ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

14.2.23 新世界(鬼怒さんスーパーセッション)

2014-02-27 22:22:13 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2014.2.23 六本木 音楽実験室新世界
<新世界/Shinsekai plays Magma’s DE FUTURA>
 昨年2013年10月、凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>率いるスーパーセッションバンドが凄まじいまでの音圧の超弩級のライブを魅せてくれました。メンバーはドラムスが<吉田達也さん>、キーボード<中山努さん>、ベースが<早川岳晴さん>と<佐藤研二さん>。極太重低音の嵐のような破壊的サウンドでド迫力の「Magma/De futura」を聴かせてくれたんですね。自分は恥ずかしながらMagmaを聴いたことがなかったもので、Magmaってこんなに凄いのかって思って。その後早速YoutubeでMagmaのDe futuraのライブ動画を見たんですけど・・・なんかそれほどでもなくてがっかり。ところがいつの間にかこの時のライブ映像がyoutubeにUPされていて超ビックリ!あの感動が蘇って感激しました。あの凄いメンツがそうそう集まることはないでしょうから、もうあのライブは観れないだろうなぁ~なんて勝手に思っていました。ところがなんと4か月後の2/23にまた同じメンツでライブをやってくれると知って超ビックリ!しかもユニット名が<新世界>と名付けられたようで。もちろんすぐ予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。日曜なので時間に間に合うように家を出て四谷へ。軽く夕食を摂ってお店に行くと、空席があとわずか。ヤバかったっす。後ろの方の席が空いていたのでGETして開演を待ちます。満員です。ステージは向かって左後方に2タム1バスのドラムセット、左フロントがギター、中央はベース2人分のスペースで、左に早川さんのアイバニーズのブラウン4弦ベースとナチュラルボディの5弦ベースが、右にサトケンさんのレッドSG4弦ベースとマーシャルアンプが。そしてステージ右にハモンドオルガンとシンセ1台のキーボードセットが。

 19時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。「はい、お待たせしました。演奏始めたいと思います」「<新世界>というバンドです」って鬼怒さんが挨拶して大拍手!「去年やって盛り上がったので」って。で、このユニット名を<新世界>としたことに他のメンバーから賛同は得られなかったそうですが、代案が出てこなかったのでそのままにしたそうで。ここでメンバー紹介です。「キーボード、中山努!ベース1、佐藤研二!ベース2、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。

 1曲目は早川さんの曲で「ジュマイラ」っておっしゃったかな?カウントからミドルテンポでパワフルなドラムとグルーヴィなベースリフがはいって、オルガンのリズミカルなリフとギターのヘヴィリフからギターとベースがユニゾンでのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって。中盤ではサトケンさんのエモーショナルなベースソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げてアグレッシブに弾きまくって。続いてギターのテクニカルなソロが。ドラムはより激しく叩きまくって。ソロが終わると大拍手!終盤ではヘヴィリフのユニゾンやテクニカルなフィル、叩きまくりドラムからダイナミックなリフが。

 2曲目は吉田さんの曲。タイトルを聞き逃しちゃいました。オールコーラスからミドルテンポのダイナミックなリフがはいって、ヘヴィリフにのって吉田さんのシャウトヴォーカルがはいって。サトケンさんノリノリです。その後、早川さんのベースソロが。序盤はエモーショナルに奏で、そこからテクニカルに弾きまくって、さらにサトケンさんも、ギターもキーボードも弾きまくり、ドラムも叩きまくりでカオス状態に。中盤ではミドルテンポのリフとリズムがはいって、一転ハイテンポの疾走モードになって激しく弾きまくり叩きまくりで盛り上がって。その後一旦止まって、鬼怒さんのカウントからミドルテンポのリズミカルなリフがはいって、吉田さんが叩きながらシャウトヴォーカルを。そしてミドルテンポのリフからオルガンのアヴァンギャルドなソロが。ラストはヘヴィリフからドラムが叩きまくって。

 「大人げない演奏で」って鬼怒さん、爆笑!「全体的にこんな感じです」って。「とはいえ、次は大人のロックを」って。「Cream愛に満ちた佐藤さんより説明を」って鬼怒さん、MCをサトケンさんに振って。「鬼怒さんからのリクエストなんですよ」ってサトケンさん。ベタな選曲ということで自分からは言いづらいそうで。

 3曲目はCreamの「White Room」。ダイナミックなリフとオールコーラスからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリフにのってサトケンさんが力強くのびやかにサトケンさんが歌って、ミラーボールが回るなか、Bメロを鬼怒さんがのびやかに歌って、サトケンさんがコーラスを入れて。中盤ではダイナミックなリフとオールコーラスからオルガンのエモーショナルなソロが。その後ヴァースに戻ってサトケンさんがAメロを歌ってギターがワウを効かせたフィルを入れ、Bメロは鬼怒さんをのびやかに歌い、サトケンさんがコーラスを入れて。終盤ではダイナミックリフ&コーラスからギターのワウを効かせたテクニカルなソロが。サトケンさんノリノリでリフを。ラストはヘヴィリフからだんだんゆっくりと。サトケンさんはスキャットを入れて。

 続いて4曲目は早川さんの曲で「玄武」。早川さんのズンズン響くヘヴィリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムにのってギターとオルガンがヘヴィでダークなリフを、そしてギターの早川さんのベースがユニゾンでのびやかに妖しいメロを奏でて。その後、早川さんの極太のテクニカルなソロが。ドラムが叩きまくって。中盤ではダイナミックなヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルの掛け合いからキーボードソロへ。序盤は幻想的なシンセソロ、その後オルガンのアヴァンギャルドでテクニカルなソロが。続いてテクニカルなギターソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではヘヴィでダークなリフがはいって、ドラムが叩きまくって。「ベース、早川岳晴!」って大拍手!

 次の曲はなんと中山さんがこの<新世界>ユニット用に書きおろした新曲だそうで「プログレ大作」って鬼怒さん。しかも3部作だそうですが「2番はあまりにも難しいので今日は1番だけ」って鬼怒さん。でも「中山さんってプログレはお好きじゃなかったですよね」「The Bandとかがお好きなんですよね」って鬼怒さん、爆笑!「プロの仕事」って鬼怒さん。中山さんから送られてきた資料音源を鬼怒さん「カンタベリープログレ。さすが奥が深い」って。「キーボード、中山努!」って大拍手。

 「ご準備が宜しければ、中山さんのご発声で」って鬼怒さん、爆笑!5曲目は中山さん書きおろしの「新世界1」。静かなアップテンポのリズムがはいって、ベースのハーモニクスサウンドが響き、そこにパワフルでダイナミックなリフがはいってアップテンポのノリノリモードでギターのヘヴィリフとオルガンリフ、そしてギターとオルガンがミステリアスなリフを。中盤では一旦止まって静かになって、幻想的な感じになり、そこから早川さんのエフェクトを掛けたベースのテクニカルなソロが。ここでは5弦ベースです。続いてはスペーシーサウンドが響いてからアップテンポのノリノリモードでオルガンのリズミカルなソロが。ドラマティックに盛り上がって。その後、リズミカルなリフ、ユニゾンリフからギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではダイナミックなリフからベースのリズミカルなリフにのってオルガンがのびやかに奏で、ダイナミックリフから弾きまくり叩きまくりでFin。
 「キーボード、中山努!」って大拍手!「しばらく休憩します」って鬼怒さん。これで第1部終了です。時計を見ると20時4分。1時間弱の第1部でした。

 20時25分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手!メンバーの皆さんはながーい譜面の準備を。アレ用ですね。第2部最初となる6曲目はMagmaの「De futura」。♪ドンドンとパワフルなバスドラがミドルテンポで響き、ぶっといベースリフとギターのミステリアスなリフからヘヴィリフにのって吉田さんと鬼怒さんとサトケンさんがコバイア語ヴォーカルを。そしてキーボードの幻想的なスペーシーサウンドが響き、早川さんのテクニカルなベースソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げて。その後ミドルテンポのヘヴィリフからパワフルなヴォーカルがはいってドラムが叩きまくって。中盤では静かになって、ギターのヴァイオリントーンサウンドが幻想的に響いて。そしてベースのミドルテンポの極太リフが徐々にテンポアップしていってギターとオルガンもはいって激しくなって、アップテンポのパワフルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。その後、ギターのディレイを効かせたタッピングも交えた幻想的なソロが。終盤ではパワフルでリズミカルなリフがシャウトヴォーカルとともに激しくなって盛り上がって。その後ダークリフがゆったりとながれ、そして吉田さんのシャウトヴォーカルからヘヴィリフがだんだん早くなって、ドラムも叩きまくって盛り上がって、ダイナミックにFin。
 「ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!キーボード、中山努!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。
 「必要以上に力がはいって」ってサトケンさん。「力はいっちゃいますよ」「癒しの音楽じゃない」って鬼怒さん。「たまにはいい」ってサトケンさん。。「吉田さんにとってはこれが癒し」って鬼怒さん、爆笑!

 次の曲は「歯をくいしばって聴く」ってサトケンさん。「さすがのサトケンさんも魂が抜けたようで」って鬼怒さん、爆笑!「抜け殻です」ってサトケンさん。
 「サビはご唱和ください」ってサトケンさん。はじまった7曲目はおなじみ「Spoonful」。まずはベースがゆったりとリフを弾き、ギターとドラムがフィルをいれて、そこから早川さんのエモーショナルなベースソロ、続いてサトケンさんのアヴァンギャルドなソロが。ドラムも叩きまくって。その後ベースリフからまずはサトケンさんがパワフルに歌って、サビはオールコーラスで。サトケンさんのエモーショナルなベースソロから2ヴァースは早川さんがシブくパワフルに語り調で歌って、サビはオールコーラスで。中盤では早川さんのテクニカルなソロが。途中からサトケンさんも弾きまくって、アグレッシブなソロバトルを。その後一旦静かになってギターソロへ。そこからドラムも叩きまくり、ベースも弾きまくって、ギターのアップテンポのヘヴィリフからハイテンポのパワフルな疾走モードになってギターがめっちゃ弾きまくりで激しく盛り上がって。終盤ではゆったりのミドルテンポのけだるい感じになって、鬼怒さんがパワフルに歌って、サビではオールコーラスで。その後ギターもオルガンも弾きまくって、ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 「ありがとうございます。次が最後です」って鬼怒さん。ここでメンバーの皆さんおのおののライブ告知や物販のCD他の宣伝を。

 「今日は本当にありがとうございました」って鬼怒さん。本編最後となる8曲目は「crawler-D」。AよりもヘヴィなのでDだそうで。ダイナミックなヘヴィリフと叩きまくりドラムから激しくはじまって、オルガンリフにのってギターがリズミカルなリフを。そしてギターとオルガンのユニゾンでのヘヴィリフからギターとオルガンがのびやかに奏でて。中盤ではブレイクからサトケンさんのテクニカルなベースソロ、続いてダイナミックなリフを挟んでオルガンソロとギターのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフと叩きまくりドラムからアップテンポでリスミカルなリフからギターとオルガンがのびやかに奏で、テクニカルなユニゾンも。ラストはダイナミックなリフがスリリングに。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。キーボード、中山努!ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。メンバーの皆さんは楽屋に行こうとしますが、大拍手がアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなく鬼怒さんが「ありがとうございます」って大拍手!

 そして鬼怒さんがアンコール曲を発表すると少し笑いが。「失笑されてますよ」ってサトケンさん。「知ってるってことはみんな歌えるってことですよね」って爆笑!ここで鬼怒さんが大きなため息をして爆笑!サトケンさんはここでメガネをかけて。「足りないインテリジェンスをモノで補う」ってサトケンさん。アンコール曲はUriah HeepのGypsyも候補にあがったそうですが、今回は間に合わなかったそうで。「じゃあ、次回は」って鬼怒さん。

 オーラス9曲目はなんとBlack Sabbathの「Iron Man」。まさかSabbathをこのメンツでやってくれるなんて超ビックリ!♪ドンドンってミドルテンポのバスドラからギターがヘヴィダークサウンドを響かせ、サトケンさんがノド仏を叩きながら♪I am Iron man~って。そしてユニゾンでのミドルテンポのヘヴィダークリフから鬼怒さんとサトケンさんがのびやかに歌って、その後ヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルが交互に。中盤ではブレイクからアップテンポのノリノリモードでオルガンのテクニカルなソロが。その後、ミドルテンポに戻ってヘヴィダークリフと叩きまくりドラムフィルからパワフルなヴォーカルがはいって。終盤ではハイハットのアップテンポのリズムからギターのテクニカルなソロと叩きまくりドラムが。ラストはダイナミックなリフで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。キーボード、中山努!ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。メンバーの皆さんは大拍手のなか、楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時20分。約1時間の第2部で、合計2時間弱の凄まじいライブでした。
 再びやってくれてめっちゃ嬉しかったっす。極太爆音のDe futura、今回も凄すぎ!弾きまくり叩きまくりでものすごい迫力で、音だけでなく振動も凄くて体全体で極太爆音を体感して、心地いい疲労感を味あわせていただきました。耳鳴りも。それと、まさかアンコールでSabbathとは。超ビックリの嬉しいサプライズでした。まあでもSabbathはやっぱり<人間椅子>かな。それはともかくも<新世界>またぜひやってほしいっす。

14.2.20 taika

2014-02-23 12:55:58 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2014.2.20 四谷Doppo
<女子プロ!Progressive Girls>
とっても可愛らしい美少女系で独特のトーンの女性ヴォーカリスト率いる抒情派プログレバンド<taika>。メンバーはヴォーカル&アコーディオンの<妙さん>、ベースの<Daniさん>、キーボードの<高橋在也さん>、ドラムスの<谷本朋翼さん>の4人編成です。結成は2009年で、2010年初頭にミニアルバム「flow and reflection」を、2012年秋に待望のフルアルバム「pulsate」を発表され、精力的にライブ活動されており、2013年に行われたライブでは、ライブごとに新曲を披露されるなど創作活動も活発です。昨年12月のライブでは、2014年のライブでは1ライブ1新曲はやらない!と宣言されていましたが、最近の情報では2/20のライブでは新曲を発表する、と。しかも今回はDani先生の作とのことで、これはもうぜひ聴いてみたいと、2/20を楽しみにしていました。

 さて当日。事前の情報でtaikaちゃんの出演は2番目とのことなので、仕事を終えてから四谷に向かって。着いたときにはオープニングアクトのライブ中でした。空席を見つけるのが難しいくらいの盛況ぶりです。
 オープニングアクトのライブ後、20時近くなってそろそろ始まりそう。ステージは向かって右がベースでブラウンソリッドボディの5弦ベースが準備されていて。その隣に2タム1バスのドラムセット。で、ステージ左にグランドピアノが。センターはもちろん妙さんですね。今日はどんなお衣装なのかも楽しみです。
 20時ちょうど、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。妙さんは黒のゆったりとした感じのドレス風ワンピースすがたで、とっても優雅でしかも黒がより一層美しい金髪を引き立てていて、可愛らしいお人形さんのようで・・・しばし見とれてしまいました。

 いきなりダイナミックにはじまった1曲目は「Immortal Fate」。パワフルなピアノリフとグルーヴィなベースにのってアップテンポでヴォーカルがのびやかにリズミカルに歌い、ドラムが叩きまくって盛り上がって、サビではヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。間奏ではミドルテンポで躍動感たっぷりのバスドラリズムがはいって、そこからヘヴィサウンドのアグレッシブなベースソロが。ピック弾きでディストーションがかかっていて、ほどんどメタル系のテクニカルなギターソロのようでめっちゃかっくいいっす!ドラムも叩きまくって盛り上げて、ソロが終わると大拍手!その後、静かになってピアノソロへ。序盤はしっとりと奏で、そこからパワフルに弾きまくってもりあがって。ソロが終わると大拍手!終盤ではヴォーカルがのびやかに歌いあげて、パワフルなリズムとともにドラマティックに盛り上がって。

 「ありがとうございます。こんばんは、taikaと申します。初めての方は初めまして」って妙さん、大拍手!「今年最初のライブ、景気よく、いつも最後にやる曲を最初に」「楽しんでいただけたら」って大拍手!ここでメンバー紹介です。「ピアノ、高橋在也!ドラムス、谷本朋翼!ベース、Dani!ヴォーカルとアコーディオン、妙と申します」っておのおのに大拍手が。

 次の曲はお待ちかねの新曲。Daniさん作曲とのことで「どういう風の吹き回しなんでしょうね」って妙さん。「新曲がないのは寂しいかなと思って書いてみた」ってDaniさん。「割と明るい曲。めっちゃPOP」って。“寒いところから暖かいところにあこがれる”というイメージで作曲され、そのイメージを聞いて妙さんが“雪に閉ざされた町に住む少年が暖かい土地(理想郷)にいく”というイメージで歌詞を書かれたそうで。で、曲のタイトルは妙さんは「アルカディア」と提案されたそうですが、Daniさんが“ハーロック・海賊”を思い出すとのことで、難色を示されているようで。「アタシ、ハーロク知らないもん!」って妙さん。「ジェネレーションギャップだ」ってDaniさん、爆笑!で、Daniさんも曲のタイトルを思案されているそうで「あとで発表するそうです」って妙さん、大拍手!

 2曲目は「私のなかでは“アルカディア(仮)”」って妙さん。妙さんはアコーディオンを抱えて。ベースのハーモニクスサウンドからミドルテンポでアコーディオンがしっとりと奏でて。そしてパワフルなドラムがはいってピアノがゆったりとたおやかに奏で、のびやかなヴォーカルがはいって、爽やかにドラマティックに歌い上げて。ほんのり明るく爽やかな感じの曲調ですね。間奏ではピアノのパワフでリズミカルでテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて、ダイナミックなリフが。その後一旦止まって静かになって、ピアノのしっとりとしたリフからヴォーカルがのびやかに歌い上げて、明るく爽やかなサビでドラマティックに。終盤ではピアノとベースが弾きまくって、ラストはダイナミックに。
 「ありがとうございます」って妙さん。「それではタイトル発表!」って妙さん。朋翼さんがド派手にスネアロールを。ためにためて・・・「白き光芒」ってDaniさん。「“光芒”って光るに草冠に亡くなるって字」ってDaniさん。なんとなくKBBの曲タイトルのような感も。でもいい感じですね。

 ここでDaniさん、妙さんの金髪を見て「なんでグレちゃったの?」って爆笑!「プー太郎だから」って妙さん。で妙さん、朋翼さんを見て「谷本さんは半分だけど、私は全部だから私の勝ち!」って爆笑!

 3曲目は、「Deep into the drowse」。ゆったりとしたピアノリフからしっとりとしたヴォーカルがはいってのびやかに、幻想的な感じに。ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げ、しっとりとしたベースラインが響き、ピアノのリズミカルなリフにのってヴォーカルがのびやかに。そしてパワフルなドラムからドラマティックに力強く歌い上げて。中盤ではしっとりとしたピアノリフと美しいスキャットが幻想的に響き、そこからパワフルなドラムがはいって、ピアノリフにのってヴォーカルがのびやかに力強く歌い上げ、ベースがパワフルに弾きまくって。終盤では一旦止まってから再びパワフルなベースとドラムとともにダイナミックに盛り上がって、ラストはゆったりとしたピアノリフが静かにながれ、ヴォーカルがしっとりとのびやかに。

 続いて4曲目は「meteor」。ミドルテンポのパワフルなドラムからピアノとベースがパワフルにアグレッシブに弾きまくって。そしてのびやかなヴォーカルがはいって、ベースがフィルを入れ、パワフルに盛り上がって。その後一旦静かになるも再び盛り上がってダイナミックに。ヴォーカルがパワフルにダークに、ドラムも叩きまくり、そこからドラマティクに歌い上げて。間奏では再びピアノとベースがアグレッシブに弾きまくって、ドラムもド迫力で叩きまくり、ヴォーカルはスキャットをいれて盛り上げて。その後それが徐々に静かになって。終盤ではヴォーカルがしっとりとのびやかに歌い、そこから力強くダイナミックに、叩きまくりドラムとパワフルでグルーヴィなベースとともに盛り上がって、再びピアノとベースがアグレッシブに弾きまくって、ドラムが叩きまくって。凄い迫力です。ラストは一旦止まってからピアノがリズミカルなリフを。

 「ありがとうございます」って妙さん。ここで物販のCDの宣伝を。で、徐々に次のアルバムのレコーディングに入るかもとのことで大拍手!taikaちゃんの次のライブは5/16シルエレになるそうで。で、ここから個々の告知タイムですが、Daniさんと朋翼さんがジャンケンして、朋翼さんが勝ったので、朋翼さんからライブ告知です。朋翼さんはステラの3/29ジャパンプログレフェスの告知を。続いてDaniさんが3月のみとせさんと4/20KBBの告知を。在也さんはライブやCDの宣伝を。

 「次が最後の曲でございます。お聴きいただきありがとうございました。次のバンドさんも凄くかっこいいので、最後まで楽しんでください」って妙さん、大拍手。オーラス5曲目は「渡り鳥(仮)」。ピアノのパワフルなリフとしっとりとしたヴォーカルから同時にはじまり、たおやかなピアノリフにのってヴォーカルが力強くのびやかに歌って。そしてパワフルなドラムとグルーヴィなベースにのってアコーディオンが力強くのびやかに奏で、ピアノのリズミカルなリフからアコーディオンとともにヴォーカルが力強く歌い上げ、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。中盤ではピアノの綺麗なリフにのってアコーディオンがのびやかにエモーショナルに奏で、そこからアップテンポのパワフルでグルーヴィなリズムにのってピアノのリズミカルなソロが。それが徐々にパワフルに盛り上がってアグレッシブに。終盤では一旦止まってからピアノの綺麗なリフとダンサブルなリズムにのってヴォーカルが力強く歌い上げドラマティックに盛り上がって、ダイナミックなリフが迫力たっぷりに。ラストは一旦止まってからピアノとアコーディオンがしっとりと。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。Taikaでした!」って妙さん。メンバーの皆さんは大拍手のなかお辞儀を。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響きますが、お店の方が「すいません、もうだいぶ押しているので・・・」って、残念ながらアンコールはナシでライブ終了です。19時スタートの3バンド対バンですから仕方ないっすね。時計を見ると20時47分。約45分の盛り上がったとっても素敵なライブでした。
 短い時間ながらもしっとりと幻想的な曲からめっちゃパワフルでダイナミックな曲、そしてしっとりとはじまってドラマティックに盛り上がるtaikaワールド全開曲、さらに新境地の新曲もとtaikaちゃんの美味しいとこが凝縮されたライブでしたね。新曲「白い光芒」。明るく爽やかでとっても心地よくて。妙さんにこういう曲も歌ってほしいなぁ~なんて思っていたので、めっちゃ嬉しかった!次のアルバムに入ることを願っております。次回のライブ、少し先ですが楽しみにしています。

ザ・ジェントル・ウインド  Gentle Voice

2014-02-18 21:16:04 | World Music
 <河合奈保子さん>のアイドル歌手時代以降の音楽活動を調べていたときに知ったのが<ミッキー吉野さん>とのユニット<ザ・ジェントル・ウインド>。1989年と1990年に1枚づつ、計2枚のアルバムを発表されているようなので、さっそく探してみたところ、すでに廃盤のようで、某オクや中古で定価+αで手に入れました。
 先日89年に発表された1stアルバム「Tears of Nature」を紹介させていただきましたので、今回は翌90年に発表された2ndアルバム「Gentle Voice」を紹介させていただこうかと。キノコ雲のような不思議なジャケットですね。参加メンバーは、プログラマー&ヴォイス<マツバラ・ヒロカズさん>、ベース&ヴォイス<ウトー・フユヒコさん>、ギター&ヴォイス<マツモト・ツネオさん>、スペシャルヴォイス&パーカッション<Milly Akinyi Ochingさん>。そしてコンポーザー&ヴォイスで奈保子さん、コンポーザー&キーボード&ヴォイス&Saxでミッキー吉野さんです。
 今回のアルバムは、前後半でⅠとⅡに分かれており、両3曲づつの計6曲が収録されています。なお曲のタイトルは日付のみになっています。
 まずはⅠから。1曲目は「Aug,12,’90」。シンセサウンドがゆったりとながれ、トライアングルの力強い音色が響き、ミドルテンポでリズミカルな女性コーラスがはいって、そこにラテンパーカッションがはいって、女性コーラスが爽やかに。
 2曲目は「Aug,20,’90」。シンセの哀愁ただよう音色がゆったりとしっとりとながれ、マンドリン風のギターの音色の力強いリフから、力強くリズミカルなコーラスが。その後、アコギとキーボードのリズミカルなリフから、コーラスがはいって、アコギが力強くリフを奏でて。6
 3曲目は「Aug,25,’90」。ピアノのゆったりとした音色が幻想的にながれ、吐息のような女性コーラスがはいって、シンセの幻想的な音色が幽玄な感じでながれて。そしてピアノが美しく力強く奏で、そのままテクニカルなソロへ。その後、シンセサウンドがのびやかにながれ、女性コーラスがはいって、ピアノがゆったりとたおやかに、力強く奏でて。ラストはシンセサウンドからトライアングルの音色が響いて。
 次はⅡから。4曲目は「Aug,11,’90」。シンセの奥深く幻想的な音色がゆったりとながれ、女性コーラスも加わって。そしてミドルテンポのマラカスとトライアングルのリズムがはいってキーボードのクリスタルサウンドのリフから、シンセののびやかな音色が雄大にながれて。その後、ミドルテンポでラテンパーカッションのリズムがはいって、民族音楽風の女性ヴォーカルがはいって。ラストはシンセサウンドがのびやかに雄大に。
 5曲目は「Aug,29,’90」。ミドルテンポでリズミカルな女性コーラスがはいって、ラテン系のノリでリズミカルなピアノリフがはいって、そのままリズミカルなキーボードソロが。その後ゆったりと幽玄な感じに。終盤ではミドルテンポでリズミカルな女性コーラスがはいって、ラテン系のノリでリズミカルなピアノリフが。
 6曲目は「Aug,30,’90」。アコギとキーボードのクリスタルサウンドの音色がゆったりとしっとりとながれ、キーボードのテクニカルなリフからアコギがゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏でて、そこに女性コーラスが加わって。その後、ヴィブラホン風サウンドのリフとクリスタルサウンドのリフがゆったりとながれて。終盤ではシンセの奥深く幻想的な音色が静かにながれて。
 このアルバムでも不思議感覚のサウンドを楽しめますね。前作よりもパワフルで躍動感のあるサウンドが多く、よりワールドワイドな幅広い音楽性で聴かせてくれてますね。


ザ・ジェントル・ウインド  Tears of Nature

2014-02-16 17:49:20 | World Music
 先日<河合奈保子さん>のピアノ曲集のアルバム「nahoko 音」を簡単に紹介させていただきました。そのときに奈保子さんのアイドル歌手時代以降の音楽活動を調べていたときに知ったのが<ミッキー吉野さん>とのユニット<ザ・ジェントル・ウインド>。1989年と1990年に1枚づつ、計2枚のアルバムを発表されているようなので、さっそく探してみたところ、すでに廃盤のようで、某オクや中古で定価+αで手に入れました。
 まずは89年に発表された1stアルバム「Tears of Nature」。参加ミュージシャンは、キーボード<サヤマ・マサヒロさん>(4.5.11)、<クメ・ダイサクさん>(4.5.6.11)、<河合奈保子さん>(3.6)、<ッキー吉野さん>(1.2.7.8.9.10.12)、ギター<マツモト・ツネオさん>、ベース<渡辺健さん>、WOOD WINDS<スズキ・アキコさん>、パーカッション<YAS-KAZさん>、スネアドラム<ヨツダ・ヨシヒロさん>、アコーディオン<コバヤシ・ヤスヒロさん>、フルート<ニシザワ・ユキヒコさん>、オーボエ<イシバシ・マサカズさん>、フレンチホルン<ミナミ・ヒロシさん>です。ジャケットの写真や、内ジャケットの自然の風景の写真、ずっごい綺麗だなぁ~って思ってみていたら、これらすべて奈保子さんが撮影された写真とのことでビックリしました。肝心の全作曲も奈保子さんです。
 アルバム1曲目は「Water Mind」。Sax風サウンドがゆったりとのびやかにながれ、小鳥のさえずりのような音やパーカッションの効果音が聞こえてきて。そしてアップテンポのシーケンスリズムがはいって、ピアノのリズミカルなリフがパワフルにながれ、オケサウンドもはいってダイナミックに。
 2曲目は「Teardrops-Raindrops」。ゆったりとしたシタール風のリフが妖しくミステリアスにながれ、ピアノとユニゾンも。そしてオケサウンドもはいってゆったりとのびやかに。その後ピアノのしっとりとしたリフに、クリスタルサウンドのリフが追いかけるように交互にながれ、ピアノとシタール風の音色がユニゾンでミステリアスな感じで響いて。
 3曲目は「Feeling Flows」。シンセのリズミカルなリフがアップテンポのノリノリモードでながれて。そしてミドルテンポになって、フレットレスベースのしっとりとしたメロディがながれ、そこにピアノリフがはいって盛り上がっていって。
 4曲目は「Sun Dance」。シンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、ピアノのしっとりとした音色がながれ、力強いベースからオケサウンドがはいって、さらにマラカスのミドルテンポのリズムもはいって。そしてピアノの力強くも爽やかなリフと、フレットレスベースのうらメロ的なリフからオケサウンドとともに力強く盛り上がって。そのご、シンセリフからアコーディオンのエモーショナルなソロが。中盤ではピアノの綺麗でリズミカルなリフがミドルテンポで爽やかにながれ、シンセサウンドがのびやかに。そしてボサノヴァ風な感じでピアノのリズミカルなリフがながれ、アコーディオンがフィルをいれて。終盤では透明感のある金属音が響いて。
 5曲目は「Speak Like The Wind」。ギターのような音色と、透明感のあるベルのような金属音がしっとりと響き、強風吹きすさぶ音がながれ、夕暮れや夜に鳴くような鳥の声が聞こえてきて。暗く寒々とした感じです。そしてクラリネットのような音色が、さらにシンセのオケサウンドがしっとりとながれ、アコーディオンのミドルテンポでリズミカルなソロが。その後アコーディオンがミドルテンポで爽やかにリズミカルに奏でて。ラストはギターのような音色がゆったりとしっとりと響き、小鳥のさえずりや、風の吹くおとがながれて。
 6曲目は「Daylight Through The Window」。シロホンのリズミカルなリフからはじまって、マラカスのミドルテンポのリズムがはいって、シンセのベースサウンドがしっとりと響き、アコーディオンとピアノが交互にリズミカルなリフを弾き、ベースがうねって力強く響いて。中盤ではピアノとアコーディオンとフレットレスベースがユニゾンでリズミカルなリフを弾き、ピアノのリズミカルなソロ、フレットレスベースのエモーショナルのソロが。終盤ではピアノとアコーディオンがユニゾンでリズミカルなリフを奏で、ラストはゆったりとしっとりと。
 7曲目は「The Time Between Me And Waves 1st Movement」。波の音が聞こえてきて、ベースとピアノの音色がゆったりとながれ、シンセのストリングスサウンドがゆったりと響き、ピアノの哀愁ただようリフからシンセのオケサウンドが壮大にながれて盛り上がって。その後、ピアノのしっとりとしたリフからミュートしたトランペットの音色のソロが。終盤ではフレットレスベースとピアノがしっとりと奏で、ミュートトランペットとピアノがリフを交互に奏で、ラストにはフレットレスベースのしっとりとしたソロが。
 8曲目は「The Time Between Me And Waves 2nd Movement」。ミドルテンポのボレロ風の力強いリズムにのって、オーボエがゆったりとのびやかに奏で、フルートとホルンが交互にのびやかに奏でて、シンセのオケサウンドがはいって力強く盛り上がって。
 9曲目は「Little Fox’s Corner」。タイトル通りに子ぎつね廻りをうかがいながら警戒しながなちょろちょろと歩いたり止まったりしているような光景が目に浮かんでくるような感じがします。ダイナミックになったり、静かになったり、早くなったり、ゆったりしたりと。
 10曲目は「Deep Mountain Forest 1st Movement」。シンセサウンドが静かに響き、クリスタルサウンドがゆったりとしたリズムでながれ、小鳥のさえずりが聞こえてきて。そしてホルンの音色がゆったりとのびやかに響き、オーボエの音色がゆったりと幽玄な感じでながれて。神秘的で暗く冷たいようなイメージの曲ですね。その後、フルートの音色が加わってゆったりとのびやかにながれ、美しいハーモニーを響かせて盛り上がっていって。
 11曲目は「Deep Mountain Forest 2nd Movement」。クリスタルサウンドがゆったりと響き、ピアノのリズミカルなリフから様々な音が空間を飛び交うフリーインプロの世界に。その後、ピアノの力強い音色がゆったりとながれ、小鳥のさえずりが聞こえてきて。中盤ではオーボエとシンセサウンドがのびやかに幻想的に響いて。そしてリズミカルなリフが空間を飛び交ってから、ピアノリフがはいって、オーボエとユニゾンでゆったりとのびやかに。
 12曲目は「Deep Mountain Forest 3rd Movement」。透明感のある金属音が響き、シンセサウンドがしっとりとのびやかにながれて。暗く冷たい感じがしますね。その後、ピアノのパワフルでリズミカルなリフが躍動感たっぷりにながれ、ダイナミックなリフが壮大にゆったりと。
 聴き終わったあとにしばし考え込んでしまうような、なんとも不思議な感覚のアンビエント系アルバムですね。暗く冷たい印象の曲がいくつかあるものの、爽やかな感じの曲もあり、アップテンポの場面や躍動感のある場面もあって、聴き応えありますね。

14.2.10 鬼怒無月さん ソロ

2014-02-12 23:00:32 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇2014.2.10 横浜野毛DOLPHY
<ソロ>
 凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>。これまで様々なユニットでのライブはいろいろと観に行きましたが、ソロのライブは一度も行ったことがなかったんですね。大体は荻窪方面で行われていることが多いようで、その場合だと最後まで観ると家が遠い自分は帰れなくなる心配があるものであきらめていました。そんな折にいつものように野毛のスケジュール表をチェックすると・・・なんとソロライブの予定があるじゃないですか!もちろん即予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。仕事を終えてから野毛へ。ちょと早めに着いたので軽く夕食を摂ってからお店へ。平日の月曜ですから入りはイマイチですけど、仕方ないっすね。ただ、お客さんは淑女の方々ばかりで男性は自分だけ。今日ってもしかしてLadies Dayなの?って疑うくらいに、自分のようなおっさんはなんか場違いな感じっす。マズかったかなぁ。鬼怒さんはカウンターでマスターや親しいお客様と歓談されていました。ステージにはガットギターが準備されています。ステージをよくみるとエフェクターなしですね。ガットギターの生音を直接マイクで拾うようです。

 19時45分ころ、鬼怒さんがステージに登場してガットギターの準備を。「演奏始めたいと思います。鬼怒無月です。宜しくお願いします」って丁寧に挨拶されて拍手!ここDOLPHYでソロライブをやるのは初めてなのだそうで。

 1曲目は「Amazing Grace」。美しいハーモニクスサウンドからゆったりとしっとりとはじまって、早春を感じる瑞々しい感じのリズミカルなリフから綺麗なテーマメロディが力強く奏でられて。そしてアップテンポのパワフルなカッティングリフが躍動感たっぷりにながれ、テクニカルなフィルも交えて激しくスリリングに展開して。その後、静かになって、アップテンポのリズミカルなアルペジオリフからテーマメロディがゆったりと奏でられ、ラストはしっとりと。

 続いて2曲目は「黒いオルフェ」っておっしゃったかな?スパニッシュな感じの情熱的なテクニカルリフから早弾きのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポで哀愁ただようメロディがしっとりとながれ、力強くメロウにテクニカルに奏でられて。その後テクニカルなソロとパワフルなカッティングが。そしてアップテンポのパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互にスリリングに。終盤では力強くメロウに奏で、ゆったりとしっとりと。

 3曲目はアラブの宮廷音楽だそうですが、タイトルを聞き逃してしまいました。妖しいメロディがゆったりと幽玄に奏でられ、ミドルテンポでエモーショナルに妖しく響いて。その後徐々に力強くなっていって、パワフルなカッティングリフとしっとりとメロウなリフが交互に。ラストはゆったりと妖しく。

 4曲目はジャコ・パストリアス氏の「Three views of a secret」。綺麗で爽やかなリフからゆったりとはじまって、エレガントでオシャレな曲調に。昼下がりのアフタヌーンティータイムを優雅な感じでゆったりとくつろいでいるかのような。そしてリズミカルでエモーショナルなソロが爽やかに心地よく奏でられて。その後、オシャレなリフからリズミカルなソロ、そこからパワフルなカッティングリフがはいって、テクニカルなソロへ。ラストはゆったりとなって、ハーモニクスサウンドが綺麗に響いて。

 「前半はあと1曲」って、5曲目は「Waltzing Machida」。ゆったりとほのぼのした感じのリフが奏でられて。間奏ではエモーショナルなソロがメロウにゆったりと。その後ゆったりと力強くテーマメロが奏でられ、ゆったりとFin。
 曲が終わると拍手が。「ありがとうございます。しばらく休憩します」って。ここで物販のCDの宣伝を。これにて第1部終了です。時計を見ると20時24分。約40分の第1部でした。休憩中、鬼怒さんはマスターや親しいお客様方と歓談されてました。ちょと失礼(?)なお話も聞こえてきて、思わず笑っちゃいました。

 20時55分ころ、鬼怒さんがステージに戻って準備を。第2部最初となる6曲目は「Danny Boy」。瑞々しい感じのメロディがゆったりとながれ、そして青い広大な空を眺めているかのようなすがすがしく爽やかで、しかもほのぼのした感じのリフが力強くながれて。その後エモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではほのぼのした感じのリフが爽やかにながれ、そして力強く奏でられて。ラストはゆったりと。

 続いて7曲目はThe Beatlesの「ノルウェーの森」。ミドルテンポのパワフルなリフからテクニカルなリフ、アップテンポのパワフルなリフからテクニカルなリフが交互に。そしてミドルテンポのパワフルなリフからテクニカルなソロへ。その後、パワフルなリフからテクニカルなリフ、そこからアップテンポで躍動感たっぷりにパワフルなリフが。中盤ではアップテンポでリズミカルなリフが爽やかにながれ、躍動感たっぷりのパワフルなカッティングリフとテクニカルなリフが交互に展開し、終盤では一旦静かになるも再び力強く盛り上がっていって、ラストは静かにゆっくりと。

 ここで鬼怒さん、空気が乾燥しているせいか、咳が出るようになって、近くのお客さんが鬼怒さんに飴を渡して。「飴をなめながらライブをやるのは初めて」って。
 次の曲はハリー・ベラフォンテ氏の曲だそうで。鬼怒さんのご両親がベラフォンテ氏がお好きだったそうで、鬼怒さんも子供の頃からなじまれていたようで。

 8曲目は「さらばジャマイカ」。ほのぼのした感じのリフからゆったりとはじまり、ミドルテンポでリズミカルなリフが明るく爽やかな感じでながれて。
 続いて9曲目は「Greensleaves」。まずは綺麗なリフがしっとりとながれ、エモーショナルかつテクニカルなソロが。その後、アップテンポでパワフルなリフとテクニカルなリフが躍動感たっぷりにながれ、パワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルから、カッティングリフが激しくエネルギッシュに、ピックが飛ぶくらいに。終盤ではゆったりとしっとりと、そしてテーマメロがしっとりと奏でられて。

 10曲目はオリジナル曲で「ブレスト」っておっしゃったかな?ほっこりした感じのほのぼのメロディがゆったりとながれ、エモーショナルなソロへ。その後、ミドルテンポでほのぼのリフがリズミカルに。終盤ではパワフルなリフからリズミカルにテーマリフがながれ、徐々にテンポダウンしていってゆったりと静かにしっとりと。

 「次で最後の曲にしたいと思います」って。「JAZZのお店なのでコルトレーンの曲を」って、本編最後となる11曲目は「アフロブルー」。ミュートしたアップテンポのリズミカルなリフからはじまって、テクニカルなリフ、ゆったりとパワフルなリフ、テクニカルなリフからソロとスリリングに展開して。その後、ミドルテンポでパワフルなリフがリズミカルにながれ、テクニカルなソロへ。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリフからエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではアップテンポのパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互にスリリングに展開し、カッティングリフが激しくエネルギッシュに。終盤では一旦静かになるも再び躍動感たっぷりに激しくエネルギッシュなカッティングリフとテクニカルなフィルが。そしてリズミカルなテーマリフからパワフルなカッティングリフがはいるも、ラストはゆっくりと静かに。

 曲が終わると拍手!「ありがとうございました」って鬼怒さん、立ってお辞儀をして、拍手のなか、楽屋へ。もちろん拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなく鬼怒さんがステージにもどって拍手で迎えられます。
 「ありがとうございます」って。ここで今後の告知ですが、5月にはここでヤヒロさんらとのセッション、そして伊藤芳輝さんとのDUOも予定されているようで。めっちゃ楽しみです。

 「予定してた曲をやってしまったんで・・・ブルーズを」ってオーラス12曲目は「Spoonful」。ミドルテンポのブルージーでパワフルなリフからパンチの効いた力強いヴォーカルがはいって、シャウトもキメて、サビもパワフルに。そしてテクニカルなソロからパワフルなヴォーカルがはいって、シャウトもキメて。めちゃかっくいいっす!間奏ではテクニカルなソロが。そしてパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互に。終盤ではパワフルなリフからヴァースに戻って力強いヴォーカルが。ラストはパワフルなカッティングリフから♪ジャーン!って力強くFin。

 曲が終わると拍手!「ありがとうございました」って鬼怒さん、立ってお辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると21時55分。ちょうど1時間の第2部で、合計1時間40分のとっても素敵なライブでした。
 初めて観たソロライブ、ガットギター1本でエフェクターもなしで、JAZZやTradやアラブ音楽などを繊細かつパワフルに躍動感たっぷりに聴かせてくれ、アンコールではパワフルシャウトのSpoonfulも演ってくれてめっちゃ嬉しかったっす。とっても楽しめたライブでした。

藤野由佳さん 心ふるわすもの

2014-02-09 07:53:30 | World Music
 <オオフジツボ>や<蛇腹姉妹>など様々なユニットで活躍されている女性アコーディオン奏者<藤野由佳さん>。屈託のないチャーミングな笑顔と繊細かつパワフルなアコーディオンサウンドに魅了されています。藤野さんはソロでは2008年4月に3曲収録のミニアルバム「桜の中の夢」を発表されていますが、2013年7月に2ndソロアルバム「心ふるわすもの」を発表されました。ほぼアコーディオンのみの8曲収録のフルアルバムです。メルヘンチックなジャケット、しばし見とれてしまいました。“サーカス”“猫”“星”など、曲のタイトルを網羅したようなデザインでもありますね。このアルバムでは7曲目に<蛇腹姉妹>の<佐々木絵美さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「夏色の風~きれいな水が流れるところ」。ゆったりとした3拍子でのびやかな音色がほのぼのしたメロディを奏でて。そしてテンポアップしてリズミカルに明るく爽やかに奏でて。その後、ゆったりとたおやかに奏で、鈴の音が響き、ゆったりと哀愁のメロディを奏でて。終盤では再びテンポアップしてリズミカルに明るく楽しく盛り上がって。ラストはゆったりとしっとりと。
 2曲目は「猫がいなくなった日」。ゆったりとほのぼのした感じのメロディがたおやかに奏でられ、ドラマティックに展開していって。
 3曲目は「窓のむこう」。リズミカルなリフが明るく楽しく奏でられて。晴れた日に丘を散歩しているかのような、清々しく爽やかな感じがします。
 4曲目は「遠すぎた星」。オオフジツボの曲のソロバージョンです。ゆったりと荘厳に響いて、徐々に力強く盛り上がっていって。式典で法王のようなお方がゆっくりと入場してくるかのような、厳かで、ピンと張りつめた空気が漂うような感じもします。
 5曲目は「鳴りやまぬ記憶」。しっとりと暗く寂しげな音色が響き、ミドルテンポの力強いリフから哀愁ただようメロディが奏でられ、徐々に盛り上がっていって。そして一旦止まってから再びゆったりとしっとりと奏でられるも、メロウに力強く盛り上がっていって。終盤ではアップテンポでリズミカルに明るく楽しい感じになり、テクニカルなリフも。ラストはゆっくりとFin。
 6曲目は「Screen play №3」。力強くのびやかな音色がファンファーレのようにながれ、アップテンポの躍動感のあるリズミカルなリフがはいって、爽やかにパワフルにスリリングに展開して。
 7曲目は「サーカスの一夜」。ディレイを効かせた音色がゆったりとダークにながれ、アクセントにシンバルが響いて。そしてミドルテンポで妖しくミステリアスなリフから、リズミカルで明るく爽やかなフレーズがながれて。その後パワフルなブレイクからスネアのボレロ風のリズムにのって妖しくミステリアスなリフがながれ、そこからアップテンポの♪ブンチャッチャのワルツリズムになって明るく爽やかな感じに。終盤ではゆったりとのびやかに奏でられるも、パワフルなリフとシンバルがアヴァンギャルドなカオス状態に。ラストは一旦止まってから冒頭のディレイの音色でゆったりとダークにミステリアスに響いて。
 8曲目は「こもれび、ひだまり」。ゆったりとほのぼのした感じのメロディがながれ、リズミカルなリフが入って、のびやかにたおやかに奏でられて。そして一旦止まってから再びゆったりとはじまって、ワルツリズムのリズミカルなリフから明るく爽やかな感じになり、終盤ではゆったりとしっとりと。
 HPのアルバム解説には、音や記憶や風景やひとなどに触れたときに、時折、心がざわめく瞬間があり、その記憶をたどりながらアコーディオンを弾き続けられた、文字のない詩集。というようなことが書かれています。藤野さんのお人柄を表すかのようなほのぼのした感じのメロディが多く収められ、リズミカルで楽しい曲やしっとりとした曲もあって、アルバム通して楽しめる素敵なアルバムですね。また藤野さんの参加されるライブを観に行きたいっす。

オオフジツボとリタ  夕暮れの声

2014-02-05 20:22:52 | World Music
 ポップスから演歌まで様々なジャンルで活躍されている“うたものギタリスト”<太田光宏さん>、アイリッシュ・スコティッシュミュージックを中心としてあらゆるジャンルで活躍されている“情景を音に描くアコーディオニスト”<藤野由佳さん>。そして<KBB>等自己のバンドはもとより、様々なプロジェクトで活躍されているヴァイオリニスト<壺井彰久さん>。このお3方が意気投合して2005年に結成したアコースティックユニットが、お名前の頭文字から命名した<オオフジツボ>です。ライブ活動から始められて、2008年7月に1stアルバム「空の鼓動」を発表され、3年後の2011年7月に2ndアルバム「夢のあと」を発表されます。また、コンピレーションアルバム「久遠の鐘 世界遺産プロジェクトin平泉」にも参加されています。2013年にはゲームミュージック界などでも活躍されている女性ヴォーカリスト<Ritaさん>とのコラボもはじめれられ、ライブも行われましたがあっという間にSoldoutになってしまうもので、自分は観に行けなかったんですよね。そんな折に、その<オオフジツボとリタ>名義で12月にミニアルバム「夕暮れの声」が発表されていると知ってビックリ!即購入です。夕暮れの海のジャケット、めっちゃ素敵!しばし見とれてしまいました。
 アルバム1曲目は「Dublin 25:00」。アップテンポのパワフルなリフからヴォーカルがリズミカルにパワフルに歌って、サビでは力強く歌い上げて。間奏では躍動感たっぷりのパワフルなリフからヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでリズミカルに奏で、ギターのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのテクニカルなソロが。そして躍動感たっぷりのリユニゾンリフからアコーディオンのエモーショナルなソロへ。終盤ではヴァースに戻ってヴォーカルがリズミカルに歌い、パワフルなリフとともに盛り上がって。
 2曲目は「凪の旅路」。ヴォーカルがアカペラで爽やかに力強くのびやかに歌い、ギターとヴァイオリンのしっとりとしたリフがはいって、ギターのミドルテンポのリズミカルなアルペジオリフにのってヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに奏で、ヴォーカルがリズミカルに歌って、アコーディオンがフィルを入れて。そしてヴォーカルがパワフルなブレイクからギターのパワフルなリフにのってのびやかに歌い上げて。間奏ではアコーディオンのエモーショナルなソロが。終盤ではギターの躍動感たっぷりのリフにのってヴォーカルがのびやかに力強く歌い上げ、その後、アコーディオンとヴァイオリンのエモーショナルなソロが。ラストはヴォーカルが力強くのびやかに歌い上げて。
 3曲目は「Culloden’s Harvest」。ヴァイオリンが哀愁漂う音色をのびやかに奏で、ギターのしっとりとしたアルペジオリフがながれ、アコーディオンがのびやかに。そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって、アコーディオンやヴァイオリンがフィルを入れて。間奏ではしっとりとしたソロが。その後ヴァースに戻ってヴォーカルがしっとりと歌い、サビではヴァイオリンがドラマティックに奏でて盛り上がって。ラストはヴァイオリンとアコーディオンがしっとりと哀愁メロディを奏でて。
 4曲目は「Sinn Fein」。アップテンポのパワフルなリフからノリノリモードではじまるも、ミドルテンポになってギターのアルペジオリフがしっとりとながれ、そこにたおやかなヴォーカルがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンものびやかに奏でて盛り上がっていって。サビではパワフルなリフにのってヴォーカルが力強く歌い上げ、さらに躍動感たっぷりのリフからロングスクリーミングも。間奏ではギターリフからアコーディオンソロへ。しっとりとはじまって、テクニカルに盛り上がっていって。続いてはヘヴィサウンドのヴァイオリンソロ。テクニカルにアグレッシブに弾きまくって。その後ヴァースにもどってギターのしっとりとしたアルペジオリフからヴォーカルがドラマティックに歌い上げて、サビではパワフルなリフにのってヴォーカルが力強くのびやかに。
 5曲目は「matricaria」。ギターのアルペジオリフから、ヴォーカルがゆったりとほのぼのした感じのメロディをたおやかに歌い、ヴァイオリンがしっとりとのびやかに奏でて。そしてアコーディオンののびやかな音色からヴォーカルが歌い上げて。その後、アコーディオンとギターがしっとりと奏でてなか、ヴォーカルが詩の朗読を。終盤ではヴォーカルがアカペラでしっとりとほのぼのした感じのメロディをたおやかに歌い、しっとりとしたリフが加わって。
 6曲目は「青の湊」。ギターのハーモニクスサウンドが響き、ヴァイオリンとアコーディオンがのびやかにほのぼのした感じのメロディを奏で、ギターのゆったりとしたリフからヴォーカルがしっとりとのびやかにドラマティックに歌って。間奏ではアコーディオンのしっとりとしたソロが。その後ギターのアルペジオリフからヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりと奏で、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。
 繊細で美しく、しかもパワフルでテクニカルな演奏に、Ritaさんの素敵なヴォーカルが加わって、より力強くドラマティックに、より美しく聴かせてくれて、躍動感たっぷりの楽しい曲も、しっとりとした心に染み入る曲も、新たな魅力とともに味あわせてくれる素敵なアルバムですね。

14.1.31 ERA

2014-02-02 19:08:49 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2014.1.31 横浜野毛DOLPHY
<ERA>
 凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>と、凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>のアコースティックDUOのユニット<ERA>。先週の1/25に茅ヶ崎でのワンマンライブを観に行ったんですけど、奥の方の席になってしまって、ステージがほとんど見えなかったんです。演奏は素晴らしかったのですが、観れなかったのがなんか納得いかなくて。なので1/31横浜ライブはなにがなんでも行かねば!と楽しみにしていました。

 さて当日。仕事は忙しいんですけど、放って横浜へ。今日はゆったりと余裕で楽しめそうです。ステージは茅ヶ崎とは逆で、向かって左側が鬼怒さんで、右が壷井さんのようです。ギターはガットギターとフォークギターが準備されてます。

 19時40分ころ、お2人がステージに登場して準備を。「・・・静かですね・・・」って壷井さん、小声で。まずはガットギターを抱えた鬼怒さん、しっとりと郷愁ただよう音色をゆったりと奏で、壷井さんが静かにヴァイオリンをのびやかに奏でて。1曲目は「忘れられた舟」。ヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、そして一旦止まって、ヴァイオリンのフィンガーピックの静かなリフからギターがリズミカルにメロウなリフを奏で、ヴァイオリンがゆったりと力強く奏で、パワフルなギターリフとともに盛り上がって。中盤では力強くもエモーショナルなギターソロが。そしてパワフルなギターリフから盛り上がっていって、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、そのままエモーショナルでドラマティックなヴァイオリンソロへ。終盤ではアップテンポのパワフルなギターリフにのってヴァイオリンが力強く奏で、一旦静かになるも再び盛り上がって、ラストはゆったりと。

 「こんばんは、ERAです。ヴァイオリン、壷井彰久!」「ギター、鬼怒無月!」って大拍手!「今日はあまりしゃべらないでやりましょうか」って鬼怒さん。「ほんとですか。そんなことが可能なんですか」って壷井さん、爆笑!今日は今月3回目のライブとのことで。「たまには立場を変えて、壷井くんがくだらない話を」って鬼怒さん。「くだらない話をしてるって自覚はあるんですね」って壷井さん、爆笑!「ためになる話もあるじゃないですか。SFとか」って壷井さん。「ためにならないと思います」って鬼怒さん。ここでしばしSF小説のお話に。いつものようにかみ合わないやり取りに爆笑の連続です。ここで壷井さんがスピーカーから聞こえるノイズが気になったようで、その原因が鬼怒さんがギターの弦に触れると発生するようで「左手をギターから離して」って壷井さん。「電位差ですかね」って。

 2曲目は「Uncle Einer」。アコギのリズミカルなリフから明るく楽しくはじまって、ヴァイオリンがのびやかに奏で、アップテンポのノリノリモードでギターのパワフルなカッティングリフにのってヴァイオリンがドライブ感たっぷりにリズミカルに爽やかに楽しく奏でて。中盤ではヴァイオリンの静かなリフからギターのリズミカルなソロへ。そしてギターのパワフルなカッティングリフからヴァイオリンのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフとブレイクからギターとヴァイオリンが明るく楽しくリズミカルに奏でて、ラストはダイナミックなリフからゆっくりと。

 「ありがとうございます」って壷井さん。でまたノイズが発生すると「左手離して!」って鬼怒さんに。ここで再びSF小説のお話に。レイ氏の作品は後期になって“古き良きアメリカ”の情景が書かれるようになったとか。で、鬼怒さんのお薦めは“10月はたそがれの国”だそうで、「読んだことある人います?」って。でも手を挙げた人はお1人のみ。「マジすか!それはいけませんねぇ。あれは読んだほうがいいです」って。すみません。「共同購入して廻し読みしますか」って壷井さん、爆笑!文章だけでなく、挿絵もお勧めだそうで。このあと壷井さんちの近くにある小さい本屋さんのお話で爆笑の連続!

 3曲目はまだタイトルのない、鬼怒さんが2014年1月4日に作った曲とのことで。「いま曲をロードしてます」って壷井さん。アップテンポのテクニカルなリフとユニゾンリフがスリリングに展開して、明るく楽しく爽やかな感じのリズミカルなリフへ。中盤ではギターの静かなリフからヴァイオリンソロへ。序盤はのびやかに爽やかに、それがノリノリのドライブ感たっぷりのギターリフにのってテクニカルに弾きまくって。その後、ダイナミックなリフから静かになって、ヴァイオリンのリフにのってギターソロへ。序盤はリズミカルにパワフルに。途中で鬼怒さんが壷井さんに合図してブレイクを入れて、静かになってヴァイオリンのフィンガーピックリフからギターがエモーショナルにリズミカルに奏で、そしてパワフルで激しいカッティングを。終盤ではアップテンポのテクニカルなリフとユニゾンリフがスリリングに展開して。「曲名募集中」って壷井さん。

 次の曲は「今日の未明に書きあげまして」って壷井さん、出来立ての新曲を披露してくださるそうで。「未明って何時頃を言うの?」って鬼怒さん。「明るくないってことですよね」って。それよりも「ねぎらってほしい」って壷井さん、爆笑!「つらかったでしょう。お疲れ様でした」って鬼怒さん。「曲を作らないと殺されると思って」って壷井さん、爆笑!「素敵な曲ですね」って鬼怒さん。ここでまた本の話になって、鬼怒さんは豊橋の本屋さんをお薦めされてました。

 壷井さんの新曲は6/8や9/8の3連符のリズムの曲だそうで仮タイトルは「ジーグ」のようで。ヴァイオリンの爽やかで瑞々しい感じのリズミカルなリフからはじまって、ゆっくりとお散歩しているかのようにたおやかで綺麗なメロのリフがながれ、ギターのリズミカルなカッティングリフにのって、ヴァイオリンが跳ねるように奏でて。素敵!中盤ではヴァイオリンリフからギターのリズミカルでテクニカルなソロが。続いてギターリフからヴァイオリンのエモーショナルなソロがドラマティックに。終盤ではギターのアップテンポのリフにのってヴァイオリンが綺麗にたおやかに奏で、ラストはリズミカルなリフからゆっくりとしっとりと。「いい曲ですね」「壷井さんの涙のあとが」って鬼怒さん。

 曲タイトルの話から「動物の名前の曲ってありますか?」って鬼怒さん。Dogとかcatとか結構あるような。鬼怒さん、いきなり“鰺/アジ”って。壷井さんもお客さんも驚き&大爆笑!「それ、笑わずに曲名紹介できますか?」って壷井さん、さらに爆笑&大受け!

 「次が1部最後の曲です」って鬼怒さん。5曲目は「Left Window」。ヴァイオリンのディレイを効かせたサウンドが静かに幻想的にながれ、そこにギターも加わって、そしてヴァイオリンがフィンガーピックのリズミカルなリフを、ギターもリズミカルなリフを、アップテンポでパワフルに奏でるも、静かになって。その後ヴァイオリンのリズミカルなリフからギターのアップテンポのパワフルなカッティングリフがはいって、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。中盤では静かなギターリフからヴァイオリンソロへ。序盤はフィンガーピックで静かに奏で、そしてリズミカルに盛り上がっていって。その後、アップテンポのパワフルなリフから静かになって、ギターソロへ。序盤は静かに、そしてリズミカルにテクニカルに、さらにパワフルなカッティングを。終盤ではアップテンポのパワフルでリズミカルなリフで盛り上がっていってダイナミックにFin。

 曲が終わると大拍手!「ヴァイオリン、壷井彰久!」「ギター、鬼怒無月!」「しばらく休憩します」って大拍手!時計を見ると20時42分。ちょうど1時間の第1部でした。

 21時5分ころ、お二人がステージに戻って準備を。鬼怒さんはガットギターを。そしてはじまった2部最初となる6曲目は「Foghorn」。ギターのしっとりとしたリフがたおやかにながれ、ヴァイオリンがゆったりと哀愁のメロディを美しくドラマティックに奏でて。その後、静かになってギターのエモーショナルなソロへ。続いてヴァイオリンがギターリフにのって力強くのびやかに奏でて。終盤ではギターリフからヴァイオリンがしっとりと哀愁のメロディをゆったりと奏でて。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「次は新譜を作りたいですね」「4作を録り直すという手もありますけど」って壷井さん、爆笑!「何かくだらない話を」って鬼怒さん。「くだらない話はボクの担当じゃないので」って壷井さん、爆笑!「大先輩の前でボケるなんて」って爆笑!

 次は「去年作った、タイトルのない曲を」って鬼怒さん。小声で「カンパチ」って壷井さん、爆笑!で、7曲目、始まりのカウントのテンポを確認しあってからはじまって。リズミカルなリフから力強くも爽やかな感じのリフが。そしてギターのカッティングリフからヴァイオリンが力強く奏で、ブレイクからダイナミックなリフが。中盤ではパワフルでリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。続いてパワフルなカッティングリフやリズミカルなリフからヴァイオリンのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフから一旦止まって、ヴァイオリンがしっとりとゆったりと奏で、再びギターのパワフルなカッティングリフがはいって、ヴァイオリンが爽やかに奏で、パワフルなカッティングリフからリズミカルに盛り上がって。

 「曲名がないと、セットリストを作るのに困る」って壷井さん。鬼怒さんの御友人の某Sax奏者の方は“曲名辞典”を持っているとか。曲名にふさわしい素敵な言葉をまとめてあるそうで。
 「冬は乾燥してヴァイオリンが弦が外れてバラバラになる」って壷井さん。ヴァイオリンは弦の張力でバランスが保たれているので、弦が緩むとバラバラになるそうで。さらに内部には“魂柱”と呼ばれる支え柱もあるそうで。で、ここから鬼怒さんがギターの話を。ギターは大体は“魂柱”はないそうですが、あるギタリストが“魂柱”を付けてみたところ、いい音がしたそうで。で、しばらくたったあるときにそのギタリストに会って“魂柱”のギターのことを尋ねたところ「(いい音は)気のせいだった」って言われたって大爆笑!

 8曲目もまだタイトルの決まっていない曲。ギターのしっとりとほのぼのした感じのリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンもほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏で、ユニゾンで。そしてギターリフからヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏で、ギターのパワフルなカッティングリフからヴァイオリンが力強くのびやかにドラマティックに奏でて。その後、静かになってしっとりとFin。
 「ありがとうございます」って壷井さん。「いい曲になってきましたね」って鬼怒さん。「これを踏まえてさらにバージョンアップして、サービスパック付で」って壷井さん。「サービスパックってなんですか?」って鬼怒さん。「なんでもないです」って壷井さん、爆笑!

 ここでJAZZの話になって「譜面に“open”って書いてあったらJAZZ」って壷井さん。“open”とはアドリブだそうですが「”open”は気が済むまで弾く」って壷井さん、爆笑!鬼怒さんは「何かを成し遂げるまで」って大拍手!「何それ!かっこいいじゃないですか!」「さっきまで“鰺”って言ってた人が“成し遂げる”って!」「同じ人が言ってるとは思えない」って壷井さん、爆笑!

 9曲目は「Three colors of the Sky」。ギターの綺麗なリフがしっとりと響き、爽やかでリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンが瑞々しく爽やかに奏でて。そしてギターのパワフルなカッティングリフにのってヴァイオリンが明るく力強くのびやかに奏でて。中盤ではギターのテクニカルなソロ、続いてギターのパワフルなカッティングリフからヴァイオリンののびやかでドラマティックなソロが。終盤ではギターのリズミカルなカッティングリフからヴァイオリンが瑞々しく綺麗に奏で、ラストはしっとりとゆっくりと。「ありがとうございます」って壷井さん。

 ここで壷井さんが物販のCDの宣伝を。鬼怒さんは「あとで持ってきます」って。「次が最後の曲ですが、何か言い残したことは?」って壷井さん、鬼怒さんに。「今日、横浜からいらした方はいますか?」って鬼怒さん。5-6人が手を挙げていたかな?自分は横須賀なもので。以前、鬼怒さんは関内の某ハコの方に「横浜で人を呼ぶにはどうすればいいんでしょうね?」って尋ねたところ、「横浜に愛されなきゃダメ」って言われたとか。で、壷井さんは横浜生まれだそうですが「横浜に住んでたのは生まれて1カ月だけ」って。「生まれて1カ月の赤ちゃんが海老名まで歩いていって」って鬼怒さん、爆笑!「相鉄線に乗って」って壷井さん、爆笑!

 本編最後となる10曲目は「金環食」。ヴァイオリンとギターの追っかけリフとユニゾンからアップテンポのダイナミックなリフがスリリングに。そして静かなリフからパワフルになって、ダイナミックなリフが迫りくるようにスリリングに。さらにギターのアップテンポのパワフルで躍動感たっぷりなカッティングリフにヴァイオリンのリズミカルなリフがのって、テクニカルなユニゾンも。中盤ではヴァイオリンのリズミカルナリフからギターのアグレッシブな弾きまくりソロが。パワフルで激しいカッティングもスリリングに。続いてギターのパワフルなリフからヴァイオリンソロへ。序盤はエモーショナルにはじまって、テクニカルにアグレッシブに弾きまくって盛り上がって。終盤ではブレイクからダイナミックなリフからテクニカルなリフやユニゾンリフがスリリングに展開して盛大にFin。
 「ありがとうございました。ギター、鬼怒無月!」「ヴァイオリン、壷井彰久!ありがとうございました」って互いに大拍手のなか、紹介しあって、そして楽屋へ。もちろん大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。

 すると少ししてからお二人がステージに戻って大拍手で迎えられます。「ありがとうございます。何かを成し遂げたような気がします」って壷井さん、爆笑!
 チューニング中に「以前、冬の乾燥でヴァイオリンのボディが割れたことがある」って壷井さん。ヴァイオリンはバラバラになっても元に戻せるとか。で、ヴァイオリンは古い名器が残っていることも多いですが「ギターはせいぜい100年」って鬼怒さん。「ヴァイオリンは1600年のものも」って壷井さんが言うと、「えっ、1600年前?」って鬼怒さん、爆笑!「ちがいますよ」って壷井さん。
 鬼怒さんのエレキギターは、あるギター工房で作ってもらっているそうですが、ボディの鳴りに影響するので、できるだけネジを減らして製作してもらっているそうで。で、ヴァイオリンですが、ヴァイオリニストのなかにはボディの鳴りを良くするために肩当てやアゴ当てを付けないで弾く方もいらっしゃるそうで。「肩とアゴでヴァイオリンをずっとはさんでいられるの?」って鬼怒さん。「大丈夫ですよ」って壷井さん。「ヴァイオリンを挟んだままで食事とかもできるの?」「できますよ」って。さらに「じゃあ、何時間ヴァイオリンを挟んでいられるかギネスに挑戦するとか」って鬼怒さん。話が収拾つかなくなりそうな感じがしたのか、壷井さんが「これ、アンコールですから」って打ち切って爆笑!

 オーラス11曲目は「Sailing Stone」。ギターのリズミカルなリフからヴァイオリンが爽やかなメロディを奏で、リズミカルなリフ、ユニゾンリフからダイナミックなリフが。中盤では爽やかでリズミカルなリフからヴァイオリンソロへ。序盤はのびやかにエモーショナルに。それがテクニカルに弾きまくって。続いてはリズミカルなリフ、ユニゾンリフからギターのパワフルでテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフから躍動感たっぷりにパワフルにリズミカルに盛り上がって。そして一旦止まってからパワフルなカッティングリフにのってヴァイオリンが爽やかに奏でて盛り上がっていってFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。ヴァイオリン、壷井彰久!」「ギター、鬼怒無月!ありがとうございました」ってお互いに紹介して、そして大拍手のなか、楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると22時10分過ぎ。1時間ちょいの第2部で、合計2時間強のとっても素敵なライブでした。
 先週の茅ヶ崎に続いてのライブ。前回はほとんどステージが見えなかったんですけど、今回は余裕でゆったりたっぷり楽しませていただきました。素晴らしい演奏を堪能でき、抱腹絶倒のMCにおもいっきり笑わせていただいて。最高っす!壷井さん新曲もほんと素敵でしたね。またぜひライブ観に行きたいっす。ニューアルバムもぜひぜひお願いしたいっす。本日のキーワード”アジ””成し遂げる”