止まったあと小口さんのリズミカルなシンセリフ、光田さんのパワフルなピアノリフがながれるも、徐々にゆっくりになって、そしてパワフルなドラムからダイナミックなヘヴィリフ、ギターの伸びやかで力強いフレーズがユニゾンでながれて。中盤ではアップテンポのダンサブルなリズムにのってギターとキーボードの軽快なリフがながれ、そして小口さんのテクニカルなキーボードソロへ。その後、光田さんの美しいピアノリフがゆったりとながれ、シンバルが響いて。終盤では小口さんのシンセの鮮烈なリフからパワフルなキーボードリフとギターのヘヴィなリフがユニゾンでスリリングに展開して、ドラムも叩きまくって、ベースもユニゾン加わって盛り上がって。そしてそのままユニゾンでゆったりとほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏でて。ラストはピアノのパワフルなリフからダイナミックなリフがはいって、オルガンのテクニカルなリフがながれ、そしてミドルテンポになってギターの伸びやかなフレーズがながれるもだんだんゆっくりと。

 「ありがとうございます」って清水先生。「20年前と遜色ないね」って。で、今回のライブは2部制で、次が第1部最後のようです。「皆さんの体力を気遣って」って。「15分休むとだいぶ回復するね」って清水先生。ここで本日物販で販売されている「KENSO AIDS」なるデータCDの説明を。なかには4時間分のデータがはいっているとのことで、かつてのデモ音源や某アイドル用に書いてボツになった曲、さらにはニューアルバム収録予定曲の元になった音源等も収録されているとか。

 9曲目は「胎動」。しっとりとしたピアノリフと奥深いベースラインからはじまって、トライアングルの金属音が響いて。そして小口さんのシンセのたおやかな音色が響き、リズミカルなリフ、ギターとベースのユニゾンリフが。その後ベースがゆったりと力強くメロディを奏で、ギターのアルペジオリフがしっとりと響くなか、小口さんのシンセのメロウなフレーズがながれ、パワフルなドラムがはいって盛り上がって、光田さんのピアノとベースがユニゾンでしっとりとしたフレーズを奏でて。中盤ではシンセとギターがゆったりとメロディを交互に奏で、雄大な感じのフレーズがながれてドラマティックに展開して。終盤ではピアノリフとベースラインがしっとりとながれ、ラストはギターの軽快なリフから盛り上がって劇的なエンディングへ。曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」って清水先生。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。これにて第1部終了です。時計を見ると18時50分過ぎ。1時間20分の第1部でした。

<後半へ続く>