ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

13.5.12 BLACK SABBATH

2013-05-26 00:53:07 | ライブレポ HR/HM
◇ 2013.5.12 幕張メッセ
<OZZFEST JAPAN 2013>
 ヘヴィメタル界の帝王であり、ドゥームメタルの元祖<BLACK SABBATH>。1969年にヴォーカル<Ozzy Osbourneさん>、ギター<Tony Iommiさん>、ベース<Geezer Butlerさん>、ドラムス<Bill Wardさん>の4人で結成され、大活躍し、のちのヘヴィメタル界に多大なる影響を与えたスーパーバンド。数多くのアルバムを発表し、様々なメンバーが出入りするもその音楽性は大きく変わることはなく活躍中。1979年にOzzyさんが脱退し、その後オリジナルメンバーはTonyさんだけになったことも。1997年にオリジナルメンバーで再結成し、ツアーを敢行するもスタジオアルバムを発表することなく休止し、おのおの活動に。そして2011年11月11日11時11分に再びオリジナルメンバーで活動し、スタジオアルバムも制作するとの発表が。ところがその後、Billさんが契約内容を不服として不参加を表明されたそうで。
 BLACK SABBATHは、これまでにヴォーカルが故Ronnie氏や他のヴォーカリストのときに来日公演を敢行されたことはあっても、ヴォーカルがOzzyさんのときには来日していないんですよね。なので再結成を機に日本でもライブをやってくれたらいいな、とは思っていました。もっとも自分は深紫虹信者なもので、黒系にはそれほどの思い入れはないんですけど。
 ニューアルバムやワールドツアーを期待していた矢先、なんとTonyさんが悪性リンパ腫を患ったとのニュースが。これにはビックリしました。ここ数年、Ronnie氏やJon Lord氏がガンで天国へ旅立ってしまって、まさか・・・との暗雲が。ところがニューアルバムやワールドツアーの情報が入ってきて、2013年になんとOzzyさん主催のロックイベント<OZZFEST>が日本で開催され、メインアクトがなんと<BLACK SABBATH>とのニュースが。これには超ビックリ!ついに日本でOzzyさんヴォーカルのオリジナルに近いメンバーでのライブが観れるとめっちゃ楽しみにしていました。ちなみに今回のドラマーはOzzy Osbourne Bandでも活躍中の<Tommy Clufetosさん>だそうで。
 さらには、BLACK SABBATHの影響を大きく受けた大好きな<人間椅子>の出演も決定とのことで楽しみ倍増です。

 さて当日。自分は人間椅子の出番の15時から観戦です。様々なタイプのバンドが会場を盛り上げていました。自分は人間椅子のときはステージから30mくらいのところで観てましたが、BLACK SABBATHのときにはステージから100mくらいのところで観てました。もう前のほうのおしくらまんじゅう状態には体力的にとても耐えられないもので。ここですとギリギリ肉眼で観れる距離ですね。まあスクリーンを見ればいいかなと。

 19時20分ころ、いきなり「オイ!オイ!ハーハッハ!」ってOZZYさんの叫び声が響き、すぐにけたたましくサイレンの音が鳴り響いて。そしてミドルテンポのヘヴィリフがゆったりとながれて。1曲目は「War Pigs」。切れ味鋭いギターリフとアップテンポのハイハットのリズムに合わせて手拍子が鳴り響き、力強くのびやかなヴォーカルがはいって。そしてバンドリフと叩きまくりドラムフィルの掛け合いからのびやかでテクニカルなギターソロが。Tonyさんは赤のSGを、GeezerさんはJAZZベーですね。その後ギターリフとハイハットのアップテンポのリズムに合わせて手拍子が鳴り響きパワフルなヴォーカルがはいって。終盤ではギターのメロディに合わせて♪オーオーオー~って大合唱。そこから再びギターソロへ。

 2曲目は「Into The Void」。ミドルテンポのギターのヘヴィリフが響き、レッドライトのなか、ダークリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいって。中盤ではイエローライトのなか、アップテンポのノリノリモードでヴォーカルがリズミカルに。その後再びミドルテンポのダークモードになってギターのエモーショナルなソロが。Tonyさんは黒っぽいSGです。OzzyさんはTonyさんの横へ。

 「Thank you!」ってOzzyさん。ペットボトルの水を飲んで、それを客席に投げて。
 3曲目は「Under The Sun」。「ホッホー!」ってOzzyさん。レッドライトのなか、ギターのヘヴィでダークで引きずるようなリフからはじまって、ミドルテンポのシャッフルリズムがはいって、ヴォーカルがリズミカルに。その後アップテンポのノリノリモードになってドラムが叩きまくって、そしてテクニカルなギターソロへ。終盤では再びミドルテンポのシャッフルモードになって、ヴォーカルがリズミカルに歌って。

 「Thank you!」ってOzzyさん。4曲目は「Snowblind」。ダイナミックなリフからはじまって、ミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいって。そして手を横に振ってのびやかにメロウに歌って、そこからギターのエモーショナルなソロへ。中盤では「Go crazy!」ってOzzyさんが叫んで、アップテンポのノリノリモードでリズミカルに歌って。終盤ではミドルテンポに戻ってヘヴィリフからギターのエモーショナルなソロへ。「We love you all!」ってOzzyさん。

 「Thank you!」「I can here you!」「Many years ago」ってOzzyさん、MCを。
 5曲目は「Black Sabbath」。SEから嵐の音、雨音、鐘の音が鳴り響き、雷鳴とストロボライトが。「Come on!」ってOzzyさん。ギターのヘヴィでダークなリフが引きずるように響き、ドラムが合いの手のようにパワフルに叩き、不気味なヴォーカルがゆったりと。「Oh!no!」ってOzzyさんが叫び、ダイナミックなリフが響き渡って。中盤では「Everybody Jump!Jump!」ってOzzyさんが促して、アップテンポのノリノリモードになって、リズミカルなリフとヴォーカルが。そして手拍子のなかギターのエモーショナルなソロが。「Thank you!」ってOzzyさん。

 6曲目は「Behind The Wall To Sleep」。ダイナミックなリフからミドルテンポではじまって、ギターのテクニカルなリフから、ギターリフとヴォーカルが交互に。間奏ではギターのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフからミドルテンポでヘヴィリフとヴォーカルが交互に。そしてOzzyさんが手拍子を促して「Come on louder!」って煽って。

 「Geezer Butler!」ってOzzyさんが叫んで、ワウを効かせたベースソロが。そしてソロのあと、ミドルテンポのリフを弾いて。7曲目は「NIB」。ミドルテンポのヘヴィリフと「Oh Yeah!」ってOzzyさんの掛け声が交互に。そしてリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、サビではメロウにのびやかに。「Jump!」ってOzzyさん。間奏ではエモーショナルなギターソロが。「Everybody Jump!」ってOzzyさんが煽って。その後ヴァースにもどってパワフルなヴォーカルがはいって、終盤にもエモーショナルなギターソロが。「Thank you!」ってOzzyさん。

 8曲目は「Fairies Where Boots」。ミドルテンポのギターリフとパワフルなタムドラムからはじまって、ギターリフとドラムフィルの掛け合いからエモーショナルなギターソロへ。その後、ミドルテンポのギターリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいって、パワフルなシャウトとダイナミックなリフが。間奏ではギターのエモーショナルなソロが。Ozzyさんはお客さんを煽って手拍子を促して。その後、ストロボライトのなか、ザクザクリフがはいって、ギターリフとドラムフィルの掛け合いからパワフルなヴォーカルがはいって「Yeah!Come on!」ってOzzyさんが煽って手拍子を。

 「Thank you!」「On Bass,Geezer Butler!On Guiter,Tony Iommi!On Drums,Tommy Clufetos!」って紹介して大拍手!
 9曲目は「Symptom of Universe」のギターリフがアップテンポでパワフルにながれるも、曲には行かず、そのまま叩きまくりのドラムソロへ。エネルギッシュに叩きまくって、そのたびに歓声が上がって。他のライブですとドラムソロって休憩タイムになってしまうことがしばしばありますが、今回はめっちゃ盛り上がってます。そしてリズムに合わせてお客さんを煽って、さらに叩きまくって。

 その後バスドラのリズムがそのまま10曲目の「Iron Man」へ。リズムに合わせてOzzyさんがお客さんを煽って。そして引きずるようなヘヴィでダークなギターリフとパワフルで重いリズムがはいって、Ozzyさんが観客にリフを歌わせて、ヴァースにはいってヴォーカルがのびやかに力強く。間奏ではアップテンポのノリノリモードになってギターのテクニカルなソロが。その後ミドルテンポにもどってギターのヘヴィリフが響き、Ozzyさんと観客がそのメロディを大合唱して、ヴァースへ。終盤ではベースのハイテンポのリフからドラムも叩きまくって盛り上がって、Ozzyさんは手拍子したりジャンプしたりノリノリで。そしてギターのテクニカルなソロへ。ラストはめっちゃ盛り上がってFin。「Thank you!」ってOzzyさん。

 11曲目は新曲「God Is Dead」。ギターのメロウなアルペジオリフがゆったりとながれ、Ozzyさんが手を横に振って観客に促して、そしてダイナミックなリフと叩きまくりドラムが。その後静かになってギターのアルペリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、サビでは盛り上がって歌い上げて。中盤ではアップテンポのシャッフルモードになってヴォーカルがのびやかに歌い、サビではパワフルなシャウトもキメて、そしてギターのエモーショナルなソロへ。終盤ではサビにもどってパワフルに歌い上げて、ミドルテンポでヘヴィでダークなリフがゆったりとながれて。「Thank you!」ってOzzyさん。

 MCのあと本編最後となる12曲目は「Children Of The Grave」。Tonyさんは白のSGです。ミドルテンポのリズミカルなヘヴィリフからはじまって「Everybody Jump!」ってOzzyさんが煽って、そしてパワフルなシャッフルリズムがはいって「Come on Crazy!」ってOzzyさんが叫んで、ヴァースをリズミカルに歌って。中盤ではブレイクリフからミドルテンポになってヘヴィでダークなリフがゆったりとながれ、Ozzyさんが「Hey!Hey!」って観客を煽って。その後アップテンポのノリノリシャッフルモードになって、リズミカルなヴォーカルがはいって。Ozzyさんはジャンプしまくって、そしてギターのテクニカルなソロへ。ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!Good night!God bless you!Crazy!」ってOzzyさん。メンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージ袖へ。もちろん場内はアアンコールを求める手拍子と歓声が響き渡って。
 しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。そしてTonyさんが弾きはじめたのはなんと「Sabbath Bloody Sabbath」。バンドが入ってそのままいくかと思いきや、イントロのみで止まって「We love you all!」ってOzzyさん。
そしてあらためてはじまったのはオーラス13曲目「Paranoid」。アップテンポでリズミカルなヘヴィリフがはいって、ノリノリモードでお祭り騒ぎ!「Come on Crazy!」ってOzzyさんが煽って、リフにのってリズミカルに歌って。間奏ではテクニカルなギターソロが。Ozzyさんは手拍子を促して、そしてリフに合わせて「Hey!」って両手を挙げて。その後「Come on go Crazy!」って煽ってヴァースに戻って「Thank you good night!We love you all!」って。ラストはダイナミックなリフから盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you good night!God bless you all!」ってOzzyさん。メンバーの皆さんはステージ前に並んで肩を組んでお辞儀を。そして大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージ袖へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時48分。約90分のめっちゃ盛り上がった素晴らしいライブでした。
 Ozzyさん、すっごく声出てましたね。ビックリしました。Tonyさん、ガンで闘病中とは思えないくらいパワフルにテクニカルに弾きまくって凄かったっす。Geezerさんのベースも、ドラムもめっちゃパワフルでかっこよかったっす。スクリーンがあったとはいえ、できればもっと近くで観たかったけど、まあ仕方ないかな。今後どうなるのかわかりませんが、できることならまた来日してほしいっす。なによりもTonyさんが完治されることを祈って。

13.5.19 鬼怒無月さん”弾きっぱなし”

2013-05-23 21:58:14 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.5.19 秋葉原CLUB GOODMAN
<鬼怒無月 弾きっぱなし>
 様々なユニットで活躍されている凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>。5月に秋葉原で“弾きっぱなし”と題して鬼怒さんの参加されているユニット<ERA><COIL><是巨人>の3バンドのライブを行うとの情報を見てビックリ!いっぺんに3バンドも観れるなんてチャンスは滅多にないだろうし、ましてや自分はいまだ<是巨人>のライブを観たことがなかったもので、これは見逃せないと即予約して楽しみにしていました。

 さて当日。この日も観たいライブがかぶりまくり。でも身体は1つしかないので、あいにくの雨ですが秋葉原へGo!です。余裕こいて開演予定時間18時半ギリギリに行ったところ、すでにイス席は満席で、仕方なく後ろで立ち見です。3バンド立ち見はキツそう。失敗っす。ステージは後方にドラムセットが2セット、左にベースアンプ、右にハモンドXK-2オルガンが配置され、ドラムセットの前にヴァイオリン用アンプとギターアンプが。そしてガットギターとフォークギターが用意されています。

<ERA>
 18時43分ころ、ヴァイオリン<壷井彰久さん>と鬼怒さんが登場して大拍手で迎えられます。壷井さんはアコースティックヴァイオリンを抱えて。「どうもこんばんは、“鬼怒無月弾きっぱなし”にようこそいらっしゃいました」って鬼怒さんが挨拶されて大拍手!「名前の通りギターを弾いている、比較的音数の多いバンドを選んでみました」って。そして「ヴァイオリン、壷井彰久!」って紹介して、壷井さんが「ギター、鬼怒無月!」って紹介しておのおのに大拍手が。

 1曲目は「TONO」。ブルーライトのなか、アップテンポのリズミカルなリフから楽しくはじまって、テクニカルなユニゾンリフ、おっかけリフからダイナミックなリフが。そしてギターのアルペジオリフにのってヴァイオリンソロへ。序盤はのびやかに美しく奏で、徐々にエネルギッシュに、そして弾きまくって。その後、テクニカルなユニゾンリフやハモりからダイナミックなリフへ。そこから静かになってヴァイオリンのフィンガーリフにのってギターソロへ。イエローライトのなか、パワフルにテクニカルに展開して。終盤ではダイナミックなリフから盛り上がってテクニカルに。

 「鬼怒無月さん弾きっぱなしライブに呼んでいただけて光栄です」って壷井さん。「弾きっぱなしぶりをとくと拝見させていただこうかと。もうリハでたっぷり聴きましたけど」って爆笑!「最後まで完奏できるよう、途中で体調崩して退場しないように気を付けます」って鬼怒さん。「時間がないのでMCは短めに」

 2曲目は「I was a Teenage Warawolf」。パワフルなウエスタン・カントリー風のアップテンポのリフから、グリーン&パープルライトのなか、明るく楽しく爽やかにはじまって。そしてヴァイオリンのリズミカルなリフにのってテクニカルなギターソロへ。続いてレッドライトのなかヴァイオリンのワウを効かせたテクニカルなソロが。終盤ではテクニカルなユニゾンやアップテンポのパワフルな楽しいリフで盛り上がって、ヴァイオリンソロもはいって、ラストはテクニカルなユニゾンをキメて。

 「ERAはいつもしゃべるんですけど、今日は時間がないので」って鬼怒さん。「しゃべりを楽しみにしているひともいるかもしれないので、曲を削ってでもしゃべりを」って壷井さん、爆笑!「今日はめでたい日なので、曲を一生懸命」って壷井さん。「ボクは楽しんで弾いてるけど、3時間はお客さんは辛いかも」って鬼怒さん。「リハを聴いた感じだと…楽しいですよ」って壷井さん、爆笑!「辛くなったら自分なりに解決して」って鬼怒さん。「ERAはこんな感じですけど、COILや是巨人はこの10倍くらい」って鬼怒さん。ちなみに今日は最後に3バンドフルメンバーによる合体ライブも予定されているそうで、リハのときに壷井さんはあまりの重低音の音圧に「頭痛がした」って爆笑!

 3曲目は「Arena」。ブルーライトのなか、アップテンポのパワフルでスリリングなリフからはじまって、ヴァイオリンの疾走リフからテクニカルな高速ユニゾンリフが。そしてヴァイオリンリフにのってギターのテクニカルなソロ、エネルギッシュなカッティングで盛り上がって。その後ダイナミックなリフ、テクニカルな高速ユニゾンからギターリフにのってヴァイオリンのディレイを効かせたのびやかでエモーショナルなソロが。ドラマティックに盛り上がったあと、ダイナミックでスリリングなリフから疾走してFin。

 続いて4曲目は「Three Color of the Sky」。オレンジライトのなか、ヴァイオリンのフィンガーリフから静かにはじまって、ギターがしっとりと奏で、ヴァイオリンがメロディアスに爽やかに奏で、リズミカルなリフを強弱つけて奏でて。そしてヴァイオリンのフィンガーリフにのってギターが綺麗なハーモニクス音を響かせ、エモーショナルなソロを。続いてヴァイオリンが艶やかに美しくドラマティックに奏でて。その後ヴァイオリンが爽やかで綺麗なリフを、ギターがしっとりと奏で、徐々に力強くなって、ラストはしっとりと。

 「早いもので、次が最後です」って鬼怒さん。「ここで壷井くんのほうから建設的なMCを」って、壷井さんに振って。壷井さんは次のERAのライブ告知をされて。

 オーラス5曲目は「金環食」。ヴァイオリンとギターのアップテンポのスリリングなおっかけリフからはじまって、ブルー&オレンジライトのなか、怒涛のように押し寄せるダイナミックなリフが。そして静かなリズムリフからダイナミックなリフ、スリリングなリフからテクニカルなハモりと展開して。その後、レッドライトのなか、ヴァイオリンのリズミカルリフにのってアグレッシブなギターソロが。続いてダイナミックでスリリングなリフからヴァイオリンのアグレッシブなソロへ。ラストはスリリングでダイナミックなリフからテクニカルなユニゾンをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。ヴァイオリン、壷井彰久!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおの紹介して大拍手!「次はCOILです。うるさいですよ」って爆笑!」。お二人は大拍手のなか楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると19時23分。約40分の短いながらもとっても楽しくアツく、素敵なライブでした。

<COIL>
 メンバーはギター鬼怒さん、ベース<早川岳春さん>、オルガン<中山努さん>、ドラムス<田中栄二さん>の4人編成です。めっちゃ硬派な骨太のJazzRockを楽しませてくれます。
 19時半を過ぎたころ、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。ステージ向かって左にブラウン4弦ベースを抱えた早川さんが、後方右側に1タム1バスのドラムセットの田中さんが、ステージ右にはハモンドを前にした中山さんが、そしてフロント中央には水色のハンバッカーストラトを抱えた鬼怒さんが。
 「はい、お待たせしました。COILです」って鬼怒さん、大拍手!「オルガン、中山努!ドラムス、田中栄二!照れやさんです」って。そして「ベース、早川岳春!」っておのおのに大拍手が。「音でかいです」って。

 1曲目は新曲です。カウントからレッドライトのなか、ダイナミックなリフがはいって、パワフルなリズムをバックにミドルテンポでヘヴィなギターリフとオルガンリフが。オルガンが吼えて。そしてうねりまくるテクニカルなベースソロ、ブレイクリフを挟んでエモーショナルなオルガンソロ、アグレッシブなギターソロが。その後ギターとベースのテクニカルなユニゾンリフからテーマリフにもどって盛り上がって、ラストはブレイクをキメて。

 続いて2曲目は「Monkey Mash」。ギターのアップテンポのスリリングなカッティングリフからパワフルなドライブ感たっぷりのリズムとオルガンリフがはいって、オールユニゾンでスリリングなリフを。そしてブレイクリフとスネア連打からギターの弾きまくりのアグレッシブなソロが。続いてオルガンが響くなか、ベースのテクニカルなソロが。その後オールユニゾンのスリリングなリフと叩きまくりドラムからアップテンポでパワフルにノリノリでドライブしていって、ラストはオールユニゾンのスリリングなリフからブレイクをキメて。

 続いて3曲目は「Coil Boogie」。アップテンポのノリノリモードでうねりまくるベースリフとともにはじまって、ギターのリズミカルなリフからオールユニゾンのパワフルなリフが。そしてオルガンリフをバックにベースのうねりまくりのパワフルなソロが。その後スリリングなユニゾンリフからブルーライトのなか、ギターのアグレッシブなソロが。終盤ではアップテンポのノリノリモードでドライブして、ユニゾンリフやダイナミックなリフが。

 続いて4曲目は「Blessed」。オルガンのほのぼのした感じのメロディがゆったりとながれ、ギターがメロウにしっとりと奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。そしてオルガンのエモーショナルなソロ、ギターのしっとりとブルージーなソロが。終盤ではオルガンとベースラインが響き、ギターがしっとりとメロウに奏でて、ドラマティックに盛り上がって。ラストはしっとりとしたオルガンソロが。

 「オルガン、中山努!ドラムス、田中栄二!ベース、早川岳春!」って鬼怒さんが紹介しておのおのに大拍手!「次が最後です。ありがとうございました」って鬼怒さん。
 ラスト5曲目は「No Mear City」。ダイナミックでスリリングなリフから、アップテンポでうねるベースリフとパワフルなドラムにのってギターとオルガンのテクニカルなリフ、ベースとギターのスリリングなユニゾンリフが。そしてイエローライトのなか、ギターのアグレッシブなソロ、テクニカルなユニゾンリフ&ブレイク、ベースのテクニカルな弾きまくりソロ、ギターの弾きまくりソロと続いて。ラストはテクニカルでスリリングなユニゾンリフからドラムも叩きまくって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。ベース、早川岳春!ドラムス、田中栄二!オルガン、中山努!ギター、鬼怒無月でした」っておのおのに大拍手が。「ちょっと休憩します」って。メンバーの皆さんは大拍手のなか、楽屋へ。時計を見ると20時6分。約35分のめっちゃパワフルなライブでした。なんといっても全身でのエネルギッシュなドラムとめっちゃぶっといベースに圧倒されちゃいましたね。もちろんオルガンも弾きまくりギターもかっこよくて、とっても硬派でぶっとくアツい楽しいライブでした。

<是巨人>
 ポリリズムをメインテーマとした変拍子テクニカルプログレジャズロックバンド。鬼才ドラマー<吉田達也さん>率いる<是巨人>。ギター鬼怒さん、ベース<ナスノミツルさん>の凄腕トリオです。
 20時20分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。ステージ向かって左に黒っぽいプレシジョンベースを抱えたナスノさんが。その斜め後方に2タム1バスにスネア2つのドラムセットを前にした吉田さん。そしてフロント中央には水色ハンバッカーストラトを抱えた鬼怒さんが。
 「はい、お待たせしました。是巨人です」って鬼怒さんが挨拶して大拍手!「ベース、ナスノミツル!ドラムス、リーダーの吉田達也!そして鬼怒無月です」っておのおのに大拍手!

 1曲目は「Arabesque」。ヘヴィでダークなリフ&叩きまくりドラムからダイナミックにはじまって、ブレイクリフからレッドライトのなか、ミドルテンポで静かになるもすぐに盛り上がってヘヴィダークに響き、叩きまくって。すさまじい演奏に圧倒されちゃいます。中盤ではベースリフが静かに響き、ギターがのびやかに奏で、それが盛り上がっていって、ドラムも叩きまくって、そのままテクニカルなギターソロへ。終盤では、ベースとギターが静かにリズミカルなリフを弾き、徐々に盛り上がってめっちゃパワフルにヘヴィでダークなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。

 続いて2曲目は「Breathless」。グリーンライトのなか、ダイナミックなリフがはいって、スリリングなテクニカルリフが。そしてゆったりとしたリフと超速テクニカルリフが交互にスリリングに展開し、その後ミドルテンポでヘヴィダークリフと叩きまくりドラムが。中盤ではギターのテクニカルなソロが。その後、ダークリフ、超速テクニカルリフからベースとギターのパワフルなユニゾンリフがはいって叩きまくりドラムとともに盛り上がって、さらにギターが弾きまくって。終盤ではブルー&イエローライトのなか、ギターが軽快なカッティングリフを弾き、ベースがうねりまくるテクニカルなリフを。ラストはダイナミックなリフからゆったりとヘヴィなリフ、超速テクリフをキメて。

 「ありがとうございます」って鬼怒さん。いつもセットリストはリーダーの吉田さんが決めるそうですが、今回は鬼怒さんのイベントということもあって「自分の体力を前提に決めた」そうで。で、次の曲は、吉田さんが新しいパートを加えたそうで。「吉田さんに“やりたい”って言われたらイヤとは言えないので」って爆笑!「本邦初公開。心の準備が出来しだい始めます」って爆笑!

 3曲目は「Heritage」。ブルー&レッドライトのなか、ダイナミックなヘヴィリフがスリリングにながれ、ミドルテンポのノリノリモードでギターとベースがリズミカルなリフを弾き、ドラムが叩きまくって。鬼怒さんはずっとナスノさんのほうを見ながらリフを。そしてダイナミックでスリリングなリフから一転静かになってゆったりとしたレゲエ調になり、アヴァンギャルドな感じにもなるも、再びパワフルに盛り上がってダイナミックでスリリングなリフと叩きまくりドラムが。

 「ありがとうございます」って鬼怒さん。「じゃあもう1曲」って。4曲目は「Swan Dive」。オレンジライトのなか、ダイナミックでスリリングなリフからはじまって、ブレイクリフからギターの明るく楽しいリフ、ベースとのテクニカルなユニゾンリフが展開して。その後、静かになって、シンバルのリズムが響き、ベースのエモーショナルなソロが。そしてリズミカルなリフからギターソロへ。序盤はエモーショナルに、その後ミドルテンポのダークリフをはさんでアグレッシブに弾きまくって。終盤ではヘヴィなダークリフ、ブレイクリフからアップテンポのノリノリモードで盛り上がって、リズミカルなリフ、テクニカルなユニゾンリフからドラムも叩きまくってダイナミックに。ラストはミドルテンポでヘヴィにダークに。

 「ありがとうございました」って鬼怒さん。ここで「せっかく居るんで、壷井くんに入ってもらって、ここからは<壷巨人>を」って、エレキヴァイオリンを抱えた壷井さんが登場して大拍手で迎えられます。「ヴァイオリン、壷井彰久!」って鬼怒さんが紹介して大拍手!ここで物販CDの宣伝を。でも枚数の少なさに「売る気がない」って爆笑!

 5曲目は「Free Stone」。ダイナミックなユニゾンリフからアップテンポのノリノリモードではじまって、ブルーライトのなか、ギターとヴァイオリンがテクニカルなリフをユニゾンしたりハモったり。そしてベースも加わってユニゾンで明るく楽しい感じになり、ヴァイオリンとギターがユニゾンでのびやかに爽やかに奏でて。中盤ではギターとヴァイオリンがテクニカルなソロの白熱した掛け合いソロバトルを展開して盛り上がって。その後ダイナミックなリフから明るく楽しい感じになるも、一旦静かになって再び盛り上がって。終盤ではテクニカルなユニゾンリフやブレイクリフがスリリングに展開し、ヴァイオリンとギターがのびやかに爽やかに奏でて。

 「壷井彰久!」って鬼怒さん、大拍手!「あまりに自分の音がデカくて気絶しそうになった」って壷井さん、爆笑!「大丈夫です。とても幸せなひと時です」って壷井さん、爆笑!

 6曲目は「Isotope」。ハイハットのアップテンポのリズムから、オレンジライトのなか、ギターとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンがスリリングに展開し、ダイナミックなリフからギターのテクニカルなリフ、ヴァイオリンののびやかなフレーズ、そしてダイナミックなユニゾンへ。その後、ギターのヘヴィリフ、叩きまくりドラムからギターとヴァイオリンがスリリングにユニゾンやハモりを。中盤ではブレイクリフから、レッド&ブルーライトのなか、ギターのアグレッシブなソロが。その後、ダイナミックなリフから一転静かになって、ベースとドラムが静かにリズムを刻み、ヴァイオリンのミステリアスな音色が幻想的に響き、そしてアップテンポのパワフルなリズムがはいって盛り上がって、ヴァイオリンがミステリアスなソロを。終盤ではギターのテクニカルなリフにヴァイオリンも加わってユニゾンで、ドラムも叩きまくって盛り上がって、ラストはスリリングなテクニカルユニゾンリフからドラムも叩きまくって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ヴァイオリン、壷井彰久!ベース、ナスノミツル!ドラムス、吉田達也!」って鬼怒さんが紹介しておのおのに大拍手が。「ありがとうございました!」って鬼怒さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか楽屋へ。時計を見ると21時10分。約50分の激しくアツくエネルギッシュな凄いライブでした。是巨人のライブは初めてですが、1回聴いただけではその激しい流れについていけないっすね。どのパートも凄すぎで目移りしてしまってポイントを逃してしまって。これはぜひとももっと長い時間のライブをじっくり体験してみたいっす。

<ERA・COIL・是巨人 合体!>
 休憩中にオルガンの前に小ぶりのベースアンプがセットされて、早川さんが準備を。いよいよ今日出演の3ユニットフルメンバーによる合体ライブです。ツインドラム・ツインベースの最強最激リズム隊のド迫力激音ビートに、ヴァイオリン・オルガン・ギターのフロントが迎え撃つ脅威の7人セッション、めっちゃ楽しみです。

 21時20分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手大歓声!演奏前からもうそのそうそうたるメンバーに圧倒されちゃいます。「はい、お待たせしました。最後、全員での合体演奏はじめたいと思います」って鬼怒さん、大拍手!ステージは向かって左半分が是巨人チームで、右半分がCOILチームで、その中央フロントが鬼怒さんです。先にメンバー紹介です。「まずCOILから、ベース、早川岳春!キーボード、中山努!ドラムス、田中栄二!」っておのおのに大拍手が。続いて「ERA、ヴァイオリン、壷井彰久!」大拍手です。続いて「是巨人、ベース、ナスノミツル!ドラムス、吉田達也!」っておのおのに大拍手です。「まあなんとかなるんじゃないの」って鬼怒さん、爆笑!

 1曲目は「Quicksilver」。ギターリフからパワフルにはじまって、ドラムも叩きまくってリフが激しくなって、まずはヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。そしてユニゾンのブレイクリフやダイナミックなリフからオルガンソロへ。その後リフをはさんで早川さんがアグレッシブなベースソロを。中盤では静かになって様々な音が飛び交うフリーインプロのアヴァンギャルドな感じに。その後ギターリフがはいってダイナミックなバンドリフへ。ラストはリズミカルなリフから盛り上がってFin。
 「終われた。これは素晴らしい」って鬼怒さん、爆笑!

 「最後にもう1曲」「今日はありがとうございました」「大丈夫ですか皆さん?」って鬼怒さん。「この歳になるとやれることがわかってきて」「ひたすらギター弾くことしかできないんで」「宜しくお願いします」って大拍手!本編ラストとなる2曲目は「crawler-A」。ダイナミックなリフからスリリングなユニゾンリフ、ブレイクリフと展開して、その後静かになって、まずはオルガンのエモーショナルなソロが。そしてギターとヴァイオリンの掛け合いのエモーショナルなソロバトルが。続いては早川さんとナスノさんの弾きまくりベースソロバトル。掛け合いではなく向き合って反応しあって弾きまくって。続いては吉田さんと田中さんの叩きまくりの激しいドラムソロバトルが。こちらも掛け合いではなく両者ド迫力の叩きまくりです。終盤ではギターのヘヴィリフから鬼怒さんが手を挙げて合図してダイナミックなバンドリフへ。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!ヴァイオリン、壷井彰久!ベース、ナスノミツル!ドラムス、吉田達也!ドラムス、田中栄二!ベース、早川岳春!オルガン、中山努!」って鬼怒さんが。「ギター、鬼怒無月!」って壷井さんが紹介しておのおのに大拍手が!メンバーの皆さんは大拍手のなか、互いに握手したりしながら楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。

 すると、鬼怒さんがアコギを抱えて1人でステージに戻って大拍手で迎えられます。「みんな出し尽くしてしまったので」「みんなにまたやってもらうのも悪いので1人でなにか」って鬼怒さん。
 「ブルーズやります」ってはじまった曲は「Spoonful」。ミドルテンポのパワフルなギターリフから鬼怒さんが力強く迫力たっぷりに歌って。鬼怒さんのヴォーカル、久々に聴けて嬉しいっす。間奏ではテクニカルなギターソロが。その後サビにもどって盛り上がって、ラストはブルージーなギターソロが。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました。気を付けて帰ってください」って鬼怒さん。これにてライブ終了です。時計を見ると21時50分。3時間10分に及ぶ鬼怒さんの“弾きっぱなし”ライブ、たっぷりとその“弾きっぷり”を堪能させていただきました。ERAの繊細で美しく、しかもパワフルな演奏、COILの硬派で骨太のエネルギッシュな演奏、是巨人の激しく力強く難解な演奏、そして3ユニット合体のすさまじい音圧でのド迫力の音の洪水に圧倒されちゃいました。凄かったっす。鬼怒さんは“またやります”って宣言されたようですので、第2回もめっちゃ楽しみです。

Vermilion Sands Spirit Of The Air

2013-05-19 13:12:18 | ジャパン・プログレ
 <ヴァーミリオン・サンズ/Vermilion Sands>は、英国の老舗プログレバンド<Renaissance>等のカヴァーバンドで活躍されていた、女性ヴォーカルの<蝋山陽子さん>とキーボードの<山田雅弘さん>、そしてギターの<坂上真清さん>が中心となって、1986年に結成されました。そしてオリジナル曲を作り、ライブも重ね、翌87年にデビューアルバム「Water Blue」を発表します。
 その後、ライブ活動等も順調に続けるものの、90年の5月に活動を停止し、96年に、蝋山さんと山田さんはあらたに<θ-thate/シータ>というバンドを結成してアルバムを1枚発表するも、翌97年には再び活動停止してしまいます。そして・・・2004年8月に、蝋山さんが病のために天国へ旅立ってしまわれて・・・残念でなりません。
 それからネットが発達し、Youtube等でVermilion Sandsの貴重なライブ映像が見られるようになってめっちゃ感激して。こういう音源があるならCD化してくれたらなぁ~なんて思ってはいました。でもおそらく無理だろうなとも。
 そんな折になんと!2013年4月に突然このアルバムがフランスMUSEAレーベルから発表されました。「Spirit Of The Air」。これまでの未発表曲と96年にシルエレでライブレコーディングされたらしい3曲が収録されています。未発表曲は蝋山さんと山田さんのお2人のお名前しかクレジットされていません。そのなかでも8曲目はMikuさんという方がヴォーカルで、9曲目と10曲目は山田さんのお名前のみです。みしかするとこの3曲は最近の曲なのかな?レコーディングデータが書かれていないため、詳しいことはわかりません。ライブ3曲のメンバーは、蝋山さん・山田さんの他、ギター<吉宗晋さん>、ベース<広瀬泰行さん>、ヴァイオリン<壷井彰久さん>、ドラムス<工藤源太さん>です。
 1曲目は「Spirit Of The Air」。ハープとクラリネットの音色がゆったりとたおやかにながれ、ダイナミックなリフからギターの音色がのびやかに。その後一旦止まってからハープの音色をバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、サビでは綺麗なコーラスもはいって盛り上がって。間奏まずはチェロ風ベースサウンドの力強いソロと、キーボードソロが。終盤ではサビで綺麗に盛り上がって、ダイナミックなリフからキーボードの音色がのびやかにながれて。 
 2曲目は「Streets Of Derry」。ライブ音源です。シンセサウンドが響くなか、のびやかなヴォーカルがはいってダイナミックなリフが。そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターのヘヴィリフからヴァイオリンのアグレッシブな弾きまくりソロ、続いてギターのエモーショナルなソロが。その後一旦止まって静かになってからのびやかな美しいヴォーカルがはいって徐々に力強くなって、パワフルなドラムとヘヴィギターリフとともに盛り上がって。ラストはしっとりとFin。
 3曲目は「Concentration」。シンセのきらびやかなリフからパワフルにはじまって、ドラムが叩きまくって、変拍子ながらもアップテンポのノリノリモードで綺麗なスキャットがのびやかに幻想的にながれ、モーグのテクニカルなソロへ。そしてオルガンのテクニカルなリフからシンセののびやかな音色が爽やかにながれ、そこからミドルテンポでほのぼのした感じの曲調に。その後ダイナミックなリフがはいってドラムが叩きまくって、アップテンポの変拍子ノリノリモードになって綺麗なスキャットが爽やかに雄大にながれ、ラストはダイナミックなリフが。
 4曲目は「Don’t Forget Your Love Mind」。ライブ音源です。シンセのしっとりとした音色がゆったりと静かにながれ、しっとりと美しいヴォーカルがはいって、澄んだハイトーンがのびやかに艶やかにながれ、パーカッションのアクセントが綺麗に響いて。間奏ではパワフルなリズムをバックにアコギ風サウンドのギターのエモーショナルなソロが。その後のびやかで力強いヴォーカルがはいって、ヴァイオリンがのびやかに奏で、そして美しいハイトーンスキャットが綺麗に響いて。
 5曲目は「The World In Your Hands」。ライブ音源です。カウントからシンセの鮮烈なリフが華やかにダイナミックにながれ、パワフルなドラムからミドルテンポでギターのヘヴィリフとシンセリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいって、そしてのびやかな綺麗なスキャットも。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロが。その後ダイナミックなリフからドラムが叩きまくって、シンセの鮮烈なリフからアップテンポのノリノリモードで綺麗でリズミカルなヴォーカルがはいって。終盤では静かになってミドルテンポでヴァイオリンの艶やかで美しいソロが。ラストはウインドベルの音色が綺麗に響いてFin。
 6曲目は「Autumn」。クラリネットやオーボエなどの木管アンサンブル風サウンドがゆったりとながれ、ハープ風の音色がリズミカルに綺麗に響き、チェンバロ風サウンドのリフも加わって美しいアンサンブルがながれて。その後パワフルなドラムがはいってミドルテンポでギターののびやかな音色がゆったりと雄大に、ドラマティックにながれて。
 7曲目は「Panda Diary」。ダイナミックなリフからピアノのアップテンポのリフがはいって、跳ねるようなリズムで明るく爽やかなヴォーカルが。そして綺麗なハイトーンで歌い上げて。間奏ではモーグのテクニカルなソロが。その後ヴァースに戻ってリズミカルなヴォーカルが明るく爽やかに、そしてハイトーンでのびやかに歌い上げて。
 8曲目は「Innisfree」。チェンバロ風サウンドのしっとりとしたリフからミドルテンポではじまって、ヴォーカルがはいってアコーディオンとユニゾンでメロディを奏でて。そしてハープとグロッケン風サウンドがヴォーカルとユニゾンでゆったりとメルヘンチックなメロディを奏で、アコーディオンともユニゾンで。その後パワフルなドラムがはいってキーボードのエモーショナルなソロへ。終盤ではチェンバロ風サウンドのリフがしっとりとゆったりとながれて。
 9曲目は「Seven Clouds」。シンセのしっとりとした音色とベースの太く厚いサウンドがゆったりと幽玄にながれて。インスト小曲です。
 10曲目は「New Dawn」。オルゴール風の音色がリズミカルにながれ、アコーディオンとピアノのゆったりとしたリフがはいって、徐々に力強くなって、そして可愛らしい声のヴォーカルがのびやかに幻想的にながれ、綺麗なコーラスがはいってドラマティックに。中盤ではピアノの綺麗で力強いリフからコントラバス風のベースサウンドがのびやかに響き、ピアノのパワフルなソロへ。その後ダイナミックなリフから一旦止まって、カリンバ風の音色がながれ、ベースサウンドが響き、そしてダイナミックなオケサウンドがのびやかに。終盤ではアコーディオンの哀愁ただようメロディがのびやかにながれ、ピアノの綺麗なリフとシンセのリズミカルなリフがコーラスサウンドとともにドラマティックに展開し、ラストは劇的にFin。
 こうして蝋山さんの澄んだ美しい歌声とVermilion Sandsの美しくドラマティックな楽曲が正式なアルバムで聴けるのは本当に嬉しいっす。美しいジャケットにもみとれてしまいましたが、ライナーノーツをよく見ると“Front Picture drawn by Yoko Royama”って。この美しい絵は蝋山さんが描かれたと判ったら、ウルってしまいました。Forever・・・

13.5.12 人間椅子(OZZFEST JAPAN 2013)

2013-05-14 22:02:45 | ライブレポ HR/HM
◇ 2013.5.12 幕張メッセ
<OZZFESTJAPAN 2013>
 初期Black SabbathをベースとしたHRサウンドに、日本語の歌詞をのせる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。現メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 1989年にデビューし、これまでに16枚のスタジオアルバムと3枚のベストアルバムとライブアルバム1枚を発表。当初“イカ天”でブレイクするも、その後メジャーを切られたり、マイナーから復活したりと浮き沈みもあり、紆余曲折を経て現在まで活動を継続されています。
 自分は2007年から本格的に聴きはじめた椅子歴6年目の“にわか”ファンでして、初ライブも2007年秋の小さいライブハウスでの対バンライブでした。そのときは前バンドが終わって次が人間椅子の出番というときに、それまでほぼ満員だったお客さんが半分くらいに減ってしまってビックリ。人気ないのかなぁ~って。でもやってる音楽は素晴らしいので、応援のしがいがあるなって思って、それ以来ずっとハマってます。で、数年前に“イカ天”の特集番組が放送されてから、急にライブのお客さんが増えてきて、またYoutubeで広まったこともあってワンマンライブでSoldout連発になるほど人気が高まって嬉しい限りです。

 2年くらい前かな?OZZY氏ヴォーカルでの<BLACK SABBATH>が復活するとのニュースが。ライブのMCでもその話題になって「もしサバスが来日したら、前座とかどうかな?」ってノブさんが振るも、和嶋さんも研ちゃんも「客席で観たい」「神聖なステージを汚したくない」ってあまり乗り気ではない感じだったんですよね。ところが昨年、2013年5月に<OZZFEST JAPAN 2013>の開催が決定すると、ライブのMCで「OZZFEST出るにはどうすればいいんでしょうね」って研ちゃん。「やっぱりコネとかないと。事務所にも入ってないし」って和嶋さん。たしかに音楽事務所にも所属しておらず、マネージメントもない以上はブッキングしてくれるとこはないのかなって。でも日本で<BLACK SABBATH>が出演するフェスなら、“和製BLACK SABBATH”の<人間椅子>が一番ふさわしいって、少なくともファンの人だれもが思ったはずですね。
 その後、出演バンドの発表が徐々にはじまって。当然ながら<人間椅子>の名前はありませんでしたが・・・その後の発表でなんと<人間椅子>出演決定のニュースが!いやもこれには超ビックリ!出てくれたらいいなとは思ってましたけど、まさか本当に出演するとは!思わず万歳三唱でウルってしまいました。いったい誰がシャロン女史に推薦してくれたんだろうかって謎もありますが、とにかく嬉しいっす。で、もちろん速攻でチケットを確保して当日を楽しみにしていました。問題は日本メタル界でも<人間椅子>は異質な存在なので、正統派メタルファンに受け入れられるのかどうか、ブーイングくらうのでは、と心配していました。なのでなるべく前のほうに行って応援しなきゃ!と。

 さて当日。フェスは12時からはじまるのですが、自分は家の用事があって、結局会場に着いたのは15時すぎ。<人間椅子>の出番は15時35分なので間に合ってよかったっす。ステージが左右にあって、左のステージではSteel Pantherがライブを。それがすごくいい音だったので音響面は大丈夫かなって。そして右ステージでは<人間椅子>のメンバーといつものスタッフの皆さんが準備をされていて。自分はなるべく前のほうに行こうと思ったんですけど、ステージから30mくらいのとこであきらめました。その辺にはもう椅子タオルや椅子Tシャツを着た“檀家”のみなさんがいっぱいでしたので、応援団はいっぱいいそうだから無理に前に行かなくても盛り上がるかなって。ステージは、研ちゃんはいつもの黒着物の僧侶姿で、和嶋さんは紋付き袴でキメて。そしてノブさんですが、なんとドラムセットがいつもの1T1Bのシンプルセットではなく、2タム2バスの要塞セットでビックリ!2つのバスドラヘッドにはしっかり<人間椅子>と書かれていて。巨大アリーナ仕様のセット、超かっくいいっす!

 15時25分ころ、右ステージのSteel Pantherのライブが終わって<人間椅子>のサウンドチェックが。ノブさんがミドルテンポのパワフルでグルーヴィなリズムを叩いて♪オー!イェー!ってマイクチェックも。そして和嶋さんも研ちゃんも弾いて。和嶋さん。手慣らしにギター弾きまくりです。研ちゃんのベースもうねりまくって。前のほうでは「ニンゲンイス!」って手拍子&コールが。これは盛り上がりそうです。チェックが終わるとメンバーの皆さんはいったんステージ袖へ。そしてスクリーンに”next stage 人間椅子”って表示されると大拍手&大歓声!

 15時35分。アリーナを照らしていた照明が暗くなって、薄暗いブルーのステージのなか、SEから「此岸御詠歌」がながれてどよめきが。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声!いつもなら2コーラスながすところを、今回は1コーラス終わったところでノブさんがミドルテンポでパワフルにタムを叩いて。1曲目はなんと「相剋の家」。これにはビックリ!まさか1曲目にこれぞという曲をもってくるとは。短いベースソロからレッドライトのなか、すぐに♪ウェ~エオ!ウェ~エオ!って。そしてパワフルなギターリフと和嶋さんのヴォーカルが入りますが・・・ヴォーカルがよく聞こえないっす。全体的な音のバランスもイマイチな感じ。でもでもいつも以上の気合いは伝わってきます。その後アップテンポのノリノリモードになってストロボライトとともに盛り上がって、ブルーライトのなか、ブレイクをキメて、そして再びレッドライトで♪ウェ~エオ!ウェ~エオ!って、そこからパワフルなヴォーカルがはいって、アップテンポのノリノリモードで盛り上がってから、レッドライトのなかゆったりと雄大な感じになって和嶋さんがドラマティックに歌い上げて。中盤ではホワイトライトのなか、エモーショナルなギターソロが。その後ゆったりと雄大に和嶋さんが歌い上げ、そこからパワフルなタムドラムがはいって、ブルー&レッドのライトの柱のなか、研ちゃんが♪ウェ~エオ!ウェ~エオ!って。終盤ではアップテンポのノリノリモードで盛り上がって、ラストはミドルテンポでパワフルに。

 「こんにちは、人間椅子でぇす!」って研ちゃん、大拍手大歓声!「今日のこの記念すべき日をお祝いしまして」って、はじまった2曲目は「死神の饗宴」。ブルー&グリーンライトのなか、ミドルテンポでヘヴィでダークなリフがながれ、ベースがうねって、研ちゃんのパワフルなヴォーカルがはいって。研ちゃん、いつもより力はいっているような、凄みを感じます。中盤ではアップテンポのノリノリモードになって、和嶋さんがステージ中央でスポットを浴びてアグレッシブなギターソロを。そしてイエローライトのなか、研ちゃんと寄り添ってリフを。その後サビに戻って研ちゃんがパワフルに歌って、ドラムが叩きまくって盛り上がって。終盤ではレッド&イエローライトのなか、ミドルテンポのヘヴィでダークなリフに戻って、そしてグリーンライトのなか、研ちゃんがのびやかに歌って、ラストは和嶋さんがジャンプしてFin。

 続いて3曲目は「深淵」。薄暗いブルーライトのなか、和嶋さんがステージ中央でブルースポットを浴びてゆったりとアルペジオソロを幻想的に奏でて。「ワジマ~!」って声援も。そしてアンプの前にいって強烈なフィードバックを響かせて、そこからレッド&ホワイトライトのなか、アップテンポのダイナミックでスリリングなリズムとヘヴィリフがはいって、和嶋さんがパワフルにヴァースを歌って、サビではダイナミックに。その後ミドルテンポになって、ホワイト&パープルライトのなか、和嶋さんがリズミカルに歌って、サビではコーラスもはいって明るく爽やかな感じになって、そこからゆったりと雄大な感じにのびやかに。中盤ではレッドライトでベースラインが響くなか、ギターがアルペジオリフからエモーショナルなソロを響かせて。そしてサビに戻って、和嶋さんがのびやかに歌い、ドラムが叩きまくって盛り上がって。終盤ではレッド&ホワイトライトのなか、アップテンポのヘヴィリフがはいって、ストロボライトとともにスリリングに盛り上がって、研ちゃんと和嶋さんが向き合ってブレイクリフをキメて、寄り添って、そして和嶋さんはステージ右へ行ってエモーショナルなギターソロを。研ちゃんはドラム正面でノブさんと向き合って。ラストはホワイトライトのなか、研ちゃんと和嶋さんがステージ中央で寄り添ってリフをキメて。

 「イエーイ!メッセに集まってるみんな!元気ですか!」「イエーイ!楽しんでますか!」っていつのまにか上半身裸のノブさんが煽って盛り上げて。「ヨロシク!」って大拍手大歓声!そして和嶋さん、「平成とともに歩んできた人間椅子、バンド生活25年、おかげさまで幕張のステージに立つことができました。本当にありがとうございます」って大拍手大歓声!もうこっちもウルってしまいます。そして「これからも人間椅子、気持ち悪い歌を目いっぱい作っていきます!宜しくお願いします!」って爆笑&大拍手!

 4曲目はその気持ち悪い歌の原点であろう「人面瘡」。グリーンライトのなか、ギターのアルペジオリフがゆったりとながれて。そしてダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードで和嶋さんのヴォーカルがはいって盛り上がって。中盤ではグリーン&ブルーライトのなか、和嶋さんがノリノリで跳ねて、そしてレッド&グリーンライトのなか、アグレッシブなギターソロを。その後、研ちゃんと和嶋さんが寄り添ってブレイクリフをキメて、サビに戻って、ダイナミックなリフへ。ラストは♪ジャーン!で弾きまくってFin。

 そして「最後一発!」って研ちゃん。早くもオーラス5曲目「針の山」。ギターのアップテンポのリフからもう超ノリノリ!前のほうはお祭り騒ぎ!研ちゃんもOZZYジャンプをキメて、レッド&ホワイトライトのなか、ノリノリで歌って。和嶋さんはリフを弾きながらステージを右へ左へ。間奏ではアグレッシブなギターソロが。前のほうでは人が浮いてます。モッシュやクラウドサーフが起きているようで。人間椅子のライブで初めてかも?そしてお約束のリフに合わせてジャンプ!壮観ですね。その後ヴァースに戻って研ちゃんがパワフルに歌って、リフでは和嶋さんと研ちゃんが背中合わせで弾いて。ラスト「ありがとう!」って研ちゃん。和嶋さんはギターを頭の後ろで弾いて、歯で弾いて、ドラムも叩きまくりで、盛大にFin。

 もちろん大拍手大歓声!「ありがとう!ベース、鈴木研一!ドラム、ナカジマ・ノブ!」って和嶋さんが、「ギター、和嶋慎治!」って研ちゃんが紹介して大拍手大歓声!メンバーの皆さんはステージ前に並んで手をつないで一斉にお辞儀を。そして大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージ袖へ。大拍手が鳴りやまずアンコールを求める手拍子になりますが、タイトなタイムスケジュールではさすがに無理なようで、ほどなくホールの照明が明るくなってライブ終了です。時計を見ると16時ちょい過ぎ。全5曲30分弱の短いながらも超ウケのアツいライブでした。

 その後ネットの評判をみてもほとんどが好意的な感じでしたね。フラットな客席なのでどれくらいウケてたのかはそのときは全く分からなかったんですけど、盛り上がってほんとよかったっす。ただやはり「和嶋さんのヴォーカルが聞こえなかった」「演奏はよかったのに音響が悪かった」という意見も多かったです。そのあとのライブを聴いても左ステージはどのバンドもいい音だったのに、右はどれもイマイチだったような。まあともかくも<人間椅子>ライブが盛り上がってほんと嬉しかったっす!
 そして8月ニューアルバム発売と、9月の北海道から九州までの全国縦断レコ初ツアーが発表になりましたね。ファイナルは渋谷O-WEST2daysですが、初日の日曜はあっという間にSoldoutになるような予感。せめて日曜のライブだけでももっとデカいハコにしたほうがいいような気がするんですけど。FCに入ってても油断できないっすね。<人間椅子>これからもっと盛り上がりそうな予感です。


13.5.6 オオフジツボ

2013-05-11 20:55:39 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.5.6 横浜野毛DOLPHY
<初!横浜>
 アコーディオン奏者<藤野由佳さん>、ギタリスト<太田光宏さん>、ヴァイオリン奏者<壷井彰久さん>のお3方によるアコースティックユニット<オオフジツボ>。2008年に1stアルバム「空の鼓動」を発表され、2011年には2ndアルバム「夢のあと」を発表。そしてライブ活動も活発に行われています。私はこれまで対バンでのライブは観たことがあるんですが、ワンマンライブを観たことがないんです。よく荻窪方面とかでやられているようですが、そっちですと家が遠い自分は最後まで観れないんですよね。なのでいつか横浜方面でやってくれたらいいのになって思っていました。そんな折にいつものようにDOLPHYのスケジュール表をチェックしていたら、なんと5/6に<オオフジツボ>が予定されていてビックリ!これはなにがなんでも観に行かねば!と当日を楽しみにしていました。

 さて当日。GW最後の日です。なので開演予定時間の19時に間に合うように家を出て野毛へ。早めに着いたので軽く夕食を摂ってお店へ。ドリンクをオーダーしてのんびり開演を待ちます。ステージは向って左がヴァイオリン、中央がギター、右がアコーディオンです。

 19時10分過ぎ、メンバーの皆さんがステージに登場して準備を。藤野さんは可愛らしい花柄のチュニックに黒パンツで、壺井さんは白シャツで。チューニングが終わったところで、「いいですか?」って藤野さん。「よかろう」って太田さん。
 1曲目は「Reel set ♯1」。アコーディオンのしっとりとした音色がゆったりとながれ、ギターが加わってしっとりと。そしてギターがアップテンポでカッティングリフを弾き、アコーディオンとヴァイオリンがユニゾンでリズミカルなリフを明るく爽やかに奏で、ヴァイオリンのリズミカルなリフにのってアコーディオンがのびやかに奏で、アコーディオンのリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏でて。中盤ではヴァイオリンが跳ねるような楽しいリズムのリフにアコーディオンも加わってテクニカルにリズミカルに。その後ギターがボディを叩いてリズムを刻み、ヴァイオリンとアコーディオンが明るく楽しいリフを鳴らして。ラストはアコーディオンがグリッサンドも交えてアグレッシブにリズミカルなリフをエネルギッシュに。

 「ありがとうございます。オオフジツボです」って藤野さんが挨拶をして大拍手。「初めての横浜初進出!」「JAZZJAZZしいところに」って。藤野さんはDOUPHY初出演だそうで、ドルフィーを“ドルフィン”と勘違いされてたとか。「あたし、いろんな人に言っちゃった。すいません」って爆笑!

 2曲目は「暁の地平」。まずはヴァイオリンがゆったりと力強くメロウに奏でて。そしてギターのミドルテンポのカッティングリフがはいってアコーディオンが加わって盛り上がって。その後アコーディオンがほのぼのした感じのメロディを奏で、ヴァイオリンが加わって綺麗にハモって、そしてユニゾンでドラマティックに盛り上がって。中盤ではギターリフにのってヴァイオリンソロが。その後ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンで力強くテーマリフを奏でて盛り上がって。

 「ありがとうございます」って藤野さん。オオフジツボは、名古屋・大阪・東京とライブをやってきて、今日の横浜がツアーファイナルだそうで。「千秋楽な気持ち」って。ここで壷井さんが「ステージが高くなった」って改装したステージのお話を。いままでと目線が違うので慣れないようで。ここが初めての太田さんと藤野さんは「響きがいい」って。

 3曲目は「優しい闇」。3拍子のカウントからアコーディオンがしっとりとのびやかに奏で、ギターも加わってしっとりと。そしてヴァイオリンが哀愁ただよう音色を響かせ、アコーディオンとハモって美しく響かせて。その後、アコーディオンとギターがしっとりとしたリフを奏で、ヴァイオリンがフィンガーピッキングでユニゾンで奏で、そしてのびやかに美しくドラマティックに響かせて盛り上がって。ラストはしっとりと。
 「ありがとうございます」って藤野さん。「暗くなる。マイナーだらけ」って。でも「長調ですよ」って壷井さん。「マイナーじゃない、メジャーだ」って爆笑!

 「明るく」って4曲目は「菜の花」。この曲はいつものライブでは冒頭にアコーディオンソロがあるそうですが、そのソロのメロディを太田さんが「いいメロディなので覚えちゃった」って今回のツアーからギターも弾くようになったそうで「名阪ツアーバージョンで」って。まずはギターがミドルテンポでリズミカルなリフを弾き、アコーディオンが加わってしっとりとたおやかに奏でて。そしてヴァイオリンがゆったりと力強くほのぼのした感じのメロディを奏で、アコーディオンも同じメロを奏でて美しくハモって。中盤ではギターソロからアコーディオンのエモーショナルなソロ、ヴァイオリンのメロウなソロの掛け合いが。終盤ではギターリフからヴァイオリンがしっとりとほのぼのした感じのメロディを奏で、アコーディオンが力強くのびやかに奏で、ユニゾンでゆったりと。

 次の曲は「1年くらいやってない」「見捨てられた曲」「ハブられてる」って爆笑!「長いから」って。ここで、メンバー紹介です。「ヴァイオリン、壷井彰久!ギター、太田光宏!アコーディオン、藤野由佳でお送りしてます」っておのおのに大拍手!「JAZZの場合って“メンバー”を“パーソネル”って言いますよね」って藤野さん。他にも「曲のこと“ナンバー”って言いますよね」って。

 5曲目は「光り踊る波」。ギターリフからアコーディオンがしっとりとムーディに奏で、ヴァイオリンもしっとりとメロウに奏で、力強くのびやかにドラマティックに。その後、ギターのアップテンポの躍動感あふれるリフがはいってアコーディオンとヴァイオリンがリズミカルにテクニカルなリフを弾き、ユニゾンも。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンがテクニカルな弾きまくりソロの掛け合いバトルを展開して。その後、ギターのパワフルでエネルギッシュなソロ風カッティングリフがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでリズミカルなリフを弾いて盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりとした哀愁ただようフレーズを美しくハモって、力強くのびやかに。
 「ありがとうございます」「ごきげんなナンバーをお届けしました」って藤野さん。「あまりゴキゲンじゃないような」って爆笑!

 前半最後となる6曲目は「空駆けるもの」。まずはアコーディオンがゆったりと力強く奏でて。そしてギターのアップテンポのパワフルなカッティングリフがはいって、ヴァイオリンが力強くリズミカルなリフを、アコーディオンが力強くのびやかに奏で、ユニゾンでブレイクをキメて。中盤まずはアコーディオンソロ。静かにはじまって、徐々にアグレッシブに。続いてパワフルなヴァイオリンソロが。終盤ではパワフルでテクニカルなリフをエネルギッシュに弾きまくってもりあがって。
 曲が終わると大拍手!「ありがとうございます。ちょっと休憩して2ndステージを」って藤野さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、楽屋へ。時計を見ると20時をちょっと過ぎたところ。約50分の前半でした。

 20時半ころ、メンバーの皆さんがステージに戻ってチューニングを始めて。そしてはじまった後半最初となる7曲目は「遠すぎた橋」。ヴァイオリンがしっとりとゆったりと奏で、ギターとアコーディオンが加わって綺麗にハモって、美しいアンサンブルを響かせて。そしてヴァイオリンとアコーディオンのエモーショナルなソロ、しっとりと美しいハーモニーも。

 「ありがとうございます。第2部はじめます」って壷井さん。「最近だいぶ暖かくなってきましたね」って。でも「氷河期に向かっているのでは」って。「だったらダイエットしないほうがいいよね」って太田さん。ちょっと違うような?ここで太陽フレアーが、とか、太陽黒点が、とかって話に。

 8曲目は「春風満帆」っておっしゃったかな?ヴァイオリンのテクニカルなリフからはじまって、ギターとアコーディオンのミドルテンポのリフにのってヴァイオリンがゆったりとほのぼのした感じのメロディをドラマティックに奏で、アコーディオンも同じメロディを奏で、ハモって盛り上がって。中盤ではしっとりとしたギターソロ、ヴァイオリンソロ、アコーディオンソロと続いて、ギターのパワフルなリフとともにヴァイオリンが力強くドラマティックに奏でて盛り上がって。ラストは静かにしっとりと。

 「ありがとうございます」って壷井さん。ここで次の曲が長い曲ということから印税の話になって「5分を超えると2曲分」って。「そしたら壷井さんはKBBとかでがっぽり儲けてるでしょ」って藤野さん。「そんなことない」って壷井さん。実際はほとんど10分未満だそうで。

 9曲目は「Alexandrite set」。ギターのガボット風リフからはじまって、アコーディオンがベースサウンドを響かせ、ヴァイオリンのリズミカルなリフにのってアコーディオンがテーマリフを力強く奏で、ヴァイオリンがハモって、ギターの躍動感たっぷりのパワフルなリフとともに盛り上がって、ユニゾンも。その後ヴァイオリンとアコーディオンのリズミカルなリフからアップテンポでギターのパワフルなリフとヴァイオリンとアコーディオンのユニゾンやハモりで盛り上がって。中盤ではヴァイオリンのアグレッシブなソロが。そしてアコーディオンとのユニゾンリフからテンポアップしてテクニカルなユニゾンリフが。その後一旦止まってからアコーディオンとギターがしっとりと奏でて。終盤では再びギターの躍動感あふれるリフにのってヴァイオリンがリズミカルなリフを弾き、アコーディオンが加わってハモって、さらにユニゾンで力強く奏でて盛り上がって。ラストはパワフルなリフからしっとりとゆったりと。

 「ありがとうございます」って壷井さん。ここで物販のCDの宣伝を。でも「ライブに来て」って。そして次の曲にちなんで、みなとみらいの観覧車の話になって「タイムショックみたい」って太田さん、爆笑!懐かしいっすね。
 10曲目は「雨の観覧車」。ギターがしっとりとゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、ヴァイオリンがゆったりと癒し系のメロディを奏で、アコーディオンがしっとりとしたリフを奏で、ヴァイオリンも同じリフを追っかけて奏でて。その後アコーディオンとヴァイオリンがしっとりとしたソロをドラマティックに奏でて。終盤ではイオリンとアコーディオンがしっとりと奏で、そしてユニゾンで力強く奏でて盛り上がっていって、ラストはしっとりと。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「GW最終日」「GWはどう過ごされましたか?では端から順番に」って壷井さん、お客さんにいきなり振って爆笑!藤野さんは仕事で軽井沢に行かれて、今朝も露天風呂につかってから横浜にこられたそうで。太田さんはオフは昨日のみだったそうで。壷井さんは「いろいろと」って。

 11曲目は「Go!Chuo Line」。「京浜東北バージョン」って太田さん、まずはギターでJR線の駅の電車発車のメロディを奏でて。そしてアコーディオンがリズミカルなリフを弾き、太田さんがホイッスル音を発して。その後ヴァイオリンが明るく楽しいリズミカルなリフを弾き、ギターが躍動感たっぷりのパワフルなリフをかき鳴らし、ヴァイオリンが踏切の警告音を発して、そしてのびやかに爽やかなメロディを奏でて。中盤ではアコーディオンのパワフルなリフからテクニカルなユニゾンリフなスリリングに。そしてアコーディオンの爽やかなソロ、ヴァイオリンのアヴァンギャルドな感じのソロが。終盤ではテクニカルなユニゾンリフからミドルテンポでヴァイオリンがのびやかに奏で、パワフルなリフからアコーディオンがのびやかに奏で、ヴァイオリンが加わって盛り上がって。ラストは3人で躍動感たっぷりにリズミカルなリフを。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「ゴキゲンなナンバーですね」って太田さん。「横浜での初めてのライブって意外でしたね」って壷井さん。「JAZZのお店なのでどうかなって思ったけど、マスターにお願いして実現しました。ありがとうございます」って壷井さん。

 12曲目は「宵蛍」。ギターのミドルテンポのリフからアコーディオンとヴァイオリンがのびやかに奏で、アコーディオンが哀愁ただようメロディをしっとりと奏で、ヴァイオリンが加わってしっとりとハモって。中盤ではアコーディオンのしっとりとしたエモーショナルなソロ、ヴァイオリンの力強くドラマティックなソロ、ギターのしっとりとしたソロが。ラストはユニゾンでしっとりと。
 「ありがとうございます」って壷井さん。「いい曲ですね」って皆さん。

 次の曲が最後とのことで、おのおのライブ告知を。ここで藤野さんが「軽井沢で得た技を」って。壷井さんが踏切の警告音を発すると、藤野さんはアコーディオンの蛇腹の部分をリズミカルに叩いて電車の音を。「ハートを鷲掴み」って爆笑!

 本編最後となる13曲目は「Second Steps to Long Distance」。まずはヴァイオリンの力強いソロが。どんどんテンポアップしていって激しく弾きまくって。そしてアップテンポのリズミカルなリフを弾き、ギターのパワフルなリフにのって再びアグレッシブなソロを。その後、アコーディオンのパワフルなリフからヴァイオリンがのびやかに奏で、ユニゾンやハモりで聴かせて。終盤ではアコーディオンのリズミカルなリフからヴァイオリンのテクニカルなソロが。その後ヴァイオリンとアコーディオンが綺麗にハモって、ラストは3人でリズミカルなリフをパワフルに弾いて盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございます。ギター、太田光宏!アコーディオン、藤野由佳!ヴァイオリン、壷井彰久でした。ありがとうございました」って大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなか、楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。
 すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手で迎られます。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「楽屋で時計を見てビックリ!」って。予定より10分オーバーだったようで。「終電あきらめて」って爆笑!「これで心おきなくツアー終了」って。
 「いつもと違うナンバーを」って壷井さん。アンコール最初となる14曲目は「Reel set ♯2」。ギターとアコーディオンの跳ねるようなリズミカルなリフから楽しくはじまって、ヴァイオリンも加わってユニゾンで。そしてヴァイオリンがリズミカルなリフをテンポアップして弾いてアコーディオンとユニゾンで楽しく奏で、さらにテンポアップして激しくエネルギッシュにテクニカルなユニゾンも。ラストはゆったりと。
 続いてオーラス15曲目は「Danny Boy」。アコーディオンがしっとりとゆったりと奏で、ギターも加わってしっとりと。そしてヴァイオリンがゆったりとドラマティックに奏で、アコーディオンとユニゾンでしっとりとほのぼのした感じのメロディを奏で、美しくハモって。ラストはしっとりとゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございます。ギター、太田光宏!アコーディオン、藤野由佳!ヴァイオリン、壷井彰久でした。ありがとうございました」って大拍手!メンバーの皆さんはお辞儀をして、大拍手のなか、楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時50分。1時間20分の後半で、合計2時間10分のとっても素敵なライブでした。
 アコースティックながらパワフルでエネルギッシュでテクニカルで、それでいて繊細で美しく聴かせてくれ、そのうえMCが大爆笑の面白すぎで最高に楽しめました。MCはもっといっぱいなんですけど、笑いすぎてメモしきれませんでした。
 横浜でのライブだと、帰りの電車の心配がないから最後まで楽しめて嬉しいっす。またぜひお願いしたいっす。

是永巧一さん Bubblegum Crisis Tokyo 2040

2013-05-08 22:30:12 | ゲーム・アニメMusic
 <レベッカ>のサポートギタリストとして一世を風靡し、その後ギタリストとしてだけでなく、音楽プロデューサーやコンポーザーとしても活躍されている<是永巧一さん>。今回紹介させていただくのは、1998年に発表されたアニメ「バブルガムクライシスTOKYO2040」のサントラアルバムです。このアルバムは是永さんが音楽プロデュースをされ、ギター・キーボード・ベースも演奏されています。
 アルバム1曲目は「Punk It Up」。ミドルテンポでパワフルにはじまって、ヘヴィなギターリフがはいってスリリングに。後半からアップテンポになってうねりまくりのアグレッシブなギターソロが。
 2曲目は「Heat In Beat」。アップテンポのヘヴィリフとワーニングサイレンが響き、シンセリフがスリリングに。
 3曲目は「Monsters Walk」。ミドルテンポでヘヴィなギターリフがグランジ系でグルーヴィにうねって。
 4曲目は「Phank It Up」。アップテンポでリズミカルなギターリフとトーキングモジュレーターがノリノリモードで。
 5曲目は「DGR-1」。アップテンポのリズムからファンキーな感じでトーキングモジュレーターのリフがラップ調でながれて。
 6曲目は「A Mood In Bossa」。ゆったりと幻想的な感じではじまって、ボサノヴァ風のギターリフが軽やかに爽やかに心地よくながれて。
 7曲目は「10:30AM」。幻想的なシンセサウンドがゆったりと空間を漂うようにながれて。
 8曲目は「Industrial-Line」。電子ノイズサウンドからはじまって、シーケンスのアップテンポのリズムがはいって、様々な電子ノイズが飛び交って。
 9曲目は「Instinctive」。ベースサウンドがゆったりとながれ、そこにシンセサウンドが伸びやかにながれて。その後、哀愁ただようピアノサウンドが加わってしっとりとながれて。終盤ではアップテンポのラテンパーカッション風サウンドとギターリフが加わってスリリングに。
 10曲目は「Hick It Up」。アップテンポのパワフルなドラムからぶっといベースリフをバックにロカビリー風の明るく楽しいギターリフがはいって、そこからテクニカルな弾きまくりギターソロへ。
 11曲目は「Prot#1」。アップテンポのシーケンスリズムからテクノのノリノリモードで。
 12曲目は「No Justice」。シンセのスペーシーなディレイサウンドからいきなりアップテンポのパワフルなリズムとぶっとくヘヴィにうねりまくるベースリフがはいって、そこにミステリアスなギターリフがながれ、ベースとギターのフィルの掛け合いも。そこからギターのエモーショナルなソロへ。中盤ではぶっといベースリフにのって弾きまくりのアグレッシブなギターソロ、そしてベースとのフィルの掛け合いが。めっちゃスリリングでかっくいいっす。
 13曲目は「Psychic(DGR-2)」。コンピューターサウンドのミドルテンポのシーケンスリズムからパワフルなドラムがはいって、様々な音が飛び交って。
 14曲目は「Panic-Attack」。ミドルテンポのパワフルなリズムからヘヴィなグランジ風のギターリフがはいって、そしてブラスサウンドが加わってスリリングに。
 15曲目は「River Flows」。奥深いシンセサウンドがゆったりと幻想的にながれて。
 16曲目は「Solo」。タイトル通りにめっちゃ弾きまくりのかっちょいいヘヴィサウンドのギターソロが。
 17曲目は「Intensive」。シンセのダークサウンドとアップテンポのテクノビートがながれ、スリリングに展開して。
 18曲目は「The Hacker」。アップテンポのシンセリフがリズミカルにながれ、パワフルなリズムがはいって激しくスリリングに。
 19曲目は「Rebel Asia」。揺れるアコギのキターリフからはじまって、ミドルテンポのリズムがはいって、ラップヴォイスがながれ、そしてヘヴィにうねるベースがくわわってパワフルにダイナミックに。終盤では一時オリエンタルなムードになるも、その後うねるヘヴィベースリフにのってアグレッシブに弾きまくるギターソロが。
 20曲目は「You’re In The Battle Field」。シーケンスサウンドとエフェクトヴォイスからアップテンポのノリノリモードになってヘヴィなギターリフがリズミカルにながれて。
 サントラアルバムということで大部分が2分弱の打ち込み曲ですが、その中でもギター弾きまくりの曲も数曲あって、ファンにはたまらないかっちょいいアルバムですね。なかでもうねりまくるベースリフにのってのヘヴィギターは最高っす。サントラ第2弾もあるようなので、ぜひ聴いてみたいっす。

13.4.28 展覧会の江

2013-05-03 08:38:50 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.4.28 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 埼玉県蕨市に構える関東ロックファンの集う“プログレの聖地”ともいえるロックバー<ハニーフラッシュ>。2001年にオープンし、ロックファンの交流の場でもあり、ライブも行われるなど盛況のご様子で。そのお店のBOSSとマドンナである女性キーボーディスト<杏奈さん>が中心となった<EL&P>のカヴァーユニット<展覧会の江>が、TEEやBIBLE BLACK等で活躍されるベーシスト<Yukioさん>と、StarlessやScheherazade等で活躍されるドラマー<“女子高生命”堀江千人>の4人編成でシルエレでライブを行うとのことで、これはぜひとも観てみたいと即予約して楽しみにしておりました。以前なにかのライブの折に杏奈さんがゲストで参加されて、そのあまりの可愛さ&美しさに見とれ、テクニカルなキーボードの音色に聴きほれて、いつか機会があればライブを観てみたいと思っていました。まあ蕨へ行けばいつでも観れるんでしょうけど、なにせ家が遠いもので、こういった機会が唯一のチャンス。当日が楽しみです。

 さて当日。日曜なので開演時間に間に合うように家を出て吉祥寺へ。イベント自体が身内のライブのような感じなので客入りはどうなのかなぁ~と思いきや、着いたときにはすでに席が埋まっていて立ち見です。まあ立ち見のほうが全体を見れるからいいかなと。それと自分は帰りの電車の都合で2バンドしか見れないもので、移動しやすい場所のほうが都合いいし。
 ステージは向かって左にL字セットのキーボード群が。その後方にはダンエレクトロのエレキシタールギターが用意されて。中央は3タム1バスのドラムセット。その隣にレッドサンバーストの4弦JAZZベーが。ステージ右にはBOSS用のマイクスタンドとアコギが用意されてました。

 18時5分ころ、杏奈さんが登場して大拍手で迎えれられます。“きゃり○みゅ”ちゃんを思わせるめっちゃ可愛いお顔&ヘアで、黒の革ジャン風トップスに花柄ハイウエストパンツといういでたちで、もう目が釘付けです。胸の谷間にも。「前座の<展覧会の江>です」って挨拶して大拍手!「御聞き苦しい点もあるかと思いますが、小1時間お付き合い御願いします」って大拍手!ここでメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。

 1曲目は「展覧会の絵」から「プロムナード」。まずはオルガンがあの超有名なフレーズをゆったりとたおやかに奏でて。そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフがはいって、ぶっといベースラインにのってオルガンが力強く奏でて。続いて「バーバヤーガの小屋」。アップテンポのオルガンのテクニカルなリフと叩きまくりドラムがストロボライトのなかスリリングに展開し、ブレイクもキメてパワフルに盛り上がって、ドラムが叩きまくって。続いて「聖地エルサレム」。パイプオルガンサウンドが響くなか、ヴォーカルがゆったりと力強く歌い、パワフルなドラムがはいってダイナミックにドラマティックに盛り上がって、ドラムも叩きまくって。

 「ありがとうございます」って杏奈さん。「“展覧会の絵”はあまり好きじゃないんですけど。ピアノがいっぱい入っている長い曲が好き」って大爆笑!「ユニット名がそうなってるのでやらなきゃいけないかなって」って爆笑!

 「アコギの曲を3曲」って杏奈さん。2曲目は「石を取れ」。薄暗いなか、ピアノのしっとりとした音色が響き、アコギがミステリアスなリフを奏で、静かにリズムがはいって、しっとりとしたヴォーカルが入って、徐々に力強く。その後ピアノの綺麗でテクニカルなリフからアップテンポのリズムがはいってピアノがリズミカルなリフを。そして止まってからレッドライトのなか、ピアノリフが綺麗にながれて。
続いて3曲目は「The Sage」。まずは綺麗なハーモニクスも交えたアコギソロが。その後しっとりとしたヴォーカルがはいって徐々に盛り上がって歌い上げて。中盤ではアコギソロが。しっとりとはじまって徐々にパワフルに。終盤では力強いヴォーカルとエネルギッシュなアコギリフが。
 続いて4曲目は「From The Beginning」。アコギのアップテンポのカッティングリフからパワフルなリズムをバックに力強いヴォーカルがはいって。堀江さんはタムを手で叩いて。中盤では杏奈さんがエレキシタールギターでエモーショナルなソロを。そしてギターを置いてすぐにモーグソロ。ラストはゆったりとFin。「ありがとうございます」って杏奈さん。

 5曲目は「Trilogy」。薄暗いなか、シンセサウンドが響き、ピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強く。その後ピアノのテクニカルなソロからパワフルなリズムがはいって、ダイナミックなリフから、ライトが点滅するなか、シンセのリズミカルなソロがスリリングに展開し、ドラムも叩きまくって。中盤ではシンセのリズミカルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、そして再びシンセソロへ。終盤ではオルガンリフから明るく楽しい感じの曲調でパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって、テンポアップしていって、ラストは劇的にFin。

 「ありがとうございます」ってBOSS。ここでメンバー紹介です。「無口なベーシスト、Yukioさんです!」大拍手です。ここでニューアルバムが発売されたBIBLE BLACKの紹介とCDと6月のレコ発ライブの宣伝を。続いて「ドラムス、堀江仙人!」大拍手です。堀江さんはライブ告知をいくつか。続いて「キーボード、杏奈!」大拍手です。そして杏奈さんが「ヴォーカル&ギター、BOSSです!」大拍手です。「BOSSは蕨でお店をやってます」「プログレが好きな皆さん、遊びにきてください」って大拍手!

 6曲目は「悪の経典」から「第3印象」。シンセのブラスサウンドの鮮烈なリフからダイナミックにはじまって、オレンジライトのなか、ミドルテンポでヴォーカルとシンセがユニゾンで明るく楽しいメロディを。そしてシンセのリズミカルなリフにのってヴォーカルがエフェクトをかけてシャウトして。その後シンセのブラスサウンドのリフが力強く響き、そのままテクニカルなソロへ。続いてパワフルなスネア連打からオルガンのアグレッシブなソロへ。中盤ではダイナミックなリフから一旦止まったあと、スネアロールが響き、再びオルガンソロでスリリングに盛り上がって、ドラムも叩きまくって。終盤ではバンドリフとドラムソロの掛け合いからダイナミックなリフがゆったりとながれ、ヴォーカルがはいってドラマティックに歌い上げてダイナミックなリフが。ラストは一旦止まったあと、ベースのエフェクトをかけたサウンドが響いてFin。「ベース、Yukio!」ってBOSSが紹介して大拍手!

 「次が最後の曲です」って杏奈さん。オーラス7曲目は「展覧会の絵」から「キエフの大門」。まずはベースのエフェクトをかけたサウンドでのミステリアスなソロが。その後、ピアノのパワフルなリフが入るも、すぐに叩きまくりのドラムソロへ。鮮やかなドラミング、圧巻です。ソロのあと堀江さんはスティックを置いてバスドラを踏みながらダブルピースサインを。そしておもむろに着ていたTシャツをめくると、なんと胸にはベージュのブラが!お客さん大大爆笑!「笑ったなー!」って堀江さん。そりゃ笑っちゃいますよ。その後アップテンポのオルガンリフがはいってそのままオルガンのテクニカルなソロへ。中盤ではゆったりと雄大な感じになってヴォーカルが力強く歌い上げて盛り上がって。そしてオルガンのクラシカルなリフからダイナミックなリフがながれ、ヴォーカルが歌い上げて。その後オルガンのリズミカルなリフがテンポアップしていって、ドラムが叩きまくって盛り上がって。そして杏奈さんがオルガンを揺らして衝撃音を発して、さらにステージ前に出てリボンコントローラーを掲げて剣のように舞い、腰に擦りつけたり、お股に挟んだりして爆笑!終盤ではオルガンが響いたあと、ゆったりと雄大にダイナミックに盛り上がって、ヴォーカルが歌い上げてドラマティックに。ラストはオルガンの衝撃音が響き、ドラムが叩きまくって、BOSSがマイクを振り回して盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って杏奈さん。これにてライブ終了です。時計を見ると19時4分。ちょうど1時間のとっても素敵なライブでした。
めっちゃかっくいい演奏で、そのうえ演出にも凝って(?)いて視覚的にも超楽しませていただきました。堀江さんの鮮やかなドラミングに感動!飛び道具に大爆笑!杏奈さんの可愛さと美しさとテクニカルな演奏にうっとり。BOSSめっちゃかっこよかったっす。Yukioさんのぶっといベースサウンドも良かったっす。またいつかこっち方面でライブやってくれたら嬉しいっす。お店にもおじゃましたいんですけどねぇ。

13.4.27 KBB 

2013-05-01 06:25:01 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.4.27 高円寺Show Boat
 日本のヴァイオリン・プログレ・バンドの最高峰<KBB>。メンバーはリーダーでヴァイオリニストの<壷井彰久さん>、キーボード<高橋利光さん>、ベース<Daniさん>、そしてドラムス<菅野詩郎さん>の4人です。昨年よりニューアルバムのレコーディングに取り掛かっているとのことで、期待が高まっているところで、4月にワンマンライブがあるとの情報が。残念ながらまだレコ発ではないようですが、ワンマンは昨年9月以来なのでとても楽しみにしていました。もっともこの日はあちこちでプログレ系ライブがあって、なかでも川崎でイタリアンプログレフェスが開催とあって動員がちょっと危ぶまれていました。

 さて当日。土曜で休みなので開演時間に間に合うように高円寺へ。受付を済ませてフロアーへ。イス席ですけど、開演時間近くになるとお店の方がイスを追加してほぼ満席に。盛況で良かったっす。

 19時6分ころ、フロアーが暗くなってメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。ステージ向かって左にブラウンのソリッドボディのベースを抱えたDaniさんが。中央後方には1バス1タム1ロートタムに囲まれた菅野さん。ステージ右にはキーボードセットに囲まれた高橋さんが。正面にPCのアップルマークが光ってます。そしてフロント中央がエレキヴァイオリンを準備中の壷井さんが。

 薄暗くバックライトが光るなか、まずはヴァイオリンソロ。その後、ヴァイオリンがフィドル調のアップテンポのリフを弾き、モーグもアップテンポのリフを。1曲目は「Kernel」。ドラムがはいってアップテンポのノリノリモードでオレンジライトのなか、ヴァイオリンリフとモーグのテクニカルなリフがながれ、ダイナミックなリフがはいってドラムも叩きまくって。その後ブルーライトのなか、ヴァイオリンのテクニカルなソロへ。それが盛り上がってドラムも叩きまくって。中盤ではアップテンポのSWINGリズムになってオルガンのテクニカルなソロが。バックではドラム叩きまくりです。その後明るいオレンジライトのなか、ヴァイオリンとキーボードがユニゾンでテクニカルなリフを。終盤ではミドルテンポのヘヴィモードになって、ディストーションを効かせたベースのアグレッシブなソロが。まるでヘヴィメタルのギターソロみたいでめっちゃかっくいいっす。その後元のアップテンポのノリノリモードになってヴァイオリンリフとモーグのテクニカルなリフがながれ、ラストはダイナミックなリフでドラムも叩きまくって盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフをキメてFin。

 「ありがとうございます。KBBです」って壷井さんが挨拶して大拍手!「今日は“プログレの日”。全国津々浦々でプログレライブが行われているなか、KBBを選んでくださってありがとうございます」って大拍手!壷井さん泣きマネです。「プログレの日は“1曲6分以上”“1ステージ6曲以上不可”“変拍子”でないと逮捕される」って爆笑!
 今日は高円寺界隈で大道芸等のお祭りがあって、3時入りなのに4時までお店の前の道路を車が通れなかったり、近くのコインパークが空いていなかったりと機材搬入ができなくて散々だったそうで。「ライブやるんじゃなかった」って爆笑!でも「そんななかこんなに集まってくださって嬉しい」って大拍手!
そうそう、今日は夏に発売されるであろうニューアルバムのプロモーションビデオ用にビデオカメラを何台も用意して撮っているそうで「Yeah!とかマーベラス!とか盛り上がってるふりをしてください」って爆笑!「曲中は手拍子ね」ってDaniさん。「できるもんならやってください」って壷井さん、爆笑!

 2曲目は「My Restless Heart」。ピアノのダークながらもリズミカルなリフからはじまって、グリーンライトのなか、ヴァイオリンがリズミカルなリフを。そしてミドルテンポのリズムがはいって、オレンジライトのなか、ヴァイオリンとピアノが爽やかな感じのリフを弾いて、そこからワウを効かせたヴァイオリンソロへ。続いてはキーボードのテクニカルなソロが。中盤ではベースリフをバックにヴァイオリンが美しく伸びやかに奏で、ピアノの躍動感のあるリズミカルなリフがはいって、そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、明るいオレンジライトのなか、ヴァイオリンが伸びやかに美しく奏でて。ラストはピアノのダークリフからヴァイオリンがリズミカルなリフを爽やかに。

 「ありがとうございます」って壷井さん。女性ファンの声援に「なんかいま子犬の声のような」って爆笑!「小犬も大きくなって野犬に」って壷井さん。「飼われてないんだ」って高橋さん。ここで壷井さんが悲しげに語り、高橋さんがそれに合わせてピアノを弾いて「実は・・・犬を・・・飼ったことがありません」ってオチで爆笑!
「朗報があります!」って壷井さん。「アルバムが出来ます!」って大拍手!「“出来ました”じゃないの?」って高橋さん。「いま92%くらい。マスタリングやジャケットがまだ」って。でも夏に発売予定だそうで。ちなみに4thアルバムから6年ぶりになるそうで。「6年間なにやってたんでしょうね」って爆笑!「ずっと皆様に支えて頂いて感謝しております」って大拍手!

 3曲目は「バーティカル・ディバイデッド・アローン・メン」っておっしゃったかな?ブルーライトのなか、ヴァイオリンのディレイサウンドが幻想的にゆったりとながれ、そのまま神秘的なソロへ。その後、アップテンポのオルガンのリズミカルなリフがはいってそのままソロへ。そしてレッドライトのなか、ミドルテンポのダイナミックでヘヴィなリフがながれ、ベースリフにのってヴァイオリンのテクニカルなリフが。その後レッド&ブルーライトのなか、ヴァイオリンとオルガンのユニゾンのブレイクリフがスリリングに展開し、ドラムも叩きまくって。中盤ではヴァイオリンとオルガンのヘヴィサウンドの白熱のソロバトルが展開して盛り上がって。その後元のヘヴィリフに戻ってレッドライトのなか、叩きまくりのドラムソロへ。ラストはダイナミックなユニゾンリフをキメてFin。「Thank you TOKYO!」って壷井さん、爆笑!「あー、楽しかった!」って。

 「今日はエフェクターボード、整然と並んでるでしょ」って壷井さん。「テトリスみたい」ってDaniさん。「プロっぽいでしょ」って壷井さん。で、高橋さんのノートPCを見て「あれで音源出してると思うでしょ。twitterやってるんです」って爆笑!

 「5年前の新曲」って壷井さん。4曲目は「Age of pain」。グリーンライトのなか、ピアノのしっとりとした音色とヴァイオリンの音色が幻想的にながれ、そしてミドルテンポのリズムがはいってピアノリフからベースが味わい深いラインを奏で、ヴァイオリンがしっとりと美しく奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。中盤ではピアノリフからベースのしっとりとエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのリフからしっとりとしたピアノソロへ。それが徐々に盛り上がって。終盤ではヴァイオリンが美しく伸びやかなフレーズをドラマティックに奏でて盛り上がって、ドラムも叩きまくって。ラストはヴァイオリンとピアノがゆったりとほのぼのした感じのフレーズをしっとりと。

 ここで再び壷井さんの足元のエフェクターの話になって「たくさんセットしてないと手抜きしてるみたいに思われる」って爆笑!「そのエフェクター全部使ってるの?」ってDaniさん。「いや、使ってないですよ」って壷井さん、爆笑!「アンプ直結だから」って大爆笑!「綺麗なやつを並べてる」って。さらに「ライトが点滅して綺麗」って。「そのうちにデコトラみたいに“一番星”とかって書くんじゃない」って高橋さん、大爆笑!もちろん「ほんとはちゃんと使ってるんですよ」ってフォローして。

 前半最後となる5曲目は「Suspicious Forest/森があやしい」。カウントからベースのリズミカルなリフとシンバルのリズムがはいって、ヴァイオリンとピアノがフリーインプロのように反応しあってフィルを。そしてオレンジ&ブルーライトのなか、ピアノのアップテンポのリズミカルなリフからヴァイオリンもはいってダイナミックなリフに。ドラムも叩きまくって、キーボードとヴァイオリンのリズミカルなリフから、ヴァイオリンとベースが向き合ってテクニカルなユニゾンをキメて。中盤では一旦止まったあと、静かになって、グリーンライトのなか、テクニカルなキーボードソロ、続いてドラムがリムを叩いて静かにリズムを刻み、ヴァイオリンソロへ。ミステリアスな感じではじまって、ドラムがタムを力強く叩いて、ヴァイオリンがアグレッシブに弾きまくって盛り上がって。終盤ではベースのアップテンポのテクニカルなリフからダイナミックに盛り上がって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメてドラムも叩きまくってFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。しばらく休憩します」って壷井さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか楽屋へ。これで前半終了です。時計を見ると20時12分。1時間ちょいの前半でした。

 20時半ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。ブルーライトのなか、ヴァイオリンのリズミカルなリフから爽やかにはじまった後半最初となる6曲目は「Larks in the air」。パワフルなドラムがはいって、ダイナミックなバンドリフからミドルテンポでほのぼのとしたメロディがながれて。そしてオレンジライトのなか、ヴァイオリンが綺麗で伸びやかなフレーズを奏で、ピアノが加わって綺麗ハモって奏でられて。中盤ではブルーライトのなか、ピアノのエモーショナルなソロが綺麗にながれ、ヴァイオリンが加わってほのぼのした感じのメロディを奏でて。その後パワフルなドラムをバックにベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロ、続いてヴァイオリンの力強くエモーショナルなソロで盛り上がって。終盤ではオレンジライトのなか、ヴァイオリンのリズミカルなリフからアップテンポのダンサブルな楽しい感じになって盛り上がってドラムも叩きまくってFin。

 「ありがとうございました。第2部はじめました」って壷井さん。この曲は4年前のポルトガルフェスでアンコールで演奏されたそうですが、ライブが終わったあと、お客さんがこの曲のメロディを鼻歌で歌ってたとか。そうそう、今年は夏に海外(フランス?)のプログレフェスに出演の話があるとか。「こうみえてKBBは海外でウケるんですよ」って。

 「懐かしい曲を」って7曲目は「白虹」。オレンジ&ブルーライトのなか、ピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれ、レッドライトになってベースとヴァイオリンが哀愁たっぷりに奏でて、徐々にドラマティックに盛り上がっていって、ヴァイオリンとピアノがユニゾンで美しくしっとりと奏でて。中盤ではレッドライトのなか、スネアロールからダイナミックなリフがパワフルなリズムとともにはいって、ヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてモーグのリズミカルなリフがはいってヴァイオリンがハモって盛り上がって。終盤ではミドルテンポになって、レッド&ブルーライトのなか、ヴァイオリンがゆったりと雄大に奏で、ドラマティックに盛り上がって。ラストはオルガンのヘヴィでアグレッシブなソロ、ドラムの叩きまくりソロからダイナミックにFin。

 「ありがとうございます」って壷井さん。「あらためてやってみると、なんて大げさな曲なんだろう」って爆笑!「まあ15年前の曲だから」って。高橋さんが加入する前からライブでやっていたとか。「結構好きな人もいるんじゃないかと」って。

 「次の曲は良い曲。一番好き」って壷井さん。「またはじまった」って高橋さん。8曲目は「INTERMEZZO」。カウントからヴァイオリンとピアノとベースがしっとりとしたフレーズをゆったりと幽玄に奏で、オレンジライトのなか、美しくダイナミックに盛り上がり、綺麗なピアノリフとともにヴァイオリンが美しくほのぼのとするようなメロディをドラマティックに奏でて。中盤では静かになって美しくエモーショナルなピアノソロが。終盤ではヴァイオリンが伸びやかな音色をゆったりと奏で、そしてダイナミックに盛り上がって、ラストはしっとりと。

 「ありがとうございます」って壷井さん。ここでメンバー紹介です。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」って壷井さんが紹介して、おのおのに大きな拍手が。そして高橋さんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手!そしてお待ちかねの菅野さんの小噺コーナーです。「こんばんは、菅野です」って大拍手!菅野さんは中学時代には超有名な某サッカークラブに入っていたそうで。「クラブの名前を言うと約1名いやな顔をしますが」って爆笑!壷井さんはブツブツ言って。で、菅野さんは背が高いためにクラブではGKをやらされたそうで。その頃のゴールポストはまだカバーがなくて鉄骨むき出しだったそうで。あるときPKになって菅野さんは横っ飛びで防いだそうですが、そのときにモロに頭をぶつけて気を失って病院に運ばれたそうで。それがトラウマになったようで時々その時の夢を見るとか。あるときに見た夢では倒れてふと気がつくとなぜかペンギンに囲まれていて、いっせいにくちばしで突かれて痛くて目が覚めたとか。「それ作ってないですか」って壷井さん、爆笑!「いや、ほんとにそういう夢を見たんですよ」「そういうオチです」って菅野さん。そしてキメの「おつかれ、カツカレー!」って大拍手です。でも「このあとどうすればいいの」って壷井さん。「あ、ひとつ思いついた!」って菅野さん。「萩○健一さんが会社を作ったんです。ショーケン会社」って爆笑!壷井さんと高橋さんはあきれて「つらい」って。

 「それではこのおとしまえをドラムソロでつけてもらいましょう」って壷井さん。「次はInner Flames」って。ところが・・・「間違えました」って大爆笑!「言っちゃったんだからもうそのままやろうよ」って高橋さん。「すいません、順番替えます!」って壷井さん。するとすぐに菅野さんがパワフルに叩きまくって。まずはドラムソロ。レッドライトのなか、エネルギッシュで凄い迫力です。そしてオレンジ&レッドライトのなか、ミドルテンポでダイナミックでヘヴィなリフがはいって、オルガンが咆えて。その後一旦止まってヴァイオリンの伸びやかな音色がゆったりとながれ、キーボードの衝撃音が響いてからエモーショナルなソロへ。そしてアップテンポになってパワフルでダイナミックなリフからオルガンが吠えて、ヴァイオリンとオルガンのリズミカルなリフから叩きまくりのドラムソロへ。その後ヴァイオリンとベースがゆったりと伸びやかなフレーズを雄大に奏でて。中盤ではオルガンのリズミカルなリフ、ベースの躍動感たっぷりのパワフルなリフからヴァイオリンの伸びやかでエモーショナルかつテクニカルなソロが。高橋さんはキーボードのセンサー(?)に手をかざして強弱つけたノイズを響かせ、そしてミドルテンポでヴァイオリンの伸びやかで雄大なフレーズがながれて。終盤ではミドルテンポのヘヴィなリフからモーグとヴァイオリンのユニゾンやハモり、そしてアグレッシブなヴァイオリンソロ、弾きまくりキーボードソロと続き、ヴァイオリンとキーボードの掛け合いのソロバトルが展開されて。高橋さんはサイレンのワーニングサウンドも響かせて。ラストはパワフルでダイナミックなリフから♪ジャーン!で弾きまくり叩きまくりでFin。

 「ありがとうございます」「やはり最後にやるべきでした」って壷井さん、爆笑!ここでメンバー個々にライブの告知や物販の宣伝を。

 本編最後となる10曲目は「Discontinuous Spiral」。ゆったりとダイナミックなリフからはじまって、アップテンポのダンサブルなリズムにのってヴァイオリンが伸びやかにリズミカルに奏で、そこからキーボードのクリスタルサウンドのソロへ。そしてヴァイオリンの躍動感のあるリフからオレンジライトのなか盛り上がって、グリーライトになってヴァイオリンとモーグが伸びやかなメロディをハモって、そのままエモーショナルかつテクニカルなモーグソロへ。ドラムも叩きまくってます。中盤では一旦止まってベースとキーボードがしっとりとしたフレーズを奏で、ピアノの綺麗なソロが。そしてヴァイオリンが伸びやかに奏で、ドラムがマレットでパワフルにタムを叩いてベースも弾きまくって。その後一旦静かになるも、ヴァイオリンのリズミカルなリフからベースのテクニカルなリフ、そしてスネアロールからダイナミックなリフで盛り上がって。終盤では明るいオレンジライトのなか、ダイナミックなリフからダンサブルなリズムで元の爽やかなフレーズがながれて盛り上がって、ラストはダイナミックなリフからブレイクをキメ、テクニカルなリフでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って壷井さん。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」って壷井さんが紹介して、おのおのに大きな拍手が。そして高橋さんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手!メンバーの皆さんは大拍手のなか、楽屋へ。フロアーは大拍手がアンコールを求める手拍子に。時計を見ると21時36分。残念ながら自分は帰りの電車の都合でここで退席です。最後まで観たかったっす。自分は前半1時間+後半1時間の計2時間の本編のみでしたけど楽しませていただきました。
 パワフルでテクニカルでエネルギッシュで美しくドラマティックな素敵な演奏でした。そしてここに書ききれないくらいの抱腹絶倒のめっちゃ面白い爆笑MCも楽しませていただきました。あれだけかぶりまくりでも満席の動員って凄いっす。KBBを選んでよかったっす。もちろんどこのライブも良かったでしょうけど。<KBB>、夏に発売予定のニューアルバム発売とレコ発ライブがめっちゃ楽しみ♪