ひよりの音楽自己満足

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コンディショングリーン 1

2010-10-27 06:55:36 | 70's J-Rock
 60年代の沖縄ロック創成期から活躍された伝説のヴォーカリスト<川満勝治さん(カッチャン)>が1971年に結成したロックバンド<コンディション・グリーン/Condition Green>。70年代に<紫>とともに沖縄ロックを盛り上げ、そして共に本土上陸し、日本ロックシーンを席巻した伝説のバンドです。結成当時のメンバーはカッチャンの他、ギターの<シンキさん(のちに神鬼)、ベースの<エディーさん>、そしてドラムスの<ターケさん>の4人編成でした。サザンロックやブルーズを主としたロックで米軍GI相手のライブハウスで腕を磨いて人気を集めて満を持して本土へ殴りこみ!1977年に1stアルバム「Life of Change」を発表します。窓の外からごちそうやお金やヌード美女をもの欲しそうに見つめるメンバー(一人だけスカしてますが)のジャケット、面白すぎです。
 アルバム1曲目は「Heart Taker」。不気味な笑い声からサイバーチックなギターサウンドが空間を切り裂き、そしてミドルテンポでブルージーなギターフレーズがながれ、パワフルなヴォーカルが。時折入るギターフィル、めっちゃかっくいいっす。中盤ではテンポアップしてアグレッシブなギターソロが。終盤でもギターめっちゃ弾きまくりで凄いっす。
 2曲目は「Child of Innocent」。ギターのフィードバックからミドルテンポのけだるい感じのリフが。そして力強いヴォーカルがはいって、サビではメロウに伸びやかに。間奏ではバンドリフとギターフィルの掛け合いのあと、エモーショナルなギターソロがたっぷりと。ブルーズロック、いい感じですねぇ。後半では妖しくムーディな感じになってジャジーなギターソロが。それがドンドン盛り上がっていってパワフルにアグレッシブに。
 3曲目は「Heart Breaker」。いきなりアップテンポのどんどん突き進んでいくようなダイナミックでパワフルなドコドコリフからはじまる、スリリングでかっくいい曲。間奏のアグレッシブなギターソロから一転アルペジオのメロウなリフがはいって、哀愁ただようヨーロピアンな感じに。そしてエモーショナルな泣きのギターソロもたっぷりと。バックのベースラインもいい味だしてますね。
 4曲目は「Suger Baby Good Time」。コンガソロからパワフルにはじまって、ミドルテンポのトロピカルな雰囲気になって、ラテンパーカッションをバックにファンキーなロックが展開されます。間奏ではワウの効いたギターソロがたっぷりと。ラストはシャウトもキメで盛大にFin。
 5曲目は「Life of Change」。何か泣き声からはじまって、ゆったりと伸びやかなヴォーカルソロが。そしてミドルテンポのリズムがはいって、メロウなギターフレーズがながれて、そしてパワフルに盛り上がっていきます。中盤ではアップテンポのノリノリモードでエネルギッシュなギターソロが。その後ギターフィルとドラムソロの掛け合いも。終盤では再びゆったりとバラード調に。ドラマティックな曲ですね。
 6曲目は「Trick」。パワフルなドラムからはじまって、アップテンポでカラッと明るく楽しいブギー調のヨコノリロックンロールに。間奏ではエモーショナルなギターソロがたっぷりと。そして終盤ではワウを効かせたギターソロもふんだんに。
 7曲目は「Akiyuma(やすらぎ)」。ゆったりとメロウなギターからしっとりとはじまって、哀愁ただよう曲調に。ミドルテンポの泣きメロのインスト、胸がキュンとなるようです。中盤では情感たっぷりのギターソロが。ラストはゆったりとしっとりとFin。
 8曲目は「Nature’s Calling」。ゆったりとしたメロウなギターソロから静かにはじまって、ミドルテンポのリズムがはいって、雄大でなだらかな感じのギターフレーズがながれて。その後ゆったりとした力強いヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。どこか懐かしい感じの曲調ですね。広い海岸で沈みゆく夕日を眺めているかのような。間奏では伸びやかでエモーショナルなギターソロが。ドラマティックなバラード曲ですね。
 パワフルで楽しい曲やゆったりとしたメロウな曲やブルージーな曲など、シンキさんのエモーショナルかつアグレッシブなギターがたっぷりと楽しめますね。もちろん力強いヴォーカルもパワフルかつタイトなドラムも味わいのあるベースも文句ナシかっくいい演奏です。完成度の高い素敵なアルバムですね。

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