ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

安藤升二さん Strange Another Planet 

2016-06-27 06:43:39 | フュージョン
 インディーズレーベルの集合体「FENICE」の主催者でコンポーザー・ギタリストの<安藤升二さん>。安藤さんは2002年に「FENICE」内にレーベル事業部を立ち上げ、多くのバンドをリリースし、2006年からレコーディングエンジニアとしても活躍され、2014年に1stソロアルバム「The Wonder of Shangri-La」を発表されます。そして翌2015年に今回紹介させていただく2ndアルバム「Strange Another Planet」を発表されます。メンバーは、前作と同じくドラムス<吉田達也さん>、ヴォーカル<川崎里子さん>、そして今回アルト&ソプラノSax<佐藤研二さん>、テナーSax<樗木雄介さん>が全曲に参加され、その他多くのミュージシャンの方々が参加されています。ジャケットも今回も可愛らしくも不思議で、ちょっぴり不気味感のあるジャケットですね。
 アルバム1曲目は「Bird Is Watching」。キーボードのリズミカルなリフからSaxが力強くのびやかにファンファーレのように高らかに奏で、バスドラのリズムからダイナミックなブレイクがはいって、ミドルテンポのグルーヴィでノリノリモードでSaxが明るく爽やかにのびやかに奏で、ギターがフィルを入れ、ダイナミックリフからドラムが叩きまくって。中盤ではギターリフからドラムが叩きまくり、そこからギターのリズミカルなソロへ。そしてダイナミックリフからSaxのテクニカルなソロへ。ドラムも叩きまくって。終盤ではダイナミックリフからギターの弾きまくりソロへ。ドラムも叩きまくって。
 2曲目は「Your Dog Is Waiting」。ピアノのミドルテンポのリズミカルなリフから女性のスキャットがはいって、ユニゾンで爽やかに。そしてギターがメロウにゆったりと奏で、Saxがのびやかに奏でて。中盤ではダイナミックリフからギターのエモーショナルなソロ、Saxのエモーショナルなソロが。そしてSaxがのびやかにドラマティックに奏でて。終盤ではドラムが叩きまくるなか、ギターのエモーショナルなソロ、Saxのエモーショナルなソロが。ラストはダイナミックリフからゆったりとゆっくりと。
 3曲目は「Capybara Of Twilight」。アコギのミドルテンポのカッティングリフから女性のスキャットがリズミカルに。そしてうねるべースにのってSaxとギターがのびやかに。その後、一旦止まってからギターのエモーショナルなソロが。終盤では女性のスキャットがゆったりとのびやかにながれ、ギターものびやかに奏で、女性スキャットがのびやかにドラマティックに。
 4曲目は「Flying Totem Pole」。ギターのリズミカルなヘヴィリフとSaxのフィルがミドルテンポのファンキーモードでながれ、ダイナミックリフと叩きまくりドラムが。そしてギターリフからSaxのアグレッシブなソロが。その後Saxのパワフルなリフからリズミカルな女性スキャットがはいって、アップテンポのノリノリモードでリズミカルに。中盤ではミドルテンポのギターリフからダイナミックリフと叩きまくりドラムがはいって、そこからシンセのテクニカルなソロが。終盤ではパワフルなSaxリフとオルガンのリズミカルなリフからテナーSaxのテクニカルなソロへ。ラストはパワフルなリフと叩きまくりドラムフィルが交互に。
 5曲目は「Galapagos Blues」。ダイナミックリフから賑やかにスリリングにはじまって、ミドルテンポのSaxのパワフルなリフと叩きまくりドラムがはいって、ベースがうねるなか、ギターのエモーショナルなソロが。その後アップテンポのノリノリモードでSaxのパワフルなリフがながれ、そこからギターの弾きまくりソロが。中盤ではギターとSaxがユニゾンでのびやかに奏で、そこからテナーSaxのテクニカルなソロが。その後パワフルなリフと叩きまくりドラムが。終盤ではダイナミックなリフからドラムが叩きまくり、ギターとSaxがユニゾンでパワフルなリフを。ドラムも叩きまくって。
 6曲目は「Your Life」。アコギのゆったりとしたリフにのってSaxがのびやかに奏で、Saxのリズミカルなリフから女性スキャットがのびやかにながれ、Saxが力強くのびやかに。その後Saxのエモーショナルなソロが。それがドラマティックに盛り上がって。
 7曲目は「Beaver’s Works」。♪おぉ~!エンヤコラ!って掛け声からSaxがサーカスのテーマ曲風のメロディを力強く奏で、ダイナミックなリフから男性スキャットがリズミカルに。ドラムも叩きまくって。そしてSaxがパワフルにリズミカルに、女性スキャットがのびやかに爽やかに。その後リズミカルなSaxリフと男性スキャットからSaxのテクニカルなソロへ。中盤では女性スキャットがリズミカルに爽やかにながれ、そこからSaxのエモーショナルなソロへ。終盤では男女のスキャットがのびやかにながれ、Saxが力強くのびやかに奏でて。ラストは♪エンヤコラ!って。
 8曲目は「Hippopotamus」。Saxと男性スキャットからゆったりとはじまって、女性コーラスからアコギのテクニカルなリフがはいって、Saxがのびやかに爽やかにかなで、女性コーラスがリズミカルに。
 9曲目は「Kangaroo Kick」。ミドルテンポのパワフルなリズムにのってSaxのパワフルでリズミカルなリフがはいって、キーボードのリズミカルなリフからSaxのテクニカルなソロが。そしてダイナミックリフからリズミカルな女性スキャットがはいって、Saxとユニゾンでリズミカルに。中盤ではダイナミックリフからテナーSaxのパワフルなソロ、ギターのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックリフからSaxがのびやかに奏で、ブレイクをキメて。
 10曲目は「Hyper Hyrax Star」。パワフルなドラムからアップテンポでテクニカルなリフとブレイクがスリリングに。そしてテクニカルなリフからアルトSaxのテクニカルなソロ、テナーSaxのテクニカルなソロが。中盤ではギターと女性スキャットのユニゾンから女性ヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌って。そしてSaxが明るく爽やかにのびやかに奏でて。終盤ではドラムフィルからオルガンのリズミカルなリフがはいって、ダイナミックリフからブレイクをキメて、テクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、女性コーラスがのびやかにながれて。そしてギターのヘヴィリフがリズミカルに、オルガンがのびやかに奏で、ピアノの流麗なリフからギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって。その後、女性ヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌い、Saxが明るく爽やかにのびやかに奏で、ラストはブレイクをキメて。
 前作同様にフュージョンな感じですが、Saxが加わってよりパワフルになって、少しJAZZ寄りになって、一層幅が広がって、さらには威勢のいい曲や、スキャットだけでなく、力強い歌声も聴けて嬉しくなっちゃいました。テクニカルな弾きまくり吹きまくり叩きまくりも存分に楽しめ、じっくり聴かせる曲もあって、アルバム通して楽しめますね。次回作も期待したいっす。

ARCANA

2016-06-19 21:58:29 | 鬼怒無月さん
 ケーナ・サンポーニャ奏者の<山下Topo洋平さん>、ギタリスト<鬼怒無月さん>、女性ピアニスト<上野山英里さん>によるトリオ編成の“プログレッシブ・フォルクローレ”バンド<ARCANA>。2011年12月より活動を開始されました。“ARCANA”とはラテン語で“神秘”“秘密”を意味するそうで。
 今回紹介させていただくアルバムは、2016年5月に発表された1stアルバム「the fool」です。バンドやアルバムについて、ギターマガジン誌のインタビュー記事で鬼怒さんが詳しく語っておられますね。
 アルバム1曲目は「The Star /星」。ピアノとギターがゆったりと浮遊感たっぷりに奏で、時にギターはまるでハープのような美しい音色で響いて、そしてサンポーニャがのびやかにほのぼのメロディを奏でて。その後ピアノのリズミカルで瑞々しく綺麗なリフからサンポーニャがのびやかに奏で、盛り上がっていって。中盤ではギターのテクニカルなソロが。こちらも瑞々しく綺麗に響いて。そしてピアノのリズミカルなリフからサンポーニャのリズミカルでテクニカルなソロが。終盤ではサンポーニャがのびやかにほのぼのメロディを奏で、転調してさらに盛り上がって。
 2曲目は「Wheel of Fortune /運命の輪」。まずはギターとピアノがゆったりとしっとりと奏でて。そしてサンポーニャのリズミカルなリフからギターのパワフルなカッティングリフが躍動感たっぷりにながれ、サンポーニャとギターがリズミカルにユニゾンでブレイクを。その後ピアノのリズミカルなリフからサンポーニャがのびやかに奏でて。中盤ではギターのパワフルでリズミカルでテクニカルなソロが。その後ギターとピアノのリズミカルリフからサンポーニャのテクニカルなソロが。終盤では静かになって、サンポーニャがのびやかに奏で、ユニゾンでのブレイクをキメて。
 3曲目は「The Tower /塔」。サンポーニャがのびやかに寂しげに奏でて。名曲“コンドルは飛んでいく”のような雰囲気で、そしてドラマティックに盛り上がって。その後サンポーニャのソロとピアノ&ギターのフィルが交互に。中盤ではピアノのしっとりとエモーショナルなソロ、ギターのしっとりとしたソロ、ピアノのリズミカルなソロと続き、サンポーニャがのびやかに奏で、盛り上がっていって。終盤ではギターとピアノが躍動感たっぷりにリズミカルリフを奏で、サンポーニャがのびやかに爽やかに奏で、盛り上がっていって。
 4曲目は「The Fool /愚者」。ピアノがゆったりとしっとりと奏で、ギターも加わってユニゾンで奏で、サンポーニャがのびやかに奏でて。そしてギターがゆったりとしっとりと奏で、サンポーニャが加わってユニゾンで奏で、オールユニゾンでブレイクをキメて。中盤ではピアノのエモーショナルなソロ、ギターのエモーショナルなソロ、サンポーニャのエモーショナルなソロ、と続き、サンポーニャが力強くのびやかに奏でて。終盤ではピアノがしっとりとゆったりと奏で、ギターとサンポーニャがのびやかにしっとりと奏でて。
 5曲目は「The Devil /悪魔」。ピアノのリズミカルなリフからはじまって、そこにギターが加わってユニゾンで奏で、サンポーニャが力強くのびやかに奏でて。その後ピアノのエモーショナルなソロ、サンポーニャの力強くドラマティックなソロが。中盤ではサンポーニャとギターのユニゾンのリズミカルなリフからブレイクをキメ、静かになってからケーナの神秘的なソロが。その後アップテンポのパワフルなリフからギターのエネルギッシュな激しいソロが。終盤ではサンポーニャがのびやかにドラマティックに奏で、ラストはピアノがしっとりと。
 6曲目は「The Sun /太陽」。ギターのリズミカルなリフから爽やかにはじまって、ピアノの楽しいリズミカルなリフからサンポーニャがのびやかに奏で、ギターとユニゾンでリズミカルでテクニカルなリフを。そしてピアノとサンポーニャがユニゾンでリズミカルなリフを奏でて。中盤ではギターのリズミカルなリフからサンポーニャののびやかでエモーショナルなソロが。その後オールユニゾンのアップテンポの爽やかでリズミカルなリフからピアノのテクニカルなソロが。終盤ではユニゾンでのびやかに、リズミカルに奏で、ピアノとギターのリズミカルリフからサンポーニャがのびやかに。
 7曲目は「Introduction」。ケーナの神秘的な音色が響いて。30秒ほどの短いソロです。
 8曲目は「Temperance /節制」。ピアノとギターの躍動感たっぷりのリズミカルなリフがスリリングに。そしてサンポーニャがリズミカルなリフを爽やかに奏で、ギターがハモって、盛り上がって。中盤ではピアノのテクニカルなソロ、サンポーニャのリズミカルなソロが。その後サンポーニャとピアノがおっかけリフを。そしてそこからギターのテクニカルなソロへ。終盤ではユニゾンのリズミカルリフからサンポーニャがのびやかに奏で、そこからパワフルでリズミカルなソロを。ラストはリズミカルなリフがパワフルにドラマティックに。
 9曲目は「Saihate /最果て」。まずはピアノがゆったりとしっとりと、まるで真夜中の静寂の闇に響くように。そこからテクニカルなソロへ。その後一旦止まってから、ピアノのしっとりとしたリフからサンポーニャがのびやかに哀愁たっぷりに奏で、エレキギターものびやかに奏で、サンポーニャとしっとりとハモって。中盤ではエレキギターのエモーショナルなソロ、続いてケーナのエモーショナルなソロが。終盤ではエレキギターとサンポーニャがのびやかにドラマティックにハモって。
 10曲目は「Strength /強さ」。ピアノの躍動感たっぷりのリズミカルなリフから瑞々しく爽やかにはじまって、ギターとサンポーニャがユニゾンでリズミカルに奏で、盛り上がって。中盤ではギターのテクニカルなソロ、サンポーニャのリズミカルなソロが。そしてピアノとサンポーニャがユニゾンでリズミカルに奏で、そこからピアノのテクニカルなソロが。終盤ではパワフルでリズミカルなリフにのってサンポーニャがのびやかに奏でて。
 サンポーニャ・ケーナ、ガットギター、ピアノのアコースティックな美しい音色に癒され、かつ、テクニカルでエネルギッシュな演奏に惹き込まれて。まさしく“プログレッシブ・フォルクローレ”の世界ですね。機会があればライブ観に行きたいっす。

TEE  Tales of Eternal Entities

2016-06-12 19:50:12 | 21th J-プログレ
 “世界の様々な風景や情景を音で表現する”という壮大なコンセプトをもつフルート・プログレッシブ・ロックバンド<TEE>。当初は<The Earth Explore>というバンド名でしたが、2009年より<TEE>とされました。メンバーはリーダーのキーボード・プレーヤー<米倉竜司さん>、ギターの<米田克己さん>、ベースの<飯ケ浜幸雄さん>、ドラムスの<浅田隆行さん>、そしてフルートの<今井研二さん>の5人です。
 2007年にライブを収録したデモCD-R「First Voyage」を発表し、2年後の2009年3月に1stスタジオアルバム「The Earth Explore」を発表。そして2010年5月にはフランスで開催されたプログレフェスに出演され、バンド初の海外でのライブは大成功。さらにはそのときにライブの合間に観光にも行かれて様々な美しい景色を見てインスピレーションを得て、2012年2月にそれらの楽曲をスタジオレコーディングされた<TEE>としての2ndアルバム「Trans-Europe Expression」を発表されます。
 そして4年後の2016年に3rdアルバム「Tales of Eternal Entities」を発表されます。2ndの風景ジャケッとは異なり、ホワイト基調のとってもオシャレでハイセンスなジャケット、思わず唸ってしまいました。
 アルバム1曲目は「Epimetheus」。ピアノのリズミカルなリフからミドルテンポでオシャレでエレガントな感じではじまって、ギターがメロウにのびやかに奏で、フルートものびやかに奏で、美しくハモって。その後ブレイクからフルートがのびやかに力強く奏で、そのままテクニカルなソロへ。中盤では一旦止まってから綺麗でリズミカルなピアノソロが。そしてシンセのリズミカルなリフからテクニカルなユニゾンと叩きまくりドラムがスリリングに展開し、さらにフルートのテクニカルなソロ、テクニカルなユニゾンリフ、ギターのテクニカルなソロがループしてめまぐるしくスリリングに。終盤ではミドルテンポのピアノのリズミカルなリフからギターがのびやかに奏で、ダイナミックなリフからギターとフルートがのびやかにメロウに奏で、ラストは叩きまくりドラムとテクニカルなユニゾンリフでブレイクをキメて。
 2曲目は「Secret Lake」。シンセがのびやかに奏で、ギターのアルペジオリフがゆったりと浮遊感たっぷりにながれて、フルートがのびやかにほのぼのメロディを奏でて。その後キーボードのクリスタルサウンドがゆったりとながれ、フルートがのびやかに力強く奏で、ギターがハモって美しく響いて。中盤ではパワフルなブレイクからフルートのエモーショナルなソロ、続いてギターのエモーショナルなソロが。終盤では静かになってキーボードがゆったりと奏で、フルートもしっとりと奏で、ギターのアルペジオリフがゆったりとゆっくりと。
 3曲目は「Marine Snow」。ピアノのパワフルでリズミカルなリフからはじまるも、シンセがのびやかに幻想的に奏で、フルートがのびやかに、たおやかに爽やかに奏でて。そしてダイナミックリフからフルートとギターがのびやかに奏で、そこからフルートのテクニカルなソロが。その後ダイナミックリフからフルートがのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がっていって、ギターのテクニカルなソロへ。
 4曲目は「Pulse」。ミドルテンポのリズミカルなリフからオルガンがのびやかに奏で、ギターとフルートのユニゾンのリズミカルなリフからオルガンが加わってテクニカルなユニゾンリフを。そしてフルートがゆったりと哀愁メロディを奏で、ギターものびやかにメロウに奏でて。その後フルートのリズミカルなリフとパワフルなスネア連打からシンセがうねり、ドラムが叩きまくって。中盤ではアップテンポでギターのリズミカルなリフがはいって、フルートが加わってユニゾンで。さらにそこからピッコロとオルガンのテクニカルなユニゾンからフルートの爽やかでエモーショナルなソロが。終盤ではフルートがゆったりと哀愁メロディを奏で、ギターものびやかに哀愁たっぷりに奏でて。ラストはフルートのリズミカルなリフからドラムが叩きまくって。
 5曲目は「Mother Earth」。ギターのアルペジオリフがゆったりと綺麗にながれ、フルートがのびやかにしっとりと奏で、ピアノのリズミカルなリフからシンセがのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がって。そしてピアノの綺麗なリフからフルートが力強くのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がって。中盤ではフルートとギターがのびやかに奏で、シンセものびやかに奏で、盛り上がって。その後ピアノのしっとりとしたリフからモールス信号のような電子音が響き、フルートがのびやかに奏で、そこからギターのテクニカルなソロとフルートのテクニカルなソロの掛け合いソロバトルがスリリングに展開して。終盤ではギターがのびやかに奏で、フルートがリズミカルに奏で、そこからフルートのテクニカルなソロへ。そしてアップテンポになってピアノのリズミカルなリフから再びフルートのテクニカルなソロが。
 6曲目は「Moonhow」。フルートが爽やかに華やかにリズミカルに奏で、ギターがのびやかに奏で、フルートとユニゾンでのびやかに。そしてシンセのリズミカルなリフからフルートがリズミカルに爽やかに奏でて。中盤ではピッコロのリズミカルなソロが。そしてダイナミックリフがのびやかにながれ、一旦止まってからピアノとシンセのリズミカルなリフが。終盤ではフルートの爽やかでリズミカルなリフから、フルートがのびやかに奏で、ラストはピアノがゆったりとしっとりと。
 ジャケットのように澄んだ綺麗なサウンドによる<TEE>のメロディアスかつテクニカルな音世界、全6曲50分弱ながらも堪能できますね。バンドのこれからの活躍もとっても楽しみです。

16.6.4 浪漫座

2016-06-06 23:15:50 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2016.6.4 吉祥寺ROCK JOINT GB
<至極の音楽夜会 東阪ツアー 東京版>
 伝説のプログレバンド<Pageant>。1986年に発表された名盤「螺鈿幻想」1枚のみでバンドを去ってしまった中心人物であるギタリスト<中嶋一晃さん>。2014年に行われたネットでの日本プログレのアルバムの人気投票で、このアルバムが四人囃子に次いで2位!で、その後、中嶋さんは90年代には林克彦さんらと<夜来香>を結成。そして21世紀にはいるとPageantの曲を再現する<浪漫座本館>を、続いてオリジナル曲中心の<浪漫座別館>を率いて活躍されて。その後<浪漫座別館>はヴォーカルひなさんが産休にはいったため活動休止となり、中嶋さんはあらたに男性ハイトーンヴォーカリスト<森川健司さん>を擁するPageantのカヴァーバンド<Go To HongKong>を立ち上げて活躍されて。
 そして2013年、<Marge Litch>等で活躍された女性ヴォーカリスト<月本美香さん>を迎えてPageantの曲を再現する<浪漫座>を復活させて、大阪・東京で不定期ながらもライブ活動を展開されて。そして2016年、東京は昨年12月以来の半年ぶりで6/4に吉祥寺GBでのイベントに出演されるとのことで、めっちゃ楽しみにしていました。
 <浪漫座>、現メンバーはギター中嶋さん、ヴォーカル月本さんの他、ベース<浜田勝徳さん>、ドラムス<村中“ロマン”暁生さん>、フルーティスト<千秋久子さん>、そしてキーボードは今回はNelfeltiやWater Garden等で活躍されている<山内めぐみさん>です。

 さて当日、自分は土曜ながらも仕事。で、開演が17時半なのですが、それにはとても間に合わず。3バンド対バンイベントなので、<浪漫座>がトップでないことを祈りつつ17時半に仕事を終えて吉祥寺へ。着いたときには最初のバンドは終わっていて、ステージ上ではスタッフの方々と<浪漫座>のメンバーの皆さんが準備を。<浪漫座>は2番目だったのですね。間に合ってよかったっす。イス席はほぼ満席なので仕方なく後ろで立ち見っす。

 19時ころ、フロアーの照明が暗くなって、お琴と笛のような和の情緒たっぷりの音色がしっとりと響いて。そしてステージ前のスクリーンが上がってステージの全貌が明らかになって大拍手!ステージは向かって左に4段キーボードを前にした、赤ラメミニワンピ&ブーツの超SEXYなめぐみさん。あまりにも色っぽくてしばし見とれて。そのお隣にモズライト風のレッドボディ4弦ベースを抱えたハマカツさん。中央後方は2タム1バスセットを操る村中さん、ステージ右はアイボリートラ目のレスポールを操る座長、その左隣に白いワンピースに大阪万博の太陽の塔をモチーフにしたお帽子スタイルの可愛らしいフルート千秋さん。そしてセンターには白のフリルドレスにゴージャスなネックレスすがたの美しい月本さんが登場して再び大拍手!
 ギターのお琴風リフとフルートの情緒あふれる音色にのって月本さんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、いつもとは異なる“和”の世界に浸って。その後イエローライトのなか、ダイナミックリフからギターがのびやかに奏で、ヴォーカルがリズミカルに歌い、さらにファルセットでのびやかに。ラストはブレイクからゆったりとしっとりと。
 続いて2曲目。ブルーライトのなか、パワフルなドラムフィルからギターとフルートがメロウに哀愁たっぷりにのびやかに奏で、ヴォーカルがゆったりとのびやかに。その後ダイナミックリフからリズミカルになって、シンセのテクニカルなソロが。中盤ではギターとフルートはハモってのびやかに奏で、ギターのヘヴィリフからギターのエモーショナルなソロへ。そしてヴォーカルがハイトーンスキャットを。終盤ではヘヴィリフからヴォーカルがパワフルニにリズミカルに歌い、さらに歌い上げ、キーボードと向き合ってタイミングを合わせてゆっくりと。ラストはピアノがしっとりと奏で、ギターとフルートがユニゾンでのびやかに奏で、ゆっくりと。

 「どうもありがとうございます。浪漫座です」って座長大拍手!「半年ぶりの東京。来年もまた早々にやらしていただきます」って大拍手!「吉祥寺クレシェンドって、メタル系のハコで」「ボクらもバリバリのヘヴィメタルバンドやから」って爆笑!「30年前に東京ではじめてライブやったとき、MCで大阪弁が通じなかった」って爆笑!「さっさと曲やれって顔してるね」って爆笑!

 3曲目は「人形地獄」。ハイハットのカウントのあと、ミドルテンポのヘヴィリフからパワフルにリズミカルにはじまって、オルガンのリズミカルリフからパワフルなヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて、さらに可愛く歌い、再び力強くダイナミックに。その後シンセのパイプオルガン風サウンドのリズミカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロが。そしてフルートが加わってハモって。ラストはダイナミックなリフからドラムが叩きまくってFin。

 続いて4曲目は「螺鈿幻想」。パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフがはいって、ギターのリズミカルなリフにのってフルートがのびやかに奏でて。その後、一旦止まってガラスの割れるような衝撃音が響き、ギターのメロウなアルペリフから、ブルーライトのなか、しっとりとのびやかなヴォーカルがはいって、徐々に力強くドラマティックに歌い上げて。中盤ではパワフルなドラムからシンセがのびやかに奏で、ギターがメロウにドラマティックにエモーショナルなソロを。その後一旦止まってからしっとりとしたベースラインからフルートがのびやかに。終盤ではしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強く歌い上げ、ドラマティックに盛り上がって。その後フルートのエモーショナルなソロが。ラストはピアノとフルートがしっとりと。

 「どうもありがとうございます」って座長大拍手!「お気づきの方々もいらっしゃると思いますが、うちは正式なキーボーディストがいなくて」「今日は山内めぐみさん」って大拍手!「キーボード、簡単そうに聴こえるけど、実際にやったら大変ですわ」「がんばってやってもらってますわ」って。さらに「ギターも簡単そうに聴こえるでしょ。やってみなさいよ。思いのほか簡単やから」って爆笑!「曲やってるときはリラックスしててください。MCのときは聞き逃さんように」って爆笑!

 ハマカツさんが黒レスポールを抱え、次の曲に行こうとしますが「まだやで」って座長、爆笑!
 5曲目は「ヴェクサシオン」。カウントからツインギターによる美しいほのぼのしたアルペリフが心地よくながれ、ゆったりとしたヴォーカルがはいって。身振り手振りも交えて歌詞の世界を表現されて。その後、フルートの浮遊感たっぷりのゆったりとしたソロが。そしてヴォーカルがドラマティックに歌い上げ、再びフルートのエモーショナルなソロが。ここでハマカツさんがギターを置いてベースの準備を。中盤ではパワフルなドラムがはいって、ギターのリズミカルリフにのってシンセのきらびやかでテクニカルなソロが。そしてベースのパワフルなリフにのってギターとフルートがのびやかに綺麗にハモって、ハマカツさんと千秋さんが寄り添って。終盤ではフルートがのびやかに奏で、ヴォーカルがゆったりとドラマティックに歌い上げて。そしてシンセのブラスサウンドがゆったりと響き、ギターがのびやかにドラマティックに奏でて。ラストはギターのアルペリフからフルートがゆったりと。

 続いて6曲目は「月光円舞曲」。シンセがゆったりと哀愁たっぷりにのびやかに奏で、レッド&ブルーライトのなか、ヴォーカルがのびやかに歌い、ワルツリズムでリズミカルに。さらにヴォーカルがのびやかに歌い上げて。その後ダイナミックリフからギターとフルートが寄り添ってハモリ、フルートがフィルをいれ、そこからオルガンのパワフルなソロへ。終盤ではパワフルなブレイクと叩きまくりドラムからヴォーカルがのびやかに歌い上げ、ダイナミックリフをキメて。

 「どうもありがとうございます」って座長大拍手!「歳とってくるとね、かっこつけて話そうなんて思わなくなる」って。「しょーもないこと言っても“はいはい”って聞いとってください」って。

 「緊張する曲が続きますけどよろしいですか?」って座長。7曲目は「うつむく女」。レッドライトのなか、キーボードのリズミカルでミステリアスなリフにギターが加わってユニゾンで奏で、ダイナミックリフからパワフルなドラムがはいってスリリングに。そしてアップテンポでギターがのびやかに奏で、フルートものびやかに奏で、ブレイクをキメ、パワフルなベースリフとフルートのフィルからリズミカルな変拍子にのってヴォーカルがパワフルに歌って。中盤ではシンセがのびやかに奏で、そこからフルートのテクニカルなソロが。終盤ではキーボードのリズミカルなリフからドラムが叩きまくり、パワフルなヴォーカルがはいって、歌い上げて。
 「どうもありがとう。プログレみたいな曲でしょ」って座長、爆笑!

 「写真撮り放題、拍手し放題、アンコールし放題」って座長、爆笑&大拍手!ここでメンバー紹介です。「先ほどもいいましたけど、難曲の数々を弾きこなしてくれました。またお目にかかると思います。オンキーボード、山内めぐみ!」って大拍手!10月に大阪でNelfeltiと対バンがあるそうで。「“偽物バンド”同士」って爆笑!続いて「もう何年来の付き合いかな?」って。ハマカツさんはここ半年ほど単身赴任で東京におられたそうで。「前の東京ノライブのリハの前におかーちゃんから怖いメールがきて」「家庭事情があってこその趣味やからね」って。なにかあったのでしょうか?「オンベース、浜田勝徳!」って大拍手!続いて「もう長いことやってますね。曲を理解するのが早くて」「あまりよそやらんとうちに専念して」「またいろいろお目にかかると思います、オンドラムス、村中ろまん暁生!」って大拍手!続いて「大阪万博公園から来ていただきました」って爆笑!「彼女はいろいろと名画シリーズのコスプレをやってくれて」って。「今回は“芸術は爆発”やね。オンフルート、千秋久子!」って大拍手!続いて「ヴォーカル、歌える人がおってこそ、のこのバンド」「めちゃくちゃべっぴんさんで歌がそこそこのひと、か、歌がめっちゃ上手くて、顔がそこそこのひと、とどっちを選ぶかというと・・・」って座長。「べっぴんさんで歌上手いひとはいないんですか?」って月本さん、爆笑!「それは話のネタとして・・・ボクが選ぶとすれば、胸の大きいひと」って爆笑!「それは正しいですね」って月本さん。「ボクの条件を満たしている、オンヴォーカル、月本美香!」って大拍手!そして「ボク、去年還暦を迎えまして」って大拍手!「しょーもないこと言ってますけど、また笑いにきてください」「ギター中嶋一晃でした」って大拍手!

 本編最後の曲に行こうとしますが「ちょっと待って」って座長、爆笑!
 8曲目は「エピローグ」。ブルーライトのなか、カウントからメロトロンサウンドとフルートがゆったりとしっとりと奏で、ギターのアルペジオリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって、ハイトーンで切なくドラマティックに歌い上げて。その後、力強いベースラインからギターとフルートがのびやかに奏で、そこからギターの泣きのエモーショナルなソロが。途中タッピングも交えて。終盤ではヴォーカルが力強く切なく歌い上げ、フルートがのびやかにしっとりと奏で、ギターがのびやかにドラマティックに奏で、ドラムスが叩きまくって盛り上がり、ヴォーカルもスキャットを入れて盛り上げ、ラストは劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って座長、大拍手!大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。「時間大丈夫?」って座長がお店の方に確認して。「言ってみるもんやね」って座長。「ありがとうございます」って月本さん。

 オーラス9曲目は「木霊」。ギターのリズミカルでミステリアスからはじまって、月本さんが手拍子を促して、パワフルなドラムから力強くリズミカルなヴォーカルがはいって、さらに可愛く歌ってからスネア連打のなか力強く歌い上げて。その後ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、可愛く歌い、さらに力強く歌い上げて。そしてパワフルなベースソロからキーボードのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、可愛く歌い、さらに力強く歌い上げて。ラストは盛大にFin。

  曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って座長、大拍手!これにてライブ終了です。時計を見ると20時4分。1時間ちょいのとっても楽しくとっても素敵なライブでした。Pageantの名曲を生で聴けて本当に嬉しいっす!今回ちょっと各楽器の音がたまに聴き取り辛いときがあったりしましたが(特にフルート)それがちと残念でしたけど、でもでも逆に今回ベースがパワフルに響いて、かっこよかったっすね。来年早々のライブもめっちゃ楽しみです。