ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

11.11.26 Yuka & Chronoship

2011-11-29 06:26:09 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.26 吉祥寺Silver Elephant
 シンガーソングライターであり、キーボーディストの<船越由佳さん>率いるインストロックバンド<YUKA & CHRONOSHIP>。メンバーはキーボード&ヴォーカルの“YUKA”こと<船越由佳さん>、ベース<田口俊さん>、ドラムス<田中一光さん>、ギター<宮澤崇さん>の4人編成で、メンバー全員がプロとして音楽界で活躍されている凄腕集団です。自分はこの6月に初めてフルライブを観て、すっかりハマっています。今年、フルサイズのプレスCDアルバム「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」が6月にフランスのムゼアレーベルから発売され、日本でも9月に発売。それからバンドは活発にライブ活動をされるようで、9月にライブを観たあともまた観に行きたいなって思っていました。10月には下北沢でライブがありましたが、この日はスケジュールが合わず断念。で11/26にシルエレでライブとのことで速攻予約して楽しみにしていました。

 さて当日。休日なので開場に間に合うように家を出て、ギリギリに到着してフロアーへ。余裕で席をGETして開演を待ちます。ステージは向かって左に小さいキーボードが1台と黒のリッケンバッカーベースが。中央後方は3タム1バスのドラムセット、右に紺のストラト、そして中央フロントにキーボードセットが。開演近くなるともう超満員。凄い人気ですね。階段まで立ち見のお客さんが。関係者の方々かもしれませんけど。

 開演予定時間の18時を過ぎた頃、客席の照明が暗くなって、メンバーの皆さんがステージに登場し、拍手で迎えられます。Yukaさん今日は紺にラメいっぱいのTシャツにジーンズというスタイルです。バンドメンバーの皆さんも紺や黒系のシャツにジーンズという合わせた衣装で。
 そしてはじまった1曲目は「KIRIBATI」。ギターの軽快なカッティングリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリズムからピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、そしてYukaさんの伸びやかなスキャットが幻想的にながれて。バックではテクニカルなベースラインも。その後一旦止まってピアノリフとスキャットが伸びやかに幻想的にながれて、そしてパワフルなリズムとギターリフがはいって盛り上がって。中盤では一旦止まってピアノリフがしっとりとながれ、そしてシンセサウンドがはいってシンバルロールからミドルテンポでダイナミックなバンドリフが雄大にながれて。パワフルなリズムにのってスキャットがながれ、リズミカルなピアノリフとヘヴィなギターリフがはいってアップテンポで盛り上がってアグレッシブなギターソロが。ラストはギターとキーボードのテクニカルなユニゾンから叩きまくり弾きまくりでFin。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。「皆さん、こんばんは!」って。すると客席から「こんばんは!」って返事が。あらためて「Yuka&Chronoshipです」って拍手です。前回のライブでは発売されたばかりのアルバムの曲中心のセットリストでしたが、今回は早くも次のアルバムに収録予定の曲を中心に演ってくれるとのことでお客さんも「おぉ!」ってどよめきと大拍手です。

 次はレイ・ブラ○ドベリ氏のSF小説からインスピレーションを得て作曲されたという「アールイズフォー・ロケット組曲」っておっしゃったかな?
 2曲目は「カッティング・グラフィティ/重力離脱」。♪ダダダン!ってエレドラのパワフルな音が響き、メロトロン風の伸びやかで荘厳なサウンドがながれ、そしてベースのミドルテンポのリズミカルなリフからギターとキーボードがユニゾンでリフを。そしてダンサブルなノリノリリズムにのってピアノとギターがリズミカルなリフを。中盤ではメロトロン風のサウンドがゆったりと伸びやかにながれ、そしてパワフルなドラムがはいって、ミドルテンポのシャッフルリズムにのってギターとキーボードのユニゾンリフが。その後ギターのアルペリフがゆったりとながれ、シンセのベースラインとメロトロン風サウンドが響き、ミドルテンポでダイナミックなリフがはいって雄大な感じになり、エモーショナルなギターソロから盛り上がって。ラストはエレドラサウンドとシンセの伸びやかなサウンドが響き、しっとりとFin。

 続いて3曲目は「Beyond The Fence」。しっとりとしたピアノからゆったりとはじまってYukaさんがミラーボールが回るなか、幻想的なスキャットを浮遊感たっぷりに。ドラムがシンバルロールで盛り上げ、田口さんがキーボードでベースラインを奏でて、Yukaさんが歌い上げて盛り上がって。中盤からはボレロリズムのスネアロールがはいって、パワフルなドラムとともに力強いスキャットから歌い上げて盛り上がって。終盤では静かになってしっとりとしたピアノリフとスキャットがながれ、そしてベースラインをギターとユニゾンで。

 続いて組曲最後4曲目は「Skygazer」。ミドルテンポの和太鼓のようなパワフルなタムドラムがはいってギターとピアノが明るく爽やかな感じのリズミカルなリフを。ステージはとっても明るく照らされて。そしてピアノが爽やかなリフを奏で、力強く伸びやかな綺麗なスキャットがながれて。笑顔で歌うYukaさん、めっちゃ素敵!中盤ではYUKAさん、キーボードを弾きながらリズミカルなベースリフをバックに小さいマラカスを鳴らして。終盤は力強いリズムをバックに綺麗なピアノリフと爽やかなスキャットで盛り上がって。ラストにはYUKAさん、“キラキラ星”のようなメルヘンチックなメロディを弾いて、ラストはドラムとタイミングを合わせてFin。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。次回のアルバムは組曲3つの構成になる予定だそうで。次は本邦初公開の新曲です。「ダイナザウルス組曲」っておっしゃったかな?その名の通りで“恐竜”がテーマのようです。「複雑でなかなか手ごわい」「会場に恐竜がいるんじゃないかという気配を感じながら」「一緒に楽しんでいただけたら」ってYukaさん。いま緊張で手に汗かいてるって。
 5曲目はメドレーで「タマゴが先か、恐竜が先か~ダンス・ウィズ・ダイナザウルス」。オルガンサウンドのミステリアスなリフからはじまって、ギターとベースも加わってユニゾンで。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいって変拍子ブレイクリフをキメて。その後ベースとオルガンのユニゾンリフをバックにギターが幻想的なサウンドを響かせて。中盤ではギターのダークでエモーショナルなソロから、ベースのぶっといダークなリフ、キーボードとギターのブレイクリフからベーステクニカルなソロが。そしてステージがレッドライトに包まれ、ピアノのパワフルなリフからギターが恐竜の咆哮のようなダイナミックなサウンドを響かせ、エモーショナルで伸びやかなフレーズを奏でて。終盤ではハイハットのアップテンポのリズムにのってピアノのダークなリフからギターとベースのユニゾンフレーズが。そしてギターがアームで唸らせてアグレッシブなサウンドを響かせて盛り上がっていって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメて。めっちゃプログレしてますね。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。「恐竜が見えましたか?」って。残すはあと2曲ということで、ここで次回のライブインフォと物販の宣伝を。次は12/23に沼袋、1/29にシルエレだそうです。「ぜひぜひお越しいただけたら嬉しいです」って。

 「今日は本当にありがとうございました」ってYukaさん、大拍手です。6曲目は「Water Reincarnation」。シンセサウンドが荘厳に響き、ハイハットのリズムがはいってピアノの力強いリフがながれて。そしてキーボードのベースラインをバックにギターの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。その後ステージが明るく照らされて、パワフルなドラムとベースのミドルテンポのリズムにのってキーボードがほのぼのとした感じのフレーズを奏でて。そしてピアノリフをバックにYukaさんのヴォーカルがゆったりとながれ、田口さんもコーラスをいれて。中盤ではミドルテンポのエレドラサウンドから力強いピアノリフが。そしてアップテンポになってギターのヘヴィなリフがはいって盛り上がってそのままギターのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフでパワフルに盛り上がって、ラストはハイハットのリズムにのってピアノリフとシンセベースサウンドがながれ、ギターがエモーショナルなフレーズを伸びやかに奏でて。

 オーラス7曲目は「Hector (the huge thunderstorm complex)」。ギターのカッティングリフからゆったりとはじまって、雷鳴が轟き、ストロボライトが点滅して。そして綺麗なピアノリフがはいって、ミドルテンポのパワフルなドラムからYukaさんの爽やかでリズミカルなスキャットが。そして伸びやかなスキャットからダイナミックなリフがはいって、パワフルなピアノリフとリズミカルなスキャトが。中盤ではシンセの伸びやかなフレーズからピアノの力強いリフ、ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。タッピングも交えてドラマティックに展開して、ダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれて。終盤では一旦止まったあと、ギターのカッティングリフから雷鳴が轟き、ライトが点滅しyて、綺麗なピアノリフがゆったりとながれて♪ジャーン!って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「ギター、宮澤崇です!シンセ・ベース、田口俊です!ドラムス、田中一光です!」大拍手です。「そして、船越由佳でした」ってYukaさん敬礼ポーズで。もちろん大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をしてこれでライブ終了です。時計を見ると18時55分。50分ちょいのライブでした。
 いつも以上にエネルギッシュでパワフルで凄い迫力のダイナミックなライブでした。しかもめっちゃドラマティックだし。今日初演の新曲は変拍子たっぷりの超プログレで複雑な構成は聴き応えあります。それにしてもやはりプロの演奏は素晴らしい!特にドラマーのタイトかつパワフルなドラミングに超感動!Yukaさんの優しく美しく、しかも力強いヴォーカルもほんと素敵でした。もちろんキーボードもベースもギターも。次回12月はちと難しいですが、1月のライブは観に行きたいっす。

難波弘之さん 真幻魔大戦

2011-11-26 13:31:15 | 難波弘之さん
 日本屈指のキーボーディストであり、コンポーザーでもあり、またSF作家でもある巨匠<難波弘之さん>。難波さんのアルバムをあれこれ探しているときに、とあるプログレ系サイトで絶賛されていたこのアルバムの存在を知りました。ところが既に廃盤で某オクでも滅多に出品されず、またあっても高値で手を出しづらい状況だったものでほとんどあきらめていました。ところが先日某CD店の中古コーナーでこのアルバムを偶然発見!お値段も定価の1.5倍くらいだったもので、即購入。やっと手に入ってめっちゃ嬉しかったっす。
 1984年に発表された平井和正さん原作のSF小説「真幻魔大戦」のイメージアルバム。参加メンバーは当時の<Sence of Wonder>のメンバーであるドラマー<そうる透さん>、ベース&ヴォーカル他の<小室和之さん>、そしてVOWWOW加入前の<厚見麗さん>です。このCDは2000年に発売されたものです。
 アルバム1曲目は「BIG PROLOGUE」。鮮烈なシンセサウンドが響く盛大なファンファーレからパワフルにダイナミックにはじまります。その後アップテンポながらしっとりとしたピアノリフがながれ、そこにフルートのような音色が幻想的にながれ、そしてパワフルなドラムが入ってシンセサウンドと共に盛り上がって。終盤ではパワフルかつドラマティックなサウンドがながれ、そして再びダイナミックなファンファーレが。
 2曲目は「サイボーグ戦士ベガ(Flight#39)」。アップテンポのノリノリビードにのって明るく楽しいキーボードリフが。そしてミドルテンポの変拍子になってオルガンリフにのってパーカッションのような音色の複雑なリフがながれて。その後壮大なメロディがながれて、アップテンポになってポップで明るく楽しい曲調に。中盤ではリズムがとまってピアノの美しいリフがゆったりとながれ、そこにしっとりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がっていきます。終盤には煌びやかでテクニカルなシンセソロが。そしてラストは劇的にFin。
 3曲目は「SADISTIC PSYCHIC TIGER」。ヘヴィなギターのようなサウンドのリフからミドルテンポのハードロック調ではじまってパワフルなドラムをバックに力強いヴォーカルがはいって。ズンズン響くベースもかっくいいっす。中盤ではアグレッシブなギター風キーボードソロが。
 4曲目は「MOONLIGHT SERENADE」。美しいピアノのリフレインがゆったりとながれ、そこに幻想的なシンセサウンドがはいって荘厳な感じに。心休まる穏やかな曲です。
 5曲目は「SUPER BAROQUE PRINCESS」。リズミカルなバロック調のピアノとシンセのテクニカルなリフレインがながれて。煌びやかなサウンドとファゴットのようなサウンドのテクニカルなフレーズが交互にながれ、中盤からはヘヴィなギターのようなサウンドや、リズムも加わって盛り上がって。ガボット風のクラシック風の曲ですね。テクニカルでスリリングで聴き応えありますね。
 6曲目は「太陽の戦士」。アップテンポのテクニカルなシンセリフからはじまって、パワフルなドラムがはいってダイナミックなリフが。そしてミドルテンポの力強いリズムがはいってドラマティックに壮大なスケールで展開していきます。終盤ではパワフルなパーカッションが加わって叩きまくって盛り上げます。ラストは徐々にフェードインしていって、静かに荘厳なコーラスがながれて。
 7曲目は「ベアトリスの釵(かんざし)」。リズミカルでパワフルなリフからはじまって、ミドルテンポで綺麗なピアノリフが明るく爽やかにながれるも、変拍子のパワフルなリフが。そして力強いヴォーカルがはいって爽やかにドラマティックに展開して。
 8曲目は「BIG INTERLUDE」。ストリングスサウンドの重厚なリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムがはいって、ピアノやオルガンのリフがゆったりとながれ、ブラスサウンドも加わって、そしてダイナミックな変拍子リフも。その後テクニカルなオルガンリフやパワフルなブラスサウンドのリフからドラマティックなフレーズが壮大にながれて。終盤ではピアノリフから幻想的なシンセサウンドがながれ、そして爆発音が響き渡って。
 壮大なファンファーレからはじまって、ポップ調の曲やハードロック調の曲、そしてクラシック曲やドラマティックな曲の数々を、プログレのエッセンスをたっぷりと含ませて聴かせてくれる素晴らしいアルバムですね。サントラという面もありながらも、テクニカルかつドラマティックなプログレアルバムでもあって、聴き応えありますね。ぜひとも再発してほしいものです。

11.11.19 Scheherazade

2011-11-23 08:18:45 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.19 恵比寿LIVE GATE
<3rd Album 発売記念ツアー>
 1977年に結成されるも、79年にはNOVELAに発展した伝説のプログレバンド<Scheherazade>。NOVELA解散後の1992年に復活して結成以来15年越しの1stアルバムを発表。その後はメンバーおのおのの活動がありながらも不定期にライブを行い、そして2010年9月に18年ぶりとなる2ndアルバムが発表されました。
 現メンバーはNOVELAのヴォーカル<五十嵐”Angie“久勝さん>、ギター<平山照継さん>、キーボード<永川敏郎さん>、そしてStarlessのベース<大久保寿太郎さん>、ドラムス<堀江睦男さん>という超豪華な5人編成。で、メンバー個々のライブは様々な機会で観にいってますが、テルさんのライブって数年前のNOVELA以来自分は機会がなかったんですよね。なのでテルさんのギターを生で聴けるのをすっごい楽しみにしていたんですけど・・・ライブリハ中にテルさんが病により演奏できなくなり、ライブは4人で敢行。ギター部分はレコーディングデータをバックでながすライブでした。もちろんめっちゃ盛り上がりましたけど、やっぱりテルさんがいらっしゃらないのは寂しかったっす。なのでテルさんが元気になられた折にはあたらめて”レコ発ライブ“をやってほしいなって。
 その後しばし音沙汰がなく1年が過ぎようとしたころ、なんと3rdアルバム発売の情報が!これにはビックリしました。さらに11/19に発売に先駆けてレコ発ライブの日程が発表されてさらにビックリ!もちろん速攻予約です。今年こそはテルさんのギターが観れるだろうと当日を楽しみにしていました。

 さて当日。朝からこの時期には珍しい嵐模様。なので電車が運休しないことを祈って。19時開演予定なので間に合うように仕事を終えて駅へ。幸い山手線は運行していてひと安心。恵比寿に着くと雨はさほどでもなく。会場に着いたのは30分前でしたけど、開場が18時なのにいまだに入場の列ができていてビックリ。しばし並んで待って、物販でニューアルバムを購入して受付を済ませてフロアーへ。この時点で既に満員でドリンクコーナーにたどり着くのもやっとです。もう人がいっぱいでステージはほとんど見えないのでなんとか壁のモニターTVを見れる位置で開演を待ちます。客層はやはり年齢層高かったですね。男女は半々くらいかな。さらには自分がよく観にいくプログレバンドのメンバーの方々が結構いらしてましたね。名前は書かないほうがいいかな。開演近くになるとスタッフの方が「もっと詰めてくださーい!」って、もう平日朝の通勤電車みたいな混雑でギューギュー詰め。もっと早く予約してイス席GETしたかったっす。イス席1列だけでも撤去してくれればちょっとは楽になるのに~なんて思ったり。ま、しゃーないっすね。

 開演予定時間を少し過ぎたころにライブ時の注意事項のアナウンスがながれ、程なくフロアーが暗くなって、ステージの幕が開いて大拍手。誰もいない薄暗いステージにブルーの照明が。そしてクラシカルでダイナミックで壮大なSEがながれてきて気分が高まってきます。その後ギターのメロウなフレーズがながれ、いよいよメンバーの皆さんがステージに登場!大拍手大歓声!ステージは向かって左後方に3段キーボードセットとマーシャル&ミニレスリー。その隣に3タムメロタム1バスのブルー系のドラムセットが。フロント左には赤のヘッドレスVベースを抱えた黒衣装の寿太郎さん、右には赤のSGを抱えた白シャツのテルさん!アンプはRolandかな。

 ながれるSEのギターメロに合わせてテルさんがギターをハモらせて、そしてダイナミックなバンドリフが。ここでAngieさん登場!大拍手大歓声!1曲目は「涙の中へ」。ギターとキーボードがユニゾンのトリルリフをキメでアップテンポで疾走してパワフルなヴォーカルがはいって。ビブラート冴えまくってます。ただちょっと本調子ではないような感も。間奏ではパワフルなドコドコドラムをバックにオルガンソロが。その後ミドルテンポのヘヴィなリフからアップテンポになって疾走していきベースとギターのユニゾンリフからパワフルなヴォーカルがはいって、終盤ではビブラートを効かせたスキャットが響きわたって、ラストはユニゾンリフをキメてFin。
 続いて2曲目は「名もなき夜のために」。ギターのヘヴィなザクザクリフからアップテンポのノリノリのシャッフルリズムにのって伸びやかなヴォーカルが。間奏ではギターソロ、モーグソロと続いて。パワフルなメロハー、かっくいいっす。

 「ありがとうございます。こんばんは、Scheherazadeです。ずいぶんお待たせしました」てAngieさん、大拍手です。「ようやくメンバーが揃いました」って歓声と爆笑!客席かた「待ってたよ!」って声が。「ボクらも待ってました」って。テルさんは手を合わせてごめんなさいポーズです。そしてAngieさんが「リーダーからひと言」って寿太郎さんにマイクを振って。「本日はお足元の大変悪いなか」って爆笑!「それというのも“雨男”が帰ってきたことで」って、拍手です。「雨を降らせてしまってすいません」ってテルさんお詫び。さらに昨年のライブ病欠の件を「心よりお詫びいたします」って。テルさん「生まれて初めてライブ休んだ」って。しばし「病院出たり入ったりして、ようやく出来るようになりました」って大拍手!「まあ50過ぎるとみんないろいろありますわな」って寿太郎さん。「なんか倒れちゃう」ってテルさん。客席から「テル頑張って!」って声援が。
 今回は客席にビデオカメラがはいってまして、来年春にDVD発売やTV放送の予定があるとか。めっちゃ楽しみです。Angieさん「有名になっていくために」「ベテランじゃないです。まだ新人ですから」って爆笑!「気持ちは若者」って。

 3曲目は「特急列車」。キャッチーなギターリフからアップテンポではじまって、Angieさんが手拍子を促して。でも狭すぎて手拍子出来ないっす。そしてパワフルなヴォーカルがはいってポップな感じで。寿太郎さんがトシさんと向き合って。間奏ではミドルテンポでしっとりとしたキーボードソロが。その後ギターとオルガンのかっくいいリフからパワフルなヴォーカルがはいって。
続いて4曲目は「人形賛歌」。パワフルなベースリフとハイトーンシャウトから跳ねるようなミドルテンポのリズムでヘヴィなリフがながれ、そしてアップテンポのノリノリモードに。その後パワフルな早口ヴォーカルとミドルテンポのヘヴィなリフとアップテンポモードが交互に展開されて。中盤ではモーグのエモーショナルなソロ、そしてヴァースに戻ってハイトーンシャウトもキメて。その後アップテンポのヘヴィなギターリフからアグレッシブなギターソロへ。そしてキーボードとのユニゾンのスリリングなトリルもキメて、ハモりも。トシさんノリノリで跳ねてます。ラストはビブラートの効いたハイトーンスクリーミングがキマって.
 さらに続いて5曲目は「怒りの矢を放なて!」。シンセのしっとりとした音色が響き、パワフルなドラムからミドルテンポのヘヴィなリフをバックにパンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって。そして雄大な感じになって盛り上がって。間奏ではテクニカルなギターソロ、そしてヴァースを挟んでモーグのアグレッシブなソロが。終盤ではミドルテンポで雄大な感じになり、そしてドラムが叩きまくってアグレッシブなギターソロへ。ラストは徐々にテンポダウンしてFin。Angieさんは一旦楽屋へ。

 「今回のセット、ハードな曲が多い。ヘトヘトになります」って寿太郎さん。ここで3rdアルバム発表の報告を。大拍手です。「新曲はないんですけど」って。今回発売された3rdアルバムは元々Scheherazade用に書かれたにも関わらず、ScheherazadeではレコーディングできなくてNOVELA等で使われた曲を現メンバーで新たにレコーディングされた曲が収録されているそうです。「自分で作曲したのに出来なかった悔しさがあって」って寿太郎さん。「今回メンバーの協力があって実現しました。ありがとうございました」って大拍手大歓声!「30年の歳の差がありますが、昔の元気さが出てるかどうか」って。「でてるすか、いいなー」ってテルさん。「NOVELAの曲として認識してる方が多いと思いますが、実はScheherazade時代に作ってライブでやってた曲なんです」って。で、NOVELAでデビューして「やっちゃえ!」ってなったそうで。でもScheherazadeで録音してないのは不自然ということもあって今回の3rdアルバムが作られたそうで。前回の2ndアルバムは「NOVELAで採用されなかった曲を中心に」って寿太郎さん、爆笑!「今回で完結編」って。すると客席から「終わっちゃうの~?」って声が。「今までのヤツはね・・・これから先は知らん」って。
ここでバンド名がカタカナ表記で“シェラザード”なのか“シェヘラザード”なのかという話が。以前とあるライブハウスの方に“どれかに統一せえ!”って怒られて“シェラザード”にしたとか。

 次の曲は18-19歳頃にテルさんと寿太郎さんでやっていたという「ヴォーカルなしのインスト」「ユニゾンで、1つのフレーズを繰り返すだけ」って爆笑!6曲目は「Theme 1」。♪ジャーン!ってダイナミックにはじまってギターがかっくいいヘヴィリフを。そしてアップテンポでベース・ギター・キーボードのトリプルユニゾン、ミステリアスでスリリングなリフが。まずはギターのアグレッシブなソロ。寿太郎さんはステージ中央でベース弾きまくりで。そしてパワフルなオルガンリフが響き、ギターとベースが寄り添って、ユニゾンリフをキメて♪ジャーン!ってFin。

 すかさずキーボードリフがはいってドラムが叩きまくってアップテンポでスリリングに。7曲目は「燃ゆる光/Lights Are Burning」。ミドルテンポになってヘヴィなリフをバックに力強いヴォーカルがゆったりとながれ、そして雄大で伸びやかな曲調に。間奏ではギターのエモーショナルなソロからアグレッシブなオルガンソロと続き、終盤ではAngieさん、ハイトーンスクリーミングをキメてそしてダイナミックなリフが。
 曲が終わるとすぐにクリスタルなシーケンスサウンドが響いてドラムにスポットが。ドラマー以外のメンバーは一旦楽屋へ。ドラムソロ、リズムに合わせてパワフルに叩きまくってます。途中堀江さんが手を上げてシーケンスが止まって。大拍手大歓声です。そして堀江さん、再び叩きまくって。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて「堀江睦男!」って大拍手大歓声です。そしてダイナミックなバンドリフが。

 「ちょっとお願いがあります」ってAngieさん。ドアが閉まらないので全体に右に半歩詰めてほしいと。さらにイス席のお客さんたちにも少し前に移動して欲しいと。一段と窮屈になって、チトきついっす。今回はイス席をやめようかとも思ったそうですが「自分達だけでなくお客さんたちも歳を重ねているので」って爆笑!まあでも撮影していることを考えれば、絵的にはステージ全体が映っていいかもですね。ギューギュー詰めで立っているのはキツいんですけど。
 Angieさん、後ろを見渡して「ゆっくりしゃべったほうがいいかな」って。そしてAngieさんも「3rdアルバムが発売されました」って大拍手です。「まだ買ってないひと!」ってAngieさんイジワルな質問を。で「ちょっとしゃべってて」って寿太郎さんにいきなりMCを振って。「ネタがない」って爆笑!「雨になって・・・」って再び天気のお話を。「テルシンも雨だったね」ってテルさんに振って。そして「トシは?」ってトシさんにも振って。

 「今月は平山くんが敬愛しているFreddie Mercuryの命日がある月なんですね」ってAngieさん。8曲目は「Forever Mercury」。キーボードのフルート風の音色が抒情的に響いて、しっとりとしたヴォーカルがゆったりと。そしてギターリフをバックに歌い上げて。2ndヴァースではピアノとベースリフをバックにヴォーカルがパワフルなドラムとともに歌い上げて。その後一旦とまってギターリフとフルート風サウンドがしっとりとながれ、ギターが太い音になってエモーショナルなギターソロを。終盤ではヴォーカルはハイトーンスクリーミングをキメ、サビではテルさんもコーラスを。ドラマティックに歌い上げて盛り上がって。ラストはしっとりと♪Forever Freddie Mercury ってFin。「どうもありがとう」ってAngieさん。

 続いて9曲目は「Ever Forever」。パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフ、ギターとキーボードのテクニカルなリフが。そしてアップテンポのピアノリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、その後ミドルテンポでゆったりと雄大な感じになって歌い上げて、キーボードリフからダイナミックなリフが。間奏ではギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからベースのヘヴィリフにのってモーグのエオーショナルなソロが。続いてダイナミックなリフからギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではベースがゆったりと響き、キーボードとギターがしっとりとしたフレーズを奏で、ドラムはハイハットとスネアリムで静かにリズムを刻んで。そしてキーボードのストリートオルガン風サウンドのリフがながれ、ギターがメロディを輪唱して。その後パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフがはいってヴォーカルがドラマティックに歌い上げて盛り上がってドラムも叩きまくって。

 「どんどん進んでいますが、あとわずかとなりました」ってAngieさん。もちろんお客さんたちは「えぇ~~~!」って。「わかります」ってAngieさん。「34年前にお手伝いをさせていただいて」って、Angieさんは当初はサポートだったのですねぇ。「当時は地味でアクションもなく、黒ばかり着ていて」って、寿太郎さんを見て「ロックは黒と赤ですね」って爆笑!「“初心忘れるべからず”で、今でも少年の気持ち」って。
 「今日はどうもありがとうございました」ってはじまった本編最後となる10曲目は「少年期」。ギターのメロウなアルペリフからゆったりとはじまり、♪ドンドンってバスドラのリズムが響き、シンセの哀愁ただよう音色がながれ、ギターがメロウなフレーズを。そしてシンセのゆったりと壮大なサウンドが響き渡り、ステージはオレンジライトに明るく照らされて。その後ヴォーカルのハイトーンスクリーミングからドラマティックに盛り上がって、一転ギターのヘヴィなリフからアップテンポでパワフルに疾走して、ギターとオルガンのヘヴィリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではパワフルな変拍子リフからアップテンポのノリノリモードでオルガンのアグレッシブなソロが。途中バンドリフとドラムフィルの掛け合いも。寿太郎さんがキーボード台にのって寄り添って。そしてヴァースを挟んで、寿太郎さんとテルさんがステージ中央で寄り添ってそのままギターのアグレッシブなソロへ。ドラムも叩きまくりです。終盤ではギターとキーボードのユニゾントリルリフやヴォーカルのハイトーンスクリーミングが炸裂!そしてヘヴィなリフから盛大なフィナーレが。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして、手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が。もっとも狭くて小さくしか手拍子出来ないんですけど。ノリが悪いと思われたらイヤだなぁなんて思ったり。
 しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。テルさんはお辞儀をして、堀江さんは手を合わせて拝みポースで。「ありがとうございます」ってAngieさん。「34年、ずっと一緒に居なかった分、個人個人成長して」「こうしてやって当時を思い出して」って。

 11曲目は「All For One」。鮮烈なサウンドのシンセリフからはじまります。QUEENのShow must go onを思い出しますね。ミドルテンポのヘヴィなリフをバックにギターの伸びやかなフレーズがながれ、そしてミドルテンポの躍動感のあるリズムをバックに力強いヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて。間奏ではシンセリフからギターのエモーショナルなソロが。そしてシンセリフにギターが合わせてドラマティックなハーモニーを奏でて、ドラムも叩きまくって。終盤ではヴォーカルが歌い上げて盛り上がって、そしてギターのアグレッシブなソロが。ラストはシンセリフが響いたあとダイナミックなバンドリフが。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして、手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が。すると薄暗い誰もいないステージにシンセの荘厳なSEがゆったりとながれて。しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。
 そしてはじまった12曲目は「Don’t Stop」。予想外の曲にビックリ!ギターのヘヴィなリフ、キーボードのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、そしてアップテンポのノリノリモードになってシンセとギターが明るいリフを。その後伸びやかなヴォーカルが爽やかにながれ、Angieさんはテルさんのそばに。中盤ではステージ中央に寿太郎さんとテルさんが並んでそしてギターのエモーショナルなソロが。その後パワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。

 「どうもありがとう!」ってAngieさん。ここでAngieさんを除くメンバーが皆楽屋へ。ここで“お色直し”だそうで。「でも出てきたら“なーんだ”って思うよ」って。するとテルさんと堀江さんが赤のツアーTシャツ姿で、寿太郎さんとトシさんが黒のツアーTシャツ姿で登場です。「帰りはみんなこのTシャツで帰るんですよね?」「ロックは物販です」ってAngieさん、爆笑!で、「ちょっと世間話してて」って寿太郎さんにMCを振ってAngieさんは楽屋へ。ここで寿太郎さんとテルさんがしばしツアーTシャツの話を。すると寿太郎さんは「トシもなんかしゃべって」ってトシさんにMCを振って。「こんばんは!今日は雨のなかありがとうございます」ってトシさん元気な声で挨拶して大拍手!「ずっとみんなの会話にかめなかった」って爆笑!「楽しんでいただけましたか今日は!」って大拍手!
 「ラフな感じで」ってAngieさん。「なんか涼しい」って寿太郎さん。そしてAngieさんがイス席のお客さん方に「そろそろ皆さんおしりいたいでしょ?」「立ちませんか?」ってスタンディングを促して。「強要はしません。無理な方はそのままでいいですから」ってテルさん。さらに「ボクも座わろうかなと思ったんですけど」って爆笑!

 オーラス13曲目は「誘惑の街へ」。アップテンポのノリノリモードではじまって、Angieさんは手を上げて、お客さんもリズムに合わせて手をあげて。自分ら後方の込み合う客席では無理っす。ギターリフからパンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって、サビではお客さんも一緒に歌って。間奏では寿太郎さんとテルさんがステージ中央で背中合わせで、テルさんはアグレッシブなギターソロを。中盤ではゆったりと伸びやかなながれになり、シンセのフレーズが響いて、Angieさんがハイトーンスクリーミングをキメて、ギターとキーボードがユニゾンで。終盤ではアップテンポのノリノリモードに戻ってめっちゃ盛り上がって、ラストはゆったりと♪ジャーン!でFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」ってAngieさん。SEがながれるなか、メンバーの皆さんはステージ前に並んで手をつないで一斉にお辞儀を。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージを去って。寿太郎さんはお客さんから花束を贈られてましたね。するとすぐに客席が明るくなってライブ終了。2時間弱のとっても楽しい素敵なライブでした。
 メンバー5人揃ってのライブ、見ごたえありました。テルさん元気そうでかっくいいSGサウンドを響かせてましたね。久々に聴けて嬉しかったっす。70年代後期から第一線で活躍し続けているメンバーの皆さんの円熟味を増した堂々たる貫禄のライブ、すっげーかっこよかったっす。どんどんライブやってほしいものです。そして来春発売予定の今回のライブのDVDもすっごい楽しみです。
 それにしても、平日朝の通勤電車並みに超満員のギューギュー詰めで、拍手も出来ないし、手を上げることもできない、ノりたくてもノれない動けない。窮屈なライブはもうカンベンっす。次回はもうちょと大きなハコか、オールスタンディングでお願いしたいっす。

11.11.16 深沢晴奈さん

2011-11-20 07:49:23 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2011.11.16 横浜野毛junk
<深沢晴奈カルテット>
 つい先日、テクニカルプログレバンド<Cichla temensis>でもとっても素敵なフルートを聴かせてくれた<深沢晴奈さん>。晴奈さんは普段はJAZZ界で活躍されていて、2010年3月にはソロアルバムも発売されていますが、これまでなかなかタイミングが合わなくてライブを観に行けなかったんですね。以前はSoldoutで入れなかったり、前回は台風直撃で中止になったり。で、11/16にライブがあると知って今回こそは!と楽しみにしていました。もっとも仕事が忙しいので当日まで行けるかわからなかったので予約が出来なかったんですね。なので、なんとか観れることを願って。

 さて当日。幸い急ぎの仕事もなく、18時半頃に仕事を終えて野毛へ。このお店は<Big Band猛者>のギタリスト<兼永陽一郎さん>がマスターとして活躍されているお店です。晴奈さんのブログの情報では“カレーが美味しい”とのことなので、ちょと早めにいって食べてみたいなって。お店に着いたのは19時40分頃。開演予定時間は20時なので大丈夫かなと。今回は“Soldout”の札はなかったので、階段を登ってお店へ。「予約してないんですけど大丈夫ですか?」って尋ねると「大丈夫ですよ。どうぞ」って席を案内されて。それがステージ前でちょとアセりました。すぐ近くではメンバーの皆さんが談笑されていて。あまりに近すぎて見れないっす。“あの美しい晴奈さんがすぐ後ろに!?”ってドキドキ♪でした。と思いつつもおなか空いてたのですぐにカレーとドリンクを注文して。評判通りに美味しかったっす。こういうお店ですから量が少ないのは仕方ないっすね。

 今回のカルテットは、晴奈さんの他、ピアノ<後藤魂さん>、ベース<佐野俊介さん>。お2方はアルバムに参加されているレギュラーメンバーです。そして今回のドラマーは、レギュラーメンバー所用で不在のため、ピンチヒッターのようで、女性ドラマー<川口弥夏さん>が参加されています。
 ステージは向かって左にグランドピアノ、後方にベース。ベースはナチュラルボディのフレットレス5弦ベース、右に1タム1バスのシンプルなドラムセット。そしてフロント中央がフルートです。

 20時5分頃メンバーの皆さんがステージで準備を。チューニングのあと、ピアノのアップテンポの力強いリフから、ドラムの軽快なリズムがはいって、そしてフルートの爽やかなメロディが軽やかにながれて。1曲目は「ラッキー・サザン」っておっしゃったかな?フルートはテーマメロからそのままリズミカルで流麗なソロへ。ソロが終わると拍手です。続いてリズミカルでテクニカルなピアノソロへ。晴奈さんはフルーツ型のマラカスを鳴らして。ソロが盛り上がるとドラムも叩きまくってます。ソロが終わると拍手です。一旦静かになってテクニカルなベースソロへ。ソロが終わると拍手です。その後フルートとピアノの掛け合いソロバトルが。終盤ではテーマメロに戻って。

 「ありがとうございます。皆様こんばんは、ようこそ」って晴奈さん挨拶を。「私は奇数月の第3水曜を担当しております、深沢晴奈と申します」って。そっか、出演日が決まっていたんですね。気がつかなかったっす。今度からチェックせねば。で、前回の9月のライブが台風直撃で中止になったお話をちょこっと。そしてメンバー紹介です。「オンピアノ、後藤魂!」拍手です。「オンベース、佐野俊介!」拍手です。「そして、オンドラムス、川口弥夏!」拍手です。ここで弥夏さんが今回出演になったお話を。

 2曲目は「ベルサッサ」っておっしゃったかな?晴奈さんのカウントからアップテンポのパワフルなバンドリフが。軽快なスイングリズムにのってフルートとピアノのリフが絡み合って。まずは軽快でリズミカルなピアノソロが。ソロが終わると拍手です。続いては力強くリズミカルなフルートソロ。盛り上がってくるとパワフルにドラムも叩きまくって。ソロが終わると拍手です。その後静かになってテクニカルなベースソロへ。ソロが終わると拍手です。続いてはピアノフィルからドラムソロ、フルートフィルからドラムソロと交互にパワフルな掛け合いを。そしてテーマメロに戻ってパワフルに盛り上がって。「ありがとうございます」って晴奈さん。

 「季節はずれですけど・・・」ってはじまった3曲目は「Summer Rain」。ピアノのゆったりと美しい調べからはじまって、フルートのしっとりと抒情的なフレーズがゆったりとながれて、そのままエモーショナルなソロへ。バックではドラムがブラシで静かにリズムを刻み、ピアノが裏メロというか合いの手のように寄り添って。落ち着いたほのぼのした感じもする曲調ですね。ソロが終わると拍手です。続いて美しくアダルティな感じのピアノソロへ。ソロが終わると拍手です。その後フルートのしっとりとした音色がゆったりとながれて。

 「ありがとうございます」って晴奈さん。「次がこのステージの最後の曲となります」って。4曲目はハービー・ハンコック氏の「One Finger Sum」っておっしゃったかな?晴奈さんのカウントからハイテンポでパワフルにはじまって、フルートとピアノのユニゾンリフも。そしてまずはフルートのテクニカルでアグレッシブなソロ。ソロが終わると拍手です。続いてはエネルギッシュでテクニカルなピアノソロ。バックでドラムも叩きまくってます。ソロが終わると拍手です。その後はベースソロ。静かにしっとりはじまって、それが徐々にテクニカルになってめっちゃ弾きまくって。ソロが終わると拍手です。続いてピアノリフをバックにめっちゃ叩きまくりのドラムソロへ。スネアをティンパレスのように叩いたり、ド迫力で叩いたり。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。少し休憩をいただきたいと思います」って晴奈さん。時計を見ると20時50分過ぎ。約50分の第1ステージでした。そうそう、今日の晴奈さんはゴールド&ブラックストライプのニットミニワンピ&ブラックホットパンツに黒スト黒スエードブーツというスタイル。弥夏さんはブラウンに白水玉のチュニックのような可愛いトップスにパンツで、とっても可愛らしくて美人さん。でも心が強いような印象ですね。

 21時10分過ぎ。この頃になると客席もほぼ埋まってにぎやかに。そしてメンバーの皆さんがステージに戻って準備を。「おまたせいたしました。2ndステージをはじめます」。って晴奈さん。「フルーティストなのにピアニストの曲を」ってはじまった5曲目はオスカー・ピーターソン氏の「ハレルヤ・タイム(?)」っておっしゃったかな?ちがったかな?晴奈さんのカウントからアップテンポのパーカッション的な軽快なリズムがはじまって、フルートの明るく力強いリフが。そしてフルートリフとピアノフィルやベースフィルの掛け合いから、パワフルなテーマリフに戻って、軽快で楽しい感じのテクニカルなフルートソロが。バックのベースラインもリズミカルでかっくいいっす。ソロが終わると拍手です。続いてリズミカルでアグレッシブなピアノソロ。徐々に盛り上がっていってドラムもめっちゃパワフルに。ソロが終わると拍手です。続いてはフルートソロ→ドラムソロ、ピアノソロ→ピアノソロとドラムスとの掛け合いがたっぷりと。ドラムめっちゃ叩きまくりです。ラストはテーマリフに戻って盛大にFin。

 「では、恒例になっている2ndステージの2曲目で登場するギタリスト・・・Junkのマスターです!」って大拍手のなかマスターがギブソンのセミアコを抱えて登場!どんなギターを聴かせてくれるのか興味津々です。
 6曲目はハービー・ハンコック氏の「タガログ・アイランド」っておしゃったかな?ベースのアップテンポのファンキーなリフからはじまって、ギターがはいってミドルテンポのドラムとピアノリフにのって軽やかにソロを。そしてフルートとユニゾンでテーマリフ。それまでいかにもJAZZギターという感じの軽いサウンドでしたが、ここでちょっとオーバードライブかかってヘヴィなサウンドになってアグレッシブなギターソロをたっぷりと。早弾きも交えて弾きまくってめっちゃかっくいいっす。晴奈さんはノリノリで踊っていて、その仕草がまためっちゃ可愛いっす♪ギターソロが終わると拍手です。そして静かになって、エモーショナルなフルートソロが。ソロが終わると拍手です。続いてはテクニカルでパワフルなピアノソロへ。途中盛り上がってドラムも叩きまくって。その後はアグレッシブめっちゃ弾きまくりベースソロへ。ソロが終わると拍手です。続いて叩きまくりの迫力のドラムソロへ。ソロが終わると拍手です。終盤ではギターとフルートのユニゾンテーマリフに戻って、ドラム叩きまくりでFin。
 「マスターありがとうございます!」って晴奈さん、大拍手です。ここでマスターはステージを降りて。もっとギター聴きたいくらいですね。またいつか別の機会にぜひ。

 「季節はすっかり冬になってしまいましたが」ってはじまった7曲目は「Autumn in NY」。ピアノのゆったりとほのぼのした感じのフレーズからはじまって、フルートがしっとりと抒情的なメロディを奏でて。ドラムはブラシで静かにリズムを。その後ゆったりと美しいピアノソロへ。アダルティでムーディなソロ、素敵です。ソロが終わると拍手です。続いてエモーショナルなフルートソロへ。ラストはシンバルロールと味わい深いベースラインが響くなかしっとりとFin。

 「ありがとうございます」って晴奈さん。ここであらためてメンバー紹介です。「オンピアノ、後藤魂!」拍手です。「美しいピアノですね」って。「オンベース、佐野俊介!」拍手です。「美しいベースですね」って。「ドラマーはいつも男の子なんですけど今回は女の子」「ドラムのミカで、ドラミカ」「オンドラムス、川口弥夏!」拍手です。「ミカリンはドラムを叩いているとかっこいいんですけど、ドラムを離れると超天然で」「しゃべらないと美女なんですけど」って笑いが。
 
 「次の曲でこのステージ最後です」って晴奈さん。ここでソロアルバムの宣伝を。そして8曲目はそのアルバムから「きらきら」。ピアノの瑞々しく美しいリフからアップテンポではじまって、爽やかなフルートのメロディが軽快なリズムにのって軽やかに心地よくながれて。そしてそのままリズミカルでテクニカルなフルートソロへ。ラテンパーカッション風のドラム、かっくいいっす。ソロが終わると拍手です。続いては軽快でテクニカルなピアノソロ。序盤は静かにはじまって徐々に盛り上がっていって。ソロが終わると拍手です。その後フルートのテーマリフに戻ってにぎやかにパワフルに盛り上がって。一旦静かになって、そしてフルートとピアノの掛け合いソロバトル&ユニゾンで盛り上がってFin。
 曲が終わると大拍手!「ありがとうございます。もう1回休憩はいります」って晴奈さん。ここで第2ステージ終了です。時計を見ると21時55分。約45分のライブでした。このあと第3ステージなのですが、残念ながら自分はここで退席です。明日が休みだったら最後までいられたんですけど・・・

 3ステージのうちの2ステージしか観れなかったんですけど、でもでもステージ前の至近距離でメンバーの皆さんの凄テクソロをたっぷり堪能させてもらい、ノリノリの楽しい曲やしっとりとした曲など、JAZZの名曲や晴奈さんオリジナル等を聴けて満足です。晴奈さんのとっても美しくて力強くて澄んだフルートの音色をすぐ近くで聴けてちょっとドキドキでしたけど超幸せ♪でした。もちろん後藤さんのピアノも真近でみれて感激!佐野さんの凄テクベースもかっこよかったっす。で、晴奈さんと同じくらい気になったのが女性ドラマー川口弥夏さんのドラミング、すごい迫力でしたね。曲中もどんどんフィルをいれてブラシやマレットや素手でも叩いて、シンプルなセットなのに緩急自在に様々な音を楽しませてくれて。スティックさばきも華麗で見とれてしまいました。ほんととっても素敵なライブでした。また機会があれば観に行きたいっす。

11.11.13 月兎 /つきうさぎ

2011-11-17 00:13:24 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.13 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Live 2011>
 しっとりとした美しい叙情シンフォプログレバンド<月兎>。ドラマティックな楽曲にテクニカルな演奏、そして美しくも力強い声の女性ヴォーカルにすっかりハマっております。<月兎>は2000年に結成され、2010年に10周年を迎えました。これまでCDもDVDもなにも正式発表された音源がなかった<月兎>ですが、10周年記念でついにCDが発表!の予定が音源が出来ていたにもかかわらず、ジャケット印刷等の問題によりしばし延期に。そして4/29に行われたライブのあとの5月にやっと発売されました。すでに紹介させていただいておりますが、素晴らしいアルバムです。このあとすぐに正式なレコ発ライブをやってくれるのかなぁ~と楽しみにしていたのですが、残念ながらその気配はなくてガッカリ。
 しかし初秋を迎えたころにシルエレのスケジュール表をチェックしたら<月兎>のライブが11/13にあるとのことで、思わずバンザイしちゃいました。予約開始日に即メールして当日を楽しみにしていました。
 <月兎/つきうさぎ>。メンバーはギター<村上常博さん>、ベース<小林尊也さん>、キーボード<SUMさん>、ドラムス<ツッシーさん>、そして女性ヴォーカル&フルートの<麗奈/レイナさん>の5人です。

 さて当日。日曜なので余裕で家を出て吉祥寺へ。早く着きすぎて吉祥寺界隈をうろうろ散歩して時間をつぶして17時半にお店へ。余裕でイス席をGETして<月兎>の出番を待ちます。
 前バンドが終わってステージはスタッフの方々や<月兎>のメンバーの皆さんがあわただしくセットチェンジを。「あの、セッティングにすごい時間かかりますので・・・」ってSUMさん。ステージ向かって左がキーボードセット。L型に3台並んでいます。隣がベースで、ナチュラルボディの4弦。後方に3タム1バスのドラムセットが。ステージ右がギターで、ブラックアーム付レスポールとリアハンバッカーの黒のストラトタイプの2台が用意されています。19時40分過ぎにそろそろ始まりそうな雰囲気になりましたが、ギターの音が出ないトラブルが。どうもシールドかなにかの接触不良のような感じです。でも解決したようで音も出て安心。

 19時45分過ぎ、フロアーの照明が暗くなって、薄暗いステージには2本のスポットが。そして幻想的で雄大な感じのSEがながれて。
 村上さんが手を上げて合図するとSEがフェードアウトして、1曲目「月に眠る」がはじまります。パワフルなドラムフィルからぶっといベースラインとキーボードとギターの雄大なメロディがドラマティックにながれて。そして客席後方から麗奈さんが登場!ゴージャスなゴールドドレスを纏った美しいおすがたにしばし見とれてしまいました。演奏は一旦止まって、ギターが幻想的なハーモニクスリフを奏で、しっとりとしたヴォーカルがはいってゆったりと美しい歌声を響かせて。そしてパワフルなドラムがはいって力強くドラマティックに歌い上げて。中盤では麗奈さんがフルートを。リズミカルなリフをパワフルに奏で、ギターも軽快なリフを。そしてバンドリフとギターフィルの掛け合いから、ギターが伸びやかなメロディを奏で、キーボードとテクニカルなユニゾンリフをキメて。その後一旦止まってからギターのアルペジオリフとフルートのしっとりとしたフレーズがながれ、そしてヴォーカルがはいって、キーボードがフルート風のサウンドを奏でて、ギターのキーボードのユニゾンのトリフが。終盤ではゆったりとしたキーボードリフからパワフルなドラムがはいってダイナミックに盛り上がって、ヴォーカルが力強く歌い上げて。ラストはユニゾンのテクニカルなリフをキメてFin。

 「どうもこんばんは、月兎です」「素晴らしいお天気に恵まれまして、お忙しいなか皆様がいらしてくださって嬉しく思います」って麗奈さんが挨拶を。大拍手です。

 2曲目は「天空への小恋歌(マドリガル)」。キーボードのハープシコード風の音色のリフからゆったりとはじまって、ドラムがシンバルロールで盛り上げ、そこにしっとりと美しいヴォーカルがはいって、ギターのメロウなアルペジオリフがながれ、ドラマティックに力強く歌い上げて盛り上がっていって。中盤ではミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、フルートの音色がゆったりとしっとりとながれ、そこにギターが隣に寄り添ってエモーショナルなソロを。終盤一旦ドラムがとまってヴォーカルがソロで美しい歌声を響かせ、そしてピアノがはいってそこから徐々に盛り上がって力強く歌い上げて。ラストはドラムが止まってピアノがしっとりとしたリフレインをゆったりと奏でて♪ダーン!でFin。

 次の曲は今日が初演の新曲だそうで。「ちょっとPOPな。80年代っぽい」って麗奈さん。ここで村上さんがMCです。「今日はどうもありがとうございます」ってあらためて挨拶して大拍手です。「月兎にしては珍しい感じの曲」って。ある方の小説を読んでそこからインスピレーションを得て作曲されたそうで。で、その小説を麗奈さんに渡したそうですが、作詞にはあまり反映されなかったみたいな?

 3曲目は「Castle」。パワフルなドラムフィルからはじまりますがすぐにストップ。ギターの音が出なかったようで。「接触が悪いんだな」って村上さん。「すげードキドキしてたのに」って小林さん。あらためてパワフルなドラムフィルからはじまりますが、今度はドラムが止まってツッシーさんが大きく手を振ってストップ。客席からはひやかしの歓声と拍手が。ツッシーさん、立ち上がって平謝りです。「もう1回いきましょう!」「珍しいよね、ツッシーが」って村上さん。SUMさんも「大丈夫?」って心配して。あらためて仕切りなおしますが「すげープレッシャー」ってツッシーさん、爆笑!
 パワフルなドラムフィルからギターとキーボードが明るく爽やかなリフを。そしてアップテンポのノリノリモードになってギターのヘヴィリフにのって力強いヴォーカルがはいって。いい意味でのアニソンタイプな感じでドライブ感たっぷりでめっちゃかっくいいっす。サビではSUMさんと村上さんがコーラスをいれて。間奏ではしっかりプログレしてます。ミドルテンポでメロトロンサウンドがながれて雄大な感じに。その後アップテンポのサビへ。中盤では一旦止まってギターのゆったりとしたアルペジオリフをバックにフルートのメロウなフレーズがながれて。その後ピアノのしっとりとしたリフがながれ、ベースが力強いラインを。そしてフルートが爽やかなメロディを伸びやかに奏でてパワフルに盛り上がっていって、エモーショナルなギターソロへ。ドラムも叩きまくってます。終盤ではミドルテンポでメロトロンサウンドがながれ、ヴォーカルが美しいスキャットを。そしてベースの力強いラインをバックにギターがメロウなフレーズを奏でて、ユニゾンのブレイクリフをキメて。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。夏にカラオケに行ったときに、SUMさんと村上さんにコーラスに入ってもらうことを思いついて、無理にやってもらったそうで「これからもやってもらいたい」って拍手です。ここで麗奈さんはメンバーの皆さんを見て「次にいっていいのかな?休憩したがってるな」って。で、次の曲の説明を。
 4曲目は「深海に咲く花」。パワフルなドラムとヘヴィなギターリフからはじまって、ミドルテンポの雄大な感じになったり、アップテンポの躍動感たっぷりのノリノリになったり。麗奈さんはしゃがんでます。そしてバンドリフとギターフィル・キーボード・ドラムフィルと掛け合いのように展開したあと一旦止まって。その後ピアノリフがゆったりとながれ、そこにしっとりとしたフルートがはいって。そしてしっとりと叙情的なヴォーカルがはいって、それが徐々に盛り上がって、サビではヘヴィなリフとともに力強く歌い上げて。その後ヴァースに戻ってピアノリフをバックに囁くようなヴォイスが。そしてパワフルに盛り上がって歌い上げて。中盤ではアップテンポのギターとキーボードのユニゾンリフからギターのアグレッシブなソロ、続いてテクニカルなオルガンソロが。その後ギターとキーボードのユニゾンリフから、アップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになってブレイクをキメて。終盤ではシンセの幻想的な響きからギターのメロウなアルペジオリフが加わってほのぼのとした感じに。そしてフルートの伸びやかな音色がしっとりとながれて。その後のびやかでロマンティックなヴォーカルがはいって、メロトロンサウンドが響いて劇的に盛り上がって。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。「ここまで4曲やって、半分くらいかな」って。ここでメンバー紹介です。「誰から行こうかなぁ~」って見渡してから「オンベース、小林タツヤ!」拍手です。「オンドラムス、ツッシー!」拍手です。小林さんはデジカメで写真撮ってます。「コーラス&キーボード、SUM!」拍手です。「なにかしゃべって」って麗奈さん。SUMさんはマイクを持って「今日はどうもありがとうございます」って挨拶を。拍手です。そしてお客さんに「今日初めて月兎のライブにいらした方」「CDを聴いてくださったんでしょうか?」って尋ねて。そして「CDとライブは違うんで」って大爆笑!で「最後まで楽しんでいってください」って。続いて「ギター&コーラス&作曲、村上ツネヒロ!」拍手です。「どうもありがとうございます。ちょっとトラブル起きてますが、まあいつものことなんで」って。「最後まで楽しんでいただければ嬉しいです」って拍手です。そして村上さんが「フルート&ヴォーカル、麗奈です」って紹介して大拍手です。

 5曲目は「追憶partⅢ(風の日の記憶)」。“山の魔王の宮殿”のようなメロのパイプオルガン風の重厚なサウンドが暗く響き、そしてギターのアルペジオリフをバックにゆったりとオペラティックなヴォーカルがはいって、サビは力強く歌い上げて。その後一旦止まってキーボードとベースをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。間奏まずはパワフルなベースラインをバックにエモーショナルなギターソロ。そして一旦ドラムが止まって、ベースリフからオルガンのミステリアスなリフが響き、ヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。ラストは再びパイプオルガン風の重厚なサウンドが響きわたってFin。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。「月兎にしては短い曲ですね」って。でも「次が長い」って爆笑!97年に作られた曲だそうですが「展開がたくさんあって楽しいかな」って。そして村上さんが「山あり谷あり」って爆笑!
 6曲目は「メサージュ/あなたへの伝言」。薄暗いステージにギターのアルペジオリフがゆったりとながれ、キーボードのフルート風サウンドがしっとりながれ、ヴォーカルがはいって。途中麗奈さんがマイクを持ってうつむく場面も。そしてミドルテンポのドラムがはいって盛り上がっていき、サビでは村上さんがコーラスで加わって雄大にドラマティックに。その後一旦ドラムが止まってギターのメロウなアルペリフと、キーボードのメロトロン風のサウンドがゆったりとながれ、そこにスネアがはいってリズムを叩き、スネアロールからミドルテンポでパワフルになって、ギターのエモーショナルなソロが。中盤からアップテンポになって明るく爽やかなギター&キーボードのリフが軽快にながれて。ちょっとGENESISを感じました。そしてユニゾンのあとキーボードソロが。終盤ではゆったりとドラマティックな展開になり、パワフルなドラムをバックにエモーショナルなギターソロが。そしてアップテンポになってタッピングのギターソロも。ラストはギターのアルペジオの綺麗なリフレインがゆったりとながれ、キーボードのフルート風サウンドのフレーズがゆったりと。

 「どうもありがとうございます」って村上さん。「曲を作って14年目にして歌詞がとんだ」って麗奈さん、爆笑!「ギターの音を小さくしてって頼んでる」って。
 次の曲は「そんなに低音は出ないのに、低い音域で歌いたくなる曲」って麗奈さん。「テノール以下の音域で無理やり歌ってます」って。ここで次回ライブの告知が。次回は来年2/25に新宿で対バンライブがあるそうです。それと物販CDの宣伝を。

 本編最後の7曲目は「Angel」。ギターのフィードバックサウンドからオールフリーインプロ&叩きまくりドラムではじまって。麗奈さんは後ろを向いて天に祈って。そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターとキーボードがヘヴィリフを。その後一旦止まって、ピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。ギターのアルペリフもはいってズンズンと響くリズミカルなベースとともに盛り上がっていって。そして一旦ドラムが止まって、メロトロン風の叙情的なサウンドが響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって歌い上げて盛り上がって。フロアーはミラーボールが回ってます。その後一転アップテンポになってギターの軽快なカッティングリフからダンサブルなリズムをバックにフルートのリズミカルなソロが。続いてはキーボードのヴァイオリン風サウンドのクラシカルなソロで、途中からフルートが加わってハーモニーや、オールユニゾンも。中盤ではミドルテンポでヘヴィなリフが叩きまくりのドラムとともにパワフルに。それが一転ゆったりとなり、ギターのメロウなアルペジオリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に盛り上がっていって伸びやかなスキャットを。終盤ではメロトロンサウンドが響き、ギターがエモーショナルなソロ、そしてフルートが力強くメロディを奏でて。ラストは劇的に盛り上がってドラマティックなエンディングを迎えます。「キーボード、SUM!」「ドラムス、ツッシー!」「ベース、タツヤ!」「ヴォーカル、麗奈!」「ギター、村上でした、どうもありがとう!」って。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って村上さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手のなか、客席を通って楽屋へ。ツッシーさんはそのままドラムセットで汗拭きタイムです。もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。
 「アンコールっていっても1曲が長いんですけど、大丈夫ですか?」ってSUMさん、大爆笑!「本当に今日はどうもありがとうございました」って村上さん、拍手です。

 オーラス8曲目は「追憶partⅡ」。シンセのしっとりとしたリフがゆったりと響き、ギターの音色が幻想的にながれて。そしてパワフルなドラムがはいって、ゆったりとしたギターリフをバックに麗奈さんが子供のような仕草をして可愛らしく歌って。その後一旦止まったあと、ミドルテンポのパワフルなリズムにのってオルガンリフから力強いヴォーカルがはいって歌い上げて。間奏ではギターとキーボードがユニゾンで伸びやかなフレーズを奏でたあと、一旦止まってギターリフとバンドリフの掛け合いからアップテンポのパワフルなドラムがはいってノリノリモードになって、軽快なギターのカッティングリフと力強いピアノリフが。ギターとピアノがユニゾンで、そしてパワフルリフをブレイクも入れてピッタリキメて。終盤では叩きまくりのドラムとゆったりとダイナミックなリフからヴォーカルが伸びやかに歌い上げてドラマティックに。そしてユニゾンのスリリングなリフをキメて♪ジャーン!で劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って村上さん。「もう1回メンバー紹介させてください、キーボード、SUM!ベース、タツヤ!ドラムス、ツッシー!ヴォーカル、麗奈!ギター、村上でした」「また2月ライブやりますんで」「どうもありがとうございました!」って。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手のなか、客席を通って楽屋へ。すると客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時15分。
 対バンながらも約90分のワンマンに近いスケールの内容たっぷりのライブでした。ちょこっとトラブルはあったものの、ドラマティックな楽曲に素晴らしい演奏を堪能しました。SUMさんの繊細で美しいキーボード、小林さんの力強いベース、村上さんのアグレッシブかつメロウなギター、いい音色で響いてましたね。そしてツッシーさんのパワフルでヌケのいい音のドラム、特にスネアいい音してましたね。めっちゃ好みです。最後に麗奈さんのヴィブラートを効かせた美しくも力強い歌声に超感動!ゴージャスなドレスを纏った美しいおすがたにも目を奪われました。来年2月のライブもすっごい楽しみです。

11.11.12 Cichla temensis (キクラテメンシス)

2011-11-14 00:15:29 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.12 関内7th Avenue
<新生Chichla temensis初演>
 フルート・ベース・ドラムの変則トリオ編成”だった”プログレバンド<Cichla temensis/キクラテメンシス>。バンド結成は2005年で、2007年と2009年にミニアルバムを発表されています。ライブ活動は2010年4月にライブを行ってからしばし充電期間にはいったようで、メンバーの皆さんはその後個々の活動を。リーダーでベーシストの<国分巧さん>は、Angieさん率いるElastic tone他で活躍。女性フルート奏者<深沢晴奈さん>は、JAZZ界で大活躍され、さらにヴァイキングメタルバンド<Bellfast>にも参加されて。ドラムスの<野口雅彦さん>、以前あるロックイベントを観にいったときに、とあるメタル系バンドのドラムがいい音してるなって思ったら、なんと野口さんでビックリしました。
 しばらくバンドのことを忘れてしまって、いつものように晴奈さんのmixiのライブスケジュールをチェックしたらなんと<Cichla temensis>のライブ予定が記載されていてビックリ!これはもう何が何でも行かねば!と思ったんですけど、仕事が忙しくて行けるかどうかわからず、予約は出来なかったんですね。なので当日仕事しなくてもいいようにせねばとなんとか調整して。
 で、あらためて<Cichla temensis>のHPを久々に見てさらにビックリ!なんと女性キーボード奏者が新たに加入されてたんですね。元々の音にもキーボードサウンドは入ってましたけど、プレイヤーが入ることによってどんなサウンドになるのかすっごい楽しみです。ニューキーボーディストは<清水未羽さん>。写真で見る限りではキュートで小柄でクールな美少女って感じですね。

 さて当日。幸い前日までに仕事を進めておいたので、久々に土曜日休めました。なので余裕で家を出て、途中CD店に寄ってからお店へ。横浜スタジアムの隣です。受付を済ませてフロアーへ。予約できなかったこともあり、イス席はすでに埋まっていたので後ろで立ち見です。物販では晴奈さんが“売り子”されてましたね。

 オープニングアクトの演奏が終わって、ステージ上はスタッフの方や野口さんが大急ぎでテキパキとセットチェンジを。準備が終わった国分さんと晴奈さんと未羽さんは談笑されていて。ステージは向かって左にキーボード2段セット、後方に3タム1バスのドラムセット、左に赤トラ目のソリッドな5弦ベース、そしてフロント中央が晴奈さんです。未羽さんは黒系の大きなフリル襟のジャケットとパンツで。まさにコケティッシュでクールかつエレガントな美少女って感じですね。晴奈さんはカラフルなポンチョのような服にジーンスで、お二人ともスレンダーで綺麗で。国分さん、ハンチングとベスト、キマってますね。野口さんは中国系のスタイルでこれまたビックリ。

 17時50分過ぎ、まずはミステリアスなSEがゆったりとながれて。ステージは薄暗いなかにレッドライトが光って。SEが終わるとベースがパワフルなリフを、ドラムがハイハットでリズムを刻んで。1曲目は「The Ruin」。アップテンポのノリノリビートにのってシンセリフからフルートの音色が伸びやかにながれ、シンセもはいってユニゾンで。ドラムも叩きまくって。そしてダンサブルな跳ねるリズムで、ノリノリのベースをバックにフルートが伸びやかに。その後ピアノ・フルート・ベースのテクニカルなリフからフルートとシンセのユニゾンリフが。中盤では一旦止まって、ベースのハーモニクスサウンドがながれ、ドラムがはいってアップテンポのパワフルなベースリフが。そしてピアノのリズミカルなソロへ。その後ピアノのパワフルなリフからフルートとベースがテクニカルなリフを。ドラムも叩きまくって。終盤ではシンセのリフからダンサブルなリズムがはいってフルートの伸びやかな音色が心地よく響いて。

 「ありがとうございます。Cichla temensisです」って国分さんが挨拶を。大拍手です。「本日新体制となりまして初ライブ」「新メンバーを紹介します。キーボード清水未羽!」大拍手です。「4人編成となって、まだ荒削りですが、頑張っていきたいと思います」「最後まで楽しんでいってください」って大拍手!

 2曲目は新曲で「IBIS」。「10分くらいあるんでゆっくり聴いてください」って国分さん。ベースサウンドがゆったりと幽玄に響いて、ステージは薄暗いなかにグリーンライトが光って。そしてフルートが抒情的なメロディを奏で、そこにピアノが加わってしっとりと、力強く美しいハーモニーを響かせて。その後パワフルなドラムが入って盛り上がって、ぶっといベースラインをバックにフルートとピアノがしっとり奏で、ピアノリフをバックにエモーショナルなベースソロが。一旦とまったあと、ピアノのリズミカルなリフ、ベースのアップテンポのリフからパワフルなドラムがはいってベースとピアノがユニゾンリフ、フルートのリズミカルなリフが。中盤ではピアノソロ。しっとりとはじまってテクニカルにアグレッシブに。そしてピアノとベースがパワフルなリフを。バックではドラムが叩きまくって、リズミカルなピアノリフをバックに叩きまくりのドラムソロが。晴奈さんはドラムが見えやすいように少しよけて。終盤ではオルガンのリズミカルなリフからベースのタッピングも交えたテクニカルなソロ、フルートの力強い音色のソロと続き、ユニゾンで爽やかなフレーズを奏で、ピアノとベースのユニゾンリフにフルートも加わって、ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 この曲は鳥の“トキ”をイメージして作曲されたそうですが「トキっぽくなかったかな?」って国分さん。ここでメンバー紹介です。「オンキーボード、清水未羽!」「オンフルート、深沢晴奈!」「オンドラムス、野口雅彦!」っておのおのに大きな拍手が。そして晴奈さんが「オンベース、国分巧!」って拍手です。ここで国分さんはチューニングのため、MCを晴奈さんに振って。晴奈さんは物販のCDの宣伝を。今日CDを買うとオマケにDVDがもらえるそうですが、CDを「ベランダにカラス避けに吊るしたりしないように」って大爆笑!

 3曲目は「Strings of tention」。ピアノのダークでパワフルなリフからアップテンポではじまって、ベースとフルートもはいって歯切れのよいリフが。そしてミドルテンポになってフルートがゆったりとムーディなソロを。その後パワフルなドラムとタッピングも交えたテクニカルなベースリフからフルートとピアノがユニゾンでミステリアスなリフを。終盤ダイナミックに盛り上がって。

 続いて4曲目は「Close to me」。フルートのゆったりとほのぼのした感じのフレーズからはじまって、ベースがメロウなラインを奏で、ピアノリフをバックにフルートがしっとりとゆったりと。心癒されるメロディにうっとりしてしまいます。そしてベースのエモーショナルなソロへ。その後、フルートがしっとりとしたフレーズを奏で、ベースラインが力強く響き、そのなかでピアノリフがいいアクセントになっていて、そこから盛り上がっていって。終盤ではフルートが力強くドラマティックに奏でて。ハイトーンは圧巻です。ラストは静かになってフルートがテーマメロをしっとりと。

 「ありがとうございました」「まったりとした感じで」「Cichlaもこんなのができるんだゾと」って爆笑!でもこの曲を演るのも「今回限りかも」って。ちょっと寂しいっすね。
 次の曲は「キクラの代表の曲」「マニアにはたまらない難曲、南極物語なんですけど」ってオヤヂギャク炸裂!爆笑です。

 5曲目は「ALKALOID」。ベースのハーモニクスリフから幻想的にはじまって、そこにシンセサウンドが加わってダイナミックに。そこからドラムがアップテンポでドコドコとパワフルに叩き、フルートとピアノのユニゾンテクニカルリフ、ベースのテクニカルリフがスリリングに展開されます。そしてベースとフルートがアグレッシブなソロ、シンセとフルートがユニゾンリフを。その後一旦止まってピアノのしっとりとしたリフがながれ、ベースがハイポジションでメロディを奏で、徐々に盛り上がっていって、パワフルなドラムからフルートが力強い音色を響かせ、ベースがアップテンポのリフを、ピアノが綺麗でテクニカルなリフを。終盤ではド迫力のドコドコドラムからシンセとフルートが伸びやかなフレーズを奏で、ダンサブルなリズムになって、ベースの力強いリフをバックにフルートとピアノがユニゾンで。ラストは一旦止まったあと、しっとりとゆったりとFin。

 「ありがとうございます」って国分さん。「間奏できましたね、良かった」ってホッとされたようで。「ピアノソロも完全再現で」って拍手です。
 「楽しい時間もあと1曲、早いもので」って国分さん。これからフルアルバム制作に取り掛かるとのことで大拍手です。「来年初めくらいからレコーディングを」って。そして次回ライブは来年2月に都内で計画されているそうで。

 オーラス6曲目は「漆黒の空より」。フルートの力強いリフ、ぶっといベースリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムをバックにピアノとフルートがリズミカルなリフを。そしてピアノとベースのダークでパワフルなリフ、シンセとフルートのユニゾンリフが。その後ベースがタッピングも交えたリズミカルなリフを弾き、ピアノがパワフルなリフを。そこにフルートも加わって盛り上がっていって。中盤では静かになってベースが弦を擦ったり叩いたりのアヴァンギャルド風のソロを。そしてドラムのスネアロールからシンセサウンドが響き、フルートも加わって、シンセのテクニカルなリフをユニゾンで。その後シンセのゆったりと雄大なサウンドを響かせ、ベースが厚みをもたせて徐々に盛り上がっていって、パワフルでダイナミックなリフへ。終盤ではピアノリフをバックにベースのゆったりとしたソロ、叩きまくりのドラムソロ、さらにフルートの伸びやかなソロも。フルートのハイトーン、凄いっす。ラストはシンセとフルートのユニゾンリフや叩きまくりドラム、そしてオールユニゾンでリフをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「オンドラムス、野口雅彦!」「オンフルート、深沢晴奈!」「オンキーボード、清水未羽!」って国分さんが紹介しておのおのに大きな拍手が。そして晴奈さんが紹介しようとしますが「国分巧でした!」って国分さん、大拍手!メンバーの皆さんは拍手歓声に応えてお辞儀をしてライブ終了。時計を見ると18時38分。約45分間のライブでした。
 元々複雑な曲が多かったですが、よりテクニカルによりダイナミックに、よりドラマティックにスケールアップしていて、その迫力と音厚に圧倒されちゃいましたね。ノれそうでノれない複雑な構成も聴き応えありありでスリリングに展開して。パワフルで迫力のある野口さんのドラム、ぶっとくテクニカルでしかも全体を支える国分さんのベース、繊細で美しく、そして小柄でキュートな容姿から想像できなかったアグレッシブな演奏も披露してくれた未羽さんのキーボード、最後に緩急変幻自在に美しく力強くテクニカルな晴奈さんのフルート、見応えのある圧巻のライブでした。そうそう、MCの国分さんと晴奈さんのやりとりも面白かったですね。今後はフルアルバム制作に取り組んだり、ライブもやっていくとのことで、新体制となったこれからの活躍とっても楽しみです。

11.11.5 interpose+

2011-11-11 06:54:23 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.5 沼袋Sanctuary
<新生interpose+初ライブ!>
 シンフォ系プログレバンド<interpose+>。1985年にドラマーの<佐藤カツさん>と、ギタリストの<田中健士さん>が中心となって<interpose>として結成されました。渋谷・吉祥寺・原宿等で地道にライブ活動を続けていましたが89年2月に一旦活動を休止。翌90年にベーシストが脱退してしまいますが、サポートメンバー迎えて2回ほどライブを敢行。その後バンドはシンフォニック寄りのサウンドで再出発。92年に再びライブ活動を始めますが、残念ながら9月をもってバンド活動は休止に。
 2001年。佐藤さんのライブを見にきた田中さんと故・小池さんと3人で話し合いがもたれ、再びバンドを再開することが決まり、田中さんと活動していた現TEEのキーボード<米倉竜司さん>が加わり、2003年に女性ヴォーカリスト<あるがさゆりさん>が加入して、バンド名を新たに<interpose+>とし、翌年からライブ活動を再開。そして2005年。バンド結成から19年を経て初のアルバムのレコーディングに入ります。5月にレコーディングは終了するものの、米倉さんが脱退。バンドは新たにキーボードに<渡邊のぶをさん>を迎え、11月に1stアルバム<interpose+>を発表します。
サウンドは基本的には凄腕ミュージシャンの本領発揮の変拍子も用いたテクニカルなややJAZZ寄りのシンフォ系プログレなんですけど、とっても繊細でピュアな綺麗な声のさゆりさんのヴォーカルが入ると、日本語の歌詞のせいかちょっぴりJ-POPっぽくなって、聴きやすいキャッチーなメロディのポピュラーシンフォに。
 アルバム発表で軌道にのるかと思いきや、再開に尽力された小池さんが脱退。バンドはベーシスト<Daniさん>をゲストに迎えてライブ活動をすすめ、2006年3月にはメキシコで開催されたプログレ・フェスティバルに出演。そして6月にDaniさんが正式に加入し、バンドは11月から2ndアルバムのレコーディングにとりかかり、2007年6月、2ndアルバム「indifferent」を発表します。ところがアルバム発表後に86年からずっと佐藤さんとともにバンドを支えてきた田中さんが脱退。バンドは後任ギタリストにやはり凄腕の<飯島丈治さん>を迎えてライブ活動を行います。
 2010年、順調に活動を続けてきてそろそろ3rdアルバムの話もでてきたころ、残念ながら9月のライブを最後に丈治さんが脱退。バンドは活動を休止してしまいます。
 そして2011年、6月ころだったかな?11月に沼袋で開催されるプログレイベントに<interpose+>が出演されるとの情報が。これにはビックリしました。後任のギタリストが誰なのかすごい興味あったし、1日も早くinterpose+でのさゆりさんの歌が聴きたかったし。その後9月だったかな?mixiにもカツさんからイベントの情報がUPされて。そしてHPを見てビックリ!Daniさんが脱退されてたなんて・・・ショックでした。後任には現ARS NOVAのベーシスト<柴田伸子さん>が迎えられたそうで。Daniさんとは全くスタイルが異なりますから、一体どんなサウンドを聴かせてくれるのか興味津々。さらにはなんとギターにオリジナルメンバーである<田中健士さん>が復帰されるとあって超ビックリ!11/5のお披露目ライブは絶対に見逃せません。

 さて当日。4バンド出演のイベントで<interpose+>はトリです。この時点でもイス席は埋まっているので自分はそのまま立見。周りではバンド関係の方々が歓談されていて。なんか関係ない自分はジャマな感じかも。でもじっと開演を待ちます。

 20時30分を過ぎた頃、客席が暗くなってステージの幕が開いて、お客さん大拍手!ステージ向かって左にキーボード3台とレスリーに囲まれたのぶをさんですが・・・一瞬誰だか判らなかったっす。以前よりもスリムになられたような。しかもちょっとお化粧されているような、かなーりクールな美形男子に見えます。いや驚いた!隣にはサンバーストのベースを抱えた柴田さんが。ダーク系ロングワンピをお召しになって、しとやかにしっとりと美しい佇まいです。後方高台にはワンタムワンバスのドラムセットにかこまれたカツさん。長髪を細かく編んだレゲエモードのヘアスタイルでビックリ!ステージ右には鮮やかなスカイブルーのストラトハンバッカーギターを抱えた田中さんが。そしてステージ中央には黒のSEXYなミニワンピにオフホワイトの毛糸のショール(?)のようなのを羽織って、黒ストに黒ショートブーツ、そして金髪のショートウイッグという妖しくも可愛いさゆりさんが。そうそう、マイクスタンドにはしっかりとi-Padが固定されています。

 いきなりパワフルなドラムとベースリフがアップテンポではじまってダイナミックなリフが。1曲目は「Empty route」。新曲ですね。しっとりとしたヴォーカルがゆったりと雄大にながれ、それが盛り上がっていって、サビは綺麗なピアノリフをバックにヴォーカルも力強く歌い上げてドラマティックに。中盤ではモーグのエモーショナルなソロが。ここでちょっとベースからノイズが。でもすぐ直ったようで。そしてピアノの綺麗でテクニカルなソロが。バックではドラムがパワフルに叩きまくって。続いてギターのテクニカルなソロが。田中さんのギターを生で聴くのは初めてです。ホールズワース級の滑らかな早弾きに目を奪われます。その後ヴァースに戻ってちょっとけだるい感じの歌が。ふと“中島み○きさん”が思い浮かんで。これまでにこういう歌は聴いたことないかも。そして徐々に盛り上がっていってパワフルにドラマティックに歌い上げて。終盤ではアップテンポになってパワフルなヴォーカル、ヘヴィなギターリフからキーボードのアグレッシブなソロが。

 曲が終わると大拍手大歓声!ここでドラムとベースがそれぞれ調整を。しばし沈黙です。そしてはじまった2曲目は「HM(仮題)」。新曲ですね。ドラムのカウントからダイナミックなリフが。そしてギターのヘヴィなリフがリズミカルにながれ、オルガンがうなって、そこからパンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。さゆりさん跳ねてます。その後ギターとベースのユニゾンのヘヴィなリフからモーグのアグレッシブなソロが。そしてちょっと鼻にかかったようなパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。中盤ではダイナミックなリフからギターのヘヴィなリフをバックにアグレッシブなピアノソロが。その後静かになってベースリフ・ピアノリフがながれ、そしてピアノソロから盛り上がっていって、のぶをさんが田中さんを指して流麗でテクニカルなギターソロへ。ドラムもパワフルに叩きまくって。終盤ではパワフルなヴォーカルがはいって綺麗なピアノリフとともに盛り上がってオルガンもヘヴィに吠えて。

 さらに続いて3曲目「トケナイナゾ」。美しいピアノリフからゆったりとはじまり、ギターのしっとりとした音色が響いて。そしてミドルテンポのリズムがはいってしっとりとしたヴォーカルがはいって。艶っぽい雰囲気、いいですねぇ。綺麗なピアノリフ、田中さんのコーラスもはいってドラマティックに。その後モーグのエモーショナルなソロから一旦止まって、リズミカルなベースリフとフロアタムの力強いリズムが。それにのってギターのアヴァンギャルドなソロも。中盤ではダイナミックなリフからパワフルなドラムにのってモーグのテクニカルなリフからアグレッシブなソロへ。その後ヴォーカルがはいって力強く歌い上げて。終盤では一旦止まったあと、ミドルテンポでゆったりとしっとりとはじまって、田中さんのコーラスが加わってドラマティックに雄大に盛り上がって。そして美しいファルセットも聴かせてくれて。その後、オルガンやシンセが響くなか、エモーショナルかつテクニカルなギターソロが。

 「お久しぶりです、interpose+です。ありがとうございます」ってさゆりさんが挨拶を。大拍手大歓声です。「1年ぶりのライブ、ギターとベースがチェンジして」「一時活動を休止していましたが、本日無事に復活ライブを行うことができました。ありがとうございます」って大拍手です。ここでメンバー紹介です。「ベース、ARS NOVAのベーシストでもある、柴田伸子!」拍手です。「超絶テクキーボード、ちょっと色白、渡辺のぶを!」拍手です。そして再びシンバルの調整をしているカツさん、「働いてますけど、歌う倍音ドラマー、佐藤カツ!」拍手です。「編んでます」って。そして「帰ってきたマエストロ、interpose+の“Sジョ○ス”こと、ギター、田中健士!」大拍手です。「戻ってきました、すいません」って。最後に田中さんが「ヴォーカル、あるがさゆり!」って大拍手です。

 4曲目は「Dayflower part3」。2ndアルバムの曲です。ギターのテクニカルで明るく爽やかなリフからはじまります。ピアノとギターがしっとりとしたリフをゆったりと奏で、そこにヴォーカルがはいって。そしてベースのテクニカルなライン、ギターのテクニカルなフィルから、キーボードのメロトロン風サウンドが爽やかに響き、ギターがアルペリフを奏でて。その後伸びやかなヴォーカルがはいってギターリフをバックにパワフルに歌って。中盤ではズンズン響くベースリフからギターがカッティングリフを。そしてパワフルな変拍子複雑リフから伸びやかで力強いヴォーカルがはいって、ベースとギターのテクニカルなユニゾンリフからヴォーカルが歌い上げて。終盤ではズンズン響くベースリフをバックにギターのテクニカルなソロが。

 「ありがとうございます」ってさゆりさん。ここで物販の宣伝を。「3枚目のアルバムも作りたいですね。がんばってます」って。「そんなわけで最後の曲です」ってさゆりさん。客席からは「えぇぇぇ~!」って合唱が。「打合せしたみたい」って田中さん。
 本編最後の5曲目は「Anonymous」。おなじみの曲ですね。アグレッシブなギターとパワフルなドラム叩きまくりではじまって、ギターもオルガンも弾きまくって。さゆりさん跳ねてます。そして変拍子リフからヴォーカルがパンチの効いたパワフルな歌を。その後静かでゆったりとした感じになり、ヴォーカルがしっとりと艶っぽく歌って、パワフルでダイナミックなリフからヴォーカルが綺麗なファルセットを響かせて。そしてしっとりとしたヴァースに戻って、キーボードのクリスタルな音色が響き、ギターとベースがユニゾンでリフを弾き、サビでヴォーカルが力強く歌い上げて。中盤ではギターが軽快なカッティングリフをリズミカルに弾き、ヴォーカルがパワフルに歌って。そしてベースのパワフルなリフにのってテクニカルなギターソロが。さゆりさんはタンバリンを叩いてます。その後キーボードのリフからパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。終盤では一旦止まったあと、ヴォーカルがゆったりと雄大に歌い上げて、そしてドラムがパワフルに叩きまくって。さゆりさん跳ねてます。ラストはテクニカルなユニゾンリフからダイナミックにFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!さゆりさんは両手を広げて優雅にお辞儀を。そして拍手歓声のなか、メンバーの皆さんは楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。すると程なくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて、大拍手大歓声で迎えられます。
 「アンコールありがとうございます」「ご来場ありがとうございました」ってさゆりさん。「今年もあと2ヶ月」「今年はめげることがいっぱいありましたけど、明日からもがんばりましょう」って。そして「またお逢いできる日を夢みて」って。

 オーラス6曲目は「ALIVE」。ピアノの綺麗で瑞々しいリフからリズミカルにはじまって、ミドルテンポでパワフルなドラムとベースがはいって、しっとりと艶っぽいヴォーカルが。田中さんも途中からコーラスを入れて、サビはほのぼのした感じでドラマティックに。中盤ではモーグのテクニカルなソロ、ピアノとギターのリズミカルなリフ、ギターのハードサウンドのエモーショナルなソロが。その後ヴォーカルがはいってゆったりほのぼのした感じから綺麗なピアノリフをバックにコーラスも加わってドラマティックに歌い上げて。終盤ではギターとキーボードのテクニカルなユニゾンからエモーショナルなギターソロが。その後一旦止まってヴォーカルがゆったりと雄大に歌い上げて、ラストは劇的なフィナーレが。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、interpose+でした。また逢いましょう」ってさゆりさん。メンバーの皆さんはお辞儀をしてそして拍手歓声のなか楽屋へ。すると客席の照明が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時27分。1時間弱のすんごい迫力の素晴らしいライブでした。
 想像以上に素晴らしいサウンドでした。新曲ではテクニカルで複雑な曲構成が薄れた分、ヴォーカルパートが増え、よりドラマティックになったような。もちろんキーボードとギターは超テク弾きまくりで、ドラムもめっちゃ叩きまくりですんごい迫力でした。あまりの迫力にドラムセットの方が耐えられなかったのか、曲間になんどもシンバルスタンドやハイハットを調整されてましたね。さゆりさんのヴォーカルも、いままでより低音パートが増え、表現力がより一層増して、可愛いうえにより色っぽく聴かせてくれて、そのうえ美しいファルセットや力強いハイトーンも。柴田さんのベースも良かったですね。これからの活躍めっちゃ楽しみです。

11.11.5 ACROPOLIS

2011-11-09 00:02:32 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.5 沼袋Sanctuary
<Live Tour 2011>
 2010年に関西でひと冬限りの期間限定でプログレスーパーユニット<ACROPOLIS>が結成されました。メンバーは“HAMOSVORTEN”のギタリスト<中島勝さん>、”酒呑童子“のキーボード奏者<デューン田中さん>、”Ain Soph“のドラマー<Taiquiさん>、元夢幻・元MIDAS、現DEROLLIN’のスティック奏者<松浦正平さん>、そして元大阪フィルハーモニーのヴァイオリン奏者<KEIKOさん>という凄腕揃いの超強力ユニットで、”民族音楽とクラシック音楽を融合させた新しいロック“を聴かせてくれるという、なんともマニア垂涎のユニットです。ただ・・・ライブ情報を観ると関西だけのようで、そこまで観に行けない自分はあきらめるしかないかなと。その後Youtubeにライブ映像がUPされたのは嬉しかったっすね。ところが・・・
 2011年11月に沼袋で開催されるプログレイベントに<ACROPOLIS>が出演されると知って超ビックリ!期間延長というか復活というか、いずれにせよ、もう2度と見れないかもしれないので、これはもうなにがなんでも観に行かねば!です。それに他バンドも観たいバンドばかりだし。ただひとつ問題は11/5は仕事なんですよね。なので出演順によっては間に合わない可能性も。しかし事前に中島さんがメールをくださって、3番目とのことなのでひと安心。当日を楽しみにしてました。

 さて当日。仕事を終えてすぐに沼袋へ向かって。お店に着いたときは2番目のバンドが最後の曲にはいるところでした。ヤバかったっす。もっともこの2番目のバンドも観たかったんですけどねぇ。その後セットチェンジでその間に物販で売っていた<ACROPOLIS>のDVDをGet!これでいつでもライブを観れます。イス席はほぼ埋まっていたので後方で立見です。プログレ系バンドの方々がたっくさんいらしてて皆さんご歓談されてました。ド素人の自分はちと場違いな感じ。

 19時25分頃、客席の照明が暗くなって、SEからはアコギのメロウなリフがゆったりとながれ、そしてカンツォーネのような(?)男性のヴィブラートを効かせた歌声が伸びやかに響いて。ギリシャの音楽なのかな?さらにSaxの太い力強い音色が響き、ガットギターのアップテンポのリフやシンセやトランペットの音色がながれて。
 そしていよいよ幕が開いて<ACROPOLIS>登場!大拍手です。ステージ向かって左にエンジ系のドレスをお召しになった、まるでオペラ歌手のような存在感のヴァイオリニストKEIKOさんが。その斜め後方にスティックを抱えた松浦さん、そして高台に3タム1バスセットに囲まれたTaiquiさん、ステージ右にキーボード3台に囲まれた田中さん。そしてステージ中央フロントには黒のジャケットに赤シャツの存在感たっぷりのナチュラルボディのPUナシナイロン弦ストラトを抱えた中島さんが。

 中島さんが手を上げて合図して1曲目がはじまります。パワフルなドラムのダイナミックなリフミドルテンポではじまって、ヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、ギターが加わってユニゾンで、ゆったりと爽やかな感じのフレーズを奏でて。一旦止まったあと、ギターのアップテンポのメロウなアルペリフをバックにヴァイオリンがゆったりとメロディを奏で、ギターとユニゾンで。そしてキーボードが綺麗なフレーズを響かせ、ヴァイオリンとギターがユニゾンでテクニカルなリフを。終盤では妖しいアラビアンっぽいフレーズも交えたテクニカルなキーボードソロ、続いて艶っぽい音色のテクニカルなヴァイオリンソロが。バックではドラムも叩きまくって。ラストはヴァイオリンとギターが綺麗なハーモニーからユニゾンリフでダイナミックにFin。

 続いて2曲目、キーボードのミドルテンポのクラシカルなリフから、ギターの哀愁たっぷりに聴かせてくれるソロが。そしてパワフルなドラムがはいってヴァイオリンがしっとりと美しい音色を響かせ、そこにギターが加わって。スティックのベースラインが深く響いています。その後一旦止まってからヴァイオリンのテクニカルなソロがダイナミックに。それが落ち着いて静かにリズムがはいって、ギターのテクニカルなリフから徐々に盛り上がっていって、ヴァイオリンとギターがクラシカルで美しいハーモニーを響かせて。中盤では中島さんがドラムの方を指して、パワフルなドラムフィルからアップテンポのズンズン響くリフが。まるでタンゴのようですね。ヴァイオリンとギターがユニゾンでリフを奏で、それがテンポダウンしていってゆっくりと、そしてドラマティックにFin。

 「どうもこんばんは、ギリシャからきました・・・あ、間違えました。大阪からやってきた<ACROPOLIS>です」って中島さん、爆笑&大拍手!「いまギリシャは大変なことになってますけど、応援する意味でがんばろうと」って。そして「今日は最後まで宜しくお願いします」って拍手です。
 ここでメンバー紹介です。「“酒呑童子”という四人囃子のカヴァーバンドのキーボード、デューン田中!」拍手です。「元夢幻、元MIDAS、元マグダレーナ、いまはDEROLLIN‘の10弦スティック奏者、松浦正平!」拍手です。「いろいろやってますが、いまAin Sophのドラムです、Taiqui!」拍手です。「バンドの紅一点!元大阪フィルハーモニーオーケストラ、現ヴァイオリン講師、ヴァイオリン奏者、KEIKO!」拍手です。「いまHAMOSVORTENというバンドやってます、ギター中島です」って拍手です。「歌詞のないインストで、心に響く、心に届く、心に伝わる音楽を」って。

 3曲目は「生命の前奏曲~郷愁」。シンセの荘厳なサウンドが響き、スモークのなか、ギターの音色が幻想的にながれて。Taiquiさんはシンバルを回したり、手で叩いたりと様々な効果音を出して。そしてヴァイオリンが妖しい民族音楽調のテクニカルなサウンドを響かせて。まるでシタールの音色のような感じもします。その後ギターがテクニカルな早弾きリフを。中盤では一旦止まったあと、ギターとヴァイオリンがミドルテンポでテクニカルなリフをユニゾンで弾き、パワフルなドラムもはいって。終盤ではスティックソロがしっとりと響き、ピアノのリズミカルなリフがはいってヴァイオリンが伸びやかな音色のソロを。そしてアップテンポになってギターとヴァイオリンがユニゾンでテクニカルなリフを弾き、ダイナミックに盛り上がってFin。

 「ありがとうございます」って中島さん。「ステージ、暑いわ」って。東京の前に名古屋でライブをやったそうですが、「3時まで呑んでいたので酒が残ってる」「汗で酒を出す、サウナ代わりのライブ」って大爆笑!

 「ヨハン・セバスチャン・バッハのACROPOLISバージョンをやってみます」って中島さん、4曲目がはじまります。シンセの荘厳なサウンドからはじまって、ギターのベース音が響き、フィンガリングからテクニカルで哀愁ただようメロディのクラシカルなソロを。ブーレのような感じかな。メロウなフレーズがながれ、Taiquiさんがフロアタムをティンパニのような感じで叩いて。そしてギターのゆったりとした哀愁リフがながれるなか、シンセがドラマティックに盛り上げて。中盤ではギターのアルペのリズミカルなリフとハイハットのアップテンポのリズムにのって、スティックとヴァイオリンが伸びやかに力強く奏で、躍動感たっぷりに盛り上がって。ラストはギターのテクニカルなリフから♪ジャーン!て劇的に。中島さんはギターをマシンガンのようにネックを客席に向け、そして持ち上げたり、大きく振ったりと派手なアクションを。

 「ありがとう!ちょっと汗がでて気持ちよく」って中島さん。ここで中島さんがチューニングをする間、TaiquiさんがMCを。「さっきギターのオッサンが“サウナ代わりのライブ”なんて失礼なこと言ってましたが」って爆笑!ここでTaiquiさんが物販のDVDやCDの宣伝を。

 「早いもので最後の曲になりました」って中島さん。客席からは「えぇ~!」って声が。「もっと聴きたい?在庫はありますんで」って。オーラス5曲目は「雨よ、降ってくれ」。アップテンポのドラムのリズムにのってピアノの綺麗なリフが力強くながれ、スティックのベースサウンドをバックにヴァイオリンの哀愁ただよう伸びやかな音色が響いて。そしてキーボードがしっとりとしたフレーズを奏で、スティックの力強いリフからヴァイオリンが伸びやかにしっとりと。その後キーボードの素朴な音色のフレーズ、ピアノのパワフルなリフからドラムがはいってダイナミックなリフで盛り上がって。中盤ではスティックのエフェクトを掛けたうねりまくりのソが。そしてギターのカッティングリフからアップテンポのドラムがはいってヴァイオリンのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくってダイナミックに盛り上がって。終盤ではスティックとベースのユニゾンからギターのエモーショナルなソロが。途中ヴァイオリンのパワフルなリフがはいって、そしてユニゾンでメロウなフレーズを奏で、パワフルなドラムとともにダイナミックに盛り上がって、さらにギターとヴァイオリンのテクニカルなソロも。ラストは劇的なフィナーレが。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!またいつか」って拍手のなかメンバーの皆さんは楽屋へ。なんとなくアンコールをやってくれるような雰囲気もあったんですけど、残念ながら終了のようです。4バンドのイベントでは仕方ないかな。時計を見ると20時15分。約50分の素敵なライブでした。
 大阪の凄腕メンバーが集結したユニット<アクロポリス>、まさか東京で観れるとは思っていなかったのでめっちゃ嬉しいっす。クラシカルでハンガリアンなヴァイオリンシンフォプログレ、とっても素敵なサウンドでした。ナイロン弦ストラトの独特の音色、スティックの太いベースサウンド、Taiquiさんのテクニカルでパワフルなドラム、そしてなんと言っても元大阪フィルのヴァイオリン奏者KEIKOさんのヴァイオリンサウンドがこれまたいままで聴いたことないような素晴らしいサウンドでめっちゃ感動!ただひとつ、全体の音のバランスがイマイチだったような。ソロとか見せ場の肝心なとこで聴き取り辛かったり。自分の耳が悪いのかと思ったんですけど、ライブ後に周りの方もそんなようなことを言ってたような。なので出来ればこのユニットを継続していただいて、またいつか東京方面でライブやってくれたら嬉しいですね。そしてスタジオアルバムぜひともお願いしたいですね。

11.11.3 人間椅子 FCライブ

2011-11-06 11:04:19 | ライブレポ HR/HM
◇ 2011.11.3 高円寺Showboat
<~今年もやります、FCの集い~ 第8回人間椅子倶楽部の集い2011>
 ノブさんが加入してから毎年恒例になっているという<人間椅子>のファン倶楽部会員限定のライブ。今年も開催通知が届いて即チケットを注文して楽しみにしていました。今年は前半は創作活動に専念ということでライブがなかったんですけど、8月にニューアルバム「此岸礼賛」が発表され、レコ発の全国ツアーも敢行され、しかもどこも大盛況でSoldoutもあり、<人間椅子>ノリにノってます。そんななかでのファン倶楽部ライブは超楽しみ♪自分は2007年の第4回から参戦していて、今回が5回目。これまでレア曲やカヴァー曲やプレゼント抽選会など、盛りだくさんで楽しませてくれて、昨年からは各メンバーのソロユニットのライブコーナーも。今年はどんな曲を演奏してくれるか超期待です。

 さて当日。今回は超満員になりそうな予感。なので17時の開場に間に合うように家を出て、予定通りに10分前に会場に到着。すでに人だかりと長い列が。入場はチケットの番号順なので特に慌てることもなく並んで開場を待ちます。そして17時過ぎに受付を済ませてフロアーへ。自分はいつものように後方の壁際をGETして寄りかかって開演を待ちます。1時間も待つのは退屈だなぁ~と思いきや、ステージにスクリーンが用意されていて、8月の渋谷ライブの映像がダイジェストで映し出されて。ニューアルバムの曲のみで構成された固定カメラでの映像です。あのときの興奮がよみがえりますね。照明も凄く綺麗で一般発売してほしいくらいです。

 18時頃、映像が終わってスタッフの方がスクリーンを片付けて。すると程なくフロアーの照明が暗くなって、それまでながれていたSEが止まり、あの「此岸御詠歌」がながれて歓声と拍手が起こります。そしていよいよメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。
 SEが終わるとミドルテンポのヘヴィなギターリフが。1曲目は「太陽の没落」。これめっちゃ嬉しいっす!未来浪漫派ツアーでもあまり演奏されなかったもんね。このハコはステージが低いから後方だと全く見えないんですね。なので壁のモニターTVを見ながら楽しみます。和嶋さんはいつものようにグレーの着物で、研ちゃんも黒着物の僧侶スタイル。ノブさんはモニターでもよく見えないっす。曲はミドルテンポでヘヴィで、中盤にはブルージーなギターソロが。終盤ではヘヴィなベースリフからアップテンポになってめっちゃ盛り上がって。
 続いて2曲目はアップテンポのめっちゃ明るいノリノリの曲「終わらない演奏会」。自分はライブで聴くの初めてなのでビックリ!研ちゃんヴォーカルで、中盤には変拍子リフからワウを効かせたギターソロも。

 「ありがとう!」「ファン倶楽部会員の皆さん、こんばんは!人間椅子でぇぃす!」って研ちゃん、大拍手です。「レア曲詰め込みすぎて、頭を振ると忘れそう」「期末テストの一夜漬け状態」「余計なこと言うと次の曲の歌詞が飛んじゃう」って爆笑!「無駄に緊張した」って。和嶋さん、ここであらためて「“第8回人間椅子倶楽部の集い2011”へようこそ!」って、大拍手です。「各メンバーの演芸コーナーやレア曲も」って。
 「終わらない演奏会」はノブさんが加入してから1回もライブでやってないそうで、実際には「10年くらいやってない気がする」って研ちゃん。「今度やるのは10年後」って。「第18回くらいに」って和嶋さん、爆笑!で、今回のこのファン倶楽部限定ライブ、実質Soldoutだそうです。なので配布の記念タオルが足りなかったそうで。もらえなかった方には「ノブくんのスマイルで」って爆笑!

 「これも久しぶりの曲」「腰砕けというか、軽いというか」って和嶋さん。はじまった3曲目は「名探偵登場」。これも自分はライブで初めて聴く曲です。アップテンポのヘヴィなギターリフからはじまって、和嶋さんヴォーカルでポップでコミカルな曲。間奏では和嶋さんがステージ中央でエモーショナルなギターソロを。
 続いて4曲目は「自然児」。これも自分はライブで初めて聴く曲です。ミドルテンポの雄大な感じのリフからはじまって、研ちゃんヴォーカルで不気味なドゥーミーな感じで展開して、サビではダイナミックに。間奏では変拍子リフと和嶋さんのエモーショナルなギターソロが。終盤では研ちゃんが叫んでドラマティックに盛り上がって。
 「ありがとう!」って研ちゃん。「ここから各自の出し物コーナーです」って和嶋さん。ちょこっとセットチェンジです。

<ゆ○メイツ>
 研ちゃんの仕事仲間であり、いつも人間椅子を裏から支えている川端さん(ギター)・中野親分(ギター)、そして大林さん(ドラムス)だったかな?昨年はThin Lizzyのカヴァーをやってくれましたけど、今年は何をやってくれるのかすっごい楽しみです。セットチェンジ中のBGMはMr,Postmanがながれています。メンバーの皆さんは黒っぽい制服で登場です。「こんな感じで(お仕事)してます」って研ちゃん。「今年はちょっとうるさい曲やります」って、そして「Welcome To Hell」ってアップテンポのヘヴィなギターリフからノリノリでパワフルにはじまって、研ちゃんのパワーヴォーカルが。めっちゃノリノリのかっくいい曲で、そろってヘドバンしてます。この時点でなんのカヴァーかわからなくてJudasかと思っちゃいました。

 「ありがとう!」「こんな感じで<VENOM>やってます」って。で、VENOMは「音悪すぎ。聞き取れない」って、研ちゃんはYoutubeでVENOMを研究したそうですが、音が悪くてそのままコピーは出来なくて、いろいろMixしてまとめたそうで。
 そしてベースを叩いて「ガーン!」って衝撃音を出して。はじまった曲は「Witching Hour」。ハイテンポのめっちゃパワフルなスラッシュメタル。音がごちゃごちゃでしかもデスヴォイスでなんだかわかんないっす。凄すぎ激しすぎ!たぶん間奏ではギターソロもあったのでしょうけど元曲知らないしステージ見えないしでわかんないっす。
 「ゆ○メイツ最後の曲です」ってはじまった曲は「Black Metal」。ギターのヘヴィリフからはじまるハイテンポのスラッシュメタル。これももう音がゴチャゴチャに聴こえてなんだかわかんないっす。激しい演奏、凄すぎです。最後研ちゃんが咆哮を。曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!次はノブです」って研ちゃん。<ゆ○メイツ>、嵐のように凄まじい演奏でド迫力でしたね。

<ノブ欽トリオ>
 セットチェンジ中は古い洋楽ポップスがながれて。ステージでは山田ススムさんがベースを、ニコラス・ケイさんが白ストラトの準備を。そしてスタッフの方がステージ中央にエレドラの準備を。そして準備が終わるとあらためてメンバー登場!大拍手です。一瞬“ハゲザイル”が始まるのかと思ったんですけど、そうではないようで。「皆さん、ヨロシク!」「ナカジマ・ノブです。楽しんでますか!」「オレのコーナーに行きたいと思います」「楽しい仲間、ベース、山ちゃん!」「ギター、ケイ!」って紹介して「ハレーションおこしてますか」って爆笑!「3人でダンスを取り入れた、演芸チックに」「優しい気持ちで観てくれたら」「手拍子してもらえると」って。
 って、まずはカラオケで歌と振りを。曲はなんと懐かしい「ハイスクール・ララバイ」。もちろんノブさんヴォーカルです。振りも完コピですね。でもなんか聴いてるほうもハズいような。

 次は山ちゃんがベースの、ケイさんがギターの準備を、そしてノブさんがインカムマイクとエレドラの準備を。そして皆さんTシャツすがたになって。「曲がわかったところで手拍子してくれたら」って はじまった曲は「僕、笑っちゃいます」。これも懐かしいっす。ノブさんはエレドラ叩きながら歌って。ベースもギターもいい音してましたね。「みんなの温かい心遣いが嬉しい」ってノブさん。
 ここで皆さんTシャツ脱いで赤のタンクトップ姿に。そしてノブさんはメガネを替えて。「どうも、ドラムやってます、ノブです。ヨロシク!」って。で「この曲がやりたくて、このメンバーを呼んで、エレドラとインカムマイクを準備した」って、はじまった曲は「ロマンティックが止まらない」。これまた懐かしいっす。「ハイ、手拍子!」「凄い楽しいよ!めっちゃ楽しい!」ってノブさん。
 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!ノブ欽トリオでした」「次は和嶋くんコーナーです」ってノブさん。まあファン倶楽部イベントですからこいういのもアリかなと。微妙な空気ですが。

<くじら日和>
 ステージにはなんと<ムーンライダーズ>のヴァイオリニストの“くじら”さんこと<武川雅寛さん>が登場されて超ビックリ!ファン倶楽部限定ライブに“大物”が出演されるなんて信じられないっす。和嶋さんは着物のままでフォークギターを抱えて登場です。
 そしてそれまでながれていたSEが止まって、はじまった曲は「甲状腺上のマリア」。アコギのほのぼのとした感じのメロウなアルペリフがゆったりとながれ、ディレイをかけたヴァイオリンサウンドがゆったりと浮遊感たっぷりに響き、そして和嶋さんのしっとりとしたヴォーカルがながれて。なんとも心地よいですね。間奏では伸びやかなヴァイオリンソロが美しく響いて。その後和嶋さんが歌い上げて。

 「どうも、和嶋の個人コーナーです」って大拍手!「ご紹介します、ムーンライダーズの武川雅寛さん、通称“くじら”さんです」って大拍手!昨年は和嶋さん独りでやって凄く緊張されたそうで、今年は<四人衆>で共演されたくじらさんに助っ人を御願いしたそうで。「ヴァイオリンが入ると格調高くなる」って和嶋さん。「このくじらさんとのユニットを<くじら日和>と名づけました」って和嶋さん。くじらさん、このユニットの継続を了承されて「いいですか、やらせていただいて」って和嶋さん喜んで。「くじらさんはあの“かぐや姫”の名曲“神田川”のレコーディングで実際にヴァイオリンを弾かれたんです」って紹介されて。「もう40年も前、学生のころ」ってくじらさん。大ヒットしたことから「印税契約にすればよかった」って。ちなみに「ほとんどアドリブ」だったそうで。
 そしてなんとここで「神田川」を1コーラス演奏。ヴァイオリンの切なくも美しい音色が響きわたって。鳥肌モノです。そしてギターでリフを弾きながら和嶋さんが歌って。
 「ありがとうございます」「50代のお父さん方には夢のようですよね」って和嶋さん。ちなみに和嶋さんは今回のためにあらたにマーチンのアコギを購入されたそうで。で、この曲をアパートの部屋で独りで練習していたら「寂しい気持ちになった」って爆笑!

 「ヴァイオリンがはいって、間奏のところが“蝶がヒラヒラと舞っている”感じが」ってはじまった曲は「胡蝶蘭」。アコギのハーモニクスリフ、ヴァイオリンのフィンガーピッキングからゆったりとはじまって、そしてミドルテンポのアルペリフを弾きながら力強く歌って。サビではダイナミックに盛り上がって。間奏ではヴァイオリンがゆったりと力強い音色を響かせ、そしてアコギと掛け合いのリフやユニゾンリフ、そしてハモって、ワルツリズムでまさしく蝶が舞っているかのように優雅にリズミカルに聴かせて。そしてヴァースに戻って、しっとりとしたヴォーカルが。それがドラマティックに盛り上がって、ラストはしっとりと。もうめっちゃ感動!美しすぎ!素晴らしい!

 「なかなかいい感じでできました。ありがとうございます」って和嶋さん。「今後とも“くじら日和”でぜひまた機会があれば」って。そしてあらためて「くじらさんに拍手を!」って大拍手です。「最後ノリのいい曲を」ってはじまったのは「悪魔と接吻」。まさかこの曲をアコースティックで演奏とは。ビックリです。ヴァイオリンとアコギのアップテンポのリフからパワフルにはじまって。サビではヴァイオリン弾きまくりです。間奏でもパワフルに弾きまくって。
 曲が終わると大拍手!「素晴らしいヴァイオリンのくじらさんに大きな拍手を!」って和嶋さん、もちろん大拍手です。くじらさんはお辞儀をして拍手のなか楽屋へ。「このまま人間椅子のバンド編成に戻ります」って和嶋さん。アコースティックでもまた違った味わいを聴かせてくれる人間椅子の楽曲、素晴らしいです。


 「準備できるまでご歓談なんかしてて・・・」って和嶋さん。先に準備できたノブさん「なんかシレ~としてる感じで」って。「格調高い演奏」「口直しというかメインディッシュというか」「どうですか、ファン倶楽部でしか観れない個人ユニットも面白いよね」って、もちろん大拍手です。「文化祭というか学芸会みたい」「ノブ欽トリオは3曲が限界」ってノブさん、爆笑!「まさか人間椅子ファン倶楽部でやれるとは」って。
 ここで研ちゃんがアップテンポのヘヴィなベースリフを弾き始めて、ノブさんがドラムを入れて。でもすぐに止まって。「やる?」って和嶋さん。「止めときましょう」って研ちゃん。

 「ゆるい感じでやってます」って和嶋さん。次の曲もノブさん初めて叩く曲だそうで。「“マスヒロくんのプレイが難しくてさ”って言ってる」って研ちゃんバラして。「ノブくんなりにやってくれって言ってるのに」って和嶋さん。「“意地でもマスヒロくんのコピーする”って」って研ちゃん。はじまった15曲目は「東洋の魔女」。これも自分はライブでは初めて聴く曲、めっちゃ嬉しいっす。ミドルテンポのヘヴィなギターリフから研ちゃんのヴォーカルがはいって、サビではゆったりと不気味に。そしてアップテンポになって伸びやかなヴォーカルが。その後ミドルテンポでカウベルリズムのファンキーな感じになり、ヘヴィなギターリフからアップテンポになってアグレッシブなギターソロが。和嶋さんはステージ中央で、ブレイクもキメて。

 続いて16曲目は「菊人形の呪い」。これも自分はライブで聴くの初めてかも。スッゲー嬉しいっす!ミドルテンポのダークなギターリフからはじまって、サビではスローモードで和嶋さんが歌い上げて。そして和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で寄り添ってパワフルでヘヴィなリフを。その後バンドリフとギターフィルの掛け合いからアップテンポになってヘヴィでリズミカルに。終盤ではゆったりとスローモードでギターがメロウなフレーズを奏で、そしてテクニカルなギターソロへ。ラストはベースをバックにギターの哀愁ただようアルペリフがしっとりとながれて。
 「これ、いい曲ですね」「この曲は上手くいくと鳥肌立つんですけど、いま鳥肌立った」って研ちゃん、大拍手!「ファン倶楽部イベントは自分達でも温故知新できてありがたい」って和嶋さん。ここで研ちゃん「暑くないですか?冷房いれてくれるとありがたいな」って。

 「ここはノブのシマシマパンツのコーナー」って研ちゃん。加入当初のノブさんのMCを「空気読まないゴリ押しのMC」って研ちゃん。「普通MCってお客さんの反応をみながらやるのに、おかまいなし」って。「コール&レスポンスなし」って和嶋さん。「イエイ!そんなオレだぜ、ヨロシク!」ってノブさん元気に。大拍手大歓声です。そして「今日も歌わせてもらうゼ!」「オレ歌ってもいいですか!」ってはじまった17曲目は「無慈悲なる青春」。ギターのヘヴィなザクザクリフからハイテンポのスラッシュモードで疾走。サビでは♪Hey!Hey!青春のバカヤロウ!って。間奏ではミドルテンポになってブルージーなギターソロが。そしてスラッシュモードのヴァースへ。「サンキュー!イエーイ!」「だいぶ“イエーイ”にも慣れてきたね。楽しいゼ!」ってノブさん。

 続いてはまずスライドギターソロが。途中ネックを振って♪ジャン!ってキメて。そしてはじまった18曲目は「愚者の楽園」。和嶋さんヴォーカルのシャッフルリズムのヨコノリの楽しい曲。間奏ではたっぷりとスライドギターソロが。
 続いて19曲目はギターのピックスクラッチからはじまった「棺桶ロック」。これも自分はライブで聴くの初めてかも。ギターのヘヴィなザクザクリフからはじまって、ミドルテンポで研ちゃんのヴォーカルがはいって。そしてアップテンポになって疾走して。研ちゃんと和嶋さんが寄り添って揃ってヘドバンを。この曲もめっちゃかっくいいっすね。

 本編ラスト20曲目は「阿呆陀羅経」。ギターのアップテンポのヘヴィなリフからはじまって。和嶋さん跳ねてます。ノブさんが歌い、和嶋さんがコーラス、そして研ちゃんが歌って。研ちゃんと和嶋さんが一緒に跳ねて、そして研ちゃんが「ワジマ!」って叫んで、和嶋さんがステージ中央でアグレッシブなギターソロを。ラストは♪ジャーン!で和嶋さんは歯で弾いて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って、メンバーの皆さんは拍手歓声のなか手を振りながら楽屋へ。お客さん疲れちゃったかな?でも徐々にアンコールの手拍子とコールが湧き上がって。するとまずノブさんがTシャツすがたで登場してお客さんを煽ります。続いて和嶋さんと研ちゃんも登場。和嶋さんはTシャツですが、研ちゃんは白着物で。でも研ちゃん一旦楽屋に戻ってTシャツを着て登場です。「アンコールありがとう!」って。まずは12月の東名阪ツアーの告知と和嶋工務店と華吹雪の告知を。そしてここで恒例の抽選会です。研ちゃんは家の不用品を、ノブさんはレコーディングで使ってたハイハットのシンバルとバスドラヘッドを、和嶋さんは手書き歌詞のコピーと、お母様に頼んで送ってもらったという津軽のりんごと煎餅を。ここでは和嶋さんと研ちゃんが津軽弁で会話を。のどかでいい感じですねぇ。クジ運のない自分はかすりもせず。まあそんなもんです。

 「身体が冷えてしまった」って研ちゃん。「普段やらない曲ばかりなので、ボクらもどうノっていいかわからない」って和嶋さん。「もうちょっとレア曲あり、ノレる曲ありでアンコールやってみます」ってはじまった21曲目は「愛の法則」。和嶋さんヴォーカルの6/8リズムのノリいい曲。サビはスローバラード風ですね。間奏のギターソロもスローでエモーショナルに聴かせて。そしてアップテンポになってノリノリで。
 オーラス22曲目は「エキサイト」。これ久々ですね。研ちゃんヴォーカルのハイテンポの超スラッシュ疾走!間奏ではステージ中央で研ちゃんと和嶋さんが背中合わせで。そしてアグレッシブなギターソロを。そして頭の後ろで弾いて。ラストは研ちゃんがジャンプをキメて盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「今日はどうもありがとうございました!風邪ひかないように」って研ちゃん。「地獄の○○配達人、ベース鈴木研一!」って和嶋さん。「ポップなTシャツ似合わない、ギター、和嶋慎治!」って研ちゃん。「ドラム、ナカジマ・ノブ、いいおにーさん」って和嶋さん。おのおのに大拍手です。「来年もまた宜しくお願いします」って研ちゃん。さらに「腹へっちゃった」って爆笑!「ツアーでまた逢いましょう!」ってノブさん。メンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか手を振りながら楽屋へ。するとすぐにフロアーの照明が明るくなってライブ終了。時計を見ると20時52分。3時間弱の盛りだくさんのとっても楽しいイベントでした。
 ほとんどレア曲のセット、すっごい聴き応えありましたね。曲名が思い出せなくて悩んじゃったくらいです。あらためていい曲がいっぱいあるんだなって人間椅子の魅力を再認識させられたような。なんといってもファンを楽しませてくれる気持ちが嬉しいっす。今回のレア曲を12月の東名阪ツアーでも何曲かやってくれたら嬉しいですね。東京地方のファンだけのお楽しみでは地方のファンの方々に申し訳ないっす。来月のツアーめっちゃ楽しみです。

Sei Peridotさん 暗夜月想/Peridot Foresta

2011-11-03 07:50:31 | ゲーム・アニメMusic
 先日、プログレといえばこのCD店、目白の某CD店におじゃましました。残念ながら目当てのCDは見つからなかったのですが、棚の上に飾ってあったこのアルバムに惹かれてしまいまして。ジャケットの可愛さはもちろんのこと、紹介文に自分の好きなバンド名が書いてあったもので、これはもう購入せねば!と。お値段も超お手ごろ価格だし。ただ・・・いい歳したおやぢがこれをレジに出すにはちと勇気が要りましたが。
 2010年10月に発表された<Sei Peridotさん>の6曲入りミニアルバム「暗夜月想/Peridot Foresta」です。幻想的で美しく可愛らしいジャケットにうっとりです。演奏はSeiさんのキーボード&プログラミングのようで、歌はVocaloidです。
 アルバム1曲目は「雫」。小鳥のさえずりが聴こえてきて、クリスタルな綺麗なサウンドが響き、オーボエ風の音色がゆったりとたおやかにながれ、ハープやピアノの音色もくわわってほのぼのとした感じに。その後シンバルロールからオーケストラサウンドがはいって盛り上がっていきます。終盤では静かになってクリスタルサウンドのハープ風の音色がゆったりと。素晴らしいOvertureですね。
 2曲目は」「月翅」。鈴虫のような音色が聴こえてきて、胡弓のような音色がゆったりと幻想的に響いて。そしてアップテンポのリズムがはいって、それにのってきれいなピアノリフから可愛い感じのVocaloidヴォーカルがリズミカルに。サビはポップでとっても楽しいですね。終盤ではゆったりと静かになって鈴虫の音色が。
 3曲目は「Enchant Ring」。ミステリアスなリフがゆったりとながれ、フルート風サウンドの郷愁ただようフレーズがながれて。アンデスミュージックみたいな雰囲気も感じますね。そして伸びやかなヴォーカルがはいって、アップテンポでリズミカルに。その後ミドルテンポでゆったりとクリスタルサウンドが響き、再びアップテンポの躍動感あふれるリズムがはいって。終盤ではミドルテンポでヴァイオリン風の音色が伸びやかにたおやかにながれ、そしてミステリアスなリフが響いて。
 4曲目は「精霊たちの庭」。クリスタルなサウンドがしっとりと幻想的に響き、フルート風サウンドが伸びやかにしっとりと。抒情的な小曲ですね。
 5曲目は「Damsel Jade」。Vocaloidコーラスからしっとりとはじまって、ミドルテンポでシロホン風サウンドのリズミカルなリフがはいって、そして囁くようなヴォーカルがはいって。その後ケーナ風サウンドのテクニカルなソロ、そして綺麗なピアノリフからヴォイオリン風の伸びやかな音色が響き、女性の美しいスキャット風サウンドがハイトーンも交えてゆったりとドラマティックにながれて。中盤ではオリエンタルな感じのガムラン風サウンドのリズミカルなリフからヴァイオリン風サウンドの伸びやかな音色が響いて、終盤では囁くようなヴォーカルがはいってもりあがって、終盤はケーナ風サウンドのテクニカルなソロが。
 6曲目は「玻璃の海」。女性コーラス風サウンドがゆったりと幻想的に響き、リズミカルなキーボードリフから女性ヴォーカルがたおやかにながれ、サビでは力強く歌い上げて。そしてクリスタルサウンドのリフや、アコギの素朴なサウンドのリフがながれて。
 なによりも透明感があって奥行きのある澄んだ美しいサウンドにうっとりです。瑞々しく優しく温かくほのぼのとしたメロディにも癒されますね。もちろんリズミカルで楽しい曲もノリノリで心踊ります。Seiさんの繊細で細やかな心配りをも感じられ、そして様々なサウンドも楽しめるとっても素敵なアルバムですね。