ひよりの音楽自己満足

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PHONOGENIX  METAGAIA

2014-01-06 23:25:05 | 新月・Asturias系
 伝説のプログレバンド<新●月>のギタリスト<津田治彦さん>が立ち上げたユニット<PHONOGENIX>の2005年に発表されたアルバム「METAGAIA」。レコーディングは95年から97年にかけて行われ、99年にトラックダウンされたようです。サウンドは打ち込み主体のアンビエント系とのことですが、新●月のように“和”を感じさせる部分もあるようで、さらには“壮大な生命の叙情詩”との副題もあり、聴くのがとても楽しみです。
 アルバム1曲目は「DIVINITY RISING」。シンセサウンドが静かに幻想的に明るく爽やかな感じでながれて。朝もやが晴れていくような感じでしょうか。そして口琴のような♪ビヨーンって音がながれ、ギターがしっとりと幻想的に奏でて。その後ミドルテンポのリズムがはいって、尺八のようなフルートのような音色がのびやかにながれ、そしてSaxのアヴァンギャルドな感じのソロが。終盤では木琴のようなガムランのようなオリエンタルなサウンドのリフからダイナミックなオケサウンドが。
 2曲目は「COSMO-SPHERE」。尺八風の音色のリフがゆったりとながれ、シンセサウンドが幻想的に響いて。そしてミドルテンポのリズムがはいって、ホーンセクションのようなサウンドがながれて。ヴァンゲリス風な雰囲気ですね。その後ギターののびやかな音色が浮遊感たっぷりにゆったりとながれ、そして口笛風サウンドとホーンセクションのようなサウンドがのびやかにながれて。
 3曲目は「THE STAR OF D.O.G」。シンセの奥深いスペーシーなサウンドがゆったりとながれ、ミドリテンポのリズムとベースのパワフルなリフがはいって、民族音楽のような子供のコーラスがながれて。その後ギターの幽玄な感じの音色がゆったりとながれ、そのままドラマティックなソロへ。後半ではフルートのような音色がのびやかにながれ、Saxのエモーショナルなソロ、続いてギターののびやかでメロウなソロが。
 4曲目は「PSYCHE OF CLOUD」。シンセの浮遊感漂う神秘的な音色がゆったりと奥深くながれ、ホーンセクションのような音色がのびやかにながれて。これもヴァンゲリス風な感じですね。
 5曲目は「THE CONFIGURATION DANCE」。シンセサウンドがゆったりとながれるなか、ホーンセクションの音色がのびやかにながれ、さらにオケサウンドがはいってゆったりと。その後、ゆったりとながれる奥深い神秘的なサウンドと、トランペット風サウンドのフィルが掛け合いのようにながれて。ラストはシンセサウンドがゆったりとのびやかに。
 6曲目は「A SIGNAL GLOWS IN THE DARK」。女性コーラス風の幻想的なサウンドがゆったりとながれ、ミドルテンポの神秘的なサウンドのリズムがはいって、時折トランペット風サウンドのフィルがはいって。そしてストリングス風サウンドがゆったりとドラマティックに奏でられて。
 7曲目は「HOME」。ヴァンゲリス風サウンドがゆったりとしっとりとながれ、そしてミドルテンポのレゲエ風のゆったりとしたリズムがはいってヴァイオリンの弦を爪弾くような音のリフからマンドリン風の哀愁ただようリフがゆったりとながれて。その後、民族音楽風のコーラスがのびやかにながれ、そこからギターのエモーショナルなソロが。後半では再びマンドリン風の哀愁漂うリフやコーラスがゆったりとながれ、そしてバクパイプ風サウンドがのびやかにながれて。
 8曲目は「WATER HARP」。逆回転のストリングス風サウンドがゆったりとのびやかにながれ、クリスタルなピアノサウンドのアルペジオ風リフがしっとりと幻想的にながれて。この曲では盟友の花本さんがピアノで参加されています。
 アルバム全体を通して確かにアンビエント系サウンドで、ヴァンゲリスを思い起こさせるような感じですね。そのなかでも“和”の情緒を感じさせる部分や、民族音楽のようなワールドミュージックのエッセンスもあり、じっくりと聴き入ってしまいました。深夜に真っ暗な部屋で聴いたらその不可思議な世界にトリップしてしまうかも。

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