ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

12.8.26 カルメン・マキさん

2012-08-30 20:45:15 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2012.8.26 鎌倉ダフネ
 昨年2011年12月27日に歌手生活42周年記念のリサイタルを開催され、大盛況で幕を閉じ、今年2012年4月にはご自身が監修された、初のセルフプロデュース作「FROM THE BOTTOM」を発表された<カルメン・マキさん>。私は4/26の鎌倉でのレコ発ライブのときに購入させていただいて、おまけにサインもしていただいて超感激!もちろんライブ自体も素晴らしくて。なのでまた機会があればライブを観にいきたいなって思っていました。そんな折に・・・悲しい訃報が・・・このアルバムの多くの曲でコントラバスを演奏された松永さんが天国へ旅立たれてしまったと・・・ビックリしました。あの味わい深い低音がもう2度と生で聴けないというのは、ただただ残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

 さて、マキさんのライブスケジュールをチェックいたしますに・・・全部観に行きたいのはやまやまですが、なにぶん時間もお金も限られているもので・・・すると8/26に再び鎌倉でライブがあるのとの情報が。この日は日曜日なので問題はなく、しかも演奏メンバーが、ギター<桜井芳樹さん>、コントラバス<西嶋徹さん>、ヴァイオリン&ヴォイス<太田恵資さん>という弦楽器トリオとのことで、楽しみにしていました。

 さて当日。朝から所用で出かけていましたが、鎌倉には開演予定19時の30分前には着いて、のんびり歩いてお店へ。そして飲み物をオーダーして開演を待ちます。

 19時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して拍手で迎えられます。ステージは向かって左に水色のテレキャスを抱えた桜井さんが。ハンチングがキマってます。後方にはコントラバスに寄り添う西嶋さんが。足元にはエフェクターがいっぱいです。ステージ右はヴァイオリンの太田さん。ナチュラルボディとブルーのヴァイオリンと赤のエレキヴァイオリンが用意されてます。そしてフロント中央がマキさん。ダークグリーン系のお花柄チュニックにジーンズで、髪にはターバンを巻いて。70年代初期を思い起こさせるいでたちで。ただ今回はステージが狭くてヴォーカルスペースがほんのわずかでほとんど動けない感じです。

 ギターのゆったりとしたメロウなソロからはじまった1曲目は「それはスポットライトではない」。ミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、ヴァイオリンも加わって伸びやかに奏でて。間奏では力強いベースソロが。終盤ではヴォーカルがハイトーンで歌い上げ、そしてヴァイオリンのゆったりとしたカントリー風のソロが。

 「ありがとうございます」ってマキさん。ここでお店の方にヴァイオリンが聴こえないとかギターが大きいとかサウンド調整を御願いされて。どうも太田さんがリハのときいらっしゃらなかったようで。そしてここでメンバー紹介です。おのおのに大きな拍手が。

 2曲目は「No Face, No Name, No Number」。ギターのアルペジオのメロウなリフからはじまって、ヴァイオリンが伸びやかに奏で、しっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強くなって歌い上げて。間奏ではヴァイオリンが幻想的なサウンドを響かせるなか、テクニカルなギターソロが。その後ヴォーカルのビブラートを効かせたスキャットがはいって。終盤では一旦止まったあと、ヴォーカルがソロでしっとりと歌い、そしてバンドがはいってゆったりとドラマティックに展開して。ラストはヴァイオリンのテクニカルなソロが。ヴォーカルがスキャットで寄り添って。

 「どうもありがとう」ってマキさん。そして前列のお客さんに食事が用意されたのを見て「どうぞたべてください」って勧めて。

 3曲目は「As tears go by」。まずは伸びやかで味わい深いベースソロが。そしてしっとりとほのぼのした感じのヴォーカルがはいって、ベースが寄り添うようにフィルを入れて。その後ギターとヴァイオリンのリズミカルなリフがはいって、ヴォーカルがパワフルに歌い上げて。間奏ではヴァイオリンのほのぼのしたメロディのソロが。その後、ベースのリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、ギターとヴァイオリンのリフもはいってもりあがって、ヴォーカルが歌い上げて。ラストは静かになってヴォーカルがソロでスキャットを。

 「1曲、異色のJAZZナンバーを」ってマキさん。「私には彼氏がいます。背の高い立派な彼・・・」って詩の朗読を。バックではギターがメロウなリフを静かに奏でて。詩の最後にマキさん「でも私にはいま彼氏はいません」って。そしてはじまった4曲目は「The man I love」。まずはギターのメロウでロマンティックなソロが。そしてヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって色っぽく歌い上げて。間奏では伸びやかでロマンティックなヴァイオリンソロが。「So Sweet!」ってマキさん。ソロが終わると拍手が。終盤再びヴォーカルが色っぽく歌い上げて。曲が終わるとマキさんがメンバー紹介を。おのおのに大きな拍手が。

 「次が1部最後の曲です」「アルバムの最後に入っている曲」ってマキさん。ずっと以前からライブで演奏されてきた曲で、様々なメンバー構成でその都度アレンジも変えて練り上げてきて、やっと1つの形になったそうで。でもまだまだ進化し続けるそうで。5曲目は「NORD –北へ-」。ヴァイオリンが静かに幻想的な音色を響かせ、ベースがボディを叩いてアクセントを入れ、そしてゆったりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がって歌い上げ、リズミカルに力強く。その後ベースの躍動感のあるミドルテンポのリズムがはいって、力強いヴォーカルとヴァイオリンとギターのリフがはいって盛り上がっていって、歌い上げて。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンの幻想的でエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのテクニカルなリフ・ギターのパワフルなリフからヴァイオリンが力強く伸びやかに奏でて。その後リズミカルなヴォーカルがはいって、そこからヴァイオリンとベースのリズミカルなリフにのってギターのテクニカルなソロが。それが終盤ではフリーインプロの混沌とした感じに。そして静かになってからベースが躍動感のあるリフをゆったりと響かせ、しっとりと美しいヴォーカルと幻想的なヴァイオリンサウンドがはいって徐々に盛り上がっていって。ラストはマキさんの合図でダイナミックにFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。ちょっと休憩します」ってマキさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りて。時計を見ると20時3分。約50分の第1部でした。休憩中にマキさんはお店の方にサウンドバランスについていろいろ打ち合わせされていたようで。また休憩中にどんどんお客さんが増えてだいぶにぎやかに。

 21時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って拍手で迎えられます。休憩中にマキさんはファンの方のお話されたそうで、そのファンの方が“すごく緊張してる”っておっしゃられたとか。「お客さんが緊張してどうするの?」って笑いが。「いつも緊張しているのがお客さんで、リラックスしてるのが私」って笑いと拍手が。そして客席を見渡して「1部と2部でお客さんの顔ぶれがたいぶ違ってる」って。

 第2部まずはベースのテクニカルなソロが。そしてベースとギターの軽快でリズミカルなリフからはじまった6曲目は「Will You Still Love Me Tomorrow」。この曲をいままで自分はライブで聴いたことがなかったもので、めっちゃ嬉しいっす!跳ねるようなリズムでヴォーカルがはいって、そして力強く歌い上げて。間奏ではヴァイオリンの明るく爽やかな感じのリズミカルなソロ。続いて軽やかなギターソロが。終盤では再びヴォーカルがパワフルに歌い上げて。マキさんニコニコです。

 続いて7曲目は「ジプシーソング」。まずはヴァイオリンのスパニッシュな情熱的なソロが。その後しっとりとしたヴォーカルがはいって力強く歌い上げ、そしてベースとギターのリズミカルなリフがはいって跳ねるようなリズムでヴァイオリンが伸びやかに奏で、ヴォーカルがパワフルに歌って。間奏ではベースのリズミカルでテクニカルなソロが。終盤ではダンサブルなリズムでヴォーカルが力強く歌い上げ、ヴァイオリンがリズミカルなソロを。それが徐々にゆったりと静かに。

 「どうもありがとう」ってマキさん。ここ鎌倉はマキさん出生の地だそうですが、生まれてすぐに大田区に移ったために記憶はないそうで。でも先日、娘さんと鎌倉散策に訪れて、長谷観音や大仏などを観てまわったそうで。ちなみに今日は途中から江ノ電にのって鎌倉に着いたそうですが「1時間遅刻した」って笑いが。

 8曲目は「A bird and a flower」。ヴァイオリンがカモメの鳴くような音を発して、ギターがしっとりとしたアルペリフを奏で、マキさんが詩の朗読を。そしてしっとりとしたヴォーカルがはいってロマンティックに艶やかに歌い上げて。間奏ではゆったりとしたエモーショナルなギターソロ、ヴァイオリンの美しいドラマティックなソロが。終盤ではヴォーカルが伸びやかに力強く歌い上げ、ヴァイオリンが寄り添って艶やかにロマンティックにゆったりと奏でて。

 続いて「私は塔のてっぺんに棲む魔女」って、まずは詩の朗読を。そして「てっぺんをめざして、てっぺんに行くよ!」って。9曲目は「てっぺん」。ギターのリズミカルでパワフルなリフから、力強いヴォーカルとヴァイオリンリフがはいってかっくいいロック調に。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続いて、マキさんもパワフルなスキャットをいれて。そのあと太田さんがリズミカルなヴォイスタブラを。西嶋さんがコントラバスのボディを叩いて盛り上げて。そしてパワフルなヴォーカルがはいってヴァースに戻って盛り上がって。ラストはヴァイオリンのアグレッシブなソロにヴォーカルがハイトーンのスキャットで盛り上げて。

 「次が最後の曲です」ってマキさん。元々は個人的な内容の詩だったそうですが「あの日から自分の中で歌う気持ちが変わって」「もっと深くもっと広く聴いてもらえれば」「伝わるかな?SoulからSoulへ」って本編最後となる10曲目は「ソウル」。ギターの軽やかなアルペリフからアップテンポではじまって、リズミカルなヴォーカルがはいってほのぼのした感じの曲調になり、サビでは力強く歌い上げて。間奏ではギターの軽やかでテクニカルなソロ、ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。終盤ではパワフルなヴォーカルがはいって歌い上げ、ロングスクリーミングも。その後ほのぼのした感じのリフがながれるなか、ヴォーカルが爽やかなスキャットを、ヴァイオリンがエモーショナルなソロを奏で、静かにFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。ギター、桜井芳樹さん!コントラバス、西嶋徹さん!ヴァイオリン、太田恵資さん!」ってマキさんが紹介しておのおのに大きな拍手が。そして太田さんが「カルメン・マキさん!」って紹介して大拍手!そしてその大拍手がアンコールを求める手拍子になって。太田さんと桜井さんはステージを降りますが、「帰りの電車がなくなっちゃう」と言いつつもマキさんはステージを降りずにアンコールをやってくれそうな感じ。そして太田さんと桜井さんもステージに戻って大拍手!でも桜井さんは一旦ステージを降りてアンコール曲の譜面を取りに。

 オーラス11曲目は「アフリカの月」。まずはギターのテクニカルなソロが。そしてゆったりと力強いブルーズ調のヴォーカルがはいって。どこか懐かしい感じもするムーディな曲調でほのぼのと。間奏ではヴァイオリンの艶っぽいエモーショナルなソロが。その後ヴォーカルが力強く歌い上げて。

  曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、拍手のなかステージを降りてライブ終了です。時計を見ると22時10分。約1時間の2部で、計2時間弱のとっても素敵なライブでした。
 今回もマキさんのパワフルかつ繊細で美しく表現力豊かな歌声をたっぷりと堪能させていただきました。そして桜井さんの軽快でテクニカルなギターも、西嶋さんの力強く味わい深いベースも、太田さんのアグレッシブかつ艶やかで繊細なヴァイオリンもたっぷりと楽しめた、ほんと素敵なライブでしたね。ずっと聴きたかった「Will You~」も演ってくれてめっちゃ嬉しかったっす。また機会があればライブ観に行きたいっす。

VELVET PΛW 1st

2012-08-28 06:19:32 | J-POP
 さりげない変拍子など、プログレチックな面も感じさせ、とっても素敵なポップロックを聴かせてくれるレディースロックバンド<VELVET PΛW>。洗練された綺麗で爽やかなサウンドに当時ハマってました。<VELVET PΛW>は、リーダーで、ドラムス&コーラス、そしてコンポーザーでもある<桐生千弘さん>が1981年に当時在校されていた女子高のサークルを基に結成されたそうです。千弘さんは幼少の頃からクラシックピアノを学ばれていたそうですが、ある日ZEPを聴いてロックに目覚めたそうで。学園祭のライブではブリティッシュハードロックのコピーを演奏され、その後オリジナルを手がけらたそうで。82年にはそれまでのヴォーカリストが脱退したため、<須賀直美さん>が加入され、83年にはライブハウスデビュー、さらに日本ロックの聖地である日比谷野音で開催されたイベントに出演されたそうです。84年にはベーシスト<平野安芸子さん>が加入されてプログレ度が上がって、85年から本格的にライブ活動をはじめられたそうです。そして86年にキーボーディスト<増田友希江さん>が加入され、87年にはいよいよ1stアルバムのレコーディングを始められますが、なんと千弘さんが急病で倒れてしまわれたそうで。千弘さんは精神的にも大きなショックを受けたそうですが、メンバーの支えやデーモン閣下の励ましもあって復活されます。88年にはレディースロックコンテストに出場され、POPバンドやロックバンドが多数を占めるなか、最終選であえてプログレ曲をぶつけてスポンサー賞を受賞されたそうで。さらにこの年はギタリスト<高澤祥子さん>が加入されて、レディースロックバンドの祭典<NAONのYAON2>に出演されました。そして89年7月に念願の1stアルバム「VELVET PΛW」が発表されます。
 アルバム1曲目は「Gossip, Not Logic」。テクノサウンドからはじまってヘヴィなギターサウンドが加わって。そして変拍子でラップ風なヴォーカルが入るも、サビではPOPに明るく楽しく。私の苦手な曲調ですが、ベースがうねっているのは嬉しいっす。
 2曲目は「Aim of Love」。リズミカルなシーケンスリフから、ミドルテンポのズンズン響くパワフルなリフにのって哀愁ただよう伸びやかなヴォーカルがはいって。間奏ではエモーショナルなギターソロが7拍子で展開して。
 3曲目は「Cynthia」。うねるシンセサウンドから静かにフェードインしてきて、綺麗なコーラスからしっとりとしたヴォーカルがゆったりと。そしてドラマティックに歌い上げて。中盤では綺麗なコーラスと力強いヴォーカルからエモーショナルなギターソロが。
 4曲目は「Magic」。パワフルなドラムとコーラスからはじまって、しっとりとしたシンセリフをバックに伸びやかでしっとりとしたヴォーカルが。可愛らしいコーラスも入りますが、全体に幽玄な感じの曲ですね。
 5曲目は「Solitary」ダイナミックなシンセリフからミドルテンポではじまって、ヘヴィなギターリフからミドルテンポで力強いヴォーカルが。パワフルながらもしっとりとした感じで。サビではテンポアップしてリズミカルに。間奏ではモーグのテクニカルなソロがちょこっと。
 6曲目は「Cherry Boy」。パワフルなドラムフィルと囁きからミドルテンポでシンセリフとヴォーカルがはいって変拍子ながら明るいPOPに。サビではパワフルに、間奏ではパワフルなチョッパーベースリフをバックにテクニカルなモーグソロが。
 7曲目は「Stay With Me」。しっとりとしたアコギリフからゆったりとはじまって、伸びやかで切なげなヴォーカルがはいって。抒情的な曲です。
 8曲目は「Everyday」。パワフルなドラムとベースからミドルテンポではじまって、哀愁ただようギターリフとシンセリフがはいって、力強くもしっとりとしたヴォーカルが。サビではテンポアップしてメロウに歌い上げて。間奏ではテクニカルかつメロウなギターソロが。
 9曲目は「Long Way Out」。ヘヴィなギターリフからパワフルにはじまって、ダイナミックなシンセリフからアップテンポでドライブ感たっぷりに伸びやかなヴォーカルが。ノリノリのめっちゃかっくいい曲調です。間奏では鮮烈なシンセリフからアグレッシブなギターソロが。 
 最後の曲以外はやや地味な印象を受けますね。後の代表的な明るく爽やかで楽しい印象を受ける曲があまりなくて。でも最後の曲がそれまでの感じを打ち消すような明るく楽しい曲で。全体的に変拍子が多用され、うねるベースも、伸びやかで力強いヴォーカルも、可愛く綺麗なコーラスも楽しめます。

秋乃栞莉さん 霊感商法株式会社(唄:大木理紗さん)

2012-08-25 08:32:44 | ゲーム・アニメMusic
 80年代中旬から90年代初頭にかけてプログレバンド<Pageant>や<Mr,Sirius>等で活躍され、現在は様々な分野で活躍されている女性ヴォーカリスト<大木理紗(永井博子)さん>。以前、理紗さんのブログかtwitterに、あるアルバムに参加され、そこではほとんど自分のソロアルバムのように歌った、と書かれていたんです。それはぜひとも拝聴したいと探したところ、既に廃盤のようなので某通販サイトの中古を見つけて手に入れました。
 <秋乃栞莉さん>の「霊感商法株式会社」というアクション・ホラーの少女マンガの、1992年に発表されたサントラアルバムです。プロデューサーが秋乃さんと<筧行夫さん>で、プログラミングが<作山功二さん>、そしてChorusで<大木理紗さん>が参加されています。
アルバム1曲目は「フェムト」。ミドルテンポでミステリアスなリフがゆったりとながれ、その後スティールドラムのような明るく軽やかな音色がながれ、そして再びミステリアスでしっとりとした音色が。インスト曲です。
2曲目は「まぶしい季節の中で」。跳ねるようなリズムで爽やかな音色とヴォーカルが軽やかに華やかにはじまって、ダンサブルなリズムで明るく爽やかな曲調で展開して。
 3曲目は「夜と光の間」。ゆったりと幽玄な感じではじまって、フレットレスベース風の味わい深い音色が響き、しっとりとしたヴォーカルがはいってゆったりと。叙情的な感じではじまって、サビでは明るく美しくロマンティックに。
 4曲目は「永遠のときめき」。ミドルテンポでリズミカルな可愛らしい感じのヴォーカルがはいって、優しくたおやかに心地よく展開して、サビでは歌い上げて。バラード風のドラマティックで美しい曲ですね。
 5曲目は「さまよう・・・」。ミドルテンポのリズムにのってヴァイオリンのソロからはじまって、しっとりとしたヴォーカルがはいって、ヴァイオリンがフィルを入れて。哀愁を感じる曲ですね。そして浮遊感たっぷりに優しくたおやかに展開して。ラストにはヴァイオリンソロがちょこっと。
 6曲目は「風になりたい」。ミドルテンポで明るく爽やかにはじまって、リズミカルなリフにのって可愛らしいヴォーカルがはいって。サビはダンサブルなリズムで楽しく綺麗に。
 7曲目は「EMERALD」。ミドルテンポでオルゴールのような音色が響き、それが止まると幻想的神秘的なシンセサウンドがゆったりとながれ、ハープのような美しい音色がアクセントになって。ゆったりと幽玄な感じの曲です。インスト曲です。
 8曲目は「ま・ど・ろ・み」。しっとりとしたリフからゆったりとはじまって、ゆったりと幻想的にたおやかに展開して。インスト曲です。ラストは徐々にゆったりと。
 8曲中5曲で理紗さんの美しい歌声が堪能できる、素敵なアルバムですね。

平松加奈さん Violin toca Flamenco

2012-08-22 06:20:07 | スパニッシュコネクション
 <Spanish Connection>等、フラメンコ音楽を中心に様々な分野で大活躍中の女性ヴィオリニスト<平松加奈さん>。加奈さんは4歳からヴァイオリンを始めて、某大学音楽学部を卒業され、多くのミュージシャンのライブのサポートやスタジオセッションやTVや映画の音楽等にも参加されるなど幅広く活躍。そして2000年にギターの伊藤さん・タブラの吉見さんと<Spanish Connection>を結成。これまで数多くのアルバムを発表され、CMやTVドラマ等のテーマソングやサントラも手がけられるなど大活躍中です。そして2008年に自身初のリーダーユニット<平松加奈con Armada>を立ち上げ、2010年に今回紹介させていただく1stアルバム「Violin toca Flamenco」を発表されます。メンバーは加奈さんの他、フラメンコギター<ICCOUさん>、ピアノ<進藤陽悟さん>、パーカッション<海沼正利さん>のお3方で、さらに1曲には<Francisco Chavezさん>がJaleoで参加されています。
 アルバム1曲目は「Y yo que Culpa Tengo」。ギターのリズミカルなリフとパーカッションと威勢のいい掛け声からアップテンポのラテンリズムで跳ねるような感じで楽しくはじまって、コーラスとピアノも加わって、そしてヴァイオリンが艶やかな音色を響かせて。中盤ではリズミカルなピアノソロとエモーショナルなヴァイオリンソロが。その後はハンドクラップも加わって楽しく。終盤では一旦静かになってウインドベルが鳴り響き、そこからテンポアップして楽しく激しく盛り上がってもうお祭り騒ぎ!
 2曲目が「Prologo」。男性の掛け声とヴァイオリンの哀しげな響きが。そして激しいハンドクラップが。1分半弱の小曲です。
 3曲目は「Buleria del Jazz」。ダークなピアノリフからはじまって、ヴァイオリンとピアノのアップテンポのテクニカルなリフがスリリングに展開し、そしてロマンティックな感じになってヴァイオリンのリズミカルなソロが。その後ギターのテクニカルで激しいソロへ。中盤ではピアノソロ。ダイナミックにはじまるもジャジーなスイングリズムになって優雅に。終盤ではアップテンポになってテクニカルなリフの応酬がスリリングに激しく。
 4曲目は「Spain~La Fiesta」。アップテンポのスリリングなユニゾンリフからはじまるも、ミドルテンポでゆったりとロマンティックな感じに。そしてスローモードで哀愁ただようヴァイオリンとギターの掛け合いが。パーカッションがシンバルロールで盛り上げます。その後スリリングなユニゾンリフからアップテンポのリズムにのってヴァイオリンが伸びやか音色を響かせて盛り上がっていって。中盤まずはピアノのリズミカルなソロ。そしてユニゾンリフからリズムが一旦止まって情熱的なギターソロへ。途中からパーカッションが加わってアップテンポで激しく。その後静かになってミドルテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。終盤ではアップテンポで明るく晴れやかな感じになってリズミカルに楽しく盛り上がって。
 5曲目は「Viva Cai」。ミドルテンポのパーカッションから静かに始まって、そこにピアノが加わってリズミカルなリフを、ギターも加わってアラビアンな感じのリフを。その後一旦止まって優雅なピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響いて。そしてスティールドラムのほのぼのした感じの綺麗な音色が響き、ヴァイオリンとギターの力強いリフと交互に。中盤では一旦止まったあと、ギターとスティールドラムの音色がゆったりとたおやかにながれ、そこからテクニカルなギターソロへ。続いては力強いユニゾンリフからテクニカルなピアノソロへ。終盤ではダイナミックなリフからピアノリフをバックにヴァイオリンとギターが優雅にゆったりと奏で、そして静かになっていって。
 6曲目は「夢のあとで」。ピアノのリズミカルなリフからはじまって、ギター、そしてヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがゆったりとしっとりとながれ、その後アップテンポになって盛り上がっていって。中盤まずはピアノのエモーショナルなソロ、続いてヴァイオリンとギターの掛け合いから徐々に盛り上がっていって、ダイナミックなリフが。終盤ではギターのリズミカルなリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がたおやかにながれて。
 7曲目が「Violin por Solea」。ギターのしっとりと、しかも力強いソロからはじまって、ヴァイオリンの切なく哀しげなメロディがゆったりとながれて。その後力強いユニゾンリフからドラマティックに盛り上がって、ギターのエモーショナルなソロへ。続いてヴァイオリンの美しくしっとりとしたソロへ。終盤ではアップテンポで激しく情熱的に盛り上がって。
 8曲目は「Otra Vez」。ギターの優雅で爽やかなリフからはじまって、美しいピアノの音色とウインドベルの音色が響き、そしてヴァイオリンのゆったりとロマンティックなメロディがながれ、そこにパーカッションとギターがはいってパワフルに。その後再びゆったりとたおやかにヴァイオリンの艶やかな音色がながれ、そしてミドルテンポのリズムがはいってドラマティックに盛り上がっていって。中盤ではテクニカルなギターソロからヴァイオリンの伸びやかでロマンティックな美しい音色が響き、そしてミドルテンポのリズムがはいってギターのパワフルなリフにのって徐々に盛り上がっていって。
 9曲目は「Viento del Este」。パワフルなパーカッションとリズミカルなギターリフからダイナミックなバンドリフが激しく。そしてギターソロとバンドリフ、ヴァイオリンとギターがスリリングな掛け合いを。そこにピアノも加わって激しいバトルを。中盤では静かになってギターのテクニカルなソロ、パワフルなパーカッションがはいってのピアノのリズミカルなソロ、そしてアグレッシブなヴァイオリンソロが。終盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンリフからパワフルに盛り上がって。
 10曲目は「Sophia」。ギターとヴァイオリンのゆったりとした哀愁ただよう音色が響き、ピアノの美しい音色が響くなか、ヴァイオリンの切なく哀しげなメロディが。その後アップテンポのリズムがはいってヴァイオリンのロマンティックなメロディがリズミカルにながれ、ピアノとユニゾンも。中盤ではギターのエモーショナルなソロから、ヴァイオリンの力強いソロ、ピアノのリズミカルなソロと続き、そしてヴァイオリンのピアノのエネルギッシュなソロバトルがスリリングに展開して。その後ピアノのリズミカルなリフにヴァイオリンが加わってユニゾンで。そしてギターのリズミカルなソロへ。終盤ではリズミカルなユニゾンリフから一旦静かになって美しいピアノの音色がゆったりと響き、そこにヴァイオリンが加わって徐々に盛り上がって、再びアップテンポで。ラストは劇的にFin。
 11曲目は「Angelica」。ピアノのしっとりとした音色が静かに叙情的に響き、そこにヴァイオリンが加わってしっとりと寂しげに。そして美しく艶やかにドラマティックに。中盤ではエモーショナルなピアノソロが。続いてヴァイオリンが美しい音色をたおやかにメランコリックに響かせて。終盤では再びしっとりと叙情的に。
 12曲目は「Kiri-te」。ヴァイオリンのフィドル調のパワフルなリフからアップテンポの力強いリズムがはいって、ダンサブルな感じでヴァイオリンリフとピアノリフが展開してダイナミックに盛り上がっていって。その後、情熱的なヴァイオリンソロ、テクニカルなピアノソロが。終盤ではパワフルでリズミカルなピアノリフと掛け声から叩きまくりのパーカッションソロへ。終盤ではアップテンポでダンサブルな感じのなか、パワフルなリフがはいって盛り上がって、ラストはユニゾンリフでFin。
 加奈さんのアグレッシブで情熱的なヴァイオリンサウンドをたっぷりと楽しめる素敵なアルバムですね。フラメンコを中心としたリズミカルでエネルギッシュな曲もあり、しっとりと美しい曲や優雅でロマンティックな雰囲気の曲もあって聴き応えありますね。このユニットのライブもいつか観に行きたいっす。

12.8.16 伊藤芳輝さん・YUIさん

2012-08-19 08:42:31 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2012.8.16 横浜野毛DOLPHY
 フラメンコをベースとした、情熱的で激しく、そして繊細で美しいギターサウンドを聴かせてくれる凄腕ギタリスト<伊藤芳輝さん>。伊藤さんのライブは2年前の10月以来、どういうわけか自分のスケジュールが合わなくて観に行く機会がなかったんです。なので伊藤さんのライブを観に行ける機会があったらいいなってずっと思ってました。そんな折にちょうどスケジュールが空いて、しかも野毛DOLPHYのスケジュール表を見たら8/16に伊藤さんのお名前が。しかも女性ヴァイオリニスト<YUIさん>とのDUOとのことで、いったいどんな曲をどんな演奏で聴かせてくれるのか興味津々で、すぐに予約して当日を楽しみにしておりました。YUIさんって自分はこれまで存じておりませんでしたので、YUIさんのヴァイオリンサウンドもとても楽しみです。

 さて当日。仕事を終えてから野毛へ。早めに着いたもので近くで夕食を摂ってからお店へ。ドリンクをオーダーしてのんびりと開演を待ちます。
 19時40分ころ、伊藤さんとYUIさんがステージに登場して準備を。ステージ向かって左がYUIさんで、右が伊藤さんです。YUIさんはお花模様のキャミワンピにジーンズで、長い髪には赤のお花こコサージュが。トロピカルな雰囲気もあり、とっても綺麗で可愛くて♪伊藤さんは白シャツに胸元には金のペンダントが輝いて。かっくいいっすね。

 まずは力強くもしっとりとしたギターソロが。そしてはじまった1曲目は「Asturias」。ヴァイオリンの哀しげなリフから一転アップテンポのパワフルでスリリングなユニゾンリフが。そしてヴァイオリンがフィンガーピッキングでギターとユニゾンでリフを弾き、哀愁ただよう美しいフレーズを奏で、ギターとアップテンポでパワフルでスリリングなユニゾンリフを。その後ギターのアップテンポのリフをバックにヴァイオリンの力強く伸びやかで美しいソロが。中盤ではヴァイオリンのリフにギターがフィルを入れ、テクニカルでスリリングはユニゾンも。終盤では一旦静かになるも再び盛り上がってパワフルにエネルギッシュにリフを弾き、ユニゾンをキメて。

 「こんばんは、本日はようこそおいでくださいました。お盆の暑い中、いかがお過ごしでしょうか」って伊藤さん、丁寧に挨拶して拍手&爆笑!「遠くからお越しの方もいらっしゃるようで、よほどこの2人に逢いたいんだろうなと」って爆笑!あらためて「紹介します、ヴァイオリン、YUI!」って大拍手!YUIさんが「紹介します、ギター、伊藤芳輝!」って大拍手!伊藤さんとYUIさんのDUOは今回が初めてなのだそうで。で、今回はお2人とも譜面台が2台づつ用意されていますが「DUOは弾く分量が多い」「お互いに楽しないように」「休みがないので譜面が長い」って。
 今回はクラシック曲を中心に演奏されるそうですが「ギターとヴァイオリンではやっていない曲を」って。「そのうちにコスプレも」って伊藤さん、爆笑!「演奏で勝負しましょう」ってYUIさん。「ちょっとチャイナドレスとか」って伊藤さん。「そのくらいはいいかも」ってYUIさん。「全身タイツとか」「自分は江頭になって」って伊藤さん、爆笑!

 「だんだん難易度が上がっていく」って伊藤さん。2曲目は「タンゴの歴史」。ヴァイオリンの明るく爽やかなリフからリズミカルにはじまって、ギターが掛け合いのようにフィルを入れて。そしてミドルテンポのギターリフと、ヴァイオリンのテクニカルなリフからパワフルに盛り上がって、スリリングなリフの掛け合いも。終盤では一旦止まったあと、ヴァイオリンがゆったりとはいって、徐々にリズミカルになってテクニカルなリフをキメて。

 次の曲はスパコネの曲ということで「難しいけど、ギターは箸休め的な曲」って伊藤さん。ですが「DUO用に書き足されている部分が難しい」ってYUIさん。「ギターはそのまま」って伊藤さん、爆笑!
 3曲目は「アトスのファルーカ」。ギターの力強くも哀愁ただようリフからしっとりとはじまって、ヴァイオリンがゆったりと伸びやかに美しく奏で、ギターとテクニカルなハモりを聴かせて、力強く盛り上がっていって。そして一旦止まったあと、ギターのパワフルでリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンが加わってテクニカルなユニゾンがスリリングに展開して盛り上がって。中盤では静かになってから再びテクニカルなユニゾンリフで力強く激しく盛り上がって。終盤でも静かになったあと再び盛り上がってFin。

 「ありがとうございます」って伊藤さん。ここでYUIさんの譜面が落ちて「大丈夫ですか?」って伊藤さん。
 次の曲は15年くらい前にスパコネのアルバムに収録した曲だそうで、元々はギターとフルートのの曲だそうですが「ギターとヴァイオリンが正調」って伊藤さん。7/8拍子だそうで「爽やかなのに変拍子」「その辺が伊藤さん」ってYUIさん、爆笑!伊藤さんはギリシャの曲をイメージして作曲されたそうで「ギリシャの人たちは7/8拍子の曲で踊ってる」って。

 「爽やかだけど変な曲」って伊藤さん、爆笑!「変じゃなくて変拍子」ってYUIさんフォローを。4曲目は「しあわせのとき」。ギターの爽やかなリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンが加わっておっかけのようにリフを。そしてギターのリズミカルなリフからヴァイオリンが力強くドラマティックに奏で、ギターが美しくハモって。中盤ではギターリフにのってヴァイオリンが爽やかなフレーズを奏で、そしてテクニカルなリフを。終盤ではヴァイオリンが伸びやかにゆったりと奏でて。

 「さぁ!」って伊藤さんが気合をいれて爆笑!「次の曲が今日の山場ですね」ってYUIさん。YUIさんのリクエスト曲だそうですが「どうしてこういう曲をリクエストするかな」って伊藤さん、爆笑!「“いいじゃん”って言ってくれたじゃないですか」ってYUIさん。「返事したとき声が上ずってたでしょ」って伊藤さん、爆笑!「超絶技巧の曲」ってYUIさん。「ちょっとトイレにいってきていい?」「1回練習してからやろうか」って伊藤さん、爆笑!「じゃあやってみますか。1部最後の曲です」「ほんとにやるの?」って爆笑!

 1部最後となる5曲目は「ハンガリアン・ラプソディ」。ヴァイオリンのダークなリフとギターのダイナミックなリフからはじまって、ギターのゆったりとしたリフにのってヴァイオリンが力強く伸びやかに奏で、ギターがハモって。そしてリズミカルなリフからテンポアップしてテクニカルにパワフルに。その後静かになるも再びアップテンポでリズミカルなリフから盛り上がっていって躍動感たっぷりに激しく。中盤ではパワフルなユニゾンリフからテクニカルに、そしてユニゾンで楽しく、テンポダウンしたりアップしたりスリリングに展開して、ラストはテクニカルなユニゾンをキメてFin。
 曲が終わると大拍手!「ありがとうございます。ちょっと休憩してまたやります」って伊藤さん。お二人はお辞儀をして、拍手のなか楽屋へ。時計を見ると20時20分。約40分の第1部でした。

 20時30分を過ぎたころ、伊藤さんのみステージに登場して準備を。「おまたせいたしました。2部をはじめさせて頂きます」って丁寧に挨拶を。大拍手です。「クラシック寄りの曲が多いですが、襟元正して聴かなきゃいけないとか、くしゃみとか咳とかしちゃいけないとか、そんなことはありませんから、自由に掛け声とかも掛けていただいたほうがリラックスしてやりやすい」って伊藤さん。「シーンとしていると間違いとか指摘されそうで」って爆笑!

 2部最初となる6曲目は「アラビア風奇想曲」。原曲はゆったりしたテンポだそうですが「私は江戸っ子でせっかちだから倍のテンポで」って。アップテンポのパワフルでテクニカルなリフからはじまって明るく爽やかな感じでリズミカルに展開していって。終盤では哀愁を感じるリフがながれるも、再びアップテンポのテクニカルなリフが。

 「それでは紹介します、YUI!」って伊藤さんが呼んで、YUIさんがステージに登場して大拍手で迎えられます。
 次の曲は以前TV番組で演奏されたそうですが、そのときはTVサイズで無理やり2分間に縮めてたそうで「今日はフルサイズ」って。この曲も難しいそうで「神経質な方の作品」って伊藤さん。「感性が緻密で素晴らしい」ってYUIさんはフォローして。でも「ここまでやらなくてもって感じが」って伊藤さん。「爽やかなのに変なヤツです」って爆笑!

 7曲目は「スペイン舞曲」っておっしゃったかな?ヴァイオリンとギターのパワフルなリフから明るくリズミカルなリフになって、アップテンポでテクニカルなユニゾンも。そしてギターリフをバックにヴァイオリンが伸びやかに艶やかに奏で、さらに躍動感のあるパワフルなリフからヴァイオリンが力強く美しく奏で、そしてダンサブルに楽しく。終盤ではテクニカルなリフからパワフルに激しく盛り上がって、テクニカルなユニゾンも。

 「全曲気が引き締まる」ってYUIさん。「緊張感がお客さんにも伝わる」って伊藤さん。「みんな今日は疲れないように」って爆笑!「しゃべりだけでもユルくしたいんですけど、次の曲のこと考えると緊張する」って。で、「いまちょっとしゃべり方が“クレ○ンしんちゃん”みたいになっちゃった」って爆笑!さらに“しんちゃん”口調でトークされますが「なんのライブですか」ってYUIさんがツッコミをいれて「しんちゃんとは一緒にDUOやりたくない」って大爆笑!

 8曲目は「トレド」。「普通の3拍子」って伊藤さん。ギターの哀愁ただようリフからしっとりとはじまり、ヴァイオリンの哀しげな音色がしっとりと響き、ギターとハモって。そしてヴァイオリンが美しく艶やかに奏で、ギターがしっとりとハモって。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンが力強く奏で、ギターとテクニカルなリフをハモって。そしてギターリフがゆったりとながれ、ヴァイオリンがフィルを入れて、テクニカルなハモりから力強く盛り上がって。終盤ではゆったりとしっとりと。

 続いて9曲目は「カルメン・ハバネラ」っておっしゃったかな?ギターのゆったりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンが力強く伸びやかに奏で、ヴァイオリンとギターでパワフルなリフを。そしてギターがアップテンポでリズミカルなリフを弾き、ヴァイオリンがリズミカルにメロディを。さらにパワフルで躍動感たっぷりなリフからテクニカルなリフをスリリングに、そして盛り上がって激しくリフを。その後、ギターのアップテンポのパワフルなリフからヴァイオリンのテクニカルなソロ、そしてユニゾンも。中盤ではスリリングなユニゾンやブレイクもキメて、そしてヴァイオリンが明るく楽しいフレーズを奏で、ギターがテクニカルなリフを弾き、再びスリリングなユニゾンで激しく盛り上がって。終盤ではヴァイオリンがアップテンポで元のテーマリフを弾き、ギターがリズミカルなリフを。そしてスリリングなユニゾンでFin。

 「相当大変ですね」ってYUIさん。「YUIさんが疲れたみたいで」「今夜は良く眠れますよ」って伊藤さん、爆笑!「次はピアソラを2曲やっていちおう終わりに」って。2曲続けてということですが「チューニングしなきゃいけないから続けてはできない」って爆笑!「トークはなしってことですね」ってYUIさん。ここで伊藤さんが今日の物販のCDの宣伝を。

 10曲目は「オブリビオン」。ヴァイオリンの哀愁ただようゆったりとしたソロからはじまって、徐々に力強くなっていって。そしてギターがミドルテンポでしっとりとしたリフを奏で、ヴァイオリンが力強く艶やかに奏でてドラマティックに盛り上がって。そしてしっとりとしたギターリフがゆったりとながれて。

 本編最後となる11曲目は「リベルタンゴ」。ヴァイオリンとギターのリズミカルなユニゾンリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなギターリフにのってヴァイオリンが力強く伸びやかに奏で、テクニカルなリフからユニゾンも。そしてギターの躍動感たっぷりのリフからヴァイオリンが力強く奏でるも、ギターのしっとりとしたリフからヴァイオリンがゆったりとしたソロを。その後再び躍動感たっぷりのリフがはいって盛り上がって、ヴァイオリンのパワフルなソロへ。中盤ではヴァイオリンとギターのハモりや、スリリングなおっかけリフからギターのアグレッシブなソロへ。終盤ではテクニカルなユニゾンリフやハモりから、ヴァイオリンが伸びやかに奏で、そしてパワフルなリフからユニゾンをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って伊藤さん。お二人はお辞儀をして。そして大拍手がアンコールを求める手拍子になって。ほどなく伊藤さんが「アンコールありがとうございます」って大拍手!「死にますね」ってYUIさん、爆笑!

 「最後にジプシーの名曲を」「今日はどうもありがとうございました」って伊藤さん、大拍手!オーラス12曲目、ヴァイオリンの哀愁ただよう伸びやかな音色が響き、ギターがしっとりとしたリフを弾き、ヴァイオリンが力強く美しくドラマティックに奏でて。そして一転ハンガリアンなアップテンポの早弾きテクニカルリフがギターリフにのって展開して。中盤ではギターのゆったりしたリフからヴァイオリンが明るく爽やかなフレーズをのどかな感じで奏でて、そしてヴァイオリンが静かにハイキーでゆったりとリフを。終盤では再びハンガリアンなアップテンポの早弾きテクニカルリフがギターリフにのって激しくエネルギッシュに盛り上がっていって。一旦Finしたあと再び盛り上がって弾きまくってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って伊藤さん。お二人はお辞儀をして大拍手のなかライブ終了。お二人はステージを降りて楽屋へ。時計を見ると21時25分。60分弱の第2部で、計100分弱のとっても素敵なライブでした。
 初めて聴くYUIさんのヴァイオリンサウンド、繊細で美しく、しかもパワフルでエネルギッシュで、いい音で響いてましたね。YUIさんのサウンドをもっと聴きたくなりました。アルバムや他のライブを調べてみよかと。伊藤芳輝さんのギター、久々になってしまいましたが、繊細かつアグレッシブでエモーショナルでエネルギッシュでかっこよかったっす。それにMCもめっちゃ面白くておもいっきり笑わせていただきました。またスパコネや他のライブも観に行きたくなりました。もちろんお2人のDUOもまたあれば観に行きたいっす。

12.8.11 Lu7 

2012-08-16 06:22:50 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.8.11 吉祥寺Silver Elephant
<久しぶりだねLu7 ~あの梅栗コンビが帰ってきた!~>
 キーボード奏者であり、作曲家としても活躍されている<梅垣ルナさん>、そしてEUROXやEGQ等のギタリストとして、また作曲家としても活躍されている<栗原務さん>のユニット<Lu7/エルユーセブン>。1998年にEGQのアルバムにルナさんが参加されたことがきっかけとなってこのお2人のユニット<Lu7>がスタートしたそうです。2002年12月に1stアルバムを発表。そして2005年1月に2ndアルバムを発表されます。このユニットの存在は以前から存じてましたけど、他サイトのこれまでのアルバムレビューを読むと自分の好みとやや異なるように思えたので自分はこれまでノーマークだったんです。ところが今回2010年8月に発表されたこの3rdアルバム「Bonito」ではどこでも絶賛されていましたので、早速購入して聴いてみたら、それはもう素晴らしいアルバムでめっちゃお気に入りになって1stも2ndも即購入して。こんなことならもっと早く買って聴けばよかったと。となるといつかライブも観にいきたいなって。そんな折にいつものようにシルエレのスケジュール表をチェックしたらなんと<Lu7>のライブ予定があってビックリ!予約開始日を待って予約して当日を楽しみにしていました。
 <Lu7>、今回のメンバーはキーボード・ルナさん、ギター・栗原さん、そしてドラムスに<島村一徳さん>、ベースに<岡田治郎さん>という3rdアルバムと同じメンバーで、さらにスペシャルゲストにヴォーカル<糸賀徹さん>が出演されます。

 さて当日。開演が19時で開場が18時半なので仕事を終えてから吉祥寺へ。で、開場時間になって受付を済ませてフロアーへ降りて席をGETして開演を待ちます。ステージは向かって左がベースで、中央後方が1タム1バスのサウスポーセットのドラム、右がギターで、フロント中央には2段のキーボードセットと脇にエフェクターが。そうそう、キーボードのシールドには小さなガチャピンのマスコットが。開演近くになって後ろを振り向くともう階段まで立ち見客のいる超満員状態。凄いっす。

 19時5分ころ、客席が暗くなって、ステージは薄暗いレッドライトのなか、テクノ・ハウス系のSEがながれてミラーボールが回って。そしてメンバーの皆さんがステージに登場して拍手で迎えられます。岡田さんはナチュラルブラウンボディの5弦ベースを、栗原さんはスタインバーガーの黒の小さいギターを抱えて。そしてルナさんは赤系(?)のノースリーブミニワンピに黒ストとSEXYなスタイルで、スレンダーで美形でとっても綺麗!

 そしてはじまった1曲目は「Bonito」。ハイハットのアップテンポのリズムとパワフルなベースリフからミドルテンポになって、グルーヴィなリズムにのってシンセの鮮烈なサウンドのリフ、ピアノの爽やかでエレガントなリフが綺麗に響いて。そして滑らかな感じのギターソロ、テクニカルでリズミカルなピアノソロと続き、ダイナミックなリフがはいって、ピアノのパワフルなリフにのってギターが伸びやかにテクニカルに奏で、ドラムが叩きまくって。中盤ではハイハットのリズムにのってピアノのパワフルなリフが。ドラムにスポットが当って叩きまくって。そしてアップテンポのダンサブルなリズムにのってピアノのリズミカルなリフ、ギターのカッティングリフからダイナミックなリフへ。終盤ではシンセの鮮烈なサウンドの爽やかなリフとギターのワウを効かせたフィルが掛け合いのように。ラストはドラムがリムを叩いてアップテンポのリズムを刻み、ピアノのパワフルなリフが

 続いて2曲目は「Crimson Carpet」。ピアノのパワフルなリフが綺麗にながれ、ギターのワウを効かせたリフが幻想的に響き、そしてダイナミックなリフへ。そこからギターがミステリアスな感じのリフを伸びやかに奏で、続いてシンセがミステリアスな感じのフレーズを奏でて。その後ベースのチョッパーリフからパワフルなピアノのリフがスリリングに、そしてギターがミステリアスなフレーズを伸びやかに奏で、ライトが点滅するなかパワフルなブレイクリフが。中盤ではピアノのエレガントな感じのソロ、ギターの滑らかでテクニカルなソロと続いて。終盤ではパワフルなリズムにのってシンセとギターがユニゾンでミステリアスなメロディを奏で、ラストはピアノにスポットが当ってリフを。

 「皆さんこんばんは!Lu7でぇ~す!」ってルナさんが立って元気よく挨拶を。大拍手です。「こんばんは!元気?」って。反応があると「良かった良かった」って。そして栗原さんがマイクを持って「こんばんは」って挨拶を。「すごいご無沙汰してます」「なんと6年ぶり」「歳とっちゃった」って。2010年に3rdアルバムが発表されましたが「気がついたんですけど、レコ発ライブをやってないんです」って。「どうしてかというと・・・私が赤ちゃん産んじゃったから」ってルナさん、大拍手!ここで岡田さんと嶋村さんが「ナイスガイ!」って紹介されます。「我々のしゃべりはつまらない」って爆笑!「長くしゃべるとグダグダになる」って。なので「ガンガン曲行きたいと思います」って。
 すでに4枚目のアルバムの曲は出来てるそうで「新曲を小出しに」って大拍手!まだギターはレコーディングされていなくて、ベースもドラムもまだお願いもしていないとか。ここで栗原さんが岡田さんと嶋村さんにお願いを。もちろんお2人ともOKで大拍手!「公開プロポーズみたい」って爆笑!「ごめんなさいって言われたらどうしようかと思った」って爆笑!「治郎さんが懲りてなかったらまたお願いしたい」って。栗原さん、あたらめて「ぜひお願いします」って大拍手!

 「次は新曲で」って栗原さん。でもルナさんが「えっ、1曲飛ばしてる」って爆笑!3曲目は「Kesaran Patharan」。グリーンライトのなか、ピアノのリズミカルなリフからはじまって、ドラムがSWINGリズムを刻み、ベースがグルーヴィなリフを、そしてイエローライトのなか、オルガンの流麗なリフが優雅にながれ、ピアノのパワフルなリフをバックにギターが爽やかなフレーズを奏でて。その後スネアの躍動感溢れるパワフルなリズムにのってピアノとギターがユニゾンでテクニカルなリフを、そしてギターが流麗でテクニカルなソロを、グリーンとブルーのライトのなか、爽やかに。中盤ではオルガンのテクニカルなリフにギターが加わってユニゾンで。そしてSWINGリズムにのってピアノリフとギターの爽やかなフレーズがながれ、スネアの躍動感たっぷりのリズムがはいって。終盤ではピアノのエレガントなリフがながれて、ベースがユニゾンで。

 続いて4曲目は新曲で「浮遊都市」。ミドルテンポのリズムでピアノのパワフルのリフとギターのしっとりとしたリフがながれて落ち着いた曲調に。そしてイエローとオレンジのライトのなか、オルガンとギターなエレガントな感じの綺麗なフレーズをユニゾンで奏で、そこからダイナミックなリフが。中盤ではギターのエモーショナルなソロ、オルガンのテクニカルなソロと続き、シンセとギターがユニゾンでエレガントなリフを。その後ダイナミックなリフからシンセのほのぼのした感じのメロウなソロが。終盤ではギターのリズミカルなリフからシンセとユニゾンでダイナミックなリフへ。ラストはドラムにスポットが当って叩きまくりソロが。

 「ありがとうございます」ってルナさん。「次が一部最後だったり」って。で栗原さんを見て「なんでマイク持たないんですか?」って爆笑!「マイク持つこと慣れてないから。カラオケも苦手だし」って栗原さん。「アタシも声がコレだからカラオケはダメ」ってルナさん。「間が繋げないんですよ、Lu7は。おなじみの皆さんはご存知」って爆笑!

 次の曲は「ゲームのチョロQ2から」って大拍手!これはルナさんの曲ですが、栗原さんがリクエストされたそうで「チョロQだからチョロイ曲だと思ったけど、譜面起すのに一ヶ月かかった」って栗原さん。「譜面が並べると5mになった」って爆笑!「それでまとめたら治郎さんが難しい顔してた」って。で、「Lu7ってプログレのイメージがある」「ルナさんは“プログレ”って言葉に拒絶反応を示す」って爆笑!でも「作る曲は変拍子が多い」って。で「プログレの聖地であるシルエレでやらせてもらえて、心より嬉しく思っております」って大拍手!リハでは「この曲のとき、治郎さん、すごく嬉しそうだった」って。でも「ちょっと緊張するよね」「しょうがないからやりましょうか」って爆笑!

 「たぶんもうやらないかも」って栗原さん。「チョロQの曲なのでアルバムには収録されないかも」「愛と感謝の気持ちを込めて」ってルナさん。はじまった1部最後となる5曲目は、チョロQ2から「ミドル・ロングサーキット」。ダイナミックなユニゾンリフからアップテンポのダンサブルなリズムでオルガンリフがながれ、シンセのリズミカルなリフからパワフルなブレイクリフ、テクニカルなユニゾンリフと続いて。そしてオルガンのテクニカルなリフからそのままアグレッシブなソロへ。その後ブレイクリフからオルガンとギターのテクニカルなリフからブレイクリフ・変拍子リフ・ユニゾンリフとスリリングに展開して。中盤ではオルガンのリズミカルなリフとギターのカッティングリフからオルガンのテクニカルなソロへ。続いてブレイクリフを挟んでギターの流麗なソロへ。終盤ではダンサブルなリズムにのってオルガンのリズミカルなリフ・ギターのカッティングリフがながれ、ラストはテクニカルなユニゾンリフが。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」ってルナさん。「これで1部終了で、休憩してからまたはじめます」って。そしてここで物販のCDの宣伝をして、拍手のなか、メンバーの皆さんは楽屋へ。時計を見ると19時45分。約40分の第1部でした。

 20時ちょうど、客席もステージも真っ暗になって、SEで幻想的なサウンドがながれ、アイリッシュのようなバグパイプのような音色がながれ、そしてメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。さらにここでスペシャルゲストのヴォーカリスト糸賀さんも登場して大拍手で迎えられます。グレーのジャケットにスリムジーンズ姿でかっこよくキメたイケメンさんです。
 2部最初となる6曲目は「Canary Creeper」。ミドルテンポのハイハットのリズムからピアノのパワフルなリフがダンサブルにながれ、ヴォーカルが力強いスクリーミングを。そしてシンセの鮮烈なサウンドのリフがながれ、ギターが加わってユニゾンで。そしてギターが伸びやかで爽やかなフレーズを奏で、シンセとユニゾンでパワフルなリフを、ヴォーカルが力強いスクリーミングを。中盤ではシンセのリズミカルなソロが。そしてギターのユニゾンで爽やかなメロディを奏で、ヴォーカルが力強いスクリーミングを。その後ダイナミックなリフからシンセの伸びやかなソロが。終盤ではシンセとギターのユニゾンリフからヴォーカルがスキャットで歌い、そしてラストは迫力のスクリーミングをキメて。

 「皆さんこんばんは、Lu7です」ってルナさん、挨拶を。そして栗原さんが「ヴォーカル。糸賀徹!」って紹介して大拍手!「はじめましての方は“はじめまして”、おなじみの方は“おなじみまして”」って爆笑&大拍手!「なんか出来ます?」って栗原さん。「しゃべれと言われれば30分くらいずっとしゃべってますけど、でも皆さんはLu7の曲を聴きにきてるんですから」って。糸賀さん。そして栗原さん、ここでも次回アルバムに参加してくれるよう、糸賀さんにお願いして。

 次の曲の歌詞を糸賀さんはルナさんからもらったそうですが「これ何語?スペイン語?」って。「エスペラント語」ってルナさん。「カタカナで書いてあるんですど、全く意味がわかりません」「でも曲からインスパイアして私なりのエスペラントを表現します」って糸賀さん、大拍手!すると「メールを送ったじゃないですか」「見てないですね」ってルナさん、爆笑!

 7曲目は「Raw ore」。アップテンポのリズムからシンセのリズミカルなリフとヴォーカルの力強いスキャットが。そしてダイナミックなリフから広大な大地を思い起こさせる雄大な曲調になって、ヴォーカルの力強いスキャットが。その後ベースのテクニカルなソロ、キーボードとのユニゾンカラオーカルのスキャットを挟んで、ギターのアグレッシブなソロが。中盤ではシンセのリズミカルなリフから、島村さんにスポットが当って叩きまくりのドラムソロが。その後、ヴォーカルの力強いスキャットがはいって、シンセのダイナミックなリフが伸びやかに。大地を駆け抜けているかのような疾走感・爽快感がありますね。終盤ではギターが伸びやかに奏で、ヴォーカルのスキャットがながれ、さらにハイトーンスクリーミングも。そしてシンセの躍動感溢れるリフからヴォーカルの迫力のシャウトも。
 「ヴォーカル、糸賀徹!」ってルナさん。大拍手大歓声!「どうもありがとうございます。続きも楽しんでください」って糸賀さん。そして大拍手のなか、ステージを降りて楽屋へ。

 「おや?固まってる」ってルナさん。そして「しばらくやってなかったので、皆さんの近況報告でも」って栗原さん。「じゃあ治郎さんから。ベース、岡田治郎!」って大拍手!「どうもこんばんは」って岡田さん。岡田さんは参加されているPRISMのライブ告知を。続いて「ドラムス、島村一徳!」って大拍手!「しゃべるの不得意っておっしゃってたんです」ってルナさん。島村さんはいま、池袋北口のキャバレーで昭和歌謡を演奏するバンドに参加されているそうで。そして「オレか?オレだ」って栗原さん。「でも何もないんだよね」って。すると客席から「ギターレーダーは?」って声が。ギター講座のサイトをやっておられるそうで。で、ルナさんがプログレに拒絶反応を示すという話で「“ホールズワース”って言うと怒る」って栗原さん、爆笑!でも「4枚目のアルバムは凄いプログレ」って栗原さん。で、A→B→C→D→E→と、同じフレーズに戻らない曲を作ったそうで「1曲13分」って。「でもこれはもうDream Theaterがやってたんだよね」って栗原さん、爆笑!「聴きたいですか?」って栗原さん。お客さんは拍手で「じゃやろうか」って。ただ「治郎さんが譜面をめくるのが大変になる」って爆笑!

 8曲目は「Nut Kicking Squirrel」。パワフルなドラムフィルからはじまりますが、すぐストップ。「音が出ない」って栗原さん。すぐにエフェクターをチェックしてOKのようで。再びパワフルなドラムフィルからはじまって、チョッパーベースのファンキーなリズムにのってオルガンリフとギターのヘヴィリフがリズミカルにながれ、さらにテクニカルなユニゾンも。その後ライトが点滅するなか、パワフルなチョッパーベースソロが。中盤ではオルガンのリズミカルなリフにのって、カラフルな照明のなかギターソロ、シンセのエモーショナルなソロと続きます。終盤ではオールユニゾンのパワフルなリフ、ベースのテクニカルなリフ、ギターとオルガンのユニゾンリフが。

 続いて9曲目は「Chocolate Sundae」。ギターとピアノののびやかでほのぼのした感じのリフからゆったりとはじまって、イエローライトのなか、ピアノとギターがユニゾンでオシャレなリフを。リゾート地でのんびりしているかのような心地いい曲ですね。そしてシンセのほのぼのした感じのメロディがながれ、ピアノとギターのリズミカルなユニゾンリフが。中盤ではギターの軽やかでエモーショナルなソロ、シンセの伸びやかなフレーズ、ピアノとギターのテクニカルなユニゾンリフ、ピアノのテクニカルなソロと続いて、再びギターの軽やかなソロが。終盤ではシンセとギターのダンサブルでエレガントなユニゾンリフからギターのトロピカルな感じのエモーショナルなギターソロが。ラストはピアノのリズミカルなリフからゆったりとfin。

 「早いもので、次が最後の曲になりました」ってルナさん。お客さんは「えぇぇぇぇ~」って。でルナさん、栗原さんを見て「マイク!マイク!」「おしゃべりしましょう」って。お二人で見合ってちょと沈黙。そして「ルナさんの近況報告がまだ」って客席から。ルナさんは、2年前に赤ちゃんを産んでから育児に専念で「引きこもってる」そうで。でも作曲等は続けておられるそうで。「ここで演奏するのはずっと楽しみで、ここで皆様とお逢いできて嬉しい。幸せをかみしめて演奏したい」ってルナさん、大拍手です。
 今回のライブは、3月頃に話があったそうですが、リズム隊お2人が超多忙なため「この日しか空いてなかった」って栗原さん。「でも良く考えたらロンドンオリンプックと重なったんだよね」って爆笑!「ロンドンまで行くの?」って爆笑!「多くの方に来てもらえて嬉しい。ありがとうございます」って。そして「次のライブまでに4枚目を早く仕上げたい」「ぜひぜひ期待していただければ」って大拍手!

 「最後の曲です」って、本編最後となる10曲目は「絡みゆく蔓」。アップテンポの躍動感あふれるパワフルなピアノリフからはじまって、カラフルなライトが点滅するなか、ギターの伸びやかな音色が響き、そしてベースとのテクニカルなユニゾンリフも。その後ダンサブルなリズムでピアノのパワフルなリフにのってギターのテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからモーグのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくってます。さらにモーグとギターのユニゾンも。その後一旦止まって、ドラムのパワフルなフィルからピアノのパワフルなリフがはいって、ここからライトが点滅するなか、叩きまくりのドラムソロが。終盤ではカラフルなライトのなか、ギターの伸びやかなフレーズがながれ、テクニカルなユニゾンからギターソロが。ラストはテクニカルなオールユニゾンをキメて盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」ってルナさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなか、ステージを降りて楽屋へ。もちろんフロアーはアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなくルナさんがステージに戻って大拍手!「どうもありがとうございます。恐縮です」「今日は本当に楽しいライブを過ごさせていただいて、皆さんに感謝してます」って。そしてメンバーを1人づつ呼びます。「今日素晴らしい演奏をしたメンバーを」「ベース、岡田治郎!」大拍手のなか、岡田さんがステージに登場!続いて「ドラムス、島村一徳!」大拍手のなか、島村さんがステージに登場!そして最後「Lu7のギタリスト、栗原務!」大拍手のなか、栗原さんがステージに登場!
 「準備は宜しいでしょうか」ってルナさんがメンバーの皆さんに確認して、はじまったオーラス11曲目は「Frying Seed」。ピアノのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、オルガンのリズミカルなリフ、ギターの爽やかなフレーズがながれて、シンセとギターがユニゾンで伸びやかに奏でて。その後ピアノのリズミカルなリフからギターのエモーショナルなソロ、ピアノのリズミカルなソロ、ギターの流麗でテクニカルなソロ、シンセのアグレッシブなソロ、と掛け合いのソロバトルが展開して。中盤ではオルガンのリズミカルなリフ、ギターの爽やかなフレーズからユニゾンリフ、そしてモーグのエモーショナルなソロへ。その後ユニゾンやハモりを綺麗に響かせて。終盤ではダイナミックなリフで盛り上がって、ギターのテクニカルなソロへ。そしてライトが点滅するなか、ダイナミックなリフで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」ってルナさん。「おやすみなさい」って、メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなか、ステージを降りて楽屋へ。すると客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると20時47分。1部と合わせて約90分弱のとっても素敵なライブでした。
 とっても爽やかでオシャレなサウンドで、しかも強力なリズム隊とともにめっちゃテクニカルで、見応え聴き応えありましたね。ホールズワース級の流麗で滑らかでテクニカルなギター、繊細で美しく、しかも力強いキーボード、ほんっと素敵でした。お二人の妙な間のMCもめっちゃ面白かったっす。リズム隊はもう文句ナシ。素晴らしいグルーブでパワフルでテクニカルで最高でした。またぜひライブやってほしいっす。そしてニューアルバムも期待しちゃいます。

12.8.9 YUKA & CHRONOSHIP

2012-08-14 08:48:36 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.8.9 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 シンガーソングライターであり、キーボーディストの<船越由佳さん>率いるインストロックバンド<YUKA & CHRONOSHIP>。メンバーはキーボード&ヴォーカルの“YUKA”こと<船越由佳さん>、ベース<田口俊さん>、ドラムス<田中一光さん>、ギター<宮澤崇さん>の4人編成で、メンバー全員がプロとして音楽界で活躍されている凄腕集団です。自分は昨年2011年に初めてライブを観て、すっかりハマってしまいました。昨年にプレスCDアルバム「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」が6月にフランスのムゼアレーベルから発売され、日本でも9月に発売。その後バンドは月いちでライブ活動をされていてノリにノッてます。で、今年は1月にライブを観に行ったんですけど、その後どうもスケジュールが合わなくて観に行けなかったんですよね。またライブ観に行きたいなって思っていたところ、8/9にシルエレで開催されるプログレイベントに出演されると知って、速攻予約して楽しみにしていました。

 さて当日。<YUKA & CHRONOSHIP>の出番はトリです。前バンドが超盛り上がりで時間オーバーだったため、やや遅れてのセッティング開始です。ステージはあわただしくセットチェンジを。ドラムセットはボーヤ君が大まかなセッティングを。やはりプロドラマーにはボーヤ君がいるんだなと。キーボードもバンドスタッフの方がセッティングを。客席は立ち見もいっぱいの超満員!凄い人気です。もうシルエレのキャパでは入らないんじゃないかなってくらいですね。そしてYukaさんもステージに登場!「ゆっかちゃぁぁぁん!」って男性ファンから大きな声援も。「ちょっと待って!押えて押えて」ってYukaさん。まだサウンドチェック中ですので“静かに”ってことでしょうね。Yukaさん、今日は黒系で胸元がシルバーラメのトップスにスリムジーンズで、裸足で。

 21時15分頃、客席が暗くなって、ステージも薄暗く。そのなかシンセサウンドがゆったりとしっとりと響いて。そしてギターの幻想的な音色が響き、バックライトのなか、シンバルロールが響きわたり、ギターのエモーショナルなソロが。「こんばんは、Yuka & Chronoshipです」ってYukaさん、大拍手!そしてハイハットのカウントからはじまった1曲目は「Water Reincarnation」。ハイハットのリズムがはいってピアノの綺麗で力強いリフがながれ、パワフルなドラムとベースのミドルテンポのリズムにのって、オレンジライトのなか、ギターとピアノの明るく爽やかなフレーズがながれて。そしてYukaさんのヴォーカルがゆったりとながれ、田口さんもコーラスをいれてほのぼのした感じの曲調に。中盤ではミドルテンポのエレドラサウンドから力強いピアノのダークなリフとシンセの伸びやかな音色がながれて。そしてアップテンポになってギターのヘヴィなリフがはいってスリリングに盛り上がってギターのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフでノリノリで盛り上がって、ラストはピアノのリズミカルなリフと哀愁を感じるシンセベースラインがながれ、ギターがメロウなフレーズを伸びやかに奏でて。

 「ありがとうございます。こんばんは、Yuka & Chronoshipです」ってYukaさん、大拍手!現在2ndアルバムを制作中だそうですが、“ダイナザウルス組曲”と“宇宙船組曲”と“Oxygen組曲”が収録予定だそうで、レコーディングはほぼ終わって、あとはMixのみなのだそうで大拍手!で、リリースを秋くらいに予定されているそうですが、なにやら秋にまだ公開できない“ビッグサプライズ”があるのだそうで、リリースは先送りになるかもしれないようなお話をされてましたね。

 「出来立てほやほやを演奏してみたいと思います。長い耳で聴いてくださ」ってYukaさん。「Oxygen組曲」からまずは「O」。ドラムソロからはじまって、ラテン系のリズムがはいって、キーボードがガムラン風サウンドのリズミカルなリフを。そしてミドルテンポのドラムがはいってギターとキーボードがユニゾンでテクニカルなリフを。その後再びガムラン風サウンドのリフからグルーヴィなリズムにのってギターがはいってキーボードとテクニカルなユニゾンリフを。終盤ではブレイクリフをキメたあと、ドラムが叩きまくってアップテンポになってギターとキーボードがスリリングなユニゾンを。終盤では再びミドルテンポのグルーヴィなリズムになって、そして止まって。
 次は「O2」。ピアノリフがしっとりとゆったりとながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、ギターがピックスクラッチで効果音を発して。そしてピアノの力強いリフとベースの伸びやかな低音が響き、ギターがスライドで幻想的な音色を響かせて。その後ミドルテンポでダイナミックなダークリフがはいって、ベースとギターがユニゾンで。中盤ではオルガンのメヌエット風のクラシカルなソロが。そしてシンバルロールからダイナミックなダークリフがはいって盛り上がって、ギターとキーボードのユニゾンからギターのエモーショナルなソロが。その後シンバルロールから幻想的なシンセサウンドがながれて。
 次は「O3」。ハイハットのカウントからミドルテンポのリズムがはいってシンセの幻想的なサウンドが伸びやかにながれ、スライドギターもはいって伸びやかに。そしてピアノの力強いリフがはいってギターがゆったりと幻想的に奏で、シーケンスのリズムがはいってキーボードのリズミカルなリフがながれ、シンバルロールが盛り上げて、パワフルでダイナミックなリフが。ギターのカッティングリフとピアノのパワフルなリフが雄大にながれ、力強いヴォーカルがゆったりと、そしてダイナミックに。中盤ではスネアのマーチングリズムがはいって、シンセの幻想的なサウンドがながれて。そしてリズミカルなリフがはいってダイナミックに盛り上がっていってギターのエモーショナルなソロが明るく伸びやかに。終盤では力強く伸びやかなヴォーカルからパワフルなドラムが入ってミドルテンポのノリのいいグルーヴィなリズムを。そしてギターのカッティングリフからダイナミックに。ラストはキーボードの幻想的なサウンドがながれて。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。ここで次回のライブ告知が。9月に高円寺で、10月前半には名古屋と神戸でライブを、そして10/29にYukaさんの故郷の遠野で初のワンマンライブが行われるそうで大拍手!です。「遠野観光も兼ねてぜひ!」ってYukaさん。う~ん、行ってみたいけど、ちと遠いっすね。そして11月には再びここシルエレで2マンライブがあるそうで。楽しみです。

 次がもう最後で「ダイナザウルス組曲」。まずは「たまごが先か、恐竜が先か~ダンス・ウィズ・ダイナザウルス」。エレドラの心臓の鼓動のような音が響き、メロトロン風サウンドのリフがダイナミックにながれ、ほのぼのした感じに。そしてギターがテクニカルなタッピングリフを、ピアノがリズミカルなリフを弾き、ギターとユニゾンでテクニカルなリフを。一旦止まったあと、オルガンサウンドのミステリアスなリフがながれ、ギターとベースも加わってユニゾンで。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいって変拍子ブレイクリフをキメて。その後ミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってギターの伸びやかな幻想的なサウンドがながれて。中盤ではシンセのエモーショナルなソロから盛り上がって、ドラムも叩きまくって、ミドルテンポのヘヴィリフがはいってギターのエモーショナルなソロへ。そしてタッピングのテクニカルなソロも。その後グルーヴィなリフからキーボードとギターのブレイクリフ、チョッパーベースのテクニカルなソロが。そしてピアノのパワフルなリフからダイナミックに盛り上がってスリリングなユニゾン、さらにギターのエモーショナルで伸びやかなソロが。終盤ではピアノの綺麗なリフから盛り上がって、ドラムも叩きまくって。そしてピアノのダークリフからギターとベースがユニゾンでパワフルに、さらにクラシカルなユニゾンもキメて。そして静かになったあと、ギターがアームで恐竜の咆哮のようなヘヴィサウンドを響かせてダイナミックに盛り上がって、ラストはライトが点滅するなか、テクニカルなユニゾンリフをキメて。
 最後は「ルーラーオブゼアス」っておっしゃったかな?ステージが明るくなってゆったりと雄大なバンドリフから、キーボードのリズミカルなリフが。その後、静かになってベースとピアノのリフがゆったりとながれ、爽やかな感じに。そしてピアノのリズミカルなリフから綺麗でテクニカルなソロ、続いてギターソロへ。メロウな感じではじまってドラマティックに展開し、タッピングも交えてテクニカルに。終盤ではピアノの力強く綺麗なリフからダイナミックなリフがはいって、ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「ギター、宮澤崇!ドラムス、田中一光!ベース、田口俊!」「キーボード、船越由佳でした」って大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀を。そして大拍手がアンコールを求める手拍子とコールに。
 「アンコール、ありがとうございます」ってYukaさん。「あれっ?なんか言うんだっけ?」「あ、今日はありがとうございます」って爆笑!「名古屋とか神戸とか遠野とか三陸とか、遊びがてら<YUKA & CHRONOSHIP>のコンサートに来ていただけたら嬉しいです」って大拍手!

 オーラスは「Hector (the huge thunderstorm complex)」。ギターのカッティングリフからゆったりとほのぼのした感じではじまって、雷鳴が轟き、ストロボライトが点滅して。そしてゆったりしたベースラインから綺麗でリズミカルなピアノリフがはいって、Yukaさんの爽やかなスキャットが。リズミカルなスキャットと♪チーンってチャイムの音が印象的に響いて。その後、ダイナミックなリフからピアノのほのぼのした感じのメロディがながれて。中盤ではシンセの伸びやかな音色ゆったりとながれ、ピアノの綺麗なリフからギターのエモーショナルなソロが伸びやかに、テクニカルに。ベースも弾きまくってます。終盤ではギターがカッティングリフを、キーボードが綺麗なリフを奏でて。ラストは一旦止まったあと、ストロボライトが点滅するなか、ギターのカッティングリフがゆったりとながれて♪ジャーン!ってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」ってYukaさん。メンバーの皆さんはお辞儀をしてこれでライブ終了です。時計を見ると22時12分。1時間強のライブでした。私は駅へダッシュです。
 めっちゃパワフルでエネルギッシュで迫力たっぷりの素晴らしいライブでしたね。グルーヴィでパワフルなリズム隊、すっごいかっこよかったっす。そしてYukaさんの繊細で美しく、しかも力強いヴォーカルもキーボードもとっても素敵でした。ギターもテクニカルでしかもいい音響かせていてめっちゃかっこよかったっす。次回9月のライブもスケジュールが合えば観に行きたいっす。そしてビッグサプライズが何なのか、2ndアルバムがいつリリースされるのか興味津々です。

12.8.9 MAGNETNOTEZ

2012-08-12 19:35:28 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.8.9 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 今年(2012年)3月に<Enciphers & Deciphers>というユニットの凄いライブを観に行ったんですね。そのユニットの女性キーボーディストの<初坂恵美さん>とギタリスト<井上のぼるさん>が<MAGNETNOTEZ>というバンドをやっているとのお話があって。ぜひライブを観てみたいとは思ったものの、関西のバンドなのでこちらでは観れる機会はないかなぁ~ってほとんどあきらめてました。そんな折にいつものようにシルエレのスケジュール表をチェックしてみたら・・・なんと8/9に行われるプログレイベントに<MAGNETNOTEZ>と書いてあるじゃないですか!これにはビックリしました。対バンも好きなバンドなので、こんなチャンスは滅多にないだろうと、これはもうなにがなんでも行かねば!と当日を楽しみにしていました。
<MAGNETNOTEZ>、現メンバーは、ギター井上さん、キーボード、初坂さん、ベース<菅原敏泰さん>、そしてドラムス<文田大作さん>の4人編成です。バンドは2004年ころからライブをやっていたそうで、2009年6月に現在のメンバーになったようで。変拍子・変コードのインストJAZZロックを聴かせてくれるようなので、とっても楽しみです。

 さて当日。<MAGNETNOTEZ>の出演は2番目です。ステージは前バンドの演奏が終わってメンバーの皆さんやお店の方々があわただしくセットチェンジを。背の高さくらいある大きなキーボードを恵美さんが1人で抱えて持ち上げてスタンドにセットして。凄いパワーです。ただちょっとセッティングに手間取っておられたようで。なにかトラブルがあったりしなければいいなと祈ってました。ステージは向かって左に3段キーボードセットが。その隣がナチュラルボディの6弦ベースを抱えた菅原さん。ステージ後方には1タム1バスのドラムセット、そしてステージ右がレスポールにも似た白ボディのギターを抱えた井上さんが。ハンチングがキマってます。恵美さんはTシャツにジーンズでアクティブな感じで。

 20時をちょと過ぎたころ、客席が暗くなっていよいよです。パワフルでキレのいい音のドラムフィルからはじまった1曲目は「Spread Eagle」。アップテンポのダイナミックなリフからギターのヘヴィリフ、キーボードのリズミカルなリフが、ライトが点滅するなかスリリングに。でもちょっとギターのチューニングが合ってないようで、井上さんは演奏しながら合わせて。そしてミドルテンポになってギターが伸びやかに奏で、そこからベースソロへ。序盤はエモーショナルに、それがめっちゃテクニカルに。ソロが終わると拍手が。続いてはモーグソロ。こちらも序盤はエモーショナルに、それが徐々にアグレッシブに。ソロが終わると手を挙げて合図をして、アップテンポのスリリングなユニゾンを展開して。終盤ではダイナミックなリフからアグレッシブなギターソロが。ラストはゆったりと。

 続いて2曲目は「Alone of The Time」っておっしゃったかな?爽やかな感じのピアノリフからゆったりとはじまって、ミドルテンポの変拍子リズムにのってギターの爽やかなメロディがながれ、キーボードとともにゆったりと。その後アップテンポになってギターがヘヴィリフから爽やかなメロディを奏で、そしてミドルテンポになってギターとオルガンがヘヴィでパワフルなリフを。中盤ではギターの爽やかなフレーズがながれ、ミラーボールが回って。そして一旦静かになってドラムとベースのSWINGリズムにのってオルガンソロ、ギターのテクニカルなソロと続きます。その後アップテンポになってギターとオルガンのパワフルなリフがドライブ感たっぷりにノリノリで。終盤ではミドルテンポに戻ってダイナミックなリフからギターが爽やかなフレーズを奏で、ラストはユニゾンでパワフルにブレイクリフをキメて。

 「どうもこんばんは、<MAGNETNOTEZ>です」って恵美さんが挨拶を。大拍手です。「東京でライブやるときは慣れた曲をって思ってたんですけど、慣れてない曲を2-3曲やりますので、ヒヤヒヤしながら聴いてください。宜しく御願いします」って大拍手です。ここで恵美さんはシンセのセッティングのため、MCを菅原さんに振って。「今日、大阪から来たんですけど、また今日帰ります」って爆笑!強行スケジュールのようです。

 「新曲やるときは笑顔が出ません。真剣にやってます」って菅原さん、爆笑!3曲目は「ダウンバースト」っておっしゃったかな?パワフルなドラムフィルからアップテンポのノリノリモードではじまって、ドライブ感満点のギターとオルガンのヘヴィリフが。そしてモーグのテクニカルなソロからミドルテンポになって、ギターのヘヴィリフとモーグのリフの掛け合いが。その後ダイナミックなリフからパワフルなブレイクをキメ、再びアップテンポになってギターリフとモーグリフのスリリングな掛け合いが。中盤ではダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロが。終盤ではダイナミックなリフからブレイクをキメて、弾きまくり叩きまくりでFin。

 続いて4曲目は「Open The Magic Door」っておっしゃったかな?ピアノのパワフルなリフからリズミカルにはじまって、ハイハットのリズムがはいってギターもリズミカルなリフを。そしてミドルテンポの変拍子のスリリングなリフが。その後ミドルテンポになってギターの伸びやかなフレーズがゆったりとながれるも、アップテンポになってスリリングなリフからモーグのアグレッシブなソロへ。中盤ではミドルテンポになって、ギターが伸びやかなフレーズを奏で、キーボードがのどかな感じのフレーズをゆったりと。その後テンポアップしてギターがテクニカルなリフからアグレッシブなソロを。終盤ではミドルテンポに戻って、ギターが伸びやかに奏で、そしてダイナミックなリフが。

 「どうもありがとうございます」って恵美さん。「ひやひや、わかりましたか?いろいろありました」って恵美さん、爆笑!大作さんは謝りポーズで「すいません」って。「上手いことごまかして」「次は私かもしれない」って恵美さん。「スリリング」って。ここでアンケートの御願いと、無料CD-Rのお話が。今日、配布CD-Rは製作が間に合わなくて7枚だけだそうで。無料配布CD-Rは「大阪だとすぐになくなるけど、東京は遠慮する方が多いみたいで、前のときは残った」って菅原さん。ちなみに今回はあっという間になくなったようですが。7枚じゃね。欲しかったなぁ。
 「今日は新しい曲が多いね。古い曲がなくて楽しめない」って菅原さん。でもすぐに「いやいや、充分楽しんでますよ」って。「緊張感があっていい」って。

 5曲目は「God Stand~リス・ア・ペアリング・バレー」っておっしゃったかな?ギターの爽やかなリフがリズミカルにながれ、そこにオルガンが加わって、ドラムがシンバルロールでもりあげて。そしてミドルテンポのリズムがはいって、ミラーボールが回るなか、ギターがほのぼのした感じのメロディを奏でて。その後ハイハットとバスドラのミドルテンポのリズムがはいってモーグのリズミカルなリフからドラムがパワフルなフィルをいれてダイナミックなリフが。ギターとオルガンがスリリングなユニゾンリフを、そしてブレイクもキメ、ドラムも叩きまくって。中盤ではミドルテンポのグルーヴィなリズムにのって、ライトが点滅するなか、ギターとキーボードがハモって。そして一旦止まったあと、ギターが爽やかなリフとモーグのフィルから、キーボードのピアニカ風サウンドのアヴァンギャルドな感じのソロが。終盤ではミドルテンポのダイナミックなリフからアップテンポになってモーグのリズミカルなリフがライトが点滅するなか、スリリングに。そしてギターとハモったり、テクニカルなリフをユニゾンで。

 「どうもありがとうございました」って恵美さん。「次が最後になりました」って。ここでメンバー紹介です。「心の準備あるかな?」って、爆笑!「MC助けてもらってます。オンベース、すがっち!」って大拍手です。「オンドラムス、大ちゃん!壮観ですよね、後ろの鏡」って大拍手!「恥ずかしいとこ見られてるみたい」って爆笑!「オンギター、のぼちゃん!」って大拍手です。「私、キーボード、初坂恵美と申します」って大拍手!「今の曲もジコってました」って爆笑!「迷走の世界に行ってた」って。

 「次、最後の曲です。変拍子がない曲です」って。「本日はどうもありがとうございました。またこちらでやらせていただけるように頑張ります」って大拍手!「時間オーバーしてるかもしれませんよね。申し訳ありません」って謝って。
 本編最後となる6曲目は「Tightrope Ride」。オルガンのリズミカルなリフからはじまって、ギターが加わってハモって、ドラムがシンバルロールで盛り上げて。そしてダイナミックなリフからアップテンポのパワフルなドラムがはいって、ライトが点滅するなか、ギターのヘヴィリフがスリリングに、モーグリフが伸びやかにながれて。その後ミドルテンポでギターのテクニカルなリフ、アップテンポでノリノリのテクニカルなリフとキーボードの伸びやかなフレーズが交互に。中盤ではギターのヘヴィリフに合わせて恵美さんがお客さんに手拍子を促して、そしてギターのスリリングでテクニカルなソロへ。続いてはギターとキーボードのリズミカルなリフからベースのテクニカルなソロへ。終盤ではアップテンポのドライブ感たっぷりのリズムにのってモーグの伸びやかな音色がながれ、ギターがリズミカルで爽やかなリフを。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして。そして一旦客席が明るくなりますが、鳴り止まない拍手がアンコールを求める手拍子になり、恵美さんと菅原さんが戸惑っていると、お店からOKが出たようで「どうもありがとうございます」「アンコールいただきましたね」って恵美さん、大拍手!大作さんは「えっ、マジっすか?」って。井上さんは「ギター、片してもうた」って爆笑!このアンコールは打ち合わせになかったんですね。「それではリハで合わせてない曲を」「何やろうか?」「早く決めないと」って、皆さんあわててセッティングを。

 オーラス7曲目は曲名が聞き取れませんでした。ドラムのアップテンポのシャッフル系のノリノリのリズムからはじまって、ギターとキーボードがリズミカルなリフを。そしてダイナミックなリフから爽やかなフレーズを奏でて。その後ギターのヘヴィリフからキーボードとテクニカルなユニゾンリフを。中盤ではダイナミックなリフからギターのテクニカルなソロ、モーグのアグレッシブなソロと続いて、ギターとキーボードがハモって。終盤ではダイナミックなリフからライトが点滅するなか、ギターとキーボードがスリリングなユニゾンを。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って菅原さん。メンバーの皆さんは深くお辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると20時55分。1時間ちょいの素晴らしいライブでした。
 2番目出演ながら打ち合わせナシのアンコールがかかったことが全てを物語っていますね。本編が終わったあとの鳴り止まない拍手と手拍子。めっちゃパワフルでテクニカルでエネルギッシュなハードロックJAZZ、超かっこよかったっす。もちろん些細なことはあれど、そんなの何の問題もなくそのノリと迫力に打ち消され、めっちゃ楽しいライブでした。特に自分的には大作さんのドラム最高でした。タイトでテクニカルでいい音響かせてましたし、スティック捌きも華麗でかっこよかった!またライブを観れる機会があったらぜひとも観に行きたいっす。

12.8.9 Margaret Maggie

2012-08-10 23:38:04 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.8.9 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 2008年4月に結成され、2010年10月にデビューミニアルバムを発表したヴァイオリン・プログレバンド<Margaret Maggie>。ケルティック風味でクラシカルでとっても楽しく、とってもドラマティックな素敵なアルバムですっかり気に入って。で、翌年2011年1/22にシルエレで開催されたプログレイベントを観に行ったんですけど、アルバム以上にパワフルでダイナミックな演奏でとっても楽しめたんですね。なのでまた機会があればライブを観に行きたいなって思っていました。ところがその後はなかなかスケジュールが合わなくて1年半も経ってしまって。そんな折に8/9に開催されるプログレイベントに出演すると知って、対バンも観たいバンドばかりなのでめっちゃ楽しみにしておりました。

 <マーガレット・マギー>は、1年半の間にメンバーがだいぶ変更になったようで。今回のライブのメンバーは、バンマスでギター・ベース・シンセ他の<阿久津太郎さん>、ドラムスの<山本真也さん>、ヴァイオリン・ヴィオラでガンバの<フクイヨウスケさん>、ヴァイオリン・木琴・グロッケンの<谷篤実さん>、そして女性キーボード奏者の<畑花菜>の5人編成です。

 さて当日。19時開演なので、仕事を終えてから吉祥寺へ。10分前に着いて受付を済ませてフロアーへ。運よく席が空いていたので座ってのんびり開演を待ちます。ステージは向かって左がダークブルーのストラト風ギター&ミニキーボード。その隣には大きなヴィオラデガンバが横たわっていて。アンプの上には赤のガイコツエレキヴァイオリンが。中央が3タム1バスのドラムスで、チャイナシンバルが1枚高くセットされていて。そしてステージ右端に黒のガイコツエレキヴァイオリンと、木琴・グロッケンが2段にセットされて。ステージフロントがキーボードです。

 19時ちょい前からメンバーの皆さんが徐々にチューニングのためにステージに。そして19時ちょうどに客席が暗くなって、最後に花菜さんが登場!黒赤のめっちゃSEXYなランジェ風の衣装でもう強調された美しい胸に目が釘付け!ヤバいっす。

 まずはメルヘンチックなSEがちょこっとながれてすぐ消えて。そして山本さんのカウントから1曲目「かわず池/An old quiet pond」がはじまります。パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、ミドルテンポでケルティックなとっても楽しいヴァイオリンリフがながれ、グロッケンの綺麗な音色がアクセントになって、そしてギターとヴァイオリンがユニゾンで、ヴァイオリンとキーボードが交互に、そしてユニゾンでリフを。スリリングでかっくいいっす。キーボードはアコーディオン風の素朴なサウンドで。中盤にはアグレッシブなヴァイオリンソロも。ラストはダイナミックに盛り上がって、ドラムも叩きまくりでFin。

 「こんばんは、Margaret Maggieです」って山本さん。
カウントから2曲目が始まります。ドラムのハイテンポのリズムにのってポルカ風のツインヴァイオリンのパワフルなリフが。そしてベースとピアニカ風サウンドのキーボードリフからヴァイオリンがリズミカルなリフを弾き、ダイナミックに。さらにライトが点滅するなか、スリリングに展開して。中盤ではベースリフからヴァイオリンのリズミカルな楽しいリフが。終盤では一旦止まったあと、ヴァイオリンの音色がゆったりとながれ、そしてダイナミックに盛り上がって。ラストは一旦静かになったあと、再びヴァイオリンのリズミカルなリフがはいってダイナミックに盛り上がって、ドラムも叩きまくってFin。

 「こんばんは、Margaret Maggieです」って山本さん。次の曲はこのメンバーでライブで演奏するはが初めてなのだそうで。
 3曲目は「中世の秋」っておっしゃったかな?シンバルのミドルテンポのリズムからキーボードのクリスタルなサウンドがゆったりとしっとりとながれ、ヴァイオリンの哀しげなメロディとグロッケンの音色が響いて。その後テンポアップして祭囃子のようなリズムで楽しいリフがながれ、ヴァイオリンがゆったりと伸びやかに奏でて。中盤では一旦とまったあと、キーボードの綺麗なサウンドがゆったりとながれ、ヴァイオリンの哀愁ただようメロディがしっとりと。終盤ではアップテンポでダイナミックになって、祭囃子風リズムでパワフルに。そしてヴァイオリンが伸びやかに奏でて。

 「Margaret Maggieです」って山本さん。このメンバーになってから今回が2回目のライブだそうで。「毎日暑いですね」って笑いが。「秋向きの曲を用意しました」って。ここでメンバー紹介です。「ヴァイオリン・鉄琴木琴その他、谷くん!」大拍手です。「最近入ったメンバーで、このバンドのヴィジュアル担当!キーボード、畑花菜!」大拍手です。「ヴァイオリン・ヴィオラデガンバ、フクイヨウスケ!」大拍手です。「バンマスで、ギター・ベース・笛、阿久津くん!」大拍手です。そして「MC担当、ドラムス、山本真也です」って大拍手!

 ここで阿久津さんが小さな笛を、山本さんがタンバリンのような形の太鼓の準備を。はじまった4曲目は「華麗なる野蛮人」っておっしゃったかな?太鼓のミドルテンポのリズムで笛とベースのリズミカルなリフ、ヴィオラデガンバのリズミカルでテクニカルなリフが。日本の民謡風な曲調ですね。その後、笛・ヴァイオリン・ヴィオラデガンバが輪唱のようにリフを奏で、キーボードのチェンバロ風サウンドのリフが響いて。中盤ではヴィオラデガンバのリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンと笛も加わって、ドラムも叩きまくってダイナミックに盛り上がっていって、終盤ではテンポアップして盛り上がって。曲が終わるとそのままヴィオラデガンバのテクニカルなソロへ。

 ソロの後、パワフルでダイナミックなリフが。5曲目は「錆付いた機械文明」っておっしゃったかな?ヴァイオリンのケルティックなリフからリズミカルにながれ、ドラムが叩きまくって。そしてミドルテンポのリズムでギターとヴィオラデガンバがユニゾンで郷愁ただようリフを奏で、ダイナミックに民謡風のダイナミックなリフを。中盤ではヴィオラデガンバのリズミカルなリフからシンセのエモーショナルなソロが。終盤ではパワフルでダイナミックなリフから、ヴァイオリンのケルティックなリフがはいって、ラストはダイナミックにFin。

 Margaret Maggieはしばらくライブの予定がないそうで。でももし声がかかればやるかもって。ここでフクイさんが個人のライブ予定を。

 次の曲はまだタイトルが決まっていないそうですが「ロシアのイメージ」って山本さん。「涼しげな感じで」って。6曲目、薄暗いステージのなか、ダークサウンドからゆったりとはじまって、それがうねって。そしてフルート風サウンドのリフがしっとりと、グロッケンの音色が綺麗に響いて、郷愁ただようメロディを奏でて。そして木琴のリズミカルなリフからミラーボールが回るなか、ダイナミックに盛り上がって。その後、シンセサウンドがゆったりとながれ、そしてテクニカルなリフからドラムも叩きまくってダイナミックにド迫力で打ち鳴らして。中盤では一旦止まったあと、オルガンサウンドが響き、ヴァイオリンが弦を1本緩めて外して低音リフを。終盤ではキーボードの哀愁ただよう抒情的なメロディがながれ、グロッケンの音色が印象的に響いて、しっとりとFin。「涼しいはずが汗だく」って爆笑!

 「さて、このあと凄い強力なバンドが2つありますんで、ボクらは最後の曲をやってさっさと引き揚げようと」って山本さん。「最後まで楽しんでいってください」「これでお別れしたいと思います」って。で、メンバーの皆さんに「宜しいでしょうか?」って。
 オーラス7曲目は「赤カブ品評会」。ヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックなリフがアップテンポでスリリングに展開して、ツインヴァイオリンでケルティックで明るく楽しいリフを弾き、ライトが点滅するなかダイナミックなリフがスリリングに。そしてキーボードのアコーディオン風サウンドのリズミカルなリフが楽しくながれ、ズンズン響くリズムにのってヴァイオリンとキーボードがリズミカルなリフを。それがダイナミックで雄大な感じにながれて。中盤ではダイナミックなリフから、ヴァイオリンリフ・キーボードリフ・ベースリフと続き、ダイナミックなユニゾンリフへ。そしてキーボードのオルゴール風サウンドのリフからパワフルなドラムがはいってヴァイオリンのワウを効かせたソロ、ギターソロ、キーボードソロと短いソロが続いて。終盤ではズンズン響くパワフルなリフから盛り上がって、ライトが点滅するなかスリリングに展開して。そしてアップテンポのノリノリモードになってめっちゃ楽しく盛り上がって、ラストはダイナミックなユニゾンリフ、そして弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございましたMargaret Maggieでした」って山本さん。メンバーの皆さんはお辞儀をしてライブ終了。時計を見ると19時40分。ちょうど40分の、時間は短いながらも素敵なライブでした。
 最初こそ花菜さんの美しい胸に目を奪われたものの、すぐにそのとっても楽しくにぎやかでどこか懐かしいその中世欧州風メロディに耳を奪われ、徐々にヴァイオリンやヴィオラデガンバの独特なサウンドやエネルギッシュなドラムに興味が。演奏はやや荒削りな部分が一部ありましたが、とっても見ごたえ聴きごたえのある面白いライブでした。またぜひライブを観にいきたいっす。

SIBERIAN NEWSPAPER  HISTORIA★SIBERIANA

2012-08-07 06:20:27 | フュージョン
 ヴァイオリン奏者を擁する、とっても爽やかな心地よく楽しいサウンドで楽しませてくれるバンド、<SIBERIAN NEWSPAPER>。TV番組やCM等に多くの曲が使われているようです。メンバーはリーダーでギターの<阿守孝夫さん>、ヴァイオリン<土屋雄作さん>、ピアノ<藤田一宏さん>、パーカッション<平尾正和さん>、コントラバス<山本周作さん>、クラシックギター<真鍋貴之さん>。現在はこの6名のようですが、もう1名、現在長期休養中のディジュリドゥ他の<藤田聡さん>がいらっしゃいます。2005年に結成され、2006年に1stアルバム「ASIATIC SPY」を発表され、2008年に2ndアルバム「COMICAL SALUTE」を発表。さらに2009年にはクラシックの超有名曲<ヴィヴァルディ>の「四季」をアレンジしたコンセプトアルバムを発表されます。大活躍のバンドは2010年11月に今回紹介させていただくオリジナル3rdアルバム「HISTORIA★SIBERIANA」を発表されます。豪華な額縁のなかに海中から水面をみているかのような涼しげな素敵なジャケットですね。
 アルバム1曲目は「Crossing the Tundra」。アップテンポのテクニカルなヴァイオリンリフからパワフルにスリリングに、そしてにぎやかにはじまって、それがミドルテンポになってヴァイオリンの伸びやかな音色が美しく響いて。そして再びアップテンポになって躍動感たっぷりのギターのカッティングリフがはいって、ヴァイオリンが伸びやかに奏でて。その後、綺麗なピアノリフをバックにヴァイオリンが伸びやかに、そしてアップテンポのノリノリモードでリズミカルに爽やかに。
 2曲目は「舌足らずな私」。ヴァイオリンのテクニカルなリフからパワフルなブレイクリフをはさんでダイナミックなリフが。そして躍動感たっぷりに盛り上がって、ヴァイオリンが爽やかなメロディを奏でて。中盤ではミドルテンポになってゆったりと心地よく、その後ダイナミックに盛り上がって。
 3曲目は「Parade」。ダイナミックなリフからヴァイオリンがズンズン響く力強いリズムにのってパワフルに弾き、そして哀愁を感じるメロディを奏でて。その後ギターが躍動感溢れるリフから哀愁漂うリフを奏で、ドラマティックに展開していって、明るく爽やかな感じに。
 4曲目は「世界の果てへ連れ去られ」。ミドルテンポのギターのカッティングリフから雄大にはじまって、跳ねるようにリズミカルになって、ヴァイオリンの伸びやかな音色がながれて。その後ヴァイオリンのリズミカルなリフからギターがゆったりとほのぼのした感じのリフを奏でて。終盤ではダイナミックに盛り上がって、綺麗なギターリフをバックにヴァイオリンがゆったりとたおやかに。
 5曲目は「Good Weather Makes Me Happy」。ヴァイオリンのアップテンポのスリリングなリフからはじまって、ミドルテンポになってゆったりと明るく爽やかな感じになり、ヴァイオリンが綺麗なメロディを伸びやかに奏でて。中盤ではスティールドラムのような音色が綺麗に響いて、そしてギターのリズミカルなリフにのってヴァイオリンがたおやかに。
 6曲目は「Pluto Lemonsky」。ギターのカッティングリフから爽やかにはじまって、ギターの綺麗なハーモニクスサウンドが響き、ヴァイオリンの伸びやかな音色が綺麗なピアノリフとともにたおやかにながれて。その後、シンセのうねるサウンドが幻想的に響きわたり、そしてピアノリフ・ギターのアルペリフをバックに、ヴァイオリンの美しい音色がゆったりとたおやかにながれて。
 7曲目は「Celtic Fifth」。“スパイ大作戦”風のピアノのダークなリフからダイナミックなリフがはいって、そしてヴァイオリンが明るく爽やかな感じのリズミカルなリフをパワフルに。その後ダイナミックなリフからヴァイオリンが力強くメロディを奏で、そしてヴァイオリンのリズミカルなリフからシンセサウンドがうねって。
 8曲目は「in Fahrenheit」。アップテンポのドライブ感満点のギターのパワフルなリフからノリノリではじまって、ヴァイオリンのヘヴィなリフが。めっちゃかっくいいっす。その後ヴァイオリンが伸びやかに艶やかに奏で、そしてパワフルなリズムにのってリズミカルなノリノリのリフを。
 9曲目は「Modern Matryoshka」。ヴァイオリンのゆったりとほのぼのした感じのメロディがたおやかにながれ、ギターのリズミカルなリフがはいってヴァイオリンがエレガントでオシャレな感じのリフを。その後パワフルに盛り上がってから、スネアのマーチングリズムがはいって、ヴァイオリンがゆったりと雄大に奏でて、そしてリズミカルなリフへ。 10曲目は「Hysteria Siberiana」。ヴァイオリンの郷愁ただようメロディがゆったりとながれ、ギターの綺麗なリフをバックに、ヴァイオリンがしっとりとメロディを奏でて。その後ギターのハープのような美しい音色のリフと、ヴァイオリンのリズミカルなリフからゆったりと雄大に、そしてダイナミックに。中盤ではヴァイオリンのエモーショナルなソロがたおやかに。そしてヴァイオリンとギターがユニゾンで奏でて。
 11曲目は「Near And Far」。ピアノのしっとりとした美しいリフと、コントラバスの伸びやかなベースサウンドからムーディにはじまって、ヴァイオリンのしっとりとした音色がゆったりながれ、そしてピアノのしっとりと美しいソロへ。その後ピアノのしっとりとしたリフと伸びやかなベースサウンドが味わい深くながれ、ヴァイオリンがゆったりと伸びやかに。
 12曲目は「Marry Me Burry Me」。ガットギターの素朴な音色がほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏でて。1分半弱のギターソロの小曲です。
 このアルバムでも大自然の広大な景色や街中の風景など、世界各地の様々な景色が思い浮かべられるような、のどかで爽やかな曲や楽しい曲、アツく激しい曲、しっとりと美しい曲などたっぷりと素敵なサウンドが楽しめますね。