ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

SISTER SARAH 00 NEURO HARD

2015-10-31 21:41:59 | J-POP
 先日、中古も扱う某CD店でジャパンプログレのコーナーを探索していたところ、Rディーン氏風文字のジャケットを発見。バンド名が<SISTER SARAH>と。全く存じないバンドなんですけど、<It Bites>の大好きな曲名ですから、これはもう期待できそうだしジャケットも綺麗だし、お値段もお手頃ということもあり、即購入。
 <SISTER SARAH>は、HPによると、ヴォーカル&キーボードの<Zukkoさん>と、ギター&ヴォーカルの<ao-changさん>が1999年に結成されたユニットで、J-POP・HR・プログレを目標に関西方面で活躍されているそうで。HPにはまだこの5曲入りミニアルバム「00 NEURO HARD」のことは書かれていないようで。CD盤を見ると2015と記載されていたので、今年発表されたミニアルバムのようです。
 アルバム1曲目は「NEURO HARD」。チャイナ風のシーケンスサウンドからミドルテンポではじまって、ヘヴィギターがうねり、ラテン風パーカッションがはいって、ギターがのびやかにさわやかに奏でて。そしてアップテンポのグルーヴィなリズムがはいって、ファンキーでドライブ感たっぷりななか、ギターがのびやかに奏で、そこからテクニカルなソロへ。終盤ではパワフルなブレイクから静かになって、再びシーケンスのチャイナ風リズムがながれて。
 2曲目は「Orchid Shower」。アップテンポのシーケンスリズムからギターがのびやかにメロウに奏で、ミドルテンポのパワフルなリズムからギターのヘヴィでリズミカルなリフがはいって、ベースがうねるなか、ヴォーカルがのびやかに歌い、サビではPOPな感じになり、とってもクリアなハイトーンのファルセットも。中盤ではギターののびやかでエモーショナルなソロが。その後キーボードのオリエンタル風のリフがパーカッションのリズムにのってながれ、そこからリズミカルでPOPなサビへ。ラストにもギターのエモーショナルなソロが。
 3曲目は「Leo」。アコギのパワフルなリフからアコーディオン風のリズミカルなリフがはいって、ヴォーカルがのびやかに爽やかに歌って、そしてフォルクローレ風な感じで笛の音が響いて。中盤ではアコギのクラシカルなアルペジオリフにアコーディオン風サウンドが加わってユニゾンで奏で、ブレイクからアコギのゆったりとしたソロが。終盤では力強くのびやかなヴォーカルがはいって、アコーディオンの音色ものびやかにながれ、コーラスのスキャットからヴォーカルが力強くのびやかにハイトーンでドラマティックに歌って。
 4曲目は「Guppy’s Garden」。ドラムフィルからアップテンポのノリノリのドライブモードになって、ギターがのびやかに奏で、キーボードのリズミカルなリフからシンセがのびやかに爽やかに広大に奏で、エフェクトのかかったリズミカルなヴォーカルがはいって、キャッチーなサビへ。続いて女性ヴォーカルがはいってのびやかに爽やかに歌って。その後、疾走モードになってヴォーカルがのびやかに爽やかに。中盤ではミドルテンポのファンキーなノリノリモードでギターのテクニカルなソロが。その後ヴァースとサビを挟んでノリノリモードでシンセのテクニカルなソロが。終盤ではノリノリのサビから疾走モードになってヴォーカルがのびやかに力強く歌い、ラストはギターのテクニカルなソロが。
 5曲目は「Paradise」。小鳥のさえずりの音が聴こえてきて、パイプオルガンサウンドがのびやかに荘厳に響き、ピアノの音色がダークに響き、ドラムフィルからミドルテンポのリズムがはいってシンセがのびやかに奏で、静かになってから、オルガンが響くなか、のびやかなヴォーカルがはいって、そしてリズミカルに。中盤ではピアノが響くなか、女性のナレーションがはいって、そしてギターのパワフルなカッティングリフからリズミカルなヴォーカルがはいって、そしてヒスノイズがはいってきて。その後ダイナミックなリフからミドルテンポのヘヴィギターリフにのってヴォーカルがファルセットでのびやかに。一旦止まってからギターもメロウにのびやかに奏でて。終盤ではピアノリフからのびやかなヴォーカルがはいって、ブレイクからメルヘンチックな感じになるも、ギターのヘヴィサウンドでのエモーショナルなソロが。ラストはリズミカルなサビからシンセとギターがのびやかに奏で、小鳥のさえずりが聴こえてきて、ピアノリフがしっとりとながれてFin。
 プログレ的な面もある、キャッチーかつテクニカルなハードロックという感じですね。たった5曲ながらも音楽性の広さを感じます。そしてなんといってもヴォーカルがとってもピュアでクリアなトーンで、表現力も豊かで、聴いていてとても気持ちよくてハマってしまいました。関東圏では難しいかもしれませんが、いつかライブ観てみたいっす。

川口貴さん KT Volume 1

2015-10-24 09:57:39 | Outer Limits
 老舗プログレバンド<Outer Limits>のヴァイオリニストで、日本フィルのヴァイオリン奏者である<川口貴さん>。川口さんは2002年にソロユニット<KT>をスタートさせ、これまでに3枚のミニアルバムを発表されていますが、先日、初期に発表されたと思われる1枚目のミニアルバム「Volume 1」が手に入ったもので紹介させていただこうかと。3曲収録のミニアルバムで、真っ黒ななかにグレーでうっすらと文字が書かれたシンプルかつダークなジャケットです。
 アルバム1曲目は「op.31」。ゆったりとしたキーボードリフからはじまって、シンセサウンドがのびやかに壮大にながれて。そしてピアノのパワフルなリフがアップテンポのノリノリモードではいって、シンセがリズミカルに、のびやかにたおやかに奏で、明るく爽やかな感じに。中盤ではヴァイオリンのテクニカルなソロが。その後ブレイクから静かになって、シンセサウンドがのびやかに響き、ヴァイオリンがゆったりと奏でて。終盤ではダイナミックなリフからヴァイオリンがのびやかに奏で、再びダイナミックなリフからアップテンポになって、シンセのテクニカルなソロ、続いてヴァイオリンのテクニカルなソロも。ラストはヴァイオリンとシンセがのびやかにドラマティックに奏でて。
 2曲目は「op.41」。アップテンポのドラムからはいって、シンセがのびやかに奏で、ダイナミックなリフからヴァイオリンとシンセがユニゾンでリフをスリリングに。そして一旦止まってからヴァイオリンとシンセがのびやかに奏でて。中盤では静かになってミドルテンポのリズムからシンセとヴァイオリンがミステリアスなリフを奏で、そこからアップテンポになってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてヴァイオリンとキーボードがリズミカルにスリリングに。終盤ではリズミカルなリフからヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、パワフルなリフからスリリングにブレイクをキメて。ラストはヴァイオリンとキーボードがユニゾンでのびやかに奏でてからダイナミックなリフから盛大にFin。
 3曲目は「op.29」。ピアノの綺麗でテクニカルなフィルからダイナミックなリフがはいって、ミドルテンポのピアノリフからシンセサウンドがしっとりと奥深く響き、ピアノの流麗なリフからシンセのブラスサウンドのリズミカルなリフとパワフルなドラムがはいって。中盤ではピアノの綺麗でダイナミックなリフからシンセがゆったりとのびやかに奏で、ピアノのパワフルでリズミカルなリフからシンセのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフが叩きまくりドラムとともにスリリングに展開し、ピアノのリズミカルなリフからシンセがしっとりと幻想的に奏で、それが徐々に盛り上がっていって、ラストはゆったりと力強くドラマティックに。
 3曲とも静と動のコントラストが絶妙で、美しくドラマティックに盛り上がり、時に繊細に、時にテクニカルにダイナミックにと聴かせてくれる、シンプルながらもとっても素敵なミニアルバムですね。

YUKIE & Nanclenaicers Discovery

2015-10-18 09:32:45 | フュージョン
 元VELVET PΛWのギタリスト<伊東憂紀さん>こと<YUKIEさん>が2011年から始められたスーパーインストセッションプロジェクト<YUKIE & Nanclenaicers(ナンクルナイサーズ)>。メンバーは、YUKIEさんの他、ベース<箭島裕治さん>、キーボード<林良さん>、ドラムス<岡野大介さん>です。2013年8月に1stミニアルバム<Beginning>を発表され、それがまたとっても素敵なサウンドなもので、その後何度かライブも観にいってハマってしまいました。そして今年2015年9月に2ndミニアルバム「Discovery」が発表されました。メルヘンチックでドリーミーでとっても可愛らしいジャケット、いいですねぇ。思わず微笑んでしまいます。
 アルバム1曲目は「Water Dance」。パワフルなバンドリフ・ピアノのリズミカルなリフから明るく楽しくはじまって、ギターのエフェクトを効かせた可愛らしいキュートな音色のリズミカルなリフがレゲエリズムで気持ちよくながれ、爽やかなコーラスサウンドがのびやかに、そしてギターのリズミカルなリフからシンセサウンドが爽やかにながれ、ダイナミックなリフからブレイクをキメて。中盤ではベースのテクニカルなソロ、フルート風サウンドのテクニカルなソロと続き、ギターソロへ。まずは可愛らしいサウンドでリズミカルに。それが一転ヘヴィサウンドになってアグレッシブでテクニカルなソロに。終盤では再び可愛らしい音色のレゲエ風リズミカルリフからパワフルでリズミカルなリフが明るく楽しくながれて。
 2曲目は「Empty Canvas」。ダイナミックなリフからギターがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくり、ピアノとギターのリズミカルなリフからピアノがエレガントな感じでリズミカルなリフを奏で、シンセ・ギターがのびやかに壮大に奏でて。中盤ではベースのテクニカルなソロ、ピアノのジャジーでテクニカルなソロと続き、シンセのリズミカルなリフからギターは力強く太くのびやかに奏で、そこからギターソロへ。序盤はエモーショナルに、そしてテクニカルにアグレッシブに。終盤ではギターがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって。
 3曲目は「Rainbow Train」。強風吹きすさぶ音からダイナミックなリフがはいって、ギターがのびやかに奏で、アップテンポのノリノリのドライブモードになって、ピアノのリズミカルなリフにのってギターが爽快感たっぷりにのびやかに奏でて。フュージョンの王道って感じでめっちゃかっくいいっす。中盤ではミドルテンポでピアノの綺麗でテクニカルなソロ、続いてギターのテクニカルなソロが。その後、静かになってベースのしっとりとした感じながらもテクニカルなソロが。そしてギターのヘヴィサウンドがのびやかにながれ、ドラムが叩きまくり、そこからオルガンのテクニカルなソロが。終盤では再びアップテンポのノリノリドライブモードになってギターがのびやかに奏で、そこからギターのテクニカルでアグレッシブなソロが。ラストはパワフルなブレイクから弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
 4曲目は「Blowin’ in the Wind~風に吹かれて」。アコギのゆったりとしっとりとした感じのほのぼのメロディのソロ曲です。
 5曲目は「Rainbow Train」のバッキングトラックです。
 ここぞというところでギターがかっこよくテクニカルに弾きまくって、前作以上にYUKIEさんのギターが楽しめて、ベースもキーボードもドラムもギターを盛り立てながらも、テクニカルな見せ場があって、その上に曲自体も親しみやすくて気持ち良くて、とっても楽しめますね。また機会があればライブ観に行きたいっす。

15.10.11 WHERE THE WHEAT (KANSAS)

2015-10-12 09:09:26 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2015.10.11 巣鴨 獅子王
<THE DENSHOW `` 伝承 `` ROCK DENSHOW Vol. 2>
 アメリカの老舗ヴァイオリン・プログレハードバンド<KANSAS>。数年前にプログレフェス出演のために来日されて素晴らしいライブを披露してくれて。ところが昨年かな?オリジナルヴォーカリストのSteveさんが脱退されたとのことでビックリ。でも新たなヴォーカリストが加入されて、Youtubeでも今年のライブがUPされてますが、まだまだ健在で、またいつか来日してくれたらいいなぁ~なんて。でもカヴァーバンドでもいいから<KANSAS>の名曲を生で聴きたいと常日頃思っているわけで。で、以前、ヴォーカリスト“ゴンザレス”さんと、ドラマー“おに”さんが参加されたバンド<PARADOXX>のライブを観に行きまして、それがまた素晴らしい出来栄えでめっちゃ感動して。で、またいつかやってくれないかなぁ~って願っていましたが、その後は音沙汰なく。そんな折の2015年、その“ゴンザレス”さんと“おに”さんが参加される新たな<KANSAS>のトリビュートバンドのライブが10/11に巣鴨であるとの情報が!思わずバンザイしちゃいました。現在めっちゃ仕事が忙しいんですけど、これだけは絶対に観に行かねば!と決めて頑張ってきました。そのバンドは、
<WHERE THE WHEAT>
高島 圭介 ( ptf ) - Violin/Vo
棚村 "ゴンザレス" 睦(Machine Messiah,Ladies from Mars)- Vo/Ba
水口 "Mitch" 貴之(Ladies from Mars, FUN HALEN) - Gt
森脇 "MOORI" 健(月禿の騎士、Ladies from Mars etc) - Ba/Key/Gt
佐藤 "おに" 雅己(東京ザッパラス) - Dr/Vo
皿谷 "さらっち" 正文(東京ザッパラス,ししごころ)- Key
 超強力なメンバーに超ビックリ!MOORIさんにMitchさんにさらっちさん、そしてヴァイオリンにはなんと<ptf>の高島さんとは!これほどの強者が揃ったスーパーバンド、めっちゃ期待しちゃいます。さらにどんな曲をやってくれるのかも楽しみっす。

 さて当日。3連休の中日ですが、自分は家でお仕事。でも今日は午前中で切り上げて巣鴨へ。駅前では“よさこい”のような大人数の威勢のいい踊りが披露されていて凄い人だかりで賑わっていました。ライブハウスのほうは静かなものだろうと思いきや、なんと長蛇の列でびっくり。あわてて並んで開場を待ちます。で、予定よりも10分押して開場になり、受付を済ませて席をGETして、のんびりと開演を待ちます。ステージはスクリーンで隠されています。

 16時半すぎに「ようこそいらっしゃいました!」ってお店の方の前説が。その後、SEからシンセでのKANSASの曲がながれてきて、いよいよです。SEが生演奏に。カウントからミドルテンポのダイナミックなリフがながれ、スクリーンがゆっくりと上がって、ステージの全貌が明らかに。ステージ向かって右にベースを抱えてシンセを弾くMOORIさん、その隣にヴァイオリンを奏でる高島さん、中央後方に2タム1バスドラムをパワフルに叩くおにさん。ステージ右端にキーボードさらっちさん。その隣にブラックレスポールを弾くMitchさん。そしてフロントセンターはベースを弾くゴンザレスさんが。黒ジャケに黒帽子がキマってかっくいいっす。1曲目は「Song For America」。いきなり大好きな曲でめっちゃ嬉しいっす。なによりも6人の奏でるダイナミックなサウンドにしょっぱなから圧倒されちゃってます。凄い迫力!ダイナミックなリフのなか、ヴァイオリンがのびやかに美しく奏でて。そしてゴンザレスさんがベースを置いて、ミドルテンポでリズミカルに歌い、おにさんと高島さんがコーラスを入れて。そういえば高島さんの歌声って初めて聴いたかも。その後ベースのテクニカルなリフからヴォーカルが力強くのびやかに歌い、コーラスがリズミカルに。中盤ではシンセのリズミカルなソロやヴァイオリンのリズミカルなソロが。そしてピアノ・ヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、ヴォーカルがハイトーンで力強くのびやかに。終盤ではゆったりとのびやかに雄大に。そしてヴァイオリンのエモーショナルかつテクニカルなソロが。ラストがギターのアルペジオリフがゆったりとゆっくりと。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Welcome to KANSAS!」って英語で挨拶されて大拍手!その後は日本語でバンドのお話を。「“WHERE THE WHEAT”、KANSASをやってます」って。「皆さん、お逢いできて嬉しいです」って大拍手!

 2曲目はなんと「Icarus Ⅱ」。まさかⅠでなく、この曲をカヴァーされるとは。ビックリっす。ミドルテンポのピアノのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、パワフルでリズミカルなバンドリフからヴァイオリンとヘヴィギターがのびやかに奏で、ゆったりと。そしてピアノリフからヴォーカルがゆったりとのびやかに、コーラスと共に力強くドラマティックに歌い上げて。その後ミドルテンポのギターのヘヴィリフからパワフルなスネア連打がはいって、そこからアップテンポになってギターがステージ中央でリズミカルなリフを。中盤ではミドルテンポに戻って、ギターとヴァイオリンのヘヴィでリズミカルなリフからヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌い、さらにスクリーミングも。その後一旦止まってからヴァイオリンの力強いソロが。終盤ではピアノの綺麗でリズミカルなリフからヴァイオリンがはいってリズミカルに、さらにのびやかに美しくドラマティックに奏で、ギターとユニゾンでのびやかに。ここでなぜかさらっちさんがステージ反対側のMOORIさんのシンセでリフを弾いて。キーボードが何かトラブったのか、そういう演出なのか?でそのピアノのリズミカルなリフからヴァイオリンがゆったりとゆっくりと。

 「キーボードのトラブルに気が付かなかった。さらっちさんが2人居るのかと思った」ってゴンザレスさん、爆笑!で、さらっちさんはご自身のキーボードをチェック中です。その間、ゴンザレスさんが曲の説明や本家KANSASの近況を語って。で、まだキーボードのチェックに時間がかかりそうで、ここでゴンザレスさんが、MOORIさんとMitchさんとやっているUFOのトリビュートバンド<Ladies From Mars>の宣伝を。メンバーであるMOORIさんがLights outのリフを、MitchさんがRock Bottomのリフを弾いて。で、今回のユニット名の“WHERE THE WHEAT”とは、KANSASとは全く関係なく、UFOの曲の歌詞から拝借されたそうで。その後、さらっちさんとおにさんの紹介を。高島さんの紹介は後ほどのようで。

 カウントからアカペラコーラスでパワフルにはじまった3曲目は「Carry on My Wayward Son」。KANSASの大ヒット曲。通常この曲はオーラスなのですが、ここに持ってくるとは、ラストはいかに?で、リズミカルなリフからダイナミックなリフがのびやかにながれ、アップテンポのリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。その後、綺麗なピアノリフからヴォーカルがリズミカルに歌い、サビではパワフルでリズミカルなコーラスが。中盤ではノリノリのリズミカルなリフからオルガンのテクニカルなソロ、さらにリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフからパワフルなコーラスがはいって、ヴォーカルがシャウトをキメて。終盤ではパワフルなシャッフルモードでヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフからヴォーカルがロングスクリーミング。その後ギターのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフがゆったりと。

 続いて♪ダダダン!ってパワフルなドラムからギターとヴァイオリンが美しくのびやかに奏でて。4曲目は「The Wall」。ドラマティックな名曲!ギターがエモーショナルに奏で、ギターとともにのびやかに。そしてピアノリフからヴォーカルがゆったりとしっとりと歌い、ドラマティックに力強く歌い上げて。その後ギターのエモーショナルでドラマティックなソロが。終盤ではヴォーカルが力強く歌い上げ、エネルギッシュなシャウトも。ラストはヴァイオリンとキーボードがゆったりとドラマティックに美しく奏でて。

 「皆さんKANSASマニアだから曲紹介なんかしなくていいよね、みんな知ってるんだから」ってゴンザレスさん、爆笑!ここで高島さんの紹介を。「新進気鋭の若手プログレバンド<ptf>のヴァイオリニストでバンドリーダー」って。ゴンザレスさんと知り合ったのは3年くらい前で、お互いにKANSAS好きということがわかって、いつか一緒にやろうという話をしていて、それがやっと今回実現したそうで。「ありがとうございます」ってゴンザレスさん、大拍手!「まだ名前を言ってもらってないんで。高島と申します」って高島さん、ご自分で名前を。大爆笑!「以後、お見知りおきを」って大拍手!

 「宴もたけなわですが、あと2曲」ってゴンザレスさん。5曲目は「Miracles Out of Nowhere」。オルガンのゆったりしたリフからヴァイオリンとヘヴィギターがのびやかに奏で、リズミカルなリフからヴォーカルがのびやかに、リズミカルに歌い、コーラスとともに力強くのびやかに。その後MOORIさんがキーボードを弾き、ゴンザレスさんがベースを抱え、キーボードとオルガンのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて。中盤ではオルガンリフからヴォーカルが力強くのびやかに、そしてダイナミックなリフからヴォーカルがハイトーンでエネルギッシュに歌って。終盤ではアップテンポのノリノリモードになってリズミカルなリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏で、そこからギターのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフと叩きまくりドラムからゆったりとゆっくりと。

 オーラス6曲目は大作「Magnum Opus」。まさかこの大作をやるとは・・・驚きです。まずはシンセのベースサウンドがうねって響き、ヴァイオリンがKANSAS曲のリフを奏で、ドラムがパワフルにタムを叩き、それを交互に。そこからヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、そこからMOORIさんのテクニカルなベースソロが。ソロが終わると大拍手!その後キーボードのクリスタルサウンドリフが綺麗に響くなか、ギターのエモーショナルなソロが。そしてミドルテンポでゆったりとしたヴォーカルがはいってしっとりと。中盤ではMOORIさんがシンセを弾き、ゴンザレスさんがベースを弾き、パワフルでリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードでダイナミックなリフをスリリングに。そしてMOORIさんがスタインバーガーギターを抱え、ツインギターでのリフがブレイクを交えてスリリングに展開して、ブレイクからゆったりとゆっくりと。その後ギターのアルペジオリフからキーボードのクリスタルサウンドが綺麗に響き、ギターとキーボードがユニゾンでリズミカルなリフを。終盤ではアップテンポのリズミカルなリフで盛り上がって、ダイナミックなリフがスリリングに展開し、キーボードがうねりまくりのソロを。そしてヴァイオリンがのびやかに奏で、徐々にゆったりと。ラストはダイナミックなリフから弾きまくり叩きまくりで盛大に劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you very much!最後まで楽しんでってください!WHERE THE WHEATでした!」ってゴンザレスさん。大拍手なか、ほどなくスクリーンが下りて客席が明るくなってライブ終了です。素晴らしいライブでした。
 なんといってもそのダイナミックなバンドサウンドに圧倒されちゃいましたね。小さなハコじゃもったいない、もっと大きなホールで聴きたいくらいのスケールの大きなバンドサウンド・バンドアンサンブルで、もう“スゲー!”のひと言っす。おにさんのタイトでパワフルで安定感のあるドラム&コーラス、Mitchさんのテクニカルなギター、MOORIさんのベース・キーボード・ギターと大活躍フル回転のテクニック、高島さんの力強くも美しいヴァイオリンとコーラス、さらっちさんの機材トラブルに見舞われながらもテクニカルで綺麗なキーボード、そしてゴンザレスさんの魂のこもったエネルギッシュなヴォーカル&ベース、さらに絶妙なセットリストと爆笑MCと、最高に楽しませていただきました。またぜひやってほしいっす。それにしてもKANSASやっぱ最高!本家の来日も期待したいっす。

川口貴さんKT vol.a Ding-dong

2015-10-04 19:53:36 | Outer Limits
 老舗プログレバンド<Outer Limits>のヴァイオリニストで、日本フィルのヴァイオリン奏者である<川口貴さん>。川口さんは2002年にソロユニット<KT>をスタートさせ、これまでに3枚のミニアルバムを発表されていますが、先日2007年に発表された2枚目のミニアルバム「Vol.a Ding-dong」が手に入ったもので紹介させていただこうかと。3曲収録のミニアルバムで、オレンジ基調のとっても綺麗なジャケットで、美しいメロディを想像してしまいます。
 1曲目は「Overture」。鐘のような、大きな柱時計の時報のような音が響き、アコギ風のアルペジオリフがゆったりとながれ、ミドルテンポのリズムがはいって、ベースラインがゆったりと響き、キーボードのリズミカルなリフがはいって、パワフルなドラムとともに盛り上がって。そしてシンセがうねるなか、ヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏で、そこからテクニカルなソロを。その後シンセとユニゾンでのびやかに奏で、叩きまくりドラムがはいって盛り上がり、ヴァイオリンがのびやかにドラマティックに奏でて。
 2曲目は「op.28」。シンセのパワフルなリフがリズミカルにスリリングに。戦闘モノのゲーム音楽のように攻撃的でかっくいいっす。そしてミドルテンポのパワフルなリフからシンセがのびやかに壮大に響いて。その後、静かになってシンセサウンドがゆったりと幻想的に響き、ヴァイオリンがのびやかに幽玄に奏で、パワフルなドラムからダイナミックにスリリングに。中盤ではヴァイオリンとシンセのテクニカルなフィルが交互に。そこからヴァイオリンのテクニカルな弾きまくりソロが。終盤では再びダイナミックでスリリングな攻撃的リフから静かになって幻想的になり、ヴァイオリンがのびやかに奏で、ラストはダイナミックでスリリングなリフが。
 3曲目は「op.34」。ピアノの音色がゆったりとしっとりと響き、コーラスサウンドが荘厳に幻想的にながれ、シンセの重厚なストリングスサウンドがのびやかに壮大に響いて。そしてシンセのアップテンポのリズミカルなリフがはいって、そこにヴァイオリンが加わってユニゾンでリズミカルにスリリングに。そこからヴァイオリンのテクニカルなソロへ。中盤ではベースのグルーヴィなリフからキーボードのリズミカルなリフがはいって、ブレイクからヴァイオリンのリズミカルなリフがスリリングに展開するも、だんだんゆっくりと。終盤ではシンセサウンドがゆったりと幻想的に響き、重厚なストリングスサウンドがゆったりと壮大に。そしてリズミカルなリフが入るも、徐々にゆったりとゆっくりと。ラストは柱時計の鐘の音が響いて。10分強の大曲です。
 たった3曲ながらも大きなスケールでドラマティックで聴き応えがあり、弾きまくりのヴァイオリンソロも楽しめる、とっても素敵なミニアルバムですね。