ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

13.7.30 虹の騎士ショー(Rainbow)

2013-07-31 22:29:22 | ライブレポ HR/HM
◇ 2013.7.30 原宿クロコダイル
 Rainbowのカヴァーバンド<虹の騎士ショー>。メンバーはギター<豊田篤志さん>、ベース<中易繁治さん>、ドラムス<山村淳一さん>、キーボード<島田敏明さん>、そしてヴォーカルが<DIOKENさん>。主にRonnie氏の頃の曲をレパートリーにされていますが、なんと言っても“日本のRonnie”と言っていいくらいの凄い“Ronnie節”を聴かせてくれるDIOKENさんのヴォーカル。Rainbowのカヴァーバンドは数あれど、ここまで凄いヴォーカルはなかなか聴けないかと。もう本家Ronnie様が天国へ旅立ってしまったので、せめてRonnie様に匹敵するくらいの歌で大好きなRainbowの名曲を生で聴きたい、と<虹の騎士ショー>のライブを心待ちしておりました。以前観たのは数年前の日比谷野音のイベントだったかな?もうずっと観るチャンスがなかったもので機会をうかがっていたところ、いつものようにGERARDの永川さんのblogを見ると、7/30に永川さんがクロコダイルで行われるライブに出演されると。しかもその対バンが<虹の騎士ショー>と記載されていてビックリ!これはなんとか観にいかねば!と当日を楽しみにしていました。

 さて当日。仕事を早めに切り上げて渋谷へ。開演時間ちょい前の19時20分に着いて、ドリンクを注文して開演を待ちます。トップバッターが<虹の騎士ショー>とのことでラッキーでした。残念ながら家が遠い自分は、最後の永川さんの出演するバンドは観れないっす。そこまでいると終電間に合わないもので。
 ステージは向かって左にオルガン+キーボード、隣にベースアンプ、隣に1バス2タムのドラムセット。ステージ右に3段マーシャルが。

 19時半を過ぎたころ、まずは主催者の方々が挨拶を。大拍手です。そのあとメンバーの皆さんが登場してチューニングや準備を。ベースもギターもヴォーカルも77年頃の本家のような衣装でキメて。ギターはもちろんサンバーストボディ・ローズ指板・ラージヘッドスキャロップのストラトです。ベースは白シャツ+黒ベストをBobさん風にかっこよくキメて。DIOKENさんはフリンジいっぱいのトップス+腿に三日月と星のパッチが付いたGパンとRonnieさんと同じ衣装でキメてます。

 19時40分を過ぎたころ、ステージが薄暗くなってあの“オズの魔法使い”のドロシー嬢のセリフがながれて。そしてバンドが盛大に「Over The Rainbow」のイントロを。DIOKENさんはマイクスタンドを高く上げて回して。
 イントロが終わるとギターがミドルテンポのヘヴィリフを。1曲目は「Man On The Silver Mountain」。ドラムフィルからダイナミックなバンドリフがはいって、そしてパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がっていって。間奏ではテクニカルなギターソロが。DIOKENさんがマイクスタンドを回してドコドコドラムとともに盛り上げて。「Thank you!」ってDIOKENさん。
 続いて2曲目もミドルテンポのヘヴィなギターリフから。「16th Century Greensleeves」。力強いリフにのってパワフルなヴォーカルが。サビではベースがコーラスを入れて。その後ライトが点滅するなか、ギターのエモーショナルなソロが。中盤ではパワフルなヴォーカルがはいってサビで盛り上がってからスライドギターソロへ。DIOKENさんがマイクスタンド回しで煽って。終盤では一旦静かになるも再びパワフルに盛り上がって、ラストはDIOKENさんが拳を挙げてパワフルシャウトで煽って。「Thank you!」ってDIOKENさん。

 「皆さん“レインボー”って知ってます?バイク屋さんです」ってDIOKENさん、大爆笑!ここで“16th Century~”はRitchie様とRonnie様がRainbowを始めて一番最初に作った曲ってエピソードを紹介されて。

 キーボードフィーチャーの3曲目は「Gates Of Babylon」。まずはシンセのミステリアスなソロが。そしてミドルテンポのパワフルなバンドリフがはいって、妖しい中近東メロディのヴォーカルが。サビではドラマティックに歌い上げて。間奏ではギターのエモーショナルなソロが。その後ダイナミックなリフからドラマティックに展開してドラムも叩きまくって盛り上がって。そしてヴァースに戻ってパワフルなヴォーカルとともに盛り上がって、ゆったりと劇的に。ラストはシンセサウンドがゆったりと幻想的にながれてFin。「Thank you!」ってDIOKENさん。

 「今日たくさんお集まりいただいてありがとうございます」ってDIOKENさん、大拍手!そして先日天国へ旅立たれたというお方への追悼のお言葉を。今回のキーボードはそのお方の愛器なのだそうで。「最近ゲリラ豪雨とかありますけど、雨のあとには虹が出て」って。虹を見るとRonnie様Cozy様Jon様を思い出す、と。そしてこれからはそのお方も思い出すって大拍手!「いまごろ天国でセッションしているかと思うと羨ましく思うけど、自分はこの世界でもっと頑張って行きたい」って。

 4曲目は「Catch The Rainbow」。まずはレッドライトのなか、ギターのフェイザーを効かせたエモーショナルなソロが。さらにBach氏の“平均律クラヴィーア”や“主よ、人の望みの喜びよ”などの一節を奏でて。その後メロウなリフからミドルテンポの静かなリズムがはいって、しっとりとしたヴォーカルが。思わずウルってしまいそうです。そして間奏ではギターのエモーショナルなソロが。その後ヴァースに戻ってしっとりとしたヴォーカルがはいって、サビではキーボードがコーラスを入れてドラマティックに。中盤ではヴォーカルがしっとりと綺麗なスキャットを。キーボードもコーラスを入れて、そしてパワフルなドラムとともに盛り上がってギターのエモーショナルなソロと叩きまくりドラムが。その後静かになってギターがしっとりとメロウなソロを。終盤では叩きまくりドラムからダイナミックに盛り上がってギターもアグレッシブに弾きまくってアクションもキメて、ヴォーカルがロングスクリーミングを。その後一旦止まってからヴォーカルが力強くのびやかに歌い、そしてパワフルなバンドとともに♪Shine!Shine!って客席を指さしながらシャウトして、ラストは劇的にFin。「Thank you!」ってDIOKENさん。

 「ありがとうございます。あと2曲です」「2曲といっても2曲とも長いです。いまのうちに飲み物とか注文して」ってDIOKENさん。ここでギターとキーボードがトラッドソングを爪弾いて。
 5曲目は「Stargazer」。まずはオルガン&シンセソロ。そしてスネアロールからミドルテンポのダークでダイナミックなリフがはいって、パワフルなヴォーカルがはいってドラマティックに展開して。間奏ではライトが点滅するなか、スライドギターのエモーショナルなソロが。DIOKENさんはマイクスタンドを回して盛り上げて。その後パワフルなドラムからヴァースに戻って力強いヴォーカルとともにドラマティックに盛り上がって、ヴォーカルが熱唱&ロングスリーミングを。ラストは劇的にFin。
 すぐ間髪入れずにアップテンポのパワフルなドラムがはいって。6曲目は「A Light In The Black」。ほとんど切れ目を入れずに続けて2曲演奏してくれるパターン最高!ギターのリズミカルなリフからノリノリモードでパワフルなヴォーカルがはいって。もう座って聴いているのがもどかしいっす。間奏まずはテクニカルなキーボードソロが。そしてキーボードとギターでテクニカルなキメのリフをユニゾンで。ドラムも叩きまくって盛り上げて。続いてアグレッシブなギターソロへ。そして再びテクニカルなユニゾンをキメてからヴァースに戻ってヴォーカルがパワフルに歌ってシャウト&スクリーミング。ラストはダイナミックなリフから弾きまくり叩きまくりで、ギターはネックを腰やお尻で擦って、ギターを床に置いて、盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!」ってDIOKENさん。メンバーの皆さんは大拍手のなか手を振りながら楽屋へ行こうとしますが、大拍手がアンコールを求める手拍子に。
 ほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。「ありがとうございます。まだ聴きたいですか?結構大変なんですよ、やるほうも」ってDIOKENさん、爆笑!「じゃあ次は皆さんにも参加していただきたいと思います。ぜひともおもいっきり叫んでください」って。コール&レスポンスの予感です。ますます立ち上がりたくなってしまいます。

 オーラス7曲目は「Long Live Rock’n’ Roll」。まずはギターとオルガンのリフの掛け合いが。そしてパワフルなスネア連打からダイナミックなリフがはいって、ノリノリのシャッフルモードでリズミカルなリフとパワフルなヴォーカルが。間奏ではギターとキーボードのハモりからギターのリズミカルなソロへ。その後ヴァースに戻って、サビで盛り上がったあと、DIOKENさんが手拍子を促して、そして「じゃあ皆さんの声を聴かせてください」ってコール&レスポンスへ。最初はお客さん小さい声でしたけど、後ろで関係者の皆さんが盛り上げてくれて大合唱に。ラストは転調してさらにダイナミックにパワフルに盛り上がって盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!ありがとうございました!虹の騎士ショーでした!」ってDIOKENさんが挨拶して、大拍手のなかライブ終了です。時計を見ると20時50分を過ぎたところ。1時間10分のアツく盛り上がった楽しいライブでした。
 いや、凄い迫力でしたね。圧倒されちゃいました。DIOKENさん、めっちゃパワフルに“Ronnie節”炸裂で。ドラムもシンプルなセットながらも超パワフルなドラミングで、右シンバルの叩き方とかCozy様そっくりで感動!できれば次はCozy様仕様のフルセットで観たいっす。ギターもメンバーに合図を送る手の動きとかそっくりでかっこよかったっす。しいて言えば超名曲Kill The Kingが聴けなかったのが残念っす。それは後のバンドのセットを考慮してあえて外したそうで。でも大曲オンパレードのセットはほんと聴き応え見応えありました。次はスタンディングでノリノリで観たい叫びたいっす。Rainbow最高!

HAL  KURSK

2013-07-27 23:25:55 | 新月・Asturias系
 日本プログレの代表格といえる<新●月>。その元になったのが<HAL>というバンドです。1975年にギター<津田治彦さん>、キーボード<鎌田洋一さん>、ベース<桜井良行さん>、ドラムス<高橋直哉さん>の4人で結成されますが、活動期間は半年で、津田さんと高橋さんが<新●月>に。その後月日はながれ、2005年に<新●月>の貴重な音源を集めた6枚組BOXアルバムが発表されますが、そのなかに<HAL>のライブ音源も収録されたことがきっかけとなって、2006年に<HAL>と<RING>のメンバーが合流して<HAL&RING>を立ち上げ、アルバム「ALCHEMY」を発表されます。
 そして2013年。<HAL&RING>には参加されなかった鎌田さんが主体となってアルバム「KURSK」が発表されました。“KURSK”はロシア南西部のウクライナとの国境付近の地域で、第2次大戦時にドイツ軍とソ連軍との壮絶な戦闘が行われ、戦車1000両以上がひしめき合う戦車戦もあったそうで。このアルバムは“KURSK”をテーマとしたコンセプトアルバムです。詳しいコンセプトの内容はノーチラスレコーズの公式HPを見ていただければと。
 参加メンバーは、キーボード鎌田さん、ベース桜井さんの他、ギター<キデラ・マコトさん>、ドラムス<サタケ・タカシさん>で、ゲストプレーヤーとして、ホルン<ワタナベ・トヨヒデさん>、ヴァイオリン<モリ・アツコさん>、コントラバス<ヤマダ・ヒロシさん>、ヴォイス<ヤマダ・ユリコさん>、パーカッション<シブヤ・ヨシユキさん>が参加されています。津田さんや高橋さんは参加されていないようで”SPECIAL THANKS“にお名前が記載されています。戦車がひしめき合う構図ながらもメルヘンチックで綺麗な色使いのジャケット、しばし見入ってしまいました。
 アルバム1曲目は「PROLOGUE」。オルゴール風サウンドの音色がゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、ウインドベルが綺麗に響いて。1分ちょいの短い曲です。
 2曲目は「Mr.ZEALOT」。ダイナミックなリフからアップテンポのベースのグルーヴィなリズムにのってギターとオルガンのリズミカルなリフがドライブ感たっぷりにながれ、ユニゾンやテクニカルなフィルがはいって、オルガンの流麗でテクニカルなリフとギターがメロウなリフがスリリングに展開して。中盤ではオルガンのクラシカルなメロディがゆったりとながれて。そしてギターのパワフルなリフと叩きまくりドラムが。その後ミドルテンポの幽玄な感じになってオルガンのエモーショナルかつテクニカルなソロへ。そして一転アップテンポになってノリノリのドライブモードでギターのテクニカルなソロが。終盤ではベースのグルーヴィなリズムにのってギターとオルガンがリズミカルなリフを。そしてギターとオルガンのハモりや、ベースのテクニカルなリフから、オルガンの流麗でテクニカルなリフとギターのメロウなリフがながれ、スリリングなブレイクをキメてFin。
 3曲目は「TOP OF THE TOWER」。シンセの幻想的なサウンドがながれ、そこにパワフルなリズムとギターのヘヴィリフがアップテンポのノリノリモードではいって、シンセののびやかな音色がながれ、シンセのテクニカルなリフと叩きまくりドラムがダイナミックに。そしてヘヴィなギターとオルガンのリズミカルなリフとシンセの爽やかなメロディがながれて。中盤ではギターのエモーショナルかつテクニカルなソロ、オルガンのテクニカルなソロの掛け合いバトルが。その後、躍動感たっぷりのグルーヴィなベースリフにのってキーボードのテクニカルなリフとギターののびやかなメロディがながれて。終盤ではパワフルなブレイクリフからギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフが。そしてダイナミックなリフからドラムも叩きまくって盛り上がって。
 4曲目は「A DAY OF SORROW/或る悲しい1日」。キーボードのほのぼのした感じのメロディがゆったりとながれ、ギターがのびやかに奏でて。そして尺八風サウンドの郷愁ただようメロディがゆったりとながれ、ギターの哀愁ただようメロディがしっとりと。その後オルガンのリズミカルなリフからギターのエモーショナルなソロ、オルガンのメロウなソロが。終盤では尺八風サウンドがしっとりと響き、ベースがテクニカルなリフを。そしてギターが哀愁たっぷりにしっとりと奏で、オルガンのほのぼのした感じのリフが。ラストは一転アップテンポのノリノリモードになって盛り上がって。
 5曲目は「THE DEVIL OF TRIUMPH/勝利の悪魔微笑みし時」。オルガンとギターのユニゾンリフがミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってながれ、ギターのヘヴィリフとオルガンリフが叩きまくりドラムとともにスリリングに展開して。中盤ではダイナミックなリフからギターのテクニカルなソロが。そしてドラムとベースのパワフルなリズムからラテンパーカッションの叩きまくりソロが。終盤ではオルガンのテクニカルなリフからギターのアグレッシブなソロが。ラストはめっちゃ盛り上がってダイナミックに。
 6曲目は「KURSK Part1」。スネアのボレロ風の力強いリズムにのってオルガンのリズミカルなリフ、ギターのヘヴィリフがながれ、徐々に盛り上がっていって。軍隊の行進のような勇壮な力強い曲です。
 7曲目は「KURSK Part2」。ホルンの音色がゆったりと響き、ヴァイオリンとコントラバスがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。そしてホルンの音色が高らかに響き、パワフルなドラムがはいってズンズンと躍動感たっぷりのベースリフにのって攻めのギターのヘヴィリフ、オルガンのテクニカルなリフがながれ、さらにユニゾンリフからダイナミックでスリリングなリフが。中盤ではブレイクからオルガンとベースがクラシカルなガボット風のメロディを奏で、その後パワフルなドラムから躍動感たっぷりのズンズンリフにのってギターのテクニカルなソロがスリリングに展開し、続いてオルガンのテクニカルなソロへ。ホルンの音色が高らかに響き、オルガンとギターのユニゾンでのテクニカルなリフも。終盤ではダイナミックでスリリングなリフから力強いスネアのリズムにのってオルガンのパワフルなリフ、ギターのヘヴィリフがながれ、ホルンの音色とともに迫力たっぷりに盛り上がって
 8曲目は「KURSK Part3」。オルガンがアップテンポで楽しいポルカ風のリズミカルなリフを弾き、ベースのリズミカルなリフにのってギターがメロウなサウンドでハモって。その後ホルンの音色がゆったりと高らかに響き、ダイナミックなブレイクリフが。その後ギターとオルガンがアップテンポでリズミカルにポルカ風の楽しいリフをハモって。
 9曲目は「KURSK Part4」。夏の虫の音が聞こえてきて、そこに女性コーラスがゆったりと美しく響いて。そしてミドルテンポのベースのパワフルなリフからギターのヘヴィリフとオルガンのパワフルなリフが攻撃的にスリリングに戦闘シーンのような感じでながれて。その後一旦止まってからオルガンのアップテンポのクラシカルなリフと、ギターのヘヴィリフが交互にながれ、ブレイクリフとオルガンのテクニカルなフィルからダイナミックなリフと女性コーラスがはいって、高らかなホルンの音色とともに盛り上がって。中盤ではホルンの音色と女性コーラスがゆったりとながれて。そしてミドルテンポでギターのヘヴィリフとオルガンリフがながれ、そこからアップテンポになってギターとオルガンのリズミカルなリフからオルガンのスリリングでテクニカルなソロが。その後ホルンの音色と女性コーラスがアップテンポのリズムにのってながれ、オルガンとギターのヘヴィリフがリズミカルにスリリングに展開して盛り上がってダイナミックなリフが。終盤ではギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムで盛り上がったあと、静かになって雨音が響くなか、女性コーラスなしっとりと響いて。そして雷鳴が轟き、再びダイナミックなヘヴィリフがはいって盛り上がって。
 10曲目は「EPILOGUE(Hope)」。ハープのような、ハープよりも太い音のようなサウンドのリズミカルに、哀愁を感じるメロディがながれて。2分ちょいの短い曲です。
 聴いていてこれからどう展開していくのかワクワクドキドキしながら最後まで超楽しめました。起承転結あるダイナミックでドラマティックな構成で、しっとりした曲や攻撃的な曲が絶妙に並べられ、ときにゆったりとメロウに聴かせ、ときにテクニカルにアグレッシブにアツいバトルを楽しませてくれる素晴らしいアルバムですね。とくに組曲は圧巻でした。できることならライブお願いしたいっす。

船越由佳さん  Morning Bird

2013-07-23 23:06:29 | J-POP
 現在プログレバンド<YUKA & CHRONOSHIP>でワールドワイドで活躍されているキーボーディスト<船越由佳さん>。由佳さんは、5歳のときからピアノを習いはじめて、音大ピアノ科を卒業し、オリジナル曲も作られてそれがプロデューサー<田口俊さん>に認められ、本格的に音楽活動をはじめられ、シンガーソングライターとして活躍されます。1996年にはTVのCMや番組の主題歌等にも起用され、98年にデビューアルバム「プールのにおいの夏」を、99年に2ndアルバム「SILENT SUN」を発表されます。そして今回は2000年に発表された3rdアルバム「Morning Bird」を紹介させていただこうかと。
 アルバム1曲目は「Morning Birds」。アップテンポのアコギリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいって爽やかな感じに。間奏ではピアノとアコギのユニゾンリフからアコギのエモーショナルなソロが。
 2曲目は「Flowers」。カリンバ風の音色がミドルテンポでリズミカルにながれ、ギターリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって。アフリカンな雰囲気を感じます。間奏ではシンセサウンドが幻想的に響き、そしてギターのヘヴィサウンドのエモーショナルなソロが。
 3曲目は「心だけひとりぼっち」。ピアノの美しいリフがしっとりとながれ、リズミカルなギターリフがはいって、ヴォーカルがしっとりと歌って。間奏ではエモーショナルなオルガンソロが。その後しっとりとしたヴォーカルがはいって、キーボードのクリスタルサウンドのリフがゆったりとながれて。
 4曲目は「風鈴」。ピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって。夏の終わりの夕涼みのような感が。しっとりと、そしてほのぼのしたメロディですね。後半のヴァースではアコギのスライドギターのフィルも。
 5曲目は「Someday Somewhere ~太陽の道しるべ~」。ヴァイオリンサウンドのアイリッシュ風のリズミカルなリフからパワフルなドラムのアップテンポのリズムがはいって、跳ねるような感じでリズミカルなヴォーカルがはいって明るく楽しく、草原を駆け巡るかのような爽快感たっぷりに展開して。間奏ではヴァイオリンとフルートのユニゾンリフや、ヴァイオリンののびやかで美しいソロも。思わず踊りたくなるようなとっても楽しい曲ですね。超お気に入りです。
 6曲目は「Bloody Moon」。鐘の音、ギターサウンドが響き、ミドルテンポのリズムがはいってゆったりと幽玄な感じになり、フルートの音色がしっとりとながれ、アコギのアルペジオのギターリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、さらにメロトロン風サウンドも加わってしっとりと。その後テンポアップしてリズミカルに楽しくなって。ラストは再びゆったりとしっとりと。そして時計の秒針の音が響いて。
 7曲目は「情熱の呪文」。ピアノ、そしてオルガンのリズミカルなリフからはじまって、ミドルテンポでパワフルなドラムとうねるベースがはいって、ダンサブルな感じでギターリフをバックにリズミカルなヴォーカルがはいって。間奏ではギターのヘヴィサウンドのエモーショナルなソロが。そして終盤にはオルガンソロも。
 8曲目は「陽炎みたいな季節」。キーボードのクリスタルサウンドのリフがゆったりとたおやかにながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって。心に染み入るような曲調ですね。間奏ではキーボードのテクニカルなソロが。そして終盤にはフレットレスベース風の味わい深い音色のエモーショナルなソロが。
 9曲目は「afternoon bath time」。ピアノのリズミカルなリフにのって、ヴォーカルがはいって、リズミカルなスキャットから歌い上げて。間奏ではエモーショナルなギターソロが。
 10曲目は「エレベーター・シティ」。カウントからパワフルなドラムのダイナミックなリフがはいって、ギターとオルガンがノリノリでファンキーなリフを。そしてそこにリズミカルなヴォーカルがはいって。間奏ではダイナミックなリフからうねりまくるベースをバックにテクニカルなオルガンソロとギターソロが。その後パワフルなヴォーカルがはいってもりあがって。
 アルバムを通して由佳さんの優しく温かいお心が伝わってくるような感じがします。明るく楽しい曲、しっとりと心に響く曲、癒される曲など、ピュアで心地よいヴォーカルとテクニカルかつエモーショナルな演奏がたっぷり楽しめるPOPで素敵なアルバムですね。

YUKA & CHRONOSHIP  DINO ROCKET OXYGEN

2013-07-19 21:31:55 | 21th J-プログレ
 <YUKA & CHRONOSHIP>。キーボーディスト<船越由佳さん>率いるインストバンドです。船越由佳さんは、5歳のときからピアノを習いはじめて、音大ピアノ科を卒業し、オリジナル曲も作られてそれがプロデューサー<田口俊さん>に認められ、本格的に音楽活動をはじめられます。1996年にはTVのCMや番組の主題歌等にも起用され、98年にデビューアルバム「プールのにおいの夏」を、99年に2ndアルバム「SILENT SUN」、2000年に3rdアルバム「Morning Bird」を立て続けに発表されます。その後も音楽活動の他にラジオのパーソナリティなどでも活躍されますが、本来めざしていたインストゥルメンタル中心の全世界に向けた音楽活動を本格的にはじめられ、2007年に「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」を発表されます。“水の輪廻”をテーマとしたコンセプトアルバムです。当初は由佳さんと田口さんのみでドラムは打ち込みでの6曲収録のi-tune販売でしたが、その後メンバーが決まって、ギター<宮澤崇さん>、ドラムス<田中一光さん>が加入され、ライブ活動を重ね、2011年6月にフランスMuseaレーベルよりあらたに4曲追加され、10曲収録のフルアルバムとしてプレスCDで発売され、9月に日本盤も発売されました。そのころからすでにライブで新曲が披露されていましたが、2013年6月に今回紹介させていただく2ndアルバム「DINO ROCKET OXYGEN」が発表されました。このアルバムは”恐竜””宇宙船””酸素”をテーマとした3つの組曲で構成されています。さらにジャケットは、プログレ界の大御所<YES>等のデザインを手掛けている巨匠<Roger Dean氏>が担当され、曲構成もジャケットも<YES>の名作「Close To The Edge」を彷彿させます。まさにプログレど真ん中の王道アルバムの様相です。
 アルバムまず最初は「恐竜組曲」。1曲目は「卵が先か、恐竜が先か」。心臓の鼓動のような音が響き、メロトロン風サウンドのリフがダイナミックにながれ、ほのぼのした感じに。そしてギターがテクニカルなタッピングリフを、ピアノがリズミカルなリフを弾き、ギターとユニゾンでテクニカルなリフを。これからの展開に期待膨らむ前奏曲ですね。
 2曲目は「Dance With Dinosaurs」。オルガンサウンドのミステリアスなリフがながれ、ギターとベースも加わってユニゾンで。そしてミドルテンポのパワフルな叩きまくりドラムがはいって変拍子ブレイクリフをキメて。その後ミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってギターの伸びやかな幻想的なサウンドがながれて。中盤ではシンセのエモーショナルなソロから盛り上がって、ドラムも叩きまくって、ギターのうねるエモーショナルなソロへ。そしてタッピングのテクニカルなソロも。その後グルーヴィなリフからキーボードとギターのかっちょいいリフ、そしてピアノのパワフルなリフからダイナミックに盛り上がってからギターのエモーショナルで幽玄で伸びやかなソロが。終盤ではピアノの綺麗なリフからダイナミックに盛り上がって、ドラムも叩きまくって。そしてピアノのパワフルでダークリフからギターとベースがユニゾンでパワフルに、さらにクラシカルなユニゾンもキメて。そして静かになったあと、ギターがアームで恐竜の咆哮のようなヘヴィサウンドを響かせてダイナミックに盛り上がって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメて。恐竜が迫ってくるかのようなスリル感がたまらないっす。
 3曲目は「Ruler Of The Earth」。ゆったりと雄大なバンドリフとキーボードのリズミカルなリフが。その後、静かになってベースとピアノのリフがゆったりとながれ、ギターのメロウなサウンドとともに爽やかな感じに。そしてピアノのリズミカルなリフから綺麗でテクニカルなソロ、続いてギターソロへ。メロウな感じではじまってドラマティックに展開し、タッピングも交えてテクニカルに。バックのベースラインもかっちょいいっす。終盤ではピアノの力強く綺麗なリフからダイナミックなリフがはいって、ラストは劇的にFin。母なる地球といった感じの壮大でドラマティックな曲です。
 次は「ウは宇宙船のウ組曲」。1曲目は「重力離脱/Cutting Gravity」。神秘サウンドとエレドラのパワフルな音が響き、メロトロン風の伸びやかで荘厳なサウンドがながれ、そしてベースのミドルテンポのテクニカルなリフからギターとキーボードが加わってトリプルユニゾンで。その後ダンサブルリズムにのってピアノがリズミカルなリフを、ヘヴィなギターリフとベースリフがユニゾンで。さらにシャッフルリズムでノリノリモードになってキーボードとギターがユニゾンでリズミカルなリフを。めちゃかっちょいいっす。中盤ではメロトロン風のサウンドが伸びやかに雄大にながれ、そしてピアノのパワフルなリフ、ギターのヘヴィリフからギターとキーボードのユニゾンリフがシャッフルリズムでリズミカルに。その後ギターとキーボードの幻想的な音色が響き、ベースラインとメロトロン風サウンドが力強く伸びやかにながれ、ベースもうねって、ミドルテンポでダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、エモーショナルなギターソロからドラマティックに盛り上がって。ラストはエレドラサウンドとベースのテクニカルなリフがながれ、ギターとキーボードも加わってユニゾンでダイナミックにFin。これまた壮大なスケールで地球から旅立っていく姿が描かれていますね。映像が目に浮かぶようです。
 2曲目は「Skygazer」。美しいコーラスからミドルテンポの和太鼓のようなパワフルなタムドラムがはいってギターとピアノが明るくほのぼのした感じのリズミカルなリフを。そしてピアノが爽やかなリフを奏で、力強く伸びやかな綺麗なYUKAさんのスキャットがながれてドラマティクに。中盤ではリズミカルなベースリフとマラカスが鳴って、優雅で美しいピアノソロが。そしてシンフォニックにドラマティックに。終盤は力強いリズムをバックに綺麗なピアノリフと爽やかなスキャットで盛り上がって。ラストには “キラキラ星”のようなメルヘンチックなメロディが。ゆったりと広大な宇宙のきれいな星々を眺めているかのような感じですね。ほのぼのとした明るく爽やかなメロディに癒されます。
 3曲目は「An Arrow Of Glittering Music」。ドアを開けて出ていく音、ラジオの音が。そしてアコースティックギターをおもむろに爪弾いて。生々しい感覚、いいですねぇ。それが通常のスタジオの音に。そしてヘリコプターの音が。
 4曲目は「Blue Astronaut Helicopter」。ヘリコプターの音からリズミカルなピアノリフがながれ、ギターのアルペジオリフが幻想的に響いて。そしてパワフルなリズムがはいって、リズミカルなシンセリフがダンサブルな感じでながれて、その後ゆったりとダイナミックに。中盤ではテクニカルなギターとキーボードのリフからシンセソロへ。そしてヴォコーダーの伸びやかな音色が響いて。終盤ではのびやかでダイナミックなリフからダンダブルな感じでリズミカルなシンセリフがながれて。ラストはダイナミックなリフが。
 5曲目は「Beyond The Fence」。しっとりとしたピアノからゆったりとはじまってYukaさんが幻想的なスキャットを浮遊感たっぷりに。ドラムが静かにリズムを刻み、徐々に盛り上がっていってYukaさんが歌い上げて。中盤からはボレロリズムのスネアロールがはいって、パワフルなドラムとともに力強いスキャットから歌い上げてドラマティックに盛り上がって。終盤では静かになってしっとりとしたピアノリフとスキャットがながれ、そしてベースとギターがユニゾンで。
 次は「OXYGEN組曲」。1曲目は「O」。パーカッションのリズムがはいって、キーボードがガムラン風サウンドのリズミカルなリフを。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいってギターとキーボードがユニゾンでテクニカルなリフを。その後再びガムラン風サウンドのリフからグルーヴィなリズムにのってギターがはいってキーボードとテクニカルなユニゾンリフをスリリングに。終盤ではブレイクリフをキメたあと、ドラムが叩きまくってアップテンポになってギターとキーボードがスリリングなユニゾンを。
 2曲目は「O2」。ピアノリフがしっとりとゆったりとながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、ギターがピックスクラッチで効果音を発して。そしてピアノの力強いリフとベースの伸びやかな低音が響き、ギターがスライドで幻想的な音色を響かせて。その後ミドルテンポでダイナミックなダークリフがはいって、ベースとギターがユニゾンで。中盤ではオルガンのメヌエット風のクラシカルなソロが。そしてシンバルロールからダイナミックなリフとQueen風のコーラスがはいって盛り上がって、ギターとキーボードのユニゾンからギターのエモーショナルなソロが。その後シンバルロールから幻想的なシンセサウンドがながれ、ピアノリフとのびやかなギターサウンドが幻想的に。
 3曲目は「O3」。重厚なコーラスサウンドからミドルテンポのリズムがはいってシンセの幻想的なサウンドが伸びやかにながれて。そしてダイナミックなリフとピアノの力強いリフがはいってギターがゆったりと奏で、エフェクトのかかったヴォーカルとピアノのリズミカルなリフがながれ、ギターのカッティングリフとピアノのパワフルなリフにのって力強いヴォーカルがゆったりと、そしてダイナミックなリフへ。中盤ではスネアのマーチングリズムがはいって、シンセの幻想的なサウンドがながれて。そして衝撃的なダイナミックなリフからギターのエモーショナルなソロが伸びやかに。終盤ではピアノリフとエフェクトヴォーカルがゆったりとながれ、そして力強く伸びやかなヴォーカルからパワフルなドラムが入ってミドルテンポのノリのいいグルーヴィなリズムを。そしてダイナミックリフと不協和音的なピアノリフが。ラストは重厚なコーラスと幻想的なサウンドがながれて。
 “恐竜”“宇宙船”“酸素”というテーマを、壮大なスケールでダイナミックにドラマティックに美しく力強く聴かせてくれる素晴らしいアルバムですね。凄腕ミュージシャンによるテクニカルでパワフルでしかも繊細で美しい演奏、通して聴いても全く飽きず、むしろどんどん先を聴きたくなるシンフォプログレ王道の構成、圧巻です。また機会があればライブ観にいきたいっす。

13.7.14 Enciphers & Deciphers

2013-07-15 16:56:53 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.7.14 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 関西と関東の凄腕メンバーで結成された<Enciphers & Deciphers>というユニット。メンバーはあの<Igzit-nine>や<Magnetnotez>等で活躍される女性キーボーディスト<初坂恵美さん>と、同じバンドで活躍されるギタリスト<井上のぼるさん>。そして<Cichla temensis>や<Elastic tone>等で活躍されるベーシスト<国分巧さん>と、<Nuovo Immigrato>等で活躍されるプログレドラマー<下田武男さん>、そして<stella lee jones>等で活躍される<くどうげんたさん>の6人です。昨年3月に初めてライブを観て、そして12月にも観に行ったんですけど、エネルギッシュでド迫力、さらにはエモーショナルかつテクニカルな見応え聴き応えたっぷりの演奏で、しかもMCもめっちゃ面白くてすっごい楽しい素敵なライブだったんですね。ただメンバーが東京と大阪なので、機会はなかなかないでしょうけど、またライブを観に行きたいなって思っていました。そんな折にいつものようにシルエレのスケジュール表をみると、なんと<Enciphers & Deciphers>の名前があるじゃないですか!しかも対バンが巨匠<難波弘之さん>率いる<The HITS!?>と。これは何が何でも観に行かねば!と。もちろん予約開始日に即予約して当日を楽しみにしていました。国分さんの超テクベースもめっちゃ楽しみです♪

 さて当日。3連休中日でのんびり。なので開場時間に間に合うように家を出て吉祥寺へ。駅に着くと雨がポツポツと。傘を持ってこなかったので、コンビニで買おうか迷いましたけど、すぐに開場になったのでひと安心。後ろのほうの席をGETして開演を待ちます。ステージにはすでに2バンドの楽器群がセットされています。向かって左に巨大なパーカッションセット。その隣にベースアンプ。中央に1タム1バスドラムセット。ステージ右には手前に難波さんの2段キーボードセット。その後ろに初坂さんの3段キーボードセットが。トップバッターは<The HITS!?>のようです。てっきり逆かと思っていたのでちょとビックリです。

<The HITS!?>。メンバーはキーボード(オルガン)<難波弘之さん>、ドラムス<森信行さん>、ベース<池田憲一さん>のトリオ編成です。自分はまだ聴いたことがないのでどんなスタイルのバンドなのか楽しみにしていました。
 18時40分ころ、フロアーが暗くなってメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えらえます。そしてダイナミックなリフからミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってオルガンのリズミカルなリフ、テクニカルでアグレッシブなソロが。
 1曲目が終わると「こんばんは、The HITS!?です。プログレバンドではありません。深くお詫びいたします」って難波さん、爆笑!「2年前に結成した新人バンドです」ってまた爆笑!このユニットでレチリのカヴァーアルバムを発表されているそうで。自分はレッチリは全く聴かないもので全然わかりませんが。
 このあとノリが良くて楽しくて爽やかな曲などがたっぷり、パワフルでタイトでグルーヴィなリズムにのってオルガンサウンドがテクニカルにエモーショナルにアグレッシブにと自由自在に舞って。難波さんノリノリっす。しかもMCも面白すぎで爆笑につぐ爆笑!久しぶりに腹の底から笑わせていただきました。それとおそらく初めて聴く観る森さんのドラム、シンプルでタイトで独特なドラミングで、しかもパワフルでエネルギッシュでほんといい音してましたね。かっこよかったっす。エンケンさんのバックをやっておられるとか。
本編最後では「せっかく大きなパーカッションセットがあるのに使わないのはもったいない」って難波さん。ここで次バンドのパーカッショニスト<くどうげんたさん>が登場して大拍手で迎えられます。曲はまずはヘヴィサウンドのベースソロが。そしてアップテンポのノリノリのパワフルなリズムがはいってオルガンのテクニカルなリフが。その後ベースのテクニカルなソロ、オルガンのアグレッシブなソロと続いて、そしてパーカッションとドラムのアツく激しいめっちゃエネルギッシュなソロバトルが。ラストはアップテンポで疾走して盛大にFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!難波さんがメンバー紹介しておのおのに大拍手が。「ありがとうございました」って難波さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、ステージを降りて楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子に。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。
 「ありがとうございます」「ほんとにいいの?時間大丈夫?」って難波さん。オーラスはベースのハーモニクスサウンドからはじまって、パワフルでグルーヴィなリズムがはいって、レゲエ風な感じでオルガンのリズミカルなリフが。もちろんオルガンソロもたっぷりと。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。このあとプログレバンドが登場します。私もちょっと参加します」って難波さん。大拍手のなかライブ終了です。時計を見ると19時55分。1時間15分のエネルギッシュで楽しいライブでした。

<Enciphers & Deciphers>
 ステージは、一旦難波さんのキーボードセットが片づけられ、初坂さんのキーボードセットを少し前に出して、ドラムが2タムに。黒のハンチングとベストをかっこよくキメた国分さんはブラウンのソリッドな5弦ベースを抱え、井上さんは白のレスポール風ボディシェイプのギターを抱えて準備を。ギターには小さいシンセユニットが。自分の席では初坂さんがよく見えないのがちと残念。でもとっても可愛くて綺麗なおすがたがちょこっと観れて嬉しいっす。

 20時9分ころ、準備OKでフロアーが暗くなって、げんたさんがシーケンスで強風吹きすさぶ音を流し、ベースサウンドとマレットでのシンバルロールが響き、マレットでタムをパワフルに叩いて。そしてシーケンスのゆったりとしたリズムがながれ、ベースとシンセがしっとりと奏で、ギターもしっとりと奏で、キーボードと綺麗にハモって。1曲目は「IBIS」。ダイナミックなリフからシンセとギターがゆったりと奏で、ドラムがパワフルに叩きまくってからしっとりと、しかもテクニカルなベースソロが。そのあとギターとキーボードがゆったりと綺麗にハモって。その後ピアノとシンセのリズミカルなリフからアップテンポのリズムがはいって、ライトが点滅するなかスリリングなユニゾンも。中盤ではダイナミックなブレイクから静かになってピアノソロへ。序盤はエモーショナルに。それがパワフルにアグレッシブに盛り上がっていって。ソロが終わると拍手です。続いてダイナミックなリフからピアノのリズミカルなリフにのってギターのテクニカルなソロ、ベースのタッピングやチョッパーも織り交ぜたテクニカルなソロ、さらにオルガンのテクニカルなソロと続きます。ラストはテクニカルなユニゾンやブレイクからダイナミックなリフで盛り上がってFin。

 「どうもありがとうございます」。って初坂さんが挨拶して大拍手!「Enciphers & Deciphers、このメンバーになりまして3回目のライブです。本日も宜しくお願いします」って。そしてげんたさんがメンバー紹介しておのおのに大拍手が。で、すぐ紹介してもらえなくて「ボクなんかいいんです」ってげんたさん。でもメンバーの皆さんが一斉に「くどうげんた!」って紹介して大拍手!
「緊張してます。前座でよかったのに」って初坂さん。キーボーディストにとって巨匠難波さんの後に弾くのはプレッシャーでしょうね。客席から「頑張って!」って声が。「応援宜しくお願いします」って大拍手!

 2曲目は「Ghost Winds」。薄暗いなか、ギターとオルガンのリズミカルなリフからダイナミックなリフがながれ、ギターがゆったりとのびやかに爽やかに奏でて。そしてミドルテンポのパワフルなカッティングリフからのびやかに奏で、そこから静かになってエモーショナルなソロへ。途中からメロウなアルペジオリフが綺麗にながれて。どことなくオリエンタルな感じも。中盤ではパーカッションソロ。グリーンライトのなか、エレドラを叩きまくってスペーシーサウンドも響かせて、そしてだんだんスピードアップして盛り上がって。ソロが終わると拍手です。ラストはリズミカルなリフからダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、徐々にゆっくりと。

 「ありがとうございます」。って初坂さん。今回げんたさんはあらかじめこのソロのアイデアのデータを初坂さんに送って判断を仰いだそうで。「こんだけつくりこめば却下はされないだろうと」ってげんたさん、爆笑!
 そうそう、この気候のせいでなんとジャンベの皮が破けてしまって、リハでは「エア練習だった」って爆笑!このあとアブない方向に行きそうでしたが「おあとが宜しいようで」って。

 3曲目は国分さんがこのユニットのために書き下ろした曲で「ラピスラズリ」。ダイナミックなリフからベースのパワフルなチョッパーリフにのってアップテンポのトロピカルな感じの明るく楽しいリフが。そしてライトが点滅するなか、ギターとキーボードのリズミカルなリフ、ミドルテンポのヘヴィリフ、アップテンポの疾走モードのスリリングなリフと展開して。その後テクニカルなブレイクからベースのタッピングソロが。そしてダイナミックなリフからスペーシーなシーケンスサウンドがながれ、シンセのテクニカルでアグレッシブなソロ、ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロで盛り上がって。中盤ではベースのチョッパーソロとパーカッションの叩きまくりソロの掛け合いソロバトルが。終盤ではアップテンポの楽しいトロピカルリフからユニゾンのリズミカルリフ、ミドルテンポのヘヴィリフ、疾走リフと展開して、ラストはブレイクをキメて。「オンベース、国分巧!」ってげんたさんが叫んで大拍手!

 「次も国分さん、フィーチャー」「「こんなもんじゃないよ。次スゲーよ」「3日3晩うなされる」ってげんたさん、爆笑!「ハードル上げないで」って国分さん。「このメンバーではクールにはやれない」って初坂さん。「お茶目な国分さんをフィーチャー」ってげんたさん。4曲目は「インサージェンス・フェアリーズ・ホイール」っておっしゃったかな?パーカッションの金属音が響き、ギターのアルペジオリフとオルガンサウンドがゆったりとながれ、徐々に盛り上がってダイナミックなリフへ。そしてブレイクからギターとベースがライトが点滅するなか、リズミカルなリフやメロウでのびやかなフレーズを奏でて。その後、静かになってベースソロへ。まずはハーモニクスサウンドがしっとりと綺麗にながれ、徐々にパワフルにテクニカルな早弾きも。さらに弦を叩いてあの“キャベツ千切り奏法”も交えてアグレッシブに弾きまくって叩きまくって、そして激しいカッティングも。ソロが終わると拍手です。続いてはシンセのエモーショナルでテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手です。中盤ではミドルテンポになってギターのヘヴィリフからそのままテクニカルなギターソロへ。そして叩きまくりドラムとともに盛り上がって。その後、ギターのリズミカルなリフからドラムソロへ。終盤ではギターとシンセがゆったりとメロウなリフを奏で、ラストはヘヴィリフからのびやかにゆったりとFin。「オンベース、国分巧!」ってげんたさん、大拍手!

 「次は新曲です!」って。客席からは「おぉ!」ってどよめきと大拍手!「もし間違っても大丈夫。オリジナルだからわからない」って爆笑!井上さん作曲だそうで「オンギター、井上のぼる!」って大拍手!「相変わらず変な曲」って爆笑!でも「シルエレさんは変わった曲しかやってない」「世界で一番音数の多いハコ」って爆笑!「またやれることを楽しみにしています。宜しくお願いします」って、大拍手。

 「タイトルだけはかっこいい」って井上さん。「そんなことないでしょ」ってげんたさんフォロー。5曲目は「キャノンボール・ランナー」。パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフがスリリングに。そしてミドルテンポでギターとシンセがのびやかに奏で、変拍子のギターのリズミカルなリフがスリリングに。その後ピアノのパワフルなリフからギターソロへ。序盤はエモーショナルに。それが徐々にテクニカルに、さらにヘヴィリフからスリリングに展開して続いては叩きまくりドラムソロが。終盤ではミドルテンポのパワフルなリズムにのってギターのヘヴィリフとシンセがのびやかに奏で、カラフルライトが点滅するなか、ギターのリズミカルな変拍子リフが。ラストは楽しく盛り上がってFin。
 「オンドラムス、下田武男!」ってげんたさん、大拍手!「ドラムソロ、20分くらいやるかと思ったのに」って爆笑!

 「たのしいお時間もあっという間に過ぎて、次が最後」ってげんたさん。「えぇ~~~!」ってお客さん。「でも長い曲だから」「そう簡単には帰しませんよ」って爆笑!ここでスタッフの方がステージに難波さんのキーボードの準備をはじめて。井上さんはステージセンターに移動です。
 そしてここで「素晴らしいゲストに登場していただきます。紹介しましょう。“ナンバヒロフミ師匠”です!」ってげんたさん。皆さんすぐに「名前違う!」って。そして難波さん、ステージ前にきてマイクを持って「こんばんは、“バ○バヒロフミ”です」って大爆笑!「すいません、緊張しているもので」って初坂さんがフォロー。「すいません、お詫びにボクが“サチコ”を歌います」ってげんたさん、爆笑!そうそう、げんたさんと下田さんは、学生の頃に昼間からライブハウスの前に並んで、最前列にかぶりつきで難波さん率いる<センス・オブ・ワンダー>のライブを観たそうで。「まさか難波さんと同じステージに立たせていただけるなんて」って感慨深そうに話されて。それと難波さんと初坂さんが某社のキーボード談義を少々。「(機能を)詰め込みすぎ」って。

 本編最後となる6曲目は「ソリチュード」。ダイナミックなリフからリズミカルなリフがスリリングに。そしてギターのヘヴィリフからアップテンポのノリノリモードになって初坂さんのテクニカルなシンセソロ、ギターのテクニカルなソロ、そして難波さんのテクニカルなシンセソロ、それが繰り返されて豪華なソロ回しがスリリングに展開して。終盤ではギターがのびやかなフレーズをゆったりと奏で、そこから再びアップテンポのノリノリモードでリズミカルなリフやダイナミックなリフがスリリングに、そして盛大に弾きまくり叩きまくりでFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って初坂さん。げんたさんがメンバー紹介をして、そして「難波さんに大きな拍手を!」って大拍手!メンバーの皆さんは大拍手のなか、ステージを降りて客席を通って楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんと難波さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。
 ここで難波さんが物販のCDの宣伝と告知を。さらにメンバーの皆さんもおのおの告知を。

 「曲名は言わなくてもわかるよね。言わないほうがいいよね」って初坂さん。オーラス7曲目はなんとJEFF BECK氏の「Scatterbrain」。まずはギターのゆったりとしたブルージーなソロが。そして一転パワフルなドラムからアップテンポでギターが点滅するイエローライトのなか、テクニカルなリフをスリリングに。さらにキーボードがテクニカルにハモって、その後ギターのテクニカルでアグレッシブなギターソロへ。ソロが終わると拍手です。中盤ではダイナミックなリフからギターのテクニカルなリフ、キーボードのテクニカルなリフが。そして初坂さんのテクニカルなシンセソロへ。ソロが終わると拍手です。その後ダイナミックなリフ、ギターのテクニカルなリフから難波さんがメンバーの皆さんに音量を下げるように合図してから静かになって、難波さんのテクニカルなクリスタルサウンドのシンセソロへ。ソロが終わると拍手です。ラストはギターのテクニカルなリフにキーボードがスリリングにハモって、ダイナミックなリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って初坂さん。大拍手のなか、メンバーの皆さんは互いに握手して、そしてステージを降りて楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると9時半すぎ。1時間20分のとってもアツくとっても楽しいライブでした。
 今回も下田さんもげんたさんもエネルギッシュに叩きまくっていてすごい迫力でした。国分さんもベース弾きまくりでめっちゃかっこよかったっす。初坂さんのキーボードも井上さんのギターもテクニカルかつ美しい素敵なサウンドを聴かせてくれました。特に今回、井上さんのギターを注目していましたが、気持ちが伝わってくるような感じがしました。そして今日のライブは難波さんをいっぱい観れて嬉しかったっす。凄腕メンバーによる超テク演奏に爆笑MCもたっぷりで(とてもメモしきれなくて半分も書けなかったっす)とっても楽しいライブでした。またぜひライブお願いしたいっす。

13.7.9 鬼怒無月さんSession

2013-07-11 22:03:34 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.7.9 野毛DOLPHY
 様々なユニットで活躍中の凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>。いつものように鬼怒さんのtwitterや野毛のスケジュール表をチェックしていると、7月9日に鬼怒さんのお名前が。しかも共演が、ピアノ<新澤健一郎さん>、ベース<コモブチキイチロウさん>、ドラムス<大槻カルタ英宣さん>。自分はこれまでにコモブチさんと大槻さんのライブを観たことがないのと、新澤さんのピアノもぜひとも聴きたいし、鬼怒さんのライブも“弾きっぱなし”以来なもので、即予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。仕事を終えて野毛へ。19時半ころに着いてドリンクを注文してのんびりと開演を待ちます。ステージは向かって左に赤いキーボード1台とグランドピアノ。その隣りに水色のハンバッカーストラトとガットギターが。その隣りにはブラウンの5弦ベース。そしてステージ右に2タム1バスのオレンジ色のドラムセットが配置されています。

 20時ちょい前にメンバーの皆さんがステージに登場してチューニングを始めます。そして鬼怒さんがストラトを抱えて「それでは演奏を始めたいと思います」って丁寧に挨拶されて大拍手。以前今回のこのメンバーで4/6に豪雨のなか厚木方面でセッションされたそうですが、その時の感触が良くて今回ここDOLPHYでもやることになったそうで。「メンバーを紹介します。ピアノ&キーボード、新澤健一郎!ベース、コモブチキイチロウ!ドラムス、大槻カルタ英宣!ギター、鬼怒無月です。宜しくお願いします」っておのおのに大拍手が。

 1曲目は「Heart Of Free」っておっしゃったかな?新澤さんの曲だそうです。ピアノのパワフルなリフからはじまって、ドラムフィルからミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターのテクニカルなリフ、ギターとベースのユニゾンでのゆったりとしたフレーズがながれて。その後、ピアノのパワフルなリフと叩きまくりドラムからギターソロへ。エモーショナルにはじまってテクニカルに弾きまくって盛り上がって。続いてピアノのエモーショナルなソロが。終盤では一旦止まってからピアノのパワフルなリフがはいってドラムフィルからミドルテンポでギターがのびやかに奏で、徐々にヘヴィに盛り上がって。「新澤健一郎!」って鬼怒さんが紹介して大拍手!

 鬼怒さんはガットギターに持ち替えて椅子に座って。次の曲はコモブチさんのリクエスト曲だそうで「何かコメントはありますか?」って鬼怒さん、コモブチさんに振って。「すごく大好きな曲で、面白い、3拍子」って。2曲目はSteve Saxさんの「ラパディラ」っておっしゃったかな?ベースのファンキーなリフからはじまって、ギターがミュートしてカッティングリフを。そしてミドルテンポのグルーヴィなリズムにのって跳ねるような楽しい感じでトロピカル風のピアノとギターのリズミカルなリフが。ノリノリっす。その後ブレイクからまずはギターのエモーショナルなソロ、続いてピアノのテクニカルかつアグレッシブなソロが。終盤ではブレイクリフからドラムの叩きまくりソロが。ソロが終わると大拍手です。ラストはピアノとギターのリズミカルなリフから盛り上がってFin。「ドラムス、大槻カルタ英宣!ベース、コモブチキイチロウ!」って鬼怒さんが紹介して大拍手!

 鬼怒さんがストラトに持ち替え、新澤さんがシンセの準備をしてはじまった3曲目は新澤さんの曲で「マリモ」。ベースとドラムから静かにはじまって、ギターがディレイを効かせた神秘的な音色を響かせ、キーボードのクリスタルな音色のリフがゆったりとながれて、ミドルテンポのリズムがはいって、ギターがこっそりとのびやかに。そしてギターとキーボードのユニゾンフレーズがゆったりとながれパワフルなドラムがはいって。その後また静かになってギターソロへ。エモーショナルにはじまって、シンセのスペーシーなサウンドが響き、そこからワウを効かせてテクニカルに、さらにアグレッシブに弾きまくって、ギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムから盛り上がって。終盤では静かになってからキーボードのディレイを効かせた幻想的なソロが。その後キーボードのゆったりとしたリフからギターがはいってユニゾンで。そしてパワフルなドラムがはいってブレイクをキメて、ラストはゆったりと。
 「涼しい感じになりましたね」って新澤さん。「阿寒湖のような。マリモだから」って鬼怒さん。「阿寒湖を感じましたか?」って新澤さん。「話を合わせただけです」って鬼怒さん、爆笑!「キーボードソロはマリモっぽかったですね」って鬼怒さん。

 4曲目は「アラン」っておっしゃったかな?「はりきってどうぞ!」って鬼怒さん、爆笑!ドラムが複雑なリズムを刻み、ベースがはいってギターとキーボードがリズミカルなリフやフィルを弾き、ギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムがスリリングに。そしてブレイクからベースのエモーショナルなソロが。その後ギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムがスリリングに。中盤ではギターとキーボードのユニゾンから、ギターとキーボードのテクニカルなソロの白熱の掛け合いソロバトルが。アツく弾きまくって盛り上がって。終盤ではギターとキーボードのユニゾンからブレイクをキメて、叩きまくりドラムからギターがのびやかに奏で、ピックスクラッチをキメて。そしてユニゾンリフやブレイクリフがスリリングにキマってラストは盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!鬼怒さんがメンバー紹介をしておのおのに大拍手が。「それではちょっと休憩します」って、ここで前半終了です。時計を見ると20時43分。約45分の前半でした。休憩中、鬼怒さん、録音していたレコーダーの電池が切れてしまったようで、電池を買いにコンビニへ。新澤さんはお客さん1人1人に丁寧に声をかけられてフライヤーを配って。

 21時16分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場してチューニングを。後半最初となる5曲目はジム・ペッパーさんの「Witch Time」っておっしゃったかな?ギターのディレイを効かせた音色がゆったりと幻想的に響き、そのままほのぼのした感じのメロディを奏でて。そしてギターとピアノの爽やかな感じのリズミカルなリフがながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、ギターの軽快なカッティングリフにのってピアノのリズミカルなリフがながれ、ギターがハモって爽やかなメロディを奏でて。中盤ではピアノのリズミカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロが。途中からドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤ではギターとピアノがメロウで爽やかなフレーズを綺麗にハモって、ギターがのびやかに奏でて、ラストはだんだんゆっくりと。

 次の曲は新澤さんの曲ですが、当初仮タイトルは“919”だったそうですが、メッセージ性が強いのでやめて、ちょうど曲を作ったそのときにおなかの調子が悪かったので“ストマック”というタイトルにされたとか。「それって“胃”じゃなくて“腸”じゃないの?」って鬼怒さん、爆笑!「“腸”って英語でなんていうの?」って鬼怒さん。どなたかが“ホルモン”って。「それは日本語でしょ」って大槻さん、爆笑!

 6曲目は「ストマック」。ピアノの跳ねるようなミドルテンポのリズミカルなリフからはじまって、ギターが加わってユニゾンで、そしてテクニカルなリフを。その後、ピアノのリズミカルなリフにのってギターの軽快なソロが。ソロが終わると拍手です。続いてはピアノのリズミカルでテクニカルなソロ。ソロが終わると拍手です。続いてベースのテクニカルなソロ、ドラムの叩きまくりソロが。ソロが終わると大拍手。ラストはピアノとギターのリズミカルなユニゾンリフからFin。鬼怒さんがメンバー紹介しておのおのに大拍手が。

 「なかなかステキな曲でしたね」「手に汗握る感じ」って鬼怒さん。新澤さん、再び曲のタイトルのお話を。おなかをこわしたのは「冷房を効かせすぎたのが敗因」って。「だからそれは“胃”じゃなくて“腸”だと思う」って鬼怒さん、爆笑!ここで新澤さんが物販CDの宣伝を。ここでCDにまつわる爆笑話が。残念ながら面白くて聞き入ってメモするの忘れました。でもたぶん書けないような話だったかも。

 鬼怒さんがガットギターに持ち替えて7曲目。ピアノのゆったりとした音色がたおやかにながれ、ベースのしっとりとした音色が静かに響くシンバルとともにながれ、ギターがほのぼのした感じのメロディを奏でて。その後、ギターのエモーショナルなソロ、ベースのしっとりとしたソロが。終盤ではピアノがパワフルなドラムとともに力強くメロディを奏で、ギターがほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏で、ピアノが同じフレーズを奏でて、ラストはユニゾンでしっとりと。

 鬼怒さんがストラトに持ち替えて「最後の曲です」って8曲目は「パラゴラ」っておっしゃったかな?ピアノのアップテンポの流麗なリフから始まって、シンバルが響き、ギターがリズミカルなリフを。そしてパワフルなドラムがはいってピアノとギターがリズミカルなリフを。その後ベースのテクニカルなソロが。ソロが終わると拍手です。そしてダイナミックなリフと叩きまくりドラムで盛り上がって、ピアノのパワフルなリフにのってギターのアグレッシブなソロが。中盤ではギターがディレイを効かせてミステリアスに響かせ、そこからピアノのミステリアスな感じのソロが。ドラムがマレットで叩いて徐々に盛り上がって。終盤ではピアノの流麗なリフからパワフルなドラムのミドルテンポのリズムにのってギターがのびやかに奏で、ダイナミックなリフからブレイクをキメて。ラストはテクニカルなユニゾンリフと叩きまくりドラムで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」って鬼怒さん、メンバー紹介をしておのおのに大拍手が。そして大拍手のなか、メンバーの皆さんは楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子に。するとほどなくステージに戻られて大拍手で迎えられます。
 「ありがとうございます」って鬼怒さん。「またぜひ!」って大拍手!

 オーラス9曲目はCOILの曲で「GAM」。もちろん鬼怒さんはストラトです。カウントからダイナミックでヘヴィなリフがはいって、オルガンのリズミカルなリフにのってギターがヘヴィにのびやかに。そしてギターのアグレッシブな弾きまくりソロへ。その後一旦止まってブレイクリフからシンセのテクニカルなソロ、再びギターのアグレッシブなソロと続いて、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。終盤ではオルガンのリズミカルなリフにのってギターがのびやかに、そしてドラムが叩きまくって、盛り上がってそのままソロへ。ラストはオルガンとギターのヘヴィリフからドラムが叩きまくって、パワフルなブレイクをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」って鬼怒さん。「キーボード、新澤健一郎!ベース、コモブチキイチロウ!ドラムス、大槻カルタ英宣!ギター、鬼怒無月でした。どうもありがとうございました!」っておのおのに大拍手が。そして大拍手のなか、メンバーの皆さんは楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると22時30分。1時間15分の後半で、合計2時間の楽しいライブでした。
フュージョンやJAZZやアヴァンギャルドやブルーズやハードロックとノリノリの楽しい曲やしっとりとメロウな曲など、多彩な楽曲に、超テクの応酬の凄まじい白熱のソロバトル、さらには爆笑MCと最高に楽しめた2時間でした。特に初めて見た聴いた大槻さんのドラム、手数が多すぎず少なすぎず、間も絶妙で超かっこよかったっす。またぜひこのメンツでライブやってほしいっす。

東京終電車

2013-07-07 19:49:30 | ジャズ
 先日の<STELLA LEE JONES>のライブのとき、開演前にふと物販コーナーを見てみると、このアルバムが。ジャケットが妙にソソるのと、お値段も手頃だったもので即購入しちゃいました。
 <東京終電車>。ジャケット裏を見ると2004年にレコーディングされたようで、ステラのピアニスト<佐藤真也さん>と、パーカッションの<くどうげんたさん>が参加され、そしてテナーサックス<吉田祥一郎さん>、ベース<ウチダ・エイリさん>、ドラムス<イソベ・ジュンさん>が参加されていて、さらに3曲目にヴォーカルとハーモニカで<Eric Ndakozesan>が参加されています。
 1曲目は「流れよわが涙と警官は言った」。ピアノのしっとりとしたリフとジェットストリーム音がながれ、ミドルテンポのシンバルのリズムとグルーヴィなベースリフがはいって、そしてアップテンポのドライブ感たっぷりのリズムになってピアノがリズミカルなリフを。躍動感にあふれ、スリリングでかっくいいっす。それにのってSaxのリズミカルなソロが。その後Saxのリズミカルなリフにのってパーカッションが叩きまくり、そこからピアノソロへ。パーカッションもアグレッシブに叩きまくって。ラストはSaxのリズミカルなリフから盛大にFin。超楽しいめっちゃかっくいい曲ですね。
 2曲目は「SMALL TALK」。ミドルテンポでベースとうねるキーボードがゆったりとリフを。そしてヘヴィなリズムがはいってSaxがブルージーなリフを。ちょっぴりファンクな感もあるようなブルーズかな。中盤ではSaxのエモーショナルかつテクニカルなソロと、キーボードのエモーショナルなソロが。その後もとのヘヴィブルーズリフに戻って。
 3曲目は「DUET -interlude」。ブルーズハープの音色が響き、そしてパーカッションとヴォーカルがはいって。アフリカの民族音楽のような感じですね。1分少々の短い曲です。
 4曲目は「PULSE -Prelude」。木鈴のような音が響き、キーボードのクリスタルサウンドのしっとりとした音色が幻想的に響いて。そしてSaxのゆったりとしたメロディが幽玄にながれて。その後ミドルテンポのリズムがはいって、キーボードのしっとりとしたリフにのってSaxがムーディに奏でて。
 5曲目は「BEATA」。キーボードのパーカッシブなリフがリズミカルにながれ、シンバルやドラのような音、シンセサウンドが響き、そこにSaxとベースがはいってのびやかに奏でて。そしてパーカッションとベースのリズムがはいって、Saxのアヴァンギャルドな感じのフリーインプロが。その後グルーヴィなリズムとピアノリフにのってSaxソロが展開し、徐々に盛り上がっていって、パーカッションが叩きまくり、Saxもアグレッシブに吹きまくって。ラストは一旦止まったあと、パーカションのタイトなリズムがはいってピアノとベースがしっとりと奏で、それがだんだん静かに。最初から最後までキーボードリフが延々と繰り返されるなか、Saxやパーカッションが静かにはじまって徐々にアグレッシブになって暴れまくるフリーJAZZ的な曲ですね。
 6曲目は「流れよわが涙と警官は言った -outro」。モノラルサウンドでミドルテンポのリズムにのってSaxがブルージーに奏でて。短いブルーズです。
 ドライブ感たっぷりのめっちゃ楽しい曲や、ムーディなブルーズや、民族音楽や、フリーインプロJAZZなど、全6曲でトータル時間も短いミニアルバムでありながらも内容は濃くて聴き応えありますね。特に1曲目は超お気に入りです。このユニット、ぜひライブを観たかったっすね。でもでもほんとレアなアルバムが手に入って、素敵な曲が聴くことができてめっちゃ嬉しいっす。

13.6.30 ptf

2013-07-03 23:17:52 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.6.30 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 新鋭ヴァイオリンプログレバンド<ptf>。あの御大<KBB>と同じくヴァイオリン・キーボード・ドラムス・ベースの4人編成。メンバーはヴァイオリン<高島圭介さん>、キーボード<鬼頭武也さん>、ドラムス<関勇亮さん>、そして今年2月のライブでかっちょいいベースを披露してくれたニューベーシスト<伊藤寛之さん>です。バンドは3月に待望のフルアルバム「percept from・・・」を発表され、レコ発ライブも。自分は残念ながらレコ発ライブには行けなかったんですね。アルバムがまた素晴らしい出来栄えなだけにほんと残念でした。なので次の機会をうかがっておりましたところ、6/30のシルエレのプログレイベントに出演されると知って予約して楽しみにしておりました。

 さて当日。ptfの出番は2番目です。前バンドが終わって、ステージ上はメンバーの皆さんやスタッフの方々がセットチェンジを。それまで閑散としていた客席もほぼ埋まってきて。ステージ向かって左にはブラウンのソリッドな6弦ベースを抱えた伊藤さんが、中央後方には2タム1バスのセットにミニシンバルを設置中の関さん。ステージ右には2段キーボードをセット中の鬼頭さん。そしてフロント中央はエレキヴァイオリンと足元のエフェクターをセット中の高島さんが。

 19時28分ころ、フロアーが暗くなって、薄暗いなか、ピアノの綺麗な音色がしっとりと響き、ヴァオリンの艶やかな音色が美しくたおやかに。1曲目は「chromatic rays」。ミドルテンポのパワフルなドラムとうねるベースラインにのってヴァイオリンがのびやかに奏で、そこからピアノのリズミカルなソロへ。その後ヴァイオリンが美しくドラマティックに奏で、ベースとピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンソロへ。序盤は静かに、それが徐々に盛り上がって。その後ヴァイオリンとキーボードのユニゾンやハモりから叩きまくりドラムとともにダイナミックに盛り上がって。中盤ではヴァイオリンとキーボードのリズミカルなリフから、オレンジ&レッドライトのなか、キーボードのウリスタルサウンドのエモーショナルなソロが。高島さんは伊藤さんの方へ。続いてはベースの早弾きテクニカルソロが。その後ライトが点滅するなか、ダイナミックなリフとオルガンサウンドが鳴り響き、そこからヴァイオリンのアグレッシブなソロで盛り上がって。終盤ではオルガンサウンドが響くなか、ヴァイオリンが美しくドラマティックに奏で、ラストは静かにしっとりとFin。

 「どうもこんばんはptfです」って高島さんが挨拶して大拍手。「1曲目から長い曲をやってしまって・・・お疲れ様でした」って爆笑!「メンバー紹介します。キーボード、鬼頭武也!ドラムス、関勇亮!ベース、伊藤寛之!」って高島さんが紹介し、「リーダー、ヴァイオリン、高島圭介!」って鬼頭さんが紹介しておのおのに大拍手!鬼頭さんがマイクを取ろうとしますが、ジャックが外れてしまって「いまワイヤレスマイクみたいになった」って爆笑!「今度インカムマイクにしたら」って高島さん。

 「次は新曲です」って高島さん、大拍手。3月にアルバムを発表しながらもどんどん新曲を作曲されているそうで「すごくやる気あふれているようにきこえますけど」って。2曲続けて新曲だそうですが「ptf史上もっともゆったりした曲ともっともハードな曲」って。速い曲のほうは「譜面みたら音符がいっぱいでまるで(足がいっぱいある虫)のよう」って鬼頭さん、爆笑!「やる前からイメージ下げるようなこと言わないでくださいよ」って高島さん、爆笑!

 2曲目は「The Versatile」。キーボードのクリスタルサウンドが幻想的にゆったりと響いて。そしてマレットでのパワフルなタムドラムから、レッドライトのなか、ダークリフが力強くゆったりとながれ、ヴァイオリンがミステリアスなリフをゆったりと奏でて。その後リズミカルなリフからたおやかにドラマティックに展開して。中盤ではオレンジ&レッドライトのなか、ヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏でて。その後ブルーライトのなか、キーボードのクリスタルサウンドのリフがミステリアスに響き、ベースラインにのってヴァイオリンがのびやかに奏でて。

 続いて3曲目は「Beyond the Ridge」。ヴァイオリンのテクニカルなリフからはじまって、キーボードが加わってハモって、そしてライトが点滅するなか、アップテンポでヴァイオリンのリズミカルなリフにのってオルガンが吼えて、ベースのパワフルなチョッパーリフにのってヴァイオリンとキーボードがテクニカルなリフをスリリングに。KBBの某曲を思い出したかも。その後ヴァイオリンのアップテンポのリフにのって、ライトが点滅するなか、キーボードのテクニカルなソロ、続いてダイナミックなリフからミドルテンポになってヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。中盤ではテクニカルなユニゾンリフから、スネアのアップテンポのリズムとパワフルにうねるベースリフにのってヴァイオリンがのびやかにミステリアスに奏で、そこからテクニカルにアグレッシブに弾きまくって。終盤ではヴァイオリンのアップテンポのテクニカルなリフからオールユニゾンのテクニカルリフ、そしてオルガンが吼えて、ドラムが叩きまくって、うねるベースリフにのってアップテンポでスリリングに展開して。その後一旦ミドルテンポになってヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏で、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。ラストはアップテンポでオールユニゾンのテクニカルなリフがスリリングに。
 曲が終わると大拍手大歓声!高島さんが手を挙げて大拍手に応えて。なかなか大拍手が鳴りやまないなか、高島さんが「お疲れ様でした」って爆笑!「もう帰りたいくらい」って爆笑!「出し尽くして疲れた」「無事に通ってよかった」って。「音単価の安い曲」って爆笑!

 「長い曲を書きたい」って高島さんはいま4部構成くらいの組曲を構想中で、1曲目は以前のライブで演奏され、今日のいまの2曲が2部3部で、4曲目をいま作曲中だそうで。「1つの曲を無理やり分けたみたい」って鬼頭さん、爆笑!「考えに考え抜いて構成しているって意味で」ってすぐフォローして。「コンセプトアルバムと組曲のあいだくらいのイメージで」って高島さん。でも「長い曲を書きたいっていう心理がわからない」って鬼頭さん、爆笑!「そういうことはここで言わないで個人的にFBとかでつぶやいて」って高島さん、爆笑!

 4曲目は「Firefly Effect」。ダイナミックなリフからパワフルでダークでミステリアスなリフが衝撃的に響いて。サスペンスドラマのテーマ曲にピッタリな感じです。そしてヴァイオリンのミステリアスなリフがアップテンポでスリリングにながれ、ピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのディレイを効かせたのびやかな音色が響いて。その後ミドルテンポのダンサブルな感じになって、オレンジ&レッドライトのなか、ヴァイオリンがのびやかにドラマティックに奏で、ピアノの音色が印象的に響いて。中盤ではヴァイオリンとピアノのミステリアスなリフからダイナミックなリフがはいってドラマティックに盛り上がって、そこからピアノソロへ。エモーショナルにテクニカルに、そして力強くドラマティクに。その後、衝撃的なダークリフ、ヴァイオリンのミステリアスなリフからミドルテンポでゆったりとのびやかに美しく響き、ダイナミックなリフへ。終盤ではレッド&オレンジライトのなか、ヴァイオリンがのびやかに奏で、キーボードが加わってユニゾンで盛り上がって。ラストはヴァイオリンがディレイを効かせて弾きまくり、ピアノも弾きまくるも、だんだんと静かになっていってFin。
 「ありがとうございます」って高島さん。「“蛍”だよね。なんか核爆発みたい」「“蛍”ってこんなにヤバいんだね」って鬼頭さん、爆笑!

 「次が最後の曲です」って高島さん。客席からは「えぇ~~~!」ってブーイング。次回ライブは9月を予定されているそうですが、まだ公表はできないそうで。「西武新宿線の」って高島さんが言うと、客席から「あぁ~」って判った声が。「西武新宿線だけでわかるんですね」って高島さん。客席から「N袋!」「Sクチュアリ!」って声が飛んで爆笑!

 本編最後となる5曲目は「ephemeral sign」。キーボードのクリスタルサウンドのリフと、ヴァイオリンのディレイを効かせたフィンガーピックリフが綺麗に響いて。そしてシンバルのアップテンポのリズムとパワフルなベースリフがはいってスリリングに展開し、ヴァイオリンとベースがユニゾンリフを。その後、ミドルテンポのパワフルなリズムにのってヴァイオリンがのびやかにメロウに奏で、オレンジライトのなか、キーボードのテクニカルなソロが。そして叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ヴァイオリンが力強くドラマティックに奏で、ダイナミックなブレイクからテクニカルなユニゾンリフが。中盤ではカウベルのファンキーなリズムがはいって、ライトが点滅するなか、オルガンが吼えて、ベースのテクニカルなリフにのってヴァイオリンがリズミカルなリフを弾き、そこからテクニカルなヴァイオリンソロへ。さらにブレイクからオレンジ&レッドライトのなか、叩きまくりのドラムソロが。終盤ではヴァイオリンとベースのユニゾンリフから、キーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンがのびやかに哀愁たっぷりに奏で、そこから徐々に盛り上がってダイナミックなリフへ。ラストはキーボードとヴァイオリンのフィンガーピックのリフがディレイ効果で幻想的に響いてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました。ptfでした。また9月にお会いしましょう」って高島さん。メンバーの皆さんは片付けにとりかかろうとしますが、大拍手がアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。メンバーの皆さん、困惑の表情ですがお店からGoサインがでたようで「2番目のバンドなんですけど、OKいただいたんで。ありがとうございます」って高島さん、大拍手!

 「前回の千葉でやったライブでたまたまカヴァー曲をやったんですけど・・・それが聴きたいってことかな?」って高島さん、大拍手!「カンペがないんで、細かいミスは大目にみて」って。
 オーラス6曲目は「Enigmatic Ocean」。まずはヴァイオリンとベースのリフ、シンセサウンドがゆったりと響いて。そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏で、ヴァイオリンとキーボードが爽やかなメロディをたおやかに。その後一転アップテンポのパワフルなベースリフからノリノリモードでダイナミックなリフとヴァイオリンのテクニカルなフィルがはいってスリリングに展開し、そこからヴァイオリンのアグレッシブなソロへ。そのご、ヴァイオリンとキーボードがのびやかに爽やかにハモってから、アップテンポでヴァイオリン→キーボード→ベースとテクニカルなソロ回しがスリリングに。ラストはダイナミックなリフから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って高島さん、手を振って大拍手大歓声に応えて。これにてライブ終了です。時計を見ると20時38分。1時間10分のアツいライブでした。
 テクニカルで美しくドラマティックなめっちゃ素敵な演奏で、そのうえMCがめっちゃ面白くて、さらに演奏側だけでなく、お客さんのノリも応援もすごくて、アンコールまで超楽しめた素敵なライブでした。MCはもっといっぱいあるんですけど、メモしきれませんでした。次回9月のライブは現状では行けるか微妙ですが、構想中の40分におよぶ4部組曲を通して演奏されるのなら、何とかして行かねば!です。