◇ 2012.8.26 鎌倉ダフネ
昨年2011年12月27日に歌手生活42周年記念のリサイタルを開催され、大盛況で幕を閉じ、今年2012年4月にはご自身が監修された、初のセルフプロデュース作「FROM THE BOTTOM」を発表された<カルメン・マキさん>。私は4/26の鎌倉でのレコ発ライブのときに購入させていただいて、おまけにサインもしていただいて超感激!もちろんライブ自体も素晴らしくて。なのでまた機会があればライブを観にいきたいなって思っていました。そんな折に・・・悲しい訃報が・・・このアルバムの多くの曲でコントラバスを演奏された松永さんが天国へ旅立たれてしまったと・・・ビックリしました。あの味わい深い低音がもう2度と生で聴けないというのは、ただただ残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。
さて、マキさんのライブスケジュールをチェックいたしますに・・・全部観に行きたいのはやまやまですが、なにぶん時間もお金も限られているもので・・・すると8/26に再び鎌倉でライブがあるのとの情報が。この日は日曜日なので問題はなく、しかも演奏メンバーが、ギター<桜井芳樹さん>、コントラバス<西嶋徹さん>、ヴァイオリン&ヴォイス<太田恵資さん>という弦楽器トリオとのことで、楽しみにしていました。
さて当日。朝から所用で出かけていましたが、鎌倉には開演予定19時の30分前には着いて、のんびり歩いてお店へ。そして飲み物をオーダーして開演を待ちます。
19時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して拍手で迎えられます。ステージは向かって左に水色のテレキャスを抱えた桜井さんが。ハンチングがキマってます。後方にはコントラバスに寄り添う西嶋さんが。足元にはエフェクターがいっぱいです。ステージ右はヴァイオリンの太田さん。ナチュラルボディとブルーのヴァイオリンと赤のエレキヴァイオリンが用意されてます。そしてフロント中央がマキさん。ダークグリーン系のお花柄チュニックにジーンズで、髪にはターバンを巻いて。70年代初期を思い起こさせるいでたちで。ただ今回はステージが狭くてヴォーカルスペースがほんのわずかでほとんど動けない感じです。
ギターのゆったりとしたメロウなソロからはじまった1曲目は「それはスポットライトではない」。ミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、ヴァイオリンも加わって伸びやかに奏でて。間奏では力強いベースソロが。終盤ではヴォーカルがハイトーンで歌い上げ、そしてヴァイオリンのゆったりとしたカントリー風のソロが。
「ありがとうございます」ってマキさん。ここでお店の方にヴァイオリンが聴こえないとかギターが大きいとかサウンド調整を御願いされて。どうも太田さんがリハのときいらっしゃらなかったようで。そしてここでメンバー紹介です。おのおのに大きな拍手が。
2曲目は「No Face, No Name, No Number」。ギターのアルペジオのメロウなリフからはじまって、ヴァイオリンが伸びやかに奏で、しっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強くなって歌い上げて。間奏ではヴァイオリンが幻想的なサウンドを響かせるなか、テクニカルなギターソロが。その後ヴォーカルのビブラートを効かせたスキャットがはいって。終盤では一旦止まったあと、ヴォーカルがソロでしっとりと歌い、そしてバンドがはいってゆったりとドラマティックに展開して。ラストはヴァイオリンのテクニカルなソロが。ヴォーカルがスキャットで寄り添って。
「どうもありがとう」ってマキさん。そして前列のお客さんに食事が用意されたのを見て「どうぞたべてください」って勧めて。
3曲目は「As tears go by」。まずは伸びやかで味わい深いベースソロが。そしてしっとりとほのぼのした感じのヴォーカルがはいって、ベースが寄り添うようにフィルを入れて。その後ギターとヴァイオリンのリズミカルなリフがはいって、ヴォーカルがパワフルに歌い上げて。間奏ではヴァイオリンのほのぼのしたメロディのソロが。その後、ベースのリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、ギターとヴァイオリンのリフもはいってもりあがって、ヴォーカルが歌い上げて。ラストは静かになってヴォーカルがソロでスキャットを。
「1曲、異色のJAZZナンバーを」ってマキさん。「私には彼氏がいます。背の高い立派な彼・・・」って詩の朗読を。バックではギターがメロウなリフを静かに奏でて。詩の最後にマキさん「でも私にはいま彼氏はいません」って。そしてはじまった4曲目は「The man I love」。まずはギターのメロウでロマンティックなソロが。そしてヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって色っぽく歌い上げて。間奏では伸びやかでロマンティックなヴァイオリンソロが。「So Sweet!」ってマキさん。ソロが終わると拍手が。終盤再びヴォーカルが色っぽく歌い上げて。曲が終わるとマキさんがメンバー紹介を。おのおのに大きな拍手が。
「次が1部最後の曲です」「アルバムの最後に入っている曲」ってマキさん。ずっと以前からライブで演奏されてきた曲で、様々なメンバー構成でその都度アレンジも変えて練り上げてきて、やっと1つの形になったそうで。でもまだまだ進化し続けるそうで。5曲目は「NORD –北へ-」。ヴァイオリンが静かに幻想的な音色を響かせ、ベースがボディを叩いてアクセントを入れ、そしてゆったりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がって歌い上げ、リズミカルに力強く。その後ベースの躍動感のあるミドルテンポのリズムがはいって、力強いヴォーカルとヴァイオリンとギターのリフがはいって盛り上がっていって、歌い上げて。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンの幻想的でエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのテクニカルなリフ・ギターのパワフルなリフからヴァイオリンが力強く伸びやかに奏でて。その後リズミカルなヴォーカルがはいって、そこからヴァイオリンとベースのリズミカルなリフにのってギターのテクニカルなソロが。それが終盤ではフリーインプロの混沌とした感じに。そして静かになってからベースが躍動感のあるリフをゆったりと響かせ、しっとりと美しいヴォーカルと幻想的なヴァイオリンサウンドがはいって徐々に盛り上がっていって。ラストはマキさんの合図でダイナミックにFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。ちょっと休憩します」ってマキさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りて。時計を見ると20時3分。約50分の第1部でした。休憩中にマキさんはお店の方にサウンドバランスについていろいろ打ち合わせされていたようで。また休憩中にどんどんお客さんが増えてだいぶにぎやかに。
21時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って拍手で迎えられます。休憩中にマキさんはファンの方のお話されたそうで、そのファンの方が“すごく緊張してる”っておっしゃられたとか。「お客さんが緊張してどうするの?」って笑いが。「いつも緊張しているのがお客さんで、リラックスしてるのが私」って笑いと拍手が。そして客席を見渡して「1部と2部でお客さんの顔ぶれがたいぶ違ってる」って。
第2部まずはベースのテクニカルなソロが。そしてベースとギターの軽快でリズミカルなリフからはじまった6曲目は「Will You Still Love Me Tomorrow」。この曲をいままで自分はライブで聴いたことがなかったもので、めっちゃ嬉しいっす!跳ねるようなリズムでヴォーカルがはいって、そして力強く歌い上げて。間奏ではヴァイオリンの明るく爽やかな感じのリズミカルなソロ。続いて軽やかなギターソロが。終盤では再びヴォーカルがパワフルに歌い上げて。マキさんニコニコです。
続いて7曲目は「ジプシーソング」。まずはヴァイオリンのスパニッシュな情熱的なソロが。その後しっとりとしたヴォーカルがはいって力強く歌い上げ、そしてベースとギターのリズミカルなリフがはいって跳ねるようなリズムでヴァイオリンが伸びやかに奏で、ヴォーカルがパワフルに歌って。間奏ではベースのリズミカルでテクニカルなソロが。終盤ではダンサブルなリズムでヴォーカルが力強く歌い上げ、ヴァイオリンがリズミカルなソロを。それが徐々にゆったりと静かに。
「どうもありがとう」ってマキさん。ここ鎌倉はマキさん出生の地だそうですが、生まれてすぐに大田区に移ったために記憶はないそうで。でも先日、娘さんと鎌倉散策に訪れて、長谷観音や大仏などを観てまわったそうで。ちなみに今日は途中から江ノ電にのって鎌倉に着いたそうですが「1時間遅刻した」って笑いが。
8曲目は「A bird and a flower」。ヴァイオリンがカモメの鳴くような音を発して、ギターがしっとりとしたアルペリフを奏で、マキさんが詩の朗読を。そしてしっとりとしたヴォーカルがはいってロマンティックに艶やかに歌い上げて。間奏ではゆったりとしたエモーショナルなギターソロ、ヴァイオリンの美しいドラマティックなソロが。終盤ではヴォーカルが伸びやかに力強く歌い上げ、ヴァイオリンが寄り添って艶やかにロマンティックにゆったりと奏でて。
続いて「私は塔のてっぺんに棲む魔女」って、まずは詩の朗読を。そして「てっぺんをめざして、てっぺんに行くよ!」って。9曲目は「てっぺん」。ギターのリズミカルでパワフルなリフから、力強いヴォーカルとヴァイオリンリフがはいってかっくいいロック調に。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続いて、マキさんもパワフルなスキャットをいれて。そのあと太田さんがリズミカルなヴォイスタブラを。西嶋さんがコントラバスのボディを叩いて盛り上げて。そしてパワフルなヴォーカルがはいってヴァースに戻って盛り上がって。ラストはヴァイオリンのアグレッシブなソロにヴォーカルがハイトーンのスキャットで盛り上げて。
「次が最後の曲です」ってマキさん。元々は個人的な内容の詩だったそうですが「あの日から自分の中で歌う気持ちが変わって」「もっと深くもっと広く聴いてもらえれば」「伝わるかな?SoulからSoulへ」って本編最後となる10曲目は「ソウル」。ギターの軽やかなアルペリフからアップテンポではじまって、リズミカルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、サビでは力強く歌い上げて。間奏ではギターの軽やかでテクニカルなソロ、ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。終盤ではパワフルなヴォーカルがはいって歌い上げ、ロングスクリーミングも。その後ほのぼのした感じのリフがながれるなか、ヴォーカルが爽やかなスキャットを、ヴァイオリンがエモーショナルなソロを奏で、静かにFin。
曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。ギター、桜井芳樹さん!コントラバス、西嶋徹さん!ヴァイオリン、太田恵資さん!」ってマキさんが紹介しておのおのに大きな拍手が。そして太田さんが「カルメン・マキさん!」って紹介して大拍手!そしてその大拍手がアンコールを求める手拍子になって。太田さんと桜井さんはステージを降りますが、「帰りの電車がなくなっちゃう」と言いつつもマキさんはステージを降りずにアンコールをやってくれそうな感じ。そして太田さんと桜井さんもステージに戻って大拍手!でも桜井さんは一旦ステージを降りてアンコール曲の譜面を取りに。
オーラス11曲目は「アフリカの月」。まずはギターのテクニカルなソロが。そしてゆったりと力強いブルーズ調のヴォーカルがはいって。どこか懐かしい感じもするムーディな曲調でほのぼのと。間奏ではヴァイオリンの艶っぽいエモーショナルなソロが。その後ヴォーカルが力強く歌い上げて。
曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りてライブ終了です。時計を見ると22時10分。約1時間の2部で、計2時間弱のとっても素敵なライブでした。
今回もマキさんのパワフルかつ繊細で美しく表現力豊かな歌声をたっぷりと堪能させていただきました。そして桜井さんの軽快でテクニカルなギターも、西嶋さんの力強く味わい深いベースも、太田さんのアグレッシブかつ艶やかで繊細なヴァイオリンもたっぷりと楽しめた、ほんと素敵なライブでしたね。ずっと聴きたかった「Will You~」も演ってくれてめっちゃ嬉しかったっす。また機会があればライブ観に行きたいっす。
昨年2011年12月27日に歌手生活42周年記念のリサイタルを開催され、大盛況で幕を閉じ、今年2012年4月にはご自身が監修された、初のセルフプロデュース作「FROM THE BOTTOM」を発表された<カルメン・マキさん>。私は4/26の鎌倉でのレコ発ライブのときに購入させていただいて、おまけにサインもしていただいて超感激!もちろんライブ自体も素晴らしくて。なのでまた機会があればライブを観にいきたいなって思っていました。そんな折に・・・悲しい訃報が・・・このアルバムの多くの曲でコントラバスを演奏された松永さんが天国へ旅立たれてしまったと・・・ビックリしました。あの味わい深い低音がもう2度と生で聴けないというのは、ただただ残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。
さて、マキさんのライブスケジュールをチェックいたしますに・・・全部観に行きたいのはやまやまですが、なにぶん時間もお金も限られているもので・・・すると8/26に再び鎌倉でライブがあるのとの情報が。この日は日曜日なので問題はなく、しかも演奏メンバーが、ギター<桜井芳樹さん>、コントラバス<西嶋徹さん>、ヴァイオリン&ヴォイス<太田恵資さん>という弦楽器トリオとのことで、楽しみにしていました。
さて当日。朝から所用で出かけていましたが、鎌倉には開演予定19時の30分前には着いて、のんびり歩いてお店へ。そして飲み物をオーダーして開演を待ちます。
19時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して拍手で迎えられます。ステージは向かって左に水色のテレキャスを抱えた桜井さんが。ハンチングがキマってます。後方にはコントラバスに寄り添う西嶋さんが。足元にはエフェクターがいっぱいです。ステージ右はヴァイオリンの太田さん。ナチュラルボディとブルーのヴァイオリンと赤のエレキヴァイオリンが用意されてます。そしてフロント中央がマキさん。ダークグリーン系のお花柄チュニックにジーンズで、髪にはターバンを巻いて。70年代初期を思い起こさせるいでたちで。ただ今回はステージが狭くてヴォーカルスペースがほんのわずかでほとんど動けない感じです。
ギターのゆったりとしたメロウなソロからはじまった1曲目は「それはスポットライトではない」。ミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、ヴァイオリンも加わって伸びやかに奏でて。間奏では力強いベースソロが。終盤ではヴォーカルがハイトーンで歌い上げ、そしてヴァイオリンのゆったりとしたカントリー風のソロが。
「ありがとうございます」ってマキさん。ここでお店の方にヴァイオリンが聴こえないとかギターが大きいとかサウンド調整を御願いされて。どうも太田さんがリハのときいらっしゃらなかったようで。そしてここでメンバー紹介です。おのおのに大きな拍手が。
2曲目は「No Face, No Name, No Number」。ギターのアルペジオのメロウなリフからはじまって、ヴァイオリンが伸びやかに奏で、しっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強くなって歌い上げて。間奏ではヴァイオリンが幻想的なサウンドを響かせるなか、テクニカルなギターソロが。その後ヴォーカルのビブラートを効かせたスキャットがはいって。終盤では一旦止まったあと、ヴォーカルがソロでしっとりと歌い、そしてバンドがはいってゆったりとドラマティックに展開して。ラストはヴァイオリンのテクニカルなソロが。ヴォーカルがスキャットで寄り添って。
「どうもありがとう」ってマキさん。そして前列のお客さんに食事が用意されたのを見て「どうぞたべてください」って勧めて。
3曲目は「As tears go by」。まずは伸びやかで味わい深いベースソロが。そしてしっとりとほのぼのした感じのヴォーカルがはいって、ベースが寄り添うようにフィルを入れて。その後ギターとヴァイオリンのリズミカルなリフがはいって、ヴォーカルがパワフルに歌い上げて。間奏ではヴァイオリンのほのぼのしたメロディのソロが。その後、ベースのリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、ギターとヴァイオリンのリフもはいってもりあがって、ヴォーカルが歌い上げて。ラストは静かになってヴォーカルがソロでスキャットを。
「1曲、異色のJAZZナンバーを」ってマキさん。「私には彼氏がいます。背の高い立派な彼・・・」って詩の朗読を。バックではギターがメロウなリフを静かに奏でて。詩の最後にマキさん「でも私にはいま彼氏はいません」って。そしてはじまった4曲目は「The man I love」。まずはギターのメロウでロマンティックなソロが。そしてヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって色っぽく歌い上げて。間奏では伸びやかでロマンティックなヴァイオリンソロが。「So Sweet!」ってマキさん。ソロが終わると拍手が。終盤再びヴォーカルが色っぽく歌い上げて。曲が終わるとマキさんがメンバー紹介を。おのおのに大きな拍手が。
「次が1部最後の曲です」「アルバムの最後に入っている曲」ってマキさん。ずっと以前からライブで演奏されてきた曲で、様々なメンバー構成でその都度アレンジも変えて練り上げてきて、やっと1つの形になったそうで。でもまだまだ進化し続けるそうで。5曲目は「NORD –北へ-」。ヴァイオリンが静かに幻想的な音色を響かせ、ベースがボディを叩いてアクセントを入れ、そしてゆったりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がって歌い上げ、リズミカルに力強く。その後ベースの躍動感のあるミドルテンポのリズムがはいって、力強いヴォーカルとヴァイオリンとギターのリフがはいって盛り上がっていって、歌い上げて。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンの幻想的でエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのテクニカルなリフ・ギターのパワフルなリフからヴァイオリンが力強く伸びやかに奏でて。その後リズミカルなヴォーカルがはいって、そこからヴァイオリンとベースのリズミカルなリフにのってギターのテクニカルなソロが。それが終盤ではフリーインプロの混沌とした感じに。そして静かになってからベースが躍動感のあるリフをゆったりと響かせ、しっとりと美しいヴォーカルと幻想的なヴァイオリンサウンドがはいって徐々に盛り上がっていって。ラストはマキさんの合図でダイナミックにFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。ちょっと休憩します」ってマキさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りて。時計を見ると20時3分。約50分の第1部でした。休憩中にマキさんはお店の方にサウンドバランスについていろいろ打ち合わせされていたようで。また休憩中にどんどんお客さんが増えてだいぶにぎやかに。
21時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って拍手で迎えられます。休憩中にマキさんはファンの方のお話されたそうで、そのファンの方が“すごく緊張してる”っておっしゃられたとか。「お客さんが緊張してどうするの?」って笑いが。「いつも緊張しているのがお客さんで、リラックスしてるのが私」って笑いと拍手が。そして客席を見渡して「1部と2部でお客さんの顔ぶれがたいぶ違ってる」って。
第2部まずはベースのテクニカルなソロが。そしてベースとギターの軽快でリズミカルなリフからはじまった6曲目は「Will You Still Love Me Tomorrow」。この曲をいままで自分はライブで聴いたことがなかったもので、めっちゃ嬉しいっす!跳ねるようなリズムでヴォーカルがはいって、そして力強く歌い上げて。間奏ではヴァイオリンの明るく爽やかな感じのリズミカルなソロ。続いて軽やかなギターソロが。終盤では再びヴォーカルがパワフルに歌い上げて。マキさんニコニコです。
続いて7曲目は「ジプシーソング」。まずはヴァイオリンのスパニッシュな情熱的なソロが。その後しっとりとしたヴォーカルがはいって力強く歌い上げ、そしてベースとギターのリズミカルなリフがはいって跳ねるようなリズムでヴァイオリンが伸びやかに奏で、ヴォーカルがパワフルに歌って。間奏ではベースのリズミカルでテクニカルなソロが。終盤ではダンサブルなリズムでヴォーカルが力強く歌い上げ、ヴァイオリンがリズミカルなソロを。それが徐々にゆったりと静かに。
「どうもありがとう」ってマキさん。ここ鎌倉はマキさん出生の地だそうですが、生まれてすぐに大田区に移ったために記憶はないそうで。でも先日、娘さんと鎌倉散策に訪れて、長谷観音や大仏などを観てまわったそうで。ちなみに今日は途中から江ノ電にのって鎌倉に着いたそうですが「1時間遅刻した」って笑いが。
8曲目は「A bird and a flower」。ヴァイオリンがカモメの鳴くような音を発して、ギターがしっとりとしたアルペリフを奏で、マキさんが詩の朗読を。そしてしっとりとしたヴォーカルがはいってロマンティックに艶やかに歌い上げて。間奏ではゆったりとしたエモーショナルなギターソロ、ヴァイオリンの美しいドラマティックなソロが。終盤ではヴォーカルが伸びやかに力強く歌い上げ、ヴァイオリンが寄り添って艶やかにロマンティックにゆったりと奏でて。
続いて「私は塔のてっぺんに棲む魔女」って、まずは詩の朗読を。そして「てっぺんをめざして、てっぺんに行くよ!」って。9曲目は「てっぺん」。ギターのリズミカルでパワフルなリフから、力強いヴォーカルとヴァイオリンリフがはいってかっくいいロック調に。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続いて、マキさんもパワフルなスキャットをいれて。そのあと太田さんがリズミカルなヴォイスタブラを。西嶋さんがコントラバスのボディを叩いて盛り上げて。そしてパワフルなヴォーカルがはいってヴァースに戻って盛り上がって。ラストはヴァイオリンのアグレッシブなソロにヴォーカルがハイトーンのスキャットで盛り上げて。
「次が最後の曲です」ってマキさん。元々は個人的な内容の詩だったそうですが「あの日から自分の中で歌う気持ちが変わって」「もっと深くもっと広く聴いてもらえれば」「伝わるかな?SoulからSoulへ」って本編最後となる10曲目は「ソウル」。ギターの軽やかなアルペリフからアップテンポではじまって、リズミカルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、サビでは力強く歌い上げて。間奏ではギターの軽やかでテクニカルなソロ、ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。終盤ではパワフルなヴォーカルがはいって歌い上げ、ロングスクリーミングも。その後ほのぼのした感じのリフがながれるなか、ヴォーカルが爽やかなスキャットを、ヴァイオリンがエモーショナルなソロを奏で、静かにFin。
曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。ギター、桜井芳樹さん!コントラバス、西嶋徹さん!ヴァイオリン、太田恵資さん!」ってマキさんが紹介しておのおのに大きな拍手が。そして太田さんが「カルメン・マキさん!」って紹介して大拍手!そしてその大拍手がアンコールを求める手拍子になって。太田さんと桜井さんはステージを降りますが、「帰りの電車がなくなっちゃう」と言いつつもマキさんはステージを降りずにアンコールをやってくれそうな感じ。そして太田さんと桜井さんもステージに戻って大拍手!でも桜井さんは一旦ステージを降りてアンコール曲の譜面を取りに。
オーラス11曲目は「アフリカの月」。まずはギターのテクニカルなソロが。そしてゆったりと力強いブルーズ調のヴォーカルがはいって。どこか懐かしい感じもするムーディな曲調でほのぼのと。間奏ではヴァイオリンの艶っぽいエモーショナルなソロが。その後ヴォーカルが力強く歌い上げて。
曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りてライブ終了です。時計を見ると22時10分。約1時間の2部で、計2時間弱のとっても素敵なライブでした。
今回もマキさんのパワフルかつ繊細で美しく表現力豊かな歌声をたっぷりと堪能させていただきました。そして桜井さんの軽快でテクニカルなギターも、西嶋さんの力強く味わい深いベースも、太田さんのアグレッシブかつ艶やかで繊細なヴァイオリンもたっぷりと楽しめた、ほんと素敵なライブでしたね。ずっと聴きたかった「Will You~」も演ってくれてめっちゃ嬉しかったっす。また機会があればライブ観に行きたいっす。