リーダーでキーボード&ヴォーカルの<森田拓也さん>が中心となって1976年に結成されたテクニカル・シンフォ・プログレバンド<Quaser>。長い歴史のなか、紆余曲折を経て、苦難を乗り越え、1994年に森田さんのソロ的ながらも1stアルバム「Out From Quaser」を発表。そしてあらためてメンバーを集めてバンドを組み、95年の阪神大震災という未曾有の災難を乗り越えて、99年に2ndアルバム「Remergence」を発表されます。しかし発表後にベースの中津浜さんが脱退してしまい、バンドは後任に<ミカエル山口さん>を迎えてレコ発ライブを敢行されます。ところが2000年4月のライブを最後にミカエルさんは脱退してしまい、バンドはしばらく森田さん・勝浦さんのお2人がリズムシーケンサーを用いて<プチ・クェーサー>としてライブを行ったそうです。
翌2001年に新たにベーシスト<藤井博章さん>を迎えて<Quaser>としてライブ活動を再開され、さらにニューアルバムに向けての曲作りやレコーディングも進行されます。
そして2003年10月にこの3rdアルバム「Phase Transition」を発表されます。タイトルは“相転移”という意味で、メンバーのおのおのの音が溶け合って昇華したとのニュアンスがあるそうで。このアルバムにはメインテーマとなる「約束の地/Promised Land」という全編22分に及ぶ4部構成の組曲が収録されています。
(ここまでの紹介文は、バンドHPのバイオグラフィーを参考にさせていただきました)
アルバム1曲目は「Promised LandⅠ」。幻想的なサウンドがゆったりとながれ、そしてパワフルなリズムとうねるベース、そしてブラスサウンドのダイナミックなリフがミドルテンポでながれ、その後シンセのパワフルなリフ、ヘヴィなギターサウンドのリフをバックに力強いヴォーカルがはいって。ヴァース合間にはいるピアノフィル、そしてグルーヴィなうねるベース、いいですねぇ。中盤ではブレイクリフのあとテクニカルなギターソロが。そしてバンドリフとギターソロの掛け合いも。その後ゆったりとした感じのなか、エモーショナルなキーボードソロが。終盤ではゆったりとしたテンポでしっとりとしたヴォーカルがながれ、そして劇的にFin。息つくひまもないどんどん展開していく曲ですね。
2曲目は「Promised LandⅡ」。ガットギターの素朴な音色がゆったりとロマンティックにながれて。そしてアコギのミドルテンポのほのぼのした感じのリフからピアノとシタールのような音色が妖しく響き、その後ゆったりと爽やかな感じのヴァースへ。中盤ではピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。その後力強いピアノリフと味わい深いベースリフ&ソロが。バックではシタール風サウンドが妖しく響いて。終盤ではミドルテンポでリズミカルな感じのヴァースが。そしてパワフルでダイナミックな展開になり、ギターは弾きまくって。
3曲目は「Promised LandⅢ」。間髪入れずに入って、ミドルテンポでピアノリフとヘヴィがギターリフがながれ、そしてアップテンポになってギターとオルガンのリフが軽快にリズミカルに。その後ミドルテンポのヘヴィでダークな感じになって力強いヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってスリリングに攻撃的に展開していきます。激しいリフのあと、ミドルテンポでアグレッシブなキーボードソロが。そして一旦リズムがとまってパワフルなシンセリフからパワフルなミドルテンポでヘヴィリフをバックに力強いヴォーカルが。中盤ではゆったりとしたピアノリフがしっとりと響き、そしてヴォーカルがはいって徐々に盛り上がっていき、アグレッシブな弾きまくりギターソロへ。終盤ではミドルテンポで落ち着いた感じになるも、早口のヴォカルが。その後リズムがとまってパイプオルガンサウンドのミステリアスなリフが響き、そしてゆったりとダイナミックに盛り上がってパワフルにFin。どんどん展開していくドラマティックな曲です。
4曲目は「Chang」。ミステリアスなピアノリフと力強いヴォーカルからはじまって、その後ミドルテンポのリズムと暗めのギターリフがはいって哀愁だだよう曲調になり、サビでは力強いシャウトも。中盤ではミドルテンポでヘヴィなギターリフをバックにエモーショナルなシンセソロが。中盤では再びヴァースに戻って。ブルージーな感もありますね。その後ゆったりとしっとりとした感じになり、終盤ではピアノリフがはいってパワフルながらもジャジーな感じに。その後ゆったりとけだるい感じになってパワフルなドラムとオルガンサウンドが響いて。
5曲目は「Tarotmaster」。パワフルなミドルテンポのリズムにのって明るく爽やかなリフが軽快にながれて。そしてギターのキーボードのメロディアスなユニゾンフレーズがながれ、そしてギターのエモーショナルなフレーズが。ドラマティックなフュージョンって感じでしょうか。その後リズムが止まってオルガンサウンドとシンセサウンドが響き、そしてミドルテンポのパワフルなリフから今度はベースリフからゆったりと幻想的な雰囲気になり、メロトロン風のサウンドが響いて。中盤ではゆったりとしたテンポでブルージーでテクニカルなギターソロが。そしてパワフルなギターリフとシンセリフが響き、その後アップテンポになってギターのメロディアスなフレーズがドラマティックにながれて。終盤ではオルガンリフとシンセリフがミドルテンポでながれ、キーボードのトリルリフも加わって。とっても素敵なインストですね。
6曲目は「Helianthus」。ジャジーなピアノソロからはじまって、ムーディなヴォーカルがはいって、そしてパワフルでダイナミックなリフが。その後ダイナミックで雄大な感じのリフと力強いヴォーカルがミドルテンポでながれ、サビではドラマティックに歌い上げて。中盤にはエモーショナルなギターソロが。そしてギターとピアノのユニゾンっぽいフレーズがゆったりとながれ、メロウなヴォーカルがはいって。終盤ではダイナミックなリフをバックに力強いヴォーカルが。ラストはリズムがとまってリズミカルなキーボードリフと伸びやかなギターリフがながれて。
7曲目は「Wait for Nothing」。パワフルなドラムからミドルテンポでファンキーにはじまって。軽快なギターリフをバックにリズミカルなヴォーカルがパワフルに。短いソロバトルのあと、ミドルテンポでゆったりとダークな雰囲気になってエモーショナルなギターソロが。弾きまくりのあと、リズムが一旦とまってそして再びミドルテンポのファンキーな感じに。終盤では再びゆったりとダークでけだるい感じになってアグレッシブなギターソロが。
8曲目は「Brigade of Hope」。ドラの音からミドルテンポのヘヴィなギター&キーボードのユニゾンリフからはじまって、そして明るく爽やかなギターフレーズが心地よくながれて。変拍子のパワフルリフのあと、キーボードの様々な音色のリフがながれ、そしてギターのエモーショナルなフレーズがゆったりとながれて。その後ゆったりとした伸びやかなヴォーカルがはいって。中盤ではパワフルなギターリフからしっとりとしたヴォーカルが綺麗なキーボードサウンドにのって心地よくながれて。そしてヘヴィなギターリフから明るく華やかなテクニカルなギターソロが。終盤ではミドルテンポで爽やかなヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってパワフルに盛り上がって。その後ピアノリフとベースリフがしっとりとながれるも、ヘヴィでダークなギターリフがながれ、エモーショナルなギターソロが。
9曲目は「Promised LandⅣ」。しっとりとしたピアノリフがゆったりとながれ、そこにヴォーカルがはいって叙情的な曲調に。その後幻想的なシンセサウンドがながれ、そこにアップテンポのリズムがはいってリズミカルになって、サビではミドルテンポで早口ヴォーカルとテクニカルなフィルが。中盤では静かになってゆったりと幻想的な雰囲気になり、エモーショナルなギターソロが。その後ミドルテンポでシンセサウンドとピアノリフがながれるなかドラマティックに盛り上がって。そしてリズミカルなリフからシンセリフが響き、ギターのテクニカルなリフからゆったりと壮大でドラマティックな展開になり、ギターのエモーショナルなソロが。ラストはミドルテンポのパワフルなリズが響くも、それが止まって荘厳なシンセサウンドが響き、しっとりとしたヴォーカルがながれて。
どんどんと次々と展開していく複雑な構成の曲が多いんですが、決して難解ではなく、どの曲もとってもドラマティックでめっちゃ聴き応えありますね。何回も聴くことで曲の魅力が増幅されていくようなアルバムかと。
翌2001年に新たにベーシスト<藤井博章さん>を迎えて<Quaser>としてライブ活動を再開され、さらにニューアルバムに向けての曲作りやレコーディングも進行されます。
そして2003年10月にこの3rdアルバム「Phase Transition」を発表されます。タイトルは“相転移”という意味で、メンバーのおのおのの音が溶け合って昇華したとのニュアンスがあるそうで。このアルバムにはメインテーマとなる「約束の地/Promised Land」という全編22分に及ぶ4部構成の組曲が収録されています。
(ここまでの紹介文は、バンドHPのバイオグラフィーを参考にさせていただきました)
アルバム1曲目は「Promised LandⅠ」。幻想的なサウンドがゆったりとながれ、そしてパワフルなリズムとうねるベース、そしてブラスサウンドのダイナミックなリフがミドルテンポでながれ、その後シンセのパワフルなリフ、ヘヴィなギターサウンドのリフをバックに力強いヴォーカルがはいって。ヴァース合間にはいるピアノフィル、そしてグルーヴィなうねるベース、いいですねぇ。中盤ではブレイクリフのあとテクニカルなギターソロが。そしてバンドリフとギターソロの掛け合いも。その後ゆったりとした感じのなか、エモーショナルなキーボードソロが。終盤ではゆったりとしたテンポでしっとりとしたヴォーカルがながれ、そして劇的にFin。息つくひまもないどんどん展開していく曲ですね。
2曲目は「Promised LandⅡ」。ガットギターの素朴な音色がゆったりとロマンティックにながれて。そしてアコギのミドルテンポのほのぼのした感じのリフからピアノとシタールのような音色が妖しく響き、その後ゆったりと爽やかな感じのヴァースへ。中盤ではピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。その後力強いピアノリフと味わい深いベースリフ&ソロが。バックではシタール風サウンドが妖しく響いて。終盤ではミドルテンポでリズミカルな感じのヴァースが。そしてパワフルでダイナミックな展開になり、ギターは弾きまくって。
3曲目は「Promised LandⅢ」。間髪入れずに入って、ミドルテンポでピアノリフとヘヴィがギターリフがながれ、そしてアップテンポになってギターとオルガンのリフが軽快にリズミカルに。その後ミドルテンポのヘヴィでダークな感じになって力強いヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってスリリングに攻撃的に展開していきます。激しいリフのあと、ミドルテンポでアグレッシブなキーボードソロが。そして一旦リズムがとまってパワフルなシンセリフからパワフルなミドルテンポでヘヴィリフをバックに力強いヴォーカルが。中盤ではゆったりとしたピアノリフがしっとりと響き、そしてヴォーカルがはいって徐々に盛り上がっていき、アグレッシブな弾きまくりギターソロへ。終盤ではミドルテンポで落ち着いた感じになるも、早口のヴォカルが。その後リズムがとまってパイプオルガンサウンドのミステリアスなリフが響き、そしてゆったりとダイナミックに盛り上がってパワフルにFin。どんどん展開していくドラマティックな曲です。
4曲目は「Chang」。ミステリアスなピアノリフと力強いヴォーカルからはじまって、その後ミドルテンポのリズムと暗めのギターリフがはいって哀愁だだよう曲調になり、サビでは力強いシャウトも。中盤ではミドルテンポでヘヴィなギターリフをバックにエモーショナルなシンセソロが。中盤では再びヴァースに戻って。ブルージーな感もありますね。その後ゆったりとしっとりとした感じになり、終盤ではピアノリフがはいってパワフルながらもジャジーな感じに。その後ゆったりとけだるい感じになってパワフルなドラムとオルガンサウンドが響いて。
5曲目は「Tarotmaster」。パワフルなミドルテンポのリズムにのって明るく爽やかなリフが軽快にながれて。そしてギターのキーボードのメロディアスなユニゾンフレーズがながれ、そしてギターのエモーショナルなフレーズが。ドラマティックなフュージョンって感じでしょうか。その後リズムが止まってオルガンサウンドとシンセサウンドが響き、そしてミドルテンポのパワフルなリフから今度はベースリフからゆったりと幻想的な雰囲気になり、メロトロン風のサウンドが響いて。中盤ではゆったりとしたテンポでブルージーでテクニカルなギターソロが。そしてパワフルなギターリフとシンセリフが響き、その後アップテンポになってギターのメロディアスなフレーズがドラマティックにながれて。終盤ではオルガンリフとシンセリフがミドルテンポでながれ、キーボードのトリルリフも加わって。とっても素敵なインストですね。
6曲目は「Helianthus」。ジャジーなピアノソロからはじまって、ムーディなヴォーカルがはいって、そしてパワフルでダイナミックなリフが。その後ダイナミックで雄大な感じのリフと力強いヴォーカルがミドルテンポでながれ、サビではドラマティックに歌い上げて。中盤にはエモーショナルなギターソロが。そしてギターとピアノのユニゾンっぽいフレーズがゆったりとながれ、メロウなヴォーカルがはいって。終盤ではダイナミックなリフをバックに力強いヴォーカルが。ラストはリズムがとまってリズミカルなキーボードリフと伸びやかなギターリフがながれて。
7曲目は「Wait for Nothing」。パワフルなドラムからミドルテンポでファンキーにはじまって。軽快なギターリフをバックにリズミカルなヴォーカルがパワフルに。短いソロバトルのあと、ミドルテンポでゆったりとダークな雰囲気になってエモーショナルなギターソロが。弾きまくりのあと、リズムが一旦とまってそして再びミドルテンポのファンキーな感じに。終盤では再びゆったりとダークでけだるい感じになってアグレッシブなギターソロが。
8曲目は「Brigade of Hope」。ドラの音からミドルテンポのヘヴィなギター&キーボードのユニゾンリフからはじまって、そして明るく爽やかなギターフレーズが心地よくながれて。変拍子のパワフルリフのあと、キーボードの様々な音色のリフがながれ、そしてギターのエモーショナルなフレーズがゆったりとながれて。その後ゆったりとした伸びやかなヴォーカルがはいって。中盤ではパワフルなギターリフからしっとりとしたヴォーカルが綺麗なキーボードサウンドにのって心地よくながれて。そしてヘヴィなギターリフから明るく華やかなテクニカルなギターソロが。終盤ではミドルテンポで爽やかなヴォーカルがはいって、そしてアップテンポになってパワフルに盛り上がって。その後ピアノリフとベースリフがしっとりとながれるも、ヘヴィでダークなギターリフがながれ、エモーショナルなギターソロが。
9曲目は「Promised LandⅣ」。しっとりとしたピアノリフがゆったりとながれ、そこにヴォーカルがはいって叙情的な曲調に。その後幻想的なシンセサウンドがながれ、そこにアップテンポのリズムがはいってリズミカルになって、サビではミドルテンポで早口ヴォーカルとテクニカルなフィルが。中盤では静かになってゆったりと幻想的な雰囲気になり、エモーショナルなギターソロが。その後ミドルテンポでシンセサウンドとピアノリフがながれるなかドラマティックに盛り上がって。そしてリズミカルなリフからシンセリフが響き、ギターのテクニカルなリフからゆったりと壮大でドラマティックな展開になり、ギターのエモーショナルなソロが。ラストはミドルテンポのパワフルなリズが響くも、それが止まって荘厳なシンセサウンドが響き、しっとりとしたヴォーカルがながれて。
どんどんと次々と展開していく複雑な構成の曲が多いんですが、決して難解ではなく、どの曲もとってもドラマティックでめっちゃ聴き応えありますね。何回も聴くことで曲の魅力が増幅されていくようなアルバムかと。