ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Trinite prayer

2012-10-29 22:06:56 | ジャズ
 凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>のあのヴァイオリンサウンドが好きで、壷井さんの作品をいろいろチェックしておりますが、2012年8月に<Trinite>というユニットで「Prayer」というアルバムが発売されたとのことで、先日の<KBB>のライブのときに購入しました。
 <Trinite>は、ピアノと作曲の<shezooさん>、クラリネットの<小森慶子さん>、パーカッションの<岡部洋一さん>、そして壷井さんの4人編成のアコースティックユニットです。ユニットの詳しい経歴等はわかりませんが、オフィシャルサイトによれば、2001年にこの「Prayer」の初演をされたそうで。
 アルバム1曲目は「Baraccone 1」。ピアノのしっとりとしたリフから哀しげにゆったりとはじまり、バイオリンの切なげな哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。そしてピアノの美しく叙情的なソロが。バックではパーカッションがアクセントをいれて盛り上げて。その後ワルツリズムのピアノリフにのってヴァイオリンが美しい音色をドラマティックに響かせ、そのままヴァイオリンソロへ。エモーショナルにはじまって、徐々にパーカッションも加わってアグレッシブに情熱的に盛り上がって。終盤ではクラリネットの力強い音色が響き、そしてヴァイオリンが加わってユニゾンで哀愁ただようメロディを力強く奏で、ラストはハモってパワフルにFin。
 2曲目は「人間が失ったものの歌」。ピアノのダークなリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンのしっとりと叙情的なメロディがながれ、続いてクラリネットがピアノのワルツリズムのリフにのってゆったりとメロウに奏で、パーカッションもリズムを。その後ヴァイオリンが美しい哀愁のメロディをゆったりと奏で、続いてクラリネットがパーカションの力強いリズムにのって、パワフルなソロを。その後ヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。情熱的に盛り上がったあと、ゆったりと美しいピアノリフをバックにクラリネットの音色がたおやかにながれ、シンバルロールが曲を盛り上げ、ラストはゆったりとFin。
 3曲目は「Mondissimo 1」。ピアノの躍動感のあるリズミカルなリフからはじまって、ヴァイオリンとクラリネットがユニゾンでリズミカルにリフを奏で、ダイナミックなリフ・テクニカルなスパイラルユニゾンリフが。その後バスクラリネットのような低い音色のクラリネットソロが。そしてヴァイオリンがミステリアスなリフを奏で、そのままエモーショナルなヴァイオリンソロへ。それが徐々にアグレッシブに。途中からバスクラリネットが加わって、弾きまくり吹きまくりでパーカッションも加わって盛り上がって。終盤ではヴァイオリンのミステリアスなリフがリズミカルにながれて、ラストはパワフルにFin。
 4曲目は「天上の夢」。ピアノのゆったりと美しい浮遊感のあるリフから、クラリネットのゆったりとたおやかな音色がほのぼのした感じでながれて。その後ヴァイオリンが美しい艶やかな音色を響かせ、パーカッションが木鈴を鳴らし、シンバルロールで盛り上げ、ドラマティックに展開して。その後、ヴァイオリンがたおやかな美しいメロディを奏で、クラリネットがフィルを入れて。終盤ではピアノの美しいリフレインがしっとりと。
 5曲目は「Mondissimo 2」。クラリネットのリフからはじまって、ピアノも加わってリズミカルなリフを。そこにヴァイオリンがはいって跳ねるようなリズムで躍動感のあるリフを奏でて。その後そのリズムが止まって、神秘的なパーカッションサウンドが響くなか、クラリネットのミステリアスなフレーズがながれ、そしてパーカッションのゆったりとしたリズムをバックにヴァイオリンが幽玄なフレーズを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。中盤ではピアノが元のリズミカルなリフを弾き、それにのってヴァイオリンもリズミカルにリフを。そしてクラリネットもパーカッションも加わってスリリングに盛り上がっていって。その後シンバルロールが壮大に嵐のように響き、それまでのリズムを吹き飛ばして、ゆったりとしたリズムになって、ヴァイオリンがゆったりと力強いメロディを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。終盤ではアップテンポになるも、すぐにゆったりとしっとりと。
 6曲目は「Dies Irae/怒りの日」。ピアノとパーカッションの音が静かに響き、そこにヴァイオリンとクラリネットがゆったりとユニゾンやハモりで幽玄なメロディを奏でて。パーカッションがバックでチャイナ的なアクセントを入れて。
 7曲目は「Baraccone 2」。ピアノのしっとりとしたリフがゆったりと叙情的にながれ、クラリネットの哀愁ただよう音色が切なくながれ、パーカッションがアクセントを入れて。中盤ではオリエンタルな感じのパーカッションソロが。序盤はゆったりと神秘的に、それが徐々に盛り上がって叩きまくって。終盤ではスネアのリズムからパワフルでダークなピアノリフがはいって、そしてヴァイオリンとクラリネットがユニゾンで力強いリフを躍動感たっぷりに鳴らし、アヴァンギャルドなサウンドも加わって盛り上がってFin。
 聴いていて、なんとなく1950年代の古き良き時代の栄枯盛衰を思い起こさせるような、モノトーンな感じが私にはしました。どこか懐かしいような、しんみりと聴き入ってしまう、聴き終わるとほんのり幸せ感がただようような素敵なアルバムですね。このサウンドがライブだとどうなるのか、とても興味深いっす。機会があればライブ観に行きたいっす。

THE M NOW&THEN

2012-10-26 21:16:12 | 70's J-Rock
 <THE M>は1968年に結成されたそうです。メンバーは後に<イエロー>を結成する<垂水孝道さん(ヴォーカル)><垂水良道さん(ギター・ベース・ヴォーカル)>の兄弟、後に<ゴダイゴ>に加入する<浅野孝巳さん(ギター・キーボード)>そして後に<ファニー・カンパニー>に加入する<西哲也さん(ドラムス)>の4人で、現在スタジオミュージシャンとしても多分野で活躍される<岡沢章さん(ベース)>も参加されていたそうです。
 <THE M>はよく新宿ACBでライブをやっていて、特に洋楽のコピー(CSN&Y、Free、Santana、Cream、Doors、そして、グレンキャンベル、スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリン等々)を多く演奏し”本家よりもいい“と人気を博していたそうです。そして1972年にアルバム<THE M>を発表されますが、翌73年に解散。その後は前述の通りにおのおの活躍されて。
 時はながれ、2002年になってやっとアルバム「THE M」がCD化されて再発されますが、驚いたのがこのときに1972年のライブを収録したアルバム「1972, LIVE AT 新宿」も発売されたんですね。これがまためっちゃかっこよくて、迫力のある凄いライブで超ビックリ!あの当時、日本にも凄いバンドが存在してたんだなって。
http://blog.goo.ne.jp/street-d/e/7452dbcd2372d2d0977d326810871dd3
 それが2011年2月に当時のメンバーが集まって同窓会的なライブを内々で行い、そのときのライブがきっかけとなって2012年3月に、メンバー5人の他にスペシャルゲストとして<ミッキー吉野さん>と<樋口昌之さん>も参加され、再結成復活ライブが盛大に行われました。それがパワフルかつ円熟味を増した素敵なライブでめっちゃ感動!で、そのときに今回のライブはレコーディングされるとのことだったのですけど、それが半年後の9月に本当にライブアルバムとして発表されました。しかも2枚組で。これが1枚目のCDにはこの2012年3月19日の原宿クロコダイルでの白熱のライブが収録されていますが、もう1枚のCDにはなんと1971年から72年にかけて行われた未発表の貴重なライブ音源が12曲も収録されています。しかもこのときは岡沢さんは参加されていないようですが、良道さんがベースで、ギターには<加納秀人さん>が数曲参加されているとのことで、これまたビックリ!です。
 CD1枚目の2012年3月のライブに関してはすでにライブレポで詳しく書きましたので、
http://blog.goo.ne.jp/street-d/e/4107159755d913fb4dae4be3d785c242
ここでは2枚目のCDについて書かせていただこうかと。
 1曲目は「The Stealer」。ハイハットのリズムからミドルテンポのリズミカルなベースリフがはいって、ギターの綺麗なアルペジオリフがながれて。そして綺麗なコーラスからパワフルなヴォーカルがはいってメロウに歌い、サビではコーラスがはいって盛り上がって。
 2曲目は「Love Story」。ハイハットのミドルテンポのリズムからギターのぶっといヘヴィなリフがはいって、グルーヴィな感じでけだるっぽいパワフルなヴォーカルが。ヘヴィブルーズって感じですね。間奏ではギターのエモーショナルなソロが。終盤ではヴォーカルのパワフルなシャウトが。そしてアグレッシブなギターソロがたっぷりと。
 3曲目は「小さな願い/I Say A Little Prayer」。ギターのアルペジオの綺麗でリズミカルなリフからアップテンポではじまって、ギターのヘヴィでダイナミックなリフからノリノリモードでパワフルなヴォーカルとコーラスが。このパターンが繰り返され、間奏ではアグレッシブなギターソロが。その後再びパターンが繰り返され、終盤ではドライブ感たっぷりのうねるベースリフにのってエモーショナルなギターソロが。
 4曲目は「Heavy Load」。ギターのアルペジオリフがゆったりとながれ、哀愁ただようベースラインとミドルテンポのリズムがはいって、しっとりとしたヴォーカルが伸びやかに、そして力強く歌い上げて。間奏ではギターリフから盛り上がっていって、エモーショナルなギターソロへ。その後、伸びやかなヴォーカルがはいってドラマティックに盛り上がり、再びエモーショナルなギターソロが。
 5曲目は「Funk #49」。まずはギターのテクニカルでスリリングなソロが。その後ギターのヘヴィなギターリフがミドルテンポのパワフルなドラムにのってながれ、ダイナミックなリフへ。中盤ではヘヴィなギターリフからエモーショナルなソロへ。終盤ではアップテンポになってノリノリでドライブ感たっぷりにパワフルに。
 6曲目は「Fire & Water」。ゆったりとしたベースリフからはじまって、ブルージーなヴォーカルがはいって、サビではパワフルに。間奏ではギターソロ。序盤はゆったりと伸びやかに、それが徐々に盛り上がってアグレッシブに。バックではベースもうねって弾きまくって。その後ヴァースに戻ってパワフルに盛り上がって。
 7曲目は「Walk In My Shadow」。シンバルロールからミドルテンポのダイナミックなリフが。そしてけだるい感じのヴォーカルがはいって、ゆったりとヨコノリで。間奏ではエモーショナルなギターソロが。ベースがうねってます。そして盛り上がっていってアグレッシブに弾きまくって、ドラムも叩きまくって。終盤では迫力たっぷりにパワフルなヴォーカルが。そしてギターとヴォーカルのスキャットがユニゾンで。ラストはパワフルなシャウトをキメて。かっくいいっす!
 8曲目は「ララは愛の言葉/La La Means I Love You」。ギターのメロウなアルペジオリフから綺麗なコーラスがゆったりとながれ、そしてムーディなヴォーカルがはいって。甘い雰囲気ただようあの頃のポップスですね。
 9曲目は「Suavecito」。アップテンポのほのぼのした感じのリフから甘く綺麗なコーラスがはいって、爽やかな感じの軽快なギターリフにのって伸びやかなヴォーカルが。どことなくトロピカルなムードもただよってますね。
 10曲目は「Ohio」。リズミカルなギターリフとパワフルなミドルテンポのリズムにのって、力強いヴォーカルがはいって、サビでは綺麗なコーラスが。間奏ではエモーショナルなギターソロへ。終盤では力強いスキャットからパワフルなヴォーカルがはいって、ギターがフィルを入れて。
 11曲目は「Southern Man」。ミドルテンポのギターのミュートしたカッティングリフからはじまって、ギターのメロウなリフからゆったりと哀愁ただようフレーズがながれ、そしてギターソロへ。序盤はエモーショナルな感じでが、すぐにテンポアップして盛り上がってアグレッシブに弾きまくって。ラストはテンポダウンしてギター弾まくりで。
 12曲目は「Mのテーマ/Theme of The M」。リズミカルなリフからはじまってギターがフィルをいれて、アップテンポのノリノリモードで。その後ギター2人のソロの掛け合いや、弾きまくりのベースソロが。ラストはダイナミックなリフでFin。 
 ド迫力のヘヴィでパワフルなブルーズと、コーラスの綺麗なPOPな曲と両方楽しめますね。なんと言ってもやはり、凄みさえ感じるパワフルなブルーズ、ほんとかっくいいっす。これからの活躍をめっちゃ期待したいっす。

12.10.20 Hell’s Kitchen

2012-10-23 21:16:52 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.10.20 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 いつものようにシルエレの予定表をチェックすると、10/20にプログレイベントがあって、出演バンドを見てみると<Hell’s Kitchen>って。これって<DREAM THEATER>の曲名。しかもメンバーがギター<黒沢ダイスケさん>、ベース<上田哲也さん>、キーボード<木村建人さん>、ドラムス<窪田直徳さん>。和製DTと言える<軌道共鳴>の黒沢さんと上田さんが参加されて、しかもユニット名がDTの曲ですからこれはもう期待しちゃいます。で、日が近づくにつれてメンバーのブログを見ると、10/20はオリジナルの他にDTとつながりの深い<Liquid Tension Experiment>のカヴァーをやってくれるとのこと。自分は<LTE>のほうはあまり聴きこんでないんですけど、まあヴォーカルがいないのでDTの曲は無理ですよね。でもでもめっちゃテクニカルなのをやってくれそうで、益々期待しちゃいます。

 さて当日。残念ながらこの日は仕事で、会社を出れるのは17時半。3バンド対バンで最初のバンドの開演が18時。会社から吉祥寺までは1時間近くかかるので最初のバンドはあきらめです。最初が<Hell’s Kitchen>でないことを願って。結局お店に着いたのは最初のバンドのエンディングでした。そのバンドもDTの曲名のユニットだったんですよね。観れなくて残念。

 で、ステージはお店のスタッフの方々やメンバーの皆さんがセットチェンジを。フロアーはほぼ満員でもちろん空き席などなく、後ろで立ち見です。今回ステージ中央後方には黒のツーバス5タムのドラムセットが配置されていて、バンドによってシンバルやスネアやキックを交換して使用のようです。さて、<Hell’s Kitchen>のステージは、向かって左に木村さんがキーボード2台2セットの4台をセット中です。その隣にはブラウンボディの6弦ベースを抱えた上田さんが。そしてシンバルをチェック中の窪田さん。ステージ右にはグリーンボディに黒の赤の模様のある7減ギターを抱えた黒沢さんが。で、キーボードのセッティングは大変なので時間がかかって、他のお3方は談笑されて。お3方でにかJamってくれないかなぁ~なんて期待しちゃいましたが、それはさすがになかったです。

 19時4分ころ、木村さんからOKサインが出て、黒沢さんがPAさんに合図をして、フロアーが暗くなってSEが止まっていよいよです。
 ハイハットのカウントからはじまった1曲目はLTEの「Acid Rain」。ギターのアップテンポのザクザクリフとベースのテクニカルなタッピングリフ、ギターのテクニカルなリフが。そしてパワフルドラムの疾走モードになって、照明が点滅するなかギターとキーボードがテクニカルなリフを。その後ブレイクリフからギターとキーボードのユニゾンリフがはいって、そのままテクニカルなギターソロへ。そこにキーボードも加わってテクニカルなリフを。中盤ではキーボードのテクニカルなリフにギターが加わってユニゾンで。そしてギターのザクザクリフとベースのテクニカルなリフからギターソロへ。序盤はエモーショナルに、それがテクニカルにアグレッシブになって。その後、ギターとベースのテクニカルなユニゾンリフからテクニカルなモーグソロへ。終盤ではギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフから、ギターとベースのヘヴィなユニゾンリフが。そしてパワフルなドラムの疾走モードになって盛り上がって。

 続いて2曲目は窪田さんの曲で「Invasion of Razor」。ミドルテンポのキーボードのパワフルなリフから、照明が点滅するなか、変拍子のスリリングなリフが。そしてアップテンポのドライブモードになって、ギターのヘヴィリフをバックにキーボードの伸びやかなフレーズがながれて。その後一旦止まってベースリフ、オルガンリフがはいってギターのテクニカルなソロ、オルガンのアグレッシブなソロと続きます。さらにアップテンポのドライブモードでテクニカルなモーグソロが。終盤ではキーボードのパワフルなリフから変拍子のスリリングなリフがはいって、ドラムも叩きまくってダイナミックなリフが。

 「そちらマイクないですか?」って上田さん、黒沢さんに。「ありますあります」って黒沢さんもマイクを持って。「Hell’s Kitchenのライブにようこそ」って上田さん、大拍手!

 3曲目はLTEの「Kindred Spirits」。ギターのミドルテンポのヘヴィリフからはじまって、ベースが加わってユニゾンで。そしてパワフルなドコドコドラムとオルガンリフがから、ギターのヘヴィリフをバックにテクニカルなオルガンソロが。その後ギターのヘヴィリフから壮大なオケサウンドのリフが響き、ピアノの綺麗なリフが爽やかにながれ、オレンジライトのなか、ギターの爽やかなフレーズが伸びやかにながれて。そしてギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフから、ギターの伸びやかなフレーズが。中盤では一旦止まったあと、ベースのしっとりとしたフレーズがながれ、ギターのエモーショナルなフレーズがながれて。そしてモーグソロがゆったりと雄大にながれて。終盤ではギターのメロウなフレーズが伸びやかにながれ、キーボードが加わってテクニカルにハモって。

 続いて4曲目は木村さんの曲で「Restful Spirits」。シンセのしっとりとした音色が幻想的に響き、ピアノの力強く美しいリフがゆったりとながれ、ミラーボールが回るなか、ギターがメロウにしっとりと奏で、ピアノがユニゾンでドラマティックに奏でて。その後、ピアノリフをバックにベースのしっとりとしたソロが。中盤ではダイナミックに盛り上がってから、オルガンサウンドが響くなか、ギターのテクニカルでドラマティックなソロが。そしてギターがエモーショナルなフレーズをゆったりと奏でて。終盤では一旦止まったあと、ピアノとベースの力強くもしっとりとしたリフから、ギターがメロウなフレーズをゆったりと奏で、そこにベースが加わってハモってしっとりと。

 「”Spirits”つながりで」って黒沢さん。「そうだったんですか。いま知った」って上田さん。「実はいま気がついた」って黒沢さん、爆笑!ここで物販のCDの宣伝と、上田さんが来月の川崎タカオさんとのライブの告知を。「これまでにないくらい難しい曲でもう泣きそう」って。それと木村さんがVOWWOWカヴァーバンドのライブ告知を。
「ちょっとチューニングしたいんですけど」って上田さん。「間が悪いですね」って黒沢さん、爆笑!で「このバンド、1年半ぶりにライブやりました」って黒沢さん。「また忘れた頃にやりましょう」って。

 5曲目はバンドオリジナル曲で「Subliminal Delusion」。ハイハットのカウントからパワフルでダイナミックなバンドリフが。そしてキーボードのテクニカルなリフからアップテンポでギターのザクザクリフとキーボードのテクニカルなリフがスリリングにながれ、ミドルテンポになってギターのヘヴィリフと綺麗なピアノリフが響き、一転疾走ドコドコモードになって、照明が点滅するなか、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開して。その後、ミドルテンポでギターのアグレッシブなソロ、モーグのテクニカルなソロと続き、ギターとオルガンのパワフルなリフから、ギターとオルガンのテクニカルなソロ、そしてオールユニゾンリフが。中盤では一旦止まったあと、シンセの幻想的なサウンドがながれるなか、ベースの力強いリフがながれ、ギターがアルペジオのメロウなリフをゆったりと奏で、ベースの弾きまくりのテクニカルなソロへ。続いてはピアノソロ。テクニカルにはじまってアヴァンギャルドな感じに。その後、オールユニゾンのダークリフから、ピアノのリズミカルなリフがはいって、ギターのメロウなリフから、ピアノの綺麗なソロへ。終盤ではパワフルでスリリングな変拍子リフからアップテンポでベース・オルガン・ギターのユニゾンリフが。そしてギターのリズミカルなリフにのってオルガンの伸びやかな音色が響き、ダイナミックに盛り上がっていって、ドラムも叩きまくって、ラストは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 「ありがとうございます」って上田さん。「宴もたけなわではございますが、次が最後の曲です」って。客席からは「えぇ~!」って。「ささやかな“えぇ~”ですね」って上田さん、爆笑!ここで窪田さんがハイハットの調整を。「30秒で」って黒沢さん。上田さんがカウントを始めて爆笑!

 オーラス6曲目はLTEの「Universal mind」。カウントからギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフが明るく爽やかな感じでながれ、アップテンポのパワフルなドコドコドラムにのってギターとオルガンがパワフルなリフを、ギターが伸びやかなフレーズを響かせ、テクニカルでスリリングなユニゾンリフへ。その後、パワフルなドラムとギターのヘヴィリフからモーグのテクニカルなソロ、ギターのアグレッシブなソロ、ピアノのテクニカルなソロ、ギターの弾きまくりソロと、ギターとキーボードが白熱のアツい掛け合いソロバトルを繰り広げて。そのあと、一旦止まってからピアノのクラシカルで綺麗なソロが。中盤ではパワフルなドラムとベースのテクニカルなタッピングリフ、ギターのテクニカルなリフがはいって、シンセのコーラスサウンドがながれて。そしてミドルテンポのダイナミックなリフからギターとキーボードがユニゾンテクニカルなリフを。その後パワフルなドコドコドラムがはいってギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ギターのヘヴィリフからパワフルな変拍子リフがはいって、ギターとキーボードがテクニカルなユニゾンリフを。そしてピアノの綺麗なリフ、ギターのヘヴィリフからダイナミックに盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフへ。終盤では一旦止まったあと、ギターとキーボードがテクニカルな早弾きリフをユニゾンで、ドラムも叩きまくって、照明が点滅するなか、スリリングに盛り上がって。ラストは一転ピアノのジャジーなソロがゆったりとながれるも、再びアップテンポのスリリングなテクニカルユニゾンリフがはいって、ドラムの叩きまくりソロもはいって盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って上田さんと黒沢さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、お辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると19時56分。約50分の素敵なライブでした。
 めっちゃテクニカルな演奏、超かっこよかったっす!凄腕揃いの皆さんですから、ソロはもちろん目が釘付けですが、ユニゾンのテクニカルなリフとかはもう目移りしてしまってどのパートも見逃せなくて困っちゃいました。もちろん早弾き一辺倒ではなく、エモーショナルにメロウに聴かせてくれに場面も多く、ほんと見応え聴き応えありましたね。オリジナル曲も素敵でしたが、今回の演奏を聴いてあたらめてLTEの良さを知ったような。今回のライブは1年半ぶりとのことでしたが、次はそれほど間を置かずにまたライブやってほしいっす。

ALHAMBRA 4th SIEGFRIED

2012-10-20 06:20:10 | Marge Litch・ALHAMBRA
 <GALNERYUS>などでも大活躍されているキーボード奏者の<Yuhkiさん>のリーダーバンド<ALHAMBRA>。2004年に1stアルバム「A Far Cry To You」を発表し、2008年に2ndアルバム「FADISTA」を、そして2010年4月に3rdアルバム「SOLITUDE」を発表されてます。メンバーはYuhkiさんの他、ギタリストの<カジハラ・トシヒロさん>、ベース<Hibikiさん>、そして元MARGE LITCHの女性ヴォーカリスト<世良純子さん>と、ドラマー<長倉哲郎さん>です。
 バンドは2012年8月に4thアルバム「SIEGFRIED」を発表されます。このアルバムの後半にはアルバムタイトルの4部構成の組曲「SIEGFRIED」が収録されています。ジャケットは名剣バルムンクでしょうか。中世の香りただようオペラチックで壮大なスケールで聴かせてくれるドラマティックな大作の予感。めっちゃ楽しみです。ちなみにこのアルバムには男性ヴォーカリスト<佐々井康夫さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「水晶の雨PartⅡ/Maze of tragedy」。まずはシンセの幻想的なサウンドがながれるなか、ギターのクラシカルなソロが。その後アップテンポの激しいドラムがはいってギターがメロウなテクニカルソロを。そしてミドルテンポになってパワフルな女性ヴォーカルがはいって、サビではアップテンポで綺麗なコーラスもはいって歌い上げてドラマティックに。間奏ではギターとキーボードのメロウなユニゾンからアップテンポになってキーボードのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポのシャッフルモードになってギターのテクニカルなソロが。終盤ではピアノリフがゆったりと綺麗にながれるかな、ベースのしっとりとしたソロが。その後ミドルテンポで伸びやかなヴォーカルがはいって、アップテンポの疾走モードで盛り上がって歌い上げ、ハイトーンスクリーミングも。
 2曲目は「Perfect Blue」。ハープのような美しい音色のリフがながれ、叩きまくりのドラムからミドルテンポでヘヴィなギターリフがはいってヴォーカルがパワフルなスキャットを。そしてダイナミックなリフから一転しっとりとしたヴォーカルがはいってゆったりと。それがヘヴィなギターリフからダイナミックにハイトーンシャウトもキメて。その後ストリングスサウンドのリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって、ベースのテクニカルなソロへ。中盤ではアップテンポのノリノリモードになってキーボードのスリリングなリフからギターのエモーショナルなソロが。そしてダイナミックなリフからヴォーカルがファルセットで伸びやかに美しい歌声を響かせて。終盤ではギターのテクニカルなソロ、モーグのアグレッシブなソロからアップテンポでノリノリで盛り上がって、ドラマティックに歌い上げて。ラストはハープサウンドが綺麗にながれて。
 3曲目は「Forever」。メロトロン風サウンドのリフからダイナミックなリフがはいって、アップテンポの疾走モードでギターとオルガンのスリリングなリフにのってパワフルで伸びやかなヴォーカルが。間奏ではピアノのテクニカルなリフからギターのアグレッシブなソロ、オルガンのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフから力強く伸びやかなヴォーカルがはいって。
 4曲目は「Fleeting Circus (Instlumental)」。アコギのアルペジオリフが爽やかな感じでながれて。そしてダイナミックなリフから爽やかなギターリフにのってモーグのテクニカルなソロが。その後ミドルテンポになってギターのテクニカルでメロウなソロがたっぷりと。
 5曲目は「Dear Friend」。ダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードでギターのヘヴィなリフとキーボードのクリスタルサウンドのリフがながれ、そしてヴォーカルがはいってJ-POP調の爽やかな曲調に。間奏ではモーグのメロウなソロからミドルテンポになってギターのエモーショナルなソロが。その後パワフルなドラムからアップテンポに戻って伸びやかなヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて。
 ここから組曲「SIEGFRIED」がはじまります。
 「第1章“聖なる神剣” Nothung」。ピアノリフをバックにオペラ風の女性ヴォーカルがゆったりと綺麗にメロウに。そして男性ヴォーカルが加わって、女性ヴォーカルが美しいハイトーンを響かせ、男性ヴォーカルとリズミカルにユニゾンやハモリを。
 「第2章“深森の戦い” Battle in the dark forest」。ダイナミックなリフからドライブ感たっぷりのノリノリモードでシンセのブラスサウンドのリフがながれ、スネアの躍動感あふれるリズムが響いて。そしてミドルテンポのヘヴィなギターリフから女性ヴォーカルがはいって、そこに男性ヴォーカルが加わって掛け合いのように歌い、次は男性ヴォーカルから女性ヴォーカルが加わって掛け合いを。その後、女性ヴォーカルが力強く伸びやかに歌い上げ、アップテンポになってドライブ感たっぷりに盛り上がって。中盤ではギターがメロウなフレーズを奏で、シンセのブラスサウンドのリフがはいってテクニカルなユニゾンを。そしてダイナミックなリフからスネアの躍動感たっぷりのリズムがはいって女性ヴォーカルが伸びやかに歌い上げ、ド迫力のハイトーンも。終盤では一旦止まったあと、ピアノリフをバックにベースの味わい深いしっとりとしたソロが。続いてはオルガンサウンドが響くなか、ギターのエモーショナルなソロが。そしてアップテンポになってモーグのテクニカルなソロも。その後ダイナミックなリフが。
 「第3章“神々の運命” Fate of the gods」。メロトロンサウンドがゆったりとしっとりと響き、アコギのアルペリフがゆったりとながれるなか、男性ヴォーカルがしっとりと。そこに女性ヴォーカルも加わって掛け合いやユニゾンで歌って。その後ストリングスサウンドのリフやキーボードのクリスタルサウンドのリフがゆったりとながれ、ヴァイオリン風サウンドのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロと続き、シンセとギターがユニゾンでメロウなフレーズをゆったりと奏でて。終盤ではダイナミックなリフからシンセのオケサウンドのリフが壮大なスケールでながれて。
 「第4章“ただ愛のために” All for the reason」。ダイナミックなリフから叩きまくりドラムとギターのアグレッシブなリフ・ピアノのパワフルなリフがながれ、アップテンポになって、ギターのリズミカルなリフからパワフルな変拍子リズムになってギターとキーボードがテクニカルなユニゾンをキメ、モーグのエモーショナルなソロへ。そしてアップテンポの疾走モードになって女性ヴォーカルと男性ヴォーカルがはいってリズミカルに掛け合いやユニゾンやハモりで盛り上がって。その後、オケサウンドのリフからパワフルなドラムをバックにモーグのアグレッシブなソロが。途中ギターが加わってテクニカルなユニゾンをキメて。中盤ではブラスサウンドの壮大なリフがながれ、パワフルな男女のヴォーカルがはいって。そしてギターのアグレッシブなソロから、パイプオルガンサウンドをバックに男女の力強いヴォーカルがはいって。終盤ではアップテンポのノリノリモードで男女ヴォーカルがパワフルなユニゾンも。そしてダイナミックなリフからシンセの壮大なサウンドが響き、弾きまくり叩きまくりで盛り上がって劇的なフィナーレが。
 シンフォニックサウンドによるYuhkiさんのドラマティックな楽曲、凄腕メンバーによるテクニカルかつエネルギッシュな演奏、そして純子さんの驚異的な声域と声量による力強いヴォーカル&オペラヴォイスの美しい歌声と聴きどころたっぷり!メロディアスハード中心ながらバリバリのメタルやちょっぴりPOPで爽やかな曲やテクニカルなインスト、そしてなんといっても壮大なスケールで描かれるオペラチックでドラマティックな組曲と聴き応えのある素敵なアルバムですね。

VELVET PΛW 4th 目覚めるまで

2012-10-17 00:03:02 | J-POP
 さりげない変拍子など、プログレチックな面も感じさせ、とっても素敵なポップロックを聴かせてくれるレディースロックバンド<VELVET PΛW>。洗練された綺麗で爽やかなサウンドに当時ハマってました。<>は、リーダーで、ドラムス&コーラス、そしてコンポーザーでもある<桐生千弘さん>が中心となって1981年に結成され、活発にライブ活動をされますが、千弘さんの急病やメンバーチェンジなど紆余曲折を経て、89年7月に念願の1stアルバム「VELVET PΛW」が発表されます。当時のメンバーはドラムス&コーラスの千弘さん、ヴォーカル<須賀直美さん>、ベース<平野安芸子さん>、キーボード<増田友希江さん>、ギター<高澤祥子さん>の5人です。翌90年7月に2ndアルバム「SIGN」を発表され、91年4月に3rdアルバム「Desire」を発表されますが、このアルバムのレコ発全国ツアー後に祥子さんが脱退してしまい、バンドは新たにとっても可愛らしいギタリスト<伊東憂紀さん>を迎えてライブツアーを行い、レディースロックバンドの祭典<NAONのYAON5>に出演、大学祭出演など、活発に活動されます。翌92年はレコーディングを始められ、10月に4thアルバム「目覚めるまで」を発表されます。
 アルバム1曲目は「目覚めるまで」。ダイナミックで雄大な感じのリフからミドルテンポではじまってゆったりと爽やかなヴォーカルがはいって、綺麗でほのぼのした感じのPOPな曲調に。間奏ではヘヴィなギターリフをバックに鮮烈なシンセのエモーショナルなソロが。聴いていて勇気が湧いてくるような曲ですね。
 2曲目は「ハレルヤ」。ミドルテンポのヘヴィなギターリフからはじまって、リズミカルなシンセリフからパワフルなヴォーカルが、Bメロでは可愛らしいヴォーカルがはいって、サビでは力強く歌い上げて。パワーロックな感もあってかっくいいっす。間奏ではブラスサウンドのアヴァンギャルド風ソロが。
 3曲目は「Glass Love」。アップテンポのパワフルなビートとヘヴィなリフからはじまって、ミドルテンポでメロウなヴォーカルがはいって。そして徐々に盛り上がっていって、サビではアップテンポでダイナミックに。グルーヴィでパワフルでかっくいいす。間奏ではチョッパーベースのパワフルなソロからアグレッシブなギターソロが。
 4曲目は「眠れない」。はじまってシンセのリズミカルなリフから囁くようなラップ調のヴォーカルがはいって。そしてヘヴィなギターリフとともに力強くもりあがって。ファンキーなPOPロックって感じですね。
 5曲目は「その瞳のポラロイド」。華やかでダイナミックなシンセリフからアップテンポではじまって、爽やかなヴォーカルがはいって盛り上がっていって。爽快感たっぷりの明るく楽しいノリノリの曲調です。聴いていて思わず笑顔になってしまいます。間奏でも爽やかでテクニカルなギターソロが。
 6曲目は「Another World」。ミドルテンポのパワフルなファンキービートとブラスサウンドのシンセリフからはじまって、けだるい感じのヴォーカルがはいって。パワフルなファンクロックって感じで、チョッパーベースのパワフルなリフ、かっくいいっす。
 7曲目は「Surrender」。アップテンポのシーケンスリフからミドルテンポでパワフルなヴォーカルがはいって。落ち着いた感じの曲調ですけどパワフルPOPで気持ちいいビートの曲ですね。
 8曲目は「こんな悲しいしあわせを」。アップテンポのパワフルなビートとヘヴィなギターリフからはじまって、伸びやかで爽やかなヴォーカルがドライブ感たっぷりに。メロウながらも爽快感があって力強くノリのいい楽しい曲調ですね。間奏ではエモーショナルなシンセソロが。
 9曲目は「見つめなさい」。ヘヴィなギターリフとミドルテンポのファンキーなリズムではじまって、伸びやかなでメロウなヴォーカルがはいって、サビではミステリアスな感じに。終盤では軽快なカッティングリフとテクニカルなドラムフィルからシンセの伸びやかな音色が響いて。
 10曲目は「坂道」。ミドルテンポの浮遊感のあるシンセリフとギターリフから軽やかにはじまって、可愛らしいヴォーカルがはいってほのぼのした曲調に。心癒される感じの心地よいサウンドの曲ですね。
 これまでよりもプログレ色が薄まって、明るく爽やかでパワフルな感じがより増して、さらにファンキーな感じも増えて、とっても楽しめる素敵なアルバムですね。
 アルバム発表後にはタモリさんのTV音楽番組に出演され、東名阪のレコ発ツアーを敢行。翌93年も活発にライブ活動を行われます。しかし94年に友希江さんが脱退され、バンドは新たにキーボーディスト<船越支代美さん>を迎えて再びライブ活動を再開されます。ところが翌95年1月にバンドは活動休止を宣言され、3/3の渋谷でのライブを最後にバンドは休止してしまいます。メンバーの皆さんのその後の動向はよくわかりませんが、憂紀さんは活発に音楽活動をされているようなので、いずれアルバムを入手してみようと思います。

VELVET PΛW 3rd Desire

2012-10-14 08:36:01 | J-POP
 さりげない変拍子など、プログレチックな面も感じさせ、とっても素敵なポップロックを聴かせてくれるレディースロックバンド<VELVET PΛW>。洗練された綺麗で爽やかなサウンドに当時ハマってました。<VELVET PΛW>は、リーダーで、ドラムス&コーラス、そしてコンポーザーでもある<桐生千弘さん>が中心となって1981年に結成され、活発にライブ活動をされますが、千弘さんの急病やメンバーチェンジなど紆余曲折を経て、89年7月に念願の1stアルバム「VELVET PΛW」が発表されます。当時のメンバーはドラムス&コーラスの千弘さん、ヴォーカル<須賀直美さん>、ベース<平野安芸子さん>、キーボード<増田友希江さん>、ギター<高澤祥子さん>の5人です。翌90年7月に2ndアルバム「SIGN」を発表され、聖飢魔ⅡのOAやレディースロックバンドの祭典<NAONのYAON4>に出演、さらに数々の大学祭出演など、活発に活動されます。そして91年4月に3rdアルバム「Desire」を発表されます。
 アルバム1曲目は「ディザイアー」。幻想的なコーラスからパワフルなドラムとヘヴィなベースが。そしてミドルテンポでけだるい感じのヴォーカルがはいって、そしてヘヴィなギターリフとともにパワフルなヴォーカルが。ヘヴィロック調みたいでかっくいいっす。間奏ではアグレッシブなギターソロが。
 2曲目は「Beat That Paranoid」。ダイナミックなリフとパワフルなベースリフからはじまって、アップテンポでノリノリでパワフルなヴォーカルが。ドライブ感たっぷりでスリリングです。間奏ではヘヴィなギターソロが。バックのチョッパーベースもブンブン鳴ってかっくいいっす。
 3曲目は「Peeping Tom」。可愛いコーラスと軽快なギターリフからミドルテンポでヘヴィながらもPOPではじまって。明るく楽しいちょっぴりファンキーなPOPロックですね。これもうねるベース、いいですねぇ。間奏ではテクニカルなシンセソロが。
 4曲目は「プラスチック・ガール」。ミドルテンポで明るく爽やかにはじまって、リズミカルなコーラスから可愛らしい感じのヴォーカルが。軽やかなPOPソングです。
 5曲目は「太陽をつれて」。ダイナミックで鮮烈なリフからアップテンポのノリノリモードで明るく爽やかな曲調で伸びやかなヴォーカルが。Bメロではさりげない変拍子が心地よくながれ、サビでパワフルに爽やかに。大好きな曲です。間奏ではタッピングも交えたテクニカルなギターソロが。そもそも深夜の音楽番組でこの曲の演奏を見て“おぉ~すげ~!超かっくいい~!”ってVELVET PΛWを初めて知ってすっかりハマったんです。
 6曲目は「Spicy Words」。パーカッションからミドルテンポではじまって、ヘヴィなギターリフとシンセリフからけだるい感じのヴォーカルがはいって。落ち着いた感じの曲ですね。
 7曲目は「Sail On」。ピアノの爽やかなリフからリズミカルなギターリフとシンセリフがはいって、ミドルテンポでメロウで爽やかなヴォーカルがながれて。そして力強く歌い上げて爽やかなサビへ。ズンズン響く力強いリズム、気持ちいいっす。間奏ではエモーショナルなギターソロが。
 8曲目は「夏の終わりに」。シンセの爽やかで綺麗なシーケンスリズムからアップテンポで心地よくはじまって、浮遊感のある綺麗なコーラスがながれ、可愛らしいヴォーカルが伸びやかにながれて。心癒されるほのぼのした感じのメルヘンチックな曲調です。
 9曲目は「私の中の彼女」。アップテンポのパーカッションからリズミカルなシンセリフではじまって、ダンサブルな感じでしっとりとしたヴォーカルがはいって。メロウでPOPなノリのいい曲ですね。間奏ではパワフルなベースリフとコーラスをバックにエモーショナルなモーグソロが。
 10曲目は「Tomorrow」。ゆったりとしたピアノリフからほのぼのした感じではじまって、哀愁ただよう伸びやかなヴォーカルがしっとりと。サビのコーラスも美しい抒情的なバラードソングですね。味わい深いベースラインも素敵です。
 これまでの変拍子などのプログレ色がやや薄まって、ヘヴィなギターリフが増えてハードさが増した感じですね。しかもドライブ感もあってノリのいい曲も多くなって。さらにテクノな感じのPOPソングやドラマティックなバラードもあってとっても楽しめる素敵なアルバムですね。もちろんタイトなドラムも太くうねるパワフルなベースも、伸びやかで力強いヴォーカルもたっぷりと楽しめます。私的にはやはり明るく爽やかでノリノリの「太陽をつれて」がめっちゃお気に入りです。
 このアルバムのレコ発全国ツアーの最終5/9のライブを最後に祥子さんが脱退してしまいます。

12.10.7 人間椅子

2012-10-11 00:09:49 | ライブレポ HR/HM
◇ 2012.10.7 下北沢GARDEN>
<夕方のヒットスタジオR&N?~GARDEN 1ST ANNIVESARY PRESENTS~>
 昨年2011年は、8月にニューアルバム「此岸礼賛」が発表され、札幌から博多までのレコ発全国ツアーを敢行し、12月にも東名阪ツアーを敢行して盛況で1年を締めくくって。年が明けて2012年、序盤は和嶋さんは人間椅子以外で活発に活動されて。人間椅子のライブは、5月に<筋肉少女帯>との対バン、6月には<Concert Moon>との対バンライブが。自分は5月には行けなくて、6月のほうだけ観にいきました。そして7月にはワンマン東名阪ツアー、9月には木曾鼓動フェス参加、青森夏の魔物フェス参加&東北ツアーと、2012年は後半になって例年になくめっちゃ活発に活動されています。さらに10/5に<椅子ニンゲン>名義でシークレットライブ、10/7に<RockRolly>との対バンライブが決まって超ビックリ!凄いペースです。

 2日前の10/5に<和嶋工務店>の対バンライブに友情出演の<椅子ニンゲン>名義でのライブ。人間椅子デービュー前ライブの再現ということで初期のライブでしか演っていないと思われるアルバム未収録曲や別バージョンなど5曲35分という短いライブでしたけど、人間椅子の原点を楽しませてくれました。

 そして10/7当日。セット的には東北ツアーの延長で特に目新しい曲はないだろうな、と思いつつもやはりライブは見逃せません。たとえ定番曲でもやっぱり生が最高っす。それにおそらくROLLYさんとの絡みもあるだろうと楽しみにしてました。
 日曜で休みなので開場時間の16時45分に間に合うように下北沢へ。すると建物の地下2階の駐輪場で順番待ちです。ROLLYさんとの対バンとあって女子率高いっすね。自分のようなおやぢは場違いでちと居づらいっす。で、やっと番号が呼ばれてフロアーへ。前と後ろがいっぱいで真ん中が空いてます。でも開演近くなるとその真ん中も埋まってきてほぼ満員な感じです。ステージは中央後方にノブさんのドラムセットが組まれていましたから、人間椅子が先ですね。

 17時37分頃、フロアーが暗くなって、ステージからブルーライトが発せられ、SEから此岸御詠歌がながれて。いよいよメンバーの皆さんが登場!大拍手大歓声で迎えられます。前のほうが一気に詰まってまたフロアー中央に少し空間が。すると後ろのほうのお客さんが少しづつ前へ。研ちゃんはいつもの白塗りの黒着物僧侶モードでイーグルベースを抱えて、和嶋さんはグレーの着物ですでにたすきをかけて半袖モードで、ノブさんは黒系ダボシャツで。和嶋さんのギターは自分の位置からは見えないっす。で、和嶋さんはアンプの前へ。

 SEが止まってはじまった1曲目は「賽の河原」。ミドルテンポのヘヴィでダークなリフから研ちゃんのネバっこいヴォーカルが。そして和嶋さんの伸びやかなヴォーカルがはいって、サビはコーラスをキメて。中盤では変拍子リフからライトが点滅するなか、アップテンポでノリノリに。その後、和嶋さんがシャウトしてアグレッシブなギターソロへ。その後ミドルテンポのヘヴィなリフからダークなコーラスへ。

 続いて2曲目は「りんごの泪」。ミドルテンポのヘヴィなリフからシャッフルのノリノリリズムで。そして研ちゃんのヴォーカルがはいって、サビではみんな手を挙げてノリノリで。中盤では和嶋さんのギターソロからセリフが。和嶋さん、跳ねてます。そしてリフにあわせてHey!って煽って。その後ギターの津軽三味線風ソロが。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で背中合わせで。

 「こんばんは、人間椅子でぇす!」って研ちゃん、大拍手!「3連休の真ん中に来てくださってありがとうございます」って大拍手!「急遽決まったライブ、RockRollyのお客さんを引っ張り込むべく、高円寺からやってきました」って爆笑!ここで研ちゃんはライトをさえぎるように目の上に手を当てて。「いや、目が悪いんじゃないんですよ。幻惑されてるんです」って、ZEPの“幻惑されて”のリフを弾いて、するとドラムもはいって、和嶋さんもハーモニクスサウンドからソロを。すぐ終わってしまいましたが大拍手!「こういう小技もやってますが」って和嶋さん。「下北沢GARDEN、リニューアル1周年記念にお呼ばれしてやってきました」って大拍手!で、ROLLYさんと人間椅子はもう20年以上の付き合いだそうで「デビューが同じくらいだったんですよ」って。「20年以上経て、こうして同じステージに立てる、こんな嬉しいことはありません」って大拍手大歓声!「ROLLYさん、あの頃のままですよ。お互い成長していないというか」って和嶋さん。「でもポンプさんは(おなかが)成長しましたよね。ボクと同じで好感が持てます」って研ちゃん、爆笑!「ボクは髪の毛が後退したり・・・」って和嶋さん、自虐ギャグを。う~ん笑えない・・・

 「今日は1stアルバムの曲から最新アルバムまで、短い時間のなか、網羅していきます」って和嶋さん。「次の曲はデビュー前からやっている曲で」「本邦初公開のフルバージョンで」って大拍手!3曲目は「人面瘡」。まずはギターソロ。アルペジオのゆったりとした音色が幻想的にミステリアスにながれて。そしてミドルテンポのパワフルなリフからノリノリモードで和嶋さんのパワフルなヴォーカルがはいって、短いギターソロからサビでは高い声で歌い上げて。このパターンが繰り返され、そして通常よりも1コーラス長くて。ラストはだんだんゆっくりとFin。

 続いて4曲目は「恐怖!!ふじつぼ人間」。パワフルなドラムフィルからミドルテンポのヘヴィなリフがはいって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。和嶋さんハネまくってノリノリです。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。研ちゃんと寄り添って、そして研ちゃんは踊って。その後ヴァースに戻って研ちゃんのパワフルなヴォーカルがはいって、アップテンポで盛り上がってFin。

 「ありがとう!」って研ちゃん。研ちゃん、お疲れのご様子で、客席から「研ちゃん!」「頑張って!」って声援が。「“研ちゃん”は嬉しいけど“頑張って”は悲しいな」って爆笑!「最近物忘れが多くなって」「昔の曲の歌詞はすぐ出てくるけど、最近の曲は歌詞カード見ながらでも間違える」って研ちゃん、爆笑!「あれ、なんでだろうね。刷り込み学習みたいになっているからかな」って和嶋さん。ここで研ちゃん、虹の“銀嶺の覇者”のリフをちょこっと弾いて

 5曲目は「ギラギラした世界」。アップテンポのパワフルなリフからはじまって、眩しいくらいに明るく照らされたステージのなか、ロックンロール調の楽しいリフにのって研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。サビは和嶋さんとコーラスでノリノリで。間奏では研ちゃんが「ギター、ワジマ!」って叫んでからアグレッシブなギターソロへ。研ちゃんと和嶋さんはステージ中央で寄り添って、背中合わせも。そしてベースとドラムが止まると、和嶋さんがZEPの”Heartbreaker“のソロを弾いて、ステージを右へ左へ行ってチョーキングでお客さんを煽って。そしてギターを頭の後ろで弾いたり、歯で弾いたりしたあと、ミドルテンポでノリノリで跳ねて。

 チューニングタイムでしばし沈黙です。そしてブルーライトのなか、ギターのハーモニクス音が綺麗に幻想的に響いて、ベースもハーモニクス音で加わり、ギターがメロウなアルペジオリフをゆったりと奏で、和嶋さんのヴォーカルがしっとりと。6曲目は「胡蝶蘭」。その後ミドルテンポのリズムがはいってメロウに展開していき、サビでは歌い上げてドラマティックに盛り上がって。美しいバラード調の曲ですね。中盤ではアルペジオリフが幻想的にながれ、研ちゃんがしっとりとベースラインを弾いて。そしてパワフルなドラムとともに盛り上がっていって、ライトが点滅するなか、スリリングなギターリフとベースリフの掛け合い、そしてユニゾンからエモーショナルなギターソロへ。終盤再びドラマティックにダイナミックに盛り上がって劇的に。ラストはブルーライトのなか、最初のハーモニクスリフがゆったりとながれて。

 しばし沈黙のあと、和嶋さんがROLLYさんとの思い出話を。今から20年以上前に人間椅子がイカ天で名前が売れてきた頃に、大阪城付近の大きなホールで行われたロックイベントに参加されて、そこで<すかんち>と一緒になったそうで。で、和嶋さんが研ちゃんに話を振りますが「覚えてない」って爆笑!和嶋さんは<すかんち>のライブを観て、それがめっちゃかっこよくて「これはとてもかなわないと思って、ならばと人間椅子は暗い路線で行くことにした」って。「“すかんち”凄かったよね」って和嶋さんは研ちゃんに振りますが「そんな思い出があったんですか」って爆笑!「こういうバンドがデビューしていくんだと思った」って和嶋さん。「いやもうデビューしてたでしょ?」って研ちゃん。「よく覚えているじゃないですか」って和嶋さん、爆笑!で、ノブさんに「ノブくんが居たGENも出てたよね?」って振るも「いや、別の日でした」って。「でも違うイベントで“すかんち”とはよく一緒になった」って。
 で、話が一瞬途切れて「曲行きましょうか」って和嶋さん、爆笑!ROLLYさんとの共通点は「70年代ロック黄金期に影響を受けている」って。
 そして和嶋さんがかっちょいいギターリフを弾きはじめてビックリ!7曲目はなんとDPの「BURN」。めっちゃパワフルでスリリングでかっくいいっす。でも一体誰が歌うのかな?と思いきや、イントロのあとヴァースには行かず、すぐにギターソロパートへ。アルバムバージョンほぼ完コピでしたね。ソロのあとはイントロに戻ってFin。ギターソロのみのBURNでした。

 「皆さん、楽しんでますか!」ってノブさん。「もっとノリノリの曲やるぜ!」「オレが歌ってもいいですか!」「オレが歌っちゃってもいいですか!」って煽って、「GARDENのみんなのために歌うぜ!」「オレ達のダンスナンバー!」ってはじまった8曲目は「孤立無援の思想」。70年代の典型的なDISCOビートにのってヨコノリでダンダブルにノリノリで。ノブさんの力強く伸びやかなヴォーカルが冴え、サビではお客さんが手を横に振って盛り上がって。サビのとこだけヴォーカルにエコーがキツめにかかって、ちと鼓膜が痛くなったりして。中盤ではグリーンライトのなか、ギターのミステリアスなアルペジオリフがながれ、和嶋さんが幻想的なスキャットを。そして再びDISCOビートがはいってノリノリで。和嶋さんは跳ねまくってニコニコです。
 「ありがとう!」ってノブさん。和嶋さんが「ノブ!」って紹介して大拍手大歓声!「みんな、楽しんでますか!」ってノブさんが煽って。「GARDEN、1周年おめでとうございます。凄い楽しいぜ」って大拍手!「まだまだ続くんでノリノリで行ってくださいよ!」って、大拍手!

 ここで研ちゃんは“NIB”のリフをちょこっと弾いて。「後半は人間椅子の本領発揮で暗い曲を」って和嶋さん、大拍手大歓声!「これがボクたちのやりたかったことです」って、はじまったのがなんとBLACK SABBATHの「Into The Void」。レッドライトのなか、ヘヴィでダークなリフが重くゆったりと響いて、パワフルなリズムがはいって。そしてヴァースに入るかと思いきや、力強いタムドラムが打ち鳴らされて、研ちゃんがステージ前でベースソロを。その後♪ウェ~エオ、ウェ~エオって9曲目は「相剋の家」。ヴァースにはいって和嶋さんの力強いヴォーカルが。それがアップテンポになってノリノリモードに。その後再びミドルテンポのヴァースへ。研ちゃん、狂気の踊りを。そしてアップテンポのノリノリモードになったあと、明るく照らされるなか、ドラマティックで雄大な感じに。そのままエモーショナルなギターソロへ。ラストはパワフルなタムドラムとミドルテンポのダークリフから♪ウェ~エオ!ってFin。

 続いて10曲目は「心の火事」。これ久々ですね。めっちゃ嬉しいっす。ベースのアップテンポのリフからはじまって、ヘヴィなノリノリのギターリフから研ちゃんの伸びやかでパワフルなヴォーカルが。サビではレッド&オレンジライトのなか、コーラスも綺麗にキマって。間奏ではマシンガンのようなベースリフのなか、ギターがピックスクラッチ、そしてテクニカルなリフからノリノリで跳ねまくって、研ちゃんと寄り添って。その後ヴァースに戻って、ブレイクリフをキメて。

 「ありがとう!今日最後の曲です。また逢う日まで」ってはじまった本編最後の11曲目は「どっとはらい」。ミドルテンポのパワフルな曲です。研ちゃんはステージ中央でノリノリでヘドバンもしまくって。そして和嶋さんのところへ。サビは♪どっとはらい~って大合唱!中盤ではスリリングな変則ブレイクのあとエモーショナルなギターソロが。終盤では研ちゃんと和嶋さん、ステージ中央で寄り添って、背中合わせで、そして前列のお客さんにネックをさわらせて、和嶋さんは頭の後ろで弾いて。ラストは弾きまくり&叩きまくりでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございます」って研ちゃん。「ベース、鈴木研一!」「ドラムス、ナカジマ・ノブ!」って和嶋さん、大拍手!そして研ちゃんが「ギター、和嶋慎治!」って大拍手!ノブさんはスティックを客席に投げて、メンバーの皆さんは手を振りながらステージ袖へ。場内は拍手が鳴り止むも、再び後ろのほうから「アンコール!」って掛け声と手拍子が鳴り響いてきて、それがだんだん大きくなって。てっきり対バンだからアンコールはないものと思ったんですけど、やってくれるみたいですね。

 するとステージが明るくなってメンバーの皆さんが再び登場して大拍手大歓声!研ちゃんは白着物すがたで。「アンコール、やっていいのかな?」って和嶋さん、爆笑!「RockRolly観にきた方、すいません。1曲やらせてください」「許可が出たんで」って大拍手!客席から「アニキ~!」って声援が。「アニキって呼んでくれ~!」ってノブさん。「バッチリだぜ!」って。

 オーラス12曲目、和嶋さんが弾きはじめたヘヴィなギターリフはなんとBLACK SABBATHの「Paranoid」。これにもビックリ!で先ほどのように人間椅子曲に行くのかと思いきや、ここでなんとROLLYさんが登場して超ビックリ!しかも上半身は黒ブラジャーすがたで激ビックリ!「キャー!」って女性客の悲鳴のような声も。観客は狂喜乱舞!場内揺れてます。で、ROLLYさんが替え歌でパワフルなヴォーカルを。間奏ではパワフルなギターソロが。和嶋さんとROLLYさんが背中合わせで、しかも研ちゃんとはKissしちゃいそうなくらいに接近して。そしてお約束のリフでは♪Heyって煽って。めっちゃノリノリです。その後、ヴァースに戻って和嶋さんと研ちゃんは背中合わせでリフを弾いて、ラストはめっちゃ盛り上がって弾きまくり叩きまくりで、ROLLYさんと息を合わせてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!ROLLYありがとう!」「次は<RockRolly>です」って和嶋さん。メンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージを降りて。これにて人間椅子のライブは終了です。時計を見ると19時ちょい前。約1時間20分のめっちゃ楽しいライブでした。
 対バンということもあって近くの数名の<RockRolly>ファンの冷たい視線がちとイタかったですけど、まあそれは自分のポジショニングが悪かったっすね。セットリストは東北ツアーのセットがベースになっているようで、目新しさはなかったものの、久々に「心の火事」を演ってくれて嬉しかったですし、DPやサバスをやってくれたのもめっちゃ嬉しかったっす。ただやっぱり人間椅子はDPよりもサバスのほうがしっくりきますね。それとこのハコは初めてなんですけど、音が割りと良かったですね。バランスよく楽しめました。前回のライブで年内にワンマンをやりたいっておっしゃってましたけど、現時点では告知ナシでした。もう10月ですから、いまからハコをおさえるのは難しいかな?ま、とりあえずは11/11のFCライブが楽しみです。


 19時17分ころ、フロアーが暗くなって、ステージの幕が開いて、SEからはメルヘンチックなクラシック風オーケストラ曲が鳴り響いて。お客さんは手拍子を。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声!<RockRolly>、メンバーはギター&ヴォーカルの<ROLLYさん>、ベース&キーボード&ヴォーカルの<永井ルイさん>、そしてドラムス&ヴォーカルの<小畑ポンプさん>のトリオです。

 ※本編ライブの詳細は割愛させていただきます。もうめっちゃ明るく楽しいノリノリのRock’n’Roll Partyでした。ミュージシャンとしてもエンターテイナーとしてもROLLYさんはすっごい華があるなって、あらためて実感させられました。めっちゃかっこよかったっす。

 本編ライブが終わって、フロアーはアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。すると人間椅子スタッフの方がステージ中央にマイクをセットして、和嶋さんのギターの準備を。するとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。ROLLYさんは白のタンクトップ(キャミソール?)姿で登場です。「これは男性用。イタリア製。女性用じゃない」って爆笑!さらに「さっきの黒ブラジャーはイギリス製。イギリスのオバさまが着るやつ」って。綺麗でしたねぇ。
 そして準備ができたところでROLLYさんが「日本一のギタリストを紹介しましょう。和嶋慎治さん!」って、和嶋さんが登場して大拍手!和嶋さんは頭にタオルを巻いて、ツアーTシャツを着てモンペで。「広告塔みたいなスタイルで人間椅子代表で」って爆笑&大拍手!さらに「ボク、真ん中でいいんですか?ボクは華がないんですけど」って爆笑!ここで和嶋さんとROLLYさんが語りはじめて。「同世代というのがいいんです。19歳の新進気鋭のバンドと(対バン)だとキツいよ」「年上のボクらのほうが気を使う」「ヤツラは真ん中でふんぞり返って、ボクらは楽屋の隅で」ってROLLYさん。いまの若いバンドは「大体マイナー系で」「クールにやらなきゃいけない」「笑ったらダメ」って。「そもそもMCこんなにだらだらやらないよね」って和嶋さん、爆笑!「カリスマ性ゼロ」ってROLLYさん。でも「カリスマ性ゼロのなかから、カリスマ性を見せていくのが本物のカリスマ性」ってROLLYさん、大拍手!「ロックの基本てそれだと思うんだよ。かっこよくない人が、俄然かっこよくなる」って和嶋さんアツく語って、ROLLYさんが和嶋さんをハグして大拍手!「かっこいいひとがかっこいいことやっても面白くない」って。「(ROLLYさん)ギター上手いじゃないですか。ボクもわりと上手いんですよ」って和嶋さん、爆笑!ここで“ハードロック曲をメジャーコードでソロを弾く”ってことで向き合ってしばしJamセッションを。大拍手です。

 「ドアホロックの極地を」ってROLLYさん。ここで中学生のころTVで観たKISSの武道館公演のお話を。ちなみに和嶋さんはそのとき小学生だったそうですが。で、なんとその武道館公演を永井さんとポンプさんは実際に客席で観たそうで。そしてはじまったオーラス曲はKISSの「Nothing To Luse」。ツインギターのユニゾンリフからアップテンポで軽快にはじまって、ROLLYさんのパワフルなヴォーカルがはいってノリノリで盛り上がって。中盤ではROLLYさんと和嶋さんが向き合ってのギターソロバトルが。その後ヴァースに戻ってROLLYさんが歌い、和嶋さんは後ろでステージ左から右へダッグウォークを。ノリノリっす。終盤では弾きまくり叩きまくりで、お2人でギターを頭の後ろで弾いたり、歯で弾いたりと。そしてROLLYさんがギターを上に掲げて。その後ユニゾンのツインギターリフから再び弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
 
 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとう!和嶋慎治さん!永井ルイ!小畑ポンプ!そしてROLLYでした」って大拍手!「人間椅子の皆さんに盛大な拍手を!我々にも盛大な拍手を!」って、もちろん大拍手!そして「GARDEN、リニューアル1周年おめでとうございます!」って。メンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか手を振りながらステージを降りてライブ終了です。時計を見ると20時37分。同じく1時間20分のとっても楽しいライブでした。

12.10.5 和嶋工務店

2012-10-08 13:08:30 | ライブレポ HR/HM
◇ 2012.10.5 高円寺Show Boat
<親切丁寧サプライズ~高円寺突貫施工~>
 <人間椅子>のギター&ヴォーカルの<和嶋慎治さん>のブルーズユニット<和嶋工務店>。詳しいことはわかりませんが、2006年くらいからはじまったのかな?メンバーは“社長”和嶋さんと、ベース&ヴォーカル“専務”<山本征史さん>と、ドラムス&ヴォーカル“監督”<金光健司さん>のトリオ編成です。2008年ころだったかな?人間椅子と夜叉が出演の対バンライブのときに物販で<和嶋工務店>のライブDVDが売ってたもので即購入したんですよね。で、見てみるとなかなか面白そうで、いつかライブを、いや“施工”を観に行きたいなって思っていました。ところがなかなかスケジュールが合わなくて。
 そして2012年夏、人間椅子は東名阪ツアーやイベント出演や東北ツアーなどなど活発に活動され、さらに和嶋さんは某24時間TVの青森ローカル局でのイベントに水戸さんとアコギで出演されたりと大忙しで。そんな折に急に10/5に高円寺で<和嶋工務店>のライブが決まったとの情報が人間椅子のオフィシャルサイトに告知されてビックリ!しかも10/7には人間椅子の対バンライブがあるのに。でもちょうどその日はスケジュールは空いていたし、対バンに<椅子ニンゲン>という興味深い名前があったので、このチャンスは逃すまいとチケットを即購入して当日を楽しみにしていました。

 さて当日、3バンドの対バンライブで<和嶋工務店>はもちろんトリです。和嶋さんは<椅子ニンゲン>に続いての登場です。<椅子ニンゲン>ライブ後、ステージは慌ただしくセットチェンジが行われて。専務は赤のタオルを頭に巻いてアロハ系のシャツで、サンバーストのプレシジョンタイプのベースを抱えて。監督は坊主頭に黒シャツで。社長は頭に白い手ぬぐいを巻いて、長袖シャツの上にピンクの見覚えあるTシャツを着て。自分の位置からではギターが見えないっす。モニターでもよくわからず。

 20時55分ころ、準備が済んだメンバーの皆さんじゃ一旦楽屋へ。すると場内が暗くなって、ステージからブルーライトが。そしてSEからは♪おとーちゃんのためならエーンヤコーラ~って「ヨイトマケの唄」がながれてきて、少ししてからメンバーの皆さんがあらためて登場して大拍手で迎えられます。
 「和嶋工務店です!」「今日の現場も張り切っていきましょう!って社長、大拍手!「さっそくですが乾杯の音頭をとらせていただきます」って、三味線風にギターを弾いて、弾きながら♪ビールのようでない、サワーのようでサワーでない~って社長唄って。1曲目、監督のカウントから♪ホッピー・ヒッピー・ハッピー!ってコーラスからめっちゃ楽しくはじまって、アップテンポのブギー調のノリノリのリフにのって専務のパワフルなヴォーカルが。

 続いて2曲目「欲望という名の現場」かな?ギターリフからオレンジライトのなか、全員のコーラスが伸びやかにながれ、ミドルテンポのベースリフにのって社長のヴォーカルがゆったりとながれ、サビでは綺麗なコーラスが。ほのぼのした感じの曲ですね。間奏では味わい深いベースラインにのってエモーショナルなギターソロが。その後ヴァースに戻って、サビではオレンジライトのなか、伸びやかなコーラスが。

 「ありがとうございます」って社長、大拍手。「今日出演のバンドのなかで一番ユルい感じ」って爆笑!「ユルい感じでやっていきます、最後までよろしくお願いします」って大拍手!ここで社長が今日着ているピンクのTシャツをステージ前で披露して。背中には白で“未来”と大きく書かれ、胸にはかわいいロゴが。某24時間TV出演時に渡されて着たTシャツだそうです。最初はピンクは似合わないと拒んだそうですが、東京のメインステージで某アイドルユニットのメンバーが長袖シャツの上にTシャツを着ていた、と水戸さんに教えてもらって同じようにしたそうで。ところがTV局のスタッフから“クレームがくるからやめてくれ”といわれて仕方なく長袖を脱いでTシャツのみで出演されたそうで。「(某アイドルユニット)はOKで、オレはダメなのか」って社長、大爆笑&大拍手!「話を聞いてくれてありがとう」って社長。

 3曲目は「Take You Out」。アップテンポのパワフルなドラムからはじまります。「監督が歌います」って専務。「ノブさんがしゃべらなかった分、私が頑張りたいと思います」って監督、爆笑!ギターとべースがユニゾンでミドルテンポでヘヴィなリフを。そして監督のヴォーカルがはいって、途中専務も歌って、サビでは全員コーラスでゆったりと。間奏ではギターとベースのユニゾンリフから社長と専務が向き合って、ギターのエモーショナルなソロへ。その後、ヴァースに戻ってサビで盛り上がって社長と専務は跳ねて、そして寄り添ってユニゾンリフを。「ドラムス、金光!」って専務が紹介して大拍手大歓声!

 ここで「合コン部長に登場していただきましょう!アベちゃ~ん!」って専務。<Psychedelic Lollipop>の阿部さんが紙束を持って登場して大拍手大歓声!そしてはじまった4曲目は「くつした君」。アップテンポのリズミカルな楽しいリフがはいって、専務のパワフルなヴォーカルが。阿部さんは黒ネコの書かれた絵を掲げて、そして次々と歌詞が書かれた絵を紙芝居のようにめくって。Bメロではアラビアンな感じになって、サビではファンキーに盛り上がって。間奏では専務が「社長!」って叫んで、社長のアグレッシブなギターソロがちょこっと。終盤もめっちゃ盛り上がって「ニャオ!」って専務。社長弾きまくりでFin。

 「アベちゃ~ん!」って専務、大拍手!ここで阿部さんは<Psychedelic Lollipop>の宣伝を。そのあと社長が話しに割って入って、先日、新宿でのイベントのときにある人が“ベースの人、イケメン”って言ってたって話しを披露して、大拍手!「しゃべりにくくなった」って専務、爆笑!

 「次の曲を七五調でアベちゃんに口上していただきましょう」って専務。演歌歌手の曲紹介のように阿部さんが見事に口上してはじまった5曲目は「北赤羽の夜は更けて」。パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、♪ワワワワァ~ってコーラスが。そしてギターが「津軽海峡冬景色」のようなイントロを弾いて、専務のムーディなヴォーカルがはいって。昭和のムード歌謡の雰囲気ですね。サビでは「ご一緒に」って。間奏ではベースラインが響くなか、エモーショナルなスライドギターソロが。その後ヴァースに戻って、終盤ではパワフルなドラムフィルからダイナミックなリフへ。ラストは再びギターが「津軽~」風のイントロを奏でて。

 「埼京線から京浜東北線に乗り換えて秋葉原へ。萌え~!萌え~!」って社長。6曲目は「東京ラヂオデパート」。ギターのアルペジオリフから社長のヴォーカルがゆったりとはいって、レッドライトのなか、ギターのハーモニクス音が綺麗に響いて。そしてダイナミックなリフからカラフルライトのなか、ギターのリズミカルなリフとパワフルなヴォーカルが入って、明るく爽やかな感じでコーラスもはいって盛り上がって。間奏ではメロウなギターソロが。その後ヴァースに戻ってサビでパワフルに盛り上がって。「ご静聴ありがとうございます。萌え~♪の街、秋葉原でした」って社長、大拍手!

 社長がゆったりとしたブルーズを弾きはじめて。「和嶋工務店はブルーズバンドなんですけど、ブルーズじゃない曲を何曲もやってしまいました」「というわけでスローブルーズをたっぷり、ふんだんに、うんざりするくらいに」って社長。「月亭可朝師匠の“嘆きのボイン”をブルーズ調で」って、7曲目は「ボインの唄」。まずはブルージーなギターソロが。それが徐々にアグレッシブに。そして社長のヴォーカルがはいって。中盤では「女性の成長を表現」って長いギターソロが。序盤は専務と向き合って息を合わせて静かに小さな音でソロを。そして徐々にヴォリュームアップしていってテクニカルにアグレッシブに盛り上がって。終盤ではヴォーカルがはいって、そしてギターとユニゾンで歌って、ラストはゆったりとFin。

 「社長、和嶋慎治!」って専務が紹介して大拍手!「皆さん、こんなに長い曲とは思わなかったでしょう」って社長。「いよいよラストになりました」「お客さんから安堵の声が」って社長、爆笑!「そんなあなたのために3分で終わる曲を用意しました」って専務、爆笑!
 「まさかのカヴァー曲を」「トンネル施行の曲」ってはじまった本編最後となる8曲目はザ・ダイナマイツの「トンネル天国」。アップテンポのノリノリのリフからパワフルで綺麗なコーラスがはいって、専務がパワフルにかっこいく歌って。間奏ではアグレッシブなギターソロが。社長はステージ前で弾きまくって、歯でも弾いたり。その後、ドラム→ベース→ギターでソロ廻しを。終盤ではヴァースに戻って、全員コーラスから専務がパワフルに歌って盛り上がって。ラストはだんだんゆっくりと、そして盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「最後までお付き合いくださってありがとうございました!」って専務。メンバーの皆さんは大拍手のなか、手を振りながら楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子とコールが響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。「アンコール、ありがとうございます」って社長、大拍手!今回のイベントは対バンがなかなか決まらなかったそうで「Psychedelic Lollipopの皆さんにも協力してもらって、人間椅子にも出ていただいて、今日1日ライブが出来ました。ありがとうございます」って社長、大拍手と笑いが。「最後はみんなでセッションを」って大拍手大歓声!まずは「Psychedelic LollipopからアベちゃんとAikaちゃん!」って専務が呼んでお二人が登場して大拍手!続いて「人間椅子、研ちゃん!なかじ!」って社長が呼んで大拍手!“ボインの唄”での長いギターソロに「お客さん、ねてましたよ」って研ちゃん、爆笑!ノブさんは緑のボトルを持って登場してステージ前へ。「もうしゃべっていいんだよ」って社長。ノブさん「しゃべれるぜぇ~!」ってお客さんを煽って。「楽屋で飲んでました」って爆笑!ちなみに研ちゃんは「芋羊羹を食べてた」って爆笑!

 「それではこの豪華なメンバーで」「芸能大会というか、いかがわしい感じ、インチキくさい感じ」って爆笑!そしてここで歌う順番を決めて。研ちゃんがトリのようで。
 オーラス9曲目は「おでんの唄」。みんなでおでんの具を言い合う曲で、アップテンポのノリノリモードではじまって、まずは社長が歌って、続いて専務が、そして監督が歌って「Psychedelic Lollipop、椅子ニンゲン、サイコー!」って大拍手!次は阿部さんが歌って、続いてAikaさんが「アタシ広島だから食べたことない。おでんの具ってなにがあるの?」「オネーサン、何が好き?」っていきなり前列のお客さんに振って。でも「なんも出てこなーい!」って。次はノブさん「今日の日を祝して」ってステージ前で持ってきたボトルを一気飲みで大拍手!そしておでんではなく焼肉のネタを叫んで「ビールがうまいゼ!」って。そして次は研ちゃん、ドスの効いた声で歌って「ハンペ~ン!コーラとハンペン!」って。その後は社長のスライドギターソロがたっぷり。ラストは♪おでんで一杯~って、めっちゃ盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」って社長。「専務、山本征史!監督、金光健司!」って社長が紹介して「社長、和嶋慎治!」って専務が紹介して大拍手!そして社長が「気をつけて帰ってください」って。社長は前列のお客さんとハイタッチを。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながら楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると22時3分。1時間ちょいの楽しいライブでした。自分は駅へダッシュです。
 初めて観た<和嶋工務店>のライブ、人間椅子とは違ったブルーズや昭和歌謡っぽい曲をパワフルなハードロックサウンドで聴けて、そのうえMCは同様に面白くて、1時間たっぷり楽しませて、笑わせていただきました。また機会があればライブ観に行きたいっす。

12.10.5 椅子ニンゲン (人間椅子)

2012-10-06 21:47:25 | ライブレポ HR/HM
◇ 2012.10.5 高円寺Show Boat
<人間椅子デビュー前ライブ再現!>
 初期Black SabbathをベースとしたHRサウンドに、日本語の歌詞をのせる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 1989年にデビューし、その後数々のアルバムを発表。2009年には20周年記念のベストアルバムを発表し、その後初のライブアルバムや2011年にはベストも含めた通算20枚目となるアルバム「此岸礼讃/しがんらいさん」も発表され、ライブ動員もどんどん増えて上昇中です。

 <人間椅子>、今年も後半にはいってから活発にライブ活動を行われていて、10/7にも対バンライブが予定されていますが、そのなか10/5に和嶋さんのブルーズユニット<和嶋工務店>のライブがあるとの情報がオフィシャルサイトに発表されて。自分はこれまでまだライブを観にいったことがないもので、いい機会なので行ってみようかなと。しかも対バンが新鋭グラムロックバンド<Psychedelic Lollipop>と<椅子ニンゲン>って。しかもメンバーが”けんちゃん””なかじ”“わじわじ”って書かれていて、ひょっとしたら<人間椅子>メンバーが余興的なライブをやってくれるんじゃないかな?と思って即チケットを購入。で、日が近くなるとオフィシャルサイトに告知が。なんと現メンバーでデビュー前のライブを再現するとの情報が!これにはビックリしました。しかも未発表曲や別バージョンの曲を演奏されるとのことでさらにビックリ!これはもう絶対に見逃せません。で・・・いろいろ人間椅子関係の他サイトの初期のライブのセットリストを見ると聴いたことのない曲名がいくつかあるんですね。なのでそれらをやってくれるのではないかと、楽しみにしていました。

 さて当日。幸い急ぎの仕事もなく、定時に仕事を終えて高円寺へ。そして番号順で入場して開演を待ちます。開演時間が近づくとお客さんも増えて。前半分はギューギューですが後はゆとりがあって8-9割くらいの入りかな?やや女性が多い感じ。
 19時を少し過ぎたころ、客席が暗くなってトップバッターの<Psychedelic Lollipop>の登場です。めっちゃ明るく楽しいノリノリのロックンロールを聴かせてくれて、しかもリズムチャンジも多用のパワフルでかっくいいサウンドでとっても楽しめました。ただ、客層的にアウェーな感じでちとお客さんのノリが悪くてお気の毒だったかも。約50分の素敵なライブでした。

 演奏が終わるとステージ上はメンバーの皆さんやスタッフの方々が慌ただしくセットチェンジを。すると坊主頭でグラサンに白いダボシャツの一見893のような大男がイーグルベースをもって登場!研ちゃんでした。研ちゃん今日は白塗りナシのスッピンです。ひょっとしたら“ねずみ男”復活かと思いましたが、それはなかったっす。和嶋さんはグレーっぽい作務衣すがたでエフェクターのセッティングをされて。ノブさんは黒系のシャツでドラムのセッティングを。研ちゃんは途中からグラサンを外して。

 20時10分ころ、セッティングが終わって慣らしを。ステージ中央で和嶋さんと研ちゃんが向き合ってフリーインプロのように弾きはじめ、そのままミステリアスな感じのギターソロが。
 その後ベースのテクニカルなリフからパワフルなドラムとリズミカルなギターリフがはいってアップテンポでノリノリモードになって、研ちゃんのパワフルなヴォーカルが。1曲目は「造反有理」。初めて聴く曲です。<Budgie>の「脳外科手術の失敗」という曲に和嶋さんが詩をつけたそうで。ゴリゴリで押しまくるパワーメタルっぽいめっちゃかっくいい曲。後半ではパワフルなブレイクリフからギターのテクニカルなソロが。続いてパワフルなベースソロも。ラストは元のリフに戻ってパワフルにFin。

「こんばんは、人間椅子です!」って研ちゃん、大拍手!「“椅子ニンゲン”ですね」って和嶋さん。でも「いや、人間椅子です!」って研ちゃん、爆笑!今日はデビュー前のライブの再現ということで「急遽決まったライブに駆けつけてくれたお客様に感謝の気持ちを込めてのレアなライブ」って研ちゃん。「いきなり知らない曲でお客さんポカーンって感じですけど」って和嶋さん。「やってるボクらは楽しい」って研ちゃん。「20年以上やってるけど初期からあまり変っていない」って和嶋さん。ちはみに今日和嶋さんが着ている作務衣はデビュー当時に着ていたものだそうで。「ボクはおととい買ったダボシャツで」って研ちゃん、爆笑!で、初期のドラムは上館さんですが、「上館さんはステージでひと言もしゃべらなかったので、上館さんのコピーでノブくんはしゃべりません。でもマイクは用意してあります」って爆笑!「じゃべらないでいられるかどうか」って研ちゃん。「息はしていいんです」って和嶋さん。するとノブさんはマイクに向かって「ハァ~」って息を。爆笑!

 2曲目は「わたしのややこ」。これも自分は初めて聴く曲です。ギターのディレイの効いたメロウなアルペジオリフから和嶋さんの伸びやかなヴォーカルが♪この子の七つのお祝いに~って。そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってアップテンポのベンチャーズ風のリズムのノリノリモードになって、ギターのパワフルなリフから和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、サビではハイトーンで歌って。昭和の歌謡曲風かな。間奏ではエモーショナルなギターソロが。その後サビで盛り上がってパワフルなシャウトも。♪わたしのややこややこ~ってサビメロがやたら耳に残ってます。

 次の曲は元々は7分以上あったそうですが、イカ天出演時に3分に無理やり短縮したそうで。「ムダなパートがずいぶんあった」って研ちゃん。「今日はその無駄な部分も全部やります」って大拍手!「長いですよ」って和嶋さん、爆笑!リハのときについついいつものバージョンでやってしまって間違えたそうで。
 3曲目は「陰獣」ロングバージョンです。ノブさんのカウントからブルーライトのなか、ミドルテンポのダークでヘヴィなリフがはいって、研ちゃんの引きずるような不気味なヴォーカルが。そしてサビはレッドライトのなか、和嶋さんのコーラスもはいって。中盤ではアップテンポのノリノリモードになってレッド&オレンジライトのなか、和嶋さんのリズミカルなヴォーカルが。研ちゃんはステージ前でお客さんを煽って。その後再びミドルテンポのダークモードになって研ちゃんの不気味なヴォーカルが。そして一転ミドルテンポのゆったりとなだらかな感じになって♪チュッチュッル、チュッチュッチュッ~ってコーラスがはいって綺麗にハモって、そこからドラマティックなギターソロへ。ラストはゆったりとFin。

 「神経症の皆様に捧げます」って和嶋さん。4曲目は「神経症I LOVE YOU」。ギターのパワフルでリズミカルなかっくいいリフからはじまる明るく楽しいノリノリの曲。和嶋さんと研ちゃんはステージ中央で寄り添って。そして和嶋さんがパワフルなヴォーカルを。サビはコーラスもはいってノリノリで楽しく。中盤では「ギター!」って研ちゃんが叫んで和嶋さんがアグレッシブなギターソロを。和嶋さんはステージ前で弾きまくって。ラストはめっちゃ盛り上がってFin。

 今回のライブにあたって、研ちゃんは押入れの奥から昔のライブを録ったカセットテープを引っ張り出していろいろ聴いたそうですが「オレ下手だった。でもあの時と比べたら上手くなってる」って研ちゃん。でもそのテープは「とても人には聞かせられない」って。和嶋さんは「当時のほうが早く弾いていて、ピッキングが正確」って爆笑!で、「いつかみんなにも聴いていただきたい」って和嶋さん、大拍手!ちなみに「わたしのややこ」は当時レコーディングもされたそうですが、歌詞がちょっとヤバいのではということでお蔵入りになったそうで。一般発売は無理でも「自主制作みたいなかたちだったら」って大拍手大歓声!「頑張ります!」って。

 ここで和嶋さんがあさって10/7の対バンライブの告知を。「いつもはノブくんに言ってもらうんですけど」って爆笑!
 「悲しいことで、次がもう最後の曲になってしまいました」って研ちゃん。もちろんお客さんは「えぇ~~~!」って。オーラス5曲目は「桜の森の満開の下」。ノブさんのカウントからミドルテンポのダークなリフがはいって、研ちゃんの不気味なヴォーカルがワウギターリフにのってながれて。そしてアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになって、研ちゃんのリズミカルなヴォーカルがはいって、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムが。中盤ではエモーショナルなギターソロが。ステージ中央で和嶋さんと研ちゃんが寄り添って、そして背中合わせで。ドラムも叩きまくって、その後ゆったりと一旦Fin。そして再びミドルテンポのダークリフから研ちゃんの不気味なヴォーカルがはいって、ダイナミックなリフからズンズンと徐々にテンポアップしていってアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードに。その後オレンジライトのなか、ギターののびやかなリフからパワフルなリフとスネア連打で盛り上がって、和嶋さんはノリノリで跳ねまくって♪ジャーン!って。「どうもありがとう!」って研ちゃん。ラストは盛大にFin。

 曲だ終わると大拍手大歓声!「ありがとう!」「けんちゃん!わじまくん!なかじまくん!」って呼びあって、大拍手!ひと言もしゃべらないノブさんに「よく頑張ったね」って研ちゃん、爆笑!ノブさんは前列のお客さんとハイタッチを。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながら楽屋へ。このあとは和嶋工務店のライブなので、アンコールはナシでこれにてライブ終了です。時計を見ると20時45分。たった5曲35分間のライブでしたけど、めっちゃレアでしたね。
 これまでまったく聴いたことのない「造反有理」「わたしのややこ」「陰獣ロングバージョン」を聴けてめっちゃ嬉しかったっす。ある意味FCライブよりもレアでしたねぇ。それこそワンマンライブで2部構成でこういう企画をやってくれると嬉しいかも。それにしても、人間椅子の原点はドゥーム系ってイメージを持ってますが、元からいろいろやってたんだなって改めて実感したかも。あさって10/7の<人間椅子>の対バンライブも、11/11のFCライブも楽しみです。

12.9.29 大木理紗さん・多鹿大介さん

2012-10-03 00:00:12 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2012.9.29 四ツ谷MEBIUS
 80年代に日本を代表するプログレバンド<Pageant>や<Mr,Sirius>で素晴らしい歌を聴かせてくれ、現在はスタジオミュージシャンとして、ヴォイストレーナー等としても活躍されている<大木理紗さん>。今年(2012年)は、2月から活発にライブ活動を行ってくださって。理紗さんの美しい歌声を生で聴ける機会が増えてめっちゃ嬉しいっす。東京では2月4月6月8月と1ヶ月おきにライブをやってくださって。自分は2月のライブは平日ということもあって、終演時間が遅いために半分しか観れなかったんですよね。次の4月と6月は土日で時間も少し早かったのでゆったりと最後まで楽しませていただきました。そして8月は平日だったためにあきらめて。で、そのときに<Pageant>の「螺鈿伝説」をメドレーながらも演奏されたと知ってビックリ!無理しても行けばよかったかなぁ~なんて後悔して。次のライブは9月末の土曜日とのことで、開演時間も早いため、すっごい楽しみにしておりました。また演ってくださったらいいなって。

 さて当日。土曜とはいえ仕事だったので定時まで仕事をしてから四谷三丁目へGo!です。少し早めに着いたので、ドリンクをオーダーしてのんびりと開演を待ちます。ステージはグランドピアノと、ジャンベ・ウインドベル・ハイハット・シンバル・カホン・ウドゥドラム(壷)その他小物がいっぱいのパーカッションセットが。理紗さんは黒系のゆったりとしたお衣装にロングのカーリーヘアで妖しく美しいおすがたで。多鹿さん、いつもどおりでっかいアフロヘアで。

19時42分ころ、お2方がステージに登場して準備を。はじまった1曲目。ピアノの郷愁ただよう音色がしっとりとながれ、パーカッションがシンバルロールや木鈴やジャンベで効果音を発し、ヴォーカルの透明感のある美しいスキャットがしっとりと響き、ゆったりと歌がはいって。美しい歌声にうっとりです。

 「どうもありがとうございます。こんばんは」って理紗さん、挨拶を。「台風、大丈夫だったね」って。台風直撃は明日のようです。もしも今日が台風だったら「皮モノは持ってこれなかった」って多鹿さん。「今日もお付き合いいただける、パーカッション、多鹿大介!」って理沙さんが紹介して拍手が。今回で今年にはいって6回目のDUOライブとあって「慣れてきた」って。で、毎回曲のレパートリーが増えていることで「凄いペース」って。2daysとか丸1日とかで全曲やろうか、みたいなお話も。でも「私達の体力が・・・」って。「2人だけだと休みがないから大変」って。であらためて「今日もようこそお越しくださいました」って。

 2曲目は「遠い日々の名残」。ピアノのしっとりとした音色が響き、シンバルロールからウインドベルの音色が綺麗に鳴って、透明感のあるヴォーカルがゆったりとながれて。そして2ヴァースからはカホンのミドルテンポのリズムがはいって力強く。間奏ではピアノのしっとりとたおやかな音色が響いて。その後、トライアングルの綺麗な音色のリズムにのってしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に盛り上がっていって。ラストはウインドベルの音色が綺麗に響いて。

 「FFのなかからまだやっていなかった曲を」って理紗さん。3曲目は「PRAY」。大好きな曲なのでめっちゃ嬉しいっす!鳥肌モノ!理紗さんのカウントからダイナミックなリフがはいって、ミドルテンポのカホンのパワフルなリズムにのってピアノの綺麗なリフと美しいヴォーカルがたおやかにながれ、サビでは力強くドラマティックに盛り上がって。間奏ではピアノの力強いリフが。その後ヴァースに戻って、サビでドラマティックに盛り上がってパワフルなハイトーンのスキャットも。ラストはたおやかにしっとりとFin。「どうもありがとう」って理紗さん。

 次の曲は「すごい古いやつ。20年くらい前のアルバムから」「タイトルは言わないほうがいいみたい」って。4曲目はイメージアルバム「霊感商法株式会社」から「さまよう・・・」。ここで穴の空いた壷“ウドゥドラム”登場です。そのミドルテンポのリズムにのってピアノのゆったりとリズミカルなリフが。そしてゆったりとしたスキャットからリズミカルなヴォーカルがはいって、サビでは美しいハイトーンが伸びやかに。

 「“霊感商法”って、壷というもピッタリで」って多鹿さん。理紗さん、多鹿さんを見て「インドの聖者みたい」「裾の長い服が似合いそう」って。多鹿さんは、他バンドでのライブのメンバー紹介のときによくそう紹介されてイヂされるそうで。「胸に大きな数珠を着けるとか」「CGでそういう衣装を纏った写真を作ってみるとか」って理紗さん。

 次の曲は「30年前の曲、初めて歌う曲の2曲」って5曲目はPageantの1stアルバムタイトル曲「螺鈿幻想」。この曲の本物の歌を生で聴けるなんて超感激!ピアノの力強いリフがゆったりとながれ、シンバルロールが曲を盛り上げ、ハイハットのリズムがはいって、ピアノの流麗でテクニカルなリフから、しっとりと力強いヴォーカルがはいって、サビではハイトーンで歌い上げて。間奏ではピアノの力強いリフがながれ、ウインドベルが綺麗に響き、パワフルなクラッシュシンバルが。その後ゆったりと力強いヴォーカルがはいって、サビではdpラマティックに盛り上がって。ラストは、一旦静かになるも一転衝撃的な魂の叫びが。

 「私がラブソングを歌うのは珍しい」って理紗さん。6曲目はPageantの2ndアルバムから「A Forget-Me-Not」。ウドゥドラムのミドルテンポのリズムでピアノのゆったりとほのぼのした感じのメロディがながれ、可愛らしい感じのゆったりとしたヴォーカルがはいって。そして力強く美しく伸びやかに、さらにハイトーンで歌い上げて。中盤ではピアノのパワフルなリフからヴォーカルが可愛らしい感じのスキャットを。そして綺麗なハイトーンで伸びやかに歌い上げて。その後、ブラシでのシンバルロールからピアノのしっとりとしたリフがながれ、可愛らしいスキャットがながれて。

 理紗さんのお母様が実際に螺鈿細工のオルゴールを持っておられたそうです。そのなかには玉虫が入っていたとか。ちなみにオルゴールの曲は五木の子守唄だったそうで。それと理紗さんは昔、“蝋人形の館”や“黒蜥蜴”という人間の剥製のようなのが出てくる映画に興味を持たれたそうで「発想はそこにある」って。

 「プログレをもう1曲」って7曲目はKing Crimsonの「Moonchild」。ピアノのしっとりと力強いリフがトライアングルのリズムではじまって、ピアノのメロにヴォーカルがスキャットでユニゾンで。さらに美しいハイトーンでのスキャットも。パーカッションは木鈴やジャンベで効果音を発して。その後ヴォーカルがゆったりと力強く伸びやかに歌い、そしてピアノのメロに合わせてスキャットをユニゾンで。さらにスキャットから盛り上がって迫力のハイトーンスクリーミングも。終盤は静かになってゆったりと綺麗なスキャットがながれて。

 「次の曲で休憩します」って理紗さん。8曲目はトイストーリーのなかから。ピアノのゆったりとしたリフから、ほのぼのした感じのヴォーカルがはいってゆったりとたおやかに、そしてサビでハイトーンで歌い上げて。2ヴァースも同様で歌い上げ、ラストはウインドベルの音が綺麗に響いてFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました」って理紗さん。ここで福島に放置されたペットの餌代の寄付のお話が。そして「21時10分頃から始めたいと思います」って、ここで前半終了。時計をみると20時41分。約60分弱の前半でした。

 21時17分ころ、お2人はステージに登場して、大拍手で迎えられます。後半最初となる9曲目は「時の放浪者」。まずは理紗さんが小さなマラカスでリズムを。そして多鹿さんのパーカッションソロが。ジャンベをパワフルに叩き、ウインドベルや木鈴を鳴らして。その後ヴォーカルのスキャットがホーミィ風に、さらにハイトーンも。中盤ではマラカスやジャンベのミドルテンポでヴォーカルが力強く伸びやかに歌い、ハイトーンのスキャットも。

 次は理紗さんが以前に参加されていたグレンミラー氏の曲をレパートリーにしていたJAZZユニット<ストロベリー・ダンス・バンド>の曲の中から2曲。
 10曲目は「ビギン・ザ・ビギン」。ウドゥドラムのミドルテンポのリズムにのってピアノのリズミカルなリフがはいって、伸びやかで甘い感じのヴォーカルがゆったりと。ロマンティックな雰囲気です。サビではハイキーで歌い上げて。
 11曲目は「ポインシアナ」。ピアノリフがゆったりとながれ、木鈴の音色が響き、ウドゥドラムのダンサブルなリズムがはいって、それにのってヴォーカルがリズミカルに歌って。間奏ではピアノの優雅で美しいソロが。その後ハイキーの美しいスキャットが伸びやかに。

 「もう1曲、JAZZのスタンダードをイタリア語で」って、12曲目は「OJ JAZZマーニー」っておっしゃったかな? ピアノのしっとりとしたリフと美しい伸びやかなスキャットからはじまって、ウインドベルが綺麗に響き、ゆったりと伸びやかなヴォーカルがムーディにしっとりとはいって、そして力強く歌い上げて。間奏では力強くリズミカルなピアノソロが。その後、美しいスキャットから力強く歌い上げて、美しいハイトーンで伸びやかに。

 ここからは理紗さんのオリジナル曲で「暗い、絶望3部作」って。
 12曲目は「Bella Vista」。“美しい景色”という意味だそうです。ピアノのしっとりとしたフレーズからゆったりとはじまって、シンバルロールからゆったりとしたヴォーカルがはいって、ジャンベのフィルも。そしてピアノのリズミカルなリフから力強く歌い上げて盛り上がって、ド迫力のシャウトを。ピアノのパワフルなリフとクラッシュシンバルも衝撃的に。その後再び静かになって、しっとりとしたヴォーカルがはいって、それが徐々に盛り上がっていって力強く歌い上げて盛り上がって、ド迫力のシャウトを。ピアノのパワフルなリフとクラッシュシンバルも衝撃的に。ラストはダークなピアノリフとパーカッションがパワフルに。

 続いて13曲目は「さよなら」。まずはしっとりとした美しいピアノリフがゆったりとながれて。「人間、忘れるから生きていける。忘れることが救いになる」って理紗さん。美しいスキャットがゆったりとながれ、ジャンベのミドルテンポのリズムがはいって、ヴォーカルがゆったりとたおやかに歌って。その後、リズミカルなピアノリフとジャンベのリズムにのって力強いスキャットが伸びやかにながれ、ゆったりと力強く歌って。終盤ではほのぼのした感じのメロディをヴォーカルがゆったりと歌い、そしてドラマティックに歌い上げて、ジャンベのパワフルなリズムにのってハイトーンの伸びやかなスキャットが。
 「どうもありがとうございます」「ライブで歌ったの初めて」って理紗さん。

 14曲目は「屋上から」。理紗さんのカウントからパワフルなピアノリフとハイハットとカホンのリズムがミドルテンポではいって、パンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって、そして美しいハイトーンで伸びやかに歌って、ドラマティックに歌い上げて。その後、ピアノのパワフルなリフからヴォーカルが歌い上げ、力強く伸びやかに。ラストはパワフルなパーカッションとピアノリフが。

 「ありがとうございます」って理紗さん。「このままいやな気持ちで帰っていただくのも何なので」「かわいい子守唄を歌って終わりにしようと思います」って。「穏やかな気持ちで帰っていただいて、いい夢を見られますように」って。
 オーラス15曲目は「猫はうたたね」。ピアノの明るく爽やかなリフからリズミカルにはじまって、ヴォーカルがはいってほのぼのした感じのメロディをゆったりとたおやかに歌って。シンバルやウインドベルが綺麗に響き、トライアングルのミドルテンポの3拍子リズムが気持ちよく響いて。そしてゆったりとたおやかなヴォーカルがしっとりと。「おやすみなさい」って。

 曲が終わると大拍手。「どうもありがとうございました。心おだやかになっていただけましたでしょうか」って理紗さん。次回ライブは12/2日曜日だそうです。「またいらしてください。どうもありがとうございました」って理紗さん。拍手のなかお辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると22時10分。1時間弱の後半で、計2時間弱のとっても素敵なライブでした。自分は急いで会計を済ませ、ネコ募金をしてダッシュで駅へ。
 理紗さんの美しく力強い表現力豊かな素晴らしい歌声&ピアノと、多鹿さんのパワフルかつ繊細で絶妙なパーカッションを堪能させていただきました。大好きなFFのPRAYと、Pageantの螺鈿幻想を演ってくれて超感激!またぜひライブ観に行きたいっす。