凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>のあのヴァイオリンサウンドが好きで、壷井さんの作品をいろいろチェックしておりますが、2012年8月に<Trinite>というユニットで「Prayer」というアルバムが発売されたとのことで、先日の<KBB>のライブのときに購入しました。
<Trinite>は、ピアノと作曲の<shezooさん>、クラリネットの<小森慶子さん>、パーカッションの<岡部洋一さん>、そして壷井さんの4人編成のアコースティックユニットです。ユニットの詳しい経歴等はわかりませんが、オフィシャルサイトによれば、2001年にこの「Prayer」の初演をされたそうで。
アルバム1曲目は「Baraccone 1」。ピアノのしっとりとしたリフから哀しげにゆったりとはじまり、バイオリンの切なげな哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。そしてピアノの美しく叙情的なソロが。バックではパーカッションがアクセントをいれて盛り上げて。その後ワルツリズムのピアノリフにのってヴァイオリンが美しい音色をドラマティックに響かせ、そのままヴァイオリンソロへ。エモーショナルにはじまって、徐々にパーカッションも加わってアグレッシブに情熱的に盛り上がって。終盤ではクラリネットの力強い音色が響き、そしてヴァイオリンが加わってユニゾンで哀愁ただようメロディを力強く奏で、ラストはハモってパワフルにFin。
2曲目は「人間が失ったものの歌」。ピアノのダークなリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンのしっとりと叙情的なメロディがながれ、続いてクラリネットがピアノのワルツリズムのリフにのってゆったりとメロウに奏で、パーカッションもリズムを。その後ヴァイオリンが美しい哀愁のメロディをゆったりと奏で、続いてクラリネットがパーカションの力強いリズムにのって、パワフルなソロを。その後ヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。情熱的に盛り上がったあと、ゆったりと美しいピアノリフをバックにクラリネットの音色がたおやかにながれ、シンバルロールが曲を盛り上げ、ラストはゆったりとFin。
3曲目は「Mondissimo 1」。ピアノの躍動感のあるリズミカルなリフからはじまって、ヴァイオリンとクラリネットがユニゾンでリズミカルにリフを奏で、ダイナミックなリフ・テクニカルなスパイラルユニゾンリフが。その後バスクラリネットのような低い音色のクラリネットソロが。そしてヴァイオリンがミステリアスなリフを奏で、そのままエモーショナルなヴァイオリンソロへ。それが徐々にアグレッシブに。途中からバスクラリネットが加わって、弾きまくり吹きまくりでパーカッションも加わって盛り上がって。終盤ではヴァイオリンのミステリアスなリフがリズミカルにながれて、ラストはパワフルにFin。
4曲目は「天上の夢」。ピアノのゆったりと美しい浮遊感のあるリフから、クラリネットのゆったりとたおやかな音色がほのぼのした感じでながれて。その後ヴァイオリンが美しい艶やかな音色を響かせ、パーカッションが木鈴を鳴らし、シンバルロールで盛り上げ、ドラマティックに展開して。その後、ヴァイオリンがたおやかな美しいメロディを奏で、クラリネットがフィルを入れて。終盤ではピアノの美しいリフレインがしっとりと。
5曲目は「Mondissimo 2」。クラリネットのリフからはじまって、ピアノも加わってリズミカルなリフを。そこにヴァイオリンがはいって跳ねるようなリズムで躍動感のあるリフを奏でて。その後そのリズムが止まって、神秘的なパーカッションサウンドが響くなか、クラリネットのミステリアスなフレーズがながれ、そしてパーカッションのゆったりとしたリズムをバックにヴァイオリンが幽玄なフレーズを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。中盤ではピアノが元のリズミカルなリフを弾き、それにのってヴァイオリンもリズミカルにリフを。そしてクラリネットもパーカッションも加わってスリリングに盛り上がっていって。その後シンバルロールが壮大に嵐のように響き、それまでのリズムを吹き飛ばして、ゆったりとしたリズムになって、ヴァイオリンがゆったりと力強いメロディを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。終盤ではアップテンポになるも、すぐにゆったりとしっとりと。
6曲目は「Dies Irae/怒りの日」。ピアノとパーカッションの音が静かに響き、そこにヴァイオリンとクラリネットがゆったりとユニゾンやハモりで幽玄なメロディを奏でて。パーカッションがバックでチャイナ的なアクセントを入れて。
7曲目は「Baraccone 2」。ピアノのしっとりとしたリフがゆったりと叙情的にながれ、クラリネットの哀愁ただよう音色が切なくながれ、パーカッションがアクセントを入れて。中盤ではオリエンタルな感じのパーカッションソロが。序盤はゆったりと神秘的に、それが徐々に盛り上がって叩きまくって。終盤ではスネアのリズムからパワフルでダークなピアノリフがはいって、そしてヴァイオリンとクラリネットがユニゾンで力強いリフを躍動感たっぷりに鳴らし、アヴァンギャルドなサウンドも加わって盛り上がってFin。
聴いていて、なんとなく1950年代の古き良き時代の栄枯盛衰を思い起こさせるような、モノトーンな感じが私にはしました。どこか懐かしいような、しんみりと聴き入ってしまう、聴き終わるとほんのり幸せ感がただようような素敵なアルバムですね。このサウンドがライブだとどうなるのか、とても興味深いっす。機会があればライブ観に行きたいっす。
<Trinite>は、ピアノと作曲の<shezooさん>、クラリネットの<小森慶子さん>、パーカッションの<岡部洋一さん>、そして壷井さんの4人編成のアコースティックユニットです。ユニットの詳しい経歴等はわかりませんが、オフィシャルサイトによれば、2001年にこの「Prayer」の初演をされたそうで。
アルバム1曲目は「Baraccone 1」。ピアノのしっとりとしたリフから哀しげにゆったりとはじまり、バイオリンの切なげな哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。そしてピアノの美しく叙情的なソロが。バックではパーカッションがアクセントをいれて盛り上げて。その後ワルツリズムのピアノリフにのってヴァイオリンが美しい音色をドラマティックに響かせ、そのままヴァイオリンソロへ。エモーショナルにはじまって、徐々にパーカッションも加わってアグレッシブに情熱的に盛り上がって。終盤ではクラリネットの力強い音色が響き、そしてヴァイオリンが加わってユニゾンで哀愁ただようメロディを力強く奏で、ラストはハモってパワフルにFin。
2曲目は「人間が失ったものの歌」。ピアノのダークなリフからゆったりとはじまって、ヴァイオリンのしっとりと叙情的なメロディがながれ、続いてクラリネットがピアノのワルツリズムのリフにのってゆったりとメロウに奏で、パーカッションもリズムを。その後ヴァイオリンが美しい哀愁のメロディをゆったりと奏で、続いてクラリネットがパーカションの力強いリズムにのって、パワフルなソロを。その後ヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。情熱的に盛り上がったあと、ゆったりと美しいピアノリフをバックにクラリネットの音色がたおやかにながれ、シンバルロールが曲を盛り上げ、ラストはゆったりとFin。
3曲目は「Mondissimo 1」。ピアノの躍動感のあるリズミカルなリフからはじまって、ヴァイオリンとクラリネットがユニゾンでリズミカルにリフを奏で、ダイナミックなリフ・テクニカルなスパイラルユニゾンリフが。その後バスクラリネットのような低い音色のクラリネットソロが。そしてヴァイオリンがミステリアスなリフを奏で、そのままエモーショナルなヴァイオリンソロへ。それが徐々にアグレッシブに。途中からバスクラリネットが加わって、弾きまくり吹きまくりでパーカッションも加わって盛り上がって。終盤ではヴァイオリンのミステリアスなリフがリズミカルにながれて、ラストはパワフルにFin。
4曲目は「天上の夢」。ピアノのゆったりと美しい浮遊感のあるリフから、クラリネットのゆったりとたおやかな音色がほのぼのした感じでながれて。その後ヴァイオリンが美しい艶やかな音色を響かせ、パーカッションが木鈴を鳴らし、シンバルロールで盛り上げ、ドラマティックに展開して。その後、ヴァイオリンがたおやかな美しいメロディを奏で、クラリネットがフィルを入れて。終盤ではピアノの美しいリフレインがしっとりと。
5曲目は「Mondissimo 2」。クラリネットのリフからはじまって、ピアノも加わってリズミカルなリフを。そこにヴァイオリンがはいって跳ねるようなリズムで躍動感のあるリフを奏でて。その後そのリズムが止まって、神秘的なパーカッションサウンドが響くなか、クラリネットのミステリアスなフレーズがながれ、そしてパーカッションのゆったりとしたリズムをバックにヴァイオリンが幽玄なフレーズを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。中盤ではピアノが元のリズミカルなリフを弾き、それにのってヴァイオリンもリズミカルにリフを。そしてクラリネットもパーカッションも加わってスリリングに盛り上がっていって。その後シンバルロールが壮大に嵐のように響き、それまでのリズムを吹き飛ばして、ゆったりとしたリズムになって、ヴァイオリンがゆったりと力強いメロディを奏で、ピアノとクラリネットがフィルを入れて。それが徐々に盛り上がっていって。終盤ではアップテンポになるも、すぐにゆったりとしっとりと。
6曲目は「Dies Irae/怒りの日」。ピアノとパーカッションの音が静かに響き、そこにヴァイオリンとクラリネットがゆったりとユニゾンやハモりで幽玄なメロディを奏でて。パーカッションがバックでチャイナ的なアクセントを入れて。
7曲目は「Baraccone 2」。ピアノのしっとりとしたリフがゆったりと叙情的にながれ、クラリネットの哀愁ただよう音色が切なくながれ、パーカッションがアクセントを入れて。中盤ではオリエンタルな感じのパーカッションソロが。序盤はゆったりと神秘的に、それが徐々に盛り上がって叩きまくって。終盤ではスネアのリズムからパワフルでダークなピアノリフがはいって、そしてヴァイオリンとクラリネットがユニゾンで力強いリフを躍動感たっぷりに鳴らし、アヴァンギャルドなサウンドも加わって盛り上がってFin。
聴いていて、なんとなく1950年代の古き良き時代の栄枯盛衰を思い起こさせるような、モノトーンな感じが私にはしました。どこか懐かしいような、しんみりと聴き入ってしまう、聴き終わるとほんのり幸せ感がただようような素敵なアルバムですね。このサウンドがライブだとどうなるのか、とても興味深いっす。機会があればライブ観に行きたいっす。