ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

ALHAMBRA 4th SIEGFRIED

2012-10-20 06:20:10 | Marge Litch・ALHAMBRA
 <GALNERYUS>などでも大活躍されているキーボード奏者の<Yuhkiさん>のリーダーバンド<ALHAMBRA>。2004年に1stアルバム「A Far Cry To You」を発表し、2008年に2ndアルバム「FADISTA」を、そして2010年4月に3rdアルバム「SOLITUDE」を発表されてます。メンバーはYuhkiさんの他、ギタリストの<カジハラ・トシヒロさん>、ベース<Hibikiさん>、そして元MARGE LITCHの女性ヴォーカリスト<世良純子さん>と、ドラマー<長倉哲郎さん>です。
 バンドは2012年8月に4thアルバム「SIEGFRIED」を発表されます。このアルバムの後半にはアルバムタイトルの4部構成の組曲「SIEGFRIED」が収録されています。ジャケットは名剣バルムンクでしょうか。中世の香りただようオペラチックで壮大なスケールで聴かせてくれるドラマティックな大作の予感。めっちゃ楽しみです。ちなみにこのアルバムには男性ヴォーカリスト<佐々井康夫さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「水晶の雨PartⅡ/Maze of tragedy」。まずはシンセの幻想的なサウンドがながれるなか、ギターのクラシカルなソロが。その後アップテンポの激しいドラムがはいってギターがメロウなテクニカルソロを。そしてミドルテンポになってパワフルな女性ヴォーカルがはいって、サビではアップテンポで綺麗なコーラスもはいって歌い上げてドラマティックに。間奏ではギターとキーボードのメロウなユニゾンからアップテンポになってキーボードのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポのシャッフルモードになってギターのテクニカルなソロが。終盤ではピアノリフがゆったりと綺麗にながれるかな、ベースのしっとりとしたソロが。その後ミドルテンポで伸びやかなヴォーカルがはいって、アップテンポの疾走モードで盛り上がって歌い上げ、ハイトーンスクリーミングも。
 2曲目は「Perfect Blue」。ハープのような美しい音色のリフがながれ、叩きまくりのドラムからミドルテンポでヘヴィなギターリフがはいってヴォーカルがパワフルなスキャットを。そしてダイナミックなリフから一転しっとりとしたヴォーカルがはいってゆったりと。それがヘヴィなギターリフからダイナミックにハイトーンシャウトもキメて。その後ストリングスサウンドのリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって、ベースのテクニカルなソロへ。中盤ではアップテンポのノリノリモードになってキーボードのスリリングなリフからギターのエモーショナルなソロが。そしてダイナミックなリフからヴォーカルがファルセットで伸びやかに美しい歌声を響かせて。終盤ではギターのテクニカルなソロ、モーグのアグレッシブなソロからアップテンポでノリノリで盛り上がって、ドラマティックに歌い上げて。ラストはハープサウンドが綺麗にながれて。
 3曲目は「Forever」。メロトロン風サウンドのリフからダイナミックなリフがはいって、アップテンポの疾走モードでギターとオルガンのスリリングなリフにのってパワフルで伸びやかなヴォーカルが。間奏ではピアノのテクニカルなリフからギターのアグレッシブなソロ、オルガンのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフから力強く伸びやかなヴォーカルがはいって。
 4曲目は「Fleeting Circus (Instlumental)」。アコギのアルペジオリフが爽やかな感じでながれて。そしてダイナミックなリフから爽やかなギターリフにのってモーグのテクニカルなソロが。その後ミドルテンポになってギターのテクニカルでメロウなソロがたっぷりと。
 5曲目は「Dear Friend」。ダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードでギターのヘヴィなリフとキーボードのクリスタルサウンドのリフがながれ、そしてヴォーカルがはいってJ-POP調の爽やかな曲調に。間奏ではモーグのメロウなソロからミドルテンポになってギターのエモーショナルなソロが。その後パワフルなドラムからアップテンポに戻って伸びやかなヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて。
 ここから組曲「SIEGFRIED」がはじまります。
 「第1章“聖なる神剣” Nothung」。ピアノリフをバックにオペラ風の女性ヴォーカルがゆったりと綺麗にメロウに。そして男性ヴォーカルが加わって、女性ヴォーカルが美しいハイトーンを響かせ、男性ヴォーカルとリズミカルにユニゾンやハモリを。
 「第2章“深森の戦い” Battle in the dark forest」。ダイナミックなリフからドライブ感たっぷりのノリノリモードでシンセのブラスサウンドのリフがながれ、スネアの躍動感あふれるリズムが響いて。そしてミドルテンポのヘヴィなギターリフから女性ヴォーカルがはいって、そこに男性ヴォーカルが加わって掛け合いのように歌い、次は男性ヴォーカルから女性ヴォーカルが加わって掛け合いを。その後、女性ヴォーカルが力強く伸びやかに歌い上げ、アップテンポになってドライブ感たっぷりに盛り上がって。中盤ではギターがメロウなフレーズを奏で、シンセのブラスサウンドのリフがはいってテクニカルなユニゾンを。そしてダイナミックなリフからスネアの躍動感たっぷりのリズムがはいって女性ヴォーカルが伸びやかに歌い上げ、ド迫力のハイトーンも。終盤では一旦止まったあと、ピアノリフをバックにベースの味わい深いしっとりとしたソロが。続いてはオルガンサウンドが響くなか、ギターのエモーショナルなソロが。そしてアップテンポになってモーグのテクニカルなソロも。その後ダイナミックなリフが。
 「第3章“神々の運命” Fate of the gods」。メロトロンサウンドがゆったりとしっとりと響き、アコギのアルペリフがゆったりとながれるなか、男性ヴォーカルがしっとりと。そこに女性ヴォーカルも加わって掛け合いやユニゾンで歌って。その後ストリングスサウンドのリフやキーボードのクリスタルサウンドのリフがゆったりとながれ、ヴァイオリン風サウンドのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロと続き、シンセとギターがユニゾンでメロウなフレーズをゆったりと奏でて。終盤ではダイナミックなリフからシンセのオケサウンドのリフが壮大なスケールでながれて。
 「第4章“ただ愛のために” All for the reason」。ダイナミックなリフから叩きまくりドラムとギターのアグレッシブなリフ・ピアノのパワフルなリフがながれ、アップテンポになって、ギターのリズミカルなリフからパワフルな変拍子リズムになってギターとキーボードがテクニカルなユニゾンをキメ、モーグのエモーショナルなソロへ。そしてアップテンポの疾走モードになって女性ヴォーカルと男性ヴォーカルがはいってリズミカルに掛け合いやユニゾンやハモりで盛り上がって。その後、オケサウンドのリフからパワフルなドラムをバックにモーグのアグレッシブなソロが。途中ギターが加わってテクニカルなユニゾンをキメて。中盤ではブラスサウンドの壮大なリフがながれ、パワフルな男女のヴォーカルがはいって。そしてギターのアグレッシブなソロから、パイプオルガンサウンドをバックに男女の力強いヴォーカルがはいって。終盤ではアップテンポのノリノリモードで男女ヴォーカルがパワフルなユニゾンも。そしてダイナミックなリフからシンセの壮大なサウンドが響き、弾きまくり叩きまくりで盛り上がって劇的なフィナーレが。
 シンフォニックサウンドによるYuhkiさんのドラマティックな楽曲、凄腕メンバーによるテクニカルかつエネルギッシュな演奏、そして純子さんの驚異的な声域と声量による力強いヴォーカル&オペラヴォイスの美しい歌声と聴きどころたっぷり!メロディアスハード中心ながらバリバリのメタルやちょっぴりPOPで爽やかな曲やテクニカルなインスト、そしてなんといっても壮大なスケールで描かれるオペラチックでドラマティックな組曲と聴き応えのある素敵なアルバムですね。

YUHKINEN 1

2011-07-16 21:41:24 | Marge Litch・ALHAMBRA
 GALNERYUSやALHAMBRAで活躍され、さらにセッション活動等でも引っ張りだこの凄腕キーボーディスト<YUHKIさん>の初のソロ・アルバムが2011年に4月に発表されました。アルバムはヴォーカル入り曲5曲とインスト6曲の全11曲収録です。 参加メンバーは、ヴォーカルに佐々井康雄さん、下山武徳さん。コーラスに世良純子さん。ギターに木下昭仁さん、Syuさん、大田カツさん、梶原稔広さん。ベースに長谷川淳さん、TAKAさん、三瓶朋大さん、Hibikiさん。ドラムに長倉哲郎さん、そして森下フミヤさん。豪華で超強力な凄腕の皆さんが参加されています。美しいジャケットも最高っすね。
 アルバム1曲目は「YUHKINEN」。シンセのスペーシーっぽいサウンドが幻想的にながれ、そしてアップテンポのパワフルなリズムにのってダイナミックなリフからギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフが。明るく爽やかでなおかつスリリングで。中盤からはギターとキーボードのテクニカルでアグレッシブなソロバトルやユニゾンが存分に楽しめます。
 2曲目は「Far Beyond The Seven Seas」。パワフルでダイナミックなリフからアップテンポでノリノリモードではじまって、ヴォーカルがはいって。メロハーというかハードポップというかパワフルで楽しい感じの曲調ですね。中盤ではエモーショナルかつテクニカルなギター&キーボードソロが。そしてダイナミックでドラマティックに展開していって、終盤ではゆったりと雄大な感じに。
 3曲目は「Kraken」。ギターのヘヴィリフからツーバスドコドコのアップテンポでパワフルに疾走していって、力強いヴォーカルがはいって明るく爽やかなHR調に。間奏ではギターとキーボードのテクニカルでアグレッシブな白熱したソロバトルがたっぷりと。さらにユニゾンやハモリもキメて。終盤ではコーラスもはいってドラマティックに。80年代後半のジャーマンメタルを思い出したかも。
 4曲目は「Mourning Star」。パイプオルガンの荘厳な響きからゆったりとはじまって、ヴァイオリントーンのギターの哀愁たっぷりのメロディがながれ、味わい深いベースラインが加わって、ゆったりとドラマティックに展開していって徐々に盛り上がって。ドラマティックなインストです。終盤では叩きまくりのドラムをバックにアグレッシブなキーボードソロが。
 5曲目は「XXX」。ダイナミックなバンドリフからはじまってツーバスドコドコのアップテンポで疾走するめっちゃテクニカルでスリリングなハードインスト。ギターとキーボードの弾きまくりソロバトルはYM調クラシカルメロ満載で白熱してます。高速ユニゾンも凄いっす。エンディングは劇的に盛大にFin。
 6曲目は「Ivory」。シンセのしっとりとしたサウンドからゆったりとはじまって、ミドルテンポで綺麗なピアノリフと素朴な音色のアコギのリフがながれ、そして哀愁ただようヴォーカルがはいって。サビではハスキーに力強く歌い上げて。パワーバラードって感じでしょうか。間奏ではエモーショナルなギターソロ・キーボードソロ、そして奥深いベースソロが。終盤にはエネルギッシュなハイトーンスクリーミングも。とってもドラマティックです。
 7曲目は「Impulse」。ダイナミックなリフからミドルテンポとアップテンポでチェンジしながらギターとキーボードがそれぞれ哀愁ただようフレーズを奏でたり、ユニゾンで聴かせたり。中盤からはアップテンポでスリリングなソロバトルも。
 8曲目は「The Spirits Of Dark And Lonely Water」。アップテンポのツーバスドコドコの疾走様式美HRですね。パワフルなヴォーカルがはいって、間奏ではギターもキーボードもめっちゃ弾きまくりのテクニカルなソロバトルがたっぷりと。
 9曲目は「Bump And Grind」。ジャジーな感じのフリー演奏からアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリリズムがはいって、ギターとキーボードがテクニカルなソロやユニゾンをたっぷりと。パワフルなドラムに躍動感たっぷりのベースもめっちゃかっくいいっす。
 10曲目は「Triumph & Glory」。ゆったりと哀愁ただようフレーズからはじまるも、アップテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターとキーボードがダイナミックでドラマティックなリフを。そして力強くもダンディな感じのヴォーカルがはいって、サビでは盛り上がって。間奏ではギターとキーボードのエモーショナルかつテクニカルなソロがたっぷりと。ドラムも叩きまくってます。凄く力強さを感じる曲ですね。
 11曲目は「Believe」。しっとりとしたシンセサウンドが幻想的にながれ、美しいピアノリフと味わい深いベースラインが響き、そしてヴァイオリン風サウンドが伸びやかに哀愁たっぷりに奏でられて。その後ミドルテンポのリズムがはいってアコギのアルペジオリフがメロウにながれて。中盤ではキーボードやベースのエモーショナルなソロ、そしてアコギのテクニカルなソロが。
 4月にALHAMBRA他との対バンでのレコ発ライブがあったんですね。残念ながら自分は観に行けませんでした。キーボードとギターのソロバトルはCDで聴いているだけでもかっくいいんですけど、やはり生で観ながら聴きたいっすね。メロディアスでドラマティックな楽曲とスリリングな凄腕テクバトルを存分に楽しめるかっくいいアルバムですね。

ALHAMBRA 3

2010-05-16 08:36:34 | Marge Litch・ALHAMBRA
 <GALNERYUS>などでも大活躍されているキーボード奏者の<Yuhkiさん>のリーダーバンド<ALHAMBRA>。2004年に1stアルバム「A Far Cry To You」を発表し、2008年には2ndアルバム「FADISTA」を発表しています。メンバーはYuhkiさんの他、女性ヴォーカリストの<世良純子さん>、ドラマーの<長倉哲郎さん>、ギタリストの<カジハラ・トシヒロさん>、そしてベース<Hibikiさん>です。そして2010年4月に3rdアルバム「SOLITUDE」を発表します。美しい夕焼けに都会の夜景と水球が浮かんで。幻想的でとっても綺麗なジャケットにうっとりです。
 アルバム1曲目は「東風遥か ~Far away a spring wind~」。なオーケストラサウンドが響き、そして明るく華やかなメロディがながれ、オーボエの素朴な音色のあと、ストリングスによる重厚なサウンドが響いて。力強い序章曲ですね。
 2曲目は「EARNEST」。パワフルでダイナミックなリフからツーバスドコドコのハイテンポで疾走していきます。パワフルなヴォーカルとテクニカルなギターでスリリングに展開していき、間奏ではユニゾンリフからミドルテンポになってギターとキーボードのソロが。そして再びハイテンポになってギターとキーボードの掛け合いソロ、そしてベースも加わってのテクニカルなユニゾンも。終盤ではミドルテンポでメロウでエモーショナルなギターソロが。
 3曲目は「00 ~Double 0~」。スリリングなキーボードリフからミドルテンポではじまって、パワフルな変拍子リフのあと、力強くもメロウなヴォーカルがはいって、サビで歌い上げます。間奏ではエモーショナルかつアグレッシブなオルガンソロ、そしてクラシカルなギターソロが。力強いパワーバラード風の曲です。
 4曲目は「Solitude」。幻想的なシンセサウンドからゆったりとはじまって、ミドルテンポのリズムが静かに響き、しっとりとしたヴォーカルがながれて。そしてサビではパワフルなリフをバックに力強く。間奏まずは伸びやかで哀愁ただようギターソロが。とってもドラマティックですね。ヴァースのあとの間奏ではヘヴィなリフをバックにエモーショナルなムーグソロ、そしてメロウなギターソロが。鐘の音と重厚なシンセサウンドがながれたあと再びヴァースへ。終盤ではテンポアップして爽やか場リフをバックに力強く歌い上げて。ラストはしっとりと静かにFin。
 5曲目は「約束の鍵 ~The key to wish~」。J-POP調のヴォーカルからアップテンポで明るく爽やかにポップに展開していきます。ストレートビートでノリノリで気持ちいいっすね。間奏もポップでメロウなキーボードサウンドが響くも、それに続いてはアグレッシブなメタルギターソロが。
 6曲目は「Die Erde ~The Earth~」。ヘヴィなギターリフからアップテンポでパワフルにはじまって、力強いヴォーカルがはいって。ドラムサウンド、かっくいいっすね。中盤にはパワフルなドラムソロ、その後テクニカルなキーボードソロ&ギターソロ、そしてテクニカルなユニゾンも。
 7曲目は「ORION 2010」。美しい多重によるコーラスからアップテンポの爽やかなキーボードリフがはいって、パワフルな変拍子リフからメロウなヴォーカルが。サビではアップテンポで歌い上げて。間奏ではスローテンポでエモーショナルなギターソロ、そしてテンポアップしてユニゾンリフからパワフルでテクニカルなベースソロ&ドラムソロが。続いてアグレッシブなキーボードソロ、そしてテクニカルなユニゾンリフも。とってもメロディアスでドラマティックな曲ですね。
 8曲目は「はるうさぎ」。ピアノをバックに美しいヴォーカルがしっとりとながれて。そして徐々に力強くドラマティックに歌い上げて、ラストはしっとりと静かにFin。 
 シンフォニックなサウンドによるYuhkiさんのドラマティックな楽曲、凄腕メンバーによるテクニカルかつエネルギッシュな演奏。なかでも純子さんの驚異的な声域と声量による表現力豊かで力強いヴォーカルはほんと凄いっす。メロディアスハード中心ながらバリバリのメタルや新境地のソフトタイプではじまる曲など聴き応えのある素敵なアルバムですね。
 ぜひとも一度ライブを観に行きたいところなのですが・・・自分のようなオヤヂは場違いでしょうねぇ・・・

ALHAMBRA 2

2009-02-28 08:00:31 | Marge Litch・ALHAMBRA
 シンフォニック・メロディック・メタルをたっぷりと聴かせてくれる<ALHAMBRA>。2008年には2ndアルバム「FADISTA」を発表します。メンバーはYuhkiさん・純子さん・長倉さんはそのままで、ギターが<カジハラ・トシヒロさん>に、ベースが<Hibikiさん>にチェンジしています。ジャケットにはギュスターヴ・モロー氏の絵画を用いて。中世の優雅で美しいサウンドが垣間見えるようです。
 アルバム1曲目は「朝凪/Morning Calm」。哀愁ただようストリングスの音色がゆったりと叙情的にながれて・・・ 2曲目は「光の海/The Infinite Ocean」。いきなり純子さんのパワフルなヴォーカルからスタートして、ヘヴィなギターリフとともにハイテンポのスリリングな疾走ハードロックに。サビではハイトーン炸裂!ベースはうねり、ドラムは叩きまくりで。間奏では早弾きギターソロ&キーボードソロ、そしてユニゾンで。ラストはメロディアスなギターソロで劇的にFin。
 3曲目は「LABYRINTH」。キーボードのきらびやかな音色が輝くアップテンポのメロディアスなハードロック。ヴァースのバックの躍動感溢れるギターリフ、かっちょいいっす。間奏ではメロディアスかつテクニカルなベースソロ&ギターソロ、そしてもちろんキーボードソロも。ヴァースでは色っぽく、サビではパワフルに、そしてハイトーンも冴えまくりの純子さんのヴォーカル、凄いっす。
 4曲目は「UTOPIA」。エモーショナルなギターソロからゆったりと美しくはじまり、純子さんの情感たっぷりのヴォーカルが。めっちゃドラマティックなパワーバラードですね。間奏ではメロディアスなギターソロ&キーボードソロが。
 5曲目は「春雷~桜散る嵐の夜に/The rain of farewell cerise」。美しいピアノからはじまり、テクニカルなギターリフが。アップテンポのメロディアスで躍動感のある変拍子リズムのハードロック。中盤では美しいスキャットが響き、綺麗で華やかなピアノの音色も。そしてアグレッシブなギターソロ、キーボードとの早弾きユニゾンも。ラストはハイトーンシャウトのあとにヴァイオリンのような音色のソロと美しいスキャットが。
 6曲目は「天使の空/A wish for angel’s sky」。美しいピアノソロからはじまり、ゆったりとしっとりとしたピアノをバックに純子さんの美しいヴォーカルが。中盤からはパワフルなバンドも入って盛り上がっていきます。ドラマティックなバラードですね。天を貫くようなハイトーンとオーケストラサウンドで盛り上がったあとは、美しいピアノとスキャットで静かにFin。
 7曲目は「FADISTA」。地響きのようなベースリフとドラムのリズムからはじまり、アコースティックギターの哀愁を感じるソロが。そしてスパニッシュ調のダンサブルで力強い情熱的な雰囲気に。まずは篭った感じのヴォーカルが。サビはアップテンポでメロディアス。間奏はリズミカルなピアノソロ、そしてギターとユニゾンで。そして一旦静かになってメロトロンの音色をバックにアコースティックギターソロが。ドラマティックにテクニカルにどんどん展開していきます。
 8曲目は「estacion abrasadora」。めっちゃハイテンポの超テクニカルな曲。早弾きリフのあと、ギターのフレーズ、そしてキーボードのフレーズと続いてギターのアグレッシブなソロ、ヴァイオリンのような音色のソロも。そして変拍子でアグレッシブなキーボードソロが。一旦静かになったかとおもいきや、ドラム叩きまくり&ベースうねりまくり!もの凄いスリリングなインスト曲です。
 9曲目は「ワルキューレ/Die Walkure」。重厚なブラスサウンドからはじまり、ダイナミックなサウンドでハイテンポのリズムが。1ヴァースではピアノをバックにゆったりと美しいヴォーカルが。2ヴァースではアップテンポでパワフルに。間奏ではゆったりとエモーショナルなギターソロ&ヴァイオリン調のソロも。続いてドラム叩きまくりのあと、早弾きギターソロ&ムーグソロが。リズムが変拍子になってベースソロも。そして一旦静かになってピアノとベースとアコースティックギターのリフレインのあと、美しいスキャットが響いて。そして男性ヴォーカルもはいってオペラ調に。劇的にドラマティックにどんどん展開してきます。アップテンポになってアグレッシブなギターソロ、そしてキーボードとの早弾きユニゾンも。終盤ではツインヴォーカルでコーラスもオーケストレーションもはいってめっちゃ盛り上がり、ダイナミックなフィナーレを迎えます。11分強の大作です。
 10曲目は「誕生/Life to love」。ピアノをバックに純子さんの優しく美しい唄と、男性ヴォーカルとのツインでの力強くもほのぼのとした曲調で。間奏ではエモーショナルなギターソロが。スケールの大きなフィナーレバラードです。
 アグレッシブなギター、華麗なキーボード、パワフルなベース、ド迫力のドラム、そして美しく力強いヴォーカル、その凄まじい演奏で、ドラマティックでファンタジックなシンフォニック・メタルをたっぷりと聴かせてくれます。アルバムを聴き終わると心地よい疲労感が。
 2008年秋に発売されたライブDVDも手に入れましたが、そのハイレベルな演奏力に圧倒されちゃいました。凄いっす!とっても可愛らしい純子さん、思わず”萌え~♪”ですが、その声ときたらもうハンパじゃないっす。凄すぎ!いつかチャンスがあれば生ライブを体験したいものです。でも映像のお客さん達をみる限り、自分のようなおやぢは場違いかなぁ・・・

ALHAMBRA 1

2009-02-27 06:57:50 | Marge Litch・ALHAMBRA
 <GALNERYUS>や<ARK STORM>などで大活躍されているキーボード奏者の<Yuhkiさん>のリーダーバンド<ALHAMBRA>。バンド結成等のいきさつなどの詳しいプロフィールはわかりませんが、2004年に1stアルバム「A Far Cry To You」が発表されます。メンバーにはシンフォニック・プログレ・メタル・バンド<MARGE LITCH>を脱退した3名、女性ヴォーカリストの<世良純子さん>、ドラマーの<長倉哲郎さん>、ベーシストの<神保ムネヒサさん>と、ギタリストの<イケダ・ゴーさん>の5人編成です。音楽的には<MARGE LITCH>の路線をよりハードに、より分かりやすくされているようです。
 アルバム1曲目は「Prologue」。静かにはじまる幻想的なプロローグです。 2曲目は「水晶の雨/Lost In A Revery」。前曲に続いてダイナミックにパワフルにはじまります。ミドルテンポの哀愁漂うパワフルでメロディアスな曲調で。そして純子さんのよく通る力強いヴォーカルがめいっぱい響いて。ハイトーンの迫力・美しさ、やはり凄いっす!サビはアップテンポで、そしてまずはキーボードソロ、そしてパワフルなベースソロが。そのままメロディアスなギターソロ・キーボードソロと続きます。起伏に富んだドラマティックでパワフルな曲ですね。ラストは劇的にFin。
 3曲目は「MISSING YOU」。テクニカルなギターリフからはじまるハイテンポのメロディアスでスリリングな疾走メタル。パワフルで美しい純子さんのヴォーカルが輝いてます。ハイトーン全開!間奏まずはテクニカルなベースソロ、そして早弾きギターソロと続き、ダイナミックなコーラスのあと、ギターソロ・キーボードソロが掛け合いのソロバトルを繰り広げ、ユニゾンもやってくれます。
 4曲目は「人形の家/Doll’s Solitude」。哀愁ただようキーボードのリフレインとヴォーカルから静かにゆったりとはじまり、メロディアスな泣きのギターフレーズが響いて。そしてミドルテンポでメロディアスなヴォーカルがはいります。曲は進行するにしたがってパワフルにヘヴィに、そしてドラマティックに。凄まじいヴォーカルのメタルバラードですね。
 5曲目は「ORION」。ハイトーンヴォーカルからはじまって、アップテンポのパーカッシブなキーボードリフが。ややポップ調のメロディアスなハードロックですね。とっても綺麗なメロディで、アニメの主題歌のような雰囲気も感じます。間奏では変拍子いっぱいでめっちゃテクニカルで。パワフルなドラムソロ&ベースソロ、そしてメロディアスなキーボードソロや早弾きギターも。
 6曲目は「藍色のETUDE」。ゆったりとした優雅で美しいピアノ&ヴァイオリンのフレーズからはじまり、アコースティックギターのリフをバックに、純子さんの美しいヴォーカルが優しくたおやかにながれて。ドラマティックで美しいバラードソングです。中盤めっちゃパワフルに盛り上がり、ラストはしっとりとFin。
 7曲目は「FAITH」。いきなりダイナミックなリフからはじまるアップテンポのメロディアスで綺麗なハードロック。ヴァースはピアノの綺麗な音色と純子さんの美しいヴォーカルがとっても優雅でロマンティック。サビはパワフルにハードに。バックではベースがブンブン唸ってます。かっくいいのだ。間奏ではシンフォニックなキーボードフレーズのあと、テクニカルでパワフルなベースソロ、そしてギターソロが。
 8曲目は「GOD KEEPER」。オルガンのグリッサンドからはじまって、リフをバックにベースがパワフルにうねりまくるアップテンポのスリリングでハードな曲。ドラムも叩きまくりで凄いっす。もちろんギターもキーボードもメロディアスなフレーズ、そしてアグレッシブなソロを弾きまくり!最初はハードに、中盤はゆったりと美しく、終盤は再びハードにと、ド迫力のかっちょいいインスト曲です。ラストにはオペラチックなスキャットも加わってFin。
 9曲目は「明日への約束/A Far Cry To You」。スペーシーなシンセからはじまり、美しいスキャットがはいって。そして緩急織り交ぜたパワフルでメロディアスなハードロックが展開していきます。熱唱ヴァースのあとはハードなギターソロ、美しいキーボードソロ、そしてテクニカルなベースソロと続き、ヴァイオリンのような音色のソロも。その後、荘厳なパイプオルガンの音色をバックにオペラチックなコーラスが。そしてエモーショナルなギターソロが響き、美しいピアノのリフレインのあと、ゆったりと美しいヴォーカルがはいって、徐々に歌い上げていってドラマティックに盛り上がります。情熱的なギターソロのあとはテクニカルなリフが。ラストは劇的に盛り上がったあと、シンセをバックにアコースティックギターの素朴な音色が響き渡ってしっとりと静かにFin。13分の大作です。
 純子さんの綺麗で力強いヴォーカルが冴え渡っていて、しかもとってもメロディアスな曲やパワフルで迫力のある演奏満載のシンフォニックでドラマティックでしかもかっこいい強力なアルバムですね。めっちゃ聴き応えあります。

Marge Litch 3

2009-02-23 06:57:26 | Marge Litch・ALHAMBRA
“Super Dramatic Metal Symphony”と掲げて活動されているメロディアス・プログレメタルバンド<Marge Litch/マージュ・リッチ>。1998年に、そのときのメンバーで1stアルバムをリ・レコーディングしたアルバム「FANTASIEN 1998」が発表されます。このアルバムも純子さんの書き下ろした物語をコンセプトにした作品です。ジャケットは、荒海から海の神ポセイドンが現れ、そして勇者が剣をかざして。かっくいいっすね。で、そのストーリーなのですが・・・自分が手に入れたのは輸入盤でして、ライナーノーツも英語で書かれているものですから・・・英語全然分からない自分が翻訳したらえらく時間がかかってしまうので、今回は曲紹介のみです。すみません。
 アルバム1曲目は「Starting for Adventure」。いきなりパワフルなリフからはじまってビックリ!そしてアップテンポで躍動感のある明るく爽やかな曲調に。まるでアニメの主題歌みたいです。純子さんの伸びやかなヴォーカル、素晴らしい!バックのベースはめっちゃテクニカルですね。終盤にはメロディアスなギターソロが。
 2曲目は「Desire for Wealth」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからはじまり、哀愁ただようメロディがながれ、そしてパワフルなヴォーカルが。サビはギターとヴォーカルがユニゾンでパーカッシブに。中盤では一転ロマンティックなワルツモードに。そしてエレキギターソロと、めっちゃテクニカルな早弾きアコースティックギターソロが交互に。
 3曲目は「Dealing with the Witch」。ダイナミックなオーケストラサウンドのリフからはじまります。そしてオペラ調の重厚なコーラスがはいって。このあとアップテンポでストリングスのソロ、そして木管のリフと続き、再びコーラスに。一旦静かになると美しく優しくしっとりとしたヴォーカルがゆったりとながれて。メルヘンチックですねぇ。その後重厚感あふれるオーケストラサウンドが響いてオペラモードになり、ソプラノとバリトンの競演とコーラスが。ドラマティックな曲です。
 4曲目は「Perfect Regulated City」。力強いオーケストラサウンドからいきなりはじまり、そしてヘヴィなギターリフがはいって複雑なリズムでアップテンポの明るい曲調のヴァースに。変拍子いっぱいのパワフルでテクニカルな曲です。中盤ではアグレッシブなギターソロ&ベースソロ、そして叩きまくりのドラムが。音の洪水に圧倒されちゃいます。
 5曲目は「Cruel Alternative」。いきなり男性の雄叫びからはじまってビックリ!そしてミドルテンポのパワフルなギターリフがはじまってホッと。ダークでヘヴィな曲調です。そして幻想的なSEをバックに美しい透き通るようなヴォーカルが。そしてヴァースでは男性コーラスが加わって力強く。そして今度はゆったりと美しいピアノをバックに感動的に歌い上げて。中盤ではテンポアップしてスラッシュモードで、キーボードとギターのアグレッシブでハードなソロバトルが繰り広げられ、そしてユニゾンも。終盤は再びゆったりと力強く。ダイナミックでドラマティックなオペラロックですね。
 6曲目は「The Sacred War」。パワフルなドラムからアップテンポで広大なスケールではじまります。目の前に明るく広い世界が広がっているかのような感じです。そしてミドルテンポの可愛らしいリフ&ファンファーレ、続いてはパレードのようなマーチも。そしてドラムインとともに一転アップテンポのスリリングなハードロック調に。純子さんのハイトーン、最高っす!間奏では変拍子いっぱいのテクニカルなリフが。そのあと一転ゆったりとしたテンポになってピアノをバックにしっとりと歌い上げ、続いてエモーショナルなギターソロが。そして凄い声量で再び歌い上げます。鳥肌モノですね。
 7曲目は「Fantasien」。ピアノのリフレインからはじまり、哀愁ただようパワフルなリフが。ミドルテンポでメロディアスに展開していきます。一旦落ち着くとアコースティックギターのゆったりとした音色をバックにしっとりとした美しいヴォーカルが。サビは華々しくドラマティックに歌い上げます。最初のヴァースのあと再び静かで幻想的な雰囲気に。風の吹く音・波の音・カモメの鳴き声、そしてキーボードのリフレインが。続いてギターのエモーショナルなソロ。最初はゆったりと、それが徐々にハードになって。そして劇的な感動のエンディングを迎えます。 
 シンフォニック・ドラマティック・プログレッシブ・オペラ、美しく感動的な楽曲満載の素晴らしいアルバムです。

 後に・・・純子さん、神保さん、長倉さんが脱退してしまい、バンドは分裂してしまいます。ですが、大幅なメンバーチェンジがあったものの、横山さんの熱意でバンドは存続しています。

Marge Litch 2

2009-02-22 07:35:15 | Marge Litch・ALHAMBRA
“Super Dramatic Metal Symphony”と掲げて活動されているメロディアス・プログレメタルバンド<Marge Litch/マージュ・リッチ>。1995年に3rdアルバム「組曲:悲劇の泉/suite:Crystal Heart In The Fountain」を発表します。初回盤はCD2枚組で、自分はその初回盤を手にいれました。メンバーは、ギターの横山さん、ヴォーカルの純子さん、ドラムの長倉さんのお3方はそのままで、今回新たにベースに<神保ムネヒサさん>、キーボードに<竹内昌弘さん>が参加されています。今回のアルバムも純子さんの書き下ろしによる物語のコンセプトアルバムになっています。まずCD1枚目が「組曲:悲劇の泉」です。そのストーリーは・・・
 とある町に心優しい若者と、全盲の娘が住んでいました。2人はお互いに助け合い、支え合ってつつましくも幸せな日々を送っていました。が、若者はどうにか娘の目が見えるようにならないかとずっと願っていました。ある日若者はどんな病も治るという“奇跡の水”の噂を聞き、険しい山の奥にある泉に行くことを決意します。娘が泣いて引き止めたものの、若者は山へ。そしてケガを負いながらもようやく泉に。そしてその水をすくおうとした途端に泉は消えてしまいます。すると泉の女神が現れ、若者に町へ戻らず森にとどまるよう説得します。が、若者は娘の目が見えるようになるためだけに泉に来たのですから、当然ながら断ります。怒った女神は嵐や雷を起こして若者を脅しますが、それに屈する若者ではなく、女神もあきらめて若者に“奇跡の水”を与え、見送ります。ところが・・・町に戻るとすっかり月日が流れており、娘は若者がとうに死んだものと、富豪の家に嫁いで高い手術を受けて目が見えるようになっていました。それでも若者は娘にひと目会って祝福したいと申し出たものの、若者の変わり果てたみすぼらしい風貌に娘は軽蔑し、冷たくあしらって。若者は落胆し、山の泉に戻ってその身を投げて・・・
 1曲目は「純なる愛情/Naked Heart」。雷鳴とともに美しくも切ない哀しげなメロディからゆったりとはじまります。最初はオーボエが、そしてストリングスが加わって。一旦オーケストラが止まって、アコースティックギターのソロが。そして再びオーケストラサウンドがはいってダイナミックな序曲になります。
 2曲目は「組曲:肉な運命/The Desaster Over Destiny」。1.「泉へ・・・」。一転、明るく可愛らしいメルヘンチックで軽快な曲調に。シロホンの音色、いいですねぇ。そしてポップで爽快なヴォーカルがはいって。 2.「誘惑」。男性ヴォーカルと純子さんのヴォーカルによるオペラが展開されます。 3.「戦い」。ギターとキーボードの掛け合いのあと、ドラムもド迫力の叩きまくりで、キーボードのアグレッシブなソロが。めっちゃパワフル! 4.「帰還」。壮大なスケールの晴れやかな感じの曲調に。 5.「再会」。寂しさも感じる哀愁ただよう曲調からはじまり、ワルツ調で展開するも力強い歌唱で盛り上げます。 6.「絶望」。情熱的な熱唱で悲劇が語られます。
 3曲目は「水晶の昇天/Cleaning In The Air」。美しい幻想的な雰囲気からはじまり、鐘の音も聴こえて。水中のような透明感のある神秘的な雰囲気です。そしてオーケストラのパワフルなリフが響き、宇宙的広がりを感じるダイナミックなサウンドでドラマティックに展開していきます。中盤にはエモーショナルでハードなギターソロも。ラストは劇的なフィナーレが。 
 もう1枚のCDは「彗星の翼/Wings For The Future」。こちらもコンセプトがあると思うんですが、ライナーノーツにはストーリーが記載されていないのでわかりません。
 1曲目は「彗星の翼/Wings For The Future」。静かにSEがながれかたと思いきや、いきなりパワフルでテクニカルなリフがアップテンポではじまります。そして透き通るような美しいスキャットが響いて。複雑なリズムで展開していったあと、パワフルなヴォーカルがはいって。とっても爽やかな雰囲気のメロディですね。純子さんのハイトーンが冴えわたってます。凄いっす。間奏ではアグレッシブなギターソロと美しいキーボードソロが交互に。そして一旦静かになったあと再びパワフルにメロディアスに展開していきます。
 2曲目は「PRAYER」。美しいキーボードのイントロかゆったりとはじまるもすぐにアップテンポのヘヴィなギターリフがはいって。そしてベースの力強いリフをバックにパワフルなヴォーカルが。間奏まずはエネルギッシュなキーボードソロ。ヴァースのあとはハードなめっちゃ弾きまくりギターソロが。ドラマティックでハードな曲です。
 3曲目は「真夏の夜の夢/A Midsummer Night’s Dream」。ワルツリズムで可愛らしくはじまり、アップテンポのハードポップに。明るくメロディアスに展開してきます。中盤ではおもちゃのピアノの音色やハープシコードの音色のソロも。そしてパワフルにダイナミックなサウンドに。ラストはもとのハードポップに戻ってFin。
 4曲目は「Haunted Mansion」。神秘的なちょっと恐いくらいのスキャットからはじまり、そしてテクニカルなドラムとともにアップテンポのハードロックに。複雑なリズムでスリリングに展開していきます。まずはキーボードソロが。そして一旦ゆったりとしたテンポになってメロディアスなキーボードソロが。その後にヴァースにはいってアップテンポでパワフルなヴォーカルがはいって。終盤にもキーボードソロ、そしてハードなギターソロも。
 5曲目は「真紅の肖像/Crimson Flams」。美しいキーボードからはじまってダイナミックなコーラスが。そしてミドルテンポでダークでパワフルなヘヴィロックが展開されます。サビはメロディアスですね。間奏では美しいスキャットとナレーション、そして力強い合唱も。オペラチックです。
 6曲目は「Finale」。波の音、そして透明感のあるキーボードサウンドからはじまって、哀愁ただようメロディのダイナミックなリフが。そしてヴァースはピアノをバックに美しいヴォーカルが切なく哀しく響いて。そして壮大なスケールで劇的にドラマティックに展開していきます。感動的なバラードですね。ラストは美しいスキャットと波の音が響いて、それがフェードアウトしていってFin。 
 エモーショナルでエネルギッシュな演奏によるシンフォニックで、オペラチックで、しかもハードでドラマティックな楽曲が存分に堪能できる素晴らしいアルバムです。

Marge Litch 1

2009-02-21 13:03:37 | Marge Litch・ALHAMBRA
 先日、朝のニュースで見たんですけど、某大手音楽出版会社では、過去にヒットして現在は廃盤になっているアルバムを、注文すると1枚からCDプレスしてくれて、しかもほぼ定価で販売してくれるとか。これっていいですねぇ。ジャパンプログレでもこういうのがあるといいんですけど、そもそもメジャーレーベルから発売されたのはごく一部で、殆どはインディーレーベルですし、現在はもうなくなっているレーベルもあるでしょうから、難しいかなぁ・・・
 今回紹介させていただくバンドはハード・プログレ・バンド<Marge Litvh/マージュ・リッチ>です。昨年偶然に某CD店の中古コーナーで2ndアルバムを手に入れたんですけど、1stアルバムと3rdアルバムがなかなか手に入らなくてずっと紹介できなかったんですけど、いまになってようやく3rdアルバムが入手できたもので、今回の登場となったわけで。1stアルバムはいまだ手に入らないんですけど、のちにリ・レコーディングされたものは普通に流通していたので、そちらで。
 <Marge Litvh/マージュ・リッチ>は、詳しいことはわかりませんが、1986年ころにギタリストの<横山嘉照さん>が中心となって結成され、“Super Dramatic Metal Symphony”と掲げてメロディアスなプログレメタルを創作・演奏し、ライブやカセット音源販売等の精力的な音楽活動をされたようです。そして1991年に1stアルバム「MARGE LITCH」を発表します。
 そして翌92年に写真の2ndアルバム「The Ring of Truth/真実の指輪」が発表されます。メンバーはギターの横山さんの他、女性ヴォーカリストの<中川純子さん>、ドラムス<長倉哲郎さん>、ベースの<後藤忠利さん>の4人と、ゲスト・キーボードの<桑原康之さん>です。このアルバムは純子さんが書き下ろしたアルバムタイトルの物語に沿って創作されたコンセプトアルバムです。そのストーリーは・・・
 森に囲まれた国サイセリア。国王ラダムは人嫌いで、一人娘ジュリアだけを溺愛していました。ある日ジュリアは悲しい夢を見て泣きやまなくなってしまいます。その夢とは死んだと聞かされていた王妃である母が暗闇で悲しげな顔をして手招きしている、と。以前、国宝である“真実の指輪”がなくなってしまい、王妃は大臣の策略によってその罪をきせられて国外追放になったとか。
しだいに国の天候も悪くなり、雨が降りっぱなしで止む気配がなく、国が水没の危機に。困った国王は占い師を呼んだところ、姫は邪悪な呪いに縛られていて、それを解くには魔物が持っているという“水晶の剣”“月光の鏡”“真実の指輪”が必要だと。そしてまずは国で一番の力自慢の大男が、次には国で一番の知恵者が魔物が棲む森へ向かうも相次いで玉砕。王は途方に暮れ、大臣は姫の殺害を提案します。そのとき1人の若者(トリム)が名乗りをあげ、森へ向かいます。トリムは勇気と知恵と優しい心で魔物達を説き“水晶の剣”“月光の鏡”“真実の指輪”を手に入れ、真実を知り、そして幽閉されている王妃を助けだして、全速力でサイセリアへ戻ります。そして真実を王に告げ、ジュリア姫に指輪を嵌めると・・・
 アルバム1曲目は「プロローグ」。盛大なファンファーレ調のスリリングな雰囲気からはじまり、アップテンポのポップ調のロックに。純子さんの澄んだよく通るピュアなヴォーカルが響きます。アニメの主題歌みたいな感じですね。こういうの好きです。
 2曲目は「ジュリアの涙」。ミドルテンポでパイプオルガンの荘厳な音色が響き、そしてヘヴィな曲調に。パワフルなヴァースのあとのヴァースではしっとりとした感じに。そしてサビではパワーバラード調に歌い上げます。めっちゃドラマティック。間奏は幻想的なシンセソロがたっぷりと。そしてアコースティックギターの哀愁漂うメロディアスなソロも、美しいピアノソロもたっぷりと。ラストは再びパイプオルガンが鳴り響き、そして美しいスキャットも。
 3曲目は「魔物の森」。ヘヴィなリフからはじまるミドルテンポのダークでパワフルなロック。純子さんの力強いヴォーカル、めっちゃかっくいいっす。オルガンの音色もいいっすね。間奏ではアグレッシブなギターソロ&ハードなオルガンソロがたっぷりと。
 4曲目は「氷の魔女」。可愛らしい歌声からゆったりとはじまり、そしてパワフルな哀愁を感じるリフが。曲はめっちゃパワフルに、そしてメロディアスにどんどん展開していきます。純子さんも舌っ足らずの可愛らしい歌い方からパワフルでダーティなシャウトまで変幻自在なヴォーカルを駆使して物語の世界を演出されています。12分強の大作です。
 5曲目は「悲しい決断」。ピアノをバックに可愛らしいヴォーカルからはじまり、そしていきなりヘヴィなリフがはいってアップテンポのパワフルでスリリングな疾走ハードロック調に。間奏では変拍子キーボードソロ&アグレッシブギターソロがかけあいのように交互に。ドラマティックに展開するかっくいい曲です。
 6曲目は「トリムの冒険」。ゆったりとしたテンポで力強くはじまります。ヴァースはしっとりと美しく、サビはパワフルに。間奏では変拍子のハードでエモーショナルなギターソロが。終盤にはキーボードソロもあり、そして多重コーラスの力強い掛け合いも。
 7曲目は「サルタンの再期~真実の指輪」。アップテンポのリフをバックに軽快でテクニカルなドラムが。そしてミドルテンポでパワフルで歯切れよいパーカッシブなヴォーカルのヴァースが。間奏ではシンセをバックにドラムめっちゃ叩きまくり!そしてキーボードソロへ。後半からはメロディアスで感動的な展開に。華々しいハッピーエンドの劇的なフィナーレを迎えます。
 クラシカル・ハードロック・オペラ、めっちゃドラマティックで感動的!純子さんの美しく力強い表現力豊かなヴォーカル、タイトでパワフルなドラム&ベース、そしてメロディアスでハードなギター&キーボード。聴き応えのある素敵な作品です。